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シンジ「アスカがドイツに帰るだって!?

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Part2
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/01(木) 07:09:19.27 ID:I4hcEppiO
とことこ
アスカ「何とか神社まで戻ってこれたわね」
シンジ「盆踊り会場での視線が痛かったよ」
アスカ「私達がうるさかったからなんでしょう?仕方ないわ」
シンジ「そうだね、ところで何をしようか?まだ花火までは少し時間あるし...」
アスカ「決まってるじゃない!お祈りよ!」
シンジ「いいね!でもアスカ叶えたいお願いとかあるの?」
アスカ「あるわよ!今は特にね...まあ、そんな事言ってても仕方ないしとっととお祈りしましょ!」
シンジ「うん」
シンジ「二礼、二拍手っと」パンパン
シンジアスカ「....」
シンジ(アスカとずっと一緒にいられますように)
シンジ「一礼」
アスカ「叶うといいなぁ」
シンジ「何のお願いをしたの?」
アスカ「あんたには関係ないわよ!」
シンジ「ははっ、案外僕と同じだったりして」
アスカ「同じなわけないでしょ!」
アスカ「でも...同じだったら少しだけ嬉しい...かも//」ボソッ

25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/01(木) 19:27:31.88 ID:7szT97Dx0
シンジ「ん?」
アスカ「何でもないわ!」
シンジ「気になるなぁ」(本当は聞こえたけど)
アスカ「もういいでしょ!それより花火!始まるわよ!」
シンジ「もうそんな時間?」
アスカ「そうよ!早くしないと...」
ドーン
アスカ「もう!始まっちゃったじゃない!」
シンジ「ごめんごめん、そこの階段に座って見ようよ」
ヒュ~~ドーン
アスカ「綺麗ね」
シンジ「うん、綺麗だ」
アスカ「また...来たいわね」
シンジ「来れるよ、きっと」
アスカ「そうよね...」
シンジ「そうとも!来年も再来年もその次だって僕はアスカと見に来るさ!」
アスカ「ふふっ、約束よ?」
シンジ「うん、約束!」

26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/01(木) 21:04:03.08 ID:7szT97Dx0
修正です、最初ミサトが二週間と言っていますが一週間の間違いです。申し訳ありません

27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/02(金) 06:57:00.41 ID:IT2w7MP10
翌日
シンジ「おはようございます」
シンジ「あれ?ミサトさーん?アスカー?」
シーン
シンジ「誰もいないや」
その頃NERVにて
ミサト「本当にいいのね?」
アスカ「ええ、どうせ私が嫌って言っても無理矢理ドイツに帰らせるでしょ?」
ミサト「...」
リツコ「では、今日を持ってアスカ ラングレーの登録を抹消致します」
アスカ(本当に、終わっちゃうのね...)
ミサト「まだ、5日間あるわ...もうできてると思うけど、心の準備はしておいてね」
アスカ「はい」トボトボ
ミサト「じゃあ今日はもう帰ってもいいわ」

28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/02(金) 18:54:31.23 ID:IT2w7MP10
アスカ「はぁ、ただいまぁ」とぼとぼ
シンジ「お帰り、休日だってのに朝起きたら2人ともいないから驚いたよ」
アスカ「そう」
シンジ「どうしたの?元気ないね」
アスカ「そう?それより今日の晩御飯は?」
シンジ「今日は焼き魚だよ!アスカ最近和食好きでしょ?」
アスカ「よく分かってるじゃない!もう出来てるの?」
シンジ「うん、これ位の時間に帰ってくると思ってたからね!もう並べてあるよ」
アスカ「じゃあ早速、いただきまー」
シンジ「ちょっと待って!」
アスカ「なによ?」
シンジ「一緒にいただきます、しよ?」
アスカ「ふふっ、いいわよ」
シンジアスカ「いただきます!」
アスカがドイツに帰るまであと4日


29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/03(土) 00:14:03.75 ID:Gq62zcZhO
シンジ「アスカ、準備出来た?」
アスカ「大分前から出来てたわよ」
シンジ「じゃあ行こうか」
スタスタ
アスカ「それにしても何なの?この暑さは!蒸し暑くて仕方ないわ!」
シンジ「これ使う?制汗剤なんだけどメントール入りだから涼しく感じるよ」
アスカ「遠慮なく使わせてもらうわ」シュー
アスカ「かーっ!ひんやりするぅー!」
シンジ「なら、良かったよ」
スタスタ
アスカ「そういえば今日の弁当は何?」
シンジ「秘密」
アスカ「言いなさいよ」
シンジ「いやだねっ!」
アスカ「シンジのくせにっ!このっ」ぽかっ
シンジ「痛いなぁ、殴ることないじゃないか...」
アスカ「当然の罰よ!フンッ!」

