エレン『絶対に笑ってはいけない調査兵団?』
Part2
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 16:48:51.55 ID:duchrrdg0
ハンジ「まぁね。秘密裏に実験や訓練を行うにはもってこいなんだよ」
ジャン「こんなに壁から離れた場所で……」
アルミン「……ピクシス指令はウォール・ローゼに居るんですよね?
そうすると、ミケ分隊長もそこに居る訳で……こんなに離れていて誰が笑ったかなんて判断できるんですか?」
デデーン アルミン、アウトー
アルミン「!?」
アルミン「ひっぐ!」バシーン!
ハンジ「大丈夫みたいね。まぁ君たちはそんな舞台裏の事は気にしないでゆっくりしてくれ」
ベル「必ずしも笑った場合、って訳じゃないんだね……」
エレン「アルミン大丈夫か?」
アルミン「ううぅ……このGANTZスーツ全然役に立たないよ」
ライナー「wwwwwwッすww」
ジャン「wwんふ」
デデーン ライナー、ジャン、アウトー
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 16:50:02.44 ID:duchrrdg0
ライナー「ああくそッ! 慣れかけてたのに! ぐッ!」バシーン!
ジャン「そもそも、そんなもん最初から着んなよ! ッつ!」バシーン!
アルミン「僕だって不本意なんだよ!」
ハンジ「ほら喧嘩しない。しばらくは待機室で寛いでいてね」
エレン「は? 訓練はしないんですか?」
ベル「エレン……これは笑わないのが訓練なんだよ」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 16:51:05.18 ID:duchrrdg0
――待機室内
アルミン「ハンジ分隊長は一体何を見ようとしているんだ……」
ジャン「どっかに行っちまったしな」
エレン「まぁ良いじゃねぇかアルミン。今のところ何もなくて平和だ。ゆっくり休もうぜ」
ライナー「……しかし、この静けさは逆に落ち着かん」
ベル「……」
ジャン「なぁ」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/12(日) 16:52:11.40 ID:duZ/Hvp2o
引き出しクルー?
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 16:52:57.81 ID:duchrrdg0
ライナー「何だ? ジャン」
ジャン「さっきからずっと気になってるんだが、この机引き出し付いてんぞ」
エレン「あ? 本当だな。何入ってるんだ」ガラ
ライナー「!? エレン馬鹿野郎!」
エレン「んだよライナー! いきなり大声出すなって!」
アルミン「今のはエレンが悪いよ! この状況で変な行動起こさないでよ!」
ジャン「そうだぞ! 引き出しに何が入ってるかもわかんねぇんだ! 無暗に開けんなこの死に急ぎ野郎!」
エレン「あーすまん……でも、何も……あ?」
エレン「何か包みが入ってた……」
ライナー「何だそれ」
ベル「エレン、それ開けるの?」
アルミン「これ見よがしに入っている包みに何も無いわけがないよ……」
ジャン「開けるならお前だけ離れて開けろよ」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 16:55:21.56 ID:duchrrdg0
エレン「うっせーなお前ら! じゃあさっさと離れろよ!」
アルミン「うわぁ」
ライナー「ちょっと待て離れる」
ジャン「死に急ぎ野郎」
ベル「……」
エレン「こんな小さい物にビビってんなよ。巨人に比べたらこんなもん……」スッ ← 包みを解く
エレン「……」
ライナー「どうだ? エレン」
エレン「……蒸かした芋だ」
アルミン「……ふふッwwww」
ベル「んッwwwwんww」
ライナー「フーッwwwwww」
ジャン「くっそwwwwww」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/12(日) 16:56:36.51 ID:g+jENtaKo
引き出しは王道
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 16:57:16.24 ID:duchrrdg0
デデーン アルミン、ベルトルト、ライナー、ジャン、アウトー
アルミン「痛ったッ」バシーン!
ベル「んッん!」バシーン!
ライナー「おっふぐッ」バシーン!
ジャン「あっぐぅ!」バシーン!
