2chまとめサイトモバイル

キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」 マッチ売りの少女編

Facebook Twitter LINE はてなブックマーク
Part9
452 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/18(木)20:34:42 ID:N6D
・・・
青い鳥「た、大変です!まずいことになりましたよ!」ヨロヨロ
女の子「もぉー、うっさいな!どうしたの?私これから夕飯なんだけどー」
青い鳥「食べてる場合じゃないですって!キモオタとティンカーベルがマッチ売りの少女と接触しました!」
女の子「まぁ、そうでしょ。私もそれが狙いだったわけだしね!」モシャモシャ
大男?「それで、どうなったんだ?青い鳥、教えてくれ」
女の子「それは聞きたい!今夜死ぬ、なんて死の宣告受けて平気な人間なんていないもんねー!キモオタ達、もしかしておとぎ話消えるの覚悟でマッチ売りちゃんをどこかに連れて行っちゃったかも?だったら面白いよね!」ケタケタ
青い鳥「どうやら現実世界に連れて行ったようですが・・・また戻ってくるつもりみたいですよ?」
女の子「・・・は?戻ってくるの?」モシャモシャ
青い鳥「でも大丈夫ですよ。どこに行っても、マッチ売りが死ぬ結末には変わりない。意味なんて無いですよ」
大男?「・・・そう思うか?」
女の子「私は思わないなー、キモオタは何か考えがあるんでしょ?別におとぎ話の住人が現実世界にいくことは問題ないわけだしさ」
大男?「それで、どうする?次の手を打つか?」
女の子「んー・・・とりあえず夕飯を先に済ませるかな、別に消えなかったら消えなかったで今回はキモオタの勝ちってことでいいや」モシャモシャ
青い鳥「いいんですか?」
女の子「いいのいいの、毎回私が勝っても面白くないしさ。別にこのお話以外にもたくさん消せばいいわけだしさ」モシャモシャ
大男?「・・・・・・」

454 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/18(木)20:46:12 ID:N6D
現実世界 キモオタの部屋
キモオタ「・・・でござる、なので代役をお願いしたいでござる・・・」ピッピッ
ティンカーベル「マッチ売りちゃん!キモオタはお話中みたいだからもうちょっと待ってて」
マッチ売り「うん・・・ねぇ、ティンクちゃん」
ティンカーベル「なになに?」
マッチ売り「ここにある絵本・・・おとぎ話の絵本だよね?泣いた赤鬼、裸の王様、シンデレラ・・・おねえちゃんの絵本かな・・・?」ガサガサ
マッチ売り「これ、私のお話・・・?」
つ【マッチ売りの少女】
ティンカーベル「うん、そうだよ。読んでみる?」
マッチ売り「ううん、いいの。本当に私はおとぎ話の世界にすんでるんだなって思ったの・・・」
キモオタ「さてwwwシンデレラ殿にも連絡できましたしなwww赤ずきん殿にも代役をお願いしましたぞwwwでは行きますかなwww」
マッチ売り「どこいくの?おにいちゃん」
キモオタ「んんwwwいってみればわかりますぞwww」

455 :名無しさん@おーぷん :2014/12/18(木)20:48:07 ID:UvM
赤ずきんちゃんがマッチを…!?
ちょっとマッチ買ってくる

456 :名無しさん@おーぷん :2014/12/18(木)20:50:36 ID:2Qu
赤ずきんとマッチ売りの父親が絡んだら確実に一悶着起きるな

457 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/18(木)20:57:23 ID:N6D
キモオタの住む町 図書館
マッチ売り「としょかん?ってなに?ティンクちゃん」
ティンカーベル「ここはね、いろんなお話が読める場所だよ!絵本とか小説とか!いろんなお話!」
マッチ売り「おにいちゃん、私を連れてきたい場所ってここ?」
キモオタ「そうですぞ、少し待っていてくだされ・・・司書殿」
司書「あれ?キモオタさん・・・?忘れ物か何かですか?」
キモオタ「突然、無理を言うでござるが・・・頼みごとがあるでござるよ」
司書「はい?私に出来ることだったら・・・なんでもしますけど、どうしました?」
キモオタ「図書館にいる子供たちを集めて、もう一度読み聞かせをして欲しいのでござる、今度はこの【マッチ売りの少女】の絵本を」
司書「うーん・・・そうですね・・・今日の読み聞かせは終わってますし・・・」
キモオタ「この通りでござる!どうしてもこの子に・・・読み聞かせをしているところを見せてやりたいのでござる!」ペコッ
司書「わわっ、頭を下げたりしないでくださいよ、キモオタさん!大丈夫です、一冊だけなら・・・なにか事情もありそうですしね・・・」
キモオタ「ありがたい!よろしく頼みますぞ!」


