キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」 ラプンツェルとアラビアンナイト編
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344 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/31(土)23:29:15 ID:M4S
ティンカーベル「それに・・・さっきから【ラプンツェル】の世界へ飛ぼうとしてるけど・・・このおとぎ話の結界は内側から出ることも出来ないみたい」
キモオタ「ゴーテル殿は結界を壊したのではなくすり抜ける形で我々をここに・・・しかし、戻れないとなると【ラプンツェル】のおとぎ話がまずいのでは?主人公のラプンツェル殿はここにいるわけでござるし」
ティンカーベル「・・・多分、それは大丈夫。ゴーテルに捨てられたラプンツェルが王子と再会するまでの期間は物語には詳しく書いてなかったから、しばらくはラプンツェル不在でもおとぎ話は消えない。
もちろん、一定の期間だけだからずっとここにいたら王子と再会するっていう結末が破綻して消えちゃうけど」
キモオタ「【ラプンツェル】の世界へ行く事は出来ない、しかし多少の余裕があるということですな・・・」
ティンカーベル「そうだね。どっちにしても私たちだけじゃ世界移動もできない。ここは一度シェヘラザードに会おう、そして事情を話して助けてもらおう」
キモオタ「そうですな、それしかないですぞwww我々は元々シェヘラザード殿に会う目的だったでござるしwww」
ラプンツェル「ねぇ、キモオタ・・・聞いてもいい?」
キモオタ「いいですぞwwwなんですかなwww」コポォ
ラプンツェル「太陽の方角見て!ずっと遠くからこっちに飛んでくる大きな影が見えるけど、あれって・・・鳥かな?」
ティンカーベル「・・・本当だ!ものすごく大きな鳥がこっち来る・・・!すごいスピードだよ!」
347 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/31(土)23:48:29 ID:M4S
砂漠上空 巨鳥の背中
???「見つけたぜ・・・侵入者だ!おい!聞こえるかシェヘラザード!王宮の東の砂漠に侵入者だ!」
シェヘラザードの声「怒鳴らなくとも聞こえています。あなたの指輪は付けている者同士で会話ができる魔法の指輪。ですからもう少し声の大きさというのを考えて・・・」
???「んなことはどうでもいいだろ!あいつら、結界すり抜けてやってきやがって・・・いい度胸だ!おい、ロック鳥!あいつらを捕まえるぞ!」
ロック鳥「ルオオオォォォック!」バッサバッサ
シェヘラザードの声「待ちなさい。まだその者達が悪人だと決まったわけではないでしょう。今、アリ王子に空飛ぶ絨毯をこちらへ飛ばして貰っていますから私がそちらに行くまで待っていなさい」
???「何を呑気なこと言ってんだ!悪人だったら手遅れになっちまうだろうが!もしも仮に善人だったなら間違えて捕らえても許してくれるだろうしよ!」
シェヘラザードの声「落ち着きなさい、熱くなったあなたにその判断が付きますか?あなたは勇敢さと思慮深さを兼ね備えた船乗りでしょう。もう少し・・・」
???「あぁ!もう!うるせぇな!侵入者は俺が捕まえてやるからお前は菓子でも食いながら待ってろ!じゃあな、シェヘラザード!行くぞ、ロック鳥!」
ロック鳥「ルオオオォォォック!」バッサバッサ
シェヘラザードの声「ま、待ちなさい!私の話を聞いているの!?勝手な真似は許しませんよ!シンドバッド!!」
348 :名無しさん@おーぷん :2015/02/01(日)00:09:01 ID:KXB
シンドバッドキタ━(゚∀゚)━!
349 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/01(日)00:09:04 ID:Kcy
・・・
シンドバッド「侵入者共!運が無かったな!この俺様に見つかっちまうとはなぁ!!」
キモオタ「なんでござるか!あの巨大な鳥!!あんな鍵爪に掴まれたら・・・!」
ティンカーベル「違うよ!私達は確かに侵入者だけど事情があるんだよ!」
ラプンツェル「一面の砂、大きな大きな鳥、なんだかチャラチャラした衣装の男の人・・・!これが外の世界・・・!」
ティンカーベル「ラプンツェル!感動してる場合じゃないよ!」
シンドバッド「なんつーか・・・確かに前の奴らとは違うみたいだな、抵抗する様子もないか。それに・・・見るからに弱そうな顔ぶれだ、デブに妖精に髪の毛が長い女・・・おい、妖精と女。名前を教えろ!」
ティンカーベル「ティンカーベルだよ!ティンクって呼んでもいいよ!」
ラプンツェル「私はラプンツェル!」
シンドバッド「俺様は勇敢さと思慮深さを兼ね備えた船乗り・・・!名はシンドバッドだ!心躍る冒険と美しい女を俺様は何より愛している!
さぁティンク、ラプンツェル・・・ロック鳥の背中に乗るといい。こいつは俺の相棒さ。おい、ロック鳥!翼をおろしてやりな!そこの豚は餌にしてかまわねぇから」
ロック鳥「ルォッ!」バサッ
キモオタ「ちょwww我輩もwww乗せていただきたいwww」コポォ
350 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/01(日)00:10:43 ID:Kcy
今日はここまでです
シンドバッド→チャラチャラした衣装の男(ラプンツェル談)
ラプンツェルとアラビアンナイト編 次回に続きます
351 :名無しさん@おーぷん :2015/02/01(日)00:12:44 ID:KXB
乙!楽しみに待ってる
352 :名無しさん@おーぷん :2015/02/01(日)00:16:40 ID:NNN
乙乙!!
褐色美少女くる??きちゃう???
wktkwktk
353 :名無しさん@おーぷん :2015/02/01(日)00:26:01 ID:3ud
>>1さん乙です!
次回も楽しみです
354 :名無しさん@おーぷん :2015/02/01(日)00:29:19 ID:oKA
乙!安定したキモオタのおいしい扱いwがんばれ主人公ww
355 :名無しさん@おーぷん :2015/02/01(日)00:46:36 ID:i5f
乙!