エレン「何笑ってんだお前ら……」
アルミン「いや……サシャの顔思い出しちゃって……」
ライナー「芋は危険だな……いっつつ」
エレン「情けねーなお前ら」モグモグ
ベル&ジャン「 」エレンに背を向ける
ライナー「おいおいサシャの真似して笑わせる気か? そんなもんで――」
ガラ! ← 扉が開く音
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 16:59:19.70 ID:duchrrdg0
キース「……」
5人「!?」
キース「なぜだ……なぜ今……芋を食べ出した?」
5人「 」
キース「イヤ、解らないな。なぜ貴様は芋を食べた?」
キース「……」
ガララ ← 扉が閉まる音
エレン「wwwwふっひひwwwwww」
アルミン「ッwwwwはっwwwwww」
ライナー「ぶふッwwwwwwwwww」
ベル「んんwwww」
ジャン「んふッwwふwwww何wwしにww来wwww」
デデーン 全員、アウトー
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:01:05.75 ID:duchrrdg0
―――
ライナー「……くっそ痛てぇ」
エレン「なぁ……お前らの机にも引き出しあるんだろ?」
ジャン「――まさか、開けろって言うのか?」
アルミン「エレン……壁外調査は、いかに巨人と戦わないかなんだよ?
この訓練も同じで、余計な脅威は避けるべきだと思う」
ライナー「……」
ライナー「だが、俺も何かある引き出しを前にしていると落ち着かん……」
ベル「ライナー……開けるんだな?」
ジャン「おい! 正気かよライナー!」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/12(日) 17:01:15.01 ID:R6XF2qwDO
クソッwwwwww吹いたじゃねえかwwwwww
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:02:01.17 ID:duchrrdg0
エレン「そうだ開けちまえ、気が楽になるぞ」
ライナー「この際だ、全員で開けようぜ」
アルミン「僕は嫌だよ! どうしてわざわざ罠にかかりに行かなきゃならないんだ!」
ジャン「いや……待てアルミン」
アルミン「ジャン?」
ジャン「考えてもみろよ。今まで俺らが笑ってしまったのは、ほとんど不意打ちの類だ。
だったら、最初から笑いを覚悟して耐えるつもりでいれば、難なく躱せる可能性も高い」
アルミン「……そうか。それに、自分だけ耐えることが出来れば、成績が上がる事になる……!」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:03:21.21 ID:duchrrdg0
エレン「よし、じゃあ行け、ベルトルト」
ベル「!? 何で僕から!?」
ジャン「誰からだって同じだろ」
ライナー「ベルトルト、頼む」
ベル「……解った。行くよ」ガラ
アルミン「ど、どうかな?」
ベル「……何も入ってない」ホッ
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:04:18.03 ID:duchrrdg0
ジャン「拍子抜けだな。じゃあ次は俺行くぜ」ガラ
ジャン「――何だこれ……絵か?」スッ
アルミン「人物画だね、でも誰の……? こんな人居たっけ?」
エレン「……これオルオさんじゃね?」
ライナー「ッ!ww」
ベル「んッ」
アルミン「ちょっと待って、裏に何か書かれてる」
ジャン「えーっと……ふッww自画像だwwってwwwwww」
ライナー「おっふふwwwwww」
エレン「ふはッwwwwwwww」
デデーン、ジャン、エレン、ライナー、アウトー
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:05:29.67 ID:duchrrdg0
ライナー「何で無駄に上手いんだよ! ぐっあ!」バシーン!
エレン「微妙にリヴァイ兵長に似せてんのが腹立つわ……いッ」バシーン!
ジャン「あーちくしょうッ!」バシーン!
アルミン「ジャン、もうそれ仕舞っておこう……」
ジャン「……」
ジャン「……」スッ ← 絵をアルミンとベルトルトの方に向ける。
アルミン「ちょwwwwっふふwwww」
ベル「んんwwwwww」
デデーン アルミン、ベルトルト、アウトー
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:07:18.23 ID:duchrrdg0
ベル「油断した……んッん!」バシーン!
アルミン「こんなの2次災害だよッ! うあッ」バシーン!
アルミン「ねぇジャン。本当にやめてくれない?」
ジャン「フッ……俺を束縛する気か? アルミン」
アルミン「んぬふwwwwwwww」
エレン「はwwっはwwwwww」
デデーン アルミン、エレン、アウトー
アルミン「もう嫌だぁ!」バシーン!
エレン「ダメだオルオさんwwwwくッそ!」バシーン!
