ミカサ「エレンにイタズラする」
Part2
19 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 18:47:38 ID:sQ0EHOHo
みかりん「ダメ、イタズラはする。したい」
アルミン「なんでだよ……ミカサ……」
みかりん「……エレンにしたいことがある。イベントでならやってもいい……はず」
ライナー「おいおい、いくらイベントでもやっちゃいけないこともあるぞ」
ベルトルト「ミカサ、考え直さない?」
みかりん「……」
ジャン「ミカサ、今日は帰ろう、な?」
みかりん「……トリック オア トリート」
アルミン「ミカサ!」
みかりん「お菓子もない、エレンの情報もくれない。なら」
「「「「!!?」」」」
みかりん「ーーイタズラを、する」ギラッ!
「「「「なっ!?」」」」
20 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 18:48:54 ID:sQ0EHOHo
…ウワアァァァァ!!!
ユミル「なんっか、聞こえたな。勝敗がついたか?」
ミリウス「どっちが勝ったんだ?」
トーマス「ライナー達だろ」
ミーナ「ミカサでしょ!」
ナック「いやいや、4対1だしさすがに……」
サムエル「でもミカサだぜ?」
マルコ「……みんな食堂に集まって何してるの?」
ユミル「おう! 来るのが遅かったな、結構前に締め切っちまったぞ」
マルコ「締め切り? 何を?」
21 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 18:49:51 ID:sQ0EHOHo
ユミル「賭けだよ。エレンにイタズラしたい仮装したミカサをライナー達が止められるかってな」
クリスタ「一応、止めたんだけど……」
ユミル「クリスタはミカサだったな?」
クリスタ「わ、私はどちらかと言えばって言っただけだし、ミカサにエレンと会ってほしいって……!」
ユミル「いーじゃねぇかよ。しかし連絡係遅ぇな」
サシャ「お待たせしましたぁぁ!!」
トーマス「お、サシャ。どうだった!?」
サシャ「ミカサの勝ちです!!」
「「あぁぁ……」」
「「よっしゃあぁぁぁ!!」」
マルコ「みんな……」←呆れてる
22 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 18:52:25 ID:sQ0EHOHo
ーーー
ーー
ー
みかりん「……イタズラをしてしまった。ので、もうみんなからは聞けない」
アルミン「」チーン
ライナー「」チーン
ベルトルト「」チーン
ジャン「」チーン
みかりん「エレンは宿舎にはいないのだろうか? ひとまず行ってみようか……」
ハンナ「あら、ミカサじゃない。どうしたの?」
みかりん「ハンナ……エレンを知らない?」
23 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 18:54:01 ID:sQ0EHOHo
フランツ「エレンに会いに宿舎に行こうとしたのか? そこにはいないよ」
ハンナ「さっきにあっちに行くのを見かけたわ」
みかりん「!! そう、ありがとう。二人にはイタズラをしなくて済んだ」
ハンナ「? なんのことかわからないけどもうすぐ日も暮れるから早く着替えた方がいいよ」
フランツ「いくらミカサでもその格好じゃ風邪ひいちゃうよ」
ミカサ「ありがとう、じゃあ」
スタスタスタ……
ハンナ「何だったのかしら?」
フランツ「さあ? それにアルミン達はどうしたんだろう。倒れてるけど」
ハンナ「何故だかジャンだけ笑顔ね」
アルミン「うぅ……」
フランツ「アルミン? 大丈夫か?」
24 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 18:55:32 ID:sQ0EHOHo
アルミン「ミ、ミカサにイタズラされた」
ハンナ「イタズラ?」
アルミン「とことんくすぐられた……素早いし関節キめられて動けなくしてからくすぐられたり、
他が止めようとするとすぐに回り込まれて……もう凄かったよ」
フランツ「それで白目向いてよだれ垂らしてるのか」
ハンナ「ジャンだけ笑顔なのは?」
アルミン「多分……だけど、ミカサが近かったからじゃないかな」
フランツ「なるほど」
ハンナ「みんな起きないから医務室に運んだ方がいいのかな」
アルミン「それがいいかもしれない。僕は手加減されたみたいだけどみんなには容赦なかったようだから……」
アルミン(ミカサ、エレンにも手加減してやってくれよ……)
25 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 18:58:20 ID:sQ0EHOHo
ーーー
ーー
ー
みかりん「エレン、どこにいるの……?」
アニ「ミカサ……あんたなんて格好してんだ」
みかりん「アニ……エレンがどこに行ったか知らない?」
アニ「いや、廊下歩いてるのは見たけど今どこにいるかまでは知らないよ。それよりその格好寒くないの?」
