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夜神月「リューク、僕の寿命はあとどれぐらいなんだ?」

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Part1
1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/20(火) 07:30:59.59 ID:2aVVrX7Q0
夜神月「死神の目があれば分かるんだろ?」
リューク「ライト、確かに俺にはお前の寿命が見えているが…教えることはできない。死神界の掟で決まっている」
夜神月「寿命ってどんな感じで見えてるんだったっけ?」
リューク「数字が浮かんで見えるが…まぁこれを教えた所で人間界の単位に直さなければ何もわからないぞ」

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/20(火) 07:32:01.84 ID:2aVVrX7Q0
リューク「一体どうしたんだライト、死神の目でも欲しいのか?」
夜神月「まさか、僕にはミサという目があるじゃないか」
リューク「そうだったな」
夜神月「ちょっと面白いことを思いついてね」
リューク「ククッ…Lもいなくなって余裕が出てきたな…で、いったい何だ?」
夜神月「ふふ、君の助けを借りなくても僕の寿命を知る方法だよ」
夜神月「ちょっと時間はかかるだろうけどね…」

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/20(火) 07:33:41.23 ID:2aVVrX7Q0
ミサ「ライトーーーー!!会いたかったよーーーっ!!」ギュッ
夜神月「はははっ、僕も会いたかったよミサ」
夜神月「実は…ちょっと頼みたいことがあってね…」
ミサ「ライト、そんなふうに言わなくていいよ!ミサに『やれ!』って命令して!」
夜神月「そうだな…じゃあ今から言うことをやってもらう」
ミサ「うん!」
夜神月「ミサは人の顔を見れば名前と寿命が見えていると思う」
ミサ「うん、でも寿命はよくわからない数字が並んでるだけだよ」
夜神月「ああ、実はその数字のことを解明しようと思ってるんだ」
夜神月「これから毎日、ミサには大量の人物の写真を見てもらうことになる」
ミサ「[ピーーー]の?」
夜神月「いや、絶対に殺してはダメだ。見えてる数字をPCに打ち込んでデータ化してほしいんだ」
夜神月「君しか頼れないんだ、やってくれるな?」
ミサ「ライト…うん!頑張る!」

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/20(火) 07:37:33.35 ID:2aVVrX7Q0
リューク「なんだかイマイチ先が読めないんだが、どういう方法なんだ?」
夜神月「ミサに見てもらっているのは、近いうちに死ぬ可能性の高い者…高翌齢者や末期患者のリストだ」
夜神月「ミサの見た数字と実際の寿命、2つのデータを大量にかき集めて死神界の寿命の表記を人間界の寿命に換算する法則を見つけ出す」
夜神月「いくら僕とは言え、ただの数字の羅列を解読するのは至難の業だ、当然PC任せになるが」
リューク「ほう…だが、法則が分かったところでノートの所有者であるお前の寿命は見えないじゃないか。」
夜神月「ノートの所有権を一時的に放棄すれば問題ないさ、そうだろ?」
リューク「なるほどな…」
夜神月「もっとも、十分なデータが集まるまでいつまでかかるか…といったところだな」
リューク「クク…ミサの寿命がいつ来るかもわからないしな」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/20(火) 07:45:15.82 ID:3zXvfy+UO
メール欄にsagaって入れると[ピーーー]にはならんよ
殺す


6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/20(火) 07:49:43.95 ID:2aVVrX7Q0
>>5 久々の投稿過ぎて仕様を忘れてました。。ご指摘ありがとうございます。。

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/20(火) 11:39:28.41 ID:aVFYUXjgo
機体

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/20(火) 18:15:48.52 ID:GDpS0c1so
おもしろい

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/20(火) 21:33:45.71 ID:2aVVrX7Q0
3年後ーーーー
夜神月「リューク、りんご食べるか?」ポイ
リューク「おっ!サンキュー!」ガツガツ
夜神月「ところでリューク、さくらテレビに出てるこのコメンテーターなんだけど」
リューク「ん?ああ」ガツガツ
夜神月「こんなに元気そうなのに明日までの寿命なんだな」
リューク「そうだな…えっ!?」ブホッ
夜神月「はははっ、死神でもこういう誘導にはハマるんだね」
リューク「死神をかまにかけやがって…ククッ…しまいには殺すぞまったく…」
夜神月「ははっ、悪かったね。でも今の君の反応で確信に変わったよ」
リューク「まさか…ホントに寿命が分かるようになったのか?」
夜神月「ああ、数字の法則が完全に分かったわけじゃないが…今までの統計から寿命のある程度の予測がつくようになってきたってことさ」