ジャン「(これは使えるな)」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:08:26.33 ID:duchrrdg0
アルミン「あー……次は僕の番か……いくよ」ガラ
アルミン「これは……?」
エレン「何があった? アルミン」
アルミン「これ」
ライナー「何だ? 何かのボタンか」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:09:07.92 ID:duchrrdg0
ベル「見るからに怪しいね」
ジャン「これを押すには相当の勇気がいるな」
エレン「んだよ、ボタンってのは押すもんだろ」ポチ
アルミン「ちょっと! エレン!」
ジャン「押しやがったのかッ!?」
デデーン ライナー、アウトー
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:11:37.14 ID:duchrrdg0
ライナー「 」
ライナー「いや待ておかしい! ぐああッ!」バシーン!
ベル「……wwww!! んふwwww」
エレン「――wwwwふッww」
デデーン ベルトルト、エレン、アウトー
ベル「んぐッ!」バシーン!
エレン「何だよこのボタンww痛ッつ!」バシーン!
ライナー「……どういうことだ」
アルミン「僕の引き出しにあったボタンをエレンが押して、ライナーがアウト……」
ジャン「ライナーがアウトになるボタンか?」
ベル「どうしてライナーだけ一方的に……」
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:13:00.34 ID:duchrrdg0
ライナー「アルミン、それは俺に管理させてくれ」
アルミン「う、うん」
エレン「……」ポチッ
ライナー「!? エレンお前!」
デデーン ジャン、アウトー
ジャン「はぁッ!?」
ジャン「おい待てって! んぐッ!」バシーン!
ジャン「……理不尽だろ、こんなん」
アルミン「これは危険極まりない……」
エレン「誰が選ばれるか解らねぇって事か?」
ベル「いや、順繰りって可能性もあるよ」
アルミン「そうすると、次は僕かエレンかベルトルトか……」
ライナー「もう押そうぜ」
エレン「は? もういいだろ、こんな危ないもん」
ジャン「俺とライナーだけ被害受けて不公平だろ!」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:14:34.17 ID:duchrrdg0
エレン「やられると解ってて押させるかよ!」サッ
ジャン「分隊長になるのは俺だ!」バシュ! ヒュンッ!
アルミン「ちょっとジャン! 室内で立体起動装置を使わないでよ! 危ないっ!」
エレン「あ! くそッ」
ベル「ああッ……!」
ジャン「よっしゃ! ボタンを手に入れたぜ!」
ライナー「良いぞジャン! 押せっ」
ジャン「喰らえ!」ポチ
デデーン ライナー、アウトー
ライナー「 」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:15:43.70 ID:duchrrdg0
ライナー「おっぐむッ」バシーン!
ジャン「……」
ジャン「すまん、ライナー」
エレン「ふっはwwwwwwwwww」
アルミン「くwwwwすふww」
ベル「んwwwwww」
デデーン エレン、アルミン、ベルトルト、アウトー
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:16:36.97 ID:duchrrdg0
――――
ライナー「何なんだよこの訓練……」
ジャン「他の連中は何やってるんだろうな」
ガラ ← 扉が開く音
ハンジ「皆しっかりやっているかい?」
エレン「ハンジさん……もうケツが限界ですよ」
ハンジ「エレンはエレンゲリオンになればダメージがリセットされるんじゃないかな?」
アルミン「ハンジ分隊長。エレンに要らない事を吹き込まないでください」
ジャン「何か用事ですか?」
ハンジ「うん。みんなにやってもらう事があるんだ。外の森に集まってもらえるかな」
ベル「……何をやるんですか?」
ハンジ「立体起動の訓練さ」
61 :!ninja :2013/05/12(日) 17:16:59.70 ID:XUh9h4mP0
ライナーwwwwwwwwww
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:17:52.74 ID:duchrrdg0
――旧本部付近の巨木森林
キース「貴様らには今から立体起動装置による鬼ごっこをしてもらう! これが出来ん奴は囮にも使えん!」
アルミン「またキース教官だよ……」
エレン「絶対に笑わせに来るな」
キース「貴様らは逃げに徹する事だ! 指定範囲から出なければ自由に動いて構わん!
だが、ガスは与えた分のみとする。切れた者は走って逃げることになるぞ!」
キース「また! 鬼に対しての攻撃の一切を禁ずる!」
ライナー「思ったよりも普通の訓練だな」
ベル「……」
キース「今回の訓練において最も成績が振るわなかった者には、過酷な仕置きが待っている!」
エレン「どうせワイヤーでバシーン!だろ……」
キース「それでは、この訓練において鬼の役割を担う者を紹介するぞ!」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:19:08.99 ID:duchrrdg0
キース「1人目! お前の心臓は右にあるのか!? コニー・ハートライト・スプリンガー!」
コニー「はッ!」
エレン「くッwwwwww」
アルミン「ふすっwwwwww」
デデーン エレン、アルミン、アウトー
エレン「くそっ! 普通に敬礼が正しいのが、ぐあぁ!」バシーン!
