コナン「変声機で愛してるって言ってみるか。」
Part1
1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/09(月) 23:35:20.18 ID:ZTy/7BNL0
コナン「ただいま~ってあれ、誰もいないのか?」
コナン(そういえば今日は蘭は練習で、おっちゃんは麻雀だっけ。)
小五郎「ふぁあああ・・・。」
コナン「あれ、おじさんいたの?」
小五郎「おう、帰ってたのか。」
コナン「たった今ね。それより何でいるの?麻雀は?」
小五郎「今日はみんな急用が入って中止になったんだ。それで昼寝してたんだよ。」
コナン「へえ~。」
小五郎「じゃあ俺はまた寝るから、飯ができたら起こしてくれ。」
コナン(おいおい、まだ寝るのかよ。)
プルルルルルルルルル
コナン「あ、電話だ。はいもしもし?」
目暮「ああ、コナン君か、目暮だが。」
コナン「どうしたの?」
目暮「ちょっと事件のことで毛利君の意見を聞こうと思ってね。それで毛利君はいるかい?」
コナン「ちょっと待ってて~。」
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/09(月) 23:43:44.07 ID:ZTy/7BNL0
コナン「おじさん起きて、警部さんから電話だよ。」
小五郎「・・・・・・。」
コナン「ねえ、おじさんってば!」
小五郎「・・・・・・。」
コナン「ダメだ、全然起きねえ。仕方ねえ、ここは変声機を使って俺が代わりに・・・。」
コナン(小五郎)「もしもし、警部殿。」
目暮「おお、毛利君、実は今困っていてな、君の意見を聞きたいんだ。」
コナン(小五郎)「お聞かせ願いましょうか。」
目暮「実は、かくかくしかじかというわけでな。」
コナン(小五郎)「それならば、これこれうまうまといった方向で進めてみてはいかがでしょうか。」
目暮「ふむ、なるほど確かにそうだな。その線で行ってみるよ。ありがとう。」
コナン(小五郎)「また私が力になれることがあればいつでもどうぞ。」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/09(月) 23:50:42.77 ID:ZTy/7BNL0
コナン(はあ、面倒だな。ちゃんと起きとけよ。)
コナン(憂さ晴らしに変声機でいたずら電話してやるか。)
コナン(さて、誰に掛けようかな・・・そうだ!)
プルルルルルルルル
妃「もしもし?」
コナン(小五郎)「もしもし、俺だ。」
妃「あらあなた、どうしたの?」
コナン(小五郎)「いや、何だ、その、えっと・・・・・・。」
妃「何?用が無いなら電話してこないでくれる?」
コナン(小五郎)「いや、用はあるんだ!」
妃「何なの?」
コナン(小五郎)「・・・・・・愛してる。」
妃「・・・・・・。」
コナン(小五郎)「・・・・・・。」
妃「・・・・・・えっと。」
コナン(小五郎)「じゃあな。」ガチャ
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/09(月) 23:52:42.68 ID:npm+yC7pO
なんだ、目暮警部に愛してるって言うのかと
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/09(月) 23:54:39.63 ID:/EazyNfkO
消してマジキチではないほっこり系のコナンSSを読めるのかなとホクホクしてたら>>4で笑ってしまった
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/09(月) 23:57:46.33 ID:ZTy/7BNL0
コナン(やっべ~、めちゃくちゃ恥ずかしいじゃねえか。)
コナン(慣れないことはするもんじゃねえな。)
蘭「ただいま~。」
コナン「おかえり~。」
蘭「ちょっとお父さん寝てるの?だらしないわね~。」
小五郎「お、何だ飯か?」
蘭「まだこれから作るところよ。」
小五郎「何だよ・・・。」
