キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」 かぐや姫とオズの魔法使い編
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474 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/12/29(火)00:31:32 ID:3g5
孫悟空「今まで戦ってきた奴らもなにかしら戦いへの信念は持ってたけどよぉ、テメェの考えだけは理解できねぇなぁ!」ビュオッ
帽子屋「あら残念っ、でも今回は悟空ちゃんを始末するっていう目的があるんだものねっ!そっち優先にしなくちゃねぇ」
孫悟空「はっ!悪ぃが易々と始末される俺じゃねぇ、早いうちに帰ってアリスにどんな言い訳するか考えた方がいいんじゃあねぇかぁ?」ビュバッ
ヒュオッ ガキーン
タンッ ギギギッ
玉龍「なんなんスかこれは…!どうしてあいつはセンパイと互角に戦えるッスか!?」
玉龍「魔法薬の能力は使っていないッス…あの死神の鎌自体にも特別な能力がある風には見えないッス…それなのに!」
帽子屋「ぶほほっ、よく見抜いたわねぇ。さっきアタシの事おちょくったのは忘れてあげようかしらねぇ」
玉龍「【不思議の国のアリス】の帽子屋は戦ったりしないッス!それなのにそんなに強いなんて絶対に何かズルイ手段を使っているんス!」
帽子屋「やぁだ、心外ねぇ…なにもしてないわよ。それに玉龍ちゃんの言う通りこの鎌はただの鎌…魔法具でも何でもないのよぉ。だったらどうしてアタシが悟空ちゃんと対等に戦えるか…」
玉龍「…?」
帽子屋「ルイスちゃんがそう望んだからよぉ。だからアタシはこんなに強いのよ、強くなくちゃ…アリスちゃんを護れないからねぇ?」
玉龍「ルイス?お前、何を言ってるんスか……?」
ビュオッ
孫悟空「余裕そうじゃねぇか…テメェなぁに余所見してやがんだぁ!」ガキィン
帽子屋「あら危ない…っと、でもいつまでも悟空ちゃんと遊んでいるわけにもいかないのよねぇ。どうしようかしらねぇ…あまり他の魔法具は使いたくないけれど、避け続けるのも限界かしらねぇ」スッ
「ドゥフフwwwならばこの我輩が戦いに終止符を打つとしましょうかなwww」
475 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/12/29(火)00:33:43 ID:3g5
帽子屋「あらぁ…?『我輩』って一人称に気持ちの悪い笑い方、もしかして…あんたがキモオタねぇ?」
キモオタ「いかにもwwwお主がこの村を襲った真犯人で……。……っ!?」
帽子屋「ええ、そうよぉ。キモオタちゃんの話はアリスちゃんからたくさん聞いているわよ〜?とんでもない邪魔者だってねぇ、ついでに始末しt」
キモオタ「ティンカーベル殿!ティンカーベル殿!ちょ、早くこっち来るでござるよ!」
ティンカーベル「もぉ…ちょっと待ってよ!何をそんなに……あっ……!」
キモオタ「驚愕でござろう?我輩も目を疑いましたぞ、何と言う事でござるか…こんな事が……!」
帽子屋「随分驚くわねぇ…?あぁ、これだけ建物が吹き飛ばされていたらビックリもしちゃうわよねぇ!そうよ、これはぜんぶ私が魔法薬で吹き飛b」
キモオタ「オカマがwww鎌をwww構えてるwww」ドゥフコポォ
ティンカーベル「オカマが鎌を構えてるーーー!!」ケラケラケラ
帽子屋「……っ」
孫悟空「お前等…思ってても口に出すんじゃねぇよ。俺も玉龍も同じ事思ってんだよ」
キモオタ「そんな事言われてもwwwちょwww真面目な場でござるしと言うの我慢しようと思ったでござるがwwwムwwwリwww」
ティンカーベル「あははははっ、なにあれ!ツッコミ待ちだよ絶対!あははは!」
帽子屋「んふふっ、出会い頭に挑発なんてウワサどおりねぇ!キモオタちゃんは挑発やブラフを仕掛けたり、かまをかけるのが得意なんだって聞いt」
キモオタ「ぶっふぉwwwか ま を か け る wwwwってwwwたたみかけて来ましたぞwww」
ティンカーベル「あははっ!だっ、だめ…おなか痛い…!」ヒーヒー
帽子屋「……」イラッ
476 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/12/29(火)00:36:09 ID:3g5
帽子屋「アリスちゃんの言う通りだったわねぇ、キモオタちゃんは随分と癇に障るメンズだわぁ…!」
キモオタ「よく言われるでござるwww」
帽子屋「ぶほほっ、よく言われるって相当ねぇ!悟空ちゃんを始末したら次はキモオタちゃんにオシオキしてあげるわねぇ!覚悟しt」
孫悟空「おおっと!忘れちまった訳じゃねぇだろ?そんな台詞は俺を倒してから吐くんだなぁ!」ビュオッ
帽子屋「んふふっ…そうだったわねぇ!いいわぁ、まずは集中して悟空ちゃんを虐めちゃいましょっ!さぁさっきの続きよぉ…!!」ビュオッ
孫悟空「へっ!いくぜぇ…ぜりゃああぁぁ!!」バシュッ
ビュバッ ガキーン ガキーン
シュ ヒュヒュン ギギギ ズバッ
ティンカーベル「おぉ…流石悟空、あんなに重そうな如意棒びゅんびゅん振り回してる。やっぱり強いんだねぇ…」
玉龍「当たり前ッス!センパイは誰よりも強いんスから!今回は相手もなかなかみたいッスけど…最後には先輩が勝つに決まっているッス!」
キモオタ「玉龍殿の悟空殿ラブは凄まじいですなwwwしかし、おとぎ話最強と呼ばれているのは伊達では無いのでござるなぁ」
ティンカーベル「でもあのオカマも凄いよね、悟空の攻撃を全部かわして……あっ」
ティンカーベル「攻撃を全部カマしてるんだもんね!」ドヤァ
キモオタ「いやwwwわざわざ言いなおしてドヤ顔するほどうまくはないですぞwwwそれに『あっ』って言っちゃダメでござろうwww」
ティンカーベル「えー…でもなんでオカマなのに鎌を武器にしたのかな?絶対からかわれるのわかるじゃん?」
キモオタ「そりゃあれでござろう、かまってちゃんなのでござるよwwwカマだけにwww」
ティンカーベル「うーん…二点かなぁ。キモオタも人の事言えないじゃん!」アハハ
帽子屋「……」イライラ
477 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/12/29(火)00:41:15 ID:3g5
帽子屋(なんなのあの子達ぃ!アタシにわざわざ聞こえるようにカマカマって…!集中できないじゃないの…!)イライラ
ビッ
帽子屋「……っ!」
孫悟空「おっ、避け損じたぁ危ねぇなぁ?どうしたぁ、集中を乱すような事でもあったのかぁ?」
帽子屋「んふふっ、なんでもないわよぉ!」ビュバッ
ビュオッ ガキーンガキーン!!
