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サシャ「それが醍醐味なんですよ」

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Part2
21 : ◆H4iwFNXQsw:2013/10/26(土) 10:10:33 ID:hnhl9D8c
アルミン「ねえライナー、もったいつけずに教えてよ。手の平じゃ感じられないだろうけど、顔で風は何度か受けたことあるよね? ぱふぱふってあんな感じなの?」
マルコ「胸には夢と希望が詰まっていることは周知の事実だけど、二の腕の柔らかさの可能性はそれを越えられるかな? どう?」
ライナー「いや……………………その、期待しているところ悪いんだがな、ないんだ」
アルミン「……何が?」
マルコ「もしかして、実はあの胸は詰め物だったの……? まあそれはそれで悪くはないけど」
ライナー「違う……っ! 違うんだ……! 俺は……手で触ったことはないんだ……っ! ないんだよ……っ!」
アルミン「な、なんだって……!?」
マルコ「えっ? まさか、本当に……!?」
ジャン「おいおいおいおい、ズッコンバッコンは即開拓地送りだから無理にしたってよ、男のロマンにすら触れてないってのはどういうことだよ! お前正気か!?」
アルミン「わけがわからないよ!」
ライナー「そりゃこっちのセリフだ! いったいお前ら資料室で何を見つけてきたんだ!?」
ジャン「『おっぱい虎の巻』だ」
マルコ「おっぱいの感触に近いものを様々な角度から検証する素晴らしい論文だよ」
アルミン「先人の遺産は大切にしないとね」
エレン「変なもの引っ張り出してきてんじゃねえよ」

22 : ◆H4iwFNXQsw:2013/10/26(土) 10:11:13 ID:hnhl9D8c
アルミン「あくまでこの欲求は知的探求心に基づくものだから!」
ジャン「そうそう、やましいことなんかひとっつも、これっぽっちもないからな!」
マルコ「そもそもエレンやライナーは興味ないの? おっぱい」
ライナー「……そりゃあ、まあ」
エレン「あ……っるわけねえだろ!」
ジャン「二人ともちょっと詰まったな」
マルコ「無関心ってわけじゃなさそうだね」
アルミン「じゃあ、ライナーの今後に期待ってことで」
ライナー「おい」

23 : ◆H4iwFNXQsw:2013/10/26(土) 10:12:00 ID:hnhl9D8c
ジャン「他に適任はいないだろ!? お前は同期の中でもズバ抜けて優秀で頼りになる奴じゃねえか!!」
アルミン「そうだ、戦士として最後まで責任を果たすんだ!!」
マルコ「Attack on 体感!」
ジャン「頑張れ俺たちの兄貴!」
ライナー「変な期待を寄せるな! 第一そんなこと知ってどうするつもりだ? 自分の二の腕でも揉みながら想像でもするのか?」
ジャン「……ははっ、そりゃあ無理に決まってんだろ? 自分の腕を触ってみろよ」
エレン「腕……?」モミモミ
ライナー「……固いな」モミモミ
ジャン「だろ? わかるか……? これも、立派な二の腕なんだぜ……?」モミモミ
マルコ「女の子の胸ってさ、もっと柔らかいよね……?」モミモミ
アルミン「それでもさ、ひとまずこれで我慢するしかないんだよ……僕たちはさ……」モミモミ

24 : ◆H4iwFNXQsw:2013/10/26(土) 10:12:41 ID:hnhl9D8c
コニー「なんであいつら全員二の腕揉んでるんだ?」
サシャ「みんなで筋肉の比べあいしてるんじゃないですか? 真ん中にいるのエレンですし」
コニー「でもよー、マルコやアルミンがそういうのに参加するかぁ? ベルトルトはどう思う?」
ベルトルト「……さあね、僕にはわからないな」
ベルトルト(ライナーやエレンの顔が強ばってることを考えると、たぶん単純に比べあいをしてるんじゃないんだろうなぁ……近寄らないようにしようっと)
ミカサ「……」カチカチ
ミカサ(手がかじかんで、うまくトリガーがひけない……)
ミカサ「……」キョロキョロ
ミカサ「!」
ミカサ「……アニ、ミーナ。何をしているの?」

25 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/26(土) 10:13:15 ID:vVRla7zM
乙です
今回も楽しく読ませてもらいます