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/20(火) 22:50:28.88 ID:2aVVrX7Q0
夜神月「誤差はおおよそ±1日ってところだ」
リューク「ということは…そろそろ自分の寿命を知るのか?」
夜神月「ああ、これから所有権を一時的に放棄し、ミサに僕の寿命を見てもらうことにする」
夜神月「データを打ち込めばこれから僕があとどれだけ生きられるのか予測がつくだろう」
リューク「なぁライト、止める訳じゃないが…死神が人間に寿命を教えない理由のひとつは、自分の死期を知ってしまった人間が正気でいられなくなるからだ」
リューク「お前は死期が分かったあと、その苦悩に耐えられるのか?」
夜神月「リューク、僕は新世界の神になると誓った。犯罪の無い理想郷を作り上げるためには自分の死期を知り、それまでの予定をしっかりと立てておかないといけないのさ」
リューク「ククッ…そうか(ククク…」

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/20(火) 23:07:52.39 ID:2aVVrX7Q0
夜神月「僕はいまノートを持っている状態だが、このノートの所有権を放棄する」
リューク「あいよ」
ミサ「あっ!数字が見えたよ!」
夜神月「よし、それをいつものように入力しておいてくれ」
ミサ「オッケー!」カタカタカタ
夜神月「これでいいな、所有権をもう一度僕の所に戻すぞ」
夜神月「あとは結果が出るのを待つだけだ」
リューク「ククク…」

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/20(火) 23:17:37.87 ID:2aVVrX7Q0
ピーッ!
夜神月「よし、結果が出たみたいだな」
リューク「ククッ…ああ…クククク…」
夜神月「…?(いったいどうしたんだリュークのやつ…クの数がいつもより多いぞ…?)」
リューク「どうした?見ないのか?ククッ…」
夜神月「あ、ああ…今から見るさ」カチカチッ
夜神月「…!!死亡予定日が…一週間後だと…!?」
リューク「ククク…」

16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/20(火) 23:46:24.42 ID:2aVVrX7Q0
夜神月「どういうことなんだ!!おいリューク、知っていたのか!?」
リューク「ククッ…さあな…ククク…」
夜神月「(間違った結果だと信じたいが…今までの検証からすれば今回の結果の信憑性はかなり高い…それに加えてリュークのこの反応…まず間違いなく僕の寿命は残り一週間程度しかないということだ…)」
夜神月「くそっ!!!どうすればいいんだ!!」

18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/21(水) 00:13:53.06 ID:g1Zon3Y10
夜神月「ダメだ、冷静にならなければ…」
リューク「ククッ、どうしたライト?元気出せよ、ククク…」
夜神月「くっ…(僕が焦ってるのを見て楽しんでやがる…死神め…)」
夜神月「いや、まだ希望はある…この寿命はデスノートによる影響がその後何もない場合、僕が残り1週間しか生きられないことを知らずに普通に生活していた場合の寿命…」
夜神月「デスノートによって誰かを殺すことがもしかしたら僕の寿命を延ばしうるかもしれない…何が原因で死ぬことになるのかを予測し、回避しなければ…やるしかない…」
リューク「クククッ…楽しませてもらうぜ…」

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/21(水) 00:14:31.16 ID:kVrGOj++O
月がんばれ

22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/21(水) 00:56:26.92 ID:g1Zon3Y10
夜神月「まずは病院に行って全身検査を受けてみるか…自覚症状はないが、もしかしたら何か深刻な病があるかもしれない…」
夜神月「…いや、残り一週間しかないんだ…診断結果が出てから治療したところでもう手遅れの状態…と考えれば病気の線を考えていてもしょうがない…もっとも、突発的に心臓発作や脳卒中で死ぬ可能性もあるが…」
夜神月「僕の年齢を考えれば事件や事故に巻き込まれて死ぬという可能性の方が圧倒的に高いだろう……問題はいつ、何が、どこで来るか分からないということだが…さて、どうするか…」

23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/21(水) 01:18:52.92 ID:AE38qNP+0
なるほど
おもしろい

24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/21(水) 02:44:22.04 ID:g1Zon3Y10
夜神月「一週間後は…三連休の真ん中、仕事は休みだ」
夜神月「……一週間後に死ぬことを知らなかったとして、この三連休の間なにをしているか…どこかに出かけているかもしれないし、家でくつろいでいるかもしれない…」
夜神月「…ダメだ、平日と違って何をやっているか分からないな…」
夜神月「…いや、何をやっているのか知る必要はないか。僕が普段絶対やらないようなことをやれば死を回避することが出来るに違いない」

25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/21(水) 02:48:41.28 ID:g1Zon3Y10
リューク「ほう、じゃあ南極にでも行くか?」
夜神月「極論を言えばそういうことだが…僕にはもう一つ問題がある…」
夜神月「Lはもう死んだとはいえ…ノートの存在は捜査本部にバレてしまっているんだ、ノートを持ち歩くことやノートから離れること、ミサを目の届く範囲に置いておかないことはリスクが大きい」
リューク「命がかかってるって言う割には、やけに慎重だな」
夜神月「たとえこの死から逃れることが出来たとしてもキラであることがバレてしまえば同じことだからな、出来るだけ東京から離れるつもりはない」
夜神月「天災が起きて大勢の人が死ぬ中のひとりに僕もいるという可能性もあるが…ミサを使って調べるか」
リューク「どうやるんだ?」
夜神月「東京にいる若者の寿命を調べて、僕と同じ日に死ぬ人が大量にいれば大地震かそれに準ずる何かが起こるということだ。そのときは東京から脱出すればいいさ」

