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サシャ「ありがとうの味、届きましたか?」

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Part1
1 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:33:30 ID:.aI6CQp6
・1『サシャ「キスの味、私に教えてください」』(過去ログ倉庫行き)
 2『サシャ「この味は、ウソをついてる味ですね」』(過去ログ倉庫行き)
 3『サシャ「二人だけの、秘密の味です」』(過去ログ倉庫行き)
 4『サシャ「とくと味あわせてあげましょう!」』
 5『サシャ「同じ味を、知りたいですから」』
 6『サシャ「味気なくなんかないですよ?」』
 7『サシャ「……興味ないです」』
 8『サシャ「味も匂いもたまりません!」』の続きです
・いつも通りネタバレなし&ご都合主義&展開です

2 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:34:01 ID:.aI6CQp6
ーー 早朝 女子寮 ユミルたちの部屋
サシャ「……」ガサガサ
サシャ「……お菓子の袋」ポーイ
サシャ「……花柄はちょっと」ポーイ
サシャ「……お菓子の袋」ポーイ
サシャ「……お菓子の袋」ポーイ
サシャ「……お菓子の袋」ポーイ
サシャ「……」ガサガサ
サシャ「……うーん」

3 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:35:15 ID:.aI6CQp6
クリスタ「サシャ、そろそろ朝ご飯ーーって、わぁっ!」ガチャッ
サシャ「お帰りなさいクリスタ、朝の当番終わったんですか?」ガサガサ
クリスタ「うん、そうだけど……どうしたの? この紙袋の山」
サシャ「あー……すみません、今片付けますね」ガサガサ
クリスタ「ううん、大丈夫……でも何してるの? 朝早くからこんなに広げちゃって」
サシャ「……えと、借りた上着を返したいんですけど、手頃な袋がなくて」シュン
クリスタ「これは? ……うーん、ちっちゃいね」チマッ
サシャ「服が入るほど大きい袋って持ってないんですよ……街ではほとんどお菓子とか食べ物しか買いませんし……」シクシク

4 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:36:07 ID:.aI6CQp6
クリスタ「そういうことなら、私も何枚か持ってるからあげようか?」
サシャ「本当ですか!? ぜひお願いします!!」パァッ
クリスタ「うん、ちょっと待ってねー……」ゴソゴソ
クリスタ「はい、好きなのどうぞ!」バッサァ...
サシャ「……かなり溜め込んでますね。私も人のこと言えませんけど」
クリスタ「だって、お店の袋ってかわいい柄の多いから……///」エヘヘ
クリスタ「でもでもっ、これでもちゃんと定期的に捨ててるんだよ?」プンスカ
サシャ「あはは、わかってますよ。ええと……じゃあこれ、いただきます。シンプルですし」
クリスタ「チェック柄かぁ……うん、無難でいいんじゃないかな」

5 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:37:10 ID:.aI6CQp6
サシャ「……あの、袋をもらったついでに聞きたいことがあるんですけど」
クリスタ「んー? 何?」
サシャ「この上着、洗った方がいいと思います……?」オソルオソル
クリスタ「うーん……ハンカチとかなら洗って返すけど、上着はどうなんだろうね……?」
サシャ「たぶん予備は持ってると思うんですよね。でも、タイミング悪くてこれが最後の一着だったら、着替えがなくなって困るでしょうし」ウーン
クリスタ「勝手に洗うと嫌がる人もいるから、難しいよね……」ウーン
サシャ「けどこれ、ちょっと汗臭い気もするんですよねー……やっぱり洗った方がいいですかね……」ジーッ
クリスタ「………………嗅いだの?」
サシャ「!? ままままままままっさかぁーっ!」アタフタアタフタ
クリスタ「あはは、そうだよね。ごめんごめん。取り敢えず、今日返す前に聞いてみればいいんじゃないかな?」
サシャ「ですね、そうしますそうします」ゴソゴソ


6 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:37:54 ID:.aI6CQp6
クリスタ「借り物を返すなら、それだけじゃちょっと物足りないよね……ねえサシャ、余ってるお菓子ない?」
サシャ「お菓子ですか? いくつかありますけど」
クリスタ「じゃあ、さっきの小さい袋にお菓子何個か入れようか」
サシャ「えっ」
クリスタ「……」
サシャ「……」
クリスタ「……」
サシャ「……」
クリスタ「……入れようね?」ニコッ
サシャ「ぐっ……はい、わかりました……っ!」ググググ