26 : ◆H4iwFNXQsw:2013/10/26(土) 10:13:20 ID:hnhl9D8c
アニ「……」ムスッ...
ミーナ「暖を取ってるんだよ、ミカサ。パーカーのフードの下はあったかいからね!」
ミカサ「そんなに温かいの?」
ミーナ「うん、アニは冷たいからね!」
ミカサ「……? どういう意味?」
ミーナ「ほら、手が冷たいのは心が温かい証拠だって言うじゃない? ーーつまりね、アニが私に冷たいのは、こうやって温もりを分け与えてくれるためなんだよ」スリスリ
アニ「違うよ」
ミーナ「うんうん、わかってるよ、アニも辛いんだよね……。本当は私のこと大好きなのに、冷たくしなきゃいけないから……」ムギューッ
アニ「勝手に捏造しないで」
ミーナ「ほらね、冷たいでしょ?」
ミカサ「なるほど」
アニ「……」イラッ

27 : ◆H4iwFNXQsw:2013/10/26(土) 10:14:01 ID:hnhl9D8c
ミカサ「ねえ、アニ」
アニ「何」
ミカサ「私も」
アニ「却下」
ミカサ「……」
アニ「……」
ミカサ「………………ふんっ!!」ズボッ!!
アニ「!! ーーちょっ、何してるのさ! ミカサ!!」ジタバタジタバタ

28 : ◆H4iwFNXQsw:2013/10/26(土) 10:14:48 ID:hnhl9D8c
ミカサ「ミーナばかりずるい! 少しは分けてほしい!」
アニ「フードが伸びるから! フードが伸びるから!!」ジタバタジタバタ
ミカサ「ああっ、あったかい……っ! これは大発見……! 歴史を変えるくらいの素晴らしい発見!!」ヌクヌク
ミーナ「ふふっ、よかったねミカサ」
ミカサ「今からアニと私は親友になった」
ミーナ「そっかぁ! 親友が二人に増えてよかったね、アニ!」
アニ「なってない! なってないから!!」ジタバタジタバタ
サシャ「あっちは何をしてるんですかね?」
コニー「ミカサとミーナの二人がかりでアニを押さえつけてるんじゃねえか? 理由はわかんねえけど」
ベルトルト(……ここが一番平和な気がする)ホッコリ

29 : ◆H4iwFNXQsw:2013/10/26(土) 10:15:26 ID:hnhl9D8c
ーー 午後 対人格闘訓練
サシャ「雪降りませんかねー」
コニー「雪降らねえかなー」
サシャ「寒さ的には降ってもいい頃合いですよねー」
コニー「だよなー」
サシャ「雪乞いしますか?」
コニー「そうだな、するか」
サシャ「……雪乞いってどうやるんですか?」
コニー「知らねえ。やってるうちに思いつくんじゃねえか?」
サシャ「それもそうですね。えーっと、じゃあ……こんな感じですかね?」グルンッ
コニー「いや、空から見えるようにもう少し身体は大きく動かしたほうがいいだろうな」
サシャ「難しいですね、だったらこうーー」

30 : ◆H4iwFNXQsw:2013/10/26(土) 10:16:09 ID:hnhl9D8c
アニ(……サシャとコニーの奴、何やってんだか)スタスタ...
ライナー「ようアニ、散歩中か? いつも組んでるエレンはどうした?」
アニ「エレンはミカサの生け贄に捧げてきた」
ライナー「生け贄……? どうした、エレンと喧嘩でもしたのか?」
アニ「そっちのほうがどんなに楽だったか……」ハァ
ライナー「おいおい、喧嘩より楽って……何があった?」
アニ「懐かれた」
ライナー「誰に」
アニ「ミカサ」
ライナー「……珍しいこともあるもんだな」
アニ「……もう相手探すの面倒だからあんたでいいや。教官に見つかる前に組んでよ」
ライナー「おう、いいぞ」

