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サシャ「いい趣味してますね」

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Part3
50 : ◆H4iwFNXQsw:2013/08/12(月) 19:55:29 ID:yWmzlFWU
コニー「心配すんなよクリスタ……アルミンが使い物にならねえ以上、俺がなんとかしてやっからよ……!」グッ
クリスタ「こ、コニー……!」グスッ...
コニー「アルミンがいなくったって、二人で無事にここから脱出しようぜ!」
クリスタ「うんっ! 頼りにしてるよコニー!」
コニー「……」
クリスタ「……」
コニー「……ところでここどこだ?」
クリスタ「えっと、周りを見ないでアルミンの背中についてきたから、わかんない……」
コニー「……」
クリスタ「……」
コニー「……俺たち迷子?」
クリスタ「……そうなるの、かな?」

51 : ◆H4iwFNXQsw:2013/08/12(月) 19:56:43 ID:yWmzlFWU
ーー エレン・ミカサ組
エレン「ミカサ、手の包帯はどうしたんだ? どこか切ったのか?」
ミカサ「……これは、友情の証」ナデナデ
エレン「? よくわかんねえけど、俺がランタン持つよ。怪我した手で持つの辛いだろ」ヒョイッ
ミカサ「……エレンは優しい」
エレン「はぁ? 普通だろ、これくらい」
ミカサ「……それでも、嬉しい。ありがとうエレン」
                                    \パシュッ/
エレン「」ビクッ
ミカサ「」ビクッ

52 : ◆H4iwFNXQsw:2013/08/12(月) 19:58:16 ID:yWmzlFWU
エレン「……ミカサ。俺に黙ってどっかに行くんじゃねえぞ」
ミカサ「うん、どこにも行かない。……私は、エレンのそばにいる。ずっと」
エレン「……絶対だぞ?」ガシッ
ミカサ「うん、絶対」ギュッ
エレン「絶対だぞ!!」ダッ
ミカサ「うん、絶対離れない!!」ダッ
エレン「絶対だからな!!!」ダダダダダダダダ
ミカサ「わかってる!!! エレンのそばにいる!!!」ダダダダダダダダ
ヘニング「……大声出して恐怖を誤魔化してるな」
リーネ「あれは放っておいていいんじゃないの?」
ヘニング「だな、次行くか」パシュッ

53 : ◆H4iwFNXQsw:2013/08/12(月) 20:00:16 ID:yWmzlFWU
ーー ライナー・サシャ組
サシャ「……ライナー、何か喋ってくださいよ」テクテク...
ライナー「そういう時は言い出しっぺがなんとかするもんだぞ」テクテク...
サシャ「えーっと、じゃあ……ライナーって怖い話苦手だったんですか?」
ライナー「そんなつもりはなかったんだがな……ベルトルトのアレは反則だ」ゾクッ
サシャ「アルミンの話もすごかったですよ……あれで食べていけるんじゃないですかね?」ゾクゾク
ライナー「そういう仕事はないからな、残念ながら」
サシャ「ですね……」
サシャ(結構ライナーも怖がりさんだったんですね。ーーよし、ここは私が勇気づけるべきですよね!)
サシャ「怖くっても大丈夫ですよ、ライナー! 私がついてまふっ!?」ガリッ
ライナー「……」
サシャ「……」ヒリヒリ
サシャ(……噛んじゃいました……恥ずかしい……穴に入りたい……///)カアアアアアッ

54 : ◆H4iwFNXQsw:2013/08/12(月) 20:02:40 ID:yWmzlFWU
ライナー「」ブフォッ!!
サシャ「!?」
ライナー「おっ、お前っ……! そっ、そこで噛むか普通……っ!」プルプルプルプル
サシャ「わっ、笑わないでくださいよっ! 私は真剣なんですよ!?」
ライナー「だっ、だってよ……お前……っ、だ、ダメだ、腹いてぇ……っ!」プルプルプルプル
サシャ「なっ、なんですかぁっ! もうっ! ひどいですひどいですひどいです!!」ポカポカポカポカ
ライナー「た、叩くなって、悪い、悪かった、俺が悪かった!」
                                         \パシュッ/
サシャ「」ビクッ
ライナー「」ビクッ