458 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/18(木)21:06:28 ID:N6D
司書「みんなー、今日は司書お姉さんのおはなしの時間もう一回やるよー、みんなおいでー!」ニコニコ
ワーワー ザワザワ
ティンカーベル「子供たち集まってきたね!やっぱり司書お姉さんの読み聞かせ人気なんだね!」
マッチ売り「おにいちゃん、あのお姉さんのお話をみんなで聞くの?」
キモオタ「そうですぞ、さぁ、マッチ売り殿も・・・」
マッチ売り「・・・うん」
司書「今度はこのお話を読むよー、【マッチ売りの少女】という絵本だよー」
シラナイオハナシダー
ハヤクヨンデー
司書「はい、じゃあ読むよーみんな仲良く聞いてねー」ニコニコ
マッチ売り「おにいちゃん・・・私のお話、始まるの?」
キモオタ「そうですぞ、どうかしましたかな?」
マッチ売り「・・・私に事だったら、せっかく読んでもらってもおもしろくないよ?わくわくするお話やどきどきするお話がいいと思うの」
キモオタ「それはどうですかな・・・さぁ、始まりますぞ」

459 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/18(木)21:14:33 ID:N6D
司書「あるところにとても貧しい女の子が住んでいました。今と同じでこの女の子の町も冬だよー、雪も降ってるのかな」
マッチ売り「・・・・・・」
マッチ売り(きっとみんな聴いてくれないよ、私のお話だもん)
・・・
司書「──・・・マッチ売りの少女は頑張ってマッチを売ります。マッチはいりませんかー、マッチはいりませんかー?だけど誰もマッチを買ってくれません」
「司書お姉さん、マッチ売りちゃんが可哀想だよー!」
「僕がマッチを買ってあげたら、マッチ売りちゃん可哀想じゃなくなるかな?」
「ふええ、かわいそうだよぉ」グスングスン
マッチ売り「・・・・・・」
司書「──マッチ売りの少女はマッチを擦ります。すると亡くなったおばあちゃんが微笑んでいました」
グスングスン グスングスン
ヒックヒック グスングスン
マッチ売り「・・・・・・おにいちゃん」
キモオタ「なんですかな?」
マッチ売り「あの子たちは何で泣いてるの・・・?」

460 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/18(木)21:24:36 ID:N6D
キモオタ「どうしてだとおもいますかな?」
マッチ売り「・・・わかんない。私が可哀想だったから泣いてくれたの?」
キモオタ「そうでござろうな、マッチ売り殿が頑張ってるのに報われない・・・それを悲しんで泣いてくれているのでござる」
マッチ売り「私の町では誰もそんなことしなかったよ?かわいそうな子がいても・・・みんな見ない振りしてた、大人たちはみんな」
キモオタ「・・・あの子たちは違うでござるよ、司書殿のお話に夢中になって、マッチ売り殿の為に泣いているのでござる」
マッチ売り「優しいんだね・・・」ジワッ
キモオタ「そうですな・・・さぁ、お話をきくでござる」
マッチ売り「うん」コクン
・・・
司書「──こうして、マッチ売りちゃんはおばあちゃんと一緒に天国へ行きました。・・・はい、おしまいだよ」
グスングスン ヒックヒック
「司書お姉さん、私、マッチ売りちゃん助けたいよ!」
「僕も困ってる人がいたらお手伝いする!」
「私も!優しい大人になって困ってる人を助けてあげる!」
「僕も!」「私も!」
マッチ売り「・・・・・・」