31 : ◆H4iwFNXQsw:2013/10/26(土) 10:16:51 ID:hnhl9D8c
アニ「そういえばさ。午前中に男子で盛り上がってたみたいだけど、いったい何の話?」
ライナー「気になるのか?」
アニ「他に話の種もないから聞いただけ。……で、何やってたの」
ライナー「何って…………二の腕の固さの比べあいだ」
アニ「予想はしてたけどくだらないね。聞くんじゃなかったよ」
ライナー「……アニもそれなりに鍛えてるよな、腕」ジッ...
アニ「は? 突然何?」
ライナー「お前、二の腕の内側はーー」
アニ「嬉しいよ。今日は新鮮な挽肉が手に入りそうだ。おいしい手ごねハンバーグが焼けるね」シュッシュッ
ライナー「今の話はなかったことにしてくれ」キリッ
アニ「わかればいいんだよ。……あ、サシャとコニーが教官に見つかった」
ライナー「あーあ、ありゃ罰則確定だなー……」
アニ「混ざってきたら?」
ライナー「遠慮しておく」

32 : ◆H4iwFNXQsw:2013/10/26(土) 10:17:36 ID:hnhl9D8c
ーー 対人格闘訓練終了後 とある廊下
アニ(……二の腕か。そういえば、この前ミーナとサシャが比べてたよね)
アニ「……」ジッ...
アニ(内側だっけ……私も筋肉はついてるほうだし、固いはずだよね)モミモミ
アニ(……あれ? 柔らかい)フニフニ
ベルトルト「ーーアニ、何してるの?」
アニ「!!」ビクッ!!
アニ「……み、見た?」ササッ
ベルトルト「何を?」
アニ「見てないならいい」スタスタ...
ベルトルト(……なんで脇の下に手を突っ込んでたんだろう)

33 : ◆H4iwFNXQsw:2013/10/26(土) 10:18:15 ID:hnhl9D8c
ーー 夜 食堂
サシャ「……課題が増えました」
コニー「右に同じく」
ジャン「馬鹿かお前らは」
サシャ「今日中に提出しないと、今日の晩ご飯だけじゃなくて明日の朝ご飯も抜きだそうです」
コニー「詰んだ」
ジャン「詰んだも何も、お前らの自業自得じゃねえか」
コニー「おいおい、俺が無目的に踊っていたと思ってんのか? ジャン」フフン
ジャン「雪を降らせようとしてたんだろ? あんなもんのどこがいいんだか」
サシャ「おや? ジャンは雪があまり好きじゃないんですか?」
ジャン「道塞ぐし地面は滑るし上から落ちてくるし面倒だろ。下手に大雪になった日には雪かきしなくちゃなんねえしよ」

34 : ◆H4iwFNXQsw:2013/10/26(土) 10:18:56 ID:hnhl9D8c
マルコ「ねえ二人とも、もしよかったら僕が教えてあげようか?」
ジャン「やめろってマルコ。手伝ってやる義理なんか俺たちにねえだろ?」
マルコ「うん、それはそうなんだけど……夜だけならともかく、朝ご飯抜きってのはかわいそうだなって」
ジャン「あのなぁ、そうやって甘やかすから二人とも成長しねえんだろうが。罰則食らうの何回目だと思ってんだ?」
サシャ(……甘やかす)ピクッ
マルコ「うーん、そんなつもりはないんだけどな」
サシャ「いえ、ジャンの言うことも一理あります。……時間ギリギリまで、課題は自分一人で頑張ります」
コニー「んあ? ……あー、じゃあ俺も頑張るかな」
ジャン「なんだ、偉く物わかりがいいな。腹が減りすぎておかしくなったのか? サシャ」
サシャ「違いますよ! いつまでも、誰かが助けてくれるとは限りませんからね。私だって日々成長してるんですから、こんな課題くらいイチコロです!」
コニー「ここでサシャに差をつけられるのも癪だしなー、俺もやってやるぜ!」
マルコ「いい心がけだね。僕らはあっちにいるから、わからなくなったら聞きにおいでよ」
サシャ「はい、その時はよろしくお願いしますね。ーーさあ、どっちが早く終わらせられるか勝負しましょう、コニー!」
コニー「おうっ! 望むところだ!」

