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ずっと好きだった君へ最後のラブレター

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Part2
28 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/05/24(月) 19:19:08.34 ID:lC7OC0Qo
俺「お前たわけたこと言ってんじゃねーよ」
また否定してしまった。それも君に聞かれている。
本当は違うんだ、君のことが好きなんだ。
S「またまたご冗談をwwww」
確かに冗談じゃない、こいつに茶化されるのが嫌なんだ、それに恥ずかしいんだ
俺「うるせーなー」
S「お前、君ちゃんのことすきじゃねえの?wwww」
俺「べ、別になんとも思ってねーよ」ついつい声が大きくなる
本当は、好きなんです。一緒の下校楽しみだし
一緒にお祭り行って凄く楽しくて
手つないでドキドキして、でも俺チキンだから
素直に云えられないでいて・・・
君が教室から勢いよく飛び出して行った
俺は追いかけることも出来ずにいる
S「追いかけなくてもいいのか?」
俺「関係ねーよ」
全然関係無くありません。本当は今すぐ追いかけたいです

29 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/05/24(月) 19:21:32.96 ID:lC7OC0Qo
この日俺は、イライラして
俺が君の事なんとも思っていないって教室で叫んで
でも君のことが好きで
想いを伝えられなくて
素直になれなくて
俺、バカです。チキンです。
帰宅して部屋に篭ってまた電話しようとして
手が震えて電話できなくて
布団に包まって泣いて泣いて泣いて・・・
この日以来君との関係が崩れてしまったんだよね
放課後一緒に下校することもなくなってしまった
一学期の桜の咲く時期からほぼ毎日、君と過ごした下校のときの僅かな時間
たった100メートルほどの俺と君との共通した通学路
もう君と並んで歩くことはなくなったんだよね

30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :[sage]2010/05/24(月) 19:59:06.95 ID:pjxFYIAO
高3…?
中1にしか見えない

31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :[sage]2010/05/24(月) 20:03:37.73 ID:CI7YX1Uo
>>30
その辺は個人差あると思うよ

32 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/05/24(月) 20:33:43.32 ID:lC7OC0Qo
季節は蝉の鳴く時期が終わり、山の木々が葉を落とし、そしてこの北国の長い雪の降る季節
あと一週間ほどで正月を迎える日のこと
H「俺君が君ちゃんと付き合ってたら、僕達もおこぼれで女の子達と今頃わいわいやってたんかなぁ・・・」
S「そうそうwwすべてはお前が悪い」
俺「俺は無罪だ。君ちゃんのこと別になんとも思ってないし」
嘘です本当はまだ君のこと好きです
S「嘘つけ!それもよりによって男だけでパーティーだなんて・・・」
H「そうだよ、去年もこの面子だったし・・・」
俺「まあ、毎年のことじゃん」
部屋の中で散乱する管ビールの空き缶、部屋の中に充満するニコチン成分が含まれた体に悪そうな煙
男三人丸いケーキを箸でつつく
その年のクリスマスあんな事があってもなんだかんだ仲のいいSとHと
俺の部屋での男だけのパーティー
俺はささやかな期待を持っていた
君からクリスマス誘われないかとね
あれ以来一度も君と口を交わすことは無かったけど
もしかしたらってね
でも実際に誘われることは無かったんだよね
だから男三人でパーティーやってんだけど
>>30
高3です。まじめな話それまで女性と話したの母親くらいしかいなくて


33 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/05/24(月) 20:39:01.27 ID:lC7OC0Qo
S「お前、本当になんともおもってないんだな?」
俺「しつこいぞ!何ともおもってねーよ!」今でも好きです
S「それなら俺が君ちゃんのこと、くどいてもいいのか?」
H「え!S君が君ちゃんのこと狙ってるの?」
俺「別にいいんじゃねーの」本当は良くないです
S「じゃあ電話貸せ今から電話する!」
俺「いや電話は・・・もう遅いし・・・」
H「まだ8時前だよww」
俺「お前らちょっと飲みすぎじゃね?」何とか阻止しないと
S「俺は本気だ!それに酒の力がないと告れん!」
H「あれ子機だよねww」子機の方を指差す
俺「電話代いくら掛かるとおもってんだよ!」
S「お前が払ってるわけじゃねーじゃん。それに市内だし百円はらえばいい?」
俺「君ちゃんだって家族とパーティーやってんだろ・・・だぶん・・・迷惑だろ」
途中ですが今日は落ちます
会社のPCで仕事の合間合間なので書き込み遅いの申し訳ないです
また明日再開します

