サシャ「どうぞ、ご賞味ください」
Part2
24 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:18:51 ID:s04t853I
ユミル「よぉミカサ、お疲れさん」スタスタ...
ミカサ「どうも。……ところでエレンは?」キョロキョロ
ユミル「あっちでコニーやベルトルトと一緒にサシャの面倒見てるぞ」ユビサシ
アルミン「……倒れてるね。サシャ」
ジャン「こっち来る前に力尽きたか」
ミカサ「……復活できるだろうか、心配」
ライナー「おい、そろそろ心拍数測りたいんだがいいか? ミカサ」
ミカサ「嫌」
ライナー「……嫌とかじゃなくてだな、測らないと成績にならないぞ」
ミカサ「チェンジ」プイッ
ライナー「……」
ミカサ「そもそも、どうしてあなたがここにいてエレンがサシャのところにいるの? ……私はエレンに褒められたいのに」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ユミル「そーだそーだ、お前はあっちだろ? お褒めの言葉の一つくらい差しあげてこいよ。水くさい」
25 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:19:59 ID:s04t853I
ライナー「……こっちの仕事が終わったら、行く」
ユミル「マジメか!! 野郎の照れなんざ面白くもなんともねえんだよ! いいから行けっての!!」ゲシッ
ミカサ「いいからエレンを連れてきてエレンエレンエレンエレン!!」ゲシゲシゲシゲシ
ライナー「わかった! わかったから蹴るな! 痛ぇ!」
ジャン「ったく、仕方ねえな……ライナー、ミカサの心拍数は俺が測っとく。お前はあっち行ってこい」
ライナー「そうか? ……悪いな、ジャン」
ジャン「いいから行けって。早くしねえとそっちの二人と一緒に俺もお前を蹴ってやる」
ライナー「お前もかよ!?」
アルミン「僕も参加しようかな」ウフフ
マルコ「じゃあ僕も」アハハ
ライナー「」ダッ
ユミル「あっ、逃げやがった」
ミカサ「これでいい。……あとはエレンを待つばかり」ホクホク
26 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:20:45 ID:s04t853I
ジャン「……さて、エレンが来る前に測っちまうか」
ミカサ「わかった。お願い」スッ
ジャン「じゃあ、う、腕捲るぞ……」ドキドキドキドキ
ミカサ「どうぞ」ピラッ
ジャン「……」ピタッ
ミカサ「……」
ジャン「……」
ミカサ「……?」キョトン
アルミン「ジャン? どうしたの?」
マルコ「早くしないと教官にドヤされるぞ?」
ジャン「……悪い、ちょっと待っててくれ」スクッ
ミカサ「? わかった」
27 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:21:35 ID:s04t853I
マルコ「……ジャン? どうした?」
ジャン「マルコ……代わってくれ……」
マルコ「えっ? せっかくミカサと一緒にいられるチャンスなのに?」
ジャン「だってよ……一分間もミカサと見つめ合うなんて、俺には無理だ……!」プルプルプルプル
マルコ「……ああそっか、計測中に相手は喋れないもんな」
ジャン「しかも……腕を、ミカサの、生の腕を……? 腕が……腕に、俺の……俺の指を……押し当てて……?」ブツブツブツブツ
マルコ「……待たせちゃ悪いし、僕が行ってくるよ」タタタッ
マルコ「ごめんミカサ。僕が測るね」
ミカサ「……ジャンは?」
マルコ「ちょっと出かけたまま帰ってこないんだ」
ミカサ「あそこにいるけど」ユビサシ
マルコ「あれは抜け殻だよ」
ミカサ「? ……よくわからないけど、お願い」スッ
28 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:22:28 ID:s04t853I
ーー 営庭 サシャ側
コニー「おーいサシャ、大丈夫か? 扇ぐぞ?」パタパタ
サシャ「……へへっ、やった、みか……っ、みかさにっ、かちっ、かちましたっ!」ヘロヘロ...
コニー「わかったわかった。ほれ水やるぞ水」ドボドボ
サシャ「わぁっ!? 何するんですかぁっ!?」ジタバタジタバタ
ベルトルト「ちょっ!? いきなりかけちゃダメだよ! 男の子じゃないんだから……」
サシャ「そうですよ、コニーと違って髪乾かすの大変なんですよ!?」ジタバタジタバタ
コニー「あ、そっか。……悪い悪い」
サシャ「もう……残ったお水、もらいますね」ゴクゴク
エレン「それにしても、ミカサに勝ったってすげえよな。サシャ」
サシャ「へへ……見直しました?」
エレン「ああ。驚いた」
サシャ「誰だって、変わろうと思えば変われないことなんてないんですよ?」
コニー「でもまぐれだけどなー」
ベルトルト「コニー、頑張ったサシャに悪いよ」
29 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:23:15 ID:s04t853I
ライナー「おいエレン、あっちでミカサが待ってるぞ」スタスタ...