キモオタ「ところでティンカーベル殿はオカマキャラと言えば誰が好きでござるか?」
ティンカーベル「ボン・クレーかな。ワンピースの」
キモオタ「ほうwww鉄板ですなwwwしっかし、バトル漫画のオカマキャラって総じて強いでござるよねwwwあれなんででござるかなwww」
ティンカーベル「なんでかなぁ…でもオカマキャラってキャラ立つから敵でも後で味方になったりするよね!」
キモオタ「あるあるwwwそれで味方になったらクッソ弱くなるのでござるよwwwあの現象やめていただきたいwww」
ティンカーベル「……ねぇねぇ!もしあの帽子屋が後々味方になったらどうする?漫画とかみたいにさ!」
キモオタ「ちょwwwないでござろうwwwそれに我輩にも選ぶ権利はありますぞwwwもっとイケメンか可愛いほうがwww」
ティンカーベル「えー…キモオタの顔も帽子屋の顔も似たようなレベルなのに良くそんな事言えるよー」ヘラヘラ
帽子屋「!?」
478 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/12/29(火)00:46:47 ID:3g5
キモオタ「ちょwww冗談でも言っていいものと悪いものがありますぞwww我輩の方がまだイケると思いますぞwww」コポォ
ティンカーベル「うーん…玉龍ちゃんはどーおもう?」
玉龍「センパイが一番イケメンッスね」
ティンカーベル「うん、言うと思ったよ!そうじゃなくて…キモオタと帽子屋のビジュアルってそんなに違いないよねって話だよ!」
キモオタ「ちょwww我輩の顔面偏差値が帽子屋殿と同レベルですとwwwそれは聞き捨てなr」
帽子屋「聞き捨てならないはアタシの台詞よぉぉぉぉ!!!!!!」カッ
帽子屋「さっきから聞こえてんのよアンタ達ィ!アタシが真剣に戦ってる側でペラペラふざけたことばっかり抜かして…!」
帽子屋「アタシのルックスがそこの豚と同レベルですって!?目ん玉腐ってるんじゃないn
孫悟空「ったく、気はのらねぇが…戦闘中に気を取られちまったテメェもテメェだぜ?」
帽子屋「あ、あらやだ…しまっt」
ビュオッ ドゴシャアアアアアア
玉龍「おぉ!センパイの一撃が決まったッス!瓦礫に突っ込んでいったッスよぉ!」
孫悟空「キモオタ、ティンク…テメェ等、いっつもそんな戦い方してんのか?あんまり褒められたもんじゃねぇぞ」
玉龍「あっ…もしかして挑発だったんスか!?普通に雑談してると思ったッス!」
キモオタ「なんででござるかwwwしかし、流石はアリス殿の一派ですな、かかるまで時間がかかったでござるwww」
ティンカーベル「それでも私達のトーク術の前になすすべもなかったみたいだけどね」ドヤァ
479 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/12/29(火)00:51:47 ID:3g5
今日はここまでです
年内で仕事も落ち着くのでボチボチ更新頻度は上げていきたいと思います。年末年始にもちょいちょい更新予定してます
それと今までは名前のみの登場でしたが今後は作中に実在した人物が登場します
あくまでフィクションなのでそのあたりよろしくお願いします
かぐや姫とオズの魔法使い編 次回に続きます
480 :名無しさん@おーぷん :2015/12/29(火)00:54:23 ID:O20
おつおつ!キモオタとティンクのせいでシリアスが一気に崩れててワロタwwwww
次も楽しみにしてる
483 :名無しさん@おーぷん :2015/12/29(火)10:38:54 ID:MVJ
乙!
やはりキモオタの煽りはなかなかのものですな
486 :名無しさん@おーぷん :2015/12/30(水)01:09:19 ID:5mt
乙です!
なんと?!
キモオタとティンクの会話はちゃんと狙ってだったのか…。
すっかり騙されました(笑)
続き待ってます!
495 :◆oBwZbn5S8kKC :2016/01/04(月)00:11:58 ID:etm
ティンカーベル「悟空でも簡単に倒せなかった相手なのにちょっと煽るだけで隙を作っちゃうなんて、私達って実は結構凄いんじゃない!?」ヘラヘラ
キモオタ「確かにそうですなwww我輩もティンカーベル殿も確実に煽り力がアップしてますぞwwwアリス殿の一派など恐るるに足りませんなwww」コポォ
孫悟空「……」
玉龍「いやーっ、すごいッスよ二人とも!ウチ等も言葉での駆け引きはするッスけど、あんな容易くあいつを逆上させるなんてなかなかやるッスね!」
キモオタ「ドゥフフwww外見を貶すとブチキレるのはオカマキャラの常でござるからなwww」
ティンカーベル「しかも私達打ち合わせとかしてないからね!私とキモオタも結構息があってるよね!これならアリスも楽勝かも!」
玉龍「何においても仲間と連携が取れてるってのは有利ッスからねー、二人は本当n」
孫悟空「そこまでだ玉龍。あんまり褒めるんじゃねぇ、こいつ等の為になんねぇ」
玉龍「そうッスか…?確かにウチやセンパイが同じようにやったらお師匠はきっと怒るッスけど…二人は守護者じゃないし別に良いんじゃないスか?」
ティンカーベル「えーっ?悟空は何でそんな事言うの?実際、私達がうまく煽ったおかげで隙ができたんじゃん!褒めてくれても良いくらいだよ!」
孫悟空「そりゃあ確かに助かったぜ?帽子屋は俺と渡り合えるだけの実力があった、オメェ等が隙を作ったおかげで一撃入れる事ができたのは事実だ。だがやっぱり感心しねぇ、今後はこういう戦い方はやめとけ」
キモオタ「ちょwww悟空殿は硬いでござるなwwwブラフや煽りは卑怯とでもいうつもりですかな?www勝てばよかろうなのでござるよwww」コポォ
孫悟空「行為自体は咎めねぇ、俺だって必要なら煽りもする、命の取り合いに卑怯もクソもねぇんだ。だがオメェ等の場合は実力が伴ってねぇのに挑発だのブラフだのかますだろ?それが良くねぇ…いや危ねぇ」
ティンカーベル「えーっ?危なくなんか無いよ、今までずっとこれで何とかなってきたもんねっ!ねっ、キモオタ!」
キモオタ「そうですぞwww我輩は煽りとブラフに定評のあるキモオタでござるからwww」
496 :◆oBwZbn5S8kKC :2016/01/04(月)00:13:44 ID:etm
孫悟空「…俺は大勢の妖怪共の相手をしてきたから解るけどよ、戦い方ってもんは大きく分けて二つある、計算して戦う奴と本能のまま直感で戦う奴だ」
ティンカーベル「あー、確かにそういうのってあるかもね!桃太郎とかは計算するタイプで悟空は直感タイプだ!」