7 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:38:52 ID:.aI6CQp6
サシャ「袋はよし、お菓子も入れた、上着も取り敢えず入れた」ユビオリ
クリスタ「あとは……そうだ、手紙も入れておこうよ!」ポンッ
サシャ「手紙……ですか?」キョトン
クリスタ「うん。もしかしたら本人に直接渡せないかもしれないし、忙しくて相手と話す暇もないかもしれないから」ゴソゴソ
サシャ「手紙、ですか……」ウーン
クリスタ「はいこれ、私の便せん分けてあげるね! 書き終わったらこっちの封筒に入れて?」
サシャ「……私、手紙って苦手なんですよね」ウーン
クリスタ「私も得意じゃないよ? ーーでも、もらった人はただ単に返されるよりも、ずーっと喜ぶと思うなぁ」チラッ
サシャ「……じゃあ、がんばってみます」グヌヌ
クリスタ「うん! ーーサシャの感謝の気持ち、届くといいね?」ニコッ

8 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:39:43 ID:.aI6CQp6
ーー 朝 食堂付近の廊下
サシャ「……」ウロウロ
サシャ(ライナーがいない……上着洗ってもいいか聞こうと思ったんですけど……)ウロウロ
サシャ「……」ウロウロ
アニ「……さっきから何してるの? そろそろ座学の時間だよ」
サシャ「あ、おはようございますアニ。……ライナー見ませんでした?」
アニ「今日は見てないね。当番か何かじゃない?」
サシャ「そうですか……」シュン
アニ「……何かあったの?」

9 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:40:27 ID:.aI6CQp6
サシャ「少し用事です。昨日のことでちょっと」
アニ「昨日……」
サシャ「そうだ、またみんなで遊びましょうね!」
アニ「……暇だったらね」
サシャ「はい、暇な時で結構ですよ?」ニコニコ
アニ「……今日の特訓は、立体機動訓練の後ね」スタスタ...
サシャ「はい、お願いします!」

10 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:41:10 ID:.aI6CQp6
ーー 午前 座学教室
サシャ(空き時間に洗った上着は夕方に乾くとして……あとは手紙ですね)ウーン
サシャ(これなら教官の出す課題の方が何倍も簡単ですよ……一体何を書いたらいいんでしょう……?)グヌヌ
サシャ(ミーナが講義中に回してる手紙とは違うことくらいは、私にだってわかりますが)ウーンウーン
サシャ(というか、便せんが大きすぎるんですよねー……)ピラッ
サシャ(えーっと、まず……手紙の書き出しってなんでしたっけ?)アレ?
サシャ(…………そもそもなんで手紙書くんでしたっけ?)アレッ?
サシャ(………………手紙ってなんでしたっけ)アレレー?

11 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:42:02 ID:.aI6CQp6
アルミン「サシャ、もうみんな次の教室行っちゃったよ? 何してるの?」ポン
サシャ「!! あ、アルミイイイイイン!」ダキッ
アルミン「うわっ! ……っとと、どうしたの? 講義中ずっと百面相してたけど……」
サシャ「私に手紙の書き方教えてくださぁい!! パァンさえもらえればなんでもしますから!!」
アルミン「いや、パンはいいけど……手紙って誰に出すの?」
サシャ「えっ? えーっとですね……それは……///」モジモジ
アルミン「言いにくいなら、どういう人に出すかだけ教えてくれる?」
サシャ「…………お世話になってる人です。とっても」モジモジ
アルミン「年上の人?」
サシャ「いいえ、違います」ブンブン

12 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:42:58 ID:.aI6CQp6
アルミン「それなら、サシャが思ったことをそのまま書けばいいんじゃないかな」
サシャ「それは、そうなんでしょうけど……」モジモジ
アルミン「?」
サシャ「その……自分の気持ちをそのまま出すのって、慣れてなくて……」モジモジ
アルミン「思ったこと全部じゃなくていいんだ。たった一言でも充分だよ」
サシャ「でも、便せんはこんなに大きいんですよ? これに一言だけ書くんですか?」ピラッ
アルミン「大丈夫だよ。一言でも、もらった相手は嬉しいと思うよ? だってそれはサシャの気持ちでしょ?」
サシャ「……私の気持ち、ですか」
アルミン「うん。真心のこもった手紙をもらって、喜ばない人なんていないよ」
サシャ「……本当に、そのままの気持ちを書いて、嬉しいって思ってもらえますかね?」
アルミン「むしろ本音が聞けて嬉しいって思うんじゃない? 普段そういう気持ちを出してないなら余計にさ」
サシャ「……じゃあ、そのまま書くことにします」カキカキ

13 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:43:43 ID:.aI6CQp6
アルミン「他に聞きたいことはある? 僕でよければ相談に乗るよ?」
サシャ「他にですか。ーーあの、それならライナーがどこにいるか知りませんか?」
アルミン「ライナー?」
サシャ「はい。朝から探してるんですけど見当たらなくて……」
アルミン「ライナーなら、今日は風邪で休みだよ?」
サシャ「……へ?」キョトン