エレン「そっか、タオル渡してこねえとな。ーーじゃあなサシャ、お疲れ!」タタタッ
サシャ「はい、ありがとうございましたー!」フリフリ
ベルトルト「ねえサシャ、そろそろ起き上がったら? 泥が服についちゃうよ?」
サシャ「そうしたいのは山々なんですけど、疲れて動けなくって……」
コニー「お前その調子で後の訓練受けられんのか?」
サシャ「大丈夫ですよ。この後は全部身体を動かさない訓練ですし」
ライナー「……そろそろ心拍数測ってもいいか? コニー、サシャ」
サシャ「あっ、はい! どうぞどうぞ」スッ
コニー「悪い悪い、話し込んじまったな」
30 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:24:17 ID:s04t853I
ライナー「測るぞ?」ピトッ
サシャ「はい、お願いします」
ライナー「……」
サシャ「……」
サシャ(ライナーの指……)ドキドキドキドキ
コニー(……なんかこっちまで黙っちまうな。ベルトルトも喋んねえし)クチフサギ
ライナー「……終わり」スッ
サシャ「どうでした?」
ライナー「かなり速いな。評価には関係ないが、あまりよくないぞ」
サシャ「……そうですか」ションボリ
ベルトルト(速いのは明らかにライナーのせいだと思うけどなぁ……)
31 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:25:02 ID:s04t853I
サシャ「それよりライナー、さっきの見てました?」
ライナー「ああ、見てたぞ」
サシャ「私、ミカサに勝ったんですよ? ギリギリっていうか、反則勝ちみたいなものですけど」
コニー「あれ勝ったって言えるかぁ?」
サシャ「勝ったんですよ! ……勝ちましたよね?」
ベルトルト「まあ……勝ったことに入るかな?」
サシャ「ですよね……ですよね!」
ベルトルト(……思いっきり『褒めて褒めて!』って顔に書いてある。わかりやすいなぁ)
サシャ「ちゃんと見てましたよね? ね?」ジーッ
ライナー「ああ、頑張ったな。偉いぞ」ポンポン
サシャ「…………ふへへ」ニンマリ
コニー「お、笑った」
ベルトルト(……もうちょっとちゃんと褒めてあげればいいのに)
32 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:25:46 ID:s04t853I
ーー 営庭 ミカサ側
ミカサ「……エレン、褒めて褒めて褒めて褒めて」クイクイクイクイ
エレン「おう。ーーよく頑張ったなー、ミカサ」ポンポン
ミカサ「……///」ホンワカ
アルミン(ミカサ、すっごく嬉しそう……)
ミカサ「エレン……私は今、疲れて動けない。ので、エレンの好きにしていい」
エレン「……なんでもいいのか?」
ミカサ「いい……好きにして」
エレン「よし、わかった」プニッ
ミカサ「……エレン、何をしているの?」
エレン「ほっぺたひっぱってる」ムニムニ
ミカサ「……何故?」
エレン「いや、ミカサのほっぺたって伸びそうだなーって考えてたから……つい」
ミカサ「……そう」
アルミン(あ、まんざらでもない顔だ)
33 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:26:49 ID:s04t853I
ーー 夕食後 食堂
ジャン「それで? 面子はこれで全員か?」
ライナー「ああ。男子は全員来てるな」
ミーナ「女子はユミルが掃除当番、アニが水汲み当番だよ。当日の役割分担は勝手に決めていいって」
サシャ「……」ウトウト
クリスタ「サシャ、疲れた? 先に戻ってる?」
サシャ「いえ、すみません……大丈夫です……」ウツラウツラ
コニー「見事に座学の時間も寝てたよなー、サシャ」
サシャ「起きてましたよぅ……」ゴシゴシ
ミカサ「じゃあ、さっさと会議を始めてすぐ終わろう」
マルコ「そうだね。ーーそれじゃあミカサ、進行はよろしく」
34 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:27:45 ID:s04t853I
ミカサ「まず、いつやるかだけれど……半日、午後だけ訓練が休みの日がある。ので、その日はみんなで外出申請を取って外に集合」
コニー「ん? ここでやるんじゃないのか?」
ベルトルト「営庭で火なんかおこしたら、教官がすぐにすっ飛んでくると思うよ」
アルミン「昼ご飯を食べたらすぐ移動して、準備始めてちょうどいいくらいかな」
サシャ「ところで芋は誰が運んでくるんですか!?」ハイッ!