アラビアンナイトの世界も楽しみにしてます
356 :名無しさん@おーぷん :2015/02/01(日)07:48:05 ID:LTK
乙!
面白くなってきた!
357 :名無しさん@おーぷん :2015/02/01(日)22:58:58 ID:DBP
盛り上がってまいりました
360 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/02(月)20:07:03 ID:Bvd
ラプンツェル「シンドバッド!キモオタは私の友達なの、だから一緒につれてってあげて。餌にされちゃうのは可哀想だよ!」
シンドバッド「・・・おい、キモオタとかいう奴。お前に問おう、お前達は何故ここにいる?」
キモオタ「よくぞ聞いてくれましたなシンドバッド殿www我々はとある人物からこのおとぎ話の主人公であるシェヘラザード殿に伝言を預かっているのでござるよwww案内していただけないでござるかwww」
シンドバッド「シェヘラザードに用事か・・・おい、ロック鳥!やっぱそいつ食うのは一旦おあずけだ」
ロック鳥「ルォッ!」
キモオタ「何とか餌にならずに済みましたぞwww」コポォ
シンドバッド「勘違いするなよ?あくまで一時的だ。お前が信用できない奴だとわかったらすぐにでもロック鳥はお前をついばむ。・・・おい、シェヘラザード。聞いていたな?」
シェヘラザードの声「・・・はい、その指輪を彼に渡してください。私が話をします」
ティンカーベル「指輪から声が聞こえる!それで会話ができるんだね?」
シンドバッド「あぁ、その通りだ。ほらよキモオタ、俺たちの姫はお前をご指名だ」ヒョイ
361 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/02(月)20:23:44 ID:Bvd
キモオタ「この指輪に話しかけたればいいのでござるねwww」コポォ
シェヘラザードの声「はい。あなたはキモオタさんというのですね?」
キモオタ「そうですぞwww現実世界の人間でござるwwwお主がシェヘラザード殿でござるかwww」
シェヘラザードの声「はい。この【アラビアンナイト】の主人公です。なにやら私に伝言があるとの事ですが、一体どなたからでしょうか?」
キモオタ「大鬼殿・・・いや、【一寸法師】の鬼殿をご存じですかな?打ち出のこづちを持っている鬼でござるが・・・」
シェヘラザードの声「はい、存じております。彼は何と?」
キモオタ「話すと長くなるのでござるが・・・内容だけ伝えると「アリスが魔力を集めて何かを壊そうとしている」ということをシェヘラザード殿に伝えてほしいと・・・」
シェヘラザードの声「彼がそう言ったのですね?」
シェヘラザードの声「アリス・・・【不思議の国のアリス】でしょうか?魔力を集めて壊すというには・・・あの世界の結界の事でしょうね・・・」ボソッ
キモオタ「どうかしましたかな?www」
シェヘラザードの声「いいえ。キモオタさん、わかりました。指輪をシンドバッドへ渡してください」
キモオタ「わかりましたぞwww」ヒョイ
シンドバッド「おう、で・・・どうだシェヘラザード?」
362 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/02(月)20:45:46 ID:Bvd
シェヘラザードの声「私が彼・・・【一寸法師】の鬼さんと面識があることを知っている人間は他にいないはずです。それに以前ここに来た娘がアリスだというのなら話のつじつまも合います」
シンドバッド「確かにそうだな。侵入者だっていうからどんな奴かと思ったが・・・こいつらからは敵意を感じねぇ。おそらく信用してもいいんじゃないか?俺の船乗りとしての・・・冒険家としての勘がそう言ってやがる」
シェヘラザードの声「私も信用していいと思います。仮に彼らが悪人だったとしても私の統べるおとぎ話から応援を呼べますし・・・なので彼らの話を詳しく聞きたいですね」
シンドバッド「よし、じゃあ今からお前の屋敷に連れて行く」
シェヘラザードの声「お願いしますよ。あぁ、それと・・・シンドバッド、よく聞いておきなさい」
シンドバッド「なんだ?また説教か?」
シェヘラザードの声「先ほど、二人分の可愛らしい女の子の声が聞こえましたけど・・・彼女達は外の世界から来た言わば客人。決して言い寄ったりしないように。聞きましたよ?あなたはあろう事か【アリババと40人の盗賊】のモルジアナに愛の言葉を囁いたとか・・・」
シンドバッド「アリババの野郎・・・チクりやがったな。安心しろシェヘラザード、確かにモルジアナに言い寄ったのは事実だ、しかし思い切りぶん殴られたからな。つまりはノーカウントだ」
シェヘラザードの声「何がノーカウントですか!あなたはもっと【船乗りシンドバッドの冒険】の主人公として恥ずかしくない行動というものをですね・・・」
シンドバッド「・・・・・・はいはい、わかりましたよーっと」ゴソゴソ
シェヘラザードの声「シンドバッド!声が遠くなりましたよ!さてはポケットにしまいましたね?シンドバッド!聞きなさい!シンドバッド!」
363 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/02(月)21:04:53 ID:Bvd
シンドバッド「さて・・・シェヘラザードと話がついたぜ。お前達をあいつの屋敷に案内する。さっさとロック鳥の背中に乗るんだ」
ティンカーベル「やった!じゃあ乗せてもらおう!行こうよラプンツェル!」
ラプンツェル「うん!背中はふかふかして毛布みたいだね・・・!私、鳥の背中に乗るのって初めて!」ワクワク
シンドバッド「そうかい、だが俺もお前みたいに髪の長い女は初めて見るぜ?」
キモオタ「先ほど切られてしまいましたがすぐに延びてきましたなwww」
ティンカーベル「さすがに前よりは短いね。それでもものっすごーっく長いことには変わりないけど」
ラプンツェル「そうなの?私くらい長い髪の毛の女の子は塔の外には居ないの?」
シンドバッド「ああ、見たことねぇ。だが・・・ラプンツェルはそのままじゃああの街には行けねぇな・・・」
ティンカーベル「髪の毛長すぎて邪魔になるってこと?じゃあ私が三つ編みにしてあげるよ!」
ラプンツェル「あっ!私もできるよ!じゃあ一緒にやろうかティンク」ニコニコ
シンドバッド「いや、そう言う事じゃんねぇんだ。あの街は特殊だからな・・・しかたねぇ、まずはフード付きの服を買いにいくしかねぇか」
キモオタ「特殊とはwww一体どのような街なのですかなwww」
シンドバッド「あぁ、話すと長くなるが結論だけいうと若い女が居ない街だな」
364 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/02(月)21:22:53 ID:Bvd
キモオタ「それはどういうことですかな?」
シンドバッド「それはだな・・・いや、だがまずは街に急ぐか!さぁロック鳥!街の近くまで飛んでいけ!この仕事終わったらうまい飯用意してやるからな!」
ロック鳥「ルォォォオオオッック!!」バァサァッ!バッサバッサ!