孫悟空「帽子屋は見たところ…冷静に状況を判断して勝利を手にする計算タイプだ。だからこそ変身される前に玉龍を弱体化させたり、遠近に対応した魔法薬を準備してんだ」
孫悟空「あいつは美しさの為なんて言ってたが、戦闘に不向きな大鎌なんて使ってんのも目立つ武器に目を向けさせる目的があんだろうな。大息を吐くにしろ相手を掴むにしろ、相手の一瞬の隙を付けばいいんだからな」
玉龍「そう考えるとあいつの行動は全て勝つ為に計算されていたって訳ッスか…」
孫悟空「冷静で居られる奴ってのは本来挑発なんかに易々と乗らねぇもんだ。今回は…余程キモオタと同じ程度の顔面だって言われたのが耐えられなかったんだろうな」
キモオタ「ちょwww冷静さを欠くほど嫌だったのでござるかwwwいやそれを狙って煽ったのには違いないでござるがwww」
孫悟空「まぁ確かに相手の突かれたくない部分をうまく突いたとは思うぜ。だが、同じ方法が直感タイプの奴に通じるかってぇとそうもいかねぇ」
孫悟空「逆上して自滅する奴もそりゃあいるだろうがな、怒りや気持ちの高ぶりをそのまま殺意に変えてうまいこと手綱を引く奴ってのも結構いる、しかもそういう奴は相当な強者ってのが多い」
ティンカーベル「悟空はさ、煽りなんてしてると相手の心を乱すどころか怒らせるだけになって不利になっちゃう事もあるよって言いたいの?」
孫悟空「平たく言えばそうだな、逆上した相手を押さえつけるだけの実力がありゃあいいが…無けりゃあ自分の首を絞めるだけだ、テメェ等のやってる事は思っている以上に危険を伴う戦略だって事だ」
キモオタ「ムムム…悟空殿の言う事ももっともですな。しかし…」
孫悟空「要は実戦経験が浅いうちにやる戦略じゃねぇって事だ。事実、あいつをぶっ飛ばしたことでテメェ等はすっかり気を抜いているだろうが…」
ガラガラッ ムクッ
孫悟空「あれだけの手慣れが吹き飛ばされたくらいでくたばる訳がねぇ。解ったんなら、今度は口先だけじゃなく武器を構えやがれ。…戦闘はまだ終わっちゃいねぇんだぜ」
497 :◆oBwZbn5S8kKC :2016/01/04(月)00:15:58 ID:etm
ガラガラッ
帽子屋「聞いてたわよぉ〜…んふふっ、自分も大概だったくせにキモオタちゃん達には説教するのねぇ〜」
孫悟空「説教じゃねぇ、忠告だ。これからテメェという強者と戦うんだ、調子になんざのってりゃ一撃入れるのがせいぜい…テメェを倒すにゃ驕りなんざ足枷にしかならねぇからなぁ!」
帽子屋「あら、強者だなんて照れちゃうわねぇ!でもまいったわねぇ…この帽子は商品なのにすっかりボロボロ。もう売り物にはならないわぁ〜」
孫悟空「さぁ気ぃ抜くなよ。あぁ見えて俺と渡り合えるだけの実力者だ、それにもうあいつにゃ安っぽいブラフだの挑発だの通用しねぇと思え」
帽子屋「ぶほほっ、そう警戒しないのぉ。そういえばキモオタちゃんとティンクちゃんはああいうの得意だったわよねぇ〜、アタシったらつい乗せられちゃったわぁ〜」スッ
ティンカーベル「あいつ…!思いっきり瓦礫に突っ込んだはずなのにふっつーに立ちあがってきた…!痛くないの!?」
玉龍「…そりゃそうッスよね、あれくらいでくたばる程度の奴ならとっくにセンパイに倒されてるッス」
キモオタ「しかし…妙ですぞ、あの者…先ほどは手負いだったはずでござるのに今は傷付いている様子がほとんどないでござるよ!?治癒の魔法かあるいは…」
ティンカーベル「もしかして、傷を癒す魔法具とか持ってるのかも!」
帽子屋「んふふっ、こんなに解り易い死神の鎌を持ってるのにわかんないのねぇ…ちょっと勉強不足かもねぇ〜」
孫悟空「おい、キモオタ。さっき聞きそびれちまったが…かぐやとドロシーはどうした?」ボソッ
キモオタ「二人は翁殿を安全な場所まで送り届けると言ってましたぞ、後ほど向かうと言っていたでござる」ヒソヒソ
孫悟空「そうか、わかったぜ。あいつ等が来るまでにケリを付けねぇとな」ヒソヒソ
帽子屋「ぶほほっ、メンズが二人して何の相談かしらぁ?ヒソヒソ話は気になっちゃうじゃないのぉ〜!」
ヒュオッ
帽子屋「ぶほほっ、私も混ぜて貰うわよぉ!それとも乙女に聞かれちゃ困る話かしらぁ〜?」ヒュッ
498 :◆oBwZbn5S8kKC :2016/01/04(月)00:19:21 ID:etm
帽子屋「さっきあれだけ侮辱してくれたんだもの!まずはキモオタちゃんをスライスベーコンにしてあげちゃうわよぉ!」ビュオッ
キモオタ「ぶひゃ!?あ、あからさまに標的にされてしまいましたぞ!?」
ティンカーベル「悟空が言った通りだ!挑発したはいいけどすぐ倒せなかったから怒りを買っちゃってるよ!」
孫悟空「だから言っただろうが!厚切りチャーシューになりたくねぇなら防げ!それか避けやがれ!」
キモオタ「ぶひいぃぃぃっ!あんな大鎌喰らったらひとたまりもありませんぞぉ!?」
帽子屋「ぶほほっ!キモオタちゃんが死んじゃえばもうそんな醜い姿と同類扱いされる事もないものねぇ!覚悟しなさぁい!」ズバッ
キモオタ「ぶ、ぶひぃぃっ!?お、おはなしサイリウムを…!い、いや助けていただきたいですぞ悟空殿ォ!」
孫悟空「ったく、今までどれだけ運が良かったんだテメェは!仕方ねぇ、伸びやがれ如意棒!」ビュオッ
キモオタ「おぶっ」ドスッ ズサー
帽子屋「あらあらぁ、如意棒で突き飛ばして攻撃を防いであげるなんて優しいのねぇ〜悟空ちゃん」
孫悟空「キモオタァ!テメェを庇いながらじゃ攻勢に移れねぇ!そのサイリウムとかいう魔法具で何とかしやがれ!そんくらいできんだろぉ!」
キモオタ「し、しっかしあれ!あの大鎌に切り裂かれたらヤバいですぞ!?」
孫悟空「見た目にビビんじゃねぇ!大鎌じゃなく帽子屋を見ろ!大鎌は振りかぶった後にゃ軌道を変えにくい、どこを攻撃してくるかは読みやすいって事だ!目ぇそらすな!」
帽子屋「ぶほほっ、あんなに怯えた子ブタちゃんにアドバイスなんかしても無駄だと思うけれどねぇ!」ググッ
玉龍「あいつ容赦無いッス…!片腕じゃ調子でないッスけど…ここはウチが加勢に…!」
ティンカーベル「玉龍ちゃんは無理しないで、キモオタなら大丈夫だよ!それに今は…私達が入っていかない方がよさそうだよ!」
499 :◆oBwZbn5S8kKC :2016/01/04(月)00:21:08 ID:etm
帽子屋「ティンクちゃんはキモオタちゃんを信頼してるのねぇ!でも…それももうおしまいよ、真っ二つになっちゃいなさいキモオタちゃん!」ズバッ
キモオタ「ぶひぃぃぃっ!!お断りですぞぉぉぉ!!」フリフリッ
おはなしサイリウム「コード認識完了『孫悟空』 武器モード『如意棒』への形状変化を実行」
ガキィィンッ!