ジャン「少なくともお前じゃねえから安心しろ」
サシャ「えー……」ブーブー
コニー「運んでる途中につまみ食いされたらたまんねえよ。我慢しろって」
35 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:28:42 ID:s04t853I
エレン「芋は俺とライナーで運んでくる。店員の人とはお互い顔も知ってるし、集合場所もわかるからな」
ミカサ「二人で大丈夫?」
エレン「そんなに量も多くねえみたいだから平気だって。俺一人でも大丈夫なくらいだぞ?」
ライナー「そうだな。俺は金の勘定のためについていくようなもんだ」
エレン「……ライナーは頼りになるな! うん!」
アルミン「今度計算問題の特訓をしようね、エレン」
ジャン「そういやお前、この前三桁の足し算間違ってたよな」プーックスクス
エレン「うぐっ……うっせえな! コニーよりはマシだよ!」
コニー「あぁ!? 俺は問題が読み解けねえだけで単純計算は割とできんぞ!?」
アルミン「割と、なんだね」
ミカサ「……どんぐりの背比べ」
マルコ「はいはいそこまで。ーーそれで、どこでやる予定なんだっけ? 目処はついてるんだよね?」
36 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:29:34 ID:s04t853I
アルミン「この前エレンとミカサと三人で散歩してた時にね、いい感じの野原を見つけたからそこでやろうと思ってるよ。後ろが小さい森でね、そろそろ紅葉狩りにちょうどいい頃合いじゃないかな」
サシャ「狩り……!?」ガタッ
コニー「狩りだと……!?」ガタッ
ジャン「三人で散歩だと……!?」ガタッ
マルコ「ジャン、君だけなんか違うよ」
ミーナ「紅葉狩りって何? 何か採りに行くの?」
アルミン「違うよ。山や森に紅葉を見に行くことをね、紅葉狩りって言うんだ」
ミーナ「……? 紅葉を見るだけだよね? なんで“狩り”って言うの?」
アルミン「“狩り”っていう言葉はね、もちろん“狩猟”の意味で使うのが一般的なんだけど、かなり古い時代から“植物を採る”っていう意味でも使われてるんだよ。これが転じて“植物を観賞する”って意味になったって言われてるんだ」
ミーナ「へえ……ところで」
アルミン「他にも語源は色々あってね、昔は実際に紅葉した木の枝を持ち帰ったりーー」ペラペラペラペラ
ミーナ「え、あっ、うん……」
37 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:30:18 ID:s04t853I
ベルトルト「……気軽に聞いて後悔してるね」
ライナー「エレン、ミカサ。どっちでもいいからミーナを助けてやれ」
ミカサ「任せて。ーーアルミン」
アルミン「そもそも“モミジ”っていう名前の植物は存在しないんだよ。“モミジ”は秋になって木の葉が色づく動詞が語源でーー」ペラペラペラペラ
ミカサ「アルミン、そこまで。これ以上は長くなってしまう」クチフサギ
アルミン「ええっ!? まだ半分も話してないよ!?」
マルコ「今度僕が聞いてあげるよ、アルミン」
38 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:32:14 ID:s04t853I
エレン「そういやあそこ、少し奥に入ると川があったよな。夏にスイカ食った時に遊んだところよりは広い川」
アルミン「うん。方角から考えて、あの時の川の本流だと思うな」
コニー「なあ! そこの川、魚はいたか? いたか?」ウズウズ
アルミン「そこまでは見てこなかったなぁ……」ウーン...
サシャ「コニー、もしかして川釣りするつもりですか? いてもせいぜい鮎くらいじゃありません?」
コニー「どうせなら大物食いてえよなー……そういや、昔仕留めたクマが鮭咥えてたことあったな」
アルミン「へえ……漁夫の利だったんだね」
コニー「漁夫? いや、俺は狩人だぞ?」
アルミン「そういう故事があるんだよ。昔々のことなんだけどーー」
マルコ「絶好調だね、アルミン」クチフサギ
39 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:33:15 ID:s04t853I
ーー 一時間後
マルコ「……それじゃあ、当日の分担はこんなところかな」
ミカサ「うん。いいと思う」
ライナー「そろそろ解散するか。風呂に入る時間もなくなっちまうしな」
クリスタ「……あの、ちょっといいかな?」
ジャン「なんだ? もう分担の変更はきかねえぞ?」
クリスタ「そうじゃなくて……サシャ、寝ちゃったみたいなの」ユビサシ
サシャ「……zzz」スピー...
