サシャ「どんな味でも構いません」
Part9
179 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:03:42 ID:BCi7cAmc
ライナー「おいサシャ、こりゃいったい何の真似だ! 人が寝てる間にとんでもないことしてくれたな!?」バーン!!
サシャ「えっ……ええっ!? いえいえ、やったのは私じゃありませんよ!? 私が来た時にはもう手の施しようがなかったんです!」ブンブン
ライナー「じゃあせめて花束くらい引っこ抜くとかっ……っは、は、ぶえっくしょいっ!!」プルッ
サシャ「わぁ。大きなくしゃみ」
ライナー「……っあー、鼻ん中がムズムズする……」グスグス
サシャ「鼻かみます? どうぞ」スッ
ライナー「……すまん」チーンッ
サシャ「どういたしまして。……さっき普通にパン食べてましたけど、起きてすぐ気づかなかったんですか?」
ライナー「何か変だとは思ってたんだがな……普通、起きたら鼻穴に花束が詰められてるとは思わんだろ」グスグス
サシャ「そう考えたら、『寝てる間に誰かがパンを突っ込んでくれる』ってのは素敵なシチュエーションですよね。……羨ましいです」ギリッ...
ライナー「何故俺を睨む」
サシャ「だって寝てる間にパンがもれなくもらえるんですよ!? 落書きは洗えば消えますし、鼻穴のオプションにさえ目を瞑れば楽に食料確保できるチャンスじゃないですか!!」
ライナー「……お前は気楽でいいな」
180 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:04:26 ID:BCi7cAmc
ライナー「それにしても、落書きとパンはともかく花束ってのはな……誰がこんなことしたんだ? コニーか?」
サシャ「いえ、コニーはパンのほうですよ。花束は違う人です」
ライナー「見てたなら止めろよ」
サシャ「それは……その、できればそうしたかったんですけどね、コニーからは袖の下をもらっちゃいまして」エヘヘ
ライナー「お前は食べ物与えたら簡単に寝返りそうだよな。巨人が食べ物ちらつかせたらついて行くんじゃないか?」
サシャ「あはははは……まっさかぁ」ピーヒョロロ
ライナー「……だよな。その辺りの分別はあるか」
サシャ「そうですよ! 食べ物出されたくらいなら、いくら私でもそう簡単に寝返りませんって! 安心してください!」エッヘン
ライナー「ああ。……そうだな。安心した」
181 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:05:05 ID:BCi7cAmc
サシャ「さて、ライナーも起きましたし、私も部屋に帰りましょうかね……んんーっ!」セノビー
ライナー「なんだ、俺が起きるの待ってたのか?」
サシャ「だって目が覚めた時誰も側にいなかったら寂しいじゃないですか。気持ちよく寝てたので起こすのもどうかと思いましたし」
ライナー「そうか……それなら悪いことしたな。今まで暇だっただろ?」
サシャ「いえ、待ってる間はうまい具合に報告書で潰せましたしね。別にそれはいいんですけどーーんぅっ……うう、肩が重いです。やりすぎました」グルングルン
ライナー「そんなに凝ってるなら揉んでやろうか?」
サシャ「…………」パチクリ
ライナー「あっ……いや、別に変な意味じゃないぞ!? 肩のことだ肩!!」バシバシ
サシャ「いえ、それはわかりますけど……できるんですか? 肩揉み」
ライナー「肩揉みくらいできるっ!!」クワッ!!
サシャ「え、ええ……? じゃあ、そこまで言うならやってもらっちゃいましょうかね。このまま寝るのも嫌ですし……お願いできますか?」
ライナー「……おう」ガタッ
182 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:05:52 ID:BCi7cAmc
ライナー「後ろに立つぞ」スタスタ...
サシャ「はい、お願いしますね」チョコン
ライナー「……」
ライナー(こうして改めて見ると肩が細いな……俺の握力で掴んで大丈夫なのか? 骨が折れたりしないよな?)ジーッ...
サシャ「……? あのぅ、まだですか? 早くしないと消灯時間になっちゃいますけど」
ライナー「そうだな……よし。肩に手を乗せるぞ」ポン
サシャ「実況しなくても大丈夫ですよ」
ライナー「……それもそうだな」
ライナー(しかし、加減がわからんな……最初は弱いほうがいいのか? でも弱いってどれくらいなんだ? 細い枝を折るくらいか?)