461 :名無しさん@おーぷん :2014/12/18(木)21:33:28 ID:2Qu
キモオタたちもなかなかの畜生に見えてきた

462 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/18(木)21:36:26 ID:N6D
司書「キモオタさん、これでいいですか?」ニコッ
キモオタ「ありがたい、急ならお願いにもかかわらず・・・」
司書「いえいえ、お嬢ちゃんはどうだった?お姉さんのお話、どうだったかな?」
マッチ売り「・・・みんなが優しくて、嬉しかったよ」ニコッ
司書「そうだね、お姉さんもね。昔、このおとぎ話を読んですごく感動しちゃって・・・だからみんなに優しくしようって思ったんだよ。そして司書になったの。だからお嬢ちゃんも、このお話を聞いて、そう思ってくれたら嬉しいな」ニコッ
マッチ売り「本当?私のお話で、そう思ってくれたの?」
司書「うん!」
マッチ売り「優しい大人になりたいって思ってくれた?」
司書「うん、そうだよ!」
マッチ売り「・・・うん、ありがとう。お姉ちゃん」
司書「うん。それじゃあ、キモオタさん。私はお仕事に戻りますね」ニコッ
キモオタ「司書殿、このお礼はいずれ・・・!」
司書「いえいえ、ではまた」ニコッ
マッチ売り「・・・・・・私のお話で、優しくなりたいって思ってくれた人がいる・・・!」

463 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/18(木)21:46:53 ID:N6D
キモオタ「・・・マッチ売り殿はみんなが幸せになる手助けをしたいと言っておりましたな」
マッチ売り「・・・・・・うん」
キモオタ「マッチ売り殿のおとぎ話を読んだ司書殿は・・・マッチ売り殿のようなかわいそうな思いをしている子供をほおっておけないと、そう思い優しくなりたいと思ってくれたのでござる」
キモオタ「そして先ほどの子供たちも同じでござるよ・・・マッチ売り殿のおとぎ話を読んで、みんながかわいそうだと涙を流し、優しくありたいと感じたのでござる」
マッチ売り「うん、うん・・・」
キモオタ「あの子供たちがいずれ優しい大人になり、子供を産んで・・・また、マッチ売りの少女のお話を聞かせ・・・育っていく」
マッチ売り「それってね、私のおとぎ話で・・・優しい大人がたくさんいる世界ができるってことかな?」
キモオタ「もちろん、そうですぞ!そしてみんなが優しい大人になり、困っている人を助けたいと思えるようになれば・・・みんなが幸せな世の中がいつかやってくるでござる」
マッチ売り「そのお手伝い・・・私、できてる?」
キモオタ「もちろんですぞ!マッチ売り殿や幸せな王子殿はつらい思いをしたかもしれないでござる・・・しかしそれは子供たちの心を育てて、立派な大人へと成長してくれるのでござるよ!だからマッチ売り殿は、幸せな世界を作る手助けを出来てるんですぞ!」
マッチ売り「・・・それってね、すごく・・・嬉しいことだね、おにいちゃん」ニコッ

464 :名無しさん@おーぷん :2014/12/18(木)21:51:08 ID:UvM
マッチ売りや、これをお食べ
つファミチキ

465 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/18(木)22:01:24 ID:N6D
キモオタ「マッチ売り殿の結末は・・・我輩には、どうにもできないのでござるよ」ググッ
マッチ売り「・・・うん」
キモオタ「死に意味があるなどとは思わないでござるが・・・しかし、少なくともマッチ売り殿の悲しい結末は、子供たちの心に残り・・・成長の助けをする、意味のあることなのでござる・・・」
マッチ売り「・・・それを見せてくれるために、ここに来たの?」
キモオタ「そうですな、我々には・・・これくらいしかできないですからな・・・」
ティンカーベル「・・・うん、そうだね・・・」
マッチ売り「ううん、ありがとうおにいちゃん。私、この世界で・・・みんなが幸せになるお手伝いできてるって知って、すっごく嬉しいよ」
マッチ売り「死んじゃうのは・・・恐いけど、でも平気!」ニコッ
ティンカーベル「マッチ売りちゃん・・・ねぇ、キモオタ!」
キモオタ「なんですかなwwwティンカーベル殿www」
ティンカーベル「サイゼリア行こう!三人で!そんで美味しいもの食べよう!」
キモオタ「そうですなwwwマッチ売り殿、夕飯行きますぞ!我輩がごちそうしますぞwww」
マッチ売り「・・・うん!行く!」ニコッ

466 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/18(木)22:03:19 ID:N6D
今日はここまで、明日はお休みです。
なんか伝えたいことがうまく書けなかったぜ・・・多分伝わってないなこれ
あとキモオタをキモく書けない・・・
難しい
マッチ売りの少女編 次回に続きます

467 :名無しさん@おーぷん :2014/12/18(木)22:04:23 ID:c9y
キモオタのお金って自分で働いて稼いだモノなんかな?