孫悟空「俺の如意棒にも変化させられるのか、やるじゃねぇかキモオタァ!」
キモオタ「悟空殿のようにうまく扱えないでござるが、確かに大鎌の軌道さえ解れば防ぐだけなら容易いですな!」
帽子屋「あらぁ!素敵!それが噂に聞く魔法具ねぇ!ひとつで色々な魔法が使えるなんてなんだかずるいわねぇ!」
キモオタ「我輩が今までに得た絆がなせるわざですぞwwwさぁ攻勢に移りますぞwww悟空殿www」ドスドスドス
孫悟空「おうよ!いくぜぇっ…伸びろッ如意棒!!」ビュババッ
帽子屋「如意棒が二本もあるなんて分が悪いなんてもんじゃないわねぇ…!」ガキーン
孫悟空「チッ、そう言うわりにゃあ容易く受けやがって…!」
キモオタ「悟空殿はそのまま攻撃の手を休めないでいただきたい!さぁ帽子屋殿、我輩の如意棒の一撃を食らって立っていられますかな?伸びてくだされwww如意棒www」コポォ
スカーッ
玉龍「なんかでかい口叩いた割には盛大に外してるッスー!?」
帽子屋「ぶほほっ!どんなに強力な武器でも持ち主がクソだと意味ないわねぇ!思いっきり私をはずしてるじゃないのぉ!ぶほほっ!」
キモオタ「…ドゥフフwww一見すると帽子屋殿を外して頭上に伸びた如意棒…しかし、これこそ我輩の計算通りですぞ…!」
キモオタ「このままお主を叩きつぶしますぞwww我輩が命じて『太く』なった如意棒が頭上から降り注げばお主は逃げの一手でござろうwww」
500 :◆oBwZbn5S8kKC :2016/01/04(月)00:24:01 ID:etm
帽子屋「太く…ですってぇ!?」バッ
キモオタ「如意棒!柱のように太くなって…帽子屋殿を叩きつぶすでござるよぉ!!」
帽子屋「逃げたりしちゃ悟空ちゃんにいい的にされちゃうわっ!ここは大鎌でなんとか受け流すしかないわねっ…!来なさいっ!」ババッ
シーン
帽子屋「……?」
孫悟空「んなことだろうと思ったぜキモオタァ!」ビュバッ
帽子屋「うぐっ…!痛いじゃないの悟空ちゃん…!それよりなんなのぉ!?キモオタちゃんの如意棒は太くなるんじゃ…あなたまさか、また…!」ハッ
キモオタ「お察しの通りwww如意棒を外した事をごまかす為のブラフでござるwww」ドヤァ
帽子屋「ぶほほっ!アタシも学習しないわねぇ…でも狙われてるのがわかって私を騙そうなんて良い根性してるじゃないのぉ!嫌いじゃないわよそういうのぉ!」
孫悟空「まったくだぜ、普通はあんな風に忠告されちまったら使わないようにするもんだがなぁ」クックックッ
キモオタ「悟空殿の忠告はありがたいでござるが、やはりブラフ煽りあってこその我輩だと思うのでござるwwwもちろん、危険な事も承知なので使いどころは選ぶ故www」
孫悟空「まっ、戦い方なんざ人それぞれだ。危ねぇって事さえわかって使ってんならあとはテメェの好きにすりゃあいい、その方がうまく戦えるってなら尚更な!」
帽子屋「んふふっ、もうキモオタちゃんの口車には乗らないわよぉ!今度こそ大鎌の切れ味を体感して貰わなくちゃねぇ!」ババッ
キモオタ「ややっ!あからさまに距離をとりましたぞ!ここは我輩の如意棒で今度こそ…」
孫悟空「いや、こっちも距離をとるぞ!あいつが距離を取ったってこたぁ…大息で吹き飛ばすつもりだ!玉龍!ティンク!巻き込まれねぇように注意しやがれ!」
帽子屋「ぶほほっ、この距離ならあんた達まとめて吹き飛ばせちゃうわよぉ…!」スゥゥゥッ
501 :◆oBwZbn5S8kKC :2016/01/04(月)00:26:32 ID:etm
キモオタ「大息ですと?まさかこの辺り一帯の家もその大息とやらに?」
玉龍「そうッス!息継ぎが始まっちゃったッス、巻き込まれないうちに逃げるッスよ!あの大息はレンガの家でもなけりゃあ防げないッス!」
キモオタ「なるほどwwwならば、逃げる必要はないですな」クルッ
ティンカーベル「そうだね!私達が逃げちゃったらその隙にあいつが他の村とか襲いに行くかもだしね」
孫悟空「あぁ?何か手があるってぇんだな?」
帽子屋「んふふっ!いまからお家でも立てるっていうのかしらぁ!?乙女の吐息は生半可な建物じゃ防げないわよぉ!?」スウゥゥゥッ
ビュオォォォォォォッ!
キモオタ「なるほどwwwならば…愛娘への過保護が生み出した塔ならば、余裕で防げますなwww」
フリフリッ
おはなしサイリウム「コード認識完了『ラプンツェル』 魔法発現状態へ移行……モード『tower』」
ズモモモモッ
玉龍「壁…いや、塔ッスかこれ!?いきなり塔が現れたッスよ!?」
孫悟空「大息なんざものともしねぇ頑丈な塔…ラプ公が住んでたっていう塔か…!」
キモオタ「そうですぞwwwラプンツェル殿との絆が生み出す魔法は強固な塔を具現化する魔法www母の愛が詰まったこの塔を崩す事など不可能ですぞwww」
ティンカーベル「でも塔が出る魔法でよかったよね。ラプンツェルみたいにキモオタの髪がぶわーって伸びたらキモキモオタになるし」
キモオタ「ならんでござるよwwwさらさらロングになろうとも我輩のキモさは一律でござるwww」コポォ
502 :◆oBwZbn5S8kKC :2016/01/04(月)00:30:18 ID:etm
シュウゥゥ
玉龍「塔が消えたッス!」
キモオタ「これでその乙女のwww吐息wwwとやらは攻略しましたぞwww」
帽子屋「なぁに笑ってんのよっ!んふふっ、でも困ったわねぇ〜…乙女の吐息が防がれちゃったわ〜」
孫悟空「そいつぁおかしいな俺にゃあちっともテメェが困ってるようには見えねぇんだよ!」
帽子屋「困ってるわよぉ?思ったよりもキモオタちゃんが出来る男だったからねぇ〜…ここで殺せたらそうしようと思ったけれど、予定変更ねっ!ちょっと戦いはお休みしましょうか」
孫悟空「あぁっ!?敵を目の前にして武器を下すような奴が居ると思ってんのかぁ!?」ググッ
キモオタ「待つでござるよ悟空殿!あの者には我輩も聞きたい事があるでござる」
孫悟空「んなもんあいつをぶちのめしてからでいいだろうが!」
帽子屋「んふふっ、ぶちのめせないかもしれないから今聞こうっていう事よねぇ?キモオタちゃんの考えは」
キモオタ「そういうわけではないでござるが…正直、合点がいかないのでござるよ。不自然と言うか…何か企んでいるというか…」
ティンカーベル「それは私も思ってた。キモオタがいいたいのはアレでしょ?あのオカマが……」
帽子屋「んふっ、『どうして悟空ちゃんと渡り合えるほどの力を持つアタシが、今までおとぎ話の世界を襲うのに加担しなかったか』…よねぇ?」ンフフ
キモオタ「その通りでござるよ。ドロシー殿を切り捨てたから帽子屋殿が代わりに…とは思えませんしな、それほどの力があるのに使わない理由はないでござるし」