サシャ「ライナー? まーだでーすかー?」ユラユラ
ライナー「こら、動くな。……痛かったらすぐ言えよ。骨が折れる前にな」
サシャ「折る気なんですか!?」
183 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:06:34 ID:BCi7cAmc
ライナー「……」モミモミ
サシャ「……」
ライナー(無反応……ってことは、このままでいいってことか。なんだ、心配することなかったな)
サシャ「……ふふっ」
ライナー「!? どうしたどこか折れたか!?」
サシャ「やっ、ちが……っくす、くすぐった……ふふっ、くすぐったいですってばぁっ」ジタバタ
ライナー「はぁ? くすぐったいって……おいこら、動くなよ!」グイグイ
サシャ「じゃあちゃんと力入れてくださいよ! 中途半端にやられても、こっちは全然気持ちよくならなーー」
ライナー「こうか?」メキッ
サシャ「いたぁっ!?」ビクッ!!
ライナー「!? す、すまん!! 大丈夫か!? 傷めてないよな!?」オロオロ
サシャ「たぶん……ううっ、ライナーってば下手っぴじゃないですかぁ……」サスサス
ライナー「おかしいな、力加減には自信があったんだが……」ウーン...
184 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:07:21 ID:BCi7cAmc
サシャ「そもそも、肩揉みはそんなに握力使う必要ないですよ。……本当はできないんじゃないですか?」ジトッ...
ライナー「いや、前にベルトルトにやった時は何も言われなかったぞ? むしろ気持ちいいって言われたんだがな」
サシャ「じゃあその時と同じ要領で……やられたら、本当に肩が折れそうですね。肩揉みはもういいです」
ライナー「すまんな。……俺はどうやら、肩揉みには向いていないらしい」ズーン...
サシャ「いいですよ、それくらい。……でもその代わり、他のことしてもらってもいいですか?」
ライナー「熊狩ってこいって言われても無理だぞ」
サシャ「なんでこの流れで熊が出てくるんですか、違いますよ。……前にアルミンに教えてもらったんですけど、ライナーは手当ての語源って知ってますか?」
ライナー「? いや、知らん」
サシャ「『手のひら療法』って言うんですけどね、昔の人は病気や怪我をすると、痛いところに手を当てて痛みを和らげてたらしいんです」
ライナー「ほう、なるほどな……ということは、こんな感じか?」ポン
185 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:08:06 ID:BCi7cAmc
ライナー「……」
サシャ「……」
ライナー(……なんだこれ)
ライナー「これは……効果があるのか? 両肩に手を置いただけなんだが」
サシャ「やー、結構気持ちいいですよー……? ライナーの手、あったかいのでー……」コテン
ライナー「おい、肩と顔で手を挟むな。動かせんぞ」
サシャ「いいんですー、これでー」ホッコリ
ライナー「これでいいって……顔に骨が刺さって痛いだろ」
サシャ「ライナーはわかってませんねー、このゴツゴツがいいんですよー?」スリスリ
ライナー「」ビクッ
サシャ「ああ、最初っからこうしてもらえばよかったですねぇ、こっちのほうが何倍もーー」
ライナー「……」スッ
サシャ「……あれ? なんでやめちゃうんですか?」
ライナー「もう充分だろ、終わりだ終わり。……猫や犬じゃあるまいし、変なことするな」
サシャ「ちぇっ、気持ちよかったのにぃ……」ブーブー
186 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:08:51 ID:BCi7cAmc
ライナー「気が済んだならそろそろ戻れ、今日は疲れただろ? 報告書も終わったんだし、ゆっくり休めよ」
サシャ「気は済んでません」
ライナー「あと何が足りないってんだ」
サシャ「やられっぱなしってのは気がすまないんです。ですから今度は私がライナーに肩揉みしてあげます!」スクッ
ライナー「あぁ? いや、俺は別に肩は凝ってなーー」
サシャ「ほらほら、ここに座ってください! 私得意だったんですよ、お父さんの肩揉むの!」ベチベチ
ライナー(……聞いてないな)
ライナー「わかった、お前の望み通り揉まれてやる。その代わり終わったら帰れよ? 寮まで送ってくから」ハァ
サシャ「はい、ちゃんと帰りますよ。手早く終わらせますから、ちょっとの間おとなしくしててくださいねー?」
ライナー(……そういや、誰かに肩揉まれるのははじめてじゃないか? 故郷にいた頃はまだガキだったし、兵団に入ってからもそんな機会ないしな。ベルトルトにやってもらったことも……ないな、そういえば)
ライナー「……」
187 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:09:26 ID:BCi7cAmc
サシャ「さーて、まずはーー」
ライナー「……」セスジピーン
