しんのすけ「アローラ地方を冒険するゾ」
Part16
Part1<<
Part12
Part13
Part14
Part15
Part16
Part17
Part18
Part19
Part20
>>Part81
評価する!(779)
クレしんSS集一覧に戻る
評価する!(779)
クレしんSS集一覧に戻る
273 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 11:33:45.60 ID:qti2uYgQ0
マオ「今回、あなたに集めてほしいのは4つ! マゴのみ、ちいさなキノコ、ふっかつそう、きせきのタネです!」
しんのすけ「えー野菜ばっかじゃん。もっとこう、リキのつくもんじゃないとー」
マオ「もうっ、好き嫌いはしちゃダメって親から教わってるでしょ! ほらほら! 試練に挑むあなたに、材料袋だよ!」つ材料袋
しんのすけ「ほいほい」
マオ「探すなら、ポケモンと一緒に探すといいよ! くりかえすね! あなたに集めてほしいのは4つ!」
マオ「マゴのみ、ちいさなキノコ、ふっかつそう、きせきのタネです!」
しんのすけ「ゴマすりのみ、ちいさなチンチン、ぶりぶりそう、きせきのネタですな」
マオ「一つも合ってないよ! マゴのみ、ちいさなきのこ……って、何度も言わせないでよ!」
しんのすけ(自分でくり返し言ったくせに)
マオ「キリがないから、シェードジャングルーーマオの試練、はじめ!」
試 練 開 始 !
マオ「さ、行った行った! 試練頑張ってね!」
しんのすけ「やれやれ……」
274 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 11:48:38.94 ID:qti2uYgQ0
しんのすけ「とゆーわけで、またまたカザマくんたちにお手伝いしてもらいます」
フクスロー『材料が4つかぁ。それじゃあ、二手に分かれて探そうよ』
ヨワシ『ちょっと待って。僕、その材料のこと全然知らないよ?』
しんのすけ「ぶりぶりざえもーん」ポチッ
パッ
ロトム図鑑「ああんアマージョ様ァ……もっとふみつけてぇ//」ビクンビクン
ロトム図鑑「……あ」
フクスロー『……なにしてるんだ?』
ロトム図鑑「お前たちこそ。せっかくネットを通じて裏ポケリゾートでSMプレ……」
げ ん
こ つ
ロトム図鑑「」
フクスロー『少しは対象年齢を考えろ、バカ!』
275 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 11:49:33.88 ID:qti2uYgQ0
ロトム図鑑「……で、なにをすればよいのだ」
しんのすけ「かくかくしかじかで、試練に使う材料を検索して欲しいんだけど」
ロトム図鑑「面倒だな、どうせなら通販サイトでお急ぎ便を使えばいいだろ」
フクスロー『ダメだよ、それじゃ試練の意味がないだろ』
ヌイコグマ『どんなものなのか、写真だけ見せてくれればいいの』
ロトム図鑑「ん? 新参者か? 新参者なら、まず私に服従を誓うのだ」
ヌイコグマ『なんでアンタに服従を誓わなくちゃいけないのよ!』
しんのすけ「くんくん……オラってそんなに臭う?」
ヨワシ『それは体臭……』
ロトム図鑑「決まっておろう、私はかのメタグロスとガブリアスに並ぶ絶対強者。弱者はみな強者である私にひれ伏すのが自然の摂理だ」
げ ん
こ つ
ヌイコグマ『くだらない事言ってないでさっさと調べなさいよオラオラァァァ!』バンバンッ!