帽子屋「おとぎ話は筋道から大きくそれると消滅する…アタシって【不思議の国のアリス】じゃ結構重要なポジション任されてんのよぉ、アタシが不在だと消えちゃうの」
ティンカーベル「っていう事はもしかして…【不思議の国のアリス】のおとぎ話はもう…結末を迎えたって事なの!?」
帽子屋「ついほんの少し前にね。代役を務めたミチルちゃんは良くやってくれたわよねっ、これでようやく【不思議の国のアリス】の住人は自由に動けるって訳よぉ〜」
孫悟空「今まで戦ってきた奴らもなにかしら戦いへの信念は持ってたけどよぉ、テメェの考えだけは理解できねぇなぁ!」ビュオッ
帽子屋「あら残念っ、でも今回は悟空ちゃんを始末するっていう目的があるんだものねっ!そっち優先にしなくちゃねぇ」
孫悟空「はっ!悪ぃが易々と始末される俺じゃねぇ、早いうちに帰ってアリスにどんな言い訳するか考えた方がいいんじゃあねぇかぁ?」ビュバッ
ヒュオッ ガキーン
タンッ ギギギッ
玉龍「なんなんスかこれは…!どうしてあいつはセンパイと互角に戦えるッスか!?」
玉龍「魔法薬の能力は使っていないッス…あの死神の鎌自体にも特別な能力がある風には見えないッス…それなのに!」
帽子屋「ぶほほっ、よく見抜いたわねぇ。さっきアタシの事おちょくったのは忘れてあげようかしらねぇ」
玉龍「【不思議の国のアリス】の帽子屋は戦ったりしないッス!それなのにそんなに強いなんて絶対に何かズルイ手段を使っているんス!」
帽子屋「やぁだ、心外ねぇ…なにもしてないわよ。それに玉龍ちゃんの言う通りこの鎌はただの鎌…魔法具でも何でもないのよぉ。だったらどうしてアタシが悟空ちゃんと対等に戦えるか…」
玉龍「…?」
帽子屋「ルイスちゃんがそう望んだからよぉ。だからアタシはこんなに強いのよ、強くなくちゃ…アリスちゃんを護れないからねぇ?」
玉龍「ルイス?お前、何を言ってるんスか……?」
ビュオッ
孫悟空「余裕そうじゃねぇか…テメェなぁに余所見してやがんだぁ!」ガキィン
帽子屋「あら危ない…っと、でもいつまでも悟空ちゃんと遊んでいるわけにもいかないのよねぇ。どうしようかしらねぇ…あまり他の魔法具は使いたくないけれど、避け続けるのも限界かしらねぇ」スッ
「ドゥフフwwwならばこの我輩が戦いに終止符を打つとしましょうかなwww」
475 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/12/29(火)00:33:43 ID:3g5
帽子屋「あらぁ…?『我輩』って一人称に気持ちの悪い笑い方、もしかして…あんたがキモオタねぇ?」
キモオタ「いかにもwwwお主がこの村を襲った真犯人で……。……っ!?」
帽子屋「ええ、そうよぉ。キモオタちゃんの話はアリスちゃんからたくさん聞いているわよ〜?とんでもない邪魔者だってねぇ、ついでに始末しt」
キモオタ「ティンカーベル殿!ティンカーベル殿!ちょ、早くこっち来るでござるよ!」
ティンカーベル「もぉ…ちょっと待ってよ!何をそんなに……あっ……!」
キモオタ「驚愕でござろう?我輩も目を疑いましたぞ、何と言う事でござるか…こんな事が……!」
帽子屋「随分驚くわねぇ…?あぁ、これだけ建物が吹き飛ばされていたらビックリもしちゃうわよねぇ!そうよ、これはぜんぶ私が魔法薬で吹き飛b」
キモオタ「オカマがwww鎌をwww構えてるwww」ドゥフコポォ
ティンカーベル「オカマが鎌を構えてるーーー!!」ケラケラケラ
帽子屋「……っ」
孫悟空「お前等…思ってても口に出すんじゃねぇよ。俺も玉龍も同じ事思ってんだよ」
キモオタ「そんな事言われてもwwwちょwww真面目な場でござるしと言うの我慢しようと思ったでござるがwwwムwwwリwww」
ティンカーベル「あははははっ、なにあれ!ツッコミ待ちだよ絶対!あははは!」
帽子屋「んふふっ、出会い頭に挑発なんてウワサどおりねぇ!キモオタちゃんは挑発やブラフを仕掛けたり、かまをかけるのが得意なんだって聞いt」
キモオタ「ぶっふぉwwwか ま を か け る wwwwってwwwたたみかけて来ましたぞwww」
ティンカーベル「あははっ!だっ、だめ…おなか痛い…!」ヒーヒー
帽子屋「……」イラッ
476 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/12/29(火)00:36:09 ID:3g5
帽子屋「アリスちゃんの言う通りだったわねぇ、キモオタちゃんは随分と癇に障るメンズだわぁ…!」
キモオタ「よく言われるでござるwww」
帽子屋「ぶほほっ、よく言われるって相当ねぇ!悟空ちゃんを始末したら次はキモオタちゃんにオシオキしてあげるわねぇ!覚悟しt」
孫悟空「おおっと!忘れちまった訳じゃねぇだろ?そんな台詞は俺を倒してから吐くんだなぁ!」ビュオッ
帽子屋「んふふっ…そうだったわねぇ!いいわぁ、まずは集中して悟空ちゃんを虐めちゃいましょっ!さぁさっきの続きよぉ…!!」ビュオッ
孫悟空「へっ!いくぜぇ…ぜりゃああぁぁ!!」バシュッ
ビュバッ ガキーン ガキーン
シュ ヒュヒュン ギギギ ズバッ
ティンカーベル「おぉ…流石悟空、あんなに重そうな如意棒びゅんびゅん振り回してる。やっぱり強いんだねぇ…」
玉龍「当たり前ッス!センパイは誰よりも強いんスから!今回は相手もなかなかみたいッスけど…最後には先輩が勝つに決まっているッス!」
キモオタ「玉龍殿の悟空殿ラブは凄まじいですなwwwしかし、おとぎ話最強と呼ばれているのは伊達では無いのでござるなぁ」
ティンカーベル「でもあのオカマも凄いよね、悟空の攻撃を全部かわして……あっ」
ティンカーベル「攻撃を全部カマしてるんだもんね!」ドヤァ
キモオタ「いやwwwわざわざ言いなおしてドヤ顔するほどうまくはないですぞwwwそれに『あっ』って言っちゃダメでござろうwww」
ティンカーベル「えー…でもなんでオカマなのに鎌を武器にしたのかな?絶対からかわれるのわかるじゃん?」
キモオタ「そりゃあれでござろう、かまってちゃんなのでござるよwwwカマだけにwww」
ティンカーベル「うーん…二点かなぁ。キモオタも人の事言えないじゃん!」アハハ
帽子屋「……」イライラ
477 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/12/29(火)00:41:15 ID:3g5
帽子屋(なんなのあの子達ぃ!アタシにわざわざ聞こえるようにカマカマって…!集中できないじゃないの…!)イライラ
ビッ
帽子屋「……っ!」
孫悟空「おっ、避け損じたぁ危ねぇなぁ?どうしたぁ、集中を乱すような事でもあったのかぁ?」
帽子屋「んふふっ、なんでもないわよぉ!」ビュバッ
ビュオッ ガキーンガキーン!!
