憧れの1人暮らしで隣人に恋した
Part3「志村を殴って会社を辞めてやろうか」
入社5時間程度で本気でそう考えた。
志村が帰っていなければ実行していたかもしれない。
あまりにも無茶苦茶だ。
それでも分からないなりに取り組んでみる。
しかしヒントの1つも無い状態では全く何もできない。
仕方無い。赤松に聞こう。
しかし赤松がいるべきデスクにその姿は無かった。
俺は焦った。あんな陰気臭いオッサンでも最後の拠り所なのだ。
ホワイトボードで確認する。
「赤松 A代理店打ち合わせ→直帰」
終わった・・・。
入社初日で完全な絶望感に襲われた。
俺はフラフラと社内を彷徨った。
どうすればいいのか全く分からない。
その時1人の男が声を掛けてきた。
「お前新入社員だろ?どうした?顔色が悪いぞ」
163 名前:二宮[] 投稿日:2008/06/17(火) 11:14:28.04 ID:FgtT13KQ0
田畑さんである。
志村の1つ後輩にあたるこの人は
社内でも有名な変わり者だ。
タバコとコーヒーを愛しひたすら仕事をしている。
1度会社が停電になった時も
皆パニック状態の中で彼だけは
我関せずといった感じで台本を書き続けていた。
とにかく会社の人間と距離を置き
理想の演出のみを探求する人であった。
この当時、釣り番組をメインに担当していた彼は
のちに天才演出家として社内のエースディレクターとなる。
165 名前:二宮[] 投稿日:2008/06/17(火) 11:22:38.40 ID:FgtT13KQ0
いま考えてみても、この時田畑さんが
俺に声を掛けてきたのは全くの気まぐれだったのだろう。
俺は目に涙を溜めていたかもしれない。
数時間前の渡辺の状態だ。
俺はとにかく嬉しかった。
荒野にポツンと1人置き去りにされた様な
状態でどうすることも出来ない俺。
そんな俺に声を掛けてくれた人物がいる。
例えそれが誰であれ救われた気持ちになった。
「お願いします。香盤表の書き方を教えて下さい。お願いします」
この時田畑さんがどんな人物ななんて知らない。
いまにして思えば天才演出家に香盤表の書き方を聞くなんて
恐れ多い行為であった。
しかし・・・しかし。俺はこの人を逃すとどんな状況になって
しまうのか想像すら出来なかった。
田畑さんは「香盤表?」と言って目を丸くした。
170 名前:二宮[] 投稿日:2008/06/17(火) 11:29:06.05 ID:FgtT13KQ0
田畑さんは「ちょっと待ってろ」と言って自分のデスクに向かった。
そして一冊の台本を手に戻ってきた。
「その1番後ろのページが香盤表だ。参考にすればいい」
神様に見えた。
一筋の光明が見えた瞬間であった。
俺は「ありがとうございます。ありがとうございます。」と何度も
頭を下げた。
田畑さんは「じゃ」と言って自分のデスクに戻りかけた
そして「P(プロデューサー)は誰?」と聞いてきた。
俺は「赤松さんです」と答えた。
「D(ディレクター)は?」
「志村さんです。」
田畑さんは少し考える様な表情をして「・・・そうか」と言い残し去っていった。
173 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/17(火) 11:33:32.33 ID:EIEPaZaT0
今北産業
まりあ
ヲタク
映像
176 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/17(火) 11:37:42.04 ID:QHC/c2XVO
>>173
香盤表
二宮
清純
177 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[sage] 投稿日:2008/06/17(火) 11:39:23.84 ID:8ldC6yxD0
>>173
赤松
志村
うしろ
178 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/17(火) 11:41:48.04 ID:wOyY8Y3gO
>>173
速度
遅いが
おもしろい
182 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/17(火) 11:44:33.93 ID:EIEPaZaT0
>>174-178
thanx
まったく意味分からんwwww
ログ読んでくるwwww
179 名前:二宮[] 投稿日:2008/06/17(火) 11:42:31.00 ID:FgtT13KQ0
それから俺は必死になって香盤表を作った。
この撮影時間はどれくらい掛かるのだ?
分からない。
休憩時間は入れたほうがいいのか?
分からない。
食事はやっぱり60分確保するべきなのか?
分からない。
全て分からないが田畑さんに貰った香盤表のお陰で
書き方は分かる。いまはそれでいい。
無茶苦茶な段取りでも知るかっ!