サシャ「……ちょっと。力抜いてくださいよ。肩揉みできないじゃないですか」
ライナー「何言ってんだ、ちゃんと抜いてるぞ?」
サシャ「……」
ライナー「……」
サシャ「……うりゃー!」コチョコチョ
ライナー「ばっ……やめっ、ははっ、サシャやめろって!」ジタバタ
サシャ「ほーら、肩ふにゃふにゃになったじゃないですか! やっぱり力入ってたんですよ! うそつきー!」コチョコチョ
ライナー「わかったわかった、俺が悪かったからっ、わ、脇はやめろ!」ジタバタ
サシャ「むぅっ……謝られちゃ仕方がありませんね、許してあげましょう」ムフー
ライナー「……やるなら早くしろ」ムスッ
サシャ「はいはい、わかりましたよーっと」モミモミ
188 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:10:23 ID:BCi7cAmc
ライナー「おっ……おお、意外とうまいな」
サシャ「でしょう? なんなら今度ライナーに教えてあげてもいいですよ?」モミモミ
ライナー「そりゃ嬉しいが……この位置じゃ手つきが見えないだろう。どうするつもりだ?」
サシャ「そうですねぇ……たぶん、誰か他の人を呼ぶってことになるでしょうね。そのほうがわかりやすいですし」
ライナー「……お前が他の誰かの肩を揉むのか?」
サシャ「はい、そういうことになりますね。見せなきゃならないんですから」
ライナー「……」
サシャ「誰がいいですかね……やっぱり同じ男の人のほうがいいですか? となると、体格の近いベルトルトとかーー」
ライナー「いや、いらん。……自分で研究する。お前の助けは借りん」
サシャ「研究って」
ライナー「お前は実験台な」
サシャ「さっきみたいなのはナシですよ!?」
189 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:11:05 ID:BCi7cAmc
サシャ「……」モミモミ
ライナー「……」ソワソワ
ライナー(しかし、黙ってやられてるってのも落ち着かんな……ん?)チラッ
ライナー「そっちの報告書はもう仕上がったんだろ? 読んでいいか?」
サシャ「いいですよ。報告書だからあまり大したこと書いてませんけど」
ライナー「なんだ、報告書に書けないことでもやってきたのか?」ハハハ
サシャ「……まあ、色々」
ライナー「なんだそりゃ。……どうせ鹿だの猪だの狩って食べてきたんだろ? 大体想像できるな」
サシャ「そうですね、だいたいそれで合ってます。食べたのはウサギ肉でしたけど」
ライナー「生か」
サシャ「まさか、ちゃんとお鍋にしましたよ。アニもベルトルトも喜んで平らげてくれましたからね、よかったです」
ライナー「……つまりベルトルトはお前の手料理を食ったってわけだな」
サシャ「? ベルトルトだけじゃありませんよ、アニもです」
ライナー「あいつはいいんだ。……女だからな」
サシャ「はい……??」
190 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:11:41 ID:BCi7cAmc
サシャ「それにしても、ライナーって肩幅広いですよねー。やりがいがありますよ!」モミモミ
ライナー「肩揉みにやりがいとかあるのか」
サシャ「あるんです! ーーところで、私が書いた報告書どうですか? 形になってます?」
ライナー「ああ、いいんじゃないか? 少なくとも、秋に書いたレポートよりかは文章が読みやすくなってるぞ。ただ、いくつかおかしいところがーー」ペラッ
サシャ「え? どこですか?」ムニュッ
ライナー「」ビクッ
191 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:12:22 ID:BCi7cAmc
ライナー「……」
ライナー(この、後頭部にのしかかってる感触は……)
サシャ「一応自分でもチェックしたんですけどねー……やっぱり誰かに見てもらわないと駄目ですね。あとでユミルたちにも目を通してもらわないと」ギュー
ライナー「……」ダラダラ
サシャ「……? ライナー、どうしました?」
ライナー「いや……」
ライナー(遠回しに言うべきか? ……駄目だ、遠回しじゃこいつが気づくわけがない)
ライナー(ここは黙って、感触を素直に楽しむ…………のは…………………………いや駄目だ、却下だ却下)
ライナー「……あのな、サシャ」
サシャ「はい? なんですか?」
ライナー「その………………胸が、……当たってるんだが」
192 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:13:20 ID:BCi7cAmc
サシャ「……当ててるんですよ?」
.
193 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:13:59 ID:BCi7cAmc
ライナー「……」
サシャ(おおー……、みるみるうちに、耳が真っ赤っ赤に……)
ライナー「もっ、もういいっ! 肩揉みは充分だ、離れろっ!」ブンッ!
