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さよならした女の子との思い出

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Part2
33 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 02:52:30.86 ID:PguPwV4k
くっそ不定期更新でごめんなさい!
人気者はみんなどっかおかしいのです(笑)
変態に頼んでから、三、四日後。
変態:「俺さーん、ほうこーく」
と、放課後に唐突に教室にやってきた。
というか、本当に調べれたのね。
変態:「○組にいじめがあるかどうかだけどまぁ、思いっきりありましたー」
俺:「軽いなお前っ!?」
変態:「いや、あんまりふざけてる場合じゃなさそうなんで」
俺:「?」
変態:「対象者は、なぎさちゃんでした」
正直、かなりショックでした。
やっぱり隠してたのもあるけの、なにより
いじめられてるのがなぎさだったことに。

34 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 03:02:30.77 ID:PguPwV4k
変態:「聞いて回ってた時に、よく言われましたよー」
変態:「なぎさちゃんのクラスの女子からあの女には関わんないほうがいいよー☆って」
俺:「・・・」
ショック過ぎて、自分の席で固まって
何も言えませんでした。
変態:「さて、どーしましょう?」
変態は相変わらずニコニコしながら聞いてきた。
俺:「なんでそんなに笑ってんだよ!!」
変態の表情にイラっとして
つい、大きな声で怒鳴りました。
変態:「当たり前じゃないっすか。」
すると雰囲気が一変。
変態:「胸糞悪くてしかたねぇですし」
普段温厚な奴が、
本気で怒るとこうなるのかってぐらい怖かったです。

35 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 03:13:18.40 ID:PguPwV4k
変態:「普段誰がなにしようが俺には関係ないけど」
変態:「頭悪いことしてるやつは嫌いっすね」
それだけ言うと、教室から出て行った。
俺は急いで、なぎさの教室に行った。
幸い、放課後で結構時間も経ってたので
クラス内には誰もいなかった。
なぎさの席がどこなのか知らなかったので
見つけないといけない。
そう思っていたら、一瞬で見つけることができた。
コンパスの針かなんかで机の上は
穴だらけのぼっこぼこ。
机の中には、紙くずやらゴミが散乱。
中の一枚を読んでみると。
しね。やらヤリマン!やら胸くそ悪い文章のオンパレード。
呆然とそれを眺めていると
前のドアから人が入ってきた。
「あ、あの女の子紐じゃん(笑)」

37 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 03:22:54.00 ID:PguPwV4k
入ってきたのは
中学生のくせに、髪染めて、ピアス開けて
服装も見出しまくりの百合香ってやつだった。
百合香:「それ、ひどいよねー!」
ニヤニヤしながらこちら側に寄ってきて
なぎさの机に持ってたゴミを詰めて教室から出て行こうとした。
今すぐにでもぶん殴ってやろうと思った。
俺:「おい」
百合香:「あ?なに?」
俺:「これ、お前がやったのか?」
百合香:「はぁ? うちだけじゃないしー」
今でも、くっそムカつきます。
まず喋り方が、もう、なんか、あぁぁぁぁぁぁ!
ってなる。
百合香:「あ、もしかして怒っちゃってる?」
ケタケタおかしそうに笑って
きっもーとか言ってた気がする。
俺:「お前、そんなことやってて恥ずかしくないの?」
百合香:「は? あんまり変なことばっかいうと先輩にあんたくらわしてもらうよ?」

38 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 03:30:28.85 ID:PguPwV4k
百合香:「つーか、あんこそ恥ずかしくない?」
百合香:「なに正義感振りかざしてんの?キモッ」
もうブチ切れましたね。
殺してろうと思いました。
女一人ぶん殴るぐらい簡単に出来ましたが
それじゃ何の解決にもならない。
俺:「必ず後悔するぞ?」
それでも百合香は笑いながら、
百合香:「あたしの周りはみーんなこのこの知ってるけど絶手ェあの女の味方とかしねぇからー(笑)」
そういって出て行った百合香の後ろ姿をみて
単純に殺意を覚えました。
そこから教室を後にして、帰宅。
速攻なぎさに電話しました。


39 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 03:35:42.95 ID:cMXEB7/4
はわわ…

36 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 03:15:38.23 ID:w5aywxOG
俺も今年いじめやめさせたぞ!
そして見てるぞー

40 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 03:37:27.37 ID:PguPwV4k
いじめやめさせるとか最高!
やっぱそういう人がいないとダメですね!
なぎさ:「俺? 電話なんて珍しいね?どしたの?」
俺:「いや、あのさ、お前俺に隠してることない?」
なぎさ:「んー? 特にないよー?」
俺:「嘘だろ」
なぎさ:「なんでそんなに怒ってんの?」
マジでわからないみたいな感じで
喋ってくるなぎさにこの時は少しいらっとした
俺:「なんでお前保健室登校なんだ?」
この質問をするのは二回目だった。
なぎさ:「だから、それはちょっといろいろ、、、」
俺:「お前はっ!いじめられてんじゃねぇのか!?」
本当にまぁ、デリカシーのカケラもない。
つーか、そんなん直接言われたら誰でも嫌なことぐらいわかるでしょうに。
でも、この時は頭に血が上ってわからなかったなぁ。

