同僚女「やっぱり二人っきりになっちゃったね」
前回の記事 同僚女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」
Part2
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 00:13:05.59 ID:sWo2V5xi0
――9日目、水曜 18:00 本社
女「むー」
男「どしました?」
女「こういうオチですか。
だいたいなんでうちまで進行会議呼ばれるのかな」
男「んー。まぁ、前線古参兵足りてないから」
女「そりゃそうだけどね」
正社員「おつかれさまでーっす」
男「お疲れ様です」ぺこっ
女「お疲れ様です」ぺこっ
女「……定時に上がるんだ、ここは」
男「そうゆう人もいるだけでしょ。俺らが今から行く会議には
部長も参加だ。こんな時間からだけど」
女「……」
男「まぁ気楽にいこう。俺らどうせ傭兵だし」
女「なんや腹たつなっ」
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 00:17:27.08 ID:sWo2V5xi0
――会議中 2時間目
部長「……というわけで、こちらも心苦しいが
全社一丸となってだね……」
部長「……ニーズに応えるのが企業としての本道であり」
部長「多角化している顧客の要望に対して、いかに
レスポンスをあげていくかという……」
部長「――と、なるわけだ。
見通しは理解できたかね?」
男「はい。大きく分けて三点ですね。
1、営業の受注を処理するために、データ管理部の稼働率は
これ以上落とす訳にはいかない。
2、データ管理部の処理能力維持のためにしばらくは
厳しい業務になるが、これについてはデータ管理部の裁量で
維持しなければならない。
3、人員上難しいことは予測できるので、追加人員を早急に
そろえる。これは新池袋班として今週中に発足する」
女「……」
部長「その通り」
男「お話は判りました」
女「はい」
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 00:22:14.43 ID:sWo2V5xi0
部長「新池袋班の編制だが」
男「……」
部長「新池袋班のプロジェクトマネージャーは女君に
お願いしようと思ってるんだが、いいかね?」
女「え?」
部長「女君も長いだろう? 後輩の男くんがプロジェクト
マネージャーをやっているんだ。そう難しくないだろう」
女「……うち」
部長「プロジェクトマネージャーで、手取りの額面も
増えるように派遣会社の方とも交渉するよ?」
女「うち……」
部長「引き受けてくれるかな」イライラ
女「……それは、ちょっと難しいです。うちの実力は
そこまでじゃありません」
部長「そうなのかね?」ちらっ
男「いえ、女先輩の実力は頭二つ抜けてますよ。
おそらく作業速度でいったら俺よりも早いです」
女「!?」
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 00:28:37.16 ID:sWo2V5xi0
部長「だろう? ほら、プロジェクトマネージャーの彼も
こういってる」
男「ただ」
部長「?」
男「彼女がプロジェクトリーダーだと女性ということもあって
労管、厳しくないですか? この流れだと、相当激務ですよ」
部長「それは」イライラ
男「それから彼女はこっちの班でもエースです。彼女が
抜けるなら、うちの班にも新人4人は追加しないと
厳しいです」
部長「4人? それはいくら何でも無茶だろうっ」ギロッ
男「戦力計算だとそれくらいなんですよ。で、次が一番大事な
点なんですが、正直、いまきついんです」
部長「人員配置のことは先ほど説明したはずだ」イラッ
男「いえ、そうじゃないです。作業量ではなく。
自分もクライアントへの説明はケア含めて頑張っているのですが
やはりそこは立場の問題もありますし……、
新池袋班のプロジェクトマネージャーは是非、正社員の方に
お願いすべきだと思うんですよ。クライアントに伝わる
誠意が違うと考えます」
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 00:33:18.39 ID:sWo2V5xi0
部長「ふむ。それは承知しているが。管理部には動ける
人材がいなくてね。そうしたいのは山々なんだが……」
男「M野さんはどうですか?」
女(!?)