任せたほうが悪いのだ。
そう思いながら作業に没頭した。
しかし1日で全ての撮影を終える香盤表はなかなか出来ない。
時間はみるみる流れていった。
19時。20時。21時。まだまだ終わらない。
180 名前:二宮[] 投稿日:2008/06/17(火) 11:42:55.81 ID:FgtT13KQ0
入社初日になにやってんだ?俺は。
時々そんな思いが去来してくる。
その度におふくろの顔が浮かんでくる。
おふくろは俺がこんな思いをしてるなんて
きっと知らないんだろうな。
知ったら悲しむかな?
切なさと戦いながらもやっと香盤表は完成した。
今にすればなかり滅茶苦茶な時間の割り振りだったと思う。
しかしその時の俺は空中を見上げながら「やっと帰れる・・・」
そう思うのが精一杯であった。
184 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/17(火) 11:47:57.96 ID:k581fk12O
>>180
まじでそんな気持ちになったな。今では挫折してニートになっちまったが
185 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[sage] 投稿日:2008/06/17(火) 11:49:02.98 ID:qekZHkNQ0
これで悟もマリアも会社関係なかったらどうすんだよって話だなw
181 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/17(火) 11:44:12.77 ID:k581fk12O
遅いけど面白い
初めて一人暮らしした時の気持ちを思い出して泣きそう
186 名前:二宮[] 投稿日:2008/06/17(火) 11:54:00.12 ID:FgtT13KQ0
第5章 まりあのカレー屋さん
入社初日はなんとか切り抜け自宅に帰った。
1人暮らしをしていて良かった。
もし実家通いで初日からこんな時間に帰ってきたら
おふくろが心配してしまう。
俺は飯も食わず風呂にだけ入って寝た。
布団の中で思った。テレビ・映像業界の厳しさは
噂どおりだったと。
2日目の出社。この日からは私服だ。
これはこの業界で数少ない良い部分であろう。
来社した志村にさっそく香盤表を見せた。
「この撮影がこんな短時間でできると思ってんの?
こんな無茶苦茶な香盤で撮影できるわけないじゃん。
やり直し」
あっさりと俺の作った香盤表は付き返された。
「志村いつか殺す!」
そう思いながらまた香盤表を作る。
志村を殺してやりたい!それしか仕事の原動力は無かった。
実際志村をボコる姿を想像してニヤニヤ笑うという
不気味な行動もあったと思う。
189 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[禿] 投稿日:2008/06/17(火) 12:03:27.18 ID:k581fk12O
すごい忍耐だな。
おれなら次の日から行けなくなる。まじで
190 名前:二宮[] 投稿日:2008/06/17(火) 12:03:31.87 ID:FgtT13KQ0
とにかく2日目は丸1日香盤表を作った。
志村の許可が下りない事には終わらないこの作業。
勉強ならば自分がやらなければ
テストの点数が悪いだけだ。
いつかは終わる。
しかし社会は上司がOKを出すまで終われない。
いや終わらない。
その日の18時とうとう香盤表は完成した。
10回以上作り直してやっと志村を納得させたのである。
もちろん「俺の最初の試練に良く耐えたな!これから二宮は
俺の立派なパートナーだ!」なんて言葉はない。
志村は「次これパソコンで清書してくれ」と言って台本を渡してきた。
この小ブタはワードを使えない。
台本は全て手書きなのだ。いい加減にしろや!
しかし俺はそれをやるしかないのだ。
嫌なら辞めるか、自らがディレクターになるしかない。
191 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/17(火) 12:03:52.36 ID:obI+683T0
志村マジ腹立つな・・・
194 名前:二宮[] 投稿日:2008/06/17(火) 12:12:09.16 ID:FgtT13KQ0
そんな毎日が続く中、ある日ポツンと暇な日が出来た。
赤松も志村もいない。
今日は早く帰れるチャンスだ。
俺は定時になるとササッと会社を飛び出した。
18時に会社の外にいる自分。
こんな早い時間に自由を手に入れた自分。
俺は酔いしれた。
そして電車に飛び乗った。
地元の駅に着くと空腹感に見舞われた。
そういえば入社以来まともに晩飯を食べていない。
俺は帰り道にある某有名カレーチェーンに入った。
メニューを見る。納豆フライドチキンカレーに決めた。
少しグロだと思うかもしれないが
俺はこれが大好きだ。
お決まりですか?女性定員が声を掛けてきた。
俺はメニューから顔を上げた瞬間「あっ・・・」と声を漏らした。
まりあだった。
まりあも驚いた表情で「あ・・・。二宮さん」と言った。
やっと出てきたか
197 名前:二宮[] 投稿日:2008/06/17(火) 12:20:17.74 ID:FgtT13KQ0
まりあはニコッと笑うと「お仕事帰りですか?」と聞いてきた。
俺は焦りながらも「はい・・・そうです」と答えるのがやっとであった。
それにしても。
カレー屋の制服も見事に似合う。
やっぱり可愛い。
俺は注文を済ますと油田のことを思い出した。
そういえばアイツにマンガ返してなかったな。
まりあが納豆・フライドチキンカレーを持って来た。
「ごゆっくりどうぞ」と微笑み掛けてくれた。
それで胸が一杯になった。
500gは多すぎた。
俺がカレーを食べていると「お疲れ様でしたー」という声が
カウンターから聞こえてきた。
なに?まりあの上がり時間なのか?