ロトム図鑑「イタイイタイ! やめろぉぉぉ!」
ヨワシ『ひいい~っ! ネネちゃん怖いよぉぉっ』
276 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 11:51:53.34 ID:qti2uYgQ0
ぶりぶりざえもんの画像検索機能でお目当てのモノがどんなものなのか分かったしんのすけたちは、それぞれ二手に分かれて探すことになった。
フクスロー『僕たちが探すのは、ふっかつそうとちいさなキノコだね』
しんのすけ「なにそれ」
フクスロー『ふっかつそうは、倒れたポケモンを完全復活できるほどのエネルギーを秘めた薬草なんだ。だけど、とっても苦いらしいよ』
ロトム図鑑「漢方薬に使われているからな」
しんのすけ「ほうほう……じゃあ今度カザマくんに飲ませてみよーっと」
フクスロー『あ、あのねぇ……』
しんのすけ「で、もういっこのちいさなチンチンは?」
フクスロー『ちいさなきのこ! わざとらしくボケるな!』
ロトム図鑑「だからネタがベタすぎると言っているだろう」
しんのすけ「うむむ、反省」
フクスロー『ったく……。ちいさなきのこは、その名のとおり、手のひらに収まりそうなキノコだよ。なんでも、その手のマニアの間では、高額で取引されているらしいよ』
277 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 11:54:07.88 ID:qti2uYgQ0
しんのすけ「なんで取引されてるの?」
フクスロー『さ、さぁ? キノコマニアの間で珍しい、とか?』
しんのすけ「ほーほー……」ジトー
フクスロー『なに?』
しんのすけ「実は、本当の意味を知ってたりして」
ロトム図鑑「吐いちまえよ、楽になるぞ」
フクスロー『だから本当に知らないんだってば!』
ネタハハワテイルンダ、サッサトハケヨ ドンナネタダヨッ!
しんのすけ「お? ねぇねぇ、これじゃない?」
フクスロー『え? ……あ、ホントだ。でもおおきなきのこもあるね』
しんのすけ「どれどれ」ズルッ
フクスロー『なにしてるんだよ!』
しんのすけ「ぬーっ負けた……」ガクッ
ロトム図鑑「そう気を落とすな、時々大きくなるのだからその時また比べればよかろう」ポンッ
フクスロー『なに下らないことで比べてるんだよ!』
278 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 11:57:54.67 ID:qti2uYgQ0
その頃、マサオくん(ヨワシ)とネネちゃん(ヌイコグマ)はと言うと……。
ヌイコグマ『えーっと、きせきのタネね。これで全部かしら』
ヨワシ『後はしんちゃんたちを探すだけだね』
ヌイコグマ『ただ黙って探すっていうのも暇ね。ねぇ、マサオくんはどうしてしんちゃんの仲間になったの?』
ヨワシ『え? 僕は、その、カザマくんたちに誘われて……』
ヌイコグマ『ふーん、で、戦績とかどうなの?』
ヨワシ『一応、火山の試練でぬしポケモンをなんとか……』
ヌイコグマ『そんなふうには見えないけれども』
ヨワシ『ほ、本当の事だよ!』
ヌイコグマ『だってアンタ、強そうに見えないもん。ポケモンとしての名前も、『ヨワシ』だし』
279 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 11:58:43.92 ID:qti2uYgQ0
ヨワシ『ひどいよネネちゃん……僕だって、いつか強くなるもん』
ヌイコグマ『いいこと? ポケモンの才能なんて生まれた時から決まってるものなの! 努力でどうこうできるだけの世界じゃないのよ!』
ヨワシ『そんなぁ、じゃあ僕は?』
ヌイコグマ『さぁ? ひょっとしたら才能があるかもしれないし、ないかもしれないわねぇ』
ヨワシ『えーっ? そんな無責任だよぉ』
ヌイコグマ『だったらせめて弱く見られないように気を強く持ちなさいよ! あんたオスでしょ! 本当にぬしポケモン倒したって言うなら、もっと自信持ちなさい!』
ヨワシ『つ、強くったって……僕どうしたらいいのか分からないよぉ! え~ん!』ピーピー!
ヌイコグマ『…………』ビキッ
バッ
ヌイコグマ『うるせぇんだよ! 言われたくらいでいちいち泣いてんじゃねぇよおにぎり!』ドッドッドッ!