482 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/20(土)20:29:46 ID:DNL
>>467
キモオタは収入があるので自分が働いたお金でサイゼリアに行ってます
始まりますぞwww

484 :名無しさん@おーぷん :2014/12/20(土)20:33:24 ID:1xh
>>482
まじか
キモオタはキモオタでも偉いキモオタなんだな
期待!

485 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/20(土)20:44:17 ID:DNL
マッチ売りの少女の世界
・・・
・・

マッチ売り?「マッチはいりませんかー」
リッチなおっさん「ふふっ、早く帰って一杯やるかな」ホクホク
マッチ売り?「ねぇ・・・あなた、マッチは・・・いらないかしら?」
リッチなおっさん「なんだと!このリッチな私がそんな物買う訳ないだろ!どいつもこいつも・・・まったく!私に近寄るな薄汚い孤児め!」プンプン
ドンッ ズシャッ
マッチ売り「・・・・・・」ドロッ
コート姿の男?「おい、大丈夫か?あいつ、突き飛ばすなんてひどいな・・・」
マッチ売り?「・・・・・・」ガシャッ
コート姿の男?「待て待て待て!」グイッ
マッチ売り「赤鬼・・・あなた、目立つんだから宿で休んでなさいな」
赤鬼「オイラが居なかったらあの男を撃っていただろ!気持ちはわかるが落ち着け!騒ぎになるぞ、赤ずきん」
赤ずきん「・・・平気、少し腹が立っただけよ。もう落ち着いたからマスケットを返しなさい」
赤鬼「・・・騒ぎになったら困るのはオイラ達じゃないんだ」スッ
赤ずきん「そうね、少し軽率だったかしらね」

486 :名無しさん@おーぷん :2014/12/20(土)20:44:32 ID:jWE
おまいらキモオタのことキモオタって呼んでるけど
キモオタが働いてるならちゃんと「さん」つけろよ

487 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/20(土)20:58:27 ID:DNL
赤鬼「そのうちキモオタが帰ってくるはずだ・・・それまでの辛抱だろ」
赤ずきん「ええ、マッチ売りの少女の代役ができるのは年齢的にも私だけだから引き受けたけど・・・」
ザワザワ ザワザワ
赤ずきん「予想以上に冷たい人間ばかりなのね、この町は」
赤鬼「そうだな、一見豊かに見えるが・・・他人に感心のない奴ばかりだ」
赤ずきん「・・・話の展開上仕方ないとはいえ、あまりいい気分ではないわね・・・。だけど、引き受けた以上はやりきらないといけないわね」
赤鬼「そうだな!その責任感、それでこそ赤ずきんだな!」ガッハッハ
きもいおっさん「おやおや、お嬢ちゃんみたいなかわいい女の子がマッチを売っているのかい?」グヘヘ
赤ずきん「・・・・・・ええ」
きもいおっさん「ぐへへ、おじさんがマッチを全部買ってあげよう。その変わりお嬢ちゃんには今夜おじさんのマッチを擦ってもrぶべら!」
ガゴォッ
赤鬼「まったく、本当にひどい町だな・・・」ビュオン
赤ずきん「・・・・・・目の前で暴力沙汰があったけれど。私は何も見なかったことにしておくわ、赤鬼」
赤鬼「・・・すまん、そうしてもらえると助かる」


488 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/20(土)21:14:40 ID:DNL
・・・
・・