厨房の奥に消えていくまりあ。
俺は少しがっかりしつつもカレーを食べた。
すると突然前の席に人が座る気配を感じた。
カレーから顔を上げるとそこにはまりあがいた。
203 名前:二宮[] 投稿日:2008/06/17(火) 12:29:47.65 ID:FgtT13KQ0
目をパチパチさせる俺を見てまりあは言った。
「いまバイト上がったんです。食事終わるまで待ってるんで
一緒に帰りませんか?」
俺は最初言葉の意味が理解出来なかった。
誰と誰が一緒に帰るって??
俺とまりあか!!??
「うん。すぐ終わるから」そう言って俺は必死にカレーをかっ込んだ。
まりあは笑いながら「ゆっくりでいいですよ。本当に」と言ってくれた。
笑顔が本当に可愛い。
しかし会話が必要だ。
俺は油田から仕入れた情報を元に話掛けた。
「大学生なんだよね。ここはバイト?」
当たり前のことを聞く。
「そうなんですよ。週3日か4日入ってるんです。カレーが好きなんです」
バカみたいな理由だ。しかしバイト選びなんてそんなもんか。
「そういえば俺の引越し初日はカレーありがとう。美味しかったです」
容器はまりあの玄関に置いておいたがお礼はちゃんと言えていなかった。
204 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/17(火) 12:30:42.96 ID:IPVD0Hdf0
なんだ
いい子だな
205 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[sage] 投稿日:2008/06/17(火) 12:31:10.23 ID:z1MFxRAQO
追い付いた
そしてモヤモヤ感で鬱に入って過呼吸になりそうwwwwww
206 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/17(火) 12:31:43.45 ID:odhYLzWF0
>>205
っ【紙袋】
210 名前:二宮[] 投稿日:2008/06/17(火) 12:43:27.28 ID:FgtT13KQ0
「油田くんとは友達?」これも気になる。
もしかして彼氏ってことは無いよな?
「そうなんですよ。
彼とは授業が一緒で
そのうち同じマンションって気づいたんですよ。
それからは学校で会っても話する仲になりました。」
なるほど。特別親しい間柄ではなさそうだ。
まりあちゃんと呼ぶ程の仲でもない気がした。
後に分かったことだが油田は
少し知り合いになった
女の子に慣れ慣れしくすることで
自分を大きく見せる癖があった。
211 名前:二宮[] 投稿日:2008/06/17(火) 12:43:50.38 ID:FgtT13KQ0
俺はカレーを食べ終えるとまりあと一緒に店をでた。
並んで歩く。
マンションまで10分程度の距離。
ついこの前、油田と並んで歩いた時とは大違いだ。
幸せだった。
しかしあっという間にマンションに到着してしまった。
「それじゃまた!」と言って各々自分の部屋へ入る。
俺は幸せの余韻に浸っていた。
これからもっと仲良くなれるかも・・・。
しかし俺の幸せは長く続かなかった。
鞄の中でマナーモードに設定していた携帯。
その携帯に24回もの着信があったこと。
その着信の主が志村であったこと。
この時の俺は自分の置かれた状況に
まだ気づいていなかった。
214 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[sage] 投稿日:2008/06/17(火) 12:45:05.11 ID:obI+683T0
こええええwwwww
217 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/17(火) 12:47:58.84 ID:L+TFob+eO
志村恐すぎw
220 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/17(火) 12:53:28.15 ID:k581fk12O
しむらwwwwwww
俺までなんかムカついてきたwwwwww
212 名前:二宮[] 投稿日:2008/06/17(火) 12:44:27.24 ID:FgtT13KQ0
ごめん。さすがに疲れたよ。
少し休憩下さい。
213 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/17(火) 12:45:03.17 ID:qbMNrVylO
追いついたー
面白い>>1頑張ってくれ!