14 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:44:37 ID:.aI6CQp6
ーー アルミンの回想 早朝 男子寮
ライナー「……」ゼエゼエ
アルミン「顔が赤い」
ベルトルト「息が荒い」
エレン「どこからどう見ても風邪だな!」
ベルトルト「エレン、静かに」シーッ
エレン「わ、悪い」シュン
アルミン「原因は……やっぱり昨日の川遊びかな。きっと身体が冷えちゃったんだね」
エレン「一人だけ帰ってくるの遅かったもんなー。俺たち帰ってからすぐ風呂に行ったのに」
ベルトルト「夕食近くまでどこに行ってたんだい? ライナー」
ライナー「……ちょっとな」ゼエゼエ
アルミン(誤魔化した……ってことは、言えないところに行ってたのかな……?)

15 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:45:26 ID:.aI6CQp6
エレン「夏風邪は食って寝るのが一番って聞いたことがあるけどどうなんだ?」
アルミン「そうだね、夏風邪は特効薬がないからそれが一番いいよ。あと、汗をかいて治すっていうのはダメみたい」
ベルトルト「そうなんだ?」
アルミン「身体を温めて汗を出すと、今の時期は脱水症状を起こしやすいんだ。風邪を悪化させる原因にもなりかねないし」
ベルトルト「まるで体験してきたかのような口ぶりだね」
アルミン「気のせいだよ」

16 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/19(金) 20:45:35 ID:4LtlJDXA
まってました!このシリーズ好きなんだよ。
芋女がただの芋女じゃない所がな!
ただ、わt、ユミルとクリスタも・・・///

17 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:46:33 ID:.aI6CQp6
ベルトルト「でも、これじゃあ訓練は無理だよね……」
アルミン「そうだね……今日はここでじっとしていたほうがいいと思うな」
ライナー「いや、今日は班長会議に立体機動の訓練があるからな。休むわけにはーー」ムクッ
アルミン「!? 待って、気持ちはわかるけど今日は休んだほうがいいよ!」
ベルトルト「アルミンの言うとおりだよ、いくらなんでもその体調じゃ無理だ!」
エレン「……」
ベルトルト「エレン、黙って見てないで止めてくれ!」
エレン「止めていいのか?」
アルミン「当たり前でしょ!」
エレン「……わかった」

18 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:47:35 ID:.aI6CQp6
エレン「なあライナー。本当に今日は休む気ないのか?」
ライナー「ああ、ない」ゼエゼエ
エレン「……」ニコッ
ライナー「? なんだ?」
エレン「ーーふんっ!!」ズツキッ!!
ライナー「ぐおっ!?」ドゴッ!!
アルミン・ベルトルト「!?」

19 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:48:19 ID:.aI6CQp6
エレン「いってぇー……」ヒリヒリ サスサス
ライナー「    」バタンキュー
ベルトルト「らっ、ライナー!? 大丈夫!?」オロオロ
アルミン「エレン、何してるんだ君は!!」
エレン「だってよ、ライナーはこうでもしないと休まねえだろ?」サスサス
アルミン「それはそうかもしれないけど……!!」
ベルトルト「……いいよ、アルミン。エレンはライナーのことを思ってやったんだろ?」
アルミン「でも……!」
ベルトルト「それに……二人が言い争ってたら、ライナーなら止めに入ると思うから」チラッ

20 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:49:27 ID:.aI6CQp6
アルミン「あ……」
エレン「……」
ベルトルト「……取り敢えず、僕は医務官に連絡してくるよ」
エレン「……班長会議は、俺が行ってくる」
アルミン「……じゃあ僕は、座学のノートを取っておくね」
ベルトルト「二人とも、ありがとう。空き時間に僕が様子見に来るようにするけど、二人も手が空いたら見に来てもらえるかな?」
アルミン「うん、わかったよ」
エレン「その……ベルトルト、悪いな」シュン
ベルトルト「僕はいいよ。その代わり、後でライナーにも謝ってね?」
エレン「ああ、わかってる。ちゃんと謝るよ」


21 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:50:30 ID:.aI6CQp6
アルミン「ーーってことがあったんだ」
サシャ「何というか、エレンらしい解決方法ですね……」
アルミン「気持ちを伝えるのが不器用なんだよね、エレンは。まあ、僕に言わせればミカサも不器用に見えるけど」
サシャ「ミカサもですか?」
アルミン「うん。エレンを心配しすぎて、自分の気持ちを伝え損ねちゃったりすることなんかしょっちゅうだよ?」
アルミン「だからね……気持ちを伝えるのが苦手なのは、サシャだけじゃないよ?」
サシャ「!」
アルミン「ね? だから大丈夫だよ」ニコッ
サシャ「…………ありがとうございます、アルミン」
アルミン「どういたしまして」