サシャ「あっ……ダメですってば、そんなに暴れたら椅子が倒れーー」
ライナー「どわっ!?」ガターン!!
194 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:14:45 ID:BCi7cAmc
サシャ「あらら……ひっくり返っちゃいましたね。ライナー、大丈夫ですか?」ヒョコッ
ライナー「……」マルッ
サシャ(わあ、おっきいダンゴムシ……)チョンチョン
ライナー「……お前、そういう言葉はどこで覚えてきたんだ」
サシャ「教えて欲しいんですか?」ニッコリ
ライナー「……」
サシャ「……へへへ、いつも色々やられてるから仕返しです」ニマニマ
ライナー「今度の休み、覚えてろよ……」クルン
サシャ「覚えてますよ。……ちゃんと、覚えてます」クスクス
195 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:15:49 ID:BCi7cAmc
ーー 深夜 男子寮 エレンたちの部屋
エレン「zzz...」スピー
アルミン「zzz...」スヤスヤ
ベルトルト「……」チラッ
ライナー「……」
ベルトルト「……ライナー、ライナー」ヒソヒソ
ライナー「なんだベルトルト」
ベルトルト「なんだじゃないよ。……君はなんで座ったまま目を閉じてるんだ。暗闇でそれは怖いよ」
ライナー「……横になったら感触が上書きされちまう気がする」
ベルトルト「感触? 何の?」
ライナー「そりゃあ…………アレだよアレ。わかるだろ?」
ベルトルト「わかるわけないだろ」
ライナー「……」
196 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:16:30 ID:BCi7cAmc
ベルトルト「取り敢えず真っ暗闇で座禅組むのやめてくれないか? せめてカーテン閉めてくれないと、向かい側の僕は監視されてるような気がして落ち着かないんだけど」
ライナー「そういやお前、あいつの手料理食ってきたらしいな……?」
ベルトルト「僕の話聞いてないだろ君。あと怖いから低い声で言うのはやめて」
ライナー「俺だって一度しか食ったことないのに……」
ベルトルト「一度食べたなら充分だろ? しかも僕はアニと一緒だったんだ、君が作ってもらったっていうハンバーグとは別物だよ」
ライナー「ハンバーグがあれだけのシロモノだったんだ、さぞかし美味かったんだろうな……羨ましいぞ……」
ベルトルト「……僕としては、代わってほしいくらいだったんだけどね」ハァ
ライナー「それで、ウサギ鍋とやらはどんな味だったんだ? ちゃんと俺に報告しろ。詳細に」
ベルトルト「嫌だよ。……サシャとの約束だからね。君には教えない」
おわり
197 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:19:01 ID:BCi7cAmc
そんなわけで本人への告白をすっ飛ばして「息子さんを私にください」とお願いする話でした 保護者の方々と言葉で殴り合いです
ちなみに>>176はミスです、カットし忘れました 口にパンが入ってるのに寝言を言えるわけがない!
それと、お礼を言い忘れているのですがいつも乙ありがとうございます……! いつも励みになってます、嬉しいです
次回は最後のデート、残りはあと4話です べったべたに甘ったるい はず
198 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/02/10(月) 02:59:40 ID:ShDR5Z0.
サシャ頑張った!ぜひ2人には幸せになって欲しいです。
次の甘いのも楽しみにしてます
200 :萌えた!:2014/02/10(月) 11:18:51 ID:kSC3atoc
あなたの文章はすばらしい!!サシャの本気が伝わってきて泣けました。この話だけでもハッピーエンドになってほしいなぁ。ラストに近づくにつれ切なくなってきてるけど、がんばってください~!!
201 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/02/10(月) 18:29:38 ID:RTA.g.Gw
甘甘楽しみ!乙!
202 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/02/11(火) 09:03:14 ID:PWTr14RM
自分が貰われてやるという発想はないのか
おっきいダンゴムシというのが卑猥な意味だと思ってしまった
乙
203 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/02/11(火) 13:22:22 ID:5sYTAf1o
このシリーズのライナーサシャが理想すぎて!シリーズ終わっても何か書いてほしいです。
204 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/14(金) 16:18:42 ID:fulx6hSo
感想ありがとうございました どれもありがたく読ませて頂いてます
ところで今日はふんどしの日ですね そんなわけでSSをご用意いたしました
心のふんどしを締めながらお読みください
ライナー「おいサシャ、こりゃいったい何の真似だ! 人が寝てる間にとんでもないことしてくれたな!?」バーン!!