55 : ◆H4iwFNXQsw:2013/08/12(月) 20:04:00 ID:yWmzlFWU
サシャ「……今の」サーッ...
ライナー「……だよな」サーッ...
サシャ「ていうか、あの……さっきから、気になってたんですけど」
ライナー「……なんだ、何かあったのか?」
サシャ「あの……あっちのほう、何かぼんやり光ってません……?」ユビサシ
ライナー「……」
サシャ「……」
ライナー「……」
サシャ「……わかりました。私が言い出しっぺですもんね」
ライナー「いや、何も言ってないぞ」
サシャ「私が光の正体確かめてきます!」ピョンッ ダッシュ
ライナー「!? おい、ランタンも持たないのに一人で行くな! ……ったくあいつは!」ダッ

56 : ◆H4iwFNXQsw:2013/08/12(月) 20:05:35 ID:yWmzlFWU
ーー 立体機動訓練場の端 とある細い川
サシャ「とうっ!」ガサガサッ
サシャ「あれっ? ここは……」
サシャ(ここ……この前みんなで遊びに来たところじゃないですか)キョロキョロ
サシャ(馬車で移動してきたから気づきませんでしたね)キョロキョロ
サシャ「……あ」
サシャ「光ってたのってこれですよね……えいっ」ポフッ
サシャ「えーっとこれは……虫?」ノゾキコミ
サシャ「おおー……お尻が光ってます、きれいですねえ……」
ライナー「……おい」ガサガサッ

57 : ◆H4iwFNXQsw:2013/08/12(月) 20:06:42 ID:yWmzlFWU
サシャ「あっ、ライナー! 捕まえましたよ! 光ってるの! 虫でした!」エッヘン
ライナー「……それで?」
サシャ「はい、なんだかふにふにしてました!」
ライナー「…………他に言うことは?」
サシャ「えっと……怖がりなライナーを一人にしてすみませんでした!」
ライナー「……」
サシャ「……?」キョトン
                           \パシュッ/
サシャ「ひぇっ!?」ビクッ

58 : ◆H4iwFNXQsw:2013/08/12(月) 20:08:01 ID:yWmzlFWU
サシャ「……」プルプルプルプル
ライナー「……で、誰が怖がりだって?」
サシャ「はい、私です……ごめんなさい……」プルプルプルプル
ライナー「勝手にうろちょろするんじゃない」
サシャ「はい、すみませんでした……」ショボーン
ライナー「……頼むから、目の届くところにいてくれ」
リーネ「……聞かれたかな、今の音」
ヘニング「聞かれてもいいって言ってなかったか? 分隊長」
ナナバ「……女の子のほうが叱られてるね」
ゲルガー「ここがゴールなんだが……コース突っ切って来たのか? あいつら」
リーネ「? ……ちょっと見て、何か様子変じゃない? あの二人」
ナナバ「どれどれ? ……あ、男の子のほうがランタン地面に置いたね」

59 : ◆H4iwFNXQsw:2013/08/12(月) 20:10:53 ID:yWmzlFWU
ライナー「ったく……口で言ってもわからない奴には、おしおきが必要だよな」
サシャ「えっ……あの、痛いのは、嫌なんですけど……」ビクビク
ライナー「そんなことするわけないだろ。……そこから動くな」
サシャ「……? それがおしおきになるんですか?」キョトン
ライナー「ああ。それと、フード被って両手で掴んでろよ、絶対離すな」
サシャ「は、はい……こんな感じですか?」ギュッ
ライナー「そうそう、いい子だ」スッ
サシャ「あの、ライナー……?」
ライナー「ーーたまには俺にもいい思いさせろ」
ゲルガー「はい挿入開始ー」
リーネ「生々しい表現するんじゃないよ」
ヘニング「……アウト?」
ナナバ「いやー……ギリギリセーフかな。フードに顔突っ込んでるだけだし」

60 : ◆H4iwFNXQsw:2013/08/12(月) 20:12:07 ID:yWmzlFWU
サシャ「えっ、あのっ、何してるんですっ?」
ライナー「おしおきって言っただろ?」ボソボソ
サシャ「ひぅっ……、っ、もうっ、耳元で言わないでくださいよっ」
ライナー「首と耳弱いよな、お前」ボソボソ
サシャ「……聞かなくても、知ってるくせに」
ライナー「確認だ、確認」ボソボソ
リーネ「……ねえ、アウトの基準なんだっけ」
ゲルガー「腰から下はアウト」
ヘニング「手は肩に置いてるな」
ナナバ「女の子のほうは一生懸命フード掴んでるね」
リーネ「……キスはセーフ?」
ナナバ「うーん……ギリギリセーフ、かな……?
ヘニング「ディープキスでもか?」
ゲルガー「いや、あれは首筋にキスしていると見た」

