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アホミンシリーズ

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Part2
1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/31(金) 05:16:28 ID:hPlR0fdM
 
 
格闘巨人「「ウオオオオオオオオオッ!!」」
 
 ドンッ  ドゴォッ  ズズーン…
 
コニー「……大丈夫だ。あの巨人は並の巨人より強い」
コニー「あいつが派手に暴れてるうちは、この建物も潰されないだろう」
アルミン「あの巨人は必ずあとで倒す!!」
コニー「べ、別に無理に倒さなくても」
アルミン「とにかく今はここから脱出する方が先だ! ガスは?」
補給班員「ほ、補給所には3、4メートル級が……」
ジャン「それを何とかするのがお前らの仕事だろうが!!」 ガッ
マルコ「よせジャン!」
アルミン「落ち着けジャン! 当て身!」デュクシ
ジャン「うっ」バタッ
アルミン「皆を集めて! 作戦会議だ!」

2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/31(金) 05:17:17 ID:hPlR0fdM
アルミン「まず残ってる武器は? 武器!!」
補給班員「た、確か憲兵団管轄の品が……」
アルミン「それを集めてくれ!」
補給班員「は、はい!」
アルミン「ジャンも一緒に!」 ブン  ドシャッ
ジャン「ぐえっ」
アルミン「補給所の見取り図は!?」
補給班員「こ、これです」
アルミン「貸してー!」
 
マルコ「な、なあ。アルミンってばどうしちゃったんだ?」
コニー「エレンが喰われるの見てからなんか覚醒した。やたら腕っ節が強くなった」
マルコ「そ、そうなんだ! 元々頭がきれるから頼もしいね」
コニー「いや頭の方はバカになった」
マルコ「えっ」

3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/31(金) 05:18:16 ID:hPlR0fdM
 
ライナー「……お前ら、あの巨人についてどこまで知ってるんだ」
アルミン「強い。特に左ストレートには要注意だよ」
ライナー「……いやそういうことじゃなくて、何ていえばいいかな。なぁアニ」
アニ「知らない」
アルミン「あっ。そういえばあの巨人は――」
ライナー「! あ、あの巨人は?」
アルミン「蹴りも使っていた。足元から入るのは危険だ。やるならやっぱり上からだ」
ライナー「……あー、お前、あの巨人をやるつもりなのか?」
アルミン「もちろん! ガスさえ手に入れば、駆逐できる!」
アニ「……えっと……あの巨人が味方になるとしたら……」
アルミン「あの巨人とは必ず決着をつける! 戦わなければ、死ぬだけだ!」
コニー「お前まぁだ言ってんのか! 助かってからでいいだろそんなこと!」
ライナー「あ、ああ、そうだな。まずは助かってからだ」 スッ
アルミン「あこら逃げるな! 話はまだ終わってない!!」

4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/31(金) 05:24:49 ID:hPlR0fdM
ジャン「――あったぞ、憲兵団管轄の品だ!」
アルミン「よし!」
マルコ「長身のライフル銃に……通常弾と散弾か」
アルミン「弾なんかは何でもいい。巨人を駆逐できるのなら!」
マルコ「じゃ、じゃあ適当に詰めておこう……」
ジャン「そもそもこの鉄砲は……巨人相手に、役に立つのか?」
アルミン「ないよりはずっとマシだよ!」
アルミン「補給室を占拠している巨人が、何体いようと戦えるさ!」
アルミン「大切なのは戦う覚悟だ。死せる餓狼の意志なんだよ!!」
アルミン「そうだろみんな!」
モブ「……戦う意志……」
モブ「お、おお……」
モブ「おおおおお……」
\ オオオオオオオオオオオオオオオオッッ /
マルコ(え、あれ? 僕がおかしいのかな……)

5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/31(金) 05:29:29 ID:hPlR0fdM
アルミン「作戦はこうだ」パサッ
アルミン「まずリフトを使って、中央の天井から大勢の人間を投下」
アルミン「そして、巨人を十分ひきつけた上で――発射!」
アルミン「そのまま開戦!!」
マルコ「ええっ!?」
アルミン「みんなでリフトから飛び降り、血湧き肉踊る宴へご招待だ!」
ジャン「そんな無茶な!」
マルコ「それじゃ絶対に犠牲が出ちゃうよ!」
アルミン「慌てないで、ちゃんと別の手は打つ!」
アルミン「天井付近の足場に、何人か潜行させておくんだ」
アルミン「ミカサとか……ライナーとか……適当に」
アルミン「そうすれば前から後ろからで巨人達は大慌てだ!」
アルミン「これで駆逐できる!!」
ジャン「肝心なトコはっきりさせろや!!」


