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女騎士?「クッ、コロセ。」オーク「!?」

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Part2
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/08(火) 03:54:56.20 ID:+xgCdfPN0
メカ女騎士「ぷしゅ~……。」
オーク「な、なんだ!?」
オークB「一瞬動きが止まったぞ。」
女騎士「オーバーヒートのようだ。どんだけ火力を出そうが、インターバルは免れないということか。」
オーク「じゃあ、あれでもそういったスキがあるってこと?」
女騎士「そうなるな。」
オークB「じゃあ、今のうちに何とかできるんじゃないか!?」
オーク「ま、待て!!まだ確かやつには超合金カッターがあったはずだ。迂闊に近づけばバッサリだぜ。主にイチモツが。」
オークC「うう……。」
オーク「やはり助けを呼ぼう。俺たちだけで解決するのは無茶がある。別の人材に著る力が必要だ。」
女騎士「とはいえ誰を呼ぶ?勇者だったらさっき消し炭になったぞ。」
オーク「……様だ。」
オークB「え?」
オーク「まだ魔王様が残っている!!!」
オークC「そういえばそうだった!!!」
女騎士「魔王に救援をか?そう簡単に応じてくれるものか……。」
オーク「人類の問題だったら応じないかもですけど、あんなの相手だったらこの世界の全生物の死活問題ですよ!!」
オークB「事情を話せば分かってくれるってか。」
オーク「それに一応は世界征服目的とする魔王様なんだ。あいつを何とかできるほどの力を持っててもおかしくはないだろう!」
女騎士「一理はあるな。」
オークC「そうと決まれば、善は急げだな。」
メカ女騎士「コロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセ!!!!!!!!!!」
ドガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!
オークB「まて。メカ女騎士の奴、インターバルが終わってまた一斉掃射を始めた。」
オーク「よし。ならば次にオーバーヒートした時がチャンスだな。」
オークC「よ~し……時が来るまで待つんだ……。」
ざわ……
      ざわ……
メカ女騎士「ぷしゅ~……。」
女騎士「インターバルだ!!!」
オークB「今だ!!」
オークC「魔王城までダッシュだ!!!」
オーク「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
女騎士「頼んだぞ……お前が魔王を連れてくることが、勝利へのカギなんだ……」

35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/08(火) 19:33:45.23 ID:+xgCdfPN0
メカ女騎士「ピゴッ! ウィー、ジャキシ。ウィーン、ジャキシ。」
女騎士「メカが走ってったオークのほうに向いたぞ!!!」
オークB「まさか、まだなんか撃てるってのか!?」
メカ女騎士「クッ、コロセ。」
オーク「!!!!!!!!!!!」
ガラガラカタカタ……
オークC「へ?」
オークB「なんだ?なんか空回りしてるような音がするんだが。」
女騎士「これは、弾切れだな。それで撃とうとしてるからあんな音が出るんだろう。」
オークC「弾切れ!?チャンスじゃないのかそれ!?」
オークB「火力が使えないとなるとそれはそれで逆転の道だぞ!!」
女騎士「これで魔王がいれば何とか……。」
・・・
オーク「なんか後ろが静かになった……。これでメカ女騎士が弱体化していればいいが……お、魔王城が見えてきた!!!」

36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/08(火) 20:25:31.31 ID:+xgCdfPN0
メカ女騎士「クッ、コロセ。」
オークB「こいつは今、その言葉を正しい意味で使った気がするぞ。とはいえ主力が使えなくなったか。ざまぁだな。」
オークC「NDK?NDK?」
女騎士「あまり近づいて煽り立てるなよ。超合金カッターで去勢されたいか?」
オークB「おっといけねぇ。」
メカ女騎士「ピゴッ! ウィー、ジャキシ。ウィーン、ジャキシ。」
オークB「また動き出した!!」
オークC「今度は何をする気だ!?」
メカ女騎士「ウィー、ジャキシ。ウィーン、ガシャ。」
女騎士「……このポーズは。」
メカ女騎士「OTL」
オークB「跪いてる?」
オークC「いや、ケツを向けているように見えるな。こんな時になんて今更性的な要素か?」
オークB「やってやるか?お前はこういうの率先してやるほど好きだろ。」
オークC「え~?やだよこんな危ないの相手にするの。」
女騎士(この体勢……まさか!!)
女騎士「おい、今メカ女騎士がケツを向けた方向、オークが魔王城に向かって走っていった方向じゃないのか!?」
オークB「言われてみれば、確かあっちだったような……。」
メカ女騎士「クッ、コロセ。」
ズドン!!!