バッサバッサ バッサバッサ
ラプンツェル「おおぉー!塔よりも高いね!でもどこ見ても砂しかないね」アミアミ
キモオタ「砂漠でござるからなwwwしかしこれ滑りオチたらひとたまりもありませんなwww」コポォ
シンドバッド「その時は鍵爪でキャッチするよう言ってやるから安心しな」ニヤニヤ
キモオタ「ちょwww全身強打か爪でズタズタになるかの二沢www」
ティンカーベル「それでさ、さっきシンドバッドは街には若い女の人が居ないって言ってたけど、それってなんで?」アミアミ
キモオタ「そうでしたなwwwだからラプンツェル殿は入れないとか言ってましたなwwwその理由は我輩も気になりますぞwww」
シンドバッド「あぁ、若い女はもうほとんど殺されちまってる」
ティンカーベル「えぇ!?なんで若い女の人だけ?戦争・・・じゃないよね、なにか事件があったの?」アミアミ
シンドバッド「いいや、国王の仕業さ。国王の命令で女達は一人づつ殺されているんだ、この国ではな」
365 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/02(月)21:47:41 ID:Bvd
ラプンツェル「ひどい・・・!やっぱり塔の外には悪い人がいるっていうのは本当だったんだ!ママが言ってた通りだよ!」アミアミ
キモオタ「むむむ・・・罪もない若い女性を殺してまわるとは・・・なんという国王でござるか!」
シンドバッド「俺としては王に少し同情しちまうけど・・・まぁ、いわゆる悪王だな、今は」
ティンカーベル「ねぇねぇ、なんで王様は若い女の人だけを殺しちゃうの?男の人やおばちゃんや子供は殺さないの?」アミアミ
シンドバッド「ああ、男は殺さない。女でもおばさんやガキも殺さねぇな。王が殺すのは若い女・・・それも処女の女だけだ」
キモオタ「ちょwww処女厨www」コポォ
ラプンツェル「ねぇティンク、しょじょってなに?」
ティンカーベル「なんだろ?私もわかんない。ねぇ教えてよシンドバッド」
シンドバッド「なんだお前等しらねぇのか?いいか、処女ってのはな男とセッk」
バッ!
キモオタ「ちょwwwシンドバッド殿wwwティンカーベル殿もラプンツェル殿もピュアでござるからwwwそのあたりはぼかして頂きたいwww」ヒソヒソ
シンドバッド「なんだよ、めんどくせぇな・・・わかったわかった。そのへんぼかしゃいいんだな?」
キモオタ「頼みますぞwww」
366 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/02(月)22:03:12 ID:Bvd
ラプンツェル「ねぇねぇシンドバッド、聞いてる?」
シンドバッド「聞いてるっての。あーつまり、処女ってのはあれだ。心身共に純粋な女って事だな」
ティンカーベル「なるほど!ひとつ賢くなったよ!じゃあ確かにラプンツェルは純粋だからまずいかもね・・・」
シンドバッド「ったく、しかしあれだな。まぁ俺はちょっと物を知らない女ってのも魅力的だと思うぜ?ティンカーベル」ニッ
キモオタ「さりげなく口説きましたなwww」コポォ
ティンカーベル「はいはい、わかったから続けて!」
シンドバッド「つれねぇなティンク、冗談だろうが・・・で、なんだったか・・・ああ、王の話だったな」
シンドバッド「この国の王はある事が原因で女が信じられなくなってな。国中の処女を毎晩一人寝室に・・・あーいや、なんだ、毎朝一人殺してる。そのせいで国には若い女はもうほとんどいない、あと残っているのはシェヘラザードとその妹だけだな」
キモオタ(シンドバッド殿、今ぼやかしてくれましたなwwwおそらく実際は「毎晩一人の処女と夜を過ごし、翌朝には殺している」といったところなのでござろう・・・)
ラプンツェル「じゃあ、そのシェヘラザードも危ないんじゃないのかな?」
シンドバッド「だからシェヘラザードはある計画を考えて・・・っと、見えてきたぜ!あのでかいのが王宮だ、あの近くの町に行く。急降下するからしっかり捕まってろ!」ビュォ
367 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/02(月)22:25:33 ID:Bvd
王宮側の街 街外れ
ガサガサッ
シンドバッド「待たせたな。ラプンツェルはこのローブを着てついて来い」バサッ
ラプンツェル「わかったけど、なんだか暑そうだね・・・」
キモオタ「ただでさえ暑いというのにwwwこんなローブを着ていてはしんどいでしょうなwww」
シンドバッド「おいおい!文句を言うんじゃねぇよ、わざわざ買ってきてやったんだ。なるべく薄手のを頼んだが、在庫がこれしかねぇってんだから仕方ねぇだろ」
ティンカーベル「まぁでもさ、ラプンツェルの身を守る為なら仕方ないよね?」
キモオタ「国王に目を付けられて殺されてはたまりませんからなwww」
ラプンツェル「それは私も嫌だし怖いから・・・着るよ、シンドバッドありがとね!」
シンドバッド「おう、じゃあ行くぞ。街を奥に進んだところに王宮がある、その少し手前を曲がって奥の方に大臣の屋敷がある・・・シェヘラザードの家だ」
キモオタ「ほうwwwシェヘラザード殿は大臣の娘さんというわけですなwww」