サシャ「えっ……ええっ!? いえいえ、やったのは私じゃありませんよ!? 私が来た時にはもう手の施しようがなかったんです!」ブンブン
ライナー「じゃあせめて花束くらい引っこ抜くとかっ……っは、は、ぶえっくしょいっ!!」プルッ
サシャ「わぁ。大きなくしゃみ」
ライナー「……っあー、鼻ん中がムズムズする……」グスグス
サシャ「鼻かみます? どうぞ」スッ
ライナー「……すまん」チーンッ
サシャ「どういたしまして。……さっき普通にパン食べてましたけど、起きてすぐ気づかなかったんですか?」
ライナー「何か変だとは思ってたんだがな……普通、起きたら鼻穴に花束が詰められてるとは思わんだろ」グスグス
サシャ「そう考えたら、『寝てる間に誰かがパンを突っ込んでくれる』ってのは素敵なシチュエーションですよね。……羨ましいです」ギリッ...
ライナー「何故俺を睨む」
サシャ「だって寝てる間にパンがもれなくもらえるんですよ!? 落書きは洗えば消えますし、鼻穴のオプションにさえ目を瞑れば楽に食料確保できるチャンスじゃないですか!!」
ライナー「……お前は気楽でいいな」
180 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:04:26 ID:BCi7cAmc
ライナー「それにしても、落書きとパンはともかく花束ってのはな……誰がこんなことしたんだ? コニーか?」
サシャ「いえ、コニーはパンのほうですよ。花束は違う人です」
ライナー「見てたなら止めろよ」
サシャ「それは……その、できればそうしたかったんですけどね、コニーからは袖の下をもらっちゃいまして」エヘヘ
ライナー「お前は食べ物与えたら簡単に寝返りそうだよな。巨人が食べ物ちらつかせたらついて行くんじゃないか?」
サシャ「あはははは……まっさかぁ」ピーヒョロロ
ライナー「……だよな。その辺りの分別はあるか」
サシャ「そうですよ! 食べ物出されたくらいなら、いくら私でもそう簡単に寝返りませんって! 安心してください!」エッヘン
ライナー「ああ。……そうだな。安心した」
181 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:05:05 ID:BCi7cAmc
サシャ「さて、ライナーも起きましたし、私も部屋に帰りましょうかね……んんーっ!」セノビー
ライナー「なんだ、俺が起きるの待ってたのか?」
サシャ「だって目が覚めた時誰も側にいなかったら寂しいじゃないですか。気持ちよく寝てたので起こすのもどうかと思いましたし」
ライナー「そうか……それなら悪いことしたな。今まで暇だっただろ?」
サシャ「いえ、待ってる間はうまい具合に報告書で潰せましたしね。別にそれはいいんですけどーーんぅっ……うう、肩が重いです。やりすぎました」グルングルン
ライナー「そんなに凝ってるなら揉んでやろうか?」
サシャ「…………」パチクリ
ライナー「あっ……いや、別に変な意味じゃないぞ!? 肩のことだ肩!!」バシバシ
サシャ「いえ、それはわかりますけど……できるんですか? 肩揉み」
ライナー「肩揉みくらいできるっ!!」クワッ!!
サシャ「え、ええ……? じゃあ、そこまで言うならやってもらっちゃいましょうかね。このまま寝るのも嫌ですし……お願いできますか?」
ライナー「……おう」ガタッ
182 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:05:52 ID:BCi7cAmc
ライナー「後ろに立つぞ」スタスタ...
サシャ「はい、お願いしますね」チョコン
ライナー「……」
ライナー(こうして改めて見ると肩が細いな……俺の握力で掴んで大丈夫なのか? 骨が折れたりしないよな?)ジーッ...
サシャ「……? あのぅ、まだですか? 早くしないと消灯時間になっちゃいますけど」
ライナー「そうだな……よし。肩に手を乗せるぞ」ポン
サシャ「実況しなくても大丈夫ですよ」
ライナー「……それもそうだな」
ライナー(しかし、加減がわからんな……最初は弱いほうがいいのか? でも弱いってどれくらいなんだ? 細い枝を折るくらいか?)
サシャ「ライナー? まーだでーすかー?」ユラユラ
ライナー「こら、動くな。……痛かったらすぐ言えよ。骨が折れる前にな」
サシャ「折る気なんですか!?」
183 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:06:34 ID:BCi7cAmc
ライナー「……」モミモミ
サシャ「……」
ライナー(無反応……ってことは、このままでいいってことか。なんだ、心配することなかったな)
サシャ「……ふふっ」
ライナー「!? どうしたどこか折れたか!?」
サシャ「やっ、ちが……っくす、くすぐった……ふふっ、くすぐったいですってばぁっ」ジタバタ
ライナー「はぁ? くすぐったいって……おいこら、動くなよ!」グイグイ
サシャ「じゃあちゃんと力入れてくださいよ! 中途半端にやられても、こっちは全然気持ちよくならなーー」
ライナー「こうか?」メキッ
サシャ「いたぁっ!?」ビクッ!!