みかりん「寒い」
アニ「着替えなよ」
みかりん「エレンに会うまで着替えられない」
アニ「なんかの罰ゲーム? それ猫耳?」
みかりん「そう、猫耳カチューシャ」
26 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 18:59:05 ID:sQ0EHOHo
アニ「……さ、触ってもいいかい?」ウズウズ
みかりん「? いいけれど」スッ
アニ「あ……ふわふわしてるね」モフモフ
みかりん「アニ、エレンはどこに向かっていたかわかる?」
アニ「ああ……そうだね、エレンが歩いてた先に図書室があるからそこに行ったかもしれないよ」モフモフ
みかりん「!! いつのまにかすれ違っていた。ありがとうアニ! アニにイタズラしないで済んだ」バッ
アニ「はぁ?」
みかりん「じゃあ!」
アニ「あ……」
タタタタタ……
アニ「……もう少し触りたかった……」
27 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 19:00:36 ID:sQ0EHOHo
ーーー
ーー
ー
みかりん「いた。エレン!!」
エレン「ん? ミカ……ってなんだよ! その格好!! 腹筋凄ぇな!!」
みかりん「仮装。みかりん」
エレン「みかりん?」
みかりん「ユミルが服をアレンジして作ってくれた」
エレン「あいつ意外と器用だな」
みかりん「エレン、トリック オア トリート」
エレン「はぁ?」
28 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 19:01:40 ID:sQ0EHOHo
みかりん「お菓子はない。イタズラをする」ズイッ
エレン「はぁ!? な、何をするつもりだ、ミカサ!!」ガタッ
みかりん「エレンはお菓子を持っていない、ので、イタズラをする」ズズイッ
エレン「おい、待て! どういうことだよ!!」ズザッ
みかりん「実は……かくかくしかじか」
エレン「そんなのがあるのか……ってひとりで何やってんだよ!!」
みかりん「エレンにイタズラしたかった」
エレン「いや、お前な! うわっ、おい、待てって!!」
みかりん「待たない」ズズズイッ
エレン「ちょっーー」
スチャッ
29 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 19:02:17 ID:sQ0EHOHo
エレン「ーーえっ?」
みかりん「その前にまずは仮装」
エレン「これは?」
みかりん「猫耳。お揃い。エレン似合ってる」
猫耳エレン「なんだよ、これ」フワフワ
みかりん「マルコに貰った。街でくじをやってたらしくて貰ったそう」
猫耳エレン「ふーん」モフモフ
みかりん「エレン、今からがイタズラ」
猫耳エレン「へ? これじゃないのかよ!?」
みかりん「これはただのプレゼント」グッ
猫耳エレン「充分イタズラだろ! 待て! ちょっと待ーー!!」
30 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 19:06:09 ID:sQ0EHOHo
ーーギュッ
猫耳エレン「ーーて?」
みかりん「……」スリスリ
猫耳エレン「ミ、ミカサ?」
みかりん「今イタズラ中」スリスリ
猫耳エレン「ちょっ、くすぐってぇ。イタズラたって抱きついてるだけだよな?」
みかりん「胸にスリスリもしている」スリスリ
猫耳エレン「……これ、イタズラか?」
みかりん「イタズラ」
猫耳エレン「……そっか」
みかりん「……ずっと会えなかった」
猫耳エレン「4日くらいだろ」
31 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 19:07:34 ID:sQ0EHOHo
みかりん「4日もまともに会えなかった」
猫耳エレン「子供かよ」
みかりん「ねぇ、エレン」
猫耳エレン「なんだ?」
みかりん「トリック オア トリートと言ってみて」
猫耳エレン「? トリック オア トリート」
みかりん「私はお菓子を持っていない。そして仮装しているエレンは私にイタズラができる」
猫耳エレン「は? イタズラつったって……」
みかりん「エレン、頭を撫でて」
猫耳エレン「? ああ、いいけど」ナデナデ
みかりん「ふふっ。エレンのイタズラ」
32 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 19:10:14 ID:sQ0EHOHo
猫耳エレン「これイタズラか?」ナデナデ
みかりん「イタズラでいい」スリスリ
猫耳エレン「そうなのか……」ナデナデ
みかりん「ふふふ♪」スリスリ
猫耳エレン「……」
猫耳エレン(そういや4日もまともに会わないことってそんなにないよな……寂しかったのか?)チラッ
みかりん「ふふっ」ギュッ
猫耳エレン「……」ナデナデ…ツンッ
みかりん「ーーっ!? 今髪を少し引っ張った?」ムクッ
猫耳エレン「ただのイタズラだ」クスッ
みかりん「……む、やられた」
