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ずっと好きだった君へ最後のラブレター

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Part5
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :[sage]2010/06/22(火) 19:56:47.36 ID:nRfU6Sso
>>1お帰り。
>>126-130読んでて思い出しちゃった。
あたし女で、遠恋経験者だから、彼女さん側の気持ち思いながらだったんだけど、
あたしの場合、めーるのやり取りだけでも、仕事の疲れが和らいでたし、
めーるしてて返信が遅いと不安だったんだよね。まだ、仕事なのかな?とか思ったり
携帯片手に、欲が出て声聞きたいと思うし、声聞いたら、今度は、会いたいって、より欲でてきちゃう。
でも、俺君は、TEIしたの、GJ(グレートジョブ)だって私は思ったよ。b
なーんて、出会い系で出会い、遠恋を乗り越え、結婚4ヶ月目で俺君よりちょっぴり既婚者先輩のあたしです。
続き待ってます。 長文ですみません。

137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :[sage]2010/06/22(火) 21:58:53.38 ID:sw2tKAAO
>>135
大丈夫?
続きは体調良くなって都合のいい日でいいよ

138 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/06/23(水) 19:10:14.87 ID:X.jqD0.o
>>136
遠距離って逢いたい時に逢えないからメールとか電話で声聞くだけでも癒されますよね
会議中とかに彼女からメール着て返信できない時とか凄く申し訳なくなるし
彼女からの返信が遅いと少し不安になったり
出会いは人それぞれですね。旦那様と末永くお幸せに
>>137
昨日は家に帰って水分補給して嫁さんの顔みたらすぐ良くなりましたよ
少しですが投下します
1月1日元旦、俺は彼女の住む街へ向かう
彼女に逢うのは去年の桜の前で話した以来だ
メールや電話を通じて彼女への気持ちが固まっていった
ずっと君に想っていた気持ち、ずっと封印したままの言葉
それらを彼女に伝えに行く
結果がどうなろうとも俺は受け止める
それで前に進めれるなら
あの時のように君に伝えられずにいつまでも引きずるのは嫌だ
電話でのやりとりでは、彼女も俺に好意を持っているような話しぶりだった
俺が彼女の元へ行くと言ったら喜んでくれた
俺の勘違いとか無ければOK貰えるかもしれない
そんな事を考えながら俺は彼女の住む街へと車を走らせる

139 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/06/23(水) 19:13:01.08 ID:X.jqD0.o
道中いろいろと想いがめぐる
彼女の顔、彼女の声、彼女のしぐさ
彼女が『彼女』になったら、ゆくゆくは俺の嫁さんかな
その時はなんてプロポーズするんだろうか?
やっぱりストレートに結婚してくださいかな?
まだ付き合ってもいないのに変な妄想ばかりしている
まずはプロポーズの前に俺の想いを伝えなければならない
「好きです。付き合って下さい」心の中で彼女に伝える言葉を練習してみる
何度も何度も心の中で
簡単な言葉だけど、凄く重たくて意味の深い言葉
車を走らせて彼女の住む街が近づくにつれ、不安と緊張が増してゆく
最近、前より仕事が忙しくて毎日来れないかもしれませんが少しずつ進めていきます

140 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/06/24(木) 19:38:29.64 ID:nbFHonQo
彼女に教えてもらった待ち合わせ場所は国道沿いのコンビニ
俺が、住所教えてくれたら家の前まで行くよと言っても
彼女は、家の場所分かりづらいし、すぐ近くだからコンビニにしようって言ってた
カーナビあるから迷わないのにね
やはり家の人に俺の存在知られるのが嫌なのだろうか?不安になる
待ち合わせの場所に着いたのは日が沈みかける時間だった
コンビニに着いて歩いてくるであろう彼女にホットレモンを購入
それから彼女に今着いたよとメールを送る
彼女から、すぐに行くから待っててと返信が来る
車の中で5分ほど待っているとキョロキョロと俺の車を探す彼女が現れた。
車の特徴を事前に伝えてあったのに彼女は俺の車が分からないらしい
俺はドアを開け彼女に声を掛けた
俺「こっちだよ。寒いから早く乗って」
彼女「うんww」
彼女は俺の顔をみてほっとしたような微笑を浮かべ、車に乗り込む
俺「寒かったしょ、はいどーぞ」そう言ってホットレモンを渡す
彼女「あったかーいwwありがとww」
彼女は頬にホットレモンをくっつけて笑っている