ミカサ「……まあ大変! これはライナーに女子寮まで連れていってもらわなければ!」
ミーナ「棒読みだよ? ミカサ」
ライナー「待て待て、そもそもミカサが連れてってやればいい話だろ?」
40 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:34:21 ID:s04t853I
ミカサ「えっ? そんな……か弱い乙女に人一人を担いで女子寮まで運べなんて、ひどい……!」ウルッ
ジャン「おいライナー、サシャの一人くらい運んでやれよ! ミカサがかわいそうだ!」ガタッ
ライナー「いやいやいや、お前昼間の訓練見てただろ!? ミカサなら人一人くらい運べるだろうが!」
ミカサ「私はこれでも意外と忙しい。ので、暇そうなあなたが最適」
ライナー「……俺も暇なわけじゃないぞ」
エレン「ケチケチ言わねえで運んでってやりゃあいいじゃん、ライナー」
コニー「昼間走ってミカサも疲れてんだろ? 手伝ってやれよそれくらい」
ベルトルト「おっと、思わぬところからの援護射撃だ」ウフフ
アルミン「二人の言葉は悪意がないから精神的にくるよね」アハハ
ライナー「……わかった、連れて行く。ーークリスタ、部屋まで案内頼めるか?」
クリスタ「うん、いいよ。ーーそれじゃあみんな、おやすみなさい」ガチャッ バタンッ
41 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:35:10 ID:s04t853I
マルコ「……みんな、少し言い過ぎじゃないか?」ジロッ
ミーナ「だってあの二人、じれったくて……」
ミカサ「あれくらい言わないと、ライナーは腰が上がらない」
アルミン「というか、正直からかわずにはいられないと言うか……」
ベルトルト「うん、いい加減しっかりしてほしいな」
マルコ「でもあんな風にからかわれたら、ライナーだって嫌な気持ちになるだろ? 少しは考えようよ」
ジャン「悪い悪い、いい子ちゃんのマルコには刺激が強すぎたな。……けど安心しろよマルコ。俺にはからかう気なんか微塵もねえ」
マルコ「ジャン……! そうだよね、君はそういう人間だった!」
ジャン「純粋に羨ましくて嫉妬してるだけだからな!」キリッ
マルコ「……そうだよね、君はそういう人間だった」ガクッ
42 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:36:06 ID:s04t853I
ーー 女子寮 ユミルたちの部屋
クリスタ「ライナー、待たせてごめんね? 見せちゃいけないものはもう片付けたから入っていいよ」ガチャッ
ライナー「……じゃあ、失礼します」
クリスタ「おじゃまします、でいいんだよ?」クスクス
ライナー「……サシャを置いたらすぐ帰る。いいよな?」
クリスタ「そう? ゆっくりしていってもいいんだよ?」
ライナー「いや、遠慮しておく。ーー女子の部屋に男を入れるのは嫌だろ?」
クリスタ「……ライナーって、いい人だね」ニコッ
ライナー「正面切って言われると照れるな」
43 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:36:55 ID:s04t853I
ライナー「? 床に何か落ちてるぞ、クリスタ」
クリスタ「あっ、毛糸片付け忘れちゃった」ゴソゴソ
ライナー「毛糸? 編み物か?」
クリスタ「うん、私の趣味。今編んでるのはサシャのマフラーだよ」エヘヘ
ライナー「……ほう」
クリスタ「楽しみにしててね? とびっきり長いの作るから!」エッヘン
ライナー(? ……なんで長い必要があるんだ??)
ライナー「ベッドはここでいいんだよな?」
クリスタ「うん。位置は変わってないよ」
ライナー「じゃあ下ろすぞ」スッ
サシャ「……」ガシッ
44 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:37:44 ID:s04t853I
ライナー「……」
サシャ「……」ギューッ
クリスタ「……」
クリスタ(サシャが、ライナーの身体に、しがみついてる……)
ライナー「サシャ、お前起きてるだろ」
サシャ「……起きてないです」ボソッ
ライナー「起きてるな」
クリスタ「起きてるね」
サシャ「起きてないですったら」
ユミル「よぉミカサ、お疲れさん」スタスタ...