6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/31(金) 05:33:22 ID:hPlR0fdM
マルコ「まずミカサ、ライナー、ベr……えとそこの僕と少しキャラ被ってる人」
ベrrrト「」 ガーン
マルコ「あとはアニ、ジャン……コニー、サシャ」
マルコ「と、とりあえず実力順でこんなところかな。潜行しておくメンバーは」
アルミン「なんで僕が入っていないの!?」
マルコ「ええっ」
コニー「そりゃーお前、指揮るやつが大勢の側に残らねーとまずいだろ」
アルミン「くっそれもそうか」
マルコ「ア、アルミンってそんな好戦的だったっけ?」
コニー「もうめんどくさいから流せ。巻いてけ」
アルミン「仕方ない、7人とも託したよ! 僕の分まで一太刀にこめてくれ!!」
ジャン「てめー勝手なことばかり抜かs」
ミカサ「任せて、アルミン」
ジャン「お、おおそうだ、俺たちに任せろってんだ!」 チラッ
コニー「ジャンってやっぱ俺たち側に近くね?」   サシャ「はひ?」

7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/31(金) 05:35:08 ID:hPlR0fdM
マルコ「その……僕が勝手に選んだメンバーに、全員の命を背負わせてしまって、ごめん」
ライナー「問題ないね」
アニ「誰がやっても失敗すれば全員死ぬ。リスクは同じだ」
アルミン「僕の案だ! きっと最善策だよ!!」
マルコ「ま……まぁ……不安だらけだけど、これでいくしかない」
マルコ「時間もないし……もうこれ以上の案は出ないのかな……ううん……」
アルミン「あとは全力を尽くすだけだ!!」
ミカサ「大丈夫。自信を持って」
ミカサ「アルミンは正解を導く力がある」
ミカサ「私もエレンも、その力に命を救われた」
アルミン「そんなことが! いつ!?」
ミカサ「自覚がないだけ。後で話そう」
アルミン「応!!」
コニー「いちいち声でけえな」

8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/31(金) 05:36:12 ID:hPlR0fdM
モブ「リフトの用意ができたぞ!」
モブ「鉄砲もだ、すべて装填した!」
ライナー「もしくはこいつをケツにぶち込む」
アルミン「よし行くぞ!」
キャタキャタキャタキャタ……
ガコン
マルコ「大丈夫……数は増えてない」ガチャ チャキッ
モブs「」 ガチャガチャガチャ  チャキッ
マルコ「作戦を続行する!」
アルミン「巨人共め……!!」
マルコ「みんな頼むから先走らないでくれよ特にアルミン」

9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/31(金) 05:39:48 ID:hPlR0fdM
巨人「」 ズシーン…  ズシーン…
ピタッ…
 
巨人「(にんまり)」 くわっ
 
モブ「ひいいいいいっ」
マルコ「落ち着け! 十分に引き付けるんだ!」
 
巨人「」
巨人「」ズン
巨人「」ズン
 
マルコ「待て……待t」
アルミン「くらえええええええぇぇぇぇ!!」 カチッ バババババ
マルコ「待てって言ってるだろうが!!」

10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/31(金) 05:40:31 ID:hPlR0fdM
モブ「うわあああああ!」 バババババ
モブ「あああああああ!!」 バババババババ
アルミン「うおおおおおおおお!!」バババババババババb
マルコ「あーもうメチャクチャだよ!」バババババ
 
ミカサ「始まった!」ダッ
ライナー「こ、これちょっとタイミング早くないか?」ダッ
ベrrt「い、行っていいのか?」ダッ
アニ「……!」ダッ
ジャン「合図ぐらいしろよババア!」ダッ
コニー「マジかよもうスタートかよ!」ダッ
サシャ「あわわ一番出遅れちゃった!」 ダッ
 
アルミン「チッ、弾切れだ! 僕も出る!」 バッ
マルコ「アルミン!?」

11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/31(金) 05:41:11 ID:hPlR0fdM
キィン   ザザッッ
ミカサ(とらえた! 皆は?)
 