蘭「そんなんだと、お母さん戻ってこないわよ。」
小五郎「へっ、あんな奴戻ってこなくても別にいいじゃねえか。」
蘭「はあ~。」
コナン「何言ってるのおじさん、さっきラブコールしてたくせに。」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 00:10:54.74 ID:Dq2T2OPJ0
小五郎「はあ?俺が?いつ?」
コナン「さっきでんわしてたじゃない!」
小五郎「してねえよ、俺はずっと寝てたんだからな。」
コナン「でもちゃんと聞いてたんだよ~、声もはっきり聞こえてたし。」
小五郎「何!?」
蘭「ちょっとコナン君、それ本当!?」
コナン「うん!間違いないよ!何なら妃さんにも確かめてみればいいよ!」
小五郎「いいだろう、かけてみろ、どうせこいつが嘘言ってんだろ。」
蘭「じゃあ聞いてみるね・・・・・・もしもし?お母さん?」
小五郎「まったく、俺がそんなことするわけ・・・。」
蘭「やっぱり!?」
小五郎「んは!?」
蘭「ふ~ん。ん?何でもないわよ。じゃあね、それだけだから。うん、うん、じゃあね。」
小五郎「っな・・・。」
蘭「お母さん、確かにお父さんから言われたって、愛してるって!」
小五郎「ええええええええええええええええ!!!!!」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 00:23:40.42 ID:Dq2T2OPJ0
小五郎(俺が英理に、愛してる?そんなばかな?)
コナン「おじさん口は悪くてもやっぱり大事に思ってたんだね。」
蘭「本当ね!何で今まで素直じゃなかったの?」
小五郎(どうなってやがる?いやまてよ、この感覚何度も・・・そうだ、事件解決の時の記憶が無い、あの感覚だ!)
小五郎(まさか内なる俺が英理に愛してると・・・いや俺に限ってそんなこと・・・。)
小五郎(俺は英理のことをどう思ってる?あいつは俺の妻で・・・蘭の母親で・・・いや家族がどうとかいうよりもずっと前に。)
小五郎(俺はあいつに対して・・・どういう感情を持っていた?)
小五郎(・・・・・・何だ、簡単なことだったんだ。俺は、あいつのことを、英理のことを。)
小五郎(愛してる!この地球上の誰よりも!)
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 00:41:05.80 ID:Dq2T2OPJ0
その後、おっちゃん達はまた一緒に暮らすようになった。
妃さんがおっちゃんの部屋に、俺は蘭の部屋で生活することになった。
毎晩隣の部屋から騒音が聞こえてきて、俺と蘭は興奮してなかなか眠れていない。
コナン「ってことで全然眠れないんだよ。」
阿笠「ほっほっほ、それは災難じゃったのう。」
コナン「笑い事じゃねえ、興奮しているのにそばにいる蘭に手を出せない俺の身にもなれよ!」
阿笠「それはどうにもならん、君は小学生じゃからのう。」
コナン「ああ~、イライラする!」
阿笠「睡眠不足じゃからな。」
コナン「博士!何か面白いメカは無いのかよ!光彦の爪をはがすスイッチとかよ!」
阿笠「いや、そういうのは作っとらんな。光彦君の肌を急速に日焼けさせるスイッチなら作っとるが。」
コナン「ヒリヒリするだけかよ!つまらねえ!」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 00:49:51.75 ID:Dq2T2OPJ0
コナン「しゃーねーな、じゃあ俺が・・・。」
阿笠「何をするんじゃ?」
コナン「愛してるって言っただけで、人が幸せになった。じゃあ世界をハッピーにしようぜ。」
阿笠「?」
コナン「つまりなあ、この変声機で色々な人に愛してるって言いまくるんだよ!」
阿笠「何じゃと!?」
コナン「まずは手始めに和葉ちゃんから・・・。」
プルルルルルルルルルルル
和葉「もしもし?」
コナン(服部)「おう、和葉か!愛してるで!」
和葉「へっ?」
コナン(服部)「愛してる!」ピッ