37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/09(水) 00:57:07.09 ID:F2Fxkyhi0
オークC「うわぁ!!ケツからなんか出したぞ!!」
オークB「また波導砲……いや、あれはロケット弾か!?」
オークC「なんでぇ、じゃあたいしたことないじゃないか。」
・・・
オーク「もう少しだ……!!もう少しで魔王城に!!!!!」
Prrrrr
オーク「女騎士から通信!?はい、もしもし?」
女騎士「今どこにいる!?」
オーク「魔王城の近くだ。もう目と鼻の先だぞ。」
女騎士「メカ女騎士がオークのいるほうに向かって、最後の一撃のようなものを放った。ロケット弾らしきものがお前の後ろから来ていないか!?」
オーク「ロケット弾?後ろから……あれか!!」
ロケット弾「ドーモ、オーク=サン。ロケットです。」
オーク「回避っ!!!!!!!!」
ロケット弾「」
オーク「……ぬはははははは!!たとえ恐るべきメカ女騎士の一撃だとしても、当たらなければどうということはないのだー!!」
女騎士「オーク?」
オーク「女騎士。大丈夫だ。後ろから来たやつは回避した。このまま魔王城まで直進する!!」
女騎士「そうか……。」
オーク「メカ女騎士め、最後の悪あがきか?」
女騎士「オーク、それともう一つ連絡がある。」
オーク「?」
 
ー魔王城ー
部下「魔王様、報告がございます。北方の王国が…….」
魔王「お城を探検なんだぬ~ん。」
部下「……北方の王国が何者かの手により、壊滅したとのことです。」
魔王「へぁぁぁ!?かあちゃん!!かあちゃんどこぉぉぉぉぉぉ!?」
部下「すでに他の地方も壊滅状態となっており、このままでは我がほうも……。」
魔王「あっひゃひゃhyはyひゃひゃhyはyhyはyはyひゃひゃ!!」
部下「混乱草なんか食っとる場合かぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
魔王「か、返してくれ!!俺のザビーゼクター!!!」
カッ!!!!!!!!!
部下「いいですから、いったん落ち着いてください魔王様ッ……!!!!!!!!!!」
魔王「!!!!!!!!!!!!!」

39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/09(水) 22:32:15.28 ID:F2Fxkyhi0
女騎士「今すぐそこから……魔王城から離れろ。」
オーク「なんだと!?なぜ今更!?」
女騎士「話している余裕はない。説明はあとでするから、できるだけそこから離れろ。」
オーク「そんな!あともう少しで着くのに!!!魔王様の力さえあれば……」
女騎士「だめだ、もう間に合わん!!離れろ!!」
オーク「だからどうして……」
カッ!!!!!!!!!
オーク「!?」
女騎士「!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
オークB「な、なんだ!?」
女騎士「……はじまったか。」
オークC「……夜だったのに、昼になっていく。」
オーク「魔王城から……何だあの光はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」
オークB「何が起こったんだ!?」
女騎士「メカ女騎士が、最後にケツから放った一つのロケット弾。アレが原因だ。」
オークC「あれが!?あれが何だってんだ?」
女騎士「一つ忘れていた。メカ女騎士が一斉掃射していた武器の他に、もう一つだけ、ケツのほうに内臓武器が搭載されていた。」
オークB「あのロケット弾だよな。」
オーク「な、何だ……?目の前に魔王城があったのに……魔王城がなくなって……でかいきのこのような雲が立ってる……!!」
女騎士「そいつは着弾すれば、その威力、範囲は波動砲の数十倍をも上回る超兵器……」
オークC「なんなんだよそれ……?」
女騎士「アトミック・バズーカだ。」