ミカサ「どうも。……ところでエレンは?」キョロキョロ
ユミル「あっちでコニーやベルトルトと一緒にサシャの面倒見てるぞ」ユビサシ
アルミン「……倒れてるね。サシャ」
ジャン「こっち来る前に力尽きたか」
ミカサ「……復活できるだろうか、心配」
ライナー「おい、そろそろ心拍数測りたいんだがいいか? ミカサ」
ミカサ「嫌」
ライナー「……嫌とかじゃなくてだな、測らないと成績にならないぞ」
ミカサ「チェンジ」プイッ
ライナー「……」
ミカサ「そもそも、どうしてあなたがここにいてエレンがサシャのところにいるの? ……私はエレンに褒められたいのに」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ユミル「そーだそーだ、お前はあっちだろ? お褒めの言葉の一つくらい差しあげてこいよ。水くさい」
25 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:19:59 ID:s04t853I
ライナー「……こっちの仕事が終わったら、行く」
ユミル「マジメか!! 野郎の照れなんざ面白くもなんともねえんだよ! いいから行けっての!!」ゲシッ
ミカサ「いいからエレンを連れてきてエレンエレンエレンエレン!!」ゲシゲシゲシゲシ
ライナー「わかった! わかったから蹴るな! 痛ぇ!」
ジャン「ったく、仕方ねえな……ライナー、ミカサの心拍数は俺が測っとく。お前はあっち行ってこい」
ライナー「そうか? ……悪いな、ジャン」
ジャン「いいから行けって。早くしねえとそっちの二人と一緒に俺もお前を蹴ってやる」
ライナー「お前もかよ!?」
アルミン「僕も参加しようかな」ウフフ
マルコ「じゃあ僕も」アハハ
ライナー「」ダッ
ユミル「あっ、逃げやがった」
ミカサ「これでいい。……あとはエレンを待つばかり」ホクホク
26 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:20:45 ID:s04t853I
ジャン「……さて、エレンが来る前に測っちまうか」
ミカサ「わかった。お願い」スッ
ジャン「じゃあ、う、腕捲るぞ……」ドキドキドキドキ
ミカサ「どうぞ」ピラッ
ジャン「……」ピタッ
ミカサ「……」
ジャン「……」
ミカサ「……?」キョトン
アルミン「ジャン? どうしたの?」
マルコ「早くしないと教官にドヤされるぞ?」
ジャン「……悪い、ちょっと待っててくれ」スクッ
ミカサ「? わかった」
27 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:21:35 ID:s04t853I
マルコ「……ジャン? どうした?」
ジャン「マルコ……代わってくれ……」
マルコ「えっ? せっかくミカサと一緒にいられるチャンスなのに?」
ジャン「だってよ……一分間もミカサと見つめ合うなんて、俺には無理だ……!」プルプルプルプル
マルコ「……ああそっか、計測中に相手は喋れないもんな」
ジャン「しかも……腕を、ミカサの、生の腕を……? 腕が……腕に、俺の……俺の指を……押し当てて……?」ブツブツブツブツ
マルコ「……待たせちゃ悪いし、僕が行ってくるよ」タタタッ
マルコ「ごめんミカサ。僕が測るね」
ミカサ「……ジャンは?」
マルコ「ちょっと出かけたまま帰ってこないんだ」
ミカサ「あそこにいるけど」ユビサシ
マルコ「あれは抜け殻だよ」
ミカサ「? ……よくわからないけど、お願い」スッ
28 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:22:28 ID:s04t853I
ーー 営庭 サシャ側
コニー「おーいサシャ、大丈夫か? 扇ぐぞ?」パタパタ
サシャ「……へへっ、やった、みか……っ、みかさにっ、かちっ、かちましたっ!」ヘロヘロ...
コニー「わかったわかった。ほれ水やるぞ水」ドボドボ
サシャ「わぁっ!? 何するんですかぁっ!?」ジタバタジタバタ
ベルトルト「ちょっ!? いきなりかけちゃダメだよ! 男の子じゃないんだから……」
サシャ「そうですよ、コニーと違って髪乾かすの大変なんですよ!?」ジタバタジタバタ
コニー「あ、そっか。……悪い悪い」
サシャ「もう……残ったお水、もらいますね」ゴクゴク
エレン「それにしても、ミカサに勝ったってすげえよな。サシャ」
サシャ「へへ……見直しました?」
エレン「ああ。驚いた」
サシャ「誰だって、変わろうと思えば変われないことなんてないんですよ?」
コニー「でもまぐれだけどなー」
ベルトルト「コニー、頑張ったサシャに悪いよ」
ライナー「おいエレン、あっちでミカサが待ってるぞ」スタスタ...
