2chまとめサイトモバイル

月「私はキラです」 L「!?」

Facebook Twitter LINE はてなブックマーク
Part1
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 21:49:57.35 ID:2fHVJxPf0
L(ま……まさか…… 何を言ってるんだこいつ?)
L(夜神月……キラである可能性5%未満)
L(しかしキラがキラだと言うはずがない)
L(第一こいつは私がLであることすら知らないはず……)

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 21:50:31.83 ID:wOT7BQVBP
4%あるなら疑えよwww

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 21:50:51.98 ID:MAxuh7mei
ふむふむ、続けて

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 21:53:23.47 ID:RhnnfQY+0
1%でも疑うべき

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 21:54:49.18 ID:H/iR9Bdei
誰が何と言おうと Lが正義


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 21:55:03.57 ID:2fHVJxPf0
月「その反応……やはりあなたがLでしたか」
L「!?」
月「いやあ僕はついてる。一発目で当たりを引くなんて」
L「あ、当たり……?」
月「ああ。つい最近まで、僕の部屋には64個の監視カメラが付けられていたからね」
L「! (こいつ……やはり気付いて……)」
月「そんなことができるやつはL以外には考えられない」
L「…………」
月「しかしLは監視カメラを撤去した。それはそれ以上監視を続けても僕がキラとしてのボロは出さないと分かったから」
L「…………」
月「ならば次に打つ手は必然、僕に対する直接的接触に限定される」
L「……………」
月「大方、僕に対して自らがLであると名乗り、先手を打つつもりでいたんじゃないかな? はは」
L(こいつ……!)

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 22:02:18.90 ID:2fHVJxPf0
L「……しかし何故、私がLだと……?」
月「ん……そりゃまあ、カメラが撤去された直後にこんな怪しい奴が自分の近くに現れたら普通は疑うだろ。しかも二回も」
L(センター試験と、二次試験の時か……)
月「ましてや東大入試を全科目満点なんて芸当、僕以外にできるやつがいるとしたらL以外に考えられないしね」
L「…………」
月「だからカマを掛けてみたんだけど……どうやら当たりだったようだね」
L「……夜神君」
月「ん? 何?」
L「もし私がLであるとして……なぜ自分がキラであると言う必要が? それはもう諦めたということですか?」
月「さあてね」
L「…………」

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 22:06:32.95 ID:2fHVJxPf0
月「僕が今ここで何を言おうが、それだけで僕を捕まえることなんてできないだろう」
L「それはそうですが」
月「もしかしたら、僕は今から五秒後に『今のは全部ウソでした』なんて言うかもしれない」
L「…………」
月「まあ色々考えてみたらいいよ。時間はたっぷりあるんだから」
L「…………」
月「それじゃあまた、キャンパスで」
L「……ええ」
L「…………」
L(夜神月……まさか本当に……?)
L(いや、監視カメラに気付き、自分がキラ容疑者と疑われたことに対する意趣返しのつもりなのかもしれない)
L(私の推理力を試し、私が真のLだと分かったら捜査協力を申し出る、とか……)
L(キラとして自白をしたと考えるよりは、その方が自然な気も……)

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 22:08:14.11 ID:n9T6KCkE0
話聞いてないではよ捕まえろやwwww

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 22:10:46.72 ID:2fHVJxPf0
L(……まあいい。何にせよキラである可能性がある以上、手は打つべき)
L(自分からキラ宣言をした以上、多少踏み込んだ捜査をされるのも計算の内だろう)
L(しかし捜査本部は使えない……監視カメラを撤去したばかりなのに家宅捜索など……ましてや夜神局長の自宅……)
L(夜神月が自白したなどと言っても信じてもらえないだろうし……それこそ夜神月本人が『Lの力を試すためにウソをついた』で通る)
L(私とワタリ……いや、人目につくとまずい……私一人でやるしか……)
L(…………)