シンドバッド「ああ。さぁ、とにかく街へ行くぞ、はぐれないようにな?」
368 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/02(月)22:38:51 ID:Bvd
王宮側の街
ザワザワ ザワザワ ザワザワ
ラプンツェル「わぁ・・・!すごいっ・・・!すごいすごい!人がいっぱいいるよ!」キラキラ
ティンカーベル「そういえばラプンツェルは街に来るのは初めてなんだっけ、塔から出たこと無いもんね」
ラプンツェル「うん!たくさんの建物と・・・いっぱいのお店!それとやっぱり数え切れないほどの人!ねぇねぇ!私知ってるよ!こんなに人がいるってことは『お祭り』っていうのをやってるんでしょ?本で読んだよ!」フンス
シンドバッド「ああ?いや、普通の平日じゃねぇか?」
ラプンツェル「普通の日なのにこんなに人がいるの!?」
キモオタ「まぁラプンツェル殿からしたら驚きでしょうなwwwしかしまぁなんというか、男性が極端に多いのはともかくとして・・・」
ティンカーベル「なんだかちょっと暗いね。活気はあるんだけど・・・なんていうか」
シンドバッド「まぁどこの家も娘がいれば王に殺されただろうし、ガキがいる家は子供の成長が楽しみでありながら恐怖だってんだから・・・暗くもなるってのは解るがな」
ラプンツェル「うーん・・・こんなにいっぱい人がいるのにみんなは楽しくないんだね?外の世界ってみんな大変なんだなー・・・」
369 :名無しさん@おーぷん :2015/02/02(月)22:42:19 ID:L2M
wktk!
370 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/02(月)23:02:29 ID:Bvd
シンドバッド「さっきから聞いてるとラプンツェルはどこかの塔にいたのか?」
ラプンツェル「うん!生まれたときからずっと塔に住んでた!だから今いろんなものが見れてすごくワクワクしてる!」キョロキョロ
シンドバッド「そうか、なんだったらシェヘラザードとの話が終わったら街を案内して貰えばいい。まぁシェヘラザードもローブになっちまうから端から見たら不振な集団になっちまうが」
ラプンツェル「ううん!案内してほしい!私、シェヘラザードにお願いしてみるよ!おもしろそうなものもあるしいい匂いの食べ物もあるし・・・楽しみ!」ニコニコ
シンドバッド「・・・おい、キモオタ」ヒソヒソ
キモオタ「なんでござるかwww」ヒソヒソ
シンドバッド「ラプンツェルはアレだな・・・世間知らずみてぇだが何つぅか守ってやりたくなるタイプだな!お前、ラプンツェルの好みとか解るか?」ヒソヒソ
キモオタ「ちょwwwしかしあれですぞwwwラプンツェル殿には心を決めた王子殿がいる故www」ヒソヒソ
シンドバッド「チッ・・・男持ちか。でもまぁ関係ねぇ、恋に障害は付き物ってな。男がいようと俺はあいつをモノにしてみせるぜ?」ヒソヒソ
ティンカーベル「なになに?何の話?」
シェヘラザードの声「シンドバッド!小声でしゃべっても全部聞こえているんですよ!相手がいる女性を口説こうとするとは何事ですか・・・!あなたはまったく懲りてないじゃないですか!あの時も・・・」
キモオタ「ちょwwwバレてますぞwww」
ティンカーベル「あっ!ラプンツェルに何かしようとしたんでしょ!シンドバッドダメだよ!ラプンツェルには王子がいるんだから!」
シンドバッド「ガキだなティンカーベル、そんなのは大人の恋愛には通用しないんだよ」ニヤニヤ
ティンカーベル「ダメなものはだめなの!」
シェヘラザードの声「あなたって人は・・・!よく恥ずかしげもなくそのようなことを・・・!」
シンドバッド「あーあーうるせぇなぁ・・・・・・おい、ラプンツェル。この指輪やるから、ローブのポケットの奥につっこんどけ。二度と出さなくていい」
シンドバッド「ん・・・?おい、ラプンツェルはどこだ・・・?」
ティンカーベル「えっ・・・?さっきまでそこに居たよ!?」
キモオタ「ラプンツェル殿の姿が消えたですと・・・!?これはまずいのではないですかな!?」
371 :名無しさん@おーぷん :2015/02/02(月)23:05:33 ID:bIl
今更ですが、
【アラビアンナイト】のあらすじがないので、
できれば書いてもらえませんか?
374 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/02(月)23:16:19 ID:Bvd
>>371
本編でも触れるからとりあえずざっくりとしたあらすじだけ。
あるところの国王はとある理由から女性不信になってしまいました。
それからというもの王は毎晩一人づつ処女を連れてくるように大臣に命令します
そして処女と一晩過ごすと翌朝には殺してしまう。その繰り返しをしていました。
やがて国から処女が消えていくと、大臣の娘であるシェヘラザードが王の相手をすることになりました
シェヘラザードは大臣である父のため国のため王のため
王の愚行を正すためにある計画を立てます
その計画とは、王にお話を聞かせること。
果たしてシェヘラザードの計画はうまくいくのでしょうか?