34 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/05/26(水) 20:43:54.44 ID:nMSbMwYo
S「お前、君ちゃんの電話番号知らね?」
俺「知らん!」
S「Hおまえは?」
H「分からん」
S「何だよお前ら使えねーな!」
こうして俺は何とか阻止した思っていた。
だが、それから30分ほどしたころ俺はトイレに行き自室へ戻って来たときのことだった。
Sがどこかに電話を掛け誰かと話している。
S「もしもし、君ちゃん!今、俺君の家でパーティーやってんだけど来ない?」
俺「お前何やってんだよ!」
H「俺君wwリダイヤルって知ってるかいww」
そうだった。前日君の家に電話して家の人に取られる前に切った。
いわゆるワンギリってやつ。
君と話したくて、僅かな期待して、でも怖くて
俺、本当ダメな奴です。

35 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/05/26(水) 20:44:57.25 ID:nMSbMwYo
俺はSの持っている電話を取り上げて
俺「ご、ごめんね・・・い、いきなり変な電話して・・・」
君「う、うん・・・」
俺「Sの奴、飲んでて酔ってるから気にしないで」
SとHが俺の後ろで小さい声で「誘え!誘え!」
君「うん」
俺「じゃあ切るよ」
君「うん・・・」
通話終了。やっぱり手が震えてる。でもほんの少しだったけど君と話ができた。
S「お前、なに勝手に電話切ってんだよ!」
俺「お前こそ、なに勝手に電話してんだよ!」
H「まあまあそんなに喧嘩しないwwほら、飲め飲めww」
S「お前のせいでしらけたな!」
俺「S、お前のせいだよ!」
この日は俺とSがぶつぶつ言いながら隣でHが「まぁまぁ飲め」と言って夜が更けていった。
だけど、本当に久しぶりに君の声が聞けて嬉しかった。
君にしてみれば、ただの迷惑な電話でしかなっかかもしれないけど。

36 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/05/26(水) 20:45:45.58 ID:nMSbMwYo
クリスマスにSやHと過ごした男だけのパーティーをやってから2ヶ月ほどたった2月の中旬
やはり、いつも君のことを目で追っている毎日
もうすぐ卒業。卒業したらもう君に逢えなくなる
どうにかしたいけど、なにも出来ない俺
Sは卒業前にタイミングをみて君に告ると言ってるし
俺だって君に胸のうちを、さらけ出したい
でもやっぱりできなくて自分で自分のこと嫌になる
そんな事が続くある日のこと
クラスでは男子生徒達が「何個もらった?」とか「今年も0個だよorz」みたいな会話をしている
もちろん俺が一つも貰えるわけもなく、SやHももらっているようではなっかた
少しは君に期待していたけど、君との関係が気まずくなっていたから諦めていたんだ。
その日の学校からの帰り道、いつも君と別れていた交差点。
雪の降るなか君が立っていたんだよね。
俺はそっと近づいていく。君は俺の方を向く。そして
君「あ、あのさ一応イベントだから・・・」
小さなリボンが付いた箱を俺に差し出ている
俺「お、俺に?」
君「うん・・・」
俺「ありがとう・・・」
君「それじゃぁ帰るね」
そう言うと君は帰っていった
俺は受け取った小箱をポケットに仕舞いダッシュで家に帰る。

37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :[sage]2010/05/26(水) 22:31:51.97 ID:Xmrow6w0
早く続きを。。。

38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :[sage]2010/05/26(水) 22:48:25.33 ID:Fs.nMnUo
期待しないでまってるよ

