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俺「街中に巨大クモたん」

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Part6
168 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 23:24:53 ID:qQaO2MXQ
アシダカグモ「…そ、総員撤退ぃぃぃぃ!!!!」ダダダッ
ヒラタ「死にたくねぇ奴ぁさっさと戻れぇ!!!」ブイーン
コクワガタ「ひいいいいい!!!」ブイーン
ミヤマクワガタ「俺はまだ交尾もすませてねぇんだ!こんなとこで死にたくねぇええええ!!!」ブイーン
ピンポーン
俺「……き、来た」
「「「うぎゃああああ!!!ま、待ってくれえええ!!!」」」
俺「くそっ!早くしろ!!ドアを壊されちゃかなわん!」

169 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 23:31:47 ID:qQaO2MXQ
ハエトリグモ「な、なあ………」
俺「ん?」
ハエトリグモ「すっかり言い忘れてたんだけどさ…………お、おかえり」ニコッ
俺「……なるほど、これが天使か……」ドサッ
「うおおおい!!?気絶したぞ!?」
「カゴの蓋誰が閉めるんだよ!!!」
祖母「……騒がしいぞ」
「「「「な、なんで入ってきてんだよおおおおお!!!!?」」」
祖母「……そんな事より、我が孫はどこだ?」
ハエトリグモ「……そ、そこです」
祖母「……ふむ、良い寝顔だ。これを邪魔してはいかんな……我は帰るとしよう」
ハエトリグモ「…へっ?」

170 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 23:35:35 ID:qQaO2MXQ
祖母「……そうだな、我はカギが閉まっていたので帰った…………としておいてくれ」
ハエトリグモ「………!!……わかりました…」
祖母「……うむ。では、我が孫をよろしく頼んだぞ………ああ見えて、結構傷付きやすかったりもするのだ………さらば!」ダッ
ハエトリグモ「………すげえ人だな」
アシダカグモ「ああ……まったく敵う気がしねえ」

171 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 23:42:30 ID:qQaO2MXQ
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テレビ『ですからね!アレは自然からの警告ですよ!様々な環境破壊をしてきた我々に対する……』
ブツッ
俺「……つまんねーテレビが増えたな……環境環境うるせえよ………ハエトリグモたんはどう思う?」
ハエトリグモ「……ん?…いや俺に聞かれても」
俺「だよなぁー……」
俺「……しかし、何だったのかね、アレは」
ハエトリグモ「いまだに会話もできるし…」
俺「……んー、まぁ素人が考えてもわかんねーか………っと時間だな」
ハエトリグモ「何の?」

172 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 23:48:00 ID:qQaO2MXQ
俺「友の家行く約束なんだよ……っと本当時間やべーわ。じゃ行ってくる!」ガチャ……バタン
ハエトリグモ「んー、いってらっしゃーい」フリフリ
俺「悪ぃ、ハエトリグモたんとイチャついてたら遅れた」
友「…ったく、そうだろうと思ったよ」
女「じゃ、尋問始めますかね……」
俺「言っちゃったよ……」
女「言い逃れは、許さないよ?………ね?」
ジョロウグモ「ああ。あたしも嘘は大っ嫌いさ」
  完


173 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/15(日) 23:50:14 ID:qQaO2MXQ
以上で完結です
この世に一人でも多く虫好きが増える事を祈って
後日談は来週末に投下予定です

174 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/16(月) 00:02:39 ID:aQzlha22
おつ!
俺もそっちの世界行きたいぜ……
後日談も楽しみにしてる!

175 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/16(月) 00:08:54 ID:MGG55HVw
乙!原因は何だったんだろ??