141 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/06/24(木) 19:39:50.40 ID:nbFHonQo
彼女とはメールで落合ったらどこかに食事にでも行こうと言っていたが、俺にはその前にやる事があった
彼女への告白
雰囲気とかそんなの関係ない
彼女に逢ったらまず最初に告白しよう。そのためにここに来たんだから
彼女が受け止めてくれたら楽しく一緒に食事しよう
ダメなら今来た道をトンボ帰りすればいい
だけど、いざ告白しようとするとなかなか声が出てこない
あれだけ車の中で告白の言葉を練習していたのに
鼓動が早くなり手が汗ばんでくる
黙っている俺に彼女が話し掛けてくる
彼女「どうしたの?」
俺「あ、あのさ・・・」
彼女「ん?」
俺「・・・す、好きです。結婚してください!」
何とか言えた。だけど言い終えてから気付いた
俺とんでもない事を言ってしまったorz
ここへ来る途中車の中で変な妄想していたせいであろうか
俺の人生初告白が結婚してくださいだなんて
彼女「・・・」
そりゃいきなり「結婚してください」は、無いよね
俺どんだけテンパってんだよ
だけど将来、彼女と一緒になりたいのは事実だし
言い訳とゆう言い訳も出て来ない
ひたすらあたふたするばかり

142 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/06/24(木) 19:41:04.61 ID:nbFHonQo
車の中が気まずい空気で充満する
俺「いや、あの、そのね・・・」
彼女「・・・」
彼女が下を向いたまま何も喋らない
俺もだんだんテンションが下がって行く
もう、まともに彼女の方を見れない
頭の中が真っ白だ
二人共黙ってしまった車内。変な沈黙した時間が過ぎていく
沈黙した時間が30秒か1分か分からないが気がつくと、グスッグスっと彼女がすすり泣きしていた
彼女「こんな私で・・・(グスっ)
   本当に・・・(グスっ)
   いいの?・・・(グスっ)」
俺「へ?」
一瞬、彼女が何を言ったのか理解できなかった
彼女「こんな私で・・・(グスっ)
   本当に・・・(グスっ)
   いいのなら・・・(グスっ)
   こちらこそ・・・(グスっ)
   よろしくお願いします・・・(グスっ)」
俺「それって・・・」
彼女「・・・うんww・・・(グスっ)」
こうして彼女とは、交際0日で婚約者になってしまった

143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :[sage]2010/06/24(木) 23:31:45.68 ID:kKyh.XI0
えーーーっ
交際日0日wwww

144 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/06/26(土) 20:02:18.75 ID:uk9y4xYo
>>143
はい。俺の言い間違えでこんなんなりましたww
彼女が落ち着いて来たところで今日の予定を聞いてみる
俺「これからどうする?飯食うにはちょっと早いけど」
彼女「私の家に行かない?」
俺「もしかして、実家?」
彼女「うんww」
俺「もしかしなくても、お父さんお母に御挨拶?」
彼女「俺君なら大丈夫だよwwきっとお父さんもお母さんも喜ぶよww」
俺自体、彼女にプロポーズすると思ってなかったから心の準備できていません
俺「でもさ、今日じゃなくても・・・」
彼女「滅多にこっち来れないんだし、次いつになるか分からないでしょ」
俺「うーん。わかったよ、緊張するなぁ」
彼女「私にプロポーズ出来たんでしょ。しっかりして」
俺「はい」
正月早々彼女の両親に挨拶しに行くことになった

145 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/06/26(土) 20:03:18.13 ID:uk9y4xYo
彼女の家に行くことになったけれど心の準備が出来てない
少し彼女の両親の事を聞いてみる
俺「あのさ、お父さんってどんな人?」
彼女「普段はやさしくてオチャメだけど、怒ると凄い怖い」
俺「なんか凄いプレッシャー感じる」
彼女「大丈夫だってww俺君なら」
そんな会話しながら彼女のナビで家に着いてしまった
玄関脇に車を留めて彼女の後を追うように玄関に入る
彼女「ただいまー」
俺「おじゃまします」
緊張しすぎて、吐きそうになるのを必死に我慢する
そこへ、玄関の横にあるトイレから彼女の父が現れた
彼女父「おかえり。今日は帰らないんじゃなかったのか?
    ん?!」
そう言うと俺と目があってしまった
俺「は、始めまして『俺』と言います
  彼女さんとお付き合いさせていただいてます」
彼女「エヘヘ、彼氏つれて着ちゃったww
   私、俺君と結婚するから」
彼女の父の目つきが一瞬にして変わるのが分かった
やばい、やばすぎる。さっきまで優しそうな顔が今は鬼の形相になっている