33 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 19:11:02 ID:sQ0EHOHo
猫耳エレン「なんだよ、やられたって」
みかりん「なんだかしてやられた気分」
猫耳エレン「なんだそれ」
みかりん「なんとなく」カサッ
みかりん「!」
猫耳エレン「どうした?」
みかりん「そういえばコニーからアメを貰っていた。エレン、食べて」スッ
猫耳エレン「お前が貰ったんだろ? お前が食べろよ」
みかりん「頭を使うと糖分が必要だとアルミンが言っていた。なので補習していたエレンにあげる」
猫耳エレン「……いいよ、食べろよ」
みかりん「エレン」
猫耳エレン「いいって」
34 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 19:12:33 ID:sQ0EHOHo
みかりん「……」ムゥー
猫耳エレン「食べちゃえよ」
みかりん「! そうだ、こうすればいい」パクッコロンッ
猫耳エレン「?」
みかりん「私が少し食べて……」コロコロ
猫耳エレン「少し?」
みかりん「残りをエレンが……」スッ
猫耳エレン「は!? おい、ちょっと待て!! おい、ミカサ!!」
みかりん「エレン、食べて」ズイッ
エレン「いや、おいっ顔近い!! なぁって! くっついちゃうだろ! おい、ミカサ!! ミカーーっ!!!?!?」
ーーコロンッ
.
35 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 19:13:27 ID:sQ0EHOHo
ユミル「さってと! もうひとつの賭けならまだ間に合うぜ? マルコ」
マルコ「もうひとつ?」
ユミル「ミカサのイタズラが成功するか否かだ!」
マルコ「それは……賭けるまでもないんじゃないかなぁ」
おしまい
36 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/10/31(土) 20:43:50 ID:b.NP6SnM
かわいい乙
スレタイで良からぬ想像をした俺も汚れてるな…
38 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/11/01(日) 04:41:30 ID:k4gDSDBQ
あらかわいい
39 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/11/01(日) 10:19:58 ID:GViQ9ULw
ミカサの日頃の行いが悪すぎるのが悪い
俺たちは汚れてない(すっとぼけ)
40 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/11/01(日) 11:46:23 ID:l6.nk59k
ラブコメっぽくて最高だな
みかりん「ダメ、イタズラはする。したい」
アルミン「なんでだよ……ミカサ……」
みかりん「……エレンにしたいことがある。イベントでならやってもいい……はず」
ライナー「おいおい、いくらイベントでもやっちゃいけないこともあるぞ」
ベルトルト「ミカサ、考え直さない?」
みかりん「……」
ジャン「ミカサ、今日は帰ろう、な?」
みかりん「……トリック オア トリート」
アルミン「ミカサ!」
みかりん「お菓子もない、エレンの情報もくれない。なら」
「「「「!!?」」」」
みかりん「ーーイタズラを、する」ギラッ!
「「「「なっ!?」」」」
20 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 18:48:54 ID:sQ0EHOHo
…ウワアァァァァ!!!
ユミル「なんっか、聞こえたな。勝敗がついたか?」
ミリウス「どっちが勝ったんだ?」
トーマス「ライナー達だろ」
ミーナ「ミカサでしょ!」
ナック「いやいや、4対1だしさすがに……」
サムエル「でもミカサだぜ?」
マルコ「……みんな食堂に集まって何してるの?」
ユミル「おう! 来るのが遅かったな、結構前に締め切っちまったぞ」
マルコ「締め切り? 何を?」
21 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 18:49:51 ID:sQ0EHOHo
ユミル「賭けだよ。エレンにイタズラしたい仮装したミカサをライナー達が止められるかってな」
クリスタ「一応、止めたんだけど……」
ユミル「クリスタはミカサだったな?」
クリスタ「わ、私はどちらかと言えばって言っただけだし、ミカサにエレンと会ってほしいって……!」
ユミル「いーじゃねぇかよ。しかし連絡係遅ぇな」
サシャ「お待たせしましたぁぁ!!」
トーマス「お、サシャ。どうだった!?」
サシャ「ミカサの勝ちです!!」
「「あぁぁ……」」
「「よっしゃあぁぁぁ!!」」
マルコ「みんな……」←呆れてる
22 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 18:52:25 ID:sQ0EHOHo
ーーー
ーー
ー