という感じかね。詳細はwikiとかでもでてくるからどうにも気になるならチェックしてみてね
372 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/02(月)23:08:34 ID:Bvd
今日はここまでです 明日は歯医者でお休み。
【アラビアンナイト】の内容って知名度的にはどうなんだろう
一応、本編でも触れるけどね。王の女殺しとかで今回もちょっと触れたけども。
ラプンツェルとアラビアンナイト編 次回に続きます
ティンカーベル「それに・・・さっきから【ラプンツェル】の世界へ飛ぼうとしてるけど・・・このおとぎ話の結界は内側から出ることも出来ないみたい」
キモオタ「ゴーテル殿は結界を壊したのではなくすり抜ける形で我々をここに・・・しかし、戻れないとなると【ラプンツェル】のおとぎ話がまずいのでは?主人公のラプンツェル殿はここにいるわけでござるし」
ティンカーベル「・・・多分、それは大丈夫。ゴーテルに捨てられたラプンツェルが王子と再会するまでの期間は物語には詳しく書いてなかったから、しばらくはラプンツェル不在でもおとぎ話は消えない。
もちろん、一定の期間だけだからずっとここにいたら王子と再会するっていう結末が破綻して消えちゃうけど」
キモオタ「【ラプンツェル】の世界へ行く事は出来ない、しかし多少の余裕があるということですな・・・」
ティンカーベル「そうだね。どっちにしても私たちだけじゃ世界移動もできない。ここは一度シェヘラザードに会おう、そして事情を話して助けてもらおう」
キモオタ「そうですな、それしかないですぞwww我々は元々シェヘラザード殿に会う目的だったでござるしwww」
ラプンツェル「ねぇ、キモオタ・・・聞いてもいい?」
キモオタ「いいですぞwwwなんですかなwww」コポォ
ラプンツェル「太陽の方角見て!ずっと遠くからこっちに飛んでくる大きな影が見えるけど、あれって・・・鳥かな?」
ティンカーベル「・・・本当だ!ものすごく大きな鳥がこっち来る・・・!すごいスピードだよ!」
347 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/01/31(土)23:48:29 ID:M4S
砂漠上空 巨鳥の背中
???「見つけたぜ・・・侵入者だ!おい!聞こえるかシェヘラザード!王宮の東の砂漠に侵入者だ!」
シェヘラザードの声「怒鳴らなくとも聞こえています。あなたの指輪は付けている者同士で会話ができる魔法の指輪。ですからもう少し声の大きさというのを考えて・・・」
???「んなことはどうでもいいだろ!あいつら、結界すり抜けてやってきやがって・・・いい度胸だ!おい、ロック鳥!あいつらを捕まえるぞ!」
ロック鳥「ルオオオォォォック!」バッサバッサ
シェヘラザードの声「待ちなさい。まだその者達が悪人だと決まったわけではないでしょう。今、アリ王子に空飛ぶ絨毯をこちらへ飛ばして貰っていますから私がそちらに行くまで待っていなさい」
???「何を呑気なこと言ってんだ!悪人だったら手遅れになっちまうだろうが!もしも仮に善人だったなら間違えて捕らえても許してくれるだろうしよ!」
シェヘラザードの声「落ち着きなさい、熱くなったあなたにその判断が付きますか?あなたは勇敢さと思慮深さを兼ね備えた船乗りでしょう。もう少し・・・」
???「あぁ!もう!うるせぇな!侵入者は俺が捕まえてやるからお前は菓子でも食いながら待ってろ!じゃあな、シェヘラザード!行くぞ、ロック鳥!」
ロック鳥「ルオオオォォォック!」バッサバッサ
シェヘラザードの声「ま、待ちなさい!私の話を聞いているの!?勝手な真似は許しませんよ!シンドバッド!!」
348 :名無しさん@おーぷん :2015/02/01(日)00:09:01 ID:KXB
シンドバッドキタ━(゚∀゚)━!
349 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/01(日)00:09:04 ID:Kcy
・・・
シンドバッド「侵入者共!運が無かったな!この俺様に見つかっちまうとはなぁ!!」
キモオタ「なんでござるか!あの巨大な鳥!!あんな鍵爪に掴まれたら・・・!」
ティンカーベル「違うよ!私達は確かに侵入者だけど事情があるんだよ!」
ラプンツェル「一面の砂、大きな大きな鳥、なんだかチャラチャラした衣装の男の人・・・!これが外の世界・・・!」
ティンカーベル「ラプンツェル!感動してる場合じゃないよ!」
シンドバッド「なんつーか・・・確かに前の奴らとは違うみたいだな、抵抗する様子もないか。それに・・・見るからに弱そうな顔ぶれだ、デブに妖精に髪の毛が長い女・・・おい、妖精と女。名前を教えろ!」
ティンカーベル「ティンカーベルだよ!ティンクって呼んでもいいよ!」
ラプンツェル「私はラプンツェル!」
シンドバッド「俺様は勇敢さと思慮深さを兼ね備えた船乗り・・・!名はシンドバッドだ!心躍る冒険と美しい女を俺様は何より愛している!
さぁティンク、ラプンツェル・・・ロック鳥の背中に乗るといい。こいつは俺の相棒さ。おい、ロック鳥!翼をおろしてやりな!そこの豚は餌にしてかまわねぇから」
ロック鳥「ルォッ!」バサッ
キモオタ「ちょwww我輩もwww乗せていただきたいwww」コポォ
350 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/01(日)00:10:43 ID:Kcy
今日はここまでです
シンドバッド→チャラチャラした衣装の男(ラプンツェル談)
ラプンツェルとアラビアンナイト編 次回に続きます
乙!楽しみに待ってる
352 :名無しさん@おーぷん :2015/02/01(日)00:16:40 ID:NNN
乙乙!!
褐色美少女くる??きちゃう???
wktkwktk
353 :名無しさん@おーぷん :2015/02/01(日)00:26:01 ID:3ud
>>1さん乙です!
次回も楽しみです
354 :名無しさん@おーぷん :2015/02/01(日)00:29:19 ID:oKA
乙!安定したキモオタのおいしい扱いwがんばれ主人公ww
355 :名無しさん@おーぷん :2015/02/01(日)00:46:36 ID:i5f
乙!