146 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/06/26(土) 20:04:21.59 ID:uk9y4xYo
彼女父「お前は気に入らん。帰れ!」鬼の形相
彼女「えっなんで?今会ったばかりの人だよ何でそんな事言えるの?」
俺はビビリ過ぎて言葉が出てこない
彼女父「うるさい。どこも馬の骨か分からん奴に娘はやらん」
彼女「俺君は凄い良い人だよ、なんでそんなこと言うの?」
俺「・・・」
頭がパニック。彼女にポロポーズしたときよりも混乱してる
いきなり彼女の父に怒鳴られた
やはり俺じゃ駄目なのか?ジーパン履いて着たのが不味かったのか?
こうゆう場合はきちんとスーツ着てくるものなのか?
駄目だ、帰ろうそう思った時
彼女父「まあ冗談だww娘を持つ父親だから一度言ってみたかったんだww」
彼女の父はそう言うと笑っている
顔もすっかり優しそうな顔に戻っている
でも俺の頭の中は?マークでいっぱいで理解できない
彼女「もー、変な冗談やめて!いきなりでビックリしたしょ」
彼女父「オレだってお前がいきなり婿さん連れて来てビックリしたんだ。あいこだよww」
なんだそうゆう事か。俺が一番ビックリした。いや一番ビビッた
俺「よろしくおねがいします」
彼女父「そんな所突っ立てないで中に入れ、いやーめでたいなぁ
    おーい母さん、グラス持って来い」
    
それから中に通されて、彼女の父にたらふく酒を飲まされた
彼女の父は終始笑顔で「いつから付き合ってる?」とか「いつ結婚する?」とか質問攻め
でもまぁ彼女の父には気に入られたようでよかった
これが今年の正月の出来事でした

147 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/06/26(土) 20:06:05.37 ID:uk9y4xYo
明日で最後にします
早ければお昼ごろから始めます。

148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :[sage]2010/06/27(日) 01:04:54.77 ID:bT2re1Eo
>「いつから付き合ってる?」
何て答えたんだ、コレww?

149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :[sage]2010/06/27(日) 01:08:52.78 ID:xxsHpvU0
正直に「今日から付き合い始めました」
って、言ったのかなぁ

150 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/06/27(日) 12:20:50.10 ID:1yz4nv2o
>>148-149
去年の桜の前で出会ってそれから付き合い始めた事にしましたよ
彼女も俺の話に合わせてくれて助かりました
さすがに今日から付き合い始めて、ついさっきプロポーズしましたとは言えませんからね
正月はそのまま二日ほど彼女の家で過ごしました
過ごしたと言ってもほとんど彼女の父に酒飲まされただけなんですけど
飲んで寝て起きたらまた飲まされて、また寝ての繰り返し
帰宅する日も飲まされそうになるし、終いには車置いて列車で帰ればいいとか言い出すし
大変だったけど、お父さんに気に入られたようだし
彼女も俺の為に料理つくってくれたり、俺が寝てる間にパジャマとか着替え買って来てくれたり
彼女の家の人とは仲良くやっていけそうです
帰宅する日、彼女とお父さんお母さんに玄関先まで見送られる
彼女父「いつででも来いよ。こんだけ酒飲める奴は頼もしいからなww」
彼女母「ごめんね。お父さんのお酒断れなかったんでしょ。無理しなくてもいいんだからね
    またいらしてねww」
俺「こちらこそ、ご迷惑かけました。また近いうちにおじゃまになるかもしれません。
  是非、お父さんお母さんこそ○○(俺の地元)に来てください」
そう言って玄関を出る
彼女も付いてきて俺に小さな包みを渡す
彼女「おにぎり作ったからお腹減ったら食べてね
   帰り道気を付けてね」
俺「ありがとう。運転しながら食べるよww」
車に乗り込みエンジンを掛け窓を開ける
俺「それじゃぁ行くよ」
彼女「うん。気を付けて」
彼女としばしの別れ。なごり惜しいが仕方ない
ゆっくりと車を進める
彼女が大きく手を振っているのをバックミラー越しに見える
一度やってみたい事があった
彼女の家から数百メートル進んだ交差点
赤信号で止まる寸前にブレーキペダルを5回踏む
彼女は気付いているだろうか?
早速で申し訳ないんですが食事いってきます

151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :[sage]2010/06/27(日) 12:24:23.34 ID:bT2re1Eo
ア・イ・シ・テ・ル
かwwww