ヨワシ『はっ、はぃぃぃ!』
フクスロー『二人とも材料を探してるのかと思ったら、なにやってるんだ……?』
しんのすけ「やっぱりアローラのマサオくんもネネちゃんも、力関係は変わりませんなぁ」
280 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 11:59:33.50 ID:qti2uYgQ0
しんのすけ「ほっほーい! 材料全部集めたよー」
マオ「おお! ジャングルの材料揃えた? どれどれ……」
マオ「うん、ばっちり! 4つの材料はそろったわね。後は……」
スタスタ
カキ「待たせた」
スイレン「マオさん、お元気ですか」
しんのすけ「お? どっかで見た顔ですな」
スイレン「スイレンですよ、もう忘れちゃったんですか?」
カキ「ふといホネと、きちょうなホネだ」
スイレン「いつものように、おいしいみずとゴツゴツメット、お持ちしました!」
マオ「スイレン、カキ、ありがとう! これで全部揃ったわ!」
マオ「さぁ、しんのすけ君! ぬしポケモンを呼びだす料理を作りましょう!」
しんのすけ「ほいっ!」ビシッ
281 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 12:00:20.66 ID:qti2uYgQ0
マオ「はい! スイレン、ひっくりかえしたゴツゴツメットに、おいしいみずを注いでね!」
スイレン「はい! おまかせください」トクトクトク
マオ「マゴのみ! ちいさなキノコ! ふっかつそう! そして、きせきのタネをぶっこんで!」バシャッ
マオ「カキ! ふといホネときちょうなホネ、貸してね!」
カキ「うむ」つホネ
マオ「はい! しんのすけ! あなたは2本のホネで叩いて!」
しんのすけ「よーし!」
ツンツン
カキ「あはん……んはぁ……んほぉ///」クネクネ
マオ「カキの乳首を突っつくんじゃなくってメットの中身を叩くの!」
282 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 12:02:34.30 ID:qti2uYgQ0
ポカポカポカポカ!
しんのすけ「うんしょうんしょ……」
マオ「砕いて!」
ドカドカドカドカ!
マオ「すりつぶして!」
しんのすけ「よーし!」
グニグニ
カキ「おおぅ……あへぇ……みゅう///」ビクンビクン
マオ「だからそっちじゃないって!」
グシャグシャグシャ!
マオ「ドロドロにして!」
しんのすけ「うっしゃー!」スッ
スイレン「真面目にやってください」サッ
しんのすけ「ち」
283 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 12:03:19.49 ID:qti2uYgQ0
マゼマゼマゼ
モワッ
しんのすけ「うわっ、なんか変なニオイ……」
ズシン……ズシン
スイレン「!」
ズシン……ズシン
カキ「……!」プルプル
ズシン……ズシン
マオ「!」
しんのすけ「うへぇ、なんか気分悪くなってきた」
マオ「しんのすけ君、後ろ!」
しんのすけ「え? 後ろ?」クルッ
284 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 12:04:17.80 ID:qti2uYgQ0
ラランテス「しゃらんしゃらんら!」バッ
しんのすけ「ラッキー! でかいきんのたまみっけ!」
全員「」ズコッ
スイレン「しんのすけさん、前です! 前!」
しんのすけ「お?」
ラランテス「しゃらんしゃらんら!」バッ
しんのすけ「ああ、君ね。オラと戦いたいのね。ほいほい」スッ
マオ「緊張感なさすぎでしょ……」
シェードジャングル ぬしポケモン
ラランテス 出現!
ラランテス「しゃらんらッ!」ゴウッ!
しんのすけ「カザマくん! レッツラゴー!」ヒョイッ
ポンッ
フクスロー『現れたな、ぬしポケモン! 僕が相手だ!』バサッ
285 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 12:08:58.99 ID:qti2uYgQ0
ラランテス「ららんらん!」ブンッ
ラランテスがカザマに向けて両手のカマをX字に斬り下ろす!
フクスロー『遅い遅い!』サッ
フクスロー『今度はこっちの番だ! 思いっきりつっついてやる!』バサッバサッ
ドスッドスッ!
ラランテス「らんっ!」ブンブンッ
フクスロー『おっと! 当たらないよ!』サッ
マオ「あのフクスロー身軽だねー」
スイレン「ひこうタイプが入っていますからね。ラランテスとの相性が良いです」
カキ「だが、果たしてそううまくいくかな……」
ラランテス「しゃらんしゃらんら!」
フワフワー
ポワルン「ポワポワ~」フワフワ
286 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 12:10:52.11 ID:qti2uYgQ0
しんのすけ「なにあれ? なんかのマスコットキャラ?」
ロトム図鑑「もしくはどこかの地方のゆるキャラ」
フクスロー『てんきポケモンのポワルンだよっ! お前図鑑なんだから知ってるはずだろ!』
ロトム図鑑「私が知ってるのはネットと黒い任天堂的な知識だけだ!」エッヘン
フクスロー『いばるな!』
ポワルン「ポワッ!」
ピカーッ!