部長「営業の?」
男「はい。M野さんは自分たち派遣の面倒もよく観てくれて
いますし。進捗管理を中心に業務を行うのであれば、
技術的なサポートは開発部のフォローで十分まかなえると
思います」
部長「ふむ……」
男「これはM野さんとは関係なく、だれがマネジになった
場合もですけれど、チーム立ち上げ前にマネジを選定して
立ち上げ業務にも参加してもらうのはよいですよね。
自分のチームだというモチベーションがあがりますし。
ですから、立ち上げ前のこの時期に女先輩に声をかけて
頂いたのは素晴らしいと思いました」
部長「そうだね。モチベーションは買えないからな。ははは」
男「気を遣っていただき、ありがとうございます」
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 00:37:29.98 ID:sWo2V5xi0
男 ちょん
女「あの……。ありがとうございます。すみません」
部長「いや、そういうことであれば、考えてみよう」
男「神楽坂班も協力させていただきたいと思うのですが
この際、チーム立ち上げの協力するよりも、
すこしでも処理能力を上げていくのが、
今回協力できる一番の形だと思っています」
部長「うん。管理部のデータ移行業務に遅れが出ると
営業から煩く……いや、社の利益もね」
男「はい。そのためには営業部も協力してくれると思います」
女「……」
部長「ふっ。それはそうだな。……この不況時、
協力し合っていきたいモノだな」
男「はい」
部長「旧池袋の残った娘はどうだい? 新人だという話だが」
男「うちで預かっています。仕事もぼちぼち覚えてきました」
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 00:40:10.58 ID:Y+5sDCmR0
男すげぇ~・・・・
108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 00:41:01.61 ID:sWo2V5xi0
部長「新池袋班へと編入すべきかね?」
男「何とも言えません。神楽坂班でも動けていますね。
あとは新池袋班ですが、新しい編制で立ち上げるなら、
古いやり方と比較されるより、新人で立ち上げた方が
チームワークは良くなるかもしれません」
部長「そういうものか」
男「マネージャー次第だと思います」
部長「ふむ。ともあれマネージャー人選か」
男「はい」
部長「面倒なことだな」
男「お手間をかけさせて申し訳ありません」ぺこり
女「……っ」
男 ちょん
女「……」ぺこり
112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 00:47:17.96 ID:sWo2V5xi0
――9日目、水曜 21:00 駅前ラーメン「柴犬」
女「なんか、うち」
男「?」
女「……やだな」
男「なんですか、先輩らしくもなく」
女「男はあんな会議、毎週でてるの?」
男「毎週じゃなくて、月三回」
女「……」
男「トンコッツ、ネギネギ♪」
女「……疲れた」
男「うん、おつかれさまです。疲れますよね、あんなん」
女「身体が汚れた気がする」
男「女先輩はどこも汚れちゃいませんよ」
親父「はいよ、おまちっ」
どんどんっ
男「ほら、食べましょう。先輩にチャーシューあげっから」
115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 00:51:16.99 ID:sWo2V5xi0
――9日目、水曜 21:20 コンビニへ向かう路上
女「うち、男のことよく判ってなかったのかな」
男「え? なんで?」
女「……」
男「夜明けのコーヒー飲んだ仲じゃないですか」
女「そだね。あはははは……。はは……」
男「――黒くてごめんなさい」
女「そうじゃなくて、そうじゃなくってっ。
なんかぐるぐるしてて、うまく言葉にならないけどっ。
うち、ずっとあんなこと、あんなのの相手、男にさせてた」
男「普通の会議だったでしょ?」
女「……うち男に押しつけてた」
男「……」
女「でも、M野うけないよ。あんなこと言って」
男「受けるでしょ」
女「なんで?」
121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 00:55:23.27 ID:sWo2V5xi0
女「管理部のマネジなんて汚れ役だよ。そんなのあっちは
全員知ってる。だから男とか、うちとかにやらせようと
してたんだよっ」
男「でも、受けると思いますよ」
女「なんで?」
男「いま、管理部がボトルネックなんですよ。いくら仕事を
受注しても俺たちの処理能力が低いと、業務がこなせないから。
会社全体のことを考えたら、営業から1名出向させて協力体制を
とるってのは大義名分がある。
営業が断れる話じゃないですよ」
女「そう……なん……?」
男「ですよ」
女「……」
男「部長は多分、そうとう営業から虐められてますね。あれ。
だから営業にしっぺ返しする案にはのるでしょ」
女「なんか、そゆの」
男「面倒で黒いですね。すいません。