コナン「2回目だとだいぶ楽だな。」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 01:03:03.55 ID:6XvAJQK4o
新手の無差別テロ
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 01:03:26.20 ID:Dq2T2OPJ0
阿笠「全く君というやつは・・・。」
コナン「そういう博士だって俺たちの知り合いに関係する人たちの電話番号をリストアップしてるじゃねえか。」
阿笠「こんな面白そうなこと、乗らん方がどうかしとるわい!」
コナン「よっしゃ、これから世界をハッピーにしようぜ!」
ーーーーーーーーーー
佐藤「もしもし?」
コナン(高木)「愛してます!」
佐藤「えっ、ちょっと!」
ーーーーーーーーーー
園子「もしもし?」
コナン(京極)「愛しています!」
園子「ええええ?」
ーーーーーーーーーー
小林先生「もしもし?」
コナン(白鳥)「愛しています。」
小林先生「ふえ!?」
ーーーーーーーーーー
苗子「もしもし?」
コナン(千葉)「愛してる!」
苗子「???」
ーーーーーーーーーー
ヨーコ「もしもし。」
コナン(比護)「愛しています!」
ヨーコ「私も!」
ーーーーーーーーーー
梓「もしもし?」
コナン(安室)「愛していますよ。」
梓「あの、その・・・。」
ーーーーーーーーーー
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 01:08:43.76 ID:Dq2T2OPJ0
コナン「いやあ、いいことした後は気持ちがいいな!」
阿笠「そうじゃな!しかし新一、カップリングしてよいか分からん組み合わせもあったが?」
コナン「そこから新たな恋が芽生えんだよ!」
阿笠「なるほど!わしらはキューピッドというわけか!」
コナン「そういうこった!」
阿笠「そうじゃ!もっと面白いことを考えたぞ!」
コナン「何だ?」
阿笠「ハーレムじゃよ!」
コナン「誰を?」
阿笠「光彦君じゃ!」
コナン「何であいつなんだよ!」
阿笠「まあ聞け。」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 01:20:26.09 ID:Dq2T2OPJ0
阿笠「ハーレムといっても、男のハーレムじゃよ。」
コナン「あ、なるほどな。」
阿笠「さて、誰をメンバーにするかの~!」
コナン「身近な人物の方がいいよな!」
阿笠「なら元太君は外せんの~!」
コナン「目暮警部もいいな!」
阿笠「そうじゃ!元太君のお父さん(元次)もどうじゃ!」
コナン「まあ、3人じゃあハーレムというには少ないが、これでいいだろ!」
阿笠「そうじゃな!」
コナン(へへへ、黙って博士の声で電話してやるぜ。)
阿笠(ほほほ、黙って新一の声で電話してやるぞい。このスペア変声機でな。)
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 01:30:18.27 ID:Dq2T2OPJ0
そしてその晩・・・・・・
光彦「さて、そろそろ寝ますかね・・・。」
プルルルルルル
光彦「おや、誰でしょう、こんな時間に。」
コナン(元太)「おう、光彦、俺だ。」
光彦「元太君、どうしたんですか、こんな時間に。」
コナン(元太)「なあ、俺たち親友だよな。」
光彦「どうしたんですか、当たり前じゃないですか。」
コナン(元太)「じゃあ、俺の気持ちを受け止めてくれるか?」
光彦「どういう意味ですか?」
コナン(元太)「俺・・・お前のこと・・・愛してるんだ!」
光彦「・・・・・・え?」
コナン(元太)「それだけだ。じゃあな」プツッ
光彦「ちょっと元太君!」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 01:37:06.21 ID:Dq2T2OPJ0
光彦「どうしたんでしょう元太君、僕たちは男同士なのに・・・。」
光彦「まさか、元太君は生まれたときからそっち系だったのでは!?」