ひざしが 強くなった!
しんのすけ「うおっ、眩しっ! それに暑っ」
フクスロー『にほんばれだ!』
ポワルン「ポワポワ~!」
ズズズズ……
ポワルン(太陽の姿)「ポワーッ!」ボウッ
しんのすけ「おおっ、変身した! かっこいー!」
マオ「ポワルンは天候によって姿を変えられるの! ただ姿が変わるだけじゃないけどね」
287 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 12:11:47.56 ID:qti2uYgQ0
ポワルン「ポワッ!」バッ
ポワルンが透明な玉を発射! そして日光に照らされた玉は一瞬のうちに炎が燃え上がり、カザマに向かって飛んでいく!
フクスロー『うわっと! 今のはほのおタイプの技……!?』
そこへ更に、鎌を光らせたラランテスが突っ込んでくる!
しんのすけ「カザマくん避けて!」
ラランテス「ららんっ!」ギラッ
ザンッ!
フクスロー『あああっ!』
ポワルン「ポワポワッ!」バッ
ボウッ
フクスロー『あちゃちゃちゃ! またこの展開!?』メラメラ
フクスロー『……っあ』ドサッ
しんのすけ「おお……また焼き鳥コースですか」
288 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 12:12:30.14 ID:qti2uYgQ0
カキ「ポワルンが天候をひでりにしてラランテスをサポート。そして本来、日光を溜めて放つ強力なソーラーブレードがすぐに使えるようになり……」
スイレン「さらに、ほのおタイプになったポワルンをじめんタイプやみずタイプで倒そうとすれば、ラランテスのソーラーブレードで相手の体力を一気に奪う……。改めて、マオさんのぬしポケモンには隙がありません」
マオ「さぁ、しんのすけ君! この試練、どう乗り切る?」
フクスロー『またやられちゃった……ごめん、しんのすけ』
しんのすけ「やれやれ、カザマくん焼き鳥になってもあんま美味しそうじゃないしね」
フクスロー『焼き鳥って言うな!』
フクスロー『それで、次は誰を行かせるんだ?』
しんのすけ「んー……」
ーーほのおタイプになったポワルンをじめんタイプやみずタイプで倒そうとすれば、ラランテスのソーラーブレードで相手の体力を一気に奪う……。
ーー今のはほのおタイプの技……!?
しんのすけ「あ、そーだ!」
しんのすけ「ネネちゃん、レッツラゴー!」ヒョイッ
ポンッ
ヌイコグマ(ネネちゃん)『やっとネネの出番ね! 頑張っちゃうんだから!』
290 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 13:39:13.87 ID:qti2uYgQ0
しんのすけ「ちょっと待ってネネちゃん」
ヌイコグマ『え? なに?』
しんのすけ「ほいコレ」つ大きな葉っぱ
ヌイコグマ『これでなにをするの?』
しんのすけ「これでポワルンルンの技を受け止めてーあいつに当てるんだゾ」
ヌイコグマ『なんだかよくわからないけど、分かったわ』
カキ「なるほど、ポワルンのウェザーボールを利用するという戦法か」
スイレン「ラランテスはくさタイプ、ほのおタイプは効果抜群です。考えましたね」
マオ(火山公園でほのおタイプのポケモンを捕まえれば良い気もするけど……)
ヌイコグマ『さーてラランテス。アンタとこうして戦えるなんて夢にも思わなかったわ』
ヌイコグマ『ジャングルのアイドル……ぬしポケモンの座、ネネが奪ってみせるわ! おりゃああああ!』ドタドタドタ!