61 : ◆H4iwFNXQsw:2013/08/12(月) 20:13:49 ID:yWmzlFWU
サシャ「ちょっ、ちょっと、待ってくださいって、のびっ、伸びちゃいますってばぁっ、ふふふっ」
ライナー「……? 何笑ってるんだ?」
サシャ「だって、ふふっ、くすぐったいんですもんっ、髪の毛……」
ライナー「……」グリグリ
サシャ「やぁ……っ、あははっ、ちょっ、やめてくださいって」
ヘニング「わかった。……ありゃ壁ドンだ」
リーネ「壁なんかどこにもないよ」
ゲルガー「あのフードが壁代わりなんだよ。しかも女のほうにフードを掴ませることで、同意の上の行為だって錯覚させてやがる」
ヘニング「そして女の恥ずかしがる顔を独り占めし、更に相手の女の視界を狭めて行為に集中させる……かなり高度なテクニックだ」
ゲルガー「なんてこった……! あいつ、自分の手を汚さずに、相手の退路を断ってやがる……!」
リーネ「……変態だね」
ヘニング「ああ……すげえ逸材だ。正直驚いたぜ」
ナナバ「いや、そういう分析がすぐできるほうも大概だよ」

62 : ◆H4iwFNXQsw:2013/08/12(月) 20:15:06 ID:yWmzlFWU
ライナー「……ブラウス訓練兵、状況報告は正確にお願いします」
サシャ「ふぇっ!? あ、あの……えっと……ぶ、ブラウン訓練兵の、頭髪がですね、その、私のっ、首筋に、接触してまして」
ライナー「それで?」
サシャ「ひゃうっ!? うっ、動かさないでくださいよっ」
ゲルガー「……で、これはアウトなのか?」
リーネ「うーん……アウト、かなぁ……?」
ヘニング「余裕でアウトだろ」
ナナバ「……いや、もう少し様子を見よう」
リーネ「見たいだけじゃないよね?」
ナナバ「正直それもある」
ゲルガー「おい」
リーネ「? ちょっと待って、なんだか周りが騒がしーー」

63 : ◆H4iwFNXQsw:2013/08/12(月) 20:16:42 ID:yWmzlFWU
マルコ「トロスト区!」ガサガサッ
ミーナ「はぁっ!? なんでまた『く』なのおかしいでしょ!?」ガサガサッ
アニ「聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない」ガサガサッ
ジャン「くっそ……なんで夜まで持久走なんだよ!」ガサガサッ
ベルトルト「出して出してここから出して教官きょうかーん」ガサガサッ
ユミル「やだやだやだやだやだやめてやめてって言ってるだろベルトルさん!!」ガサガサッ
エレン「おらぁっ! 着いたぞ文句あるかぁっ!」ガサガサッ
ミカサ「流石エレン、頼りになる!」ガサガサッ
コニー「よっしゃあああああああ着いたああああああああっ!!」ガサガサッ
クリスタ「やったぁ! ゴールだ!!」ガサガサッ
アルミン「ちぇっ、もう終わっちゃった……」ガサガサッ
ハンジ「はーい到着! みんなお疲れさまでしたー!」ガサガサッ
ライナー「!!」バサッ
サシャ「わぷっ」バサッ

64 : ◆H4iwFNXQsw:2013/08/12(月) 20:18:04 ID:yWmzlFWU
ハンジ「やあ! 君たち着くの早かったんだね!」ヘラヘラ
クリスタ「そっちのフード被ってるのはサシャだよね? 変な幽霊じゃないよね!?」
ユミル「幽霊なんているわけないだろ馬鹿馬鹿しいっ!!」クワッ!!
ベルトルト「……もしかして、邪魔した?」
ジャン「あー……悪いな、その……」
ライナー「いや……いいんだ。気にするな」
エレン「なあ、なんでサシャはフード被ってるんだ? 顔全部隠れてるぞ?」
ミカサ「サシャ、二人で何してたの?」
サシャ「……なんだったんでしょうね」モソモソ
アルミン「あっ、ホタルが飛んでる!」ワーイ
ハンジ「本当だねぇ、綺麗だ綺麗だ」ニコニコ