こんな面倒なのに、女先輩のこと巻き込んで。
話題的に、どうしても向こうが呼べっていうもんだから」
女「……うち」
127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 00:58:51.27 ID:sWo2V5xi0
女「うち、断ってよかったんかな」
男「どうしてです?」
女「断ったせいで、仕事増えるよ。きっと嫌がらせされるよ」
男「またまた」
女「古い池袋のチームはそうやって潰されたんだと思う。
云うこと聞かないから……。
嫌な仕事とかきつい仕事振られて」
男「そんなのないですって」
女「だって実際デスマーチきてるやん」
男「それは、女先輩とは無関係でしょ。ひとつしかチーム
無いんだから、仕事量が2倍になるのは当たり前ですって」
女「……」
男「だいたい、うちら潰したら一番困るの会社でしょ」
女「そうだけど」
男「――まぁ、それでも嫌がらせで現場いびりを
止められないのがブラックなんですけどねー」
女「……」
132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 01:03:12.04 ID:sWo2V5xi0
――9日目、水曜 22:00 神楽坂作業所
女「むー」
男「どうしました?」
女「いやうちウォリアーだかんねっ!」
男「それは知ってますけど」
女「このもやもやは仕事で返すっ!」
男「意味不明ですけど、なん格好いい」
女「うははは!」
女 カタカタカタカタ
男「お。早ッ」
女「やらせはせんっ! やらせはせんっ!!」
男 カタカタカタカタ
女 カタカタカタカタ
男「負けないすけどねっ」
女「なにをー!?」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「こっちもアクセル!」
女「負けるかーっ!」
135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 01:08:30.35 ID:sWo2V5xi0
――10日目、木曜 3:00 神楽坂作業所
女「で、こうなると」
男「まぁ、それは」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「あんだけ気合いれりゃね」
男「燃え尽きもしますって。ふわぁーあぁ」
女「もちっとペース配分考えようよ」
男「お互いもう10代じゃないですしねー」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「小娘なんかに負けるかーっ」
女 カタカタカタカタカタカタガガガガガガガ
男「しかし肌年齢で」
女 ガガ……ガガ……ガピー
男「む。肌年齢がクリティカルワード? 三十路肌?」
女「三十路違うわっ!」 ベキッ!
137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 01:13:32.21 ID:sWo2V5xi0
女「まったく!」ぷんぷん「男はそういう突っ込み厳しいぞ」
男「う、あ、ぅ……」
女 カタカタカタカタカタカタ
女「うちと君の仲だからいいようなものを。社会でそんなこと
いってると抹殺されるよ?」
男「景色がひしゃげて見える……」
女「なんか云った?」
男「云ってません」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「んー」
男「……」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「まぅまぅ」
男「どした?」
140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 01:17:16.86 ID:sWo2V5xi0
女「だいたいさ、云う台詞ならほかにあるでしょ」
男「ぇー」
女「ったく」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「そういえば、今日先輩の着てきた服。
初めてじゃないですか? それ似合ってますね」
女「っ」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「……あ」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「あ、あんな」あせあせ
男「――なんちゃって! ……そういうのはうちらの仲だと
ないですよね、女先輩と俺だもんなぁ」
女「あ、あははははっ。うん、ないないっ! 全然無いっ!」
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 01:23:10.32 ID:sWo2V5xi0
女「――」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「うちちょっと席外す。すぐ戻るよ」
男「いってらっさーい」
男 カタカタカタカタカタカタ
男「……」
男 カタカタカタカタカタカタ
男「いや、もう」
男 カタカタカタカタカタカタ