アルミン「ミドルネームwwwwあっぐう!」バシーン!
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:20:35.19 ID:duchrrdg0
キース「逆の逆だ……コニー・H・スプリンガー……!」ミシッ
ベル「んwwwwんん」
ライナー「なら良いだろwwww」
キース「貴様の心臓は左にあるのか?」ミシミシッ
コニー「か……感じろとしか言えん……」
ジャン「おふッwwwwww」
エレン「ぶッwwwwww」
デデーン ベルトルト、ライナー、ジャン、エレン、アウトー
エレン「立体起動の訓練以前の問題じゃねーか! あぅッ」バシーン!
ライナー「ぐっむッ」バシーン!
ジャン「早く訓練に……ぐぉッ」バシーン!
ベル「んッっく!」バシーン!
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:22:22.16 ID:duchrrdg0
キース「2人目! 何故人は芋を食べるのか!? サシャ・ポテト・ブラウス!」
サシャ「はッ!」モグモグハフハフ
ベル「―― ッ! ……」
ライナー「っす……あぶねぇ……」
エレン「……すwwww」
ジャン「みんな笑わねぇな」
アルミン「まぁ、これはある程度予測できるからね」
キース「サシャ・P・ブラウス……貴様が右手に持っているものは何だ?」
エレン「ポテトだろ」
ベル「んふwwwwww」
デデーン ベルトルト、アウトー
エレン「は?」
ベル「エレン、ツッコミやめてッん!」バシーン!
ライナー「俺にはもうベルトルトのツボが解らん」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/12(日) 17:22:30.48 ID:2zHUkjmNo
コニーwwwwwwww
ハンジ「まぁね。秘密裏に実験や訓練を行うにはもってこいなんだよ」
ジャン「こんなに壁から離れた場所で……」
アルミン「……ピクシス指令はウォール・ローゼに居るんですよね?
そうすると、ミケ分隊長もそこに居る訳で……こんなに離れていて誰が笑ったかなんて判断できるんですか?」
デデーン アルミン、アウトー
アルミン「!?」
アルミン「ひっぐ!」バシーン!
ハンジ「大丈夫みたいね。まぁ君たちはそんな舞台裏の事は気にしないでゆっくりしてくれ」
ベル「必ずしも笑った場合、って訳じゃないんだね……」
エレン「アルミン大丈夫か?」
アルミン「ううぅ……このGANTZスーツ全然役に立たないよ」
ライナー「wwwwwwッすww」
ジャン「wwんふ」
デデーン ライナー、ジャン、アウトー
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 16:50:02.44 ID:duchrrdg0
ライナー「ああくそッ! 慣れかけてたのに! ぐッ!」バシーン!
ジャン「そもそも、そんなもん最初から着んなよ! ッつ!」バシーン!
アルミン「僕だって不本意なんだよ!」
ハンジ「ほら喧嘩しない。しばらくは待機室で寛いでいてね」
エレン「は? 訓練はしないんですか?」
ベル「エレン……これは笑わないのが訓練なんだよ」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 16:51:05.18 ID:duchrrdg0
――待機室内
アルミン「ハンジ分隊長は一体何を見ようとしているんだ……」
ジャン「どっかに行っちまったしな」
エレン「まぁ良いじゃねぇかアルミン。今のところ何もなくて平和だ。ゆっくり休もうぜ」
ライナー「……しかし、この静けさは逆に落ち着かん」
ベル「……」
ジャン「なぁ」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/12(日) 16:52:11.40 ID:duZ/Hvp2o
引き出しクルー?