キモオタ「ところでティンカーベル殿はオカマキャラと言えば誰が好きでござるか?」
ティンカーベル「ボン・クレーかな。ワンピースの」
キモオタ「ほうwww鉄板ですなwwwしっかし、バトル漫画のオカマキャラって総じて強いでござるよねwwwあれなんででござるかなwww」
ティンカーベル「なんでかなぁ…でもオカマキャラってキャラ立つから敵でも後で味方になったりするよね!」
キモオタ「あるあるwwwそれで味方になったらクッソ弱くなるのでござるよwwwあの現象やめていただきたいwww」
ティンカーベル「……ねぇねぇ!もしあの帽子屋が後々味方になったらどうする?漫画とかみたいにさ!」
キモオタ「ちょwwwないでござろうwwwそれに我輩にも選ぶ権利はありますぞwwwもっとイケメンか可愛いほうがwww」
ティンカーベル「えー…キモオタの顔も帽子屋の顔も似たようなレベルなのに良くそんな事言えるよー」ヘラヘラ
帽子屋「!?」
478 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/12/29(火)00:46:47 ID:3g5
キモオタ「ちょwww冗談でも言っていいものと悪いものがありますぞwww我輩の方がまだイケると思いますぞwww」コポォ
ティンカーベル「うーん…玉龍ちゃんはどーおもう?」
玉龍「センパイが一番イケメンッスね」
ティンカーベル「うん、言うと思ったよ!そうじゃなくて…キモオタと帽子屋のビジュアルってそんなに違いないよねって話だよ!」
キモオタ「ちょwww我輩の顔面偏差値が帽子屋殿と同レベルですとwwwそれは聞き捨てなr」
帽子屋「聞き捨てならないはアタシの台詞よぉぉぉぉ!!!!!!」カッ
帽子屋「さっきから聞こえてんのよアンタ達ィ!アタシが真剣に戦ってる側でペラペラふざけたことばっかり抜かして…!」
帽子屋「アタシのルックスがそこの豚と同レベルですって!?目ん玉腐ってるんじゃないn
孫悟空「ったく、気はのらねぇが…戦闘中に気を取られちまったテメェもテメェだぜ?」
帽子屋「あ、あらやだ…しまっt」
ビュオッ ドゴシャアアアアアア
玉龍「おぉ!センパイの一撃が決まったッス!瓦礫に突っ込んでいったッスよぉ!」
孫悟空「キモオタ、ティンク…テメェ等、いっつもそんな戦い方してんのか?あんまり褒められたもんじゃねぇぞ」
玉龍「あっ…もしかして挑発だったんスか!?普通に雑談してると思ったッス!」
キモオタ「なんででござるかwwwしかし、流石はアリス殿の一派ですな、かかるまで時間がかかったでござるwww」
ティンカーベル「それでも私達のトーク術の前になすすべもなかったみたいだけどね」ドヤァ
今日はここまでです
年内で仕事も落ち着くのでボチボチ更新頻度は上げていきたいと思います。年末年始にもちょいちょい更新予定してます
それと今までは名前のみの登場でしたが今後は作中に実在した人物が登場します
あくまでフィクションなのでそのあたりよろしくお願いします
かぐや姫とオズの魔法使い編 次回に続きます
480 :名無しさん@おーぷん :2015/12/29(火)00:54:23 ID:O20
おつおつ!キモオタとティンクのせいでシリアスが一気に崩れててワロタwwwww
次も楽しみにしてる
483 :名無しさん@おーぷん :2015/12/29(火)10:38:54 ID:MVJ
乙!
やはりキモオタの煽りはなかなかのものですな
486 :名無しさん@おーぷん :2015/12/30(水)01:09:19 ID:5mt
乙です!
なんと?!
キモオタとティンクの会話はちゃんと狙ってだったのか…。
すっかり騙されました(笑)
続き待ってます!
495 :◆oBwZbn5S8kKC :2016/01/04(月)00:11:58 ID:etm
ティンカーベル「悟空でも簡単に倒せなかった相手なのにちょっと煽るだけで隙を作っちゃうなんて、私達って実は結構凄いんじゃない!?」ヘラヘラ
キモオタ「確かにそうですなwww我輩もティンカーベル殿も確実に煽り力がアップしてますぞwwwアリス殿の一派など恐るるに足りませんなwww」コポォ
孫悟空「……」
玉龍「いやーっ、すごいッスよ二人とも!ウチ等も言葉での駆け引きはするッスけど、あんな容易くあいつを逆上させるなんてなかなかやるッスね!」
キモオタ「ドゥフフwww外見を貶すとブチキレるのはオカマキャラの常でござるからなwww」
ティンカーベル「しかも私達打ち合わせとかしてないからね!私とキモオタも結構息があってるよね!これならアリスも楽勝かも!」
玉龍「何においても仲間と連携が取れてるってのは有利ッスからねー、二人は本当n」
孫悟空「そこまでだ玉龍。あんまり褒めるんじゃねぇ、こいつ等の為になんねぇ」
玉龍「そうッスか…?確かにウチやセンパイが同じようにやったらお師匠はきっと怒るッスけど…二人は守護者じゃないし別に良いんじゃないスか?」
ティンカーベル「えーっ?悟空は何でそんな事言うの?実際、私達がうまく煽ったおかげで隙ができたんじゃん!褒めてくれても良いくらいだよ!」
孫悟空「そりゃあ確かに助かったぜ?帽子屋は俺と渡り合えるだけの実力があった、オメェ等が隙を作ったおかげで一撃入れる事ができたのは事実だ。だがやっぱり感心しねぇ、今後はこういう戦い方はやめとけ」
キモオタ「ちょwww悟空殿は硬いでござるなwwwブラフや煽りは卑怯とでもいうつもりですかな?www勝てばよかろうなのでござるよwww」コポォ
孫悟空「行為自体は咎めねぇ、俺だって必要なら煽りもする、命の取り合いに卑怯もクソもねぇんだ。だがオメェ等の場合は実力が伴ってねぇのに挑発だのブラフだのかますだろ?それが良くねぇ…いや危ねぇ」
ティンカーベル「えーっ?危なくなんか無いよ、今までずっとこれで何とかなってきたもんねっ!ねっ、キモオタ!」
キモオタ「そうですぞwww我輩は煽りとブラフに定評のあるキモオタでござるからwww」
496 :◆oBwZbn5S8kKC :2016/01/04(月)00:13:44 ID:etm
孫悟空「…俺は大勢の妖怪共の相手をしてきたから解るけどよ、戦い方ってもんは大きく分けて二つある、計算して戦う奴と本能のまま直感で戦う奴だ」
ティンカーベル「あー、確かにそういうのってあるかもね!桃太郎とかは計算するタイプで悟空は直感タイプだ!」
孫悟空「帽子屋は見たところ…冷静に状況を判断して勝利を手にする計算タイプだ。だからこそ変身される前に玉龍を弱体化させたり、遠近に対応した魔法薬を準備してんだ」