男「全然、そういうの無いですから。
そんなのあるわけ、ないっすから」
149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 01:26:42.63 ID:sWo2V5xi0
ガチャリ
女「ただいまー」
男「おかえりー。あ」
女「このほうが、やっぱ楽ちん」
男「……う、ん」
女「まぁ、うちにはパーカーとジーンズとかね。
女バスのジャージとかが似合ってるのだ」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「……」
女「……むぅ」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「その格好のほうが、一緒にいて落ち着きます」
女「むー」
154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 01:30:19.23 ID:sWo2V5xi0
女「男ー。なんか面白い話して」
男「またそういうことを」
女「だって、うち退屈」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「退屈が吹き飛ぶような仕事をしましょうよ」
女「仕事が吹きすさんで、退屈がやってきちゃう」
男「うーん。うーん」
女「何でそんな悩むかな」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「だって、話す話題が無い。俺、私生活スカスカだからなぁ」
女「仕事にーんげーん」
男「お互い様じゃない?」
女「正直ごめんなさい」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「そういえばさ」
女「はい?」
156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 01:33:51.35 ID:sWo2V5xi0
男「絶望ハンバーグ工場ってなに?」
女「え?」
男「いや、ほら。昼間言ってたじゃない?」
女「あ。えーっとそれは」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「?」
女「……ペチこね、ぺチこね」
男「えっと」
女「たしーんたしーん!」
男 カタカタカタカタカタカタ
男(わ、訳がわからん)
女「ペチこね、ぺチこね、たしーんたしーん!」ゆらゆら
男「な、なんですかその動きは」
女「ペチこね、ぺチこね、たしーんたしーん!」こねこねゆらゆら
男(なんだこのプレッシャーは!?)
女「判った?」
男「え、その……」
女「ペチこね、ぺチこね、たしーんたしーん!」こねこね
男「判りましたっ」
159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 01:38:56.07 ID:sWo2V5xi0
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「つか、あれですよ。そんなに面白い話が聞きたければ
女さんが話すといいのに」
女「じゃぁ絶望ハンバーグ工場ってのはね」
男「いや、絶望ハンバーグ工場はもういいや」
女「むー」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「じゃなければ、なんか質問してみるとか?」
女「え? あ。男に質問?」
男「うん」
女「おお、そうか。そんな斬新なアイデアがありましたか。
えーっと……それじゃ、男のDT」
男「エロワードは禁止だからね」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「……それじゃ質問できないよっ!」
男「エロなしじゃ質問できないんですかっ。先輩どんだけ
砕けた生活送ってるんですかーっ」
女「いや、リトル冗談です」
162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 01:42:30.89 ID:sWo2V5xi0
女「……じゃ、さ」
男「……」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「なんとか、なるかな……?」
男「……」
女「今回も、みんな辞めちゃうかな……?」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「前のときみたいに、誰もいなくなっちゃうかな……」
男「ちがうっしょ」
女「?」
男「前のときでも、俺が残りましたし、B男だって
後半加入だけど生き残りました」
女「……うん」
男「それに今回は……」
女「?」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男(今回は、マネジやらせてもらってるわけですよ。
現場の先っちょでいいように小突き回されて
何もわかんない暗闇の中で相手もわからないまま
消耗戦させられてた前回と同じじゃ――)