39 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/05/27(木) 19:47:40.00 ID:oT1Ne2ko
>>37大変遅くなり申し訳ありません。少しづつ書いているのこのペースです
>>38あまり期待しないで待っていて下さい
それでは始めます
自室で君から貰った小箱を少しの間眺めてみる
たぶん顔がにやけていたと思う
やっぱりハートの形しているのかな?そんな期待しながら
震える手で、ゆっくりとリボンを解き箱を開けてみる
中には丸くて黒いチョコレートが4つ
トリュフチョコレート?とでもいうんだろうか
たぶん君の手作りだろう
4つとも大きさも形も違っていた
生まれて初めて好きな女の子から貰ったチョコ
一つ食べてみる
その味は、すごく甘くて、すごく切なくて、すごく安心できて・・・
君の作ったチョコを口にしながら、俺は心に誓った
やっぱり君の事、好きなんだ。
たとえ遠い遠い街へ行ってしまっても
俺の心は、君への想いでいつも溢れているだろう
だから、この想い君に伝える。君に告白する。
たとえどんな結果になろうとも、何もしないで君と離れ離れになるのは嫌だ!
嫌いなら嫌いと言って欲しい。
もう後悔したくない。恥ずかしいとか言ってる場合じゃない
卒業までに絶対に告白する!
大事なことだから直接君に伝える!

40 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/05/27(木) 19:49:43.26 ID:oT1Ne2ko
せっかく心に誓ったのだけれど、なかなか言い出せない
電話で君を呼び出そうかと思った。だが、手が震えて、緊張して電話を掛けれない。
そんな自分にイライラする毎日が過ぎて行き、とうとう卒業式の日がやって来てしまった。
朝からクラスの中では、「お前絶対泣くだろ!」とか「やべぇ、なんかもう泣きそう」などと、いった声が飛んでいる
そして始まる卒業式
校長や来賓の挨拶、卒業証書の授与、送辞や答辞、在学最後の校歌
つつがなく進行する卒業式
会場の体育館、あちこちですすり泣く声が聞こえる
俺も少しは感傷にひたる
不安と期待でいっぱいだった入学式
席が隣だったという理由だけで仲良くなったS
春の暖かい日に、君とあの桜の前で初めて喋った日のこと
SやHと過ごした学校生活
そして3年生になったばかりの春先、また君とあの桜の前で話した日のこと
その日をきっかけに君と仲良くなり、君を好きになったこと
君と二人で並んだ学校の帰り道
君と二人で行った夏祭り
君と気まずくなった関係
出てくるのはほとんど君のことばかりだ

41 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/05/27(木) 19:55:01.65 ID:oT1Ne2ko
卒業式も終わり一旦教室へ
担任がクラスメイト達に「これからの君たちの長い人生は〜」みたいな贈る言葉を泣きながら語っている
それを聞きながらすすり泣く生徒達
俺も泣きそうになる。
担任「〜これからも君たちには力強く生きていってほしい。以上!」
最後のHRが終了する。
抱きつき合い涙する者、アドレス帳(当時はケータイが無かったので紙の手帳)に記入しあう者
必死に涙をこらえている者、それぞれだ
俺にはまだやることがあった
あれだけ心に決めたことだったがまだ実行はしていない
この日やらなければ一生できないこと
君が、遠い遠い街へ行ってしまってからではもう遅い
たとえ離れ離れになったとしても心は一つになれるかもしれない
俺が想いを伝えれば
そう思ってチャンスをうかっがっている矢先のことだった
S「よし!君ちゃんのとこ行って告ってくる!
  これが最後だ、この想い伝えてくるよ。応援たのんだぞ!」応援なんか出来るか!ボケ!
そう言ってSが君のもとへ寄って行く、先を越された
いつも中途半端ですいません今日は落ちます

42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :[sage]2010/05/27(木) 22:18:55.54 ID:vswo63ko
ゆっくり待ってるぜ

43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :[sage]2010/05/27(木) 22:45:34.51 ID:/FuM6Pko
おつです
>>1のペースでゆっくりお願いします

44 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/05/28(金) 19:29:57.16 ID:zocGU9oo
>>42-43
こんなスレに付き合ってもらってありがとう
あまりゆっくりもしていられないんですけど、なんせ忙しくて時間が無いものですいません
体がもう一つ欲しいです
俺は少し離れたところからドキドキしながら様子をうかがっている。
Sと君がなにやら話している。会話は聞こえてこない。
凄い不安になる。君がもしSを選んで、君とSが仲良くなる。
想像すらしたくない。
Sと君が同時に笑っているように見える。
まさかOKだったのか?
俺はどうしたらいいんだ?訳が分からなくなってくる。
頭が混乱しているうちにSが戻ってきた
S「いやー、やんわりと断られたぜ。なんだか気まずくなるの嫌だからジョーダン飛ばしてきたww」
安心した。まさかの事態にならなくて良かった。
S「まぁ期待はしていなかったけど、想いは伝えれた。これで高校最後の仕事が終わったよ。
  結局、三年間彼女できなかったなー」
俺「残念だったなww」
S「お前には言われたくねーよ」
Sのアクティブでポジティブなところを見習いたい。