エレン「そっか、タオル渡してこねえとな。ーーじゃあなサシャ、お疲れ!」タタタッ
サシャ「はい、ありがとうございましたー!」フリフリ
ベルトルト「ねえサシャ、そろそろ起き上がったら? 泥が服についちゃうよ?」
サシャ「そうしたいのは山々なんですけど、疲れて動けなくって……」
コニー「お前その調子で後の訓練受けられんのか?」
サシャ「大丈夫ですよ。この後は全部身体を動かさない訓練ですし」
ライナー「……そろそろ心拍数測ってもいいか? コニー、サシャ」
サシャ「あっ、はい! どうぞどうぞ」スッ
コニー「悪い悪い、話し込んじまったな」
30 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:24:17 ID:s04t853I
ライナー「測るぞ?」ピトッ
サシャ「はい、お願いします」
ライナー「……」
サシャ「……」
サシャ(ライナーの指……)ドキドキドキドキ
コニー(……なんかこっちまで黙っちまうな。ベルトルトも喋んねえし)クチフサギ
ライナー「……終わり」スッ
サシャ「どうでした?」
ライナー「かなり速いな。評価には関係ないが、あまりよくないぞ」
サシャ「……そうですか」ションボリ
ベルトルト(速いのは明らかにライナーのせいだと思うけどなぁ……)
31 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:25:02 ID:s04t853I
サシャ「それよりライナー、さっきの見てました?」
ライナー「ああ、見てたぞ」
サシャ「私、ミカサに勝ったんですよ? ギリギリっていうか、反則勝ちみたいなものですけど」
コニー「あれ勝ったって言えるかぁ?」
サシャ「勝ったんですよ! ……勝ちましたよね?」
ベルトルト「まあ……勝ったことに入るかな?」
サシャ「ですよね……ですよね!」
ベルトルト(……思いっきり『褒めて褒めて!』って顔に書いてある。わかりやすいなぁ)
サシャ「ちゃんと見てましたよね? ね?」ジーッ
ライナー「ああ、頑張ったな。偉いぞ」ポンポン
サシャ「…………ふへへ」ニンマリ
コニー「お、笑った」
ベルトルト(……もうちょっとちゃんと褒めてあげればいいのに)
32 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:25:46 ID:s04t853I
ーー 営庭 ミカサ側
ミカサ「……エレン、褒めて褒めて褒めて褒めて」クイクイクイクイ
エレン「おう。ーーよく頑張ったなー、ミカサ」ポンポン
ミカサ「……///」ホンワカ
アルミン(ミカサ、すっごく嬉しそう……)
ミカサ「エレン……私は今、疲れて動けない。ので、エレンの好きにしていい」
エレン「……なんでもいいのか?」
ミカサ「いい……好きにして」
エレン「よし、わかった」プニッ
ミカサ「……エレン、何をしているの?」
エレン「ほっぺたひっぱってる」ムニムニ
ミカサ「……何故?」
エレン「いや、ミカサのほっぺたって伸びそうだなーって考えてたから……つい」
ミカサ「……そう」
アルミン(あ、まんざらでもない顔だ)
33 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:26:49 ID:s04t853I
ーー 夕食後 食堂
ジャン「それで? 面子はこれで全員か?」
ライナー「ああ。男子は全員来てるな」
ミーナ「女子はユミルが掃除当番、アニが水汲み当番だよ。当日の役割分担は勝手に決めていいって」
サシャ「……」ウトウト
クリスタ「サシャ、疲れた? 先に戻ってる?」
サシャ「いえ、すみません……大丈夫です……」ウツラウツラ
コニー「見事に座学の時間も寝てたよなー、サシャ」
サシャ「起きてましたよぅ……」ゴシゴシ
ミカサ「じゃあ、さっさと会議を始めてすぐ終わろう」
マルコ「そうだね。ーーそれじゃあミカサ、進行はよろしく」
34 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:27:45 ID:s04t853I
ミカサ「まず、いつやるかだけれど……半日、午後だけ訓練が休みの日がある。ので、その日はみんなで外出申請を取って外に集合」
コニー「ん? ここでやるんじゃないのか?」
ベルトルト「営庭で火なんかおこしたら、教官がすぐにすっ飛んでくると思うよ」
アルミン「昼ご飯を食べたらすぐ移動して、準備始めてちょうどいいくらいかな」
サシャ「ところで芋は誰が運んでくるんですか!?」ハイッ!