ライナー「!? す、すまん!! 大丈夫か!? 傷めてないよな!?」オロオロ
サシャ「たぶん……ううっ、ライナーってば下手っぴじゃないですかぁ……」サスサス
ライナー「おかしいな、力加減には自信があったんだが……」ウーン...
サシャ「そもそも、肩揉みはそんなに握力使う必要ないですよ。……本当はできないんじゃないですか?」ジトッ...
ライナー「いや、前にベルトルトにやった時は何も言われなかったぞ? むしろ気持ちいいって言われたんだがな」
サシャ「じゃあその時と同じ要領で……やられたら、本当に肩が折れそうですね。肩揉みはもういいです」
ライナー「すまんな。……俺はどうやら、肩揉みには向いていないらしい」ズーン...
サシャ「いいですよ、それくらい。……でもその代わり、他のことしてもらってもいいですか?」
ライナー「熊狩ってこいって言われても無理だぞ」
サシャ「なんでこの流れで熊が出てくるんですか、違いますよ。……前にアルミンに教えてもらったんですけど、ライナーは手当ての語源って知ってますか?」
ライナー「? いや、知らん」
サシャ「『手のひら療法』って言うんですけどね、昔の人は病気や怪我をすると、痛いところに手を当てて痛みを和らげてたらしいんです」
ライナー「ほう、なるほどな……ということは、こんな感じか?」ポン
185 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:08:06 ID:BCi7cAmc
ライナー「……」
サシャ「……」
ライナー(……なんだこれ)
ライナー「これは……効果があるのか? 両肩に手を置いただけなんだが」
サシャ「やー、結構気持ちいいですよー……? ライナーの手、あったかいのでー……」コテン
ライナー「おい、肩と顔で手を挟むな。動かせんぞ」
サシャ「いいんですー、これでー」ホッコリ
ライナー「これでいいって……顔に骨が刺さって痛いだろ」
サシャ「ライナーはわかってませんねー、このゴツゴツがいいんですよー?」スリスリ
ライナー「」ビクッ
サシャ「ああ、最初っからこうしてもらえばよかったですねぇ、こっちのほうが何倍もーー」
ライナー「……」スッ
サシャ「……あれ? なんでやめちゃうんですか?」
ライナー「もう充分だろ、終わりだ終わり。……猫や犬じゃあるまいし、変なことするな」
サシャ「ちぇっ、気持ちよかったのにぃ……」ブーブー
186 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:08:51 ID:BCi7cAmc
ライナー「気が済んだならそろそろ戻れ、今日は疲れただろ? 報告書も終わったんだし、ゆっくり休めよ」
サシャ「気は済んでません」
ライナー「あと何が足りないってんだ」
サシャ「やられっぱなしってのは気がすまないんです。ですから今度は私がライナーに肩揉みしてあげます!」スクッ
ライナー「あぁ? いや、俺は別に肩は凝ってなーー」
サシャ「ほらほら、ここに座ってください! 私得意だったんですよ、お父さんの肩揉むの!」ベチベチ
ライナー(……聞いてないな)
ライナー「わかった、お前の望み通り揉まれてやる。その代わり終わったら帰れよ? 寮まで送ってくから」ハァ
サシャ「はい、ちゃんと帰りますよ。手早く終わらせますから、ちょっとの間おとなしくしててくださいねー?」
ライナー(……そういや、誰かに肩揉まれるのははじめてじゃないか? 故郷にいた頃はまだガキだったし、兵団に入ってからもそんな機会ないしな。ベルトルトにやってもらったことも……ないな、そういえば)
ライナー「……」
187 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:09:26 ID:BCi7cAmc
サシャ「さーて、まずはーー」
ライナー「……」セスジピーン
サシャ「……ちょっと。力抜いてくださいよ。肩揉みできないじゃないですか」
ライナー「何言ってんだ、ちゃんと抜いてるぞ?」
サシャ「……」
ライナー「……」
サシャ「……うりゃー!」コチョコチョ
ライナー「ばっ……やめっ、ははっ、サシャやめろって!」ジタバタ
サシャ「ほーら、肩ふにゃふにゃになったじゃないですか! やっぱり力入ってたんですよ! うそつきー!」コチョコチョ
ライナー「わかったわかった、俺が悪かったからっ、わ、脇はやめろ!」ジタバタ
サシャ「むぅっ……謝られちゃ仕方がありませんね、許してあげましょう」ムフー
ライナー「……やるなら早くしろ」ムスッ