152 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/06/27(日) 14:14:29.26 ID:1yz4nv2o
>>151
男なら一度やってみたいと思うでしょ
世代にもよるけどww
正月に彼女に逢ってからふた月ほどたった
お互いに仕事が忙しく逢う時間が無かった
彼女に逢えない寂しさはあったけど
毎日メールや電話をして常に彼女の事を感じていた
三月に差し掛かる頃、彼女の仕事も落ち着いてきたらしいので
彼女に俺の街に来ないか?と誘ってみた
俺の両親に彼女を紹介したいし、俺に思惑があったから
彼女は俺の誘いをすぐさま了承してくれた
そして3月中旬、彼女は俺の住む街にやってきた
駅まで彼女を向かえに行ってそれから俺の実家に直行
両親には彼女を連れて来る事は言ってある
実家に着いたのは夕方ちょうど我が家の食事の時間
彼女を茶の間に通す
茶の間では、親父が落ち着かない様子で新聞を読んでいる
母親は、彼女が来るので食べきれないくらいの料理を作っている
俺は両親に彼女を紹介する
俺「これが俺の嫁さんになる『彼女』さんです」
母親「かわいい娘じゃないwwあんたにはもったいないくらいね」
親父「は、はじめまして」なぜか親父の方が緊張している様子
彼女「はじめましてwwよろしくお願いしますww」
彼女は最高の笑顔で挨拶している

153 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/06/27(日) 14:44:48.04 ID:1yz4nv2o
母親の号令で彼女を招いての食事会が始まる
俺が彼女の家に行った時のように、母親が彼女に一方的に質問攻め
彼女もあの時の俺と同じようにタジタジになっている
そんな彼女を見ながらニヤニヤする親父
俺の両親も彼女の事を気に入ってくれたようだ
酒も入ってだんだん和気藹々とした雰囲気になっていく
雰囲気もいいところで、俺は彼女も知らない俺の思惑を発表する
俺「実は、家買おうと思っているんだけど
  中古の物件で築30年だけどさ。外観見る限り結構良い家だと思うんだ
  親とは竈は別にしようと思ってるし、賃貸に入って月に4〜5万くらい払うなら
  同じ額でローン組んでも5年で払えるくらいの値段の家なんだ」
都会の人には解らないかもしれないが
この辺は田舎で土地の値段が坪当り2万ちょっとくらいで70坪あっても150万位、築30年の家が大きさにもよるが50万位で買える  
合計しても200万くらい
彼女「いきなり家?新婚早々借金もなんか嫌だなぁ」
彼女は昔お金に苦労した事があったのは知っている
だけど無計画に借金する訳じゃない
賃貸のアパートとかマンションに入るくらいなら5年で借金払い終わったら本当の自宅になる
車買うのとたいした変わらない位で家と土地が手に入る
そんな事を力説して何とか彼女も納得してくれたみたいだった
俺「それで明日その家見に行こうと思ってるんだけどさ
  ってゆうか不動産屋さんと現地で明日の朝九時くらいに待ち合わせしてるんだけど」
彼女「まぁ仕方ないね。見るだけ見に行こうかな
   まだ買うって決めたわけじゃないいんでしょ?」
俺「持ち家は、男のロマンだよ。一国一城の主ww
  絶対気に入ると思うんだけどなww」
とりあえず次の日その家を彼女と見に行く事が決まった

154 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/06/27(日) 15:25:58.81 ID:1yz4nv2o
次の日の朝、彼女を助手席に乗せてその家を見に行く
彼女はあんまり家の購入は賛成しているようではない
待ち合わせの物件の前に車を止める
彼女「ここって?!」
俺「うんwwそうだよww」
彼女「なんで?」
俺「なかなか良い家だろ?」
彼女「そうゆう事じゃなくて・・・」
俺「この前ここを通かかった時に売りに出されてるのが目に留まってね
  不動産屋に電話したら手ごろな値段だったからさ」
彼女「だから、そうゆう事じゃなくて」
俺「・・・そうだよ。この家12年前に君が出て行った家だよ
  君が生まれて18まで育った家
  君と君の家族の思い出がいっぱい詰まった家
  あの時はお父さんの事情で出ていかなくちゃなんなかったけどさ
  君はこの家に嫌な思い出もあるかもしれないけど
  今度はこの家で君とたくさん楽しい思い出でいっぱいにしたいんだ」
彼女「私の家・・・私が生まれ育った家・・・
   買い戻してくれるの?」
俺「うんww君さえよければ」
ここまで書いたら君=彼女って解るよね
一年前の桜の咲く時期に車の中で山崎まさよしの曲聞いて
君に再会出来たら好きって伝えようと思っていて
俺と君がジンギスカン臭い桜の咲く公園で奇跡的に再会して
いざ伝えようと思ったけど君に彼氏とか旦那さんとか居るかもしれないと思うとずっと言えなくて
でも今はいろいろあったけど君は俺の嫁になる人
ずっと好きだった人