 ザッ
 
 ザザッ
 
 バッ
 
 スカッ
 
 スカッ
 
 スカッッ
 
 
ベrt「サシャとコニーとジャンとライナーと俺だ!」
ライナー「急いで援護を!」
コニー「やばい……!」
サシャ「ひー」
ジャン「あんなタイミングで出来るか!!」
マルコ「全部アルミンのせいだよ!!」

12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/31(金) 05:41:54 ID:hPlR0fdM
アルミン「ふっ!」
ジャキン!
巨人「」ズズーン…
アルミン「残りは4体か!」
コニー「す、すまねえな」
アルミン「どうも。そして無事ならすぐに立つ!」
コニー「立ってるだろうが!」
巨人「」ズシーン ズシーン
巨人「」ズン ズン ズン
サシャ「ずみ”ま”ぜんでじだああ”あ”あ”あ!!」 ドシャッ
ミカサ「まずい、位置取りが乱れた!」
ライナー「うおおおっやばい捕まる!!」
ベr「捕まった!!」
アニ「くっ、世話の焼ける!」

13 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/31(金) 05:42:46 ID:hPlR0fdM
アニ「――ッ!」 ヒュンヒュン
ザクッ
 ザンッ
巨人「」ズシーン   巨人「」ズシーン
ベ「助かりました!」
アニ「どうも」
ライナー「おいおい、危なかったな俺達」
ライナー「ケガをしなくて良かったぜ。本当に」
アニ「」(蹴     ライナー「ぶっ」 ゴンッ
 
ジャン「オイ! まだ二匹残ってんだよ!」
アルミン「うおおおおおおおおっ!」 ザンッ 
巨人「」 ズシーン
ジャン「なにこのアルミンつええ」

14 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/31(金) 05:46:09 ID:hPlR0fdM
コニー「残りはあと一体!」
アルミン「だめだ、距離が離れすぎている! 一番近いのは……」
アルミン「マルコ! みんな! 全員降りて来るんだ!」
マルコ「お、終わったのか!?」
アルミン「まだ一体残っている! そいつは、そこにいる全員でかかるんだ!」
マルコ「ええっ」
アルミン「戦え!」
アルミン「戦え!」
アルミン「戦うんだよ!」
モブ「お……おおっ! 戦おう!!」
モブ「相手はたった一体だ! 俺たちなら勝てる!!」
モブ「やってやる! やってやるぞ!!」
\ オオオオオオオオオオオオオオオオッッ /
ピョーン ヘ(^o^)ヘヘ(^o^)ヘヘ(^o^)ヘヘ(^o^)ヘヘ(^o^)ヘ  ピョーン
マルコ「どうしてそうなるんだ!」

15 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/31(金) 05:46:44 ID:hPlR0fdM
モブ「この野郎! フクロだ! オラ!」 ドガッドガッ
モブ「銃身アタック! 銃身アタック!」 ディシ! ディシ!
モブ「いいからケツにぶち込め!」 ブスッ ブスッ
アルミン「僕も混ぜろー!」 ダッ
\ オオオオオオオオオオオオオオオオッッ /
 
ジャン「……普通だ。これが現実ってもんだろうな」
ジャン「普通に考えれば、簡単に分かる」
ジャン「どんなでかい奴でも、数の暴力でどうにかなるってことぐらい」
コニー「マジで?」
 
巨人「」 ズシーン  プスプス…
アルミン「勝ったぞおおおお!!」
\ オオオオオオオオオオオオオオオオッッ /
マルコ「……」
マルコ「まぁ結果オーライだし……いいか……」

16 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/31(金) 05:47:34 ID:hPlR0fdM
こうしてガスを補充することができた訓練兵たちは
無事に市街地を脱出することができた
その際アルミンは周囲の制止をふりきり
率先して果敢に格闘巨人へと挑んでいった
幸い格闘巨人は弱っていたため 比較的容易に討伐することに成功した
しかし! そんなことでアルミンの闘志が満足するはずもない
次の獲物を屠るべく 城壁の彼方を臨み始めた青く鋭い瞳
さあ行けアルミン! 友のカタキを蹴散らし進め!
アルミンの真の戦いはまだ始まったばかり! さあ急げ置いてくぞコニー!
輝ける明日へ向かって行けアルミン! 飛べアルミン!!
終わり

17 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/31(金) 05:48:57 ID:iYMwhfvo

このアルミン好き

18 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/31(金) 05:49:11 ID:hPlR0fdM
空明るいじゃねーか!  お  や  す  み

21 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/31(金) 08:18:39 ID:oJeqoiSo
いい勢いだったw

22 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/31(金) 19:25:51 ID:D4TSdYBQ
バカミンやべーなw

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