167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 01:48:44.36 ID:sWo2V5xi0
女「おっかないオーラでてる」
男「……出てないです」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「池袋分だった仕事は、女先輩のマクロで随分はかどった
みたいですから、それの納品を遅らせましょう」
女「いけるかな」
男「おそらく」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「その隙に、保険会社の分を俺と先輩で切り込んで、
出来る限り自動処理できるマクロを書くと」
女「それで、どうにかなる?」
男「食らい突いた先の勝負の結果は判りませんけど。
始めなきゃ終らないでしょ」
女「……」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「うん。そうだよねっ。
うちは、男のこと信頼してる」
――9日目、水曜 18:00 本社
女「むー」
男「どしました?」
女「こういうオチですか。
だいたいなんでうちまで進行会議呼ばれるのかな」
男「んー。まぁ、前線古参兵足りてないから」
女「そりゃそうだけどね」
正社員「おつかれさまでーっす」
男「お疲れ様です」ぺこっ
女「お疲れ様です」ぺこっ
女「……定時に上がるんだ、ここは」
男「そうゆう人もいるだけでしょ。俺らが今から行く会議には
部長も参加だ。こんな時間からだけど」
女「……」
男「まぁ気楽にいこう。俺らどうせ傭兵だし」
女「なんや腹たつなっ」
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 00:17:27.08 ID:sWo2V5xi0
――会議中 2時間目
部長「……というわけで、こちらも心苦しいが
全社一丸となってだね……」
部長「……ニーズに応えるのが企業としての本道であり」
部長「多角化している顧客の要望に対して、いかに
レスポンスをあげていくかという……」
部長「――と、なるわけだ。
見通しは理解できたかね?」
男「はい。大きく分けて三点ですね。
1、営業の受注を処理するために、データ管理部の稼働率は
これ以上落とす訳にはいかない。
2、データ管理部の処理能力維持のためにしばらくは
厳しい業務になるが、これについてはデータ管理部の裁量で
維持しなければならない。
3、人員上難しいことは予測できるので、追加人員を早急に
そろえる。これは新池袋班として今週中に発足する」
女「……」
部長「その通り」
男「お話は判りました」
女「はい」
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 00:22:14.43 ID:sWo2V5xi0
部長「新池袋班の編制だが」
男「……」
部長「新池袋班のプロジェクトマネージャーは女君に
お願いしようと思ってるんだが、いいかね?」
女「え?」
部長「女君も長いだろう? 後輩の男くんがプロジェクト
マネージャーをやっているんだ。そう難しくないだろう」
女「……うち」
部長「プロジェクトマネージャーで、手取りの額面も
増えるように派遣会社の方とも交渉するよ?」
女「うち……」
部長「引き受けてくれるかな」イライラ
女「……それは、ちょっと難しいです。うちの実力は
そこまでじゃありません」
部長「そうなのかね?」ちらっ
男「いえ、女先輩の実力は頭二つ抜けてますよ。
おそらく作業速度でいったら俺よりも早いです」
女「!?」
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 00:28:37.16 ID:sWo2V5xi0
部長「だろう? ほら、プロジェクトマネージャーの彼も
こういってる」
男「ただ」
部長「?」
男「彼女がプロジェクトリーダーだと女性ということもあって
労管、厳しくないですか? この流れだと、相当激務ですよ」
部長「それは」イライラ
男「それから彼女はこっちの班でもエースです。彼女が
抜けるなら、うちの班にも新人4人は追加しないと
厳しいです」
部長「4人? それはいくら何でも無茶だろうっ」ギロッ
男「戦力計算だとそれくらいなんですよ。で、次が一番大事な
点なんですが、正直、いまきついんです」
部長「人員配置のことは先ほど説明したはずだ」イラッ
男「いえ、そうじゃないです。作業量ではなく。
自分もクライアントへの説明はケア含めて頑張っているのですが
やはりそこは立場の問題もありますし……、
新池袋班のプロジェクトマネージャーは是非、正社員の方に
お願いすべきだと思うんですよ。クライアントに伝わる
誠意が違うと考えます」
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 00:33:18.39 ID:sWo2V5xi0
部長「ふむ。それは承知しているが。管理部には動ける
人材がいなくてね。そうしたいのは山々なんだが……」
男「M野さんはどうですか?」
女(!?)