孫悟空「あいつは美しさの為なんて言ってたが、戦闘に不向きな大鎌なんて使ってんのも目立つ武器に目を向けさせる目的があんだろうな。大息を吐くにしろ相手を掴むにしろ、相手の一瞬の隙を付けばいいんだからな」
玉龍「そう考えるとあいつの行動は全て勝つ為に計算されていたって訳ッスか…」
孫悟空「冷静で居られる奴ってのは本来挑発なんかに易々と乗らねぇもんだ。今回は…余程キモオタと同じ程度の顔面だって言われたのが耐えられなかったんだろうな」
キモオタ「ちょwww冷静さを欠くほど嫌だったのでござるかwwwいやそれを狙って煽ったのには違いないでござるがwww」
孫悟空「まぁ確かに相手の突かれたくない部分をうまく突いたとは思うぜ。だが、同じ方法が直感タイプの奴に通じるかってぇとそうもいかねぇ」
孫悟空「逆上して自滅する奴もそりゃあいるだろうがな、怒りや気持ちの高ぶりをそのまま殺意に変えてうまいこと手綱を引く奴ってのも結構いる、しかもそういう奴は相当な強者ってのが多い」
ティンカーベル「悟空はさ、煽りなんてしてると相手の心を乱すどころか怒らせるだけになって不利になっちゃう事もあるよって言いたいの?」
孫悟空「平たく言えばそうだな、逆上した相手を押さえつけるだけの実力がありゃあいいが…無けりゃあ自分の首を絞めるだけだ、テメェ等のやってる事は思っている以上に危険を伴う戦略だって事だ」
キモオタ「ムムム…悟空殿の言う事ももっともですな。しかし…」
孫悟空「要は実戦経験が浅いうちにやる戦略じゃねぇって事だ。事実、あいつをぶっ飛ばしたことでテメェ等はすっかり気を抜いているだろうが…」
ガラガラッ ムクッ
孫悟空「あれだけの手慣れが吹き飛ばされたくらいでくたばる訳がねぇ。解ったんなら、今度は口先だけじゃなく武器を構えやがれ。…戦闘はまだ終わっちゃいねぇんだぜ」
497 :◆oBwZbn5S8kKC :2016/01/04(月)00:15:58 ID:etm
ガラガラッ
帽子屋「聞いてたわよぉ〜…んふふっ、自分も大概だったくせにキモオタちゃん達には説教するのねぇ〜」
孫悟空「説教じゃねぇ、忠告だ。これからテメェという強者と戦うんだ、調子になんざのってりゃ一撃入れるのがせいぜい…テメェを倒すにゃ驕りなんざ足枷にしかならねぇからなぁ!」
帽子屋「あら、強者だなんて照れちゃうわねぇ!でもまいったわねぇ…この帽子は商品なのにすっかりボロボロ。もう売り物にはならないわぁ〜」
孫悟空「さぁ気ぃ抜くなよ。あぁ見えて俺と渡り合えるだけの実力者だ、それにもうあいつにゃ安っぽいブラフだの挑発だの通用しねぇと思え」
帽子屋「ぶほほっ、そう警戒しないのぉ。そういえばキモオタちゃんとティンクちゃんはああいうの得意だったわよねぇ〜、アタシったらつい乗せられちゃったわぁ〜」スッ
ティンカーベル「あいつ…!思いっきり瓦礫に突っ込んだはずなのにふっつーに立ちあがってきた…!痛くないの!?」
玉龍「…そりゃそうッスよね、あれくらいでくたばる程度の奴ならとっくにセンパイに倒されてるッス」
キモオタ「しかし…妙ですぞ、あの者…先ほどは手負いだったはずでござるのに今は傷付いている様子がほとんどないでござるよ!?治癒の魔法かあるいは…」
ティンカーベル「もしかして、傷を癒す魔法具とか持ってるのかも!」
帽子屋「んふふっ、こんなに解り易い死神の鎌を持ってるのにわかんないのねぇ…ちょっと勉強不足かもねぇ〜」
孫悟空「おい、キモオタ。さっき聞きそびれちまったが…かぐやとドロシーはどうした?」ボソッ
キモオタ「二人は翁殿を安全な場所まで送り届けると言ってましたぞ、後ほど向かうと言っていたでござる」ヒソヒソ
孫悟空「そうか、わかったぜ。あいつ等が来るまでにケリを付けねぇとな」ヒソヒソ
帽子屋「ぶほほっ、メンズが二人して何の相談かしらぁ?ヒソヒソ話は気になっちゃうじゃないのぉ〜!」
ヒュオッ
帽子屋「ぶほほっ、私も混ぜて貰うわよぉ!それとも乙女に聞かれちゃ困る話かしらぁ〜?」ヒュッ
498 :◆oBwZbn5S8kKC :2016/01/04(月)00:19:21 ID:etm
帽子屋「さっきあれだけ侮辱してくれたんだもの!まずはキモオタちゃんをスライスベーコンにしてあげちゃうわよぉ!」ビュオッ
キモオタ「ぶひゃ!?あ、あからさまに標的にされてしまいましたぞ!?」
ティンカーベル「悟空が言った通りだ!挑発したはいいけどすぐ倒せなかったから怒りを買っちゃってるよ!」
孫悟空「だから言っただろうが!厚切りチャーシューになりたくねぇなら防げ!それか避けやがれ!」
キモオタ「ぶひいぃぃぃっ!あんな大鎌喰らったらひとたまりもありませんぞぉ!?」
帽子屋「ぶほほっ!キモオタちゃんが死んじゃえばもうそんな醜い姿と同類扱いされる事もないものねぇ!覚悟しなさぁい!」ズバッ
キモオタ「ぶ、ぶひぃぃっ!?お、おはなしサイリウムを…!い、いや助けていただきたいですぞ悟空殿ォ!」
孫悟空「ったく、今までどれだけ運が良かったんだテメェは!仕方ねぇ、伸びやがれ如意棒!」ビュオッ
キモオタ「おぶっ」ドスッ ズサー
帽子屋「あらあらぁ、如意棒で突き飛ばして攻撃を防いであげるなんて優しいのねぇ〜悟空ちゃん」
孫悟空「キモオタァ!テメェを庇いながらじゃ攻勢に移れねぇ!そのサイリウムとかいう魔法具で何とかしやがれ!そんくらいできんだろぉ!」
キモオタ「し、しっかしあれ!あの大鎌に切り裂かれたらヤバいですぞ!?」
孫悟空「見た目にビビんじゃねぇ!大鎌じゃなく帽子屋を見ろ!大鎌は振りかぶった後にゃ軌道を変えにくい、どこを攻撃してくるかは読みやすいって事だ!目ぇそらすな!」
帽子屋「ぶほほっ、あんなに怯えた子ブタちゃんにアドバイスなんかしても無駄だと思うけれどねぇ!」ググッ
玉龍「あいつ容赦無いッス…!片腕じゃ調子でないッスけど…ここはウチが加勢に…!」
ティンカーベル「玉龍ちゃんは無理しないで、キモオタなら大丈夫だよ!それに今は…私達が入っていかない方がよさそうだよ!」
499 :◆oBwZbn5S8kKC :2016/01/04(月)00:21:08 ID:etm
帽子屋「ティンクちゃんはキモオタちゃんを信頼してるのねぇ!でも…それももうおしまいよ、真っ二つになっちゃいなさいキモオタちゃん!」ズバッ
キモオタ「ぶひぃぃぃっ!!お断りですぞぉぉぉ!!」フリフリッ
おはなしサイリウム「コード認識完了『孫悟空』 武器モード『如意棒』への形状変化を実行」
ガキィィンッ!