みかりん「……イタズラをしてしまった。ので、もうみんなからは聞けない」
アルミン「」チーン
ライナー「」チーン
ベルトルト「」チーン
ジャン「」チーン
みかりん「エレンは宿舎にはいないのだろうか? ひとまず行ってみようか……」
ハンナ「あら、ミカサじゃない。どうしたの?」
みかりん「ハンナ……エレンを知らない?」
23 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 18:54:01 ID:sQ0EHOHo
フランツ「エレンに会いに宿舎に行こうとしたのか? そこにはいないよ」
ハンナ「さっきにあっちに行くのを見かけたわ」
みかりん「!! そう、ありがとう。二人にはイタズラをしなくて済んだ」
ハンナ「? なんのことかわからないけどもうすぐ日も暮れるから早く着替えた方がいいよ」
フランツ「いくらミカサでもその格好じゃ風邪ひいちゃうよ」
ミカサ「ありがとう、じゃあ」
スタスタスタ……
ハンナ「何だったのかしら?」
フランツ「さあ? それにアルミン達はどうしたんだろう。倒れてるけど」
ハンナ「何故だかジャンだけ笑顔ね」
アルミン「うぅ……」
フランツ「アルミン? 大丈夫か?」
アルミン「ミ、ミカサにイタズラされた」
ハンナ「イタズラ?」
アルミン「とことんくすぐられた……素早いし関節キめられて動けなくしてからくすぐられたり、
他が止めようとするとすぐに回り込まれて……もう凄かったよ」
フランツ「それで白目向いてよだれ垂らしてるのか」
ハンナ「ジャンだけ笑顔なのは?」
アルミン「多分……だけど、ミカサが近かったからじゃないかな」
フランツ「なるほど」
ハンナ「みんな起きないから医務室に運んだ方がいいのかな」
アルミン「それがいいかもしれない。僕は手加減されたみたいだけどみんなには容赦なかったようだから……」
アルミン(ミカサ、エレンにも手加減してやってくれよ……)
25 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 18:58:20 ID:sQ0EHOHo
ーーー
ーー
ー
みかりん「エレン、どこにいるの……?」
アニ「ミカサ……あんたなんて格好してんだ」
みかりん「アニ……エレンがどこに行ったか知らない?」
アニ「いや、廊下歩いてるのは見たけど今どこにいるかまでは知らないよ。それよりその格好寒くないの?」
みかりん「寒い」
アニ「着替えなよ」
みかりん「エレンに会うまで着替えられない」
アニ「なんかの罰ゲーム? それ猫耳?」
みかりん「そう、猫耳カチューシャ」
26 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 18:59:05 ID:sQ0EHOHo
アニ「……さ、触ってもいいかい?」ウズウズ
みかりん「? いいけれど」スッ
アニ「あ……ふわふわしてるね」モフモフ
みかりん「アニ、エレンはどこに向かっていたかわかる?」
アニ「ああ……そうだね、エレンが歩いてた先に図書室があるからそこに行ったかもしれないよ」モフモフ
みかりん「!! いつのまにかすれ違っていた。ありがとうアニ! アニにイタズラしないで済んだ」バッ
アニ「はぁ?」
みかりん「じゃあ!」
アニ「あ……」
タタタタタ……
アニ「……もう少し触りたかった……」
27 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 19:00:36 ID:sQ0EHOHo
ーーー
ーー
ー
みかりん「いた。エレン!!」
エレン「ん? ミカ……ってなんだよ! その格好!! 腹筋凄ぇな!!」
みかりん「仮装。みかりん」
エレン「みかりん?」
みかりん「ユミルが服をアレンジして作ってくれた」
エレン「あいつ意外と器用だな」
みかりん「エレン、トリック オア トリート」
エレン「はぁ?」
28 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 19:01:40 ID:sQ0EHOHo
みかりん「お菓子はない。イタズラをする」ズイッ
エレン「はぁ!? な、何をするつもりだ、ミカサ!!」ガタッ
みかりん「エレンはお菓子を持っていない、ので、イタズラをする」ズズイッ
エレン「おい、待て! どういうことだよ!!」ズザッ
みかりん「実は……かくかくしかじか」
エレン「そんなのがあるのか……ってひとりで何やってんだよ!!」
みかりん「エレンにイタズラしたかった」
エレン「いや、お前な! うわっ、おい、待てって!!」
みかりん「待たない」ズズズイッ
エレン「ちょっーー」
スチャッ
29 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 19:02:17 ID:sQ0EHOHo
エレン「ーーえっ?」
みかりん「その前にまずは仮装」
エレン「これは?」
みかりん「猫耳。お揃い。エレン似合ってる」
猫耳エレン「なんだよ、これ」フワフワ
みかりん「マルコに貰った。街でくじをやってたらしくて貰ったそう」