155 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/06/27(日) 16:00:41.13 ID:1yz4nv2o
程なくして不動産屋のオヤジが来た
不動産屋のオヤジが、この家の築年数とか敷地が何坪あるとか説明をしている
リフォームしないで現状渡しだからこの値段だとか
そんなもんここに住んでいた君に聞く方が手っ取り早い
オヤジの説明が長いので家の鍵を借りて勝手に家の中を見ることにする
君がにこやかに玄関から入って行く
君「またこの家に入れると思ってなかったーww」
俺「どんな感じ?12年ぶりの我が家」
君「なんて言うか感無量ww」
中に入ると彼女は思い出を一つ一つ噛み締めているようだ
君「この壁の落書き私が小さい時に描いてお母さんし凄い怒られたんだww
  まだ残ってたんだー」
とか
君「この床の傷、小学生の時に彫刻刀で私が付けたんだー」
などなど
物件を見るとゆうより君の思い出を拾っている


156 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/06/27(日) 16:22:37.22 ID:1yz4nv2o
二階の元君の部屋に来たときだったね
君「昔ね、一度だけ当時好きだった人この部屋に入れた事あるんだよww」
俺「ふーん」
君「嫉妬する?」
俺「しないよww前に一度だけこの部屋は入ったことあるから」
君「へへへww」
最初にこの部屋に入ったのはもう12年も前の事だ
君「あっそうだ!そこの押入れ」
俺「押入れ?」
君「うん。押入れ開けて棚に上ってみて」
俺「棚?なんで?」
君「いいからww」
言われるまま彼女の部屋の押入れの棚に上ってみる
君「上ったら押入れの天井を上に持ち上げてみて」
俺「こう?あれ?天井の板が外れた」
君「そうそう。その板外れたら屋根裏見える?」
俺「どれどれ。ん?埃まみれだけどなんかあるよ」
それは真っ黒になるほどの埃まみれのA4ほどの大きさの厚みのある封筒だった

157 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/06/27(日) 16:51:36.99 ID:1yz4nv2o
その封筒の埃を手で払い除ける
手が真っ黒だ
俺「これ何?」
君「私の思い出ww」
俺「ふーん。はい、どーぞ」
そう言ってその封筒を君に渡す
君は封筒の中から一冊のルーズリーフを取り出した
君「これね、私の高校時代の日記なの
  3年間の思い出が詰まってる。特にね3年生になってからは殆ど俺君のことばかり書いていたんだよ
  もう一生見る事がないと思ってたんだ」
俺「なんでそんなとこにあったの?」
君「昔ね、押入れに入って[たぬき]ごっことかしなかった?
  お布団山積みになっているとこよじ登ったりしてあそんで、それで押入れの天井に頭ぶつけたの
  そしたら天井の板が外れて屋根裏が見えたの。
  それ以来、私の宝物の隠し場所なのww」
俺「ふーん」
君「昔この家出るとき置いていったの
  俺君との思い出もこの家に置いていこうって
  好きだった俺君との事は諦めてたし
  でも、まだここにあって良かったー」
そう言って君は胸元で一冊の日記を抱きしめている
俺「見せてよww」
君「恥ずかしいからダメーww」
そう言いながら君は笑顔で涙を浮かべている

158 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/06/27(日) 17:19:30.29 ID:1yz4nv2o
一階に降りてきて君の意見を聞いてみる
俺「どう?気に入った?」
君「うんwwでもあちこち痛んでるよ」
俺「俺が少しずつ直すよww高校の時、工務店でバイトしていたし
  分野が違うけど建設関係の技術者だよ俺ww
  少し位の知識は有るから何とかなるよ」
君「分かったwwこの家が新居だね」
俺「うん。そうだよ
  それにね、この家が君へのプレゼント。高校時代に君から貰ったチョコレートのお返ししていなかったから
  12年もかかったけど俺からのホワイトデーのプレゼントww」
君「覚えててくれたの?ありがとうww」
  
これが今年の3月14日のことでした

159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :[sage]2010/06/27(日) 17:54:15.88 ID:NeNHJcU0
>>1かっこいいよ
ずっと見てきてよかったわ

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