光彦「その気持ちを抑えきれなくて、ついに曝け出してしまった、といったところでしょうか。」
光彦「苦しんでいたならそう言ってくれればいいのに。」
光彦「明日元太君と話し合ってみましょう。」
プルルルルルルルル
光彦「また電話ですか、珍しいですね、連続してかかってくるなんて。もしもし?」
コナン(目暮)「おお!光彦君!起きとったか!」
光彦「警部さん!どうしたんですか?」
コナン(目暮)「実は事件が起きてな、君に是非協力してほしいんだ。」
光彦「僕にですか?でももう遅いですし・・・。」
コナン(目暮)「頼む!君にしか解決できないんだ!」
光彦「僕にしか・・・。」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 01:42:40.14 ID:Dq2T2OPJ0
光彦「それで、どういった事件なんですか?」
コナン(目暮)「実はな、盗難事件なんだ。」
光彦「あれ?でも警部さんは確か捜査一課では?」
コナン(目暮)「いや、私が被害者なんだ。」
光彦「そうだったんですか!」
コナン(目暮)「実は犯人の目星はついているんだ。」
光彦「え!?本当ですか!?」
コナン(目暮)「ああ、そしてその犯人とは・・・君だ。」
光彦「ええ!?僕は何も盗っていませんよ!」
コナン(目暮)「いいや、君はとんでもないものを盗んでいった。」
光彦「?」
コナン(目暮)「私の心だ。」
光彦「・・・・・・・・・・・・はい?」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 01:51:03.54 ID:Dq2T2OPJ0
光彦「ちょっと何を言っているのか・・・。」
コナン(目暮)「私は君を愛しているんだ!」
光彦「ひい!!」
コナン(目暮)「私と付き合ってくれ!」
光彦「いやだあああああああ!!!」プツッ
光彦「なんてことでしょう、元太君だけじゃなくて警部さんまで・・・。」
光彦「何だか今日はよく眠れそうにありません。」
プルルルルルルル
光彦「ひい!!」
光彦「はあ、電話が来ただけで怯えるようになってしまいました。」
光彦「そんな何度も僕に愛の告白をしてくる人がいるはずが・・・、もしもし?」
コナン(元次)「おう、俺だ。元太の父ちゃんだ。」
光彦「ああ、元太君のお父さんですか。」
コナン(元次)「何か悪いな、元太が変なこと言っちまったみたいで。」
光彦「いえいえ、そんなことありませんよ。」
コナン(元次)「あいつにはきつく言っておくからよ。」
光彦「そんな、叱らないであげてください!」
コナン(元次)「いや、叱らなきゃならねえ。」
光彦「どうしてですか?」
コナン(元次)「俺の光彦に手を出そうとしたんだからな・・・。」
光彦「・・・・・・・・・・・・。」プツッ
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 02:02:37.83 ID:Dq2T2OPJ0
光彦「僕は悪夢でも見ているのでしょう。そうに違いありません!」
プルルルルルルルルルルルルル
光彦「いやだ!もういやだ!」
プルルルルルルル
光彦「・・・・・・。」
プルルルルルルル
光彦「でも、最後に一度だけ・・・もしもし?」
コナン(阿笠)「もしもし?光彦君か?」
光彦「博士!!」
コナン(阿笠)「どうしたんじゃ、そんな声出して。」
光彦「実は、かくかくしかじかで・・・。」
コナン(阿笠)「これこれうまうまというわけじゃな。」
光彦「はい・・・。」
コナン(阿笠)「困ったのう、ふふふふふ・・・。」
光彦「ひっ!」プツッ
コナン(やべっ、面白すぎて笑っちまった。)
光彦「何でしょう、博士から何だか狂気のようなものを感じました。」
光彦「これは一体、誰に相談すればいいんでしょう!?」
光彦「このままじゃ僕は・・・僕は・・・。」
プルルルルルルル
光彦「うわあああああ!!!」
光彦「もう寝ます!もう寝ます!」
プルルルルルルルル
光彦「はああああああああ!!!」
その晩、光彦は一睡もできなかった。