65 : ◆H4iwFNXQsw:2013/08/12(月) 20:19:13 ID:yWmzlFWU
ーー 数時間後 消灯時間前 男子寮 エレンたちの部屋
ライナー「……便所行ってくる」ガチャッ バタンッ
エレン「……? ライナー、腹でも下したのか?」
ベルトルト「うん、そういうことにしておこうか。ライナーの名誉のためにも」
アルミン「いいところでお預けだもんね、仕方ないよ」
エレン「お預け……? メシでも食い損ねたのか?」
ベルトルト「……本当ストイックだよね、エレンは」
アルミン「いや、滅多に来ないけどエレンも僕の本借りに来るよ?」
ベルトルト「そうなの? 意外だな、そういうことに全然興味ないのかと思ってたよ」
エレン「……ああ! わかった! お預けってそういう」
ベルトルト「言わないでねエレン」クチフサギ

66 : ◆H4iwFNXQsw:2013/08/12(月) 20:20:19 ID:yWmzlFWU
ーー 同刻 女子寮 ユミルたちの部屋
サシャ「……」ゴロゴロ
ユミル「……おいサシャ、髪梳いてやるからこっち来い。そのまま寝ると傷むぞ」チョイチョイ
サシャ「はーい」
ユミル「ほら、ここ座れ。ーーミカサみたいに切る気がないなら、手入れくらいちゃんとしろってんだよ。あまりクリスタに世話かけんな」
サシャ「えへへ、すみません」ポスッ
ユミル「笑ってんじゃねえっての。ーーそれで、今日は楽しかったのか?」
サシャ「はい、楽しかったです! ……あ、でも」
ユミル「? なんだよ、ライナーに何かされたか?」
サシャ「えっと……その……」モジモジ
ユミル「なんだよ言えよ。ここでやめたら気になるだろ」
サシャ「パーカーのフードに顔を突っ込まれました」
ユミル「」ボトッ

67 : ◆H4iwFNXQsw:2013/08/12(月) 20:21:52 ID:yWmzlFWU
サシャ「櫛落ちましたよーユミルー」クイクイ
ユミル「それは、その…………もちろん、被ってない状態だよな。頭に」
サシャ「いえ、被ってる状態でしたけど」
ユミル「」
サシャ「こう……手は耳の横で、こんな感じで私がフードを持って」
ユミル「」
サシャ「それで、えっと、首筋に……」
ユミル「わーわーわーわーわーわーやめろ! 生々しい描写はやめろ!!」
サシャ「じゃあやめますけど」
ユミル「なんでそこでやめるんだよ続けろ!!」クワッ!!
サシャ「理不尽すぎますよ!?」

68 : ◆H4iwFNXQsw:2013/08/12(月) 20:23:22 ID:yWmzlFWU
ユミル「ったく……お前それ絶対クリスタの耳に入れるなよ。クリスタが汚れる」
サシャ「言いませんよ……第一ユミルが聞きたいって言ったんじゃないですか」
ユミル「でも、なるほどなぁ……ついにそこまでやっちゃったか……ってかやらせちゃったのか……」
サシャ「ユミル?」
ユミル「……どっちもいい趣味してるよなぁ、お前ら」ハァ
サシャ「?」
おわり

69 : ◆H4iwFNXQsw:2013/08/12(月) 20:24:46 ID:yWmzlFWU
終わりです。読んでくださった方、レスくださった方、前回ネタ提供してくださった方ありがとうございました! 肝試しと川ネタ詰め込んだらこんな感じになりました
いろいろ考えたんですがキース教官が肝試しの許可くれそうになかったので、ハンジさん+調査兵団の四人に頼ってしまいました。イメージと違ってたらすいませんっていうかプレイ実況させて本当にすみません
最近密着度もといエロスが足りないって思ったのでぶちこんでみたんですけど、ここまで我慢させすぎたせいでライナーがとんでもねえ変態さんになってしまいましたごめんなさい
というわけで以上!


70 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/12(月) 20:26:15 ID:yzg5CwuA

サシャかわいい

71 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/12(月) 20:26:54 ID:a9dKn2CI
乙!!良かった!
いつもながらもえたわ!

72 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/12(月) 20:27:44 ID:feuAcUn2
乙、今回も楽しかった!
ナナバさんやリーネさんとかが出て来てくれて嬉しかった

73 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/12(月) 22:16:30 ID:folASuNM
毎回のことながら笑っちゃうくらい可愛いこいつらw

74 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/12(月) 22:54:46 ID:u0sBBxg2
乙!
どのキャラもほほえましいというかニヤニヤした

75 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/13(火) 00:13:40 ID:DLa1XOb.
キュンキュンするこのシリーズ!!

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