しんのすけ(あいちゃんに張り合ってる時のネネちゃんみたい)
マオ「今回、あなたに集めてほしいのは4つ! マゴのみ、ちいさなキノコ、ふっかつそう、きせきのタネです!」
しんのすけ「えー野菜ばっかじゃん。もっとこう、リキのつくもんじゃないとー」
マオ「もうっ、好き嫌いはしちゃダメって親から教わってるでしょ! ほらほら! 試練に挑むあなたに、材料袋だよ!」つ材料袋
しんのすけ「ほいほい」
マオ「探すなら、ポケモンと一緒に探すといいよ! くりかえすね! あなたに集めてほしいのは4つ!」
マオ「マゴのみ、ちいさなキノコ、ふっかつそう、きせきのタネです!」
しんのすけ「ゴマすりのみ、ちいさなチンチン、ぶりぶりそう、きせきのネタですな」
マオ「一つも合ってないよ! マゴのみ、ちいさなきのこ……って、何度も言わせないでよ!」
しんのすけ(自分でくり返し言ったくせに)
マオ「キリがないから、シェードジャングルーーマオの試練、はじめ!」
試 練 開 始 !
マオ「さ、行った行った! 試練頑張ってね!」
しんのすけ「やれやれ……」
274 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 11:48:38.94 ID:qti2uYgQ0
しんのすけ「とゆーわけで、またまたカザマくんたちにお手伝いしてもらいます」
フクスロー『材料が4つかぁ。それじゃあ、二手に分かれて探そうよ』
ヨワシ『ちょっと待って。僕、その材料のこと全然知らないよ?』
しんのすけ「ぶりぶりざえもーん」ポチッ
パッ
ロトム図鑑「ああんアマージョ様ァ……もっとふみつけてぇ//」ビクンビクン
ロトム図鑑「……あ」
フクスロー『……なにしてるんだ?』
ロトム図鑑「お前たちこそ。せっかくネットを通じて裏ポケリゾートでSMプレ……」
げ ん
こ つ
ロトム図鑑「」
フクスロー『少しは対象年齢を考えろ、バカ!』
275 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 11:49:33.88 ID:qti2uYgQ0
ロトム図鑑「……で、なにをすればよいのだ」
しんのすけ「かくかくしかじかで、試練に使う材料を検索して欲しいんだけど」
ロトム図鑑「面倒だな、どうせなら通販サイトでお急ぎ便を使えばいいだろ」
フクスロー『ダメだよ、それじゃ試練の意味がないだろ』
ヌイコグマ『どんなものなのか、写真だけ見せてくれればいいの』
ロトム図鑑「ん? 新参者か? 新参者なら、まず私に服従を誓うのだ」
ヌイコグマ『なんでアンタに服従を誓わなくちゃいけないのよ!』
しんのすけ「くんくん……オラってそんなに臭う?」
ヨワシ『それは体臭……』
ロトム図鑑「決まっておろう、私はかのメタグロスとガブリアスに並ぶ絶対強者。弱者はみな強者である私にひれ伏すのが自然の摂理だ」
げ ん
こ つ
ヌイコグマ『くだらない事言ってないでさっさと調べなさいよオラオラァァァ!』バンバンッ!
ロトム図鑑「イタイイタイ! やめろぉぉぉ!」
ヨワシ『ひいい~っ! ネネちゃん怖いよぉぉっ』
276 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 11:51:53.34 ID:qti2uYgQ0
ぶりぶりざえもんの画像検索機能でお目当てのモノがどんなものなのか分かったしんのすけたちは、それぞれ二手に分かれて探すことになった。
フクスロー『僕たちが探すのは、ふっかつそうとちいさなキノコだね』
しんのすけ「なにそれ」
フクスロー『ふっかつそうは、倒れたポケモンを完全復活できるほどのエネルギーを秘めた薬草なんだ。だけど、とっても苦いらしいよ』
ロトム図鑑「漢方薬に使われているからな」
しんのすけ「ほうほう……じゃあ今度カザマくんに飲ませてみよーっと」
フクスロー『あ、あのねぇ……』
しんのすけ「で、もういっこのちいさなチンチンは?」
フクスロー『ちいさなきのこ! わざとらしくボケるな!』
ロトム図鑑「だからネタがベタすぎると言っているだろう」
しんのすけ「うむむ、反省」
フクスロー『ったく……。ちいさなきのこは、その名のとおり、手のひらに収まりそうなキノコだよ。なんでも、その手のマニアの間では、高額で取引されているらしいよ』
277 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 11:54:07.88 ID:qti2uYgQ0
しんのすけ「なんで取引されてるの?」
フクスロー『さ、さぁ? キノコマニアの間で珍しい、とか?』
しんのすけ「ほーほー……」ジトー
フクスロー『なに?』
しんのすけ「実は、本当の意味を知ってたりして」
ロトム図鑑「吐いちまえよ、楽になるぞ」
フクスロー『だから本当に知らないんだってば!』
ネタハハワテイルンダ、サッサトハケヨ ドンナネタダヨッ!