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 04:50:07.81 ID:8C55+Y0vO
光彦よかったやんハーレムで
コナン「ただいま~ってあれ、誰もいないのか?」
コナン(そういえば今日は蘭は練習で、おっちゃんは麻雀だっけ。)
小五郎「ふぁあああ・・・。」
コナン「あれ、おじさんいたの?」
小五郎「おう、帰ってたのか。」
コナン「たった今ね。それより何でいるの?麻雀は?」
小五郎「今日はみんな急用が入って中止になったんだ。それで昼寝してたんだよ。」
コナン「へえ~。」
小五郎「じゃあ俺はまた寝るから、飯ができたら起こしてくれ。」
コナン(おいおい、まだ寝るのかよ。)
プルルルルルルルルル
コナン「あ、電話だ。はいもしもし?」
目暮「ああ、コナン君か、目暮だが。」
コナン「どうしたの?」
目暮「ちょっと事件のことで毛利君の意見を聞こうと思ってね。それで毛利君はいるかい?」
コナン「ちょっと待ってて~。」
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/09(月) 23:43:44.07 ID:ZTy/7BNL0
コナン「おじさん起きて、警部さんから電話だよ。」
小五郎「・・・・・・。」
コナン「ねえ、おじさんってば!」
小五郎「・・・・・・。」
コナン「ダメだ、全然起きねえ。仕方ねえ、ここは変声機を使って俺が代わりに・・・。」
コナン(小五郎)「もしもし、警部殿。」
目暮「おお、毛利君、実は今困っていてな、君の意見を聞きたいんだ。」
コナン(小五郎)「お聞かせ願いましょうか。」
目暮「実は、かくかくしかじかというわけでな。」
コナン(小五郎)「それならば、これこれうまうまといった方向で進めてみてはいかがでしょうか。」
目暮「ふむ、なるほど確かにそうだな。その線で行ってみるよ。ありがとう。」
コナン(小五郎)「また私が力になれることがあればいつでもどうぞ。」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/09(月) 23:50:42.77 ID:ZTy/7BNL0
コナン(はあ、面倒だな。ちゃんと起きとけよ。)
コナン(憂さ晴らしに変声機でいたずら電話してやるか。)
コナン(さて、誰に掛けようかな・・・そうだ!)
プルルルルルルルル
妃「もしもし?」
コナン(小五郎)「もしもし、俺だ。」
妃「あらあなた、どうしたの?」
コナン(小五郎)「いや、何だ、その、えっと・・・・・・。」
妃「何?用が無いなら電話してこないでくれる?」
コナン(小五郎)「いや、用はあるんだ!」
妃「何なの?」
コナン(小五郎)「・・・・・・愛してる。」
妃「・・・・・・。」
コナン(小五郎)「・・・・・・。」
妃「・・・・・・えっと。」
コナン(小五郎)「じゃあな。」ガチャ
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/09(月) 23:52:42.68 ID:npm+yC7pO
なんだ、目暮警部に愛してるって言うのかと
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/09(月) 23:54:39.63 ID:/EazyNfkO
消してマジキチではないほっこり系のコナンSSを読めるのかなとホクホクしてたら>>4で笑ってしまった
コナン(やっべ~、めちゃくちゃ恥ずかしいじゃねえか。)
コナン(慣れないことはするもんじゃねえな。)
蘭「ただいま~。」
コナン「おかえり~。」
蘭「ちょっとお父さん寝てるの?だらしないわね~。」
小五郎「お、何だ飯か?」
蘭「まだこれから作るところよ。」
小五郎「何だよ・・・。」
蘭「そんなんだと、お母さん戻ってこないわよ。」
小五郎「へっ、あんな奴戻ってこなくても別にいいじゃねえか。」
蘭「はあ~。」
コナン「何言ってるのおじさん、さっきラブコールしてたくせに。」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 00:10:54.74 ID:Dq2T2OPJ0