35 : ◆H4iwFNXQsw:2013/10/26(土) 10:19:45 ID:hnhl9D8c
ーー 三十分後
サシャ「わっかりっませーん……」バタンキュー
コニー「俺は天才俺は天才俺は天才」ブツブツブツブツ
サシャ「自己暗示ですか……いいですねそれ……ふふふふふ……」
コニー「消灯まであと何分だ……? 終わるのかこれ……?」
サシャ「……前言撤回です。もう、こうなったら誰かに頼むしかないですよ」
コニー「誰かって言ったってよ、ジャンとマルコはチェス指してる真っ最中だから無理そうだぞ? あと三十分はかかりそうだ」
サシャ「三十分も待ってたら最後まで片付けられませんよぅ……あっ、それならアルミンはどうですか? この前装置の調整を手伝ってもらったんですけど、すごくわかりやすかったんですよ!」
コニー「無理無理。さっきエレンを引っ張ってどっかに行った」
サシャ「うーん、他の人って言うと……」チラッ

36 : ◆H4iwFNXQsw:2013/10/26(土) 10:20:25 ID:hnhl9D8c
ライナー「……」チラッチラッ
ベルトルト「気が散ってるよ、ライナー。ーーはい、チェック」コトッ
ライナー「あっ……くそっ、腕を上げたな。ベルトルト」
ベルトルト「降参する?」
ライナー「いや、まだ早いだろ。ちょっと待てよ、今考えるから……」ブツブツ
サシャ「あのー……お楽しみの最中すみません」ヒョコッ
ライナー「」ピタッ
ベルトルト「何? 僕たちに用事?」
サシャ「はい。……あの、あとどれくらいで終わりますか? その勝負」
ベルトルト「どうかなぁ……五分はかからないと思うけど」
コニー「マジか!? ーーじゃあさ、それ終わってからでいいから勉強教えてくれねえ?」
サシャ「今日中に提出しないと、明日の朝食抜きなんですよぅ……助けてくださいぃ……」

37 : ◆H4iwFNXQsw:2013/10/26(土) 10:21:11 ID:hnhl9D8c
ライナー「……まいった。俺の負けだ」
ベルトルト「はい、ライナーの負けね。これで十七勝目っと」カキカキ...
ライナー「それで? どこがわからないって?」ガタッ
サシャ「……へっ? 終わったんですか?」
ライナー「終わった。ーー時間がないんだろ? 早く見せろ」
サシャ「あっ、そうですね。えーっと、これなんですけど……」ガサゴソ
ベルトルト(ライナーの世話焼きにも困ったなぁ……まあ、勝ち星もらえたからいいけど)カキカキ...
ベルトルト「じゃあ、僕はこれでーー」ガタッ
コニー「待ってくれよベルトルト」ガシッ
ベルトルト「コニー? 何? 教えてもらうんじゃないの?」
コニー「何って、ベルトルトが俺に教えてくれるんだろ?」
ベルトルト「僕が? コニーもライナーに教えてもらいなよ。ライナーの教え方は丁寧でわかりやすいよ」
コニー「そうしたいけどよ、一人で二人の面倒見てたらライナーだって大変だろ? どっちも間に合わなくなったら悲惨だしな」

38 : ◆H4iwFNXQsw:2013/10/26(土) 10:21:58 ID:hnhl9D8c
ベルトルト「でも僕、誰かに教えるのって慣れてないし……」
コニー「大丈夫だ! 俺は誰かに教えてもらうのには慣れてるからな!」
ベルトルト「ごめん、意味がわからない」
コニー「つまりだな、ベルトルトが教えるのが下手でも、俺が教わるの得意だから大丈夫ってことだ。プラスにマイナスを足したらゼロだろ?」
ベルトルト「ゼロじゃダメだと思うんだけど……」
コニー「じゃあかけようぜ!」
ベルトルト「コニー、コニー。プラスにマイナスをかけたらマイナスだよ。もっとダメだよ」
コニー「……?」
ベルトルト「……いいよ、わかったよ、教えるよ。教えればいいんだろ。僕がライナーの隣に移るから、君は反対側に回ってサシャの隣に座って」ハァ
コニー「やった! ありがとなー!」
ジャン「懐かしいな……俺らも何回あの力技を決められたものやら」
マルコ「引っかかったのは主にジャンだけどね。ーーはいチェック」コトッ
ジャン「んがっ!? ま、待て待て、少し考える……」ブツブツ