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 16:52:57.81 ID:duchrrdg0
ライナー「何だ? ジャン」
ジャン「さっきからずっと気になってるんだが、この机引き出し付いてんぞ」
エレン「あ? 本当だな。何入ってるんだ」ガラ
ライナー「!? エレン馬鹿野郎!」
エレン「んだよライナー! いきなり大声出すなって!」
アルミン「今のはエレンが悪いよ! この状況で変な行動起こさないでよ!」
ジャン「そうだぞ! 引き出しに何が入ってるかもわかんねぇんだ! 無暗に開けんなこの死に急ぎ野郎!」
エレン「あーすまん……でも、何も……あ?」
エレン「何か包みが入ってた……」
ライナー「何だそれ」
ベル「エレン、それ開けるの?」
アルミン「これ見よがしに入っている包みに何も無いわけがないよ……」
ジャン「開けるならお前だけ離れて開けろよ」
エレン「うっせーなお前ら! じゃあさっさと離れろよ!」
アルミン「うわぁ」
ライナー「ちょっと待て離れる」
ジャン「死に急ぎ野郎」
ベル「……」
エレン「こんな小さい物にビビってんなよ。巨人に比べたらこんなもん……」スッ ← 包みを解く
エレン「……」
ライナー「どうだ? エレン」
エレン「……蒸かした芋だ」
アルミン「……ふふッwwww」
ベル「んッwwwwんww」
ライナー「フーッwwwwww」
ジャン「くっそwwwwww」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/12(日) 16:56:36.51 ID:g+jENtaKo
引き出しは王道
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 16:57:16.24 ID:duchrrdg0
デデーン アルミン、ベルトルト、ライナー、ジャン、アウトー
アルミン「痛ったッ」バシーン!
ベル「んッん!」バシーン!
ライナー「おっふぐッ」バシーン!
ジャン「あっぐぅ!」バシーン!
エレン「何笑ってんだお前ら……」
アルミン「いや……サシャの顔思い出しちゃって……」
ライナー「芋は危険だな……いっつつ」
エレン「情けねーなお前ら」モグモグ
ベル&ジャン「 」エレンに背を向ける
ライナー「おいおいサシャの真似して笑わせる気か? そんなもんで――」
ガラ! ← 扉が開く音
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 16:59:19.70 ID:duchrrdg0
キース「……」
5人「!?」
キース「なぜだ……なぜ今……芋を食べ出した?」
5人「 」
キース「イヤ、解らないな。なぜ貴様は芋を食べた?」
キース「……」
ガララ ← 扉が閉まる音
エレン「wwwwふっひひwwwwww」
アルミン「ッwwwwはっwwwwww」
ライナー「ぶふッwwwwwwwwww」
ベル「んんwwww」
ジャン「んふッwwふwwww何wwしにww来wwww」
デデーン 全員、アウトー
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:01:05.75 ID:duchrrdg0
―――
ライナー「……くっそ痛てぇ」
エレン「なぁ……お前らの机にも引き出しあるんだろ?」
ジャン「――まさか、開けろって言うのか?」
アルミン「エレン……壁外調査は、いかに巨人と戦わないかなんだよ?
この訓練も同じで、余計な脅威は避けるべきだと思う」
ライナー「……」
ライナー「だが、俺も何かある引き出しを前にしていると落ち着かん……」
ベル「ライナー……開けるんだな?」
ジャン「おい! 正気かよライナー!」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/12(日) 17:01:15.01 ID:R6XF2qwDO
クソッwwwwww吹いたじゃねえかwwwwww
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:02:01.17 ID:duchrrdg0
エレン「そうだ開けちまえ、気が楽になるぞ」
ライナー「この際だ、全員で開けようぜ」
アルミン「僕は嫌だよ! どうしてわざわざ罠にかかりに行かなきゃならないんだ!」
ジャン「いや……待てアルミン」
アルミン「ジャン?」
ジャン「考えてもみろよ。今まで俺らが笑ってしまったのは、ほとんど不意打ちの類だ。
だったら、最初から笑いを覚悟して耐えるつもりでいれば、難なく躱せる可能性も高い」
アルミン「……そうか。それに、自分だけ耐えることが出来れば、成績が上がる事になる……!」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:03:21.21 ID:duchrrdg0
エレン「よし、じゃあ行け、ベルトルト」
ベル「!? 何で僕から!?」
ジャン「誰からだって同じだろ」
ライナー「ベルトルト、頼む」
ベル「……解った。行くよ」ガラ
アルミン「ど、どうかな?」
ベル「……何も入ってない」ホッ
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:04:18.03 ID:duchrrdg0
ジャン「拍子抜けだな。じゃあ次は俺行くぜ」ガラ
ジャン「――何だこれ……絵か?」スッ
アルミン「人物画だね、でも誰の……? こんな人居たっけ?」
エレン「……これオルオさんじゃね?」
ライナー「ッ!ww」
ベル「んッ」
アルミン「ちょっと待って、裏に何か書かれてる」
ジャン「えーっと……ふッww自画像だwwってwwwwww」
ライナー「おっふふwwwwww」
エレン「ふはッwwwwwwww」
デデーン、ジャン、エレン、ライナー、アウトー
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:05:29.67 ID:duchrrdg0
ライナー「何で無駄に上手いんだよ! ぐっあ!」バシーン!