218 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/17(火) 12:49:48.65 ID:BF8G4w5r0
気になる展開すぎる
ゆっくり休憩してくれ
221 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/17(火) 12:59:34.53 ID:B4oVUswZO
追い付いた!面白いww
223 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/17(火) 13:04:49.50 ID:HEmvnhC40
1の文才に嫉妬
230 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/17(火) 13:24:05.16 ID:NUGPyySN0
読むのめんどくさいから産業で
231 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/17(火) 13:24:40.21 ID:odhYLzWF0
>>230
カレー
カレー
志村
233 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/17(火) 13:28:41.69 ID:NUGPyySN0
>>231
把握した
236 名前:二宮[] 投稿日:2008/06/17(火) 13:42:38.58 ID:FgtT13KQ0
第6章 地獄
俺は部屋に帰った後ご機嫌でシャワーを浴びた。
シャワーから出ると冷蔵庫から缶ビールを出して
一気に飲み干した。
うまい!
TVのスイッチを入れた2本目の缶ビールを開ける。
俺は先ほどのまりあとの出来事を回想していた。
表情が勝手にほころんでくる。
頭の中はまりあの笑顔で一杯だった。
何気なく鞄の中の携帯を取り出す。充電しなければ。
携帯がピカピカ光っていた。着信か?
携帯を開いた俺は目を疑った。
「着信24件」
誰だ?24件もの着信なんて。
履歴を見る。一気に背筋が凍りついた。
志村 志村 志村 志村 志村・・・・・
全てが志村からの着信だった。
ドクン・・・。心臓の高鳴りが分かった。
238 名前:二宮[] 投稿日:2008/06/17(火) 13:42:54.25 ID:FgtT13KQ0
ちょい復活します
244 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/17(火) 13:50:16.13 ID:dxGLpk410
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
239 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/17(火) 13:43:00.41 ID:odhYLzWF0
帰ってきたぁあ〜
240 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/17(火) 13:44:40.24 ID:xp3lMbiWO
気になって授業どころじゃない
241 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/17(火) 13:44:53.16 ID:obI+683T0
背筋が凍る感覚わかるわ
242 名前:二宮[] 投稿日:2008/06/17(火) 13:47:11.45 ID:FgtT13KQ0
酔いは一気に吹っ飛んでいた。
まりあの笑顔も消えていた。
まさか・・・仕事でなにかあったのか?
俺は震える手で志村に電話した。
怖かった。
これから聞かされる事実は一体どの様なものなのだ?
想像すらつかない。
着信音がなる。1回・・・2回・・・。
ガチャ。
ドキッ・・・。繋がった・・・。
いきなり志村の怒鳴り声が飛び込んできた。
「貴様!いまどこだ!?」
俺は驚いた。志村がまさかこんな声を出すとは。
今まで散々なことを言われたが、それは嫌味を含んだ
ねちっこい言い方だった。
その志村が怒鳴っている。
余程の事体ということは容易に想像できる。
245 名前:二宮[] 投稿日:2008/06/17(火) 13:54:45.11 ID:FgtT13KQ0
「すみません。自宅ですが・・・」
もう既に謝っている俺がいた。
「お前台本はどうしたっ!!俺がお前に清書を頼んだ台本だ!」
「それでしたら清書の後に志村さんにFAXしていますが・・・」
「バカヤロー!そんな事じゃねーよ。今日代理店に持って行く日だろが!
清書したデータをよ!」
俺は目の前が真っ暗になった。
そうだ・・・。今日は清書した台本をROMに焼いて代理店に提出する日だった。
完全に忘れていた。
「テメーのお陰でフリーの俺に電話がジャンジャン入ってんだよ。
いくらお前に電話しても繋がんねーし。
代理店誤魔化しきれないんだよ!」
もはや志村の怒鳴り声よりも、数段上の恐怖が俺に襲いかかっていた。
時計を見る。22時・・・30分・・・。血の気が引いた。
俺はとにかく志村に言った「すみません。今すぐ代理店に行きます。切ります」
俺は部屋を飛び出した。
手が震えていてキーがドアに入らない。
カギはもういい。とにかく急がなくては!
246 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[sage] 投稿日:2008/06/17(火) 13:56:31.96 ID:obI+683T0
うわあ
こええなぁ
249 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[か] 投稿日:2008/06/17(火) 14:02:46.82 ID:k581fk12O
こんな恐ろしいプレッシャーの中で仕事できる奴ってスゲェと思う。ますます社会が恐くなった。
ニート脱出できない・・・
250 名前:愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[] 投稿日:2008/06/17(火) 14:04:17.07 ID:1H03JITKO
ワクテカがとまらないんだが
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