39 : ◆H4iwFNXQsw:2013/10/26(土) 10:22:39 ID:hnhl9D8c
ライナー「課題は……作戦立案の記述が十問か。厄介だな」ペラッ
サシャ「こういう問題苦手なんですよね……自分だけじゃなくて、周りの動きも一緒に考えるのってどうしても苦手で」
ライナー「そうは言っても、兵団にいるうちはいずれ必要になる知識だからな。蔑ろにするわけにはいかないだろう。ーーそれに、教えてくれって言った割には結構書けてるじゃないか」ペラッ
サシャ「そうでしょうそうでしょう! 最近ちゃんと勉強してますしね!」
ライナー「間違いもあるけどな。問7なんかひどいぞこれ」
サシャ「……はい」
ライナー「どうする? 提出だけでいいなら埋め終わってないところだけ教えてやるが」
サシャ「……時間が許す限り、とことんお願いします!」
ライナー「上等だ。やるぞ。ーーと言いたいところだが」
サシャ「?」
ライナー「こっちも教える前に問題に目を通しておきたいからな。まだ手をつけてないところに挑戦しとけ。何問かあるだろ」
サシャ「そうですね……了解です! もう一回挑戦してみます!」グッ

40 : ◆H4iwFNXQsw:2013/10/26(土) 10:23:23 ID:hnhl9D8c
コニー「っしゃあっ! 俺も負けてらんねえ! 頼むぞベルトルト!」
ベルトルト「はいはい、わかったよ」
ベルトルト(とは言っても、人に教えたことなんかほとんどないからなぁ……どうしたらいいんだろ)
ベルトルト「それで、どこがわからないの?」
コニー「全部だ!」
ベルトルト「……」
コニー「全部だ」
ベルトルト「二回言わなくてもわかったよ。ーーじゃあまずは、僕から解く取っかかりになりそうなヒントを出すから。もう一度、問題を一から解き直してみてよ。どこがわからないのかを把握しないと、こっちもどうしたらいいのかわからないし」
コニー「おうっ! よろしく頼むぜ!」
ベルトルト「わからないところは飛ばしていいからね。ーーはいじゃあ頑張って」


41 : ◆H4iwFNXQsw:2013/10/26(土) 10:24:13 ID:hnhl9D8c
ーー 十分経過
コニー「終わった!!」
ベルトルト「えっ? もう?」
サシャ「早くないですか!?」
コニー「俺は素早いからな! 当然だろ」フフン
ベルトルト「コニー、ちょっと課題見せてくれる?」
コニー「いいぜ、ほらよ」スッ
ベルトルト「どうも。どれどれ……?」ペラッ
ライナー「ヒントをもらったとはいえ、こんな短時間で終わるとはな」
コニー「まあな。俺は天才だからな!」
ベルトルト「……」
コニー「どうだ? 完璧だろ?」フフン
ベルトルト「……」
ライナー「どうしたベルトルト、顔色悪いぞ?」

42 : ◆H4iwFNXQsw:2013/10/26(土) 10:25:22 ID:hnhl9D8c
ベルトルト「……コニー、ちょっといい?」
コニー「おう、いいぜ! 天才の俺になんでも聞けよ」
ベルトルト「問3なんだけどさ。この5班ってのはどこから出て来たの? 問題には3班までしか出てないよね?」
コニー「ベルトルトがくれたヒントに出てただろ?」
ベルトルト「コニー……コニー。僕が出したさっきのヒントはね、僕が覚えてる範囲で、今回の問題に一番近い作戦を書き出したものであって、問題文とは関係がないんだよ。説明しなかった僕も悪いけど、なんで突然5班が出てくるんだよ。4班はいないのに」
コニー「4班はきっと休みなんだろ」
ベルトルト「……問7は作図問題だよね。『上の図で示した状況において、1班が離脱するための作戦を立案・作図せよ』。君はなんて書いたのかな。僕には読めないんだけど」
コニー「『できるわけねえだろそんなこと』って書いたぞ」
ベルトルト「コニー……コニー! これはね、答えがあるから問題になってるんだよ。だからできるはずなんだ。一緒に考えてみようね。わかった?」
コニー「ああ、よろしく頼むぜ」
ベルトルト「後さぁ……僕はさぁ、わからない問題は飛ばせって言ったんだけどさぁ……」
コニー「おう!」
ベルトルト「他の問題は真っ白じゃないか……どうするんだよ……」ズーン...

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彡(゚)(゚)「お、居酒屋やんけ。入ったろ」