エレン「微妙にリヴァイ兵長に似せてんのが腹立つわ……いッ」バシーン!
ジャン「あーちくしょうッ!」バシーン!
アルミン「ジャン、もうそれ仕舞っておこう……」
ジャン「……」
ジャン「……」スッ ← 絵をアルミンとベルトルトの方に向ける。
アルミン「ちょwwwwっふふwwww」
ベル「んんwwwwww」
デデーン アルミン、ベルトルト、アウトー
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:07:18.23 ID:duchrrdg0
ベル「油断した……んッん!」バシーン!
アルミン「こんなの2次災害だよッ! うあッ」バシーン!
アルミン「ねぇジャン。本当にやめてくれない?」
ジャン「フッ……俺を束縛する気か? アルミン」
アルミン「んぬふwwwwwwww」
エレン「はwwっはwwwwww」
デデーン アルミン、エレン、アウトー
アルミン「もう嫌だぁ!」バシーン!
エレン「ダメだオルオさんwwwwくッそ!」バシーン!
ジャン「(これは使えるな)」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:08:26.33 ID:duchrrdg0
アルミン「あー……次は僕の番か……いくよ」ガラ
アルミン「これは……?」
エレン「何があった? アルミン」
アルミン「これ」
ライナー「何だ? 何かのボタンか」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:09:07.92 ID:duchrrdg0
ベル「見るからに怪しいね」
ジャン「これを押すには相当の勇気がいるな」
エレン「んだよ、ボタンってのは押すもんだろ」ポチ
アルミン「ちょっと! エレン!」
ジャン「押しやがったのかッ!?」
デデーン ライナー、アウトー
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:11:37.14 ID:duchrrdg0
ライナー「 」
ライナー「いや待ておかしい! ぐああッ!」バシーン!
ベル「……wwww!! んふwwww」
エレン「――wwwwふッww」
デデーン ベルトルト、エレン、アウトー
ベル「んぐッ!」バシーン!
エレン「何だよこのボタンww痛ッつ!」バシーン!
ライナー「……どういうことだ」
アルミン「僕の引き出しにあったボタンをエレンが押して、ライナーがアウト……」
ジャン「ライナーがアウトになるボタンか?」
ベル「どうしてライナーだけ一方的に……」
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:13:00.34 ID:duchrrdg0
ライナー「アルミン、それは俺に管理させてくれ」
アルミン「う、うん」
エレン「……」ポチッ
ライナー「!? エレンお前!」
デデーン ジャン、アウトー
ジャン「はぁッ!?」
ジャン「おい待てって! んぐッ!」バシーン!
ジャン「……理不尽だろ、こんなん」
アルミン「これは危険極まりない……」
エレン「誰が選ばれるか解らねぇって事か?」
ベル「いや、順繰りって可能性もあるよ」
アルミン「そうすると、次は僕かエレンかベルトルトか……」
ライナー「もう押そうぜ」
エレン「は? もういいだろ、こんな危ないもん」
ジャン「俺とライナーだけ被害受けて不公平だろ!」
エレン「やられると解ってて押させるかよ!」サッ
ジャン「分隊長になるのは俺だ!」バシュ! ヒュンッ!
アルミン「ちょっとジャン! 室内で立体起動装置を使わないでよ! 危ないっ!」
エレン「あ! くそッ」
ベル「ああッ……!」
ジャン「よっしゃ! ボタンを手に入れたぜ!」
ライナー「良いぞジャン! 押せっ」
ジャン「喰らえ!」ポチ
デデーン ライナー、アウトー
ライナー「 」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:15:43.70 ID:duchrrdg0
ライナー「おっぐむッ」バシーン!