45 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/05/28(金) 19:32:24.39 ID:zocGU9oo
朝から君とは何一つ会話をしていない
出来れば二人きりの時に告白したい。卒業というイベントでなかなかチャンスが無い
だんだん焦りが出てくる。時間だけが過ぎていく
とうとう帰る時間になってしまった
クラスメイト一斉に生徒玄関向かう。途中やはり君の姿を目で追っている
君も女友達となにやら話している。行ける状況ではない
隣でSとHが話し掛けて来るが耳に入ってこない
考えているのは、君の事、告白する事。
考えている内に生徒玄関に着いてしまった。
君とこの生徒玄関から一緒にコンビニに寄って、またあの桜の公園に行って、アイス食べて、君の事すきになって・・・
いろいろな思いが込上げる
三年間お世話になった靴を鞄にしまい外に出る。
外では、たぶん部活の先輩後輩であろう「先輩!三年間ご苦労さまでした!」などといって花束をやり取りしている者
仲の良いグループで写真撮り合っている者、卒業証書の入った筒の蓋を勢いよく開けてシュポンシュポンやっている者
その中に君の姿を見つける。一人で立っている。
そういえば君も帰宅部で近寄ってくる後輩はいない。俺と同じだ
幸い俺の近くにSやHもいない。SやHも部活の後輩達と話込んでいる
冷やかす者もいない。今しかチャンスはない!
俺は君の元へ駆け寄り
俺「あ、あのさ・・・」
君が俺の方を振り向き
君「ん?」
俺「・・・・い、一緒に帰れる?・・・」
君「・・・うん・・・」
周りに人が多すぎてここでは無理でした
今日の分は終了です。明日は来れないので日曜になると思います。

46 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/05/30(日) 18:10:09.08 ID:/Z8jJJEo
最後の学校からの帰り道、1学期の頃のように二人並んで歩いている
あの時と違うのは、二人に会話が無いこと。二人共、下を向いて歩いている。
ここまで来て、俺はまだ言えないでいる
話すきっかけと言うか、タイミングというか、どう切り出せばよいかわからない
でも何とか声を振り絞る
俺「君のお父さんやお母さん今日来てなかったの?」全然違うことを口にしてしまう
君「来てたけど、引越しの準備とかですぐ帰ったの」
俺「そうなんだ」
君「俺君の家の人は?」
俺「オヤジは仕事だし、かーちゃん来てたはずだけどもう帰ったんじゃないかな」
君「そう・・・」
ダメだ。全然会話すら続かない。また二人黙ってしまう。
いつも君と別れる交差点が近づいてくる。
ここでなんとか言わないと、気持ちを伝えられないまま永遠の別れになってしまう。
なんとかもう一度声を絞る
俺「あ、あの・・・
  今日で最後だから・・・」
君「・・・」
俺「家まで送っていくよ」
君「うん。ありがと・・・」
俺のヘタレっぷりを笑ってやってください。

47 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/05/30(日) 18:11:10.80 ID:/Z8jJJEo
いつも君と別れる交差点を過ぎる。ここから先は、ふたり並んで歩くのは初めてだ
いつ切り出そうか、どう切り出そうか、そればかり考えている
考えているうちに、とうとう君の家の前まで来てしまった
君「ここ、私の家だから・・・」
俺「あ、うん」
君「送ってもらってありがとう」
俺「別にいいよ」
君「折角だから、家にあがって。お茶くらい出すから」
  