176 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/16(月) 14:29:49 ID:X1FhjUSs
やべえ、めちゃニヤついてる今……ハエトリたん最後まで可愛かったぜ
しかし祖母は何者だよw
乙!
後日談も楽しみに待ってる

177 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/22(日) 21:38:31 ID:dxWD9XDo
後日談、投下しまーす

178 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/22(日) 21:42:40 ID:dxWD9XDo
女「ふーん……説教じゃなかったのね」
俺「当たり前だろ」
友(こ、国家機密漏らしてもーた………)
俺「で?どうするつもりなんだ?」
女「……いや別に何もしないけど?」
俺「………何のために聞いたんだよ……」
女「そりゃあ………気になったからでしょ」
俺「……」

179 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/22(日) 21:49:27 ID:dxWD9XDo
友「………何でお前らそんなのほほんとしてんだよ!国家機密だぜ!?俺、震え止まんねーんだけど!」
俺「つってもな……うーん……」
女「アンタも蜘蛛と同居すればわかるわよ」
友「ついに女もそっちサイドに………」
女「失敬な!こんなキチガイと一緒にしないでよ!」
俺「おいてめえ」
友「……じゃあアシダカさんとなら…」
俺「断る」
友「……じゃあいいです」
ジョロウグモ「ちょっといいかい?」
俺「ん?」

180 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/22(日) 21:56:21 ID:dxWD9XDo
ジョロウグモ「今日、あんたの家に泊まっていいかい?」
俺「それは魅力的な提案だが……………くっ、俺には既にハエトリグモたんという嫁が……!」
ジョロウグモ「そういうのじゃないよ!………ただ、話したいというか、確認したい事があってね」
俺「………だってよ、女」
女「んー、いいんじゃない?」
ジョロウグモ「ありがとさん。じゃ、早速連れていっておくれ」
俺「そんな急かすなよ………じゃ、またな」
友「おう」
女「はーい」

181 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/22(日) 22:04:45 ID:dxWD9XDo
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俺「ただいまー…」ガチャ
ハエトリグモ「おかえり!」ピョンっ
俺「………お、おお……!………今の流れもっかいやってもらっていいか?」
ジョロウグモ「………わたしを忘れてないかい?」
俺「………すまん」
ハエトリグモ「お、お前はあの時の……」
ジョロウグモ「はぁーー………ったく……どれか空いてるケースは無いのかい?」
ハエトリグモ「あ、俺のケース一緒に入る?」
俺「入るうううううう!!!!」
ジョロウグモ「やかましい!!」
俺「……………ごめんなさい」

182 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/22(日) 22:11:33 ID:dxWD9XDo
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ジョロウグモ「悪いね、わざわざケースを用意してもらって」
俺「あー……かまわん、かまわん」
ジョロウグモ「………じゃ、聞きたかった事を聞いていいかい?」
俺「おう」
ジョロウグモ「わたしの事、覚えてるかい?」
俺「……………わからんな」
ジョロウグモ「…そうか、それならそれで良い」
俺「………」
俺「………え、それだけか?」
ジョロウグモ「ああ、それだけさ」

183 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/22(日) 22:16:33 ID:dxWD9XDo
ジョロウグモ「……」
俺「………あー、どうする?今から女の家まで送ってやってもいいが」
ジョロウグモ「いや、いい。そうだね、世間話でもしようじゃないか」
俺「………世間話ね…………つか、わかるのか?」
ジョロウグモ「女がやけにわたしにニュースとやらを見せてくるんでね、ある程度はわかるようになったよ」
俺「ふーん……じゃあこの間の巨大蜘蛛発生事件、どう思うよ?」
ジョロウグモ「そうだね……」

184 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/22(日) 22:25:09 ID:dxWD9XDo
ジョロウグモ「…人間の天敵はなんだと思う?」
俺「え?」
ジョロウグモ「…いいから」
俺「天敵……か………ウィルスとかか?」
ジョロウグモ「わたしは、人間の天敵は人間だと思うんだよ」
俺「……ほー…一理あるな」
ジョロウグモ「自然界ってのは不思議なもんでさ、ある一種が増えすぎると天敵だとかが増えたりして減るようになってるんだ」
俺「おう………で、それがどう関係してくるんだ?」