41 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 03:46:28.87 ID:PguPwV4k
なぎさ:「・・・」
なぎさは黙ってしまった。
まぁ、普通黙るよね!
俺:「なんで、言ってくれなかったの?」
なぎさ:「・・・だって、俺にはバレたくなかったんだもん」
俺:「俺には?なんで?」
なぎさ:「だって、俺は絶対そんなんわかったらどうにかしようとするじゃん」
俺:「当たり前じゃろ」
なぎさ:「・・・俺には私がいじめられてるとか知ってほしくなかった」
ここらへんで多分なぎさは泣き出してしまった。
電話越しに泣いてるのを聞いてると
何もできない自分の無力感が半端なかった。
俺:「でも、言ってくれたらなんかでき、、、」
なぎさ:「俺にいじめられっ子って見られることが嫌だったんだもん!!」

42 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 03:54:58.11 ID:PguPwV4k
あの時の悲痛の叫びというか
本当に辛くて、毎日必至で我慢してたのがわかりました。
だから、そんななぎさを見てるのも
聞くのも辛くて俺はとっさに言いました。
俺:「必ずなんとかするから」
なぎさ:「・・・へ?」
泣ながら、ふへっみたいな感じで
聞き返されました。
俺:「お前がまた普通に学校に来られるようになんとかするから」
根拠も自身もありませんでしたが
なぎさのことを思うといてもたってもいられませんでした。
なぎさ:「・・・ぅぅん いいの」
俺:「何が?」
なぎさ:「もしどうにかなった時、いじめられる対象が他の人になったら私嫌だもん」
グスグス泣きながらそんなことを言ってたと思う。

43 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 04:08:41.00 ID:PguPwV4k
なぎさは自分の心配をよそに
他の人のことまで考えていた。
自分であったいじめの対象が
他の人に行くのが嫌だと。
なぎさ:「だから、なにもしなくていいよ」
そういってへへっと笑った。
なぎさ:「俺が私のこと気づいてくれたことだけで頑張れるから」
なぎさ:「だから、大丈夫だよ」
俺:「そんなこと知ったことではありません」
半沢直樹じゃないよ?
本当にいったんだからね?疑わないでね?
なぎさ:「・・ぇ」
俺:「お前なんか勘違いしてるやろ?」
俺:「なんとかするっていうのは、いじめをやめさせるってことよ?」
俺:「そこにお前が偶然いじめられてただけで、誰だろうといじめはやめさせるで?」
内心、大嘘。
なぎさがいじめられてなかったらそんな必死に
いじめをどうにかしようとか思わない。

44 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 04:17:13.81 ID:PguPwV4k
少しの間、無言が続いた。
そして、その後、なぎさが笑いだした。
なぎさ:「あはは。相変わらず俺は馬鹿だねぇ」
俺:「なぬ!?」
なぎさ:「昔っからなんか理由つけて私のこと助けようとしてくれる」
俺:「まぁな!」
なぎさ:「ま、してくれるだけで、助かったのはほとんど無いけどねっ!」
俺:「上げて落とすなよ!」
なんかおかしくて笑った。
久しぶりに聞いたなぎさの本当の笑い声はなんか新鮮だった。
なぎさ:「来年は一緒のクラスになりたい」
俺:「まかせろ。ちゃんとクラスに来れるようにしてやる」
なぎさ:「うん まってる」
少し雑談した後電話を切った。
なぎさの前では大見得切ったけど
いざ、どうすればいいのか。
まーったくわかりませんでしたね(笑)

45 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 04:19:35.14 ID:PguPwV4k
ちょっと休憩。
この時間ってやっぱ読んでる人いないかな?
というか、このスレ読み続けてる人いるのかな?
まぁ、最後までは書こう!
質問とかあったら答えます!