部長「営業の?」
男「はい。M野さんは自分たち派遣の面倒もよく観てくれて
いますし。進捗管理を中心に業務を行うのであれば、
技術的なサポートは開発部のフォローで十分まかなえると
思います」
部長「ふむ……」
男「これはM野さんとは関係なく、だれがマネジになった
場合もですけれど、チーム立ち上げ前にマネジを選定して
立ち上げ業務にも参加してもらうのはよいですよね。
自分のチームだというモチベーションがあがりますし。
ですから、立ち上げ前のこの時期に女先輩に声をかけて
頂いたのは素晴らしいと思いました」
部長「そうだね。モチベーションは買えないからな。ははは」
男「気を遣っていただき、ありがとうございます」
男 ちょん
女「あの……。ありがとうございます。すみません」
部長「いや、そういうことであれば、考えてみよう」
男「神楽坂班も協力させていただきたいと思うのですが
この際、チーム立ち上げの協力するよりも、
すこしでも処理能力を上げていくのが、
今回協力できる一番の形だと思っています」
部長「うん。管理部のデータ移行業務に遅れが出ると
営業から煩く……いや、社の利益もね」
男「はい。そのためには営業部も協力してくれると思います」
女「……」
部長「ふっ。それはそうだな。……この不況時、
協力し合っていきたいモノだな」
男「はい」
部長「旧池袋の残った娘はどうだい? 新人だという話だが」
男「うちで預かっています。仕事もぼちぼち覚えてきました」
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 00:40:10.58 ID:Y+5sDCmR0
男すげぇ~・・・・
108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 00:41:01.61 ID:sWo2V5xi0
部長「新池袋班へと編入すべきかね?」
男「何とも言えません。神楽坂班でも動けていますね。
あとは新池袋班ですが、新しい編制で立ち上げるなら、
古いやり方と比較されるより、新人で立ち上げた方が
チームワークは良くなるかもしれません」
部長「そういうものか」
男「マネージャー次第だと思います」
部長「ふむ。ともあれマネージャー人選か」
男「はい」
部長「面倒なことだな」
男「お手間をかけさせて申し訳ありません」ぺこり
女「……っ」
男 ちょん
女「……」ぺこり
112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 00:47:17.96 ID:sWo2V5xi0
――9日目、水曜 21:00 駅前ラーメン「柴犬」
女「なんか、うち」
男「?」
女「……やだな」
男「なんですか、先輩らしくもなく」
女「男はあんな会議、毎週でてるの?」
男「毎週じゃなくて、月三回」
女「……」
男「トンコッツ、ネギネギ♪」
女「……疲れた」
男「うん、おつかれさまです。疲れますよね、あんなん」
女「身体が汚れた気がする」
男「女先輩はどこも汚れちゃいませんよ」
親父「はいよ、おまちっ」
どんどんっ
男「ほら、食べましょう。先輩にチャーシューあげっから」
115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 00:51:16.99 ID:sWo2V5xi0
――9日目、水曜 21:20 コンビニへ向かう路上
女「うち、男のことよく判ってなかったのかな」
男「え? なんで?」
女「……」
男「夜明けのコーヒー飲んだ仲じゃないですか」
女「そだね。あはははは……。はは……」
男「――黒くてごめんなさい」
女「そうじゃなくて、そうじゃなくってっ。
なんかぐるぐるしてて、うまく言葉にならないけどっ。
うち、ずっとあんなこと、あんなのの相手、男にさせてた」
男「普通の会議だったでしょ?」
女「……うち男に押しつけてた」
男「……」
女「でも、M野うけないよ。あんなこと言って」
男「受けるでしょ」
女「なんで?」
121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 00:55:23.27 ID:sWo2V5xi0
女「管理部のマネジなんて汚れ役だよ。そんなのあっちは
全員知ってる。だから男とか、うちとかにやらせようと
してたんだよっ」
男「でも、受けると思いますよ」
女「なんで?」
男「いま、管理部がボトルネックなんですよ。いくら仕事を
受注しても俺たちの処理能力が低いと、業務がこなせないから。
会社全体のことを考えたら、営業から1名出向させて協力体制を
とるってのは大義名分がある。
営業が断れる話じゃないですよ」
女「そう……なん……?」
男「ですよ」
女「……」
男「部長は多分、そうとう営業から虐められてますね。あれ。
だから営業にしっぺ返しする案にはのるでしょ」
女「なんか、そゆの」
男「面倒で黒いですね。すいません。
こんな面倒なのに、女先輩のこと巻き込んで。
話題的に、どうしても向こうが呼べっていうもんだから」
女「……うち」
127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 00:58:51.27 ID:sWo2V5xi0
女「うち、断ってよかったんかな」
男「どうしてです?」
女「断ったせいで、仕事増えるよ。きっと嫌がらせされるよ」