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 22:18:01.17 ID:2fHVJxPf0
~一週間後・夜神家~
L(今日は夜神家の人間は誰もいない)
L(夜神局長は捜査本部に泊まり込み。母親と妹は祖母の家に行っている。そして肝心の夜神月はサークルの新歓合宿)
L(キラとしての物的証拠を押さえるチャンスは今しかない)
L(……よし)ガチャ
L(……とりあえず夜神月の自室から探すか)スタスタ
L(! 紙切れもシャーペンの芯もなくなっている……ドアノブの位置も……)
L(……「どうぞお好きに調べて下さい」ってことか……)
L(ならお言葉に甘えるとしよう)ガチャッ

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 22:22:59.00 ID:2fHVJxPf0
L(……見た感じ、監視していた時と変わりはないが……)
L(? 机の引き出しが僅かに空いている……)
L(罠か? いや……)ガラッ
L「! これは……?」
L「DEATH……NOTE……?」ペラッ
L「……『このノートに名前を書かれた人間は死ぬ』……?」
L「まさか……これがキラの力……?」ペラペラ
???「お、流石は名探偵。もう見つけたか」
L「!?」
???「よう」
L「なっ……」
???「そんな顔するなよ。俺は死神のリューク。そのノートの落とし主だ」
L「し……しにがみ……だと……」

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 22:25:41.25 ID:2fHVJxPf0
リューク「ククッ。そんな面食らったような顔するなよ」
L「……死神……そうか、それがこのノートの力……」
リューク「ククッ。流石に理解が速いな。でももうちょっとゆっくりしといてくれ」
L「?」
リューク「面白いものが見られるからよ」
L「……何を言ってる……?」
ガチャッ……
L「!? な、何故家のドアが……」
リューク「ククッ」

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 22:30:30.21 ID:2fHVJxPf0
月「うーん……なんで家に戻ろうと思ったんだっけ……?」
月「何かすごく大事な用があったと思うんだけど、いまいち思い出せないな……」
月「でも右手の甲に僕の字で『至急 自室へ戻れ』って書いてあるしな……」
月「まあ行ってみたら思い出せるかな」トントン
月「? ドアが開いてる……?」ギィイ
L「!」
月「! りゅ……流河!? な、なんで僕の部屋に!?」
L「えっ。あっ、いえ……」
月「な、何考えてるんだお前……まさか泥棒しに来たのか!?」
L「ちっ、違いますよ! というか夜神君には見えていないんですか?」
月「え? 何が?」
L「何がって、この死神……」
月「死神? 何馬鹿なことを言ってるんだ流河……夢でも見てるのか?」
L(……ウソをついているようには見えない……いや、だが……)

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 22:32:46.52 ID:qFIvwa490
あー所有権の破棄か

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 22:32:50.66 ID:xmrTc7sq0
所有権か

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 22:33:10.68 ID:i2AwCCwN0
押し付けるつもりか

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 22:33:38.29 ID:s46qmwZE0
面白い

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 22:35:37.58 ID:2fHVJxPf0
L「じゃ、じゃあこのノートは?」
月「ノート? 何だこれ」
L「この部屋にあったノートですよ。まさか知らないはずはないでしょう」
月「いや、知らないが……?」スッ 
(ノートに触れる月)
月「!!??」
月「がっ……あっ……!?」
L「! 夜神くん!」
月「お、お前は……な、なん……!?」
リューク「ククッ。俺は死神のリューク。このノートの落とし主だ」
月「し、死神……!?」
リューク「ああ」
L(この反応……まるで今初めて死神を認知したかのような……?)
L(いや、だがおかしい……そもそもこのノートはこの部屋に……)

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 22:36:43.29 ID:OhYe+ZUt0
ガチ頭脳戦のデスノか
面白い


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 22:36:48.20 ID:yoyf31yE0
面白い

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 22:37:39.41 ID:k0kxaUP4i
上手い

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 22:39:43.54 ID:PwulGbh50
所有権放棄した後そのノートとは違うデスノート触ったら
記憶戻ったっけ?

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 22:40:23.66 ID:24MTnOwT0
>>52
確か戻ったはず
だから状況を察して演技してるのかな

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 22:41:14.49 ID:bSFqndU20
>>54
もう一冊の方なんじゃね?
リュークは二冊持ってるし

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 22:44:03.30 ID:b0cOV3sy0
こまけぇことはいいんだよ!