小五郎「はあ?俺が?いつ?」
コナン「さっきでんわしてたじゃない!」
小五郎「してねえよ、俺はずっと寝てたんだからな。」
コナン「でもちゃんと聞いてたんだよ~、声もはっきり聞こえてたし。」
小五郎「何!?」
蘭「ちょっとコナン君、それ本当!?」
コナン「うん!間違いないよ!何なら妃さんにも確かめてみればいいよ!」
小五郎「いいだろう、かけてみろ、どうせこいつが嘘言ってんだろ。」
蘭「じゃあ聞いてみるね・・・・・・もしもし?お母さん?」
小五郎「まったく、俺がそんなことするわけ・・・。」
蘭「やっぱり!?」
小五郎「んは!?」
蘭「ふ~ん。ん?何でもないわよ。じゃあね、それだけだから。うん、うん、じゃあね。」
小五郎「っな・・・。」
蘭「お母さん、確かにお父さんから言われたって、愛してるって!」
小五郎「ええええええええええええええええ!!!!!」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 00:23:40.42 ID:Dq2T2OPJ0
小五郎(俺が英理に、愛してる?そんなばかな?)
コナン「おじさん口は悪くてもやっぱり大事に思ってたんだね。」
蘭「本当ね!何で今まで素直じゃなかったの?」
小五郎(どうなってやがる?いやまてよ、この感覚何度も・・・そうだ、事件解決の時の記憶が無い、あの感覚だ!)
小五郎(まさか内なる俺が英理に愛してると・・・いや俺に限ってそんなこと・・・。)
小五郎(俺は英理のことをどう思ってる?あいつは俺の妻で・・・蘭の母親で・・・いや家族がどうとかいうよりもずっと前に。)
小五郎(俺はあいつに対して・・・どういう感情を持っていた?)
小五郎(・・・・・・何だ、簡単なことだったんだ。俺は、あいつのことを、英理のことを。)
小五郎(愛してる!この地球上の誰よりも!)
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 00:41:05.80 ID:Dq2T2OPJ0
その後、おっちゃん達はまた一緒に暮らすようになった。
妃さんがおっちゃんの部屋に、俺は蘭の部屋で生活することになった。
毎晩隣の部屋から騒音が聞こえてきて、俺と蘭は興奮してなかなか眠れていない。
コナン「ってことで全然眠れないんだよ。」
阿笠「ほっほっほ、それは災難じゃったのう。」
コナン「笑い事じゃねえ、興奮しているのにそばにいる蘭に手を出せない俺の身にもなれよ!」
阿笠「それはどうにもならん、君は小学生じゃからのう。」
コナン「ああ~、イライラする!」
阿笠「睡眠不足じゃからな。」
コナン「博士!何か面白いメカは無いのかよ!光彦の爪をはがすスイッチとかよ!」
阿笠「いや、そういうのは作っとらんな。光彦君の肌を急速に日焼けさせるスイッチなら作っとるが。」
コナン「ヒリヒリするだけかよ!つまらねえ!」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 00:49:51.75 ID:Dq2T2OPJ0
コナン「しゃーねーな、じゃあ俺が・・・。」
阿笠「何をするんじゃ?」
コナン「愛してるって言っただけで、人が幸せになった。じゃあ世界をハッピーにしようぜ。」
阿笠「?」
コナン「つまりなあ、この変声機で色々な人に愛してるって言いまくるんだよ!」
阿笠「何じゃと!?」
コナン「まずは手始めに和葉ちゃんから・・・。」
プルルルルルルルルルルル
和葉「もしもし?」
コナン(服部)「おう、和葉か!愛してるで!」
和葉「へっ?」
コナン(服部)「愛してる!」ピッ
コナン「2回目だとだいぶ楽だな。」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 01:03:03.55 ID:6XvAJQK4o
新手の無差別テロ
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 01:03:26.20 ID:Dq2T2OPJ0