ジャン「少なくともお前じゃねえから安心しろ」
サシャ「えー……」ブーブー
コニー「運んでる途中につまみ食いされたらたまんねえよ。我慢しろって」
35 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:28:42 ID:s04t853I
エレン「芋は俺とライナーで運んでくる。店員の人とはお互い顔も知ってるし、集合場所もわかるからな」
ミカサ「二人で大丈夫?」
エレン「そんなに量も多くねえみたいだから平気だって。俺一人でも大丈夫なくらいだぞ?」
ライナー「そうだな。俺は金の勘定のためについていくようなもんだ」
エレン「……ライナーは頼りになるな! うん!」
アルミン「今度計算問題の特訓をしようね、エレン」
ジャン「そういやお前、この前三桁の足し算間違ってたよな」プーックスクス
エレン「うぐっ……うっせえな! コニーよりはマシだよ!」
コニー「あぁ!? 俺は問題が読み解けねえだけで単純計算は割とできんぞ!?」
アルミン「割と、なんだね」
ミカサ「……どんぐりの背比べ」
マルコ「はいはいそこまで。ーーそれで、どこでやる予定なんだっけ? 目処はついてるんだよね?」
36 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:29:34 ID:s04t853I
アルミン「この前エレンとミカサと三人で散歩してた時にね、いい感じの野原を見つけたからそこでやろうと思ってるよ。後ろが小さい森でね、そろそろ紅葉狩りにちょうどいい頃合いじゃないかな」
サシャ「狩り……!?」ガタッ
コニー「狩りだと……!?」ガタッ
ジャン「三人で散歩だと……!?」ガタッ
マルコ「ジャン、君だけなんか違うよ」
ミーナ「紅葉狩りって何? 何か採りに行くの?」
アルミン「違うよ。山や森に紅葉を見に行くことをね、紅葉狩りって言うんだ」
ミーナ「……? 紅葉を見るだけだよね? なんで“狩り”って言うの?」
アルミン「“狩り”っていう言葉はね、もちろん“狩猟”の意味で使うのが一般的なんだけど、かなり古い時代から“植物を採る”っていう意味でも使われてるんだよ。これが転じて“植物を観賞する”って意味になったって言われてるんだ」
ミーナ「へえ……ところで」
アルミン「他にも語源は色々あってね、昔は実際に紅葉した木の枝を持ち帰ったりーー」ペラペラペラペラ
ミーナ「え、あっ、うん……」
37 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:30:18 ID:s04t853I
ベルトルト「……気軽に聞いて後悔してるね」
ライナー「エレン、ミカサ。どっちでもいいからミーナを助けてやれ」
ミカサ「任せて。ーーアルミン」
アルミン「そもそも“モミジ”っていう名前の植物は存在しないんだよ。“モミジ”は秋になって木の葉が色づく動詞が語源でーー」ペラペラペラペラ
ミカサ「アルミン、そこまで。これ以上は長くなってしまう」クチフサギ
アルミン「ええっ!? まだ半分も話してないよ!?」
マルコ「今度僕が聞いてあげるよ、アルミン」
38 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:32:14 ID:s04t853I
エレン「そういやあそこ、少し奥に入ると川があったよな。夏にスイカ食った時に遊んだところよりは広い川」
アルミン「うん。方角から考えて、あの時の川の本流だと思うな」
コニー「なあ! そこの川、魚はいたか? いたか?」ウズウズ
アルミン「そこまでは見てこなかったなぁ……」ウーン...
サシャ「コニー、もしかして川釣りするつもりですか? いてもせいぜい鮎くらいじゃありません?」
コニー「どうせなら大物食いてえよなー……そういや、昔仕留めたクマが鮭咥えてたことあったな」
アルミン「へえ……漁夫の利だったんだね」
コニー「漁夫? いや、俺は狩人だぞ?」
アルミン「そういう故事があるんだよ。昔々のことなんだけどーー」
マルコ「絶好調だね、アルミン」クチフサギ
39 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:33:15 ID:s04t853I
ーー 一時間後
マルコ「……それじゃあ、当日の分担はこんなところかな」
ミカサ「うん。いいと思う」
ライナー「そろそろ解散するか。風呂に入る時間もなくなっちまうしな」
クリスタ「……あの、ちょっといいかな?」
ジャン「なんだ? もう分担の変更はきかねえぞ?」
クリスタ「そうじゃなくて……サシャ、寝ちゃったみたいなの」ユビサシ
サシャ「……zzz」スピー...