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 22:44:06.07 ID:2fHVJxPf0
月「死神……そしてデスノート……そうか、それがキラの能力の秘密か……!」
L「ええ、どうやらそのようで……」
月「そして……キラはお前だったんだな……流河」
L「!?」
月「危うく嵌められるところだったよ……まさかキラ探しの張本人がキラだったなんて……」
L「な、何を言ってる……このノートはこの部屋に……」
月「そんな証拠がどこにある」
L「! (か、カメラ……は撤去したのか……私が)」
月「大方そのノートを僕の部屋に置き、その後またカメラでも設置するつもりだったんじゃないのか?」
L「ち、ちがっ……」
月「じゃあ聞かせてもらうが、そのノートはこの部屋のどこにあったというんだ」
L「こ、この引き出しの中に……引き出しが僅かに開いていて……」
月「馬鹿な事を言うな。仮に僕がキラだとして、そんな無防備なところに最大の物的証拠を入れておくわけがないだろう」
L「…………」

66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 22:51:56.90 ID:2fHVJxPf0
月「もし僕がキラなら……そうだな、引き出しを開けた瞬間にノートごと灰になるような仕掛けくらいは作っておくよ」
L「…………」
月「観念するんだな、流河。なぜお前が僕をキラに仕立て上げようとしたのか分からないが……そんなことは後で警察で聞けば済む話だ」
L「……夜神君」
月「何だ? 流河」
L「夜神君はあの日……入学式の日に、私に向かって言いましたよね? 『私はキラです』と」
月「ああ……言った」
L「あれはキラとしての自白ではなかった、ということですか」
月「そうだ」
L「! (こいつ……こんなにあっさり……)」

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 23:04:14.14 ID:2fHVJxPf0
月「僕は元々、Lがキラではないかと疑っていた」
L「!」
月「お前も当然知っているよな? キラ事件が起こった当初の『リンド・L・テイラー』公開殺人事件」
L「…………」
月「あんなタイミングよく、キラが公開殺人をするなんて普通に考えておかしいだろう」
L「…………」
月「僕がキラなら、わざわざ自分の疑いが深まるような真似は絶対しない。『全世界同時生中継』なんて胡散臭すぎたしね」
L「…………」
月「だが実際にリンド・L・テイラーは死んだ。だとすると、あれはL側の自作自演とみるのが自然だ」
L「…………」
月「適当な第三者に罪をなすりつけるための、ね」
L「…………」

76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 23:04:51.92 ID:2fHVJxPf0
月「そして今回の監視カメラ設置。最初は何故僕が? と思ったが……」
L「…………」
月「思うに、キラは警察……それも、捜査本部の関係者しか殺せないような人間を殺したんじゃないか?」
L「…………」
月「だとすれば、捜査本部長を父に持つ僕に疑いが掛かるのも必然」
L「…………」
月「いや、そう疑っても不自然ではないように、そのような人間を選定して殺したと考えられる」
L「…………」
月「もっとも、誰を殺したのかまでは、一介の大学生に過ぎない僕には分からないけどね」
L「…………」

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 23:08:01.40 ID:QZfKDZAY0
いいね

78 : 忍法帖【Lv=36,xxxPT】(1+0:15) :2013/11/17(日) 23:08:56.02 ID:+gXVmAlFi
寝なきゃならんのに面白いスレを開いてしまった

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/17(日) 23:09:06.36 ID:AfuuLOibi


ショートストーリーの人気記事

神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」

神様の秘密とは?神様が叶えたかったこととは?笑いあり、涙ありの神ss。日常系アニメが好きな方におすすめ!

女「ハローハロー。誰かいませんか?どうぞ」

キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」

魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」

男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」

同僚女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」

妹「マニュアルで恋します!」

きのこの山「最後通牒だと……?」たけのこの里「……」

月「で……であ…でぁー…TH…であのて……?」

魔法使い「メラしか使えない」