阿笠「全く君というやつは・・・。」
コナン「そういう博士だって俺たちの知り合いに関係する人たちの電話番号をリストアップしてるじゃねえか。」
阿笠「こんな面白そうなこと、乗らん方がどうかしとるわい!」
コナン「よっしゃ、これから世界をハッピーにしようぜ!」
ーーーーーーーーーー
佐藤「もしもし?」
コナン(高木)「愛してます!」
佐藤「えっ、ちょっと!」
ーーーーーーーーーー
園子「もしもし?」
コナン(京極)「愛しています!」
園子「ええええ?」
ーーーーーーーーーー
小林先生「もしもし?」
コナン(白鳥)「愛しています。」
小林先生「ふえ!?」
ーーーーーーーーーー
苗子「もしもし?」
コナン(千葉)「愛してる!」
苗子「???」
ーーーーーーーーーー
ヨーコ「もしもし。」
コナン(比護)「愛しています!」
ヨーコ「私も!」
ーーーーーーーーーー
梓「もしもし?」
コナン(安室)「愛していますよ。」
梓「あの、その・・・。」
ーーーーーーーーーー
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 01:08:43.76 ID:Dq2T2OPJ0
コナン「いやあ、いいことした後は気持ちがいいな!」
阿笠「そうじゃな!しかし新一、カップリングしてよいか分からん組み合わせもあったが?」
コナン「そこから新たな恋が芽生えんだよ!」
阿笠「なるほど!わしらはキューピッドというわけか!」
コナン「そういうこった!」
阿笠「そうじゃ!もっと面白いことを考えたぞ!」
コナン「何だ?」
阿笠「ハーレムじゃよ!」
コナン「誰を?」
阿笠「光彦君じゃ!」
コナン「何であいつなんだよ!」
阿笠「まあ聞け。」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 01:20:26.09 ID:Dq2T2OPJ0
阿笠「ハーレムといっても、男のハーレムじゃよ。」
コナン「あ、なるほどな。」
阿笠「さて、誰をメンバーにするかの~!」
コナン「身近な人物の方がいいよな!」
阿笠「なら元太君は外せんの~!」
コナン「目暮警部もいいな!」
阿笠「そうじゃ!元太君のお父さん(元次)もどうじゃ!」
コナン「まあ、3人じゃあハーレムというには少ないが、これでいいだろ!」
阿笠「そうじゃな!」
コナン(へへへ、黙って博士の声で電話してやるぜ。)
阿笠(ほほほ、黙って新一の声で電話してやるぞい。このスペア変声機でな。)
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 01:30:18.27 ID:Dq2T2OPJ0
そしてその晩・・・・・・
光彦「さて、そろそろ寝ますかね・・・。」
プルルルルルル
光彦「おや、誰でしょう、こんな時間に。」
コナン(元太)「おう、光彦、俺だ。」
光彦「元太君、どうしたんですか、こんな時間に。」
コナン(元太)「なあ、俺たち親友だよな。」
光彦「どうしたんですか、当たり前じゃないですか。」
コナン(元太)「じゃあ、俺の気持ちを受け止めてくれるか?」
光彦「どういう意味ですか?」
コナン(元太)「俺・・・お前のこと・・・愛してるんだ!」
光彦「・・・・・・え?」
コナン(元太)「それだけだ。じゃあな」プツッ
光彦「ちょっと元太君!」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 01:37:06.21 ID:Dq2T2OPJ0
光彦「どうしたんでしょう元太君、僕たちは男同士なのに・・・。」
光彦「まさか、元太君は生まれたときからそっち系だったのでは!?」
光彦「その気持ちを抑えきれなくて、ついに曝け出してしまった、といったところでしょうか。」
光彦「苦しんでいたならそう言ってくれればいいのに。」
光彦「明日元太君と話し合ってみましょう。」
プルルルルルルルル
光彦「また電話ですか、珍しいですね、連続してかかってくるなんて。もしもし?」