22 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:51:08 ID:.aI6CQp6
アルミン「そういえばサシャ。ミカサに聞いたんだけど、最近夜遅くまで勉強してるんだって? よかったら、昨日のスイカのお礼に今度勉強教えるよ」
サシャ「本当ですか!?」ガタッ
アルミン「うん。さすがに毎日ってわけにはいかないけど、それでもいいなら」
サシャ「いいですいいです充分です! アルミンがいれば百人力です! 神様ー!」バンザーイ!!
アルミン「か、神様はちょっと言い過ぎじゃないかなー……?」テレテレ
サシャ「いえいえ、アルミンのおかげで手紙も書き終わりましたしもういいことずくめですよ! 朝からずーっと悩んでたんですから!」
アルミン「…………ねえサシャ」
サシャ「なんですか?」

23 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:51:57 ID:.aI6CQp6
アルミン「講義中、手紙のことずっと考えてたの?」
サシャ「はい!」
アルミン「ノート取れた?」
サシャ「……」
アルミン「……サシャ?」
サシャ「アルミーン……」ジワッ
アルミン「あはは……後で僕のノート貸してあげるね?」クスッ

24 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:52:40 ID:.aI6CQp6
ーー 午前中 対人格闘訓練
サシャ(本当だ、いない……)キョロキョロ
コニー「サシャ、余ってんなら俺と組もうぜー」
サシャ「いいですよ? まあ、今のコニーでは私に適わないでしょうけどね!」フーッ
コニー「ああ? ……そっか、お前最近アニと特訓してるもんな」
サシャ「? よく知ってますね?」キョトン
コニー「特訓なんてしねえ奴が特訓してたらそりゃ目につくだろ。ーーっと、話はいいからとっととやろうぜ。モタモタしてると教官が来ちまう」
サシャ「なら、最初に私がならず者をやります!」スッ
コニー「余裕かましてられんのも今のうちだ。ーーかかってこい!」

25 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/19(金) 20:52:42 ID:YrX9z78M
待ってた!
いつもありがとう!

26 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:53:25 ID:.aI6CQp6
サシャ「はっ!」シュッ!!
コニー「甘い!!」バシッ!
サシャ「!? 技のキレがいい……!?」ググググ
コニー「俺も最近エレンと特訓してんだよ! おらっ!」ヒュンッ
サシャ「ぐっ……!! 差は結局広がらず、ですか……?」ググググ
コニー「へへっ、そう簡単に抜かせねえよ……!」ググググ
サシャ「何言ってるんですか、抜いて見せますよそのうち……!」ググググ
コニー「させねえってば……! 食欲に負けたらみっともねえもんな……!」ググググ
サシャ「? 食欲って何の話ですか……?」ググググ
コニー「お前が最近頑張ってんのって、憲兵団でうまいメシ食うためなんだろ……!? 言われなくたってわかってるぜ……!」ググググ

27 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/19(金) 20:53:54 ID:g..z4gBc
あなたのライサシャが大好きだ!

28 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:54:28 ID:.aI6CQp6
サシャ「……いえ、違いますけど」
コニー「なんだ、違うのか?」
サシャ「理由は教えられませんけどね。コニーには秘密ですっ」プイッ
コニー「はぁ? ……まあ、別に教えてくれなくてもいいけどよ」
サシャ「? 追求されると思ってたんですが……しないんですか?」
コニー「しねえよ、どうせ聞いたところで覚えてらんねえもん俺」
サシャ「……コニーは悩みがなさそうでうらやましいです」ハァ
コニー「なっ……お前失礼だな!」プンスカ
サシャ「じゃああるんですか? 悩み」
コニー「……ねえけどよ」
サシャ「あはは、やっぱり」クスッ

29 : ◆H4iwFNXQsw:2013/07/19(金) 20:55:11 ID:.aI6CQp6
コニー「なんだよ、そういうお前だってどうせ大した悩みじゃないんだろ!」
サシャ「むっ……失礼ですね! 私はどうやって借りた物を返すか考えてるんです!」
コニー「なんだ、やっぱり大したことねえじゃねえか」
サシャ「なら、コニーだったらどうします?」
コニー「シュッと行ってサッと置いてパッと帰ってくりゃいいだろ?」
サシャ「それができれば苦労しないんですよぅ……」ズーン
コニー「大体な、俺たちみたいな馬鹿は考えたって無駄なんだから、何も考えないほうがいいんだよ」
サシャ「でも、それで作戦間違えてたら意味ないと思います」
コニー「……」
サシャ「……」
コニー「……やるかこらぁっ!」バッ!
サシャ「望むところですっ!」ババッ!

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