26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/21(水) 07:43:43.62 ID:bvIgz1mvo
面白いはよはよ


27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/21(水) 14:20:38.13 ID:g1Zon3Y10
次の日ーーーーー
夜神月「…そうか、ありがとうミサ。愛してるよ」ピッ
夜神月「どうやら東京で天災が起こるという線は無さそうだ、事件・事故に巻き込まれると考えるのが妥当だろう」
夜神月「ということは、東京から離れなくても僕が普段絶対行かないような場所に行き、普段やらない行動を取れば避けられるに違いない」
リューク「じゃありんご狩りとかどうだ?」
夜神月「ははっ、ちょっと離れることになるけどそれも悪くないかもね」

28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/21(水) 14:41:28.93 ID:g1Zon3Y10
夜神月「連休3日間の予定を立ててから、もう一度ミサに寿命を確認してもらえば答え合わせ完了だ」
夜神月「そうだ、3連休の全てをミサとデートをする約束を取り付けてみるか、1日だけならまだあり得るが3日連続は僕ならやらないはずだ」
リューク「ククッ、その1日で死ぬかもしれないぞ?」
夜神月「バカだなリューク、事前に確認できるって言ったじゃないか。もしこれで寿命が元のままならまた別の予定を考えてみるさ」

29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/21(水) 15:24:01.17 ID:g1Zon3Y10
ミサ「ライトー!会いたかったよー!」ギュッ
夜神月「ああ、僕もだ」
夜神月「なぁミサ、今度の3連休だが…3日ともデートしないか?」
ミサ「えっ…!3日間もなんて初めて…!ミサうれしい…」
夜神月「行くところは僕が決めてもいいか?」
ミサ「うん!ライトと一緒にいられるんだもん!どこだって楽しいよ!」
夜神月「(よし、これで予定を取り付けたな…もし僕がノートの記憶を失ってもこの予定はなくならないはずだ…)」

30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/21(水) 15:26:14.83 ID:g1Zon3Y10
夜神月「ところでミサ、もう一度僕の寿命を見てくれ」
ミサ「えっ、この前見たよ?」
夜神月「いいからやってほしいんだ」
ミサ「う、うん」
夜神月「いくぞリューク、所有権を放棄する」
リューク「ああ」
ミサ「…あっ!前に見た時と違う気がする!」
夜神月「(よし!)じゃあそれをもう一度入力しておいてくれ。そしてリューク、所有権をもう一度僕の所に戻してくれ」
ミサ「おっけー!」
リューク「あいよ」

31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/21(水) 15:27:05.10 ID:g1Zon3Y10
夜神月「ミサに送ってもらったデータから、僕の寿命は残り60年以上あるとの予測が出ている…どうやら危機は去ったようだな」
リューク「ククッ…なんだ、もっと面白!なものが見られると思ってたのにな」
夜神月「笑いごとじゃないよ、とにかくこれで僕が今回死ぬことは無くなったな」
夜神月「連休までは仕事をこなし、連休はミサとデートをしていればそれで完璧だ」

32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/21(水) 16:34:23.28 ID:01UkjWh5O
さて、どうなる?

33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/21(水) 16:37:34.28 ID:Pc9n4MVr0
犯人はミサだったんじゃ...

34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/21(水) 18:27:36.04 ID:dQrqFqYOo
ミサがデートしたいためにホラ吹いたとか
そこまで頭回るのか分からんが

35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/21(水) 18:43:19.30 ID:Pc9n4MVr0
当初は3連休なのにデートしてくれなくてミサがブチ切れてと思ったが...

36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/21(水) 19:29:03.96 ID:g1Zon3Y10
4日後ーーーー
リューク「いよいよ明日からだな、ククッ」
夜神月「リューク、ミサとのデートをしていれば問題ないことを確認しただろ、もう危機は過ぎ去ってるんだよ」
リューク「で、明日はどうするんだ?」
夜神月「そうだな…ミサとデートをしていればまず問題ないとは思うが…僕が取らないだろう行動をすればより良いだろう…」
夜神月「とりあえず明日はりんご狩りにでも行くか、東京近郊の果樹園なら日帰りで行ってこられるだろう」
リューク「ウホッ!!」

37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/21(水) 19:30:20.72 ID:g1Zon3Y10
翌日ーーーー
ミサ「あっライトー!!」
夜神月「やぁミサ、待ったか?」
ミサ「ううん、今着いたところだよ!それで今日はどうするの?」
夜神月「今日はリュークたっての希望でりんご狩りに行くことにしたんだ、なぁリューク?」
リューク「お、おう…そうだな!楽しみだ!(自分が助かるためだってのにによく言うぜ…まっ、りんご食べ放題だしいっか!)」
ミサ「リュークったらホントにりんご好きなんだからー!食べ過ぎて他の人にバレちゃわないようにしなきゃねー」
夜神月「よし、行くぞ」
ミサ/リューク「オーッ!」

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