41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/12(土) 01:44:28.48 ID:y7zW34GS0
メカ女騎士「もしゃもしゃもしゃ。」
オークB「な、なんだ?雑草と落ち葉を食い始めたぞ。」
女騎士「エネルギー補給だ。」
オークB「エネルギー補給!?雑草と落ち葉で動けるのか!!」
女騎士「エネルギーさえ補給できてしまえば、ついでに弾薬の補充もできるようになる。」
オークB「なんつーところでエコロジカルな。」
女騎士「まあ弾薬の場合は補充というか、”生成”だな。」
オークB「あの、これ俺たち勝ち目ありますかいね?」
女騎士「さらには、全くの新規の武器をも製造することができる。」
オークB「雑草一つで?」
メカ女騎士「クッ、コロセ。」
・メカ女騎士の現在の装備
股間反粒子波導砲(秒間16連射)
ブレストバルカン
背部多連装ミサイルランチャー
腹部サンダーキャノン
目から原子分解光線
ケツからアトミックバズーカ
ジェットスクランダー★New!!
イレイザーキャノン★New!!
フィン・ファンネル★New!!
ゴルディオンハンマー★New!!
反陽子爆弾(地球破壊レベル)★New!!
オーク「魔王城が消えてなくなった……もう魔王様も生きてはいない……打つ手は消し飛ばされてしまった……
どうやってあれを倒せばいいんだ……。」
パワーアップメカ女騎士「クッ、コロセ。」ガオーン
オーク「……なんだあれは?」
女騎士「おお、遅かったな。お前がちんたら帰ってくるまでの間に、メカ女騎士はその辺の雑草だけでエネルギーと武器の補充、
ついでに新規武器を作成しやがったぞ。」
オーク「」

42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/12(土) 09:30:07.32 ID:tzCBNCs3o
今更ながら王国の科学技術どうなってんのwwww

43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/12(土) 09:55:13.05 ID:alPz4tysO
もうおわりだぁ!

44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/12(土) 10:44:26.56 ID:cV3yhHws0
制御できないもん作るなよ….

45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/12(土) 12:12:23.79 ID:3ZSUjqjEo
もうだめだぁ、おしまいだぁ!みんな殺されるぅ!

46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/14(月) 01:28:35.59 ID:CMk4sknn0
オークB「ええ天気でんなぁ。」
オークC「そうでんなぁ。」
オークB「にぎやかでよろしおますなぁ。」
オークC「世界が活気づいとる証拠でんなぁ。」
オークB「どっかで祭りでもやってまへんやろうか。」
オークC「花見でもいかがでっしゃろ?この日和やと酒がさぞかしうまいとちゃいますか?」
オークB「ええでんなぁ。こんな清々しい日に乾杯と行きまひょか。」
女騎士「現実逃避はそこまでにしておけ。」
オーク「お前ら、あまりの恐怖に正気を失ったか!?」
オークB「だって、ええ天気やないかい。こんな明るく晴々として。」
女騎士「そりゃ、メカ女騎士が核を撃てば、あの光で明るくもなるだろう。」
メカ女騎士「ソロモンヨ、ワタシハカエッテキタ!!!」ケツを向けて
オークC「こんなにもにぎやかで平和じゃないか。」
オーク「メカ女騎士がバルカンや波動砲やフィンファンネルを一斉に撃ちまくってればそうなるだろうよ。」
メカ女騎士「ダテジャナイ!!」
オークC「鳥のさえずりが……」
オーク「メカ女騎士が高速で飛行しながら叫びながら爆撃しているんだ。」
メカ女騎士「ワガヨノハルガキタァー!!!!」
オークB「こんなに花が咲いて……花見をしない手はないんじゃないか?」
女騎士「メカ女騎士の攻撃で、森が大火事、いたるところが燃え盛って火花が散っているんだ。」
メカ女騎士「オマエタチガタタカウイシヲミセナケレバ、オレハスベテヲハカイシツクスダケダ!!!」
女騎士「あきらめろ。これは夢じゃない。」
オークB「……。」
オークC「……。」
オークB「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
オークC「いやだああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
王様「死にたくないよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/14(月) 03:33:03.12 ID:uvoyEsUT0
おい、王様ww
開発の総責任者じゃないのか

48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/14(月) 11:46:03.53 ID:S2Xij5R6O
どうしてこうなった。