孫悟空「俺の如意棒にも変化させられるのか、やるじゃねぇかキモオタァ!」
キモオタ「悟空殿のようにうまく扱えないでござるが、確かに大鎌の軌道さえ解れば防ぐだけなら容易いですな!」
帽子屋「あらぁ!素敵!それが噂に聞く魔法具ねぇ!ひとつで色々な魔法が使えるなんてなんだかずるいわねぇ!」
キモオタ「我輩が今までに得た絆がなせるわざですぞwwwさぁ攻勢に移りますぞwww悟空殿www」ドスドスドス
孫悟空「おうよ!いくぜぇっ…伸びろッ如意棒!!」ビュババッ
帽子屋「如意棒が二本もあるなんて分が悪いなんてもんじゃないわねぇ…!」ガキーン
孫悟空「チッ、そう言うわりにゃあ容易く受けやがって…!」
キモオタ「悟空殿はそのまま攻撃の手を休めないでいただきたい!さぁ帽子屋殿、我輩の如意棒の一撃を食らって立っていられますかな?伸びてくだされwww如意棒www」コポォ
スカーッ
玉龍「なんかでかい口叩いた割には盛大に外してるッスー!?」
帽子屋「ぶほほっ!どんなに強力な武器でも持ち主がクソだと意味ないわねぇ!思いっきり私をはずしてるじゃないのぉ!ぶほほっ!」
キモオタ「…ドゥフフwww一見すると帽子屋殿を外して頭上に伸びた如意棒…しかし、これこそ我輩の計算通りですぞ…!」
キモオタ「このままお主を叩きつぶしますぞwww我輩が命じて『太く』なった如意棒が頭上から降り注げばお主は逃げの一手でござろうwww」
500 :◆oBwZbn5S8kKC :2016/01/04(月)00:24:01 ID:etm
帽子屋「太く…ですってぇ!?」バッ
キモオタ「如意棒!柱のように太くなって…帽子屋殿を叩きつぶすでござるよぉ!!」
帽子屋「逃げたりしちゃ悟空ちゃんにいい的にされちゃうわっ!ここは大鎌でなんとか受け流すしかないわねっ…!来なさいっ!」ババッ
シーン
帽子屋「……?」
孫悟空「んなことだろうと思ったぜキモオタァ!」ビュバッ
帽子屋「うぐっ…!痛いじゃないの悟空ちゃん…!それよりなんなのぉ!?キモオタちゃんの如意棒は太くなるんじゃ…あなたまさか、また…!」ハッ
キモオタ「お察しの通りwww如意棒を外した事をごまかす為のブラフでござるwww」ドヤァ
帽子屋「ぶほほっ!アタシも学習しないわねぇ…でも狙われてるのがわかって私を騙そうなんて良い根性してるじゃないのぉ!嫌いじゃないわよそういうのぉ!」
孫悟空「まったくだぜ、普通はあんな風に忠告されちまったら使わないようにするもんだがなぁ」クックックッ
キモオタ「悟空殿の忠告はありがたいでござるが、やはりブラフ煽りあってこその我輩だと思うのでござるwwwもちろん、危険な事も承知なので使いどころは選ぶ故www」
孫悟空「まっ、戦い方なんざ人それぞれだ。危ねぇって事さえわかって使ってんならあとはテメェの好きにすりゃあいい、その方がうまく戦えるってなら尚更な!」
帽子屋「んふふっ、もうキモオタちゃんの口車には乗らないわよぉ!今度こそ大鎌の切れ味を体感して貰わなくちゃねぇ!」ババッ
キモオタ「ややっ!あからさまに距離をとりましたぞ!ここは我輩の如意棒で今度こそ…」
孫悟空「いや、こっちも距離をとるぞ!あいつが距離を取ったってこたぁ…大息で吹き飛ばすつもりだ!玉龍!ティンク!巻き込まれねぇように注意しやがれ!」
帽子屋「ぶほほっ、この距離ならあんた達まとめて吹き飛ばせちゃうわよぉ…!」スゥゥゥッ
501 :◆oBwZbn5S8kKC :2016/01/04(月)00:26:32 ID:etm
キモオタ「大息ですと?まさかこの辺り一帯の家もその大息とやらに?」
玉龍「そうッス!息継ぎが始まっちゃったッス、巻き込まれないうちに逃げるッスよ!あの大息はレンガの家でもなけりゃあ防げないッス!」
キモオタ「なるほどwwwならば、逃げる必要はないですな」クルッ
ティンカーベル「そうだね!私達が逃げちゃったらその隙にあいつが他の村とか襲いに行くかもだしね」
孫悟空「あぁ?何か手があるってぇんだな?」
帽子屋「んふふっ!いまからお家でも立てるっていうのかしらぁ!?乙女の吐息は生半可な建物じゃ防げないわよぉ!?」スウゥゥゥッ
ビュオォォォォォォッ!
キモオタ「なるほどwwwならば…愛娘への過保護が生み出した塔ならば、余裕で防げますなwww」
フリフリッ
おはなしサイリウム「コード認識完了『ラプンツェル』 魔法発現状態へ移行……モード『tower』」
ズモモモモッ
玉龍「壁…いや、塔ッスかこれ!?いきなり塔が現れたッスよ!?」
孫悟空「大息なんざものともしねぇ頑丈な塔…ラプ公が住んでたっていう塔か…!」
キモオタ「そうですぞwwwラプンツェル殿との絆が生み出す魔法は強固な塔を具現化する魔法www母の愛が詰まったこの塔を崩す事など不可能ですぞwww」
ティンカーベル「でも塔が出る魔法でよかったよね。ラプンツェルみたいにキモオタの髪がぶわーって伸びたらキモキモオタになるし」
キモオタ「ならんでござるよwwwさらさらロングになろうとも我輩のキモさは一律でござるwww」コポォ
502 :◆oBwZbn5S8kKC :2016/01/04(月)00:30:18 ID:etm
シュウゥゥ
玉龍「塔が消えたッス!」
キモオタ「これでその乙女のwww吐息wwwとやらは攻略しましたぞwww」
帽子屋「なぁに笑ってんのよっ!んふふっ、でも困ったわねぇ〜…乙女の吐息が防がれちゃったわ〜」
孫悟空「そいつぁおかしいな俺にゃあちっともテメェが困ってるようには見えねぇんだよ!」
帽子屋「困ってるわよぉ?思ったよりもキモオタちゃんが出来る男だったからねぇ〜…ここで殺せたらそうしようと思ったけれど、予定変更ねっ!ちょっと戦いはお休みしましょうか」
孫悟空「あぁっ!?敵を目の前にして武器を下すような奴が居ると思ってんのかぁ!?」ググッ
キモオタ「待つでござるよ悟空殿!あの者には我輩も聞きたい事があるでござる」
孫悟空「んなもんあいつをぶちのめしてからでいいだろうが!」
帽子屋「んふふっ、ぶちのめせないかもしれないから今聞こうっていう事よねぇ?キモオタちゃんの考えは」
キモオタ「そういうわけではないでござるが…正直、合点がいかないのでござるよ。不自然と言うか…何か企んでいるというか…」
ティンカーベル「それは私も思ってた。キモオタがいいたいのはアレでしょ?あのオカマが……」
帽子屋「んふっ、『どうして悟空ちゃんと渡り合えるほどの力を持つアタシが、今までおとぎ話の世界を襲うのに加担しなかったか』…よねぇ?」ンフフ
キモオタ「その通りでござるよ。ドロシー殿を切り捨てたから帽子屋殿が代わりに…とは思えませんしな、それほどの力があるのに使わない理由はないでござるし」
帽子屋「おとぎ話は筋道から大きくそれると消滅する…アタシって【不思議の国のアリス】じゃ結構重要なポジション任されてんのよぉ、アタシが不在だと消えちゃうの」
ティンカーベル「っていう事はもしかして…【不思議の国のアリス】のおとぎ話はもう…結末を迎えたって事なの!?」
帽子屋「ついほんの少し前にね。代役を務めたミチルちゃんは良くやってくれたわよねっ、これでようやく【不思議の国のアリス】の住人は自由に動けるって訳よぉ〜」
キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」 かぐや姫とオズの魔法使い編
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キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」一覧に戻る
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