アラビアンナイトの世界も楽しみにしてます
356 :名無しさん@おーぷん :2015/02/01(日)07:48:05 ID:LTK
乙!
面白くなってきた!
357 :名無しさん@おーぷん :2015/02/01(日)22:58:58 ID:DBP
盛り上がってまいりました
360 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/02(月)20:07:03 ID:Bvd
ラプンツェル「シンドバッド!キモオタは私の友達なの、だから一緒につれてってあげて。餌にされちゃうのは可哀想だよ!」
シンドバッド「・・・おい、キモオタとかいう奴。お前に問おう、お前達は何故ここにいる?」
キモオタ「よくぞ聞いてくれましたなシンドバッド殿www我々はとある人物からこのおとぎ話の主人公であるシェヘラザード殿に伝言を預かっているのでござるよwww案内していただけないでござるかwww」
シンドバッド「シェヘラザードに用事か・・・おい、ロック鳥!やっぱそいつ食うのは一旦おあずけだ」
ロック鳥「ルォッ!」
キモオタ「何とか餌にならずに済みましたぞwww」コポォ
シンドバッド「勘違いするなよ?あくまで一時的だ。お前が信用できない奴だとわかったらすぐにでもロック鳥はお前をついばむ。・・・おい、シェヘラザード。聞いていたな?」
シェヘラザードの声「・・・はい、その指輪を彼に渡してください。私が話をします」
ティンカーベル「指輪から声が聞こえる!それで会話ができるんだね?」
シンドバッド「あぁ、その通りだ。ほらよキモオタ、俺たちの姫はお前をご指名だ」ヒョイ
361 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/02(月)20:23:44 ID:Bvd
キモオタ「この指輪に話しかけたればいいのでござるねwww」コポォ
シェヘラザードの声「はい。あなたはキモオタさんというのですね?」
キモオタ「そうですぞwww現実世界の人間でござるwwwお主がシェヘラザード殿でござるかwww」
シェヘラザードの声「はい。この【アラビアンナイト】の主人公です。なにやら私に伝言があるとの事ですが、一体どなたからでしょうか?」
キモオタ「大鬼殿・・・いや、【一寸法師】の鬼殿をご存じですかな?打ち出のこづちを持っている鬼でござるが・・・」
シェヘラザードの声「はい、存じております。彼は何と?」
キモオタ「話すと長くなるのでござるが・・・内容だけ伝えると「アリスが魔力を集めて何かを壊そうとしている」ということをシェヘラザード殿に伝えてほしいと・・・」
シェヘラザードの声「彼がそう言ったのですね?」
シェヘラザードの声「アリス・・・【不思議の国のアリス】でしょうか?魔力を集めて壊すというには・・・あの世界の結界の事でしょうね・・・」ボソッ
キモオタ「どうかしましたかな?www」
シェヘラザードの声「いいえ。キモオタさん、わかりました。指輪をシンドバッドへ渡してください」
キモオタ「わかりましたぞwww」ヒョイ
シンドバッド「おう、で・・・どうだシェヘラザード?」
362 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/02(月)20:45:46 ID:Bvd
シェヘラザードの声「私が彼・・・【一寸法師】の鬼さんと面識があることを知っている人間は他にいないはずです。それに以前ここに来た娘がアリスだというのなら話のつじつまも合います」
シンドバッド「確かにそうだな。侵入者だっていうからどんな奴かと思ったが・・・こいつらからは敵意を感じねぇ。おそらく信用してもいいんじゃないか?俺の船乗りとしての・・・冒険家としての勘がそう言ってやがる」
シェヘラザードの声「私も信用していいと思います。仮に彼らが悪人だったとしても私の統べるおとぎ話から応援を呼べますし・・・なので彼らの話を詳しく聞きたいですね」
シンドバッド「よし、じゃあ今からお前の屋敷に連れて行く」
シェヘラザードの声「お願いしますよ。あぁ、それと・・・シンドバッド、よく聞いておきなさい」
シンドバッド「なんだ?また説教か?」
シェヘラザードの声「先ほど、二人分の可愛らしい女の子の声が聞こえましたけど・・・彼女達は外の世界から来た言わば客人。決して言い寄ったりしないように。聞きましたよ?あなたはあろう事か【アリババと40人の盗賊】のモルジアナに愛の言葉を囁いたとか・・・」
シンドバッド「アリババの野郎・・・チクりやがったな。安心しろシェヘラザード、確かにモルジアナに言い寄ったのは事実だ、しかし思い切りぶん殴られたからな。つまりはノーカウントだ」
シェヘラザードの声「何がノーカウントですか!あなたはもっと【船乗りシンドバッドの冒険】の主人公として恥ずかしくない行動というものをですね・・・」
シンドバッド「・・・・・・はいはい、わかりましたよーっと」ゴソゴソ
シェヘラザードの声「シンドバッド!声が遠くなりましたよ!さてはポケットにしまいましたね?シンドバッド!聞きなさい!シンドバッド!」
363 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/02(月)21:04:53 ID:Bvd
シンドバッド「さて・・・シェヘラザードと話がついたぜ。お前達をあいつの屋敷に案内する。さっさとロック鳥の背中に乗るんだ」
ティンカーベル「やった!じゃあ乗せてもらおう!行こうよラプンツェル!」
ラプンツェル「うん!背中はふかふかして毛布みたいだね・・・!私、鳥の背中に乗るのって初めて!」ワクワク
シンドバッド「そうかい、だが俺もお前みたいに髪の長い女は初めて見るぜ?」
キモオタ「先ほど切られてしまいましたがすぐに延びてきましたなwww」
ティンカーベル「さすがに前よりは短いね。それでもものっすごーっく長いことには変わりないけど」
ラプンツェル「そうなの?私くらい長い髪の毛の女の子は塔の外には居ないの?」
シンドバッド「ああ、見たことねぇ。だが・・・ラプンツェルはそのままじゃああの街には行けねぇな・・・」
ティンカーベル「髪の毛長すぎて邪魔になるってこと?じゃあ私が三つ編みにしてあげるよ!」
ラプンツェル「あっ!私もできるよ!じゃあ一緒にやろうかティンク」ニコニコ
シンドバッド「いや、そう言う事じゃんねぇんだ。あの街は特殊だからな・・・しかたねぇ、まずはフード付きの服を買いにいくしかねぇか」
キモオタ「特殊とはwww一体どのような街なのですかなwww」
シンドバッド「あぁ、話すと長くなるが結論だけいうと若い女が居ない街だな」
364 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/02(月)21:22:53 ID:Bvd
キモオタ「それはどういうことですかな?」
シンドバッド「それはだな・・・いや、だがまずは街に急ぐか!さぁロック鳥!街の近くまで飛んでいけ!この仕事終わったらうまい飯用意してやるからな!」
ロック鳥「ルォォォオオオッック!!」バァサァッ!バッサバッサ!