猫耳エレン「ふーん」モフモフ
みかりん「エレン、今からがイタズラ」
猫耳エレン「へ? これじゃないのかよ!?」
みかりん「これはただのプレゼント」グッ
猫耳エレン「充分イタズラだろ! 待て! ちょっと待ーー!!」
30 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 19:06:09 ID:sQ0EHOHo
ーーギュッ
猫耳エレン「ーーて?」
みかりん「……」スリスリ
猫耳エレン「ミ、ミカサ?」
みかりん「今イタズラ中」スリスリ
猫耳エレン「ちょっ、くすぐってぇ。イタズラたって抱きついてるだけだよな?」
みかりん「胸にスリスリもしている」スリスリ
猫耳エレン「……これ、イタズラか?」
みかりん「イタズラ」
猫耳エレン「……そっか」
みかりん「……ずっと会えなかった」
猫耳エレン「4日くらいだろ」
31 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 19:07:34 ID:sQ0EHOHo
みかりん「4日もまともに会えなかった」
猫耳エレン「子供かよ」
みかりん「ねぇ、エレン」
猫耳エレン「なんだ?」
みかりん「トリック オア トリートと言ってみて」
猫耳エレン「? トリック オア トリート」
みかりん「私はお菓子を持っていない。そして仮装しているエレンは私にイタズラができる」
猫耳エレン「は? イタズラつったって……」
みかりん「エレン、頭を撫でて」
猫耳エレン「? ああ、いいけど」ナデナデ
みかりん「ふふっ。エレンのイタズラ」
32 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 19:10:14 ID:sQ0EHOHo
猫耳エレン「これイタズラか?」ナデナデ
みかりん「イタズラでいい」スリスリ
猫耳エレン「そうなのか……」ナデナデ
みかりん「ふふふ♪」スリスリ
猫耳エレン「……」
猫耳エレン(そういや4日もまともに会わないことってそんなにないよな……寂しかったのか?)チラッ
みかりん「ふふっ」ギュッ
猫耳エレン「……」ナデナデ…ツンッ
みかりん「ーーっ!? 今髪を少し引っ張った?」ムクッ
猫耳エレン「ただのイタズラだ」クスッ
みかりん「……む、やられた」
33 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 19:11:02 ID:sQ0EHOHo
猫耳エレン「なんだよ、やられたって」
みかりん「なんだかしてやられた気分」
猫耳エレン「なんだそれ」
みかりん「なんとなく」カサッ
みかりん「!」
猫耳エレン「どうした?」
みかりん「そういえばコニーからアメを貰っていた。エレン、食べて」スッ
猫耳エレン「お前が貰ったんだろ? お前が食べろよ」
みかりん「頭を使うと糖分が必要だとアルミンが言っていた。なので補習していたエレンにあげる」
猫耳エレン「……いいよ、食べろよ」
みかりん「エレン」
猫耳エレン「いいって」
34 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 19:12:33 ID:sQ0EHOHo
みかりん「……」ムゥー
猫耳エレン「食べちゃえよ」
みかりん「! そうだ、こうすればいい」パクッコロンッ
猫耳エレン「?」
みかりん「私が少し食べて……」コロコロ
猫耳エレン「少し?」
みかりん「残りをエレンが……」スッ
猫耳エレン「は!? おい、ちょっと待て!! おい、ミカサ!!」
みかりん「エレン、食べて」ズイッ
エレン「いや、おいっ顔近い!! なぁって! くっついちゃうだろ! おい、ミカサ!! ミカーーっ!!!?!?」
ーーコロンッ
.
35 : ◆uSEt4QqJNo:2015/10/31(土) 19:13:27 ID:sQ0EHOHo
ユミル「さってと! もうひとつの賭けならまだ間に合うぜ? マルコ」
マルコ「もうひとつ?」
ユミル「ミカサのイタズラが成功するか否かだ!」
マルコ「それは……賭けるまでもないんじゃないかなぁ」
おしまい
36 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/10/31(土) 20:43:50 ID:b.NP6SnM
かわいい乙
スレタイで良からぬ想像をした俺も汚れてるな…
38 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/11/01(日) 04:41:30 ID:k4gDSDBQ
あらかわいい
39 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/11/01(日) 10:19:58 ID:GViQ9ULw
ミカサの日頃の行いが悪すぎるのが悪い
俺たちは汚れてない(すっとぼけ)
ラブコメっぽくて最高だな
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