サシャ「はいはい、わかりましたよーっと」モミモミ
188 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:10:23 ID:BCi7cAmc
ライナー「おっ……おお、意外とうまいな」
サシャ「でしょう? なんなら今度ライナーに教えてあげてもいいですよ?」モミモミ
ライナー「そりゃ嬉しいが……この位置じゃ手つきが見えないだろう。どうするつもりだ?」
サシャ「そうですねぇ……たぶん、誰か他の人を呼ぶってことになるでしょうね。そのほうがわかりやすいですし」
ライナー「……お前が他の誰かの肩を揉むのか?」
サシャ「はい、そういうことになりますね。見せなきゃならないんですから」
ライナー「……」
サシャ「誰がいいですかね……やっぱり同じ男の人のほうがいいですか? となると、体格の近いベルトルトとかーー」
ライナー「いや、いらん。……自分で研究する。お前の助けは借りん」
サシャ「研究って」
ライナー「お前は実験台な」
サシャ「さっきみたいなのはナシですよ!?」
189 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:11:05 ID:BCi7cAmc
サシャ「……」モミモミ
ライナー「……」ソワソワ
ライナー(しかし、黙ってやられてるってのも落ち着かんな……ん?)チラッ
ライナー「そっちの報告書はもう仕上がったんだろ? 読んでいいか?」
サシャ「いいですよ。報告書だからあまり大したこと書いてませんけど」
ライナー「なんだ、報告書に書けないことでもやってきたのか?」ハハハ
サシャ「……まあ、色々」
ライナー「なんだそりゃ。……どうせ鹿だの猪だの狩って食べてきたんだろ? 大体想像できるな」
サシャ「そうですね、だいたいそれで合ってます。食べたのはウサギ肉でしたけど」
ライナー「生か」
サシャ「まさか、ちゃんとお鍋にしましたよ。アニもベルトルトも喜んで平らげてくれましたからね、よかったです」
ライナー「……つまりベルトルトはお前の手料理を食ったってわけだな」
サシャ「? ベルトルトだけじゃありませんよ、アニもです」
ライナー「あいつはいいんだ。……女だからな」
サシャ「はい……??」
190 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:11:41 ID:BCi7cAmc
サシャ「それにしても、ライナーって肩幅広いですよねー。やりがいがありますよ!」モミモミ
ライナー「肩揉みにやりがいとかあるのか」
サシャ「あるんです! ーーところで、私が書いた報告書どうですか? 形になってます?」
ライナー「ああ、いいんじゃないか? 少なくとも、秋に書いたレポートよりかは文章が読みやすくなってるぞ。ただ、いくつかおかしいところがーー」ペラッ
サシャ「え? どこですか?」ムニュッ
ライナー「」ビクッ
191 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:12:22 ID:BCi7cAmc
ライナー「……」
ライナー(この、後頭部にのしかかってる感触は……)
サシャ「一応自分でもチェックしたんですけどねー……やっぱり誰かに見てもらわないと駄目ですね。あとでユミルたちにも目を通してもらわないと」ギュー
ライナー「……」ダラダラ
サシャ「……? ライナー、どうしました?」
ライナー「いや……」
ライナー(遠回しに言うべきか? ……駄目だ、遠回しじゃこいつが気づくわけがない)
ライナー(ここは黙って、感触を素直に楽しむ…………のは…………………………いや駄目だ、却下だ却下)
ライナー「……あのな、サシャ」
サシャ「はい? なんですか?」
ライナー「その………………胸が、……当たってるんだが」
192 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:13:20 ID:BCi7cAmc
サシャ「……当ててるんですよ?」
.
193 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:13:59 ID:BCi7cAmc
ライナー「……」
サシャ(おおー……、みるみるうちに、耳が真っ赤っ赤に……)
ライナー「もっ、もういいっ! 肩揉みは充分だ、離れろっ!」ブンッ!
サシャ「あっ……ダメですってば、そんなに暴れたら椅子が倒れーー」
ライナー「どわっ!?」ガターン!!