男「またまた」
女「古い池袋のチームはそうやって潰されたんだと思う。
云うこと聞かないから……。
嫌な仕事とかきつい仕事振られて」
男「そんなのないですって」
女「だって実際デスマーチきてるやん」
男「それは、女先輩とは無関係でしょ。ひとつしかチーム
無いんだから、仕事量が2倍になるのは当たり前ですって」
女「……」
男「だいたい、うちら潰したら一番困るの会社でしょ」
女「そうだけど」
男「――まぁ、それでも嫌がらせで現場いびりを
止められないのがブラックなんですけどねー」
女「……」
132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 01:03:12.04 ID:sWo2V5xi0
――9日目、水曜 22:00 神楽坂作業所
女「むー」
男「どうしました?」
女「いやうちウォリアーだかんねっ!」
男「それは知ってますけど」
女「このもやもやは仕事で返すっ!」
男「意味不明ですけど、なん格好いい」
女「うははは!」
女 カタカタカタカタ
男「お。早ッ」
女「やらせはせんっ! やらせはせんっ!!」
男 カタカタカタカタ
女 カタカタカタカタ
男「負けないすけどねっ」
女「なにをー!?」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「こっちもアクセル!」
女「負けるかーっ!」
135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 01:08:30.35 ID:sWo2V5xi0
――10日目、木曜 3:00 神楽坂作業所
女「で、こうなると」
男「まぁ、それは」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「あんだけ気合いれりゃね」
男「燃え尽きもしますって。ふわぁーあぁ」
女「もちっとペース配分考えようよ」
男「お互いもう10代じゃないですしねー」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「小娘なんかに負けるかーっ」
女 カタカタカタカタカタカタガガガガガガガ
男「しかし肌年齢で」
女 ガガ……ガガ……ガピー
男「む。肌年齢がクリティカルワード? 三十路肌?」
女「三十路違うわっ!」 ベキッ!
137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 01:13:32.21 ID:sWo2V5xi0
女「まったく!」ぷんぷん「男はそういう突っ込み厳しいぞ」
男「う、あ、ぅ……」
女 カタカタカタカタカタカタ
女「うちと君の仲だからいいようなものを。社会でそんなこと
いってると抹殺されるよ?」
男「景色がひしゃげて見える……」
女「なんか云った?」
男「云ってません」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「んー」
男「……」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「まぅまぅ」
男「どした?」
140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 01:17:16.86 ID:sWo2V5xi0
女「だいたいさ、云う台詞ならほかにあるでしょ」
男「ぇー」
女「ったく」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「そういえば、今日先輩の着てきた服。
初めてじゃないですか? それ似合ってますね」
女「っ」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「……あ」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「あ、あんな」あせあせ
男「――なんちゃって! ……そういうのはうちらの仲だと
ないですよね、女先輩と俺だもんなぁ」
女「あ、あははははっ。うん、ないないっ! 全然無いっ!」
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 01:23:10.32 ID:sWo2V5xi0
女「――」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「うちちょっと席外す。すぐ戻るよ」
男「いってらっさーい」
男 カタカタカタカタカタカタ
男「……」
男 カタカタカタカタカタカタ
男「いや、もう」
男 カタカタカタカタカタカタ
男「全然、そういうの無いですから。
そんなのあるわけ、ないっすから」
149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 01:26:42.63 ID:sWo2V5xi0
ガチャリ
女「ただいまー」
男「おかえりー。あ」
女「このほうが、やっぱ楽ちん」
男「……う、ん」
女「まぁ、うちにはパーカーとジーンズとかね。
女バスのジャージとかが似合ってるのだ」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「……」