30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/03(土) 20:34:24.87 ID:6vivgLgT0
キーンコーンカーンコーン
アスカ「ふう、授業も終わりねぇ」
ヒカリ「ふふっ、そうね今日は授業数少ないもの」
アスカ「そういえば今日弁当まだ貰ってなかったわ」
シンジ「そういうだろうと思って、もう持ってきたよ」
アスカ「気が効くじゃない」
シンジ「じゃあ、僕はこれで、トウジとかとご飯食べるから...」
アスカ「待って!」
シンジ「なんだよ!」
アスカ「ご飯...ご飯一緒にたべよ?」
シンジ「いいの?」
アスカ「いいから言ってるんじゃない!ここまで言わないと分からないなんてやっぱりバカシンジはバカね!」
シンジ(久しぶりのバカシンジだ...ツンデレ)
シンジ「じゃあさ、屋上で食べようよ!みんなも呼んでさ」
アスカ「いいわね」

31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/04(日) 07:43:24.05 ID:fApgZuTS0
ー屋上ー
ガヤガヤ
トウジ「なんや、珍しいのう、自分が昼飯一緒にくうなんて」
アスカ「別にあんたと食べたいわけじゃないわよ!」
トウジ「そりゃあ失礼しました」
シンジ「ははっ、やっぱりみんなで集まると楽しいなぁ」
アスカ「なに笑ってんのよ!」
シンジ「そうそう、朝、弁当の中身内緒にしたでしょ?見てみてよ」
アスカ「そういえばそうね、秘密にしたんだからそれなりの物じゃないと許さないわよ!」
アスカ「これは!?...私のキャラ弁?」
シンジ「そうだよ、どう?気に入ってもらえた?」
アスカ(可愛い弁当ね、ハンバーグも入ってるし、私の為に作ってくれたって感じがするから嬉しいわね//)
アスカ「バッカじゃないの?私の顔の弁当なんて作っちゃってさ、変態ね!変態!エロシンジ!」
周囲の人「...」ニヤニヤ
アスカ「なにニヤニヤしてんのよ!」

32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/04(日) 14:44:44.98 ID:E03Pu1Vc0
良い……

33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/04(日) 16:01:10.32 ID:fApgZuTS0
トウジ「いやいや、ワイらはな口ではそんなこと言ってるけど、喜んでるようにしか見えへんのや」ニヤニヤ
アスカ「っ//別に!喜んでなんか無いわよ!」
シンジ「まあまあ、その辺にしておこうよ」
トウジ「そうやな」ニヤニヤ
アスカ「ちょっと、ニヤニヤやめなさいよ!」
トウジ「はいはい」ニヤニヤ
アスカ「もういい!食べましょ」
ヒカリ「そうね」
一同「いただきます」

34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/04(日) 17:44:44.02 ID:fApgZuTS0
一同「ごちそうさまでした」
トウジ「ふぅ、食った食った」
シンジ「あはは、アスカ、ほっぺたにご飯粒付いてるよ」
アスカ「え?本当?」
シンジ「ほら、取れたよ」
アスカ「ありがとう//」
トウジ「まーた顔赤くしよって、別に可愛ないっちゅうねん」
アスカ「別にあんたに可愛いって思われても嬉しくないもんね!」
トウジ「じゃあ誰なら嬉しいねん!」
アスカ「それは...//」
ヒカリ「...」ニヤニヤ
ケンスケ「...」ニヤニヤ
トウジ「ま、ええわ」

35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/04(日) 17:52:24.89 ID:GJmfSMnio
俺「...」ニヤニヤ

36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/04(日) 18:44:09.96 ID:fApgZuTS0
シンジ「もうこの後授業もないし僕は帰ろうかな」
トウジ「そうか、じゃあなシンジ!」
シンジ「うん、じゃあね」
アスカ「待ちなさい!私も帰るわ」
シンジ「え、あ、うん一緒に帰ろっか」
アスカ「...」コクッ
スタスタ

37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/04(日) 18:48:40.97 ID:fApgZuTS0
アスカ「まさかここまで揶揄われるとはね」
シンジ「ははっ、いいじゃない、僕は楽しかったよ」
アスカ「なら良いけど」
シンジ「そういえば、弁当の感想聞いてなかった、どうだった?」
アスカ「美味しかったわよ、それに可愛かったし//」
シンジ「なら良かった」
アスカ「ありがとね、シンジ!」
シンジ(素直だなぁ)