俺「でも、引越しの準備とかしているなら迷惑じゃない?」
君「大丈夫だよww」
そう言って、君はこの日はじめて笑った 


48 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/05/30(日) 18:14:00.44 ID:/Z8jJJEo
初めて入る君の家。君の部屋。なんとなくいい匂いがする。
部屋の中にはダンボール箱がいくつか置いてある。やぱり引越して君がこの街からいなくなるのを実感する。
君「そのへん座ってて、いまお茶もってくるから」
そう言って君は一旦部屋を後にする。
落ち着かない非常に落ち着かない。初めて入る女の子の部屋。それも好きな人の部屋。
俺はこれから君に告白する。そう思うと変な汗が出てくる。
君「おまたせ。コーヒーでよかった?」君が部屋に戻ってきた
俺「うん。ありがと」
君「お砂糖とかミルクは?」
俺「ブラックでいいよ」
そのコーヒーはで冷えきった俺の体温めてくれた。

49 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/05/30(日) 18:18:26.76 ID:/Z8jJJEo
コーヒーを飲みながら切り出すタイミングを計っていると君が話掛けてくる
君「俺君とこうして話するの久しぶりだねww」
俺「うん。そうだよね」
君「そういえば、俺君就職決まったんだよね。遅くなったけど、おめでとう」
俺「君も学校決まったんだよね」
君「わたしは、いろいろあって結局専門学校になっちゃたけどね」
俺「やりたい事あるんなら学校なんて何処でもいいんじゃない?」
君「そうなんだけど・・・」少し寂しい顔になる
俺「そんなんだけど?」
君「もう少しで、この街離れると思うとなんだか寂しいっていうかなんか・・・」
君「今までありがとね、わたしの我侭に付き合ってくれて
  二人で行ったお祭り楽しかったよ。でも、その後変な関係になっちゃったけど・・・」
俺「うん・・・」
君「わたしは大丈夫だから、何とも思っていないから。
  ○○に行ったらたぶん、こっちには来ることが無いと思うから、最後に俺君とお話出来てよかった」
俺「うん・・・」
君「短い間だったけど、俺君のこといい思い出にするよ」
俺「俺も楽しかった。君のこと、いい思い出にするよ
  最後に君とちゃんと話せてよかったよ」
君「うんww」
結局その日言えなかった
>わたしは大丈夫だから、何とも思っていないから
>俺君のこといい思い出にするよ
君に言われた言葉
俺にしたら、告白する前にやんわり断られたような、君に振られたような気持ちになった
ずっと好きだったのに好きと言えなくなった

50 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/05/30(日) 18:21:50.99 ID:/Z8jJJEo
それから数日後、
Sから電話が掛かって来た
S「明日、みんなで君ちゃん見送りに行くぞ」
俺「明日?明日旅立つの?」
S「やっぱりお前のことだから知らなかったのか」
俺「き、聞いてない」
S「まあいい。Hも誘っとくから朝の○○時に駅前集合だからな!遅れるなよ!」
俺「ああ分かった」
正直俺はまだ迷っていた
振られても、ちゃんと言葉で伝えるかどうか
君と会うのはこれが本当に最後だから
もう二度と君と会うことがないから

51 : ◆m2dLb3zhoU:[sage]2010/05/30(日) 18:25:17.10 ID:/Z8jJJEo
次の日
俺はSとの約束の場所の駅前に時間きっかりに来ていた
だが、SとHはまだ来ない
Sが「遅れるなよ!」と自分で言っておいて何をやっているもんだか
しばらく待っていると、大きい鞄を持った君が現れた
君「俺君なんでここにいるの?」
俺「見送りに来たww」
君「わざわざ?」
俺「うん。それより荷物重いだろ?俺、持ってやるよ」
君「ありがとww」
俺「お父さんとお母さんは?」
君「お父さん家の車で昨日出発してるの。お母さん不動産屋さんに鍵預けてくるからもうすぐ来るとおもう」
俺「そうなんだ。まぁまだ時間有るんだろ?駅の中入って待ってよーぜ」
君「うんww」
それから二人で駅の中に入り暖かい缶コーヒーを飲みながら
高校三年間の思い出を語りあった
あの桜の日の事、学校からの帰りの事、お祭りの日の事
すべて君との思い出
話ながら俺は決心した。君に告白しない
君のことは好きだけど、お互い住むとこが遠すぎる。あまりにも遠すぎる。
君は俺のこと思い出にするって言ってるし
俺も君のこといい思い出にするよ

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