しんのすけ「お? ねぇねぇ、これじゃない?」
フクスロー『え? ……あ、ホントだ。でもおおきなきのこもあるね』
しんのすけ「どれどれ」ズルッ
フクスロー『なにしてるんだよ!』
しんのすけ「ぬーっ負けた……」ガクッ
ロトム図鑑「そう気を落とすな、時々大きくなるのだからその時また比べればよかろう」ポンッ
フクスロー『なに下らないことで比べてるんだよ!』
その頃、マサオくん(ヨワシ)とネネちゃん(ヌイコグマ)はと言うと……。
ヌイコグマ『えーっと、きせきのタネね。これで全部かしら』
ヨワシ『後はしんちゃんたちを探すだけだね』
ヌイコグマ『ただ黙って探すっていうのも暇ね。ねぇ、マサオくんはどうしてしんちゃんの仲間になったの?』
ヨワシ『え? 僕は、その、カザマくんたちに誘われて……』
ヌイコグマ『ふーん、で、戦績とかどうなの?』
ヨワシ『一応、火山の試練でぬしポケモンをなんとか……』
ヌイコグマ『そんなふうには見えないけれども』
ヨワシ『ほ、本当の事だよ!』
ヌイコグマ『だってアンタ、強そうに見えないもん。ポケモンとしての名前も、『ヨワシ』だし』
279 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 11:58:43.92 ID:qti2uYgQ0
ヨワシ『ひどいよネネちゃん……僕だって、いつか強くなるもん』
ヌイコグマ『いいこと? ポケモンの才能なんて生まれた時から決まってるものなの! 努力でどうこうできるだけの世界じゃないのよ!』
ヨワシ『そんなぁ、じゃあ僕は?』
ヌイコグマ『さぁ? ひょっとしたら才能があるかもしれないし、ないかもしれないわねぇ』
ヨワシ『えーっ? そんな無責任だよぉ』
ヌイコグマ『だったらせめて弱く見られないように気を強く持ちなさいよ! あんたオスでしょ! 本当にぬしポケモン倒したって言うなら、もっと自信持ちなさい!』
ヨワシ『つ、強くったって……僕どうしたらいいのか分からないよぉ! え~ん!』ピーピー!
ヌイコグマ『…………』ビキッ
バッ
ヌイコグマ『うるせぇんだよ! 言われたくらいでいちいち泣いてんじゃねぇよおにぎり!』ドッドッドッ!
ヨワシ『はっ、はぃぃぃ!』
フクスロー『二人とも材料を探してるのかと思ったら、なにやってるんだ……?』
しんのすけ「やっぱりアローラのマサオくんもネネちゃんも、力関係は変わりませんなぁ」
280 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 11:59:33.50 ID:qti2uYgQ0
しんのすけ「ほっほーい! 材料全部集めたよー」
マオ「おお! ジャングルの材料揃えた? どれどれ……」
マオ「うん、ばっちり! 4つの材料はそろったわね。後は……」
スタスタ
カキ「待たせた」
スイレン「マオさん、お元気ですか」
しんのすけ「お? どっかで見た顔ですな」
スイレン「スイレンですよ、もう忘れちゃったんですか?」
カキ「ふといホネと、きちょうなホネだ」
スイレン「いつものように、おいしいみずとゴツゴツメット、お持ちしました!」
マオ「スイレン、カキ、ありがとう! これで全部揃ったわ!」
マオ「さぁ、しんのすけ君! ぬしポケモンを呼びだす料理を作りましょう!」
しんのすけ「ほいっ!」ビシッ
281 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 12:00:20.66 ID:qti2uYgQ0
マオ「はい! スイレン、ひっくりかえしたゴツゴツメットに、おいしいみずを注いでね!」
スイレン「はい! おまかせください」トクトクトク
マオ「マゴのみ! ちいさなキノコ! ふっかつそう! そして、きせきのタネをぶっこんで!」バシャッ
マオ「カキ! ふといホネときちょうなホネ、貸してね!」
カキ「うむ」つホネ
マオ「はい! しんのすけ! あなたは2本のホネで叩いて!」
しんのすけ「よーし!」
ツンツン
カキ「あはん……んはぁ……んほぉ///」クネクネ
マオ「カキの乳首を突っつくんじゃなくってメットの中身を叩くの!」
282 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 12:02:34.30 ID:qti2uYgQ0
ポカポカポカポカ!