38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/05(月) 16:21:57.03 ID:z9tm4HjCO
ーその夜ー
ミサト「シンちゃん、ちょっちい~い?」
シンジ「別に良いですけど」
ミサト「アスカの事なんだけどね」」
シンジ「その話はここでしない方が良いんじゃ」
ミサト「安心して、アスカは寝てるわ」
シンジ「ならいいですけど」
ミサト「アスカね、明日皆にドイツに帰ること朝のホームルームで伝えるらしいの、学校の先生には話は通してるみたい」
シンジ「どうにか...どうにかアスカを日本に残してもらう事はできないんですか?」
ミサト「残念ながら無理ね、私もリツコも何とかできないか頑張ってみたけれどダメだったわ」
ミサト「ここ最近のアスカ、シンちゃんと雰囲気良かったから伝えづらかったんだけど...」
シンジ「仕方ないですよ」
ミサト「シンちゃん、アスカとやり残した事無い?」
シンジ「やり残した事?山ほどありますよ、まだ全然遊んでないし、一緒に料理だって作りたい、それにまだ気持ちさえ伝えられてない」

39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/05(月) 16:38:21.16 ID:z9tm4HjCO
ミサト「なら、やる事は1つね」
シンジ「何ですか?」
ミサト「告白よ!」
シンジ「告白...」
ミサト「そうよ、告白、気持ちを伝えるの」
シンジ「僕にはできません」
ミサト「どうして?言っとくけどね、気持ちを伝えないで一番後悔するのはあなたよ!」
シンジ「でも、できないよ!」
ミサト「なぜ?」
シンジ「だって僕が告白しても、もうアスカはドイツに帰っちゃう、告白の答えに関わらないで」
シンジ「yesなら浮気はしないだろうし、noならnoと言わない帰っちゃうと思う」
シンジ「どっちに転んでもアスカの心に僕の告白は刺さったままになってしまう」
シンジ「そしたらアスカは僕の告白の所為でドイツで新しく人を好きになる事が出来なくなってしまう」
シンジ「だってそれも全部アスカが優しいから」ボロボロ
ミサト「そうね...アスカは優しいもの、もう今日は寝なさい、明日からの時間アスカと最大限楽しむために」
シンジ「はい」

40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/05(月) 20:02:36.95 ID:z9tm4HjCO
「ンジ..,シンジ!起きなさい!」
シンジ「ん~、あれ?アスカ、起こしてくれたの?」
アスカ「そうよ!それ以外にあんたの部屋に入る意味なんてないでしょ」
シンジ「そうだね、朝ごはん作らなきゃ」
アスカ「もう出なきゃ間に合わないわよ!ほら、食パン!咥えて!早く!」ガッ
シンジ「ふごっ」
アスカ「いってきまーす!」タッタッタ
シンジ「びっべぎばず」タッタッタ
ミサト「いってらっしゃい!」
ミサト(アスカがここにいるのもあと3日か...)
ミサト「はぁ...」

41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/05(月) 21:41:29.83 ID:Ap2OF4vXO
アスカ「セーフ!」
シンジ「ハァハァ...」
キーンコーンカーンコーン
先生「これから朝のホームルームを始める、そういえば昨日式波から連絡があってな、大事な連絡があるそうだ、式波、前にでろ」
アスカ「はい」スタスタ
アスカ「皆さん、この度私は日本での生活を終え、母国であるドイツに帰る事になりました」
生徒「ざわざわ...」
アスカ「出発は明々後日です、短い間でしたがお世話になりました」ペコッ

42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/06(火) 20:29:39.45 ID:qG+hu6+9O
ざわざわ
シンジ「みんなざわついてるね」
アスカ「そうね」
シンジ「いやぁ、まさかドイツに帰るなんてね、知らなかったよ..ははっ」
アスカ「シンジ、本当の事言って、私気付いてるんだから、ドイツに帰れって命令されてからシンジ妙に優しいもの」
アスカ「本当は知ってたんでしょ?」
シンジ「...うん、でもこれは理由があって知ってること黙ってたんだよ」
アスカ「分かってるわ、私にその事を考えさせないようにあえて私の前ではその話をしなかったんでしょ?」
シンジ「うん」
アスカ「ねえ、シンジ私がドイツに帰る事どう思う?」
シンジ「何でそんな事聞くの?」
アスカ「別に、気まぐれよ、この件に関してはシンジとそんなに話してないしね、で、どうなのよ?」
シンジ「僕は...悲しいよ、アスカがどう思ってるかは分からないけど...」
アスカ「そ、私もすっごい悲しいの、でもね今はシンジがそう思ってくれてるだけで十分」
シンジ「...?」
アスカ「意味わかんないの?本当鈍感なんだから、バカシンジは」

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