49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/14(月) 21:38:00.60 ID:CMk4sknn0
オークC「どうすんだよぅ!?こんなキチガイ展開にどう対処しろってんだよ!?」
オークB「魔王も勇者も死んじまった!!世界のほとんどの国が壊滅した!!成す術あるのかよ!!」
女騎士「考えるんだ!!まだ何かあるはずだ!!」
メカ女騎士「ピピピ、クッ、コロセ!」
マルチロック一斉掃射
オーク「と、とにかく今は逃げるぞ!!死んだら思いつくものも思いつかん!!」
女騎士「同意!!!」
王様「ま、待ってくれ!!わしを置いていかんでくれ!!」
オーク「あんたも走れ!!死にたくなきゃな!!」
王様「わしゃ国王だぞ!!つれてってくれたっていいじゃん!!下民は上流階級、特に王族となったら運んで連れて行くのが常識だろう!」
オークC「じゃあその重い装備とかを捨てたら?軽くなるよ?」
王様「わしゃ国王だぞ!!これをなくしたらただのおっさんじゃん!」
オークB「命をなくしたら名誉とか権力どころじゃないがね。」
王様「わしゃこk……」
女騎士「うるっさい。チャっチャと走れ。」
王様「お、お前!!わしんところの家臣のくせして、なんつー態度だ!!」
オークB「さっきから自分が国王だとか言ってるけどさ、現状ではどうなの?」
女騎士「というと?」
オークB「この王……もといおっさん、女騎士の事を家臣って言ってるとこから、おそらく女騎士の国の国王だよな。」
王様「おそらくも何もわしはこk」
オークC「でも、女騎士さんには気の毒だけど、メカ女騎士が国をぶっ壊したよね?ってことは国そのものがないってことじゃない?」
女騎士「そういうことになるな。」
オークC「じゃあ国もないのに、なんでこの人国王やってるわけ?」
王様「……と、土地がなくとも、まだ国の民たちが……」
オークB「あの様子だと、だれも生き残っちゃいないだろうな。」
オークC「じゃあこの人には何も残っちゃいないじゃん。」
王様「……ま、まだ女騎士が残って……」
女騎士「あ、私別の国の生まれで、実家もそこなんで。」
オークB「正真正銘、何にもなくなったな。」

50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/14(月) 21:39:12.52 ID:CMk4sknn0
オークC「地位も資産もなくなったら、ただのDQNジジイだな。」
オークB「DQNかぁ。じゃあ仮にまた王位に返り咲いてもロクなことにならんな。」
女騎士「それもそうだな。第一メカ女騎士の計画立ち上げたのはこいつなんだが、最高責任者になるはずなのに、
言い出してからは自分は何にもせず部署に丸投げするわ、資金ケチるわ、なにかあっても知らんふりだわ……」
オークB「マジか。で、メカ女騎士は当初聞いたように戦闘兵器だから、ターゲットはまず俺たち魔獣だよな。
で、ここまでやらかしといて自分関係なしはムシがよすぎだな。」
勇者「ほんとだよなぁ。魔王討伐って、重要な仕事のはずなのに、くれるのはヒノキの棒と500Gぽっちだもんな。
資金も兵力も潤沢にあるのに。」
オークC「で、いざ成功したら成功したで、英雄とかカリスマの存在は政治の邪魔になるとか何とかで、
用済みを名目に即殺処分だもんな。」
オークB「それはなかった方向にしても、対して可愛くないブサイクな姫様を嫁に出されるしな。
そんなもんくれたかて、こっちの対処が困るっちゅーに。」
女騎士「本人は善意とお礼のつもりでやってるんだろうよ。人の話は聞かないでさ。」
オークC「エゴだよそれは!!!」
オークB「で、良い人のイメージを定着させて、支持率を上げたいってか。」
オークC「なんだよ、結局ロクでもねぇじゃんよ。これでおっさんだったらおっさんの風上にも置けないな!
全国のおっさんがかわいそうだ。」
女騎士「だったらこいつ(国王)をこれからなんて呼ぶ?」
オークB「DQN?」
オークC「ゴミだろ。」
女騎士「クソ虫だな。」
王様→クソ虫「」
オーク「なんだろう……見てる俺でもこいつがかわいそうに……。」

51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/14(月) 21:40:35.47 ID:QXeMgtzyO
勇者生き返った……!

52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/14(月) 21:42:49.20 ID:KFJ/y+urO
勇者は死んで生き返るのも仕事の内だからな

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