185 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/22(日) 22:34:18 ID:dxWD9XDo
ジョロウグモ「今回、蜘蛛が発生した所は全て、戦争の少ない場所だったらしい」
俺「……………なるほど、だから蜘蛛という天敵が出現したと?」
ジョロウグモ「ああ」
俺「………」
ジョロウグモ「でもねぇ、今回はやられたのが人間だったからこんな騒ぎになったけど、こんな事は自然界じゃそう珍しくないのさ」
俺「…なかなか面白い意見だな」
ジョロウグモ「そりゃどーも」
俺「……なあ」
ジョロウグモ「なんだい?」
俺「……お前、いったい何者なんだ?……さっきの意見………ちょっとニュースを見ただけってのはさすがに説得力がねぇぞ」
ジョロウグモ「………」

186 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/22(日) 22:42:53 ID:dxWD9XDo
ジョロウグモ「………朝になったら教えてあげるよ、もう寝な」
俺「………んだよ……」
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俺「………っ」ガバッ
俺「っしゃ朝だぁ!教えてもらうぞジョロウグモぉぉぉぉ!!」ダダダ
俺「ハァ………ハァ…………な、んだよコレ………」
俺「何でケースが開いてんだよ!?」
俺「………そうだ、ジョロウグモ………」キョロキョロ
ヒュゥーーー……
俺「……窓が開いてる……?」

187 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/22(日) 22:47:46 ID:dxWD9XDo
俺「……げっ、こんな所にホコリたまってたのか………ん?」
俺「ホコリの所に字……?お……ん……な……に……よ……ろ……し……く…………女によろしく……」
俺「……逃げやがった」
俺「……………っ!女に知らせねぇと……」
プルル…… プルル……
女『はい』
俺「……す、すまん…実は………」


188 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/22(日) 22:55:13 ID:dxWD9XDo
女『あー、知ってるわよ?』
俺「………え?」
女『だって朝、私の家に来たし』
俺「………え?……え、どういう事?」
女『なんか最初から決めてた事らしいからあんたが気にやむ必要はないわよ』
俺「……そうなのか」
女『あ、あと伝言ね………楽しい時間だった、でも自分のいるべき場所は違った………だってさ』
俺「………お前は引き止めたのか?」
女『……んー、どうせまた会えそうだし』
俺「……何でそう思う?」

189 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/22(日) 22:58:19 ID:dxWD9XDo
女『だってどーせ虫採りやめないんでしょ?』
俺「……当たり前だろ」
女『そんなら、いつか何処かで会うわよ』
俺「……はは、確かにな」
女『ん、そういう事だから。じゃ』ブツッ
俺「……またいつか会う、ねぇ……」

190 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/22(日) 23:03:38 ID:dxWD9XDo
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俺「アミ持った、カゴ持った……」ワタワタ
ハエトリグモ「んー?どうしたんだー?」
俺「ん、ちょっと友と虫を……」
ハエトリグモ「おおー!後輩が増えるのか!よっしゃー!」ピョーンピョーン
俺「な……なんという可愛いさ………っとさっさと行かねえと友が……」ガチャ
ハエトリグモ「あっ!」
俺「ん?」
ハエトリグモ「……いってらっしゃい!」
俺「……おう!」

191 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/22(日) 23:05:09 ID:dxWD9XDo
以上で後日談(?)完結です
蛇足だったかなーっとちょっと思ったり………

192 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/22(日) 23:24:11 ID:I9JvfYtg
おつ

194 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/23(月) 04:21:39 ID:i5FnW5oE
あれ、ジョロウグモとの因縁てあったっけ……?
ハエトリグモたんの可愛さが堪能できてよかったです
友もそのうちハマりそうw
乙でした!

195 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/23(月) 13:07:53 ID:aj9ySWHY
おつ!楽しかったよ!
俺は密かにコノハガ
との再会を祈ってます

196 :以下、名無しが深夜にお送りします:2015/03/23(月) 18:29:47 ID:7SID2teo
乙!!
ジョロウグモは次回への伏線か……?
次も期待してます!

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