194 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:14:45 ID:BCi7cAmc
サシャ「あらら……ひっくり返っちゃいましたね。ライナー、大丈夫ですか?」ヒョコッ
ライナー「……」マルッ
サシャ(わあ、おっきいダンゴムシ……)チョンチョン
ライナー「……お前、そういう言葉はどこで覚えてきたんだ」
サシャ「教えて欲しいんですか?」ニッコリ
ライナー「……」
サシャ「……へへへ、いつも色々やられてるから仕返しです」ニマニマ
ライナー「今度の休み、覚えてろよ……」クルン
サシャ「覚えてますよ。……ちゃんと、覚えてます」クスクス
195 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:15:49 ID:BCi7cAmc
ーー 深夜 男子寮 エレンたちの部屋
エレン「zzz...」スピー
アルミン「zzz...」スヤスヤ
ベルトルト「……」チラッ
ライナー「……」
ベルトルト「……ライナー、ライナー」ヒソヒソ
ライナー「なんだベルトルト」
ベルトルト「なんだじゃないよ。……君はなんで座ったまま目を閉じてるんだ。暗闇でそれは怖いよ」
ライナー「……横になったら感触が上書きされちまう気がする」
ベルトルト「感触? 何の?」
ライナー「そりゃあ…………アレだよアレ。わかるだろ?」
ベルトルト「わかるわけないだろ」
ライナー「……」
196 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:16:30 ID:BCi7cAmc
ベルトルト「取り敢えず真っ暗闇で座禅組むのやめてくれないか? せめてカーテン閉めてくれないと、向かい側の僕は監視されてるような気がして落ち着かないんだけど」
ライナー「そういやお前、あいつの手料理食ってきたらしいな……?」
ベルトルト「僕の話聞いてないだろ君。あと怖いから低い声で言うのはやめて」
ライナー「俺だって一度しか食ったことないのに……」
ベルトルト「一度食べたなら充分だろ? しかも僕はアニと一緒だったんだ、君が作ってもらったっていうハンバーグとは別物だよ」
ライナー「ハンバーグがあれだけのシロモノだったんだ、さぞかし美味かったんだろうな……羨ましいぞ……」
ベルトルト「……僕としては、代わってほしいくらいだったんだけどね」ハァ
ライナー「それで、ウサギ鍋とやらはどんな味だったんだ? ちゃんと俺に報告しろ。詳細に」
ベルトルト「嫌だよ。……サシャとの約束だからね。君には教えない」
おわり
197 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/09(日) 23:19:01 ID:BCi7cAmc
そんなわけで本人への告白をすっ飛ばして「息子さんを私にください」とお願いする話でした 保護者の方々と言葉で殴り合いです
ちなみに>>176はミスです、カットし忘れました 口にパンが入ってるのに寝言を言えるわけがない!
それと、お礼を言い忘れているのですがいつも乙ありがとうございます……! いつも励みになってます、嬉しいです
次回は最後のデート、残りはあと4話です べったべたに甘ったるい はず
198 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/02/10(月) 02:59:40 ID:ShDR5Z0.
サシャ頑張った!ぜひ2人には幸せになって欲しいです。
次の甘いのも楽しみにしてます
あなたの文章はすばらしい!!サシャの本気が伝わってきて泣けました。この話だけでもハッピーエンドになってほしいなぁ。ラストに近づくにつれ切なくなってきてるけど、がんばってください~!!
201 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/02/10(月) 18:29:38 ID:RTA.g.Gw
甘甘楽しみ!乙!
202 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/02/11(火) 09:03:14 ID:PWTr14RM
自分が貰われてやるという発想はないのか
おっきいダンゴムシというのが卑猥な意味だと思ってしまった
乙
203 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/02/11(火) 13:22:22 ID:5sYTAf1o
このシリーズのライナーサシャが理想すぎて!シリーズ終わっても何か書いてほしいです。
204 : ◆H4iwFNXQsw:2014/02/14(金) 16:18:42 ID:fulx6hSo
感想ありがとうございました どれもありがたく読ませて頂いてます
ところで今日はふんどしの日ですね そんなわけでSSをご用意いたしました
心のふんどしを締めながらお読みください
ショートストーリーの人気記事
神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」
神様の秘密とは?神様が叶えたかったこととは?笑いあり、涙ありの神ss。日常系アニメが好きな方におすすめ!
→記事を読む
女「ハローハロー。誰かいませんか?どうぞ」
→記事を読む
キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」
→記事を読む
魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
→記事を読む
男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」
→記事を読む
同僚女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」
→記事を読む
妹「マニュアルで恋します!」
→記事を読む
きのこの山「最後通牒だと……?」たけのこの里「……」
→記事を読む
月「で……であ…でぁー…TH…であのて……?」
→記事を読む
彡(゚)(゚)「お、居酒屋やんけ。入ったろ」
→記事を読む