46 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 04:20:26.45 ID:u+wIx7m/
はよ
みてるぞ

47 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 04:48:30.29 ID:PguPwV4k
では、続きいきます!
変態:「俺さーん」
なぎさのことをどうしようか考えていたところに
変態がやってきた!
変態:「○組潰しましょー!!」
俺:「物騒やな、お前!」
変態:「いやぁ、まぁあの後もいろいろしらべてみたら主犯格のやつらがわかったんで」
俺:「百合香だろ?」
変態:「おー、さすが! それにプラス紗希と明里と麻衣ですねー」
女子のいじめは陰湿なもんで
基本的に固まらないと何もできない。

48 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 04:49:58.98 ID:PguPwV4k
俺:「つーか、あれ? お前紗希って子と付き合ってなかったっけ?」
変態は変態のくせに変態的にモテるのです。
あー、うまやらしぃ!
変態:「そうっすよー」
俺:「えー」
変態:「まぁそこは心配せんでください」
俺:「いじめてるやつと付き合ってるやつと供託すんのは、、、」
変態:「なに言ってんすか。俺と付き合って、やっちゃいけないことをしてるんすよ? それを教えてやるのが彼氏ってもんでしょ?」
不覚にも俺は変態に惚れた。
俺:「惚れた」
変態:「あ、パスで!」
俺:「Σ(゚□゚`)」

49 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 05:00:16.86 ID:PguPwV4k
変態:「とりあえず、動きますかー」
そういって、なにやら準備するものがあるから
スタコラサッサと帰っていった。
俺はとりあえずなぎさの担任に話を聞こうと職員室に乗り込んだ。
○組の先生に話があるというと、
個別指導室に通された。
先生:「それて、話ってなぁに?」
なぎさの担任はまだ新米の若い女教師で
誰からも好かれそうな感じでニコニコしていた。
俺は裏がありそうでその先生があんまり好かなかった。
俺:「まぁ、単刀直入でお聞きします。なぎさがいじめられてるのはご存知ですよね?」
先生:「え?」
俺:「しらばっくれんでくださいです。」
それでもお面でも被ってんのかってぐらい
ニコニコしながら答えてくる。
先生:「うちのクラスにいじめはありませんよ?」
俺:「そんなわけないでしょ。なぎさの机どうなってるかぐらい知ってるでしょ」
先生:「普通の机よ?」
俺:「は?」

50 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 05:15:46.95 ID:PguPwV4k
先生:「なんなら見てきたら?」
俺:「・・・失礼します」
職員室を飛び出し、なぎさの教室へ。
なぎさの机をみると、変えられていた。
他の人同様に普通の机になっていた。
また急いで職員室までもどる。
先生:「どうでしたか?」
俺:「普通でした。でも、昨日までは穴だらけでゴミ突っ込まれてたのに!」
先生:「そんなことはありませんよ? 前からずっとあの通りですよ?」
ここで俺は返す言葉が無くなった。
というか、その先生には何を言っても無駄そうだった。
大人しく職員室を後にして
これからどうするかを考えた。
といっても、なにも思い浮かばなかった。

51 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 05:32:13.90 ID:PguPwV4k
「よっ!」
帰ろうと昇降棟で靴を履き替えてたら
後ろから肩を叩かれた。
なぎさだった。
なぎさ:「大丈夫?」
俺:「いや、なんもしてないぞ、まだ」
なぎさ:「いや、まぁ無理はせんでよ?」
俺:「自分に言っとけ」
なぎさ:「(・3・)」
俺:「その顔うぜぇ!」
久しぶりに登下校を一緒にした。
本当にあの時は楽しかった。
なぎさ:「あ、俺ってさ、好きな人いるの?」
俺:「好きな人? いない」
なぎさ:「えーおもしろくなーい」
俺:「やかましっ! そのうち作るわいね!」
なぎさ:「そん時は報告してねー」

52 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 06:28:36.45 ID:Y6Anwpdm
まだ見てるぞ、楽しみにしてる


53 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 06:47:06.50 ID:QTZgnJHz
語りは失恋かVIPでやれ
一々こっちにクソスレ立てんな

54 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 07:22:04.52 ID:w5aywxOG
煽りは無視でおけ。俺は聞くぞ

55 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 07:43:03.31 ID:PguPwV4k
ありがとうございます!
まだ続くので暇な時にでも覗いてください!
クソスレですいません!
気分を害すようなら無視してください!
俺:「なぜっ!?」
なぎさ:「えーだって気になるじゃん」
俺:「まぁ、できた時ね」
とかなんとか話しながら帰宅。
辛いのを一生懸命我慢して
頑張ってるんだなぁと思ったら
はやくどうにかしたかった。

56 :名無しさんの初恋:2013/09/26(木) 07:45:19.90 ID:PguPwV4k
次の日。
変態:「なぎさちゃんを教室へ行かせてー」
俺:「はぃ?」
唐突に変態からの提案。
変態:「いじめってのは本人いないと証拠あんまりでてこないからさぁ」
というわけで、なぎさを教室へ。
行かせようと思ったが、そんなに甘くない!
なぎさ:「いやっ!」
ですよねー。拒否られました。
俺:「どーしても嫌?」
なぎさ:「いやだっ!」
行けというのも辛いのですが
変態がどうしても行かせろというので
がんばって説得。

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