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サシャ「何ですか、それ?」

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Part3
57 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 16:45:12 ID:xRJgTETA
ミーナ「アニの機嫌が悪い」

58 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 16:45:42 ID:xRJgTETA
ミーナ「ねぇ、アニ」
アニ「…何?」
ミーナ「その、ミカサと何かあった?」
アニ「…何で?」ジロッ
ミーナ(ミカサの名前を出した途端に更に機嫌が悪くなっちゃった…)ビクッ
ミーナ「ご、ごめん…さっき、何か険悪な感じだったから…」ビクビク
アニ「…」ハァ…
アニ「睨んで悪かったね。…ミカサとは別に、何でもないよ。大丈夫だから」
ミーナ(嘘だ!)

59 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 16:46:41 ID:xRJgTETA
ミーナ(確かにアニとミカサは元々仲良しってわけではないけど…)
ミーナ(ここまで険悪じゃなかったはずだよね)
ミーナ(絶対に何かあったはずだよ!)
ミーナ(けど…)チラッ
アニ「…」ピリピリ
ミーナ(これ以上アニに聞いても答えてくれそうにないしなぁ……よし)
ミーナ「…アニ!」
アニ「…何?」
ミーナ「私、ちょっと行ってくるね!」タタッ
アニ「…」

60 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 16:47:19 ID:xRJgTETA
ミーナ(アニが駄目ならミカサの方に聞こう!)
ミーナ(えーと、ミカサは…)キョロ
ミカサ「…」ピリピリ
ミーナ「」ビクッ
ミーナ(いた!けど、アニと同じくらいピリピリしてる…!)
ミーナ(で、でも、聞かないと!このまま二人が仲悪いままだったら嫌だし…)
ミーナ「ミ、ミカサ!」

61 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 16:48:00 ID:xRJgTETA
ミカサ「…ミーナ。何?」
ミーナ「あ、えっと…」ビクビク
ミカサ「どうしたの?」
ミーナ「その…ア、アニと…」
ミカサ「…アニ?」ジロッ
ミーナ(アニも怖かったけどミカサも怖い!)ビクビク


62 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 16:48:42 ID:xRJgTETA
ミカサ「…」ハァ…
ミカサ「ごめんなさい、ミーナ」
ミーナ「え?」ビクビク
ミカサ「睨んでしまって。あなたは関係ないのに」
ミーナ「あ、ううん、それはいいんだけど」
ミーナ(かなり怖かったけど)
ミカサ「私達のことを気にかけてくれてありがとう。けど、これは私とアニの問題」
ミーナ「で、でも…!」
ミカサ「大丈夫だから、心配しないで」

63 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 16:49:32 ID:xRJgTETA
ーーー
ーー
ミーナ「…」トボトボ
ミーナ(結局、ミカサからも話は聞けなかった…)ハァ…
ミーナ(元の二人に戻ってもらいたいんだけどなぁ…)
ミーナ「はぁ…」
アルミン「あれ?ミーナ?」
ミーナ「あ、アルミン…」
アルミン「どうしたの?元気ないみたいけど」
ミーナ「うん、それが…」
カクカクシカジカ

64 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 16:50:11 ID:xRJgTETA
アルミン「なるほど…」
アルミン「ミカサとアニがピリピリしてるから何かあったと思って話を聞こうとしたけど、二人とも口を割らないんだね」
ミーナ「うん…」ショボン
アルミン「そっかそっか」
アルミン「ミカサがね…」フフ
ミーナ「…アルミン、何か嬉しそうじゃない?」ジー
アルミン「えっ…あはは、そう見える?」
ミーナ「見える」ジー

65 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 16:51:40 ID:xRJgTETA
アルミン「…僕とエレンとミカサが幼馴染みっていうのは、知ってるよね?」
ミーナ「うん」
アルミン「僕とエレン、そしてミカサは、いつも三人一緒だったんだ。というか、三人でしか一緒にいなかった。理由は色々あるんだけど…その辺は置いといて」
アルミン「……初めてなんだ。ミカサが同性の子と喧嘩するのって」
ミーナ「そうなんだ」
アルミン「うん。だから、ちょっとだけ嬉しかったんだ。ミカサが同性と…アニと喧嘩したって聞いて」
アルミン「ミカサって、ああいう性格だから、人付き合いが苦手だと思ってたんだ」
アルミン「でも、ミカサも僕とエレン以外の人と関わって、色んな経験をして、ちゃんと世界を広げているんだなぁって思って」
ミーナ「…」

66 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 16:52:19 ID:xRJgTETA
ミーナ「…アルミンって、ミカサの保護者みたい」フフ
アルミン「そ、そうかな」
ミーナ「でも、やっぱり私は元の二人に戻って欲しいなぁ…」
ミーナ「だって、アニとミカサったらいつも以上に顔が怖いんだもん」
アルミン「ああ、その気持ちはちょっと分かる」
アルミン「けど、二人とも大丈夫って言ってたんだよね?」
ミーナ「うん」
アルミン「じゃあ大丈夫なんじゃない?」
ミーナ「そうかなぁ…」