バッサバッサ バッサバッサ
ラプンツェル「おおぉー!塔よりも高いね!でもどこ見ても砂しかないね」アミアミ
キモオタ「砂漠でござるからなwwwしかしこれ滑りオチたらひとたまりもありませんなwww」コポォ
シンドバッド「その時は鍵爪でキャッチするよう言ってやるから安心しな」ニヤニヤ
キモオタ「ちょwww全身強打か爪でズタズタになるかの二沢www」
ティンカーベル「それでさ、さっきシンドバッドは街には若い女の人が居ないって言ってたけど、それってなんで?」アミアミ
キモオタ「そうでしたなwwwだからラプンツェル殿は入れないとか言ってましたなwwwその理由は我輩も気になりますぞwww」
シンドバッド「あぁ、若い女はもうほとんど殺されちまってる」
ティンカーベル「えぇ!?なんで若い女の人だけ?戦争・・・じゃないよね、なにか事件があったの?」アミアミ
シンドバッド「いいや、国王の仕業さ。国王の命令で女達は一人づつ殺されているんだ、この国ではな」
365 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/02(月)21:47:41 ID:Bvd
ラプンツェル「ひどい・・・!やっぱり塔の外には悪い人がいるっていうのは本当だったんだ!ママが言ってた通りだよ!」アミアミ
キモオタ「むむむ・・・罪もない若い女性を殺してまわるとは・・・なんという国王でござるか!」
シンドバッド「俺としては王に少し同情しちまうけど・・・まぁ、いわゆる悪王だな、今は」
ティンカーベル「ねぇねぇ、なんで王様は若い女の人だけを殺しちゃうの?男の人やおばちゃんや子供は殺さないの?」アミアミ
シンドバッド「ああ、男は殺さない。女でもおばさんやガキも殺さねぇな。王が殺すのは若い女・・・それも処女の女だけだ」
キモオタ「ちょwww処女厨www」コポォ
ラプンツェル「ねぇティンク、しょじょってなに?」
ティンカーベル「なんだろ?私もわかんない。ねぇ教えてよシンドバッド」
シンドバッド「なんだお前等しらねぇのか?いいか、処女ってのはな男とセッk」
バッ!
キモオタ「ちょwwwシンドバッド殿wwwティンカーベル殿もラプンツェル殿もピュアでござるからwwwそのあたりはぼかして頂きたいwww」ヒソヒソ
シンドバッド「なんだよ、めんどくせぇな・・・わかったわかった。そのへんぼかしゃいいんだな?」
キモオタ「頼みますぞwww」
366 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/02(月)22:03:12 ID:Bvd
ラプンツェル「ねぇねぇシンドバッド、聞いてる?」
シンドバッド「聞いてるっての。あーつまり、処女ってのはあれだ。心身共に純粋な女って事だな」
ティンカーベル「なるほど!ひとつ賢くなったよ!じゃあ確かにラプンツェルは純粋だからまずいかもね・・・」
シンドバッド「ったく、しかしあれだな。まぁ俺はちょっと物を知らない女ってのも魅力的だと思うぜ?ティンカーベル」ニッ
キモオタ「さりげなく口説きましたなwww」コポォ
ティンカーベル「はいはい、わかったから続けて!」
シンドバッド「つれねぇなティンク、冗談だろうが・・・で、なんだったか・・・ああ、王の話だったな」
シンドバッド「この国の王はある事が原因で女が信じられなくなってな。国中の処女を毎晩一人寝室に・・・あーいや、なんだ、毎朝一人殺してる。そのせいで国には若い女はもうほとんどいない、あと残っているのはシェヘラザードとその妹だけだな」
キモオタ(シンドバッド殿、今ぼやかしてくれましたなwwwおそらく実際は「毎晩一人の処女と夜を過ごし、翌朝には殺している」といったところなのでござろう・・・)
ラプンツェル「じゃあ、そのシェヘラザードも危ないんじゃないのかな?」
シンドバッド「だからシェヘラザードはある計画を考えて・・・っと、見えてきたぜ!あのでかいのが王宮だ、あの近くの町に行く。急降下するからしっかり捕まってろ!」ビュォ
367 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/02(月)22:25:33 ID:Bvd
王宮側の街 街外れ
ガサガサッ
シンドバッド「待たせたな。ラプンツェルはこのローブを着てついて来い」バサッ
ラプンツェル「わかったけど、なんだか暑そうだね・・・」
キモオタ「ただでさえ暑いというのにwwwこんなローブを着ていてはしんどいでしょうなwww」
シンドバッド「おいおい!文句を言うんじゃねぇよ、わざわざ買ってきてやったんだ。なるべく薄手のを頼んだが、在庫がこれしかねぇってんだから仕方ねぇだろ」
ティンカーベル「まぁでもさ、ラプンツェルの身を守る為なら仕方ないよね?」
キモオタ「国王に目を付けられて殺されてはたまりませんからなwww」
ラプンツェル「それは私も嫌だし怖いから・・・着るよ、シンドバッドありがとね!」
シンドバッド「おう、じゃあ行くぞ。街を奥に進んだところに王宮がある、その少し手前を曲がって奥の方に大臣の屋敷がある・・・シェヘラザードの家だ」
キモオタ「ほうwwwシェヘラザード殿は大臣の娘さんというわけですなwww」
シンドバッド「ああ。さぁ、とにかく街へ行くぞ、はぐれないようにな?」
王宮側の街
ザワザワ ザワザワ ザワザワ
ラプンツェル「わぁ・・・!すごいっ・・・!すごいすごい!人がいっぱいいるよ!」キラキラ