しんのすけ「うんしょうんしょ……」
マオ「砕いて!」
ドカドカドカドカ!
マオ「すりつぶして!」
しんのすけ「よーし!」
グニグニ
カキ「おおぅ……あへぇ……みゅう///」ビクンビクン
マオ「だからそっちじゃないって!」
グシャグシャグシャ!
マオ「ドロドロにして!」
しんのすけ「うっしゃー!」スッ
スイレン「真面目にやってください」サッ
しんのすけ「ち」
283 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 12:03:19.49 ID:qti2uYgQ0
マゼマゼマゼ
モワッ
しんのすけ「うわっ、なんか変なニオイ……」
ズシン……ズシン
スイレン「!」
ズシン……ズシン
カキ「……!」プルプル
ズシン……ズシン
マオ「!」
しんのすけ「うへぇ、なんか気分悪くなってきた」
マオ「しんのすけ君、後ろ!」
しんのすけ「え? 後ろ?」クルッ
284 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 12:04:17.80 ID:qti2uYgQ0
ラランテス「しゃらんしゃらんら!」バッ
しんのすけ「ラッキー! でかいきんのたまみっけ!」
全員「」ズコッ
スイレン「しんのすけさん、前です! 前!」
しんのすけ「お?」
ラランテス「しゃらんしゃらんら!」バッ
しんのすけ「ああ、君ね。オラと戦いたいのね。ほいほい」スッ
マオ「緊張感なさすぎでしょ……」
シェードジャングル ぬしポケモン
ラランテス 出現!
ラランテス「しゃらんらッ!」ゴウッ!
しんのすけ「カザマくん! レッツラゴー!」ヒョイッ
ポンッ
フクスロー『現れたな、ぬしポケモン! 僕が相手だ!』バサッ
285 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 12:08:58.99 ID:qti2uYgQ0
ラランテス「ららんらん!」ブンッ
ラランテスがカザマに向けて両手のカマをX字に斬り下ろす!
フクスロー『遅い遅い!』サッ
フクスロー『今度はこっちの番だ! 思いっきりつっついてやる!』バサッバサッ
ドスッドスッ!
ラランテス「らんっ!」ブンブンッ
フクスロー『おっと! 当たらないよ!』サッ
マオ「あのフクスロー身軽だねー」
スイレン「ひこうタイプが入っていますからね。ラランテスとの相性が良いです」
カキ「だが、果たしてそううまくいくかな……」
ラランテス「しゃらんしゃらんら!」
フワフワー
ポワルン「ポワポワ~」フワフワ
286 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 12:10:52.11 ID:qti2uYgQ0
しんのすけ「なにあれ? なんかのマスコットキャラ?」
ロトム図鑑「もしくはどこかの地方のゆるキャラ」
フクスロー『てんきポケモンのポワルンだよっ! お前図鑑なんだから知ってるはずだろ!』
ロトム図鑑「私が知ってるのはネットと黒い任天堂的な知識だけだ!」エッヘン
フクスロー『いばるな!』
ポワルン「ポワッ!」
ピカーッ!
ひざしが 強くなった!
しんのすけ「うおっ、眩しっ! それに暑っ」
フクスロー『にほんばれだ!』
ポワルン「ポワポワ~!」
ズズズズ……
ポワルン(太陽の姿)「ポワーッ!」ボウッ
しんのすけ「おおっ、変身した! かっこいー!」
マオ「ポワルンは天候によって姿を変えられるの! ただ姿が変わるだけじゃないけどね」
287 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 12:11:47.56 ID:qti2uYgQ0
ポワルン「ポワッ!」バッ
ポワルンが透明な玉を発射! そして日光に照らされた玉は一瞬のうちに炎が燃え上がり、カザマに向かって飛んでいく!