コナン(目暮)「おお!光彦君!起きとったか!」
光彦「警部さん!どうしたんですか?」
コナン(目暮)「実は事件が起きてな、君に是非協力してほしいんだ。」
光彦「僕にですか?でももう遅いですし・・・。」
コナン(目暮)「頼む!君にしか解決できないんだ!」
光彦「僕にしか・・・。」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 01:42:40.14 ID:Dq2T2OPJ0
光彦「それで、どういった事件なんですか?」
コナン(目暮)「実はな、盗難事件なんだ。」
光彦「あれ?でも警部さんは確か捜査一課では?」
コナン(目暮)「いや、私が被害者なんだ。」
光彦「そうだったんですか!」
コナン(目暮)「実は犯人の目星はついているんだ。」
光彦「え!?本当ですか!?」
コナン(目暮)「ああ、そしてその犯人とは・・・君だ。」
光彦「ええ!?僕は何も盗っていませんよ!」
コナン(目暮)「いいや、君はとんでもないものを盗んでいった。」
光彦「?」
コナン(目暮)「私の心だ。」
光彦「・・・・・・・・・・・・はい?」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 01:51:03.54 ID:Dq2T2OPJ0
光彦「ちょっと何を言っているのか・・・。」
コナン(目暮)「私は君を愛しているんだ!」
光彦「ひい!!」
コナン(目暮)「私と付き合ってくれ!」
光彦「いやだあああああああ!!!」プツッ
光彦「なんてことでしょう、元太君だけじゃなくて警部さんまで・・・。」
光彦「何だか今日はよく眠れそうにありません。」
プルルルルルルル
光彦「ひい!!」
光彦「はあ、電話が来ただけで怯えるようになってしまいました。」
光彦「そんな何度も僕に愛の告白をしてくる人がいるはずが・・・、もしもし?」
コナン(元次)「おう、俺だ。元太の父ちゃんだ。」
光彦「ああ、元太君のお父さんですか。」
コナン(元次)「何か悪いな、元太が変なこと言っちまったみたいで。」
光彦「いえいえ、そんなことありませんよ。」
コナン(元次)「あいつにはきつく言っておくからよ。」
光彦「そんな、叱らないであげてください!」
コナン(元次)「いや、叱らなきゃならねえ。」
光彦「どうしてですか?」
コナン(元次)「俺の光彦に手を出そうとしたんだからな・・・。」
光彦「・・・・・・・・・・・・。」プツッ
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 02:02:37.83 ID:Dq2T2OPJ0
光彦「僕は悪夢でも見ているのでしょう。そうに違いありません!」
プルルルルルルルルルルルルル
光彦「いやだ!もういやだ!」
プルルルルルルル
光彦「・・・・・・。」
プルルルルルルル
光彦「でも、最後に一度だけ・・・もしもし?」
コナン(阿笠)「もしもし?光彦君か?」
光彦「博士!!」
コナン(阿笠)「どうしたんじゃ、そんな声出して。」
光彦「実は、かくかくしかじかで・・・。」
コナン(阿笠)「これこれうまうまというわけじゃな。」
光彦「はい・・・。」
コナン(阿笠)「困ったのう、ふふふふふ・・・。」
光彦「ひっ!」プツッ
コナン(やべっ、面白すぎて笑っちまった。)
光彦「何でしょう、博士から何だか狂気のようなものを感じました。」
光彦「これは一体、誰に相談すればいいんでしょう!?」
光彦「このままじゃ僕は・・・僕は・・・。」
プルルルルルルル
光彦「うわあああああ!!!」
光彦「もう寝ます!もう寝ます!」
プルルルルルルルル
光彦「はああああああああ!!!」
その晩、光彦は一睡もできなかった。
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/10(火) 04:50:07.81 ID:8C55+Y0vO
光彦よかったやんハーレムで
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