ティンカーベル「そういえばラプンツェルは街に来るのは初めてなんだっけ、塔から出たこと無いもんね」
ラプンツェル「うん!たくさんの建物と・・・いっぱいのお店!それとやっぱり数え切れないほどの人!ねぇねぇ!私知ってるよ!こんなに人がいるってことは『お祭り』っていうのをやってるんでしょ?本で読んだよ!」フンス
シンドバッド「ああ?いや、普通の平日じゃねぇか?」
ラプンツェル「普通の日なのにこんなに人がいるの!?」
キモオタ「まぁラプンツェル殿からしたら驚きでしょうなwwwしかしまぁなんというか、男性が極端に多いのはともかくとして・・・」
ティンカーベル「なんだかちょっと暗いね。活気はあるんだけど・・・なんていうか」
シンドバッド「まぁどこの家も娘がいれば王に殺されただろうし、ガキがいる家は子供の成長が楽しみでありながら恐怖だってんだから・・・暗くもなるってのは解るがな」
ラプンツェル「うーん・・・こんなにいっぱい人がいるのにみんなは楽しくないんだね?外の世界ってみんな大変なんだなー・・・」
369 :名無しさん@おーぷん :2015/02/02(月)22:42:19 ID:L2M
wktk!
370 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/02(月)23:02:29 ID:Bvd
シンドバッド「さっきから聞いてるとラプンツェルはどこかの塔にいたのか?」
ラプンツェル「うん!生まれたときからずっと塔に住んでた!だから今いろんなものが見れてすごくワクワクしてる!」キョロキョロ
シンドバッド「そうか、なんだったらシェヘラザードとの話が終わったら街を案内して貰えばいい。まぁシェヘラザードもローブになっちまうから端から見たら不振な集団になっちまうが」
ラプンツェル「ううん!案内してほしい!私、シェヘラザードにお願いしてみるよ!おもしろそうなものもあるしいい匂いの食べ物もあるし・・・楽しみ!」ニコニコ
シンドバッド「・・・おい、キモオタ」ヒソヒソ
キモオタ「なんでござるかwww」ヒソヒソ
シンドバッド「ラプンツェルはアレだな・・・世間知らずみてぇだが何つぅか守ってやりたくなるタイプだな!お前、ラプンツェルの好みとか解るか?」ヒソヒソ
キモオタ「ちょwwwしかしあれですぞwwwラプンツェル殿には心を決めた王子殿がいる故www」ヒソヒソ
シンドバッド「チッ・・・男持ちか。でもまぁ関係ねぇ、恋に障害は付き物ってな。男がいようと俺はあいつをモノにしてみせるぜ?」ヒソヒソ
ティンカーベル「なになに?何の話?」
シェヘラザードの声「シンドバッド!小声でしゃべっても全部聞こえているんですよ!相手がいる女性を口説こうとするとは何事ですか・・・!あなたはまったく懲りてないじゃないですか!あの時も・・・」
キモオタ「ちょwwwバレてますぞwww」
ティンカーベル「あっ!ラプンツェルに何かしようとしたんでしょ!シンドバッドダメだよ!ラプンツェルには王子がいるんだから!」
シンドバッド「ガキだなティンカーベル、そんなのは大人の恋愛には通用しないんだよ」ニヤニヤ
ティンカーベル「ダメなものはだめなの!」
シェヘラザードの声「あなたって人は・・・!よく恥ずかしげもなくそのようなことを・・・!」
シンドバッド「あーあーうるせぇなぁ・・・・・・おい、ラプンツェル。この指輪やるから、ローブのポケットの奥につっこんどけ。二度と出さなくていい」
シンドバッド「ん・・・?おい、ラプンツェルはどこだ・・・?」
ティンカーベル「えっ・・・?さっきまでそこに居たよ!?」
キモオタ「ラプンツェル殿の姿が消えたですと・・・!?これはまずいのではないですかな!?」
371 :名無しさん@おーぷん :2015/02/02(月)23:05:33 ID:bIl
今更ですが、
【アラビアンナイト】のあらすじがないので、
できれば書いてもらえませんか?
374 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/02(月)23:16:19 ID:Bvd
>>371
本編でも触れるからとりあえずざっくりとしたあらすじだけ。
あるところの国王はとある理由から女性不信になってしまいました。
それからというもの王は毎晩一人づつ処女を連れてくるように大臣に命令します
そして処女と一晩過ごすと翌朝には殺してしまう。その繰り返しをしていました。
やがて国から処女が消えていくと、大臣の娘であるシェヘラザードが王の相手をすることになりました
シェヘラザードは大臣である父のため国のため王のため
王の愚行を正すためにある計画を立てます
その計画とは、王にお話を聞かせること。
果たしてシェヘラザードの計画はうまくいくのでしょうか?
という感じかね。詳細はwikiとかでもでてくるからどうにも気になるならチェックしてみてね
372 :◆oBwZbn5S8kKC :2015/02/02(月)23:08:34 ID:Bvd
今日はここまでです 明日は歯医者でお休み。
【アラビアンナイト】の内容って知名度的にはどうなんだろう
一応、本編でも触れるけどね。王の女殺しとかで今回もちょっと触れたけども。
ラプンツェルとアラビアンナイト編 次回に続きます
キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」 ラプンツェルとアラビアンナイト編
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