女「……むぅ」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「その格好のほうが、一緒にいて落ち着きます」
女「むー」
154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 01:30:19.23 ID:sWo2V5xi0
女「男ー。なんか面白い話して」
男「またそういうことを」
女「だって、うち退屈」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「退屈が吹き飛ぶような仕事をしましょうよ」
女「仕事が吹きすさんで、退屈がやってきちゃう」
男「うーん。うーん」
女「何でそんな悩むかな」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「だって、話す話題が無い。俺、私生活スカスカだからなぁ」
女「仕事にーんげーん」
男「お互い様じゃない?」
女「正直ごめんなさい」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「そういえばさ」
女「はい?」
156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 01:33:51.35 ID:sWo2V5xi0
男「絶望ハンバーグ工場ってなに?」
女「え?」
男「いや、ほら。昼間言ってたじゃない?」
女「あ。えーっとそれは」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「?」
女「……ペチこね、ぺチこね」
男「えっと」
女「たしーんたしーん!」
男 カタカタカタカタカタカタ
男(わ、訳がわからん)
女「ペチこね、ぺチこね、たしーんたしーん!」ゆらゆら
男「な、なんですかその動きは」
女「ペチこね、ぺチこね、たしーんたしーん!」こねこねゆらゆら
男(なんだこのプレッシャーは!?)
女「判った?」
男「え、その……」
女「ペチこね、ぺチこね、たしーんたしーん!」こねこね
男「判りましたっ」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「つか、あれですよ。そんなに面白い話が聞きたければ
女さんが話すといいのに」
女「じゃぁ絶望ハンバーグ工場ってのはね」
男「いや、絶望ハンバーグ工場はもういいや」
女「むー」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「じゃなければ、なんか質問してみるとか?」
女「え? あ。男に質問?」
男「うん」
女「おお、そうか。そんな斬新なアイデアがありましたか。
えーっと……それじゃ、男のDT」
男「エロワードは禁止だからね」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「……それじゃ質問できないよっ!」
男「エロなしじゃ質問できないんですかっ。先輩どんだけ
砕けた生活送ってるんですかーっ」
女「いや、リトル冗談です」
162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 01:42:30.89 ID:sWo2V5xi0
女「……じゃ、さ」
男「……」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「なんとか、なるかな……?」
男「……」
女「今回も、みんな辞めちゃうかな……?」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「前のときみたいに、誰もいなくなっちゃうかな……」
男「ちがうっしょ」
女「?」
男「前のときでも、俺が残りましたし、B男だって
後半加入だけど生き残りました」
女「……うん」
男「それに今回は……」
女「?」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男(今回は、マネジやらせてもらってるわけですよ。
現場の先っちょでいいように小突き回されて
何もわかんない暗闇の中で相手もわからないまま
消耗戦させられてた前回と同じじゃ――)
167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/15(水) 01:48:44.36 ID:sWo2V5xi0
女「おっかないオーラでてる」
男「……出てないです」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「池袋分だった仕事は、女先輩のマクロで随分はかどった
みたいですから、それの納品を遅らせましょう」
女「いけるかな」
男「おそらく」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
男「その隙に、保険会社の分を俺と先輩で切り込んで、
出来る限り自動処理できるマクロを書くと」
女「それで、どうにかなる?」
男「食らい突いた先の勝負の結果は判りませんけど。
始めなきゃ終らないでしょ」
女「……」
男 カタカタカタカタカタカタ
女 カタカタカタカタカタカタ
女「うん。そうだよねっ。
うちは、男のこと信頼してる」
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