67 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 16:53:00 ID:xRJgTETA
アルミン「…」ハッ
アルミン「ミーナ、あれ」ユビサシ
ミーナ「え?あっ」
ミーナ「アニ?」
アルミン「誰かを探してるみたいだ」
ミーナ(もしかして…)
ミーナ「アルミン、話を聞いてくれてありがとう!私、ちょっと行ってくるね!」タタッ
アルミン「え?うん、気を付けてね」

68 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 16:53:42 ID:xRJgTETA
ーーー
ーー
アニ(…何で私がこんなこと…)ハァ…
アニ(けど、これ以上長引かせて変に目立つのも嫌だし)
アニ(それに…ミーナにも…)
アニ「!」ハッ
アニ(いた…ミカサ)

69 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 16:54:14 ID:xRJgTETA
アニ「…ちょっと」
ミカサ「!…アニ」
アニ「話があるんだけど」
ミカサ「それは偶然。私もアニに話がある」
アニ「へぇ、何?」
ミカサ「先に話し掛けてきたのはアニ。なので、あなたから言うべき」
アニ「…」
ミカサ「…」

70 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 16:54:45 ID:xRJgTETA
ミーナ「…」コソコソ
ミーナ(アニってば、やっぱりミカサを探してたんだ)
ミーナ(邪魔しちゃいけないって思って物陰に隠れちゃったけど…)
ミーナ(すっごくピリピリしてる!)
ミーナ(大丈夫かなぁ…)

71 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 16:55:29 ID:xRJgTETA
アニ「…」ハァ…
アニ「悪かったよ」
ミカサ「!」
アニ「ついムキになってしまって」
ミカサ「ええ」
ミカサ「…私も、ごめんなさい。あなたの気持ちを考えるべきだった」
アニ「うん」
アニ「…」
ミカサ「…」

72 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 16:56:01 ID:xRJgTETA
ミーナ(な、仲直り…したんだよね?)コソコソ
ミーナ(お互い謝ってたし…)
ミーナ(なのに何であんなに気まずい空気になってるの!?)
ミーナ(二人とも大丈夫って言ってたけど…やっぱり心配だし)
ミーナ(よしっ)スッ

73 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 16:56:33 ID:xRJgTETA
ミーナ「アニ、ミカサ!」
アニ「!」
ミカサ「ミーナ?」
ミーナ「二人揃って何してるの?あ、もしかして仲直りしたとか!」
アニ「それは…」
ミカサ「その…」
ミーナ「したんでしょ?したんだねっ!それじゃあ」ギュギュッ
アニ「ちょっと」
ミカサ「私達の手を掴んで、何をするつもりなの?」

74 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 16:57:05 ID:xRJgTETA
ミーナ「仲直りしたのなら、することは一つだよ」
ミーナ「はい、あーくしゅっ」
アニミカサ「!」

75 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 16:57:35 ID:xRJgTETA
アニ「…」ジー
ミカサ「…」ジー
ギュッ
ミーナ「!」
ミーナ「やったぁ!」ピョン!

76 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 16:58:07 ID:xRJgTETA
ミカサ「ミーナ…これは飛び跳ねてまで喜ぶこと?」フフ
アニ「大袈裟…」フン
ミーナ「だって、早く二人に仲直りして欲しかったんだもん!」
ミカサ「そう。…ミーナにも心配をかけた。そう思わない?アニ」
アニ「否定はしないよ」
ミカサ「それなら、やるべきことは一つ」
アニ「はぁ…仕方ないね」
ミーナ「え?え?」


77 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 16:58:52 ID:xRJgTETA
ミカサ「ミーナ」スッ
ミーナ「ミカサ?その手は…」
ミカサ「心配かけてごめんなさい、と、ありがとうの、握手」
ミカサ「してくれる?」
ミーナ「…!、うん!」
ギュッ

78 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 16:59:24 ID:xRJgTETA
アニ「ミーナ…その」
アニ「…悪かったね。ありがと」ボソッ
ミーナ「アニ…!」
アニ「手、出しな」スッ
ミーナ「うん、うん!」
ギュッ

79 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 16:59:56 ID:xRJgTETA
ーーー
ーー
ミーナ「本当に良かった!あのまま険悪なムードが続いたら、どうしようかと思ったよ」
ミーナ「…それで、喧嘩の原因はなんなの?」
ミカサ「…」
アニ「…」
ミーナ「あ、言いたくないならいいんだけどっ」アセアセ
ミカサ「いえ、そういうわけではない」
アニ「…ただ、あまりにもくだらないことだからさ」
ミーナ「くだらない?」

80 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 17:00:28 ID:xRJgTETA
ミカサ「目玉焼きには塩か」
アニ「ソースか」
ミーナ「…どっちも美味しいよ?」

81 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 17:01:04 ID:xRJgTETA
終わり
自分は醤油派

82 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 17:47:41 ID:HgMopVyU
オレはソース派だわ


83 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 17:51:02 ID:s.1.aM0U
俺は塩

84 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 18:21:03 ID:2EhL8YVA
塩コショウ
ゴメン嘘。目玉焼きはほぼたいていベーコンエッグ

85 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 20:44:31 ID:6/jYMSpw
柚胡椒醤油が案外美味しかった
ミーナいい子だな、ほっこりした乙

86 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/24(木) 21:40:54 ID:/P9wwJlU
>>82-85
皆それぞれ好みがあるんですね
柚胡椒醤油がちょっと気になる

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