フクスロー『うわっと! 今のはほのおタイプの技……!?』
そこへ更に、鎌を光らせたラランテスが突っ込んでくる!
しんのすけ「カザマくん避けて!」
ラランテス「ららんっ!」ギラッ
ザンッ!
フクスロー『あああっ!』
ポワルン「ポワポワッ!」バッ
ボウッ
フクスロー『あちゃちゃちゃ! またこの展開!?』メラメラ
フクスロー『……っあ』ドサッ
しんのすけ「おお……また焼き鳥コースですか」
288 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 12:12:30.14 ID:qti2uYgQ0
カキ「ポワルンが天候をひでりにしてラランテスをサポート。そして本来、日光を溜めて放つ強力なソーラーブレードがすぐに使えるようになり……」
スイレン「さらに、ほのおタイプになったポワルンをじめんタイプやみずタイプで倒そうとすれば、ラランテスのソーラーブレードで相手の体力を一気に奪う……。改めて、マオさんのぬしポケモンには隙がありません」
マオ「さぁ、しんのすけ君! この試練、どう乗り切る?」
フクスロー『またやられちゃった……ごめん、しんのすけ』
しんのすけ「やれやれ、カザマくん焼き鳥になってもあんま美味しそうじゃないしね」
フクスロー『焼き鳥って言うな!』
フクスロー『それで、次は誰を行かせるんだ?』
しんのすけ「んー……」
ーーほのおタイプになったポワルンをじめんタイプやみずタイプで倒そうとすれば、ラランテスのソーラーブレードで相手の体力を一気に奪う……。
ーー今のはほのおタイプの技……!?
しんのすけ「あ、そーだ!」
しんのすけ「ネネちゃん、レッツラゴー!」ヒョイッ
ポンッ
ヌイコグマ(ネネちゃん)『やっとネネの出番ね! 頑張っちゃうんだから!』
290 :超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 :2017/06/04(日) 13:39:13.87 ID:qti2uYgQ0
しんのすけ「ちょっと待ってネネちゃん」
ヌイコグマ『え? なに?』
しんのすけ「ほいコレ」つ大きな葉っぱ
ヌイコグマ『これでなにをするの?』
しんのすけ「これでポワルンルンの技を受け止めてーあいつに当てるんだゾ」
ヌイコグマ『なんだかよくわからないけど、分かったわ』
カキ「なるほど、ポワルンのウェザーボールを利用するという戦法か」
スイレン「ラランテスはくさタイプ、ほのおタイプは効果抜群です。考えましたね」
マオ(火山公園でほのおタイプのポケモンを捕まえれば良い気もするけど……)
ヌイコグマ『さーてラランテス。アンタとこうして戦えるなんて夢にも思わなかったわ』
ヌイコグマ『ジャングルのアイドル……ぬしポケモンの座、ネネが奪ってみせるわ! おりゃああああ!』ドタドタドタ!
しんのすけ(あいちゃんに張り合ってる時のネネちゃんみたい)
しんのすけ「アローラ地方を冒険するゾ」
Part1<< Part12 Part13 Part14 Part15 Part16 Part17 Part18 Part19 Part20 >>Part81
評価する!(779)
クレしんSS集一覧に戻る
ショートストーリーの人気記事
神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」
神様の秘密とは?神様が叶えたかったこととは?笑いあり、涙ありの神ss。日常系アニメが好きな方におすすめ!
→記事を読む
女「ハローハロー。誰かいませんか?どうぞ」
→記事を読む
キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」
→記事を読む
魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
→記事を読む
男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」
→記事を読む
同僚女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」
→記事を読む
妹「マニュアルで恋します!」
→記事を読む
きのこの山「最後通牒だと……?」たけのこの里「……」
→記事を読む
月「で……であ…でぁー…TH…であのて……?」
→記事を読む
彡(゚)(゚)「お、居酒屋やんけ。入ったろ」
→記事を読む