ジャン「……」
ジャン「すまん、ライナー」
エレン「ふっはwwwwwwwwww」
アルミン「くwwwwすふww」
ベル「んwwwwww」
デデーン エレン、アルミン、ベルトルト、アウトー
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:16:36.97 ID:duchrrdg0
――――
ライナー「何なんだよこの訓練……」
ジャン「他の連中は何やってるんだろうな」
ガラ ← 扉が開く音
ハンジ「皆しっかりやっているかい?」
エレン「ハンジさん……もうケツが限界ですよ」
ハンジ「エレンはエレンゲリオンになればダメージがリセットされるんじゃないかな?」
アルミン「ハンジ分隊長。エレンに要らない事を吹き込まないでください」
ジャン「何か用事ですか?」
ハンジ「うん。みんなにやってもらう事があるんだ。外の森に集まってもらえるかな」
ベル「……何をやるんですか?」
ハンジ「立体起動の訓練さ」
61 :!ninja :2013/05/12(日) 17:16:59.70 ID:XUh9h4mP0
ライナーwwwwwwwwww
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:17:52.74 ID:duchrrdg0
――旧本部付近の巨木森林
キース「貴様らには今から立体起動装置による鬼ごっこをしてもらう! これが出来ん奴は囮にも使えん!」
アルミン「またキース教官だよ……」
エレン「絶対に笑わせに来るな」
キース「貴様らは逃げに徹する事だ! 指定範囲から出なければ自由に動いて構わん!
だが、ガスは与えた分のみとする。切れた者は走って逃げることになるぞ!」
キース「また! 鬼に対しての攻撃の一切を禁ずる!」
ライナー「思ったよりも普通の訓練だな」
ベル「……」
キース「今回の訓練において最も成績が振るわなかった者には、過酷な仕置きが待っている!」
エレン「どうせワイヤーでバシーン!だろ……」
キース「それでは、この訓練において鬼の役割を担う者を紹介するぞ!」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:19:08.99 ID:duchrrdg0
キース「1人目! お前の心臓は右にあるのか!? コニー・ハートライト・スプリンガー!」
コニー「はッ!」
エレン「くッwwwwww」
アルミン「ふすっwwwwww」
デデーン エレン、アルミン、アウトー
エレン「くそっ! 普通に敬礼が正しいのが、ぐあぁ!」バシーン!
アルミン「ミドルネームwwwwあっぐう!」バシーン!
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:20:35.19 ID:duchrrdg0
キース「逆の逆だ……コニー・H・スプリンガー……!」ミシッ
ベル「んwwwwんん」
ライナー「なら良いだろwwww」
キース「貴様の心臓は左にあるのか?」ミシミシッ
コニー「か……感じろとしか言えん……」
ジャン「おふッwwwwww」
エレン「ぶッwwwwww」
デデーン ベルトルト、ライナー、ジャン、エレン、アウトー
エレン「立体起動の訓練以前の問題じゃねーか! あぅッ」バシーン!
ライナー「ぐっむッ」バシーン!
ジャン「早く訓練に……ぐぉッ」バシーン!
ベル「んッっく!」バシーン!
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/12(日) 17:22:22.16 ID:duchrrdg0
キース「2人目! 何故人は芋を食べるのか!? サシャ・ポテト・ブラウス!」
サシャ「はッ!」モグモグハフハフ
ベル「―― ッ! ……」
ライナー「っす……あぶねぇ……」
エレン「……すwwww」
ジャン「みんな笑わねぇな」
アルミン「まぁ、これはある程度予測できるからね」
キース「サシャ・P・ブラウス……貴様が右手に持っているものは何だ?」
エレン「ポテトだろ」
ベル「んふwwwwww」
デデーン ベルトルト、アウトー
エレン「は?」
ベル「エレン、ツッコミやめてッん!」バシーン!
ライナー「俺にはもうベルトルトのツボが解らん」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/12(日) 17:22:30.48 ID:2zHUkjmNo
コニーwwwwwwww
ショートストーリーの人気記事
神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」
神様の秘密とは?神様が叶えたかったこととは?笑いあり、涙ありの神ss。日常系アニメが好きな方におすすめ!
→記事を読む
女「ハローハロー。誰かいませんか?どうぞ」
→記事を読む
キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」
→記事を読む
魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
→記事を読む
男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」
→記事を読む
同僚女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」
→記事を読む
妹「マニュアルで恋します!」
→記事を読む
きのこの山「最後通牒だと……?」たけのこの里「……」
→記事を読む
月「で……であ…でぁー…TH…であのて……?」
→記事を読む
彡(゚)(゚)「お、居酒屋やんけ。入ったろ」
→記事を読む