ミカサ「……まあ大変! これはライナーに女子寮まで連れていってもらわなければ!」
ミーナ「棒読みだよ? ミカサ」
ライナー「待て待て、そもそもミカサが連れてってやればいい話だろ?」
40 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:34:21 ID:s04t853I
ミカサ「えっ? そんな……か弱い乙女に人一人を担いで女子寮まで運べなんて、ひどい……!」ウルッ
ジャン「おいライナー、サシャの一人くらい運んでやれよ! ミカサがかわいそうだ!」ガタッ
ライナー「いやいやいや、お前昼間の訓練見てただろ!? ミカサなら人一人くらい運べるだろうが!」
ミカサ「私はこれでも意外と忙しい。ので、暇そうなあなたが最適」
ライナー「……俺も暇なわけじゃないぞ」
エレン「ケチケチ言わねえで運んでってやりゃあいいじゃん、ライナー」
コニー「昼間走ってミカサも疲れてんだろ? 手伝ってやれよそれくらい」
ベルトルト「おっと、思わぬところからの援護射撃だ」ウフフ
アルミン「二人の言葉は悪意がないから精神的にくるよね」アハハ
ライナー「……わかった、連れて行く。ーークリスタ、部屋まで案内頼めるか?」
クリスタ「うん、いいよ。ーーそれじゃあみんな、おやすみなさい」ガチャッ バタンッ
41 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:35:10 ID:s04t853I
マルコ「……みんな、少し言い過ぎじゃないか?」ジロッ
ミーナ「だってあの二人、じれったくて……」
ミカサ「あれくらい言わないと、ライナーは腰が上がらない」
アルミン「というか、正直からかわずにはいられないと言うか……」
ベルトルト「うん、いい加減しっかりしてほしいな」
マルコ「でもあんな風にからかわれたら、ライナーだって嫌な気持ちになるだろ? 少しは考えようよ」
ジャン「悪い悪い、いい子ちゃんのマルコには刺激が強すぎたな。……けど安心しろよマルコ。俺にはからかう気なんか微塵もねえ」
マルコ「ジャン……! そうだよね、君はそういう人間だった!」
ジャン「純粋に羨ましくて嫉妬してるだけだからな!」キリッ
マルコ「……そうだよね、君はそういう人間だった」ガクッ
42 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:36:06 ID:s04t853I
ーー 女子寮 ユミルたちの部屋
クリスタ「ライナー、待たせてごめんね? 見せちゃいけないものはもう片付けたから入っていいよ」ガチャッ
ライナー「……じゃあ、失礼します」
クリスタ「おじゃまします、でいいんだよ?」クスクス
ライナー「……サシャを置いたらすぐ帰る。いいよな?」
クリスタ「そう? ゆっくりしていってもいいんだよ?」
ライナー「いや、遠慮しておく。ーー女子の部屋に男を入れるのは嫌だろ?」
クリスタ「……ライナーって、いい人だね」ニコッ
ライナー「正面切って言われると照れるな」
43 : ◆H4iwFNXQsw:2013/09/18(水) 18:36:55 ID:s04t853I
ライナー「? 床に何か落ちてるぞ、クリスタ」
クリスタ「あっ、毛糸片付け忘れちゃった」ゴソゴソ
ライナー「毛糸? 編み物か?」
クリスタ「うん、私の趣味。今編んでるのはサシャのマフラーだよ」エヘヘ
ライナー「……ほう」
クリスタ「楽しみにしててね? とびっきり長いの作るから!」エッヘン
ライナー(? ……なんで長い必要があるんだ??)
ライナー「ベッドはここでいいんだよな?」
クリスタ「うん。位置は変わってないよ」
ライナー「じゃあ下ろすぞ」スッ
サシャ「……」ガシッ
ライナー「……」
サシャ「……」ギューッ
クリスタ「……」
クリスタ(サシャが、ライナーの身体に、しがみついてる……)
ライナー「サシャ、お前起きてるだろ」
サシャ「……起きてないです」ボソッ
ライナー「起きてるな」
クリスタ「起きてるね」
サシャ「起きてないですったら」
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