ティンカーベル「赤ずきん!赤鬼!ひさしぶりー!」ピュウ
赤鬼「おお、ティンク!しばらくぶりだな!」
赤ずきん「それほどでも無いでしょう?こないだ会ったばかりじゃない・・・ティンク。彼女とキモオタはどこかしら?」
ティンカーベル「マッチ売りちゃんおんぶしてるから走れないんだよ、サイゼリアでご飯食べた後寝ちゃったから・・・あ、これ差し入れ!缶コーヒーだよ!飲み物が入ってるんだよ!甘い奴だよ!」
赤ずきん「あら、気を使わせてしまったわね・・・」
赤鬼「ほう、珍妙な水筒だな・・・竹製じゃないのか?」
キモオタ「赤ずきん殿ー!赤鬼殿ー!」
赤鬼「おっ、ようやく登場だなキモオタ」
キモオタ「遅くなって申し訳ないwwwおなかがいっぱいになったら眠たくなってしまったようでしてwww」コポォ
赤ずきん「あなたがその娘にしてあげたかった事。それはキチンと済ませたのかしら?」
キモオタ「もちろんですぞ、ただ悲しいだけのおとぎ話ではないと伝えたつもりでござる。我輩の自己満足かもしれませんがな・・・」
赤ずきん「マッチはいくつか擦って・・・ご馳走やストーブの幻覚は見ておいたから。本当に幻覚が見えるマッチだったとはね・・・あとはその娘が、おばあちゃんの幻覚をみるだけよ。」
キモオタ「忙しいというのに代役をお願いして申し訳ないwww」コポォ

489 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/20(土)21:26:47 ID:DNL
マッチ売り「スヤスヤ・・・」
赤ずきん「・・・私も彼女を助けてあげたい気持ちはあるけれど、その変わりに私の命を投げ出すわけにはいかないから・・・。悪いけれど、代役はここまでよ」
キモオタ「いやいや、助かりましたぞwwwおかげでマッチ売り殿も、少しは救われたのではないでござろうか・・・」
ティンカーベル「ドリアも食べたしね!」
赤ずきん「・・・・・・それで、この後はどうするつもりかしら、キモオタ?」
キモオタ「・・・・・・」
赤鬼「・・・・・・キモオタ」
キモオタ「大丈夫でござるよ、滅多な真似はしませんぞwww今更マッチ売り殿を連れて逃げたりしませんからご安心をwww」
キモオタ「この後は・・・ここでマッチ売り殿と朝が来るのを待つでござるよ・・・それまでには・・・明け方までにはマッチ売り殿は・・・おそらく」
赤ずきん「・・・辛い決断だったわね。」

490 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/20(土)21:36:35 ID:DNL
キモオタ「なんのwww本当につらいのは我輩ではない故にwww」
赤鬼「キモオタ、その娘の結末・・・オイラ達でなんとか・・・」
赤ずきん「やめなさい。赤鬼」
赤鬼「しかし、なぁ・・・」
赤ずきん「なんとか出来るならもうやっているのよ、二人ともね」
赤鬼「・・・・・・」
ティンカーベル「赤鬼!そんな落ち込んだ顔しちゃダメだってば!」
キモオタ「ですぞwwwそれに我々にはやるべきことがあるりますからなwww」
赤鬼「やるべきこと?」
キモオタ「我々にマッチ売り殿を救うことはできないでござるが、おとぎ話を守ることはできるでござる。おそらくこの世界にまだいる黒幕に手出しをさせないこと・・・それならば我々にだってできますからな」
赤ずきん「・・・そうね、そしてそれは・・・このおとぎ話に限った話ではないものね。私達が落ち込んでいたら、誰がおとぎ話の消滅を防ぐのかしらね」
キモオタ「そうですぞ!さぁ、あとは我輩に任せて三人は宿で暖まっていてくだされwww」コポォ

491 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/20(土)21:51:29 ID:DNL
キモオタ「マッチ売り殿のことは我輩にお任せアレwww」コポォ
赤鬼「おいおい、水臭いぞ!俺達も朝まで付き合うって!なっ!」
ティンカーベル「えっ?私寒いから帰りたい!キモオタ頑張ってね!」
赤ずきん「・・・私も宿に戻るわよ。赤鬼、あなたも来なさい。この寒さだもの、マスケットのメンテナンスをしないといけないわね」
赤鬼「おいおい、どうしたんだよお前ら!冷たいぞ!?」
キモオタ「んんwwwクールガールズwwwいやいや、問題ないですからなwww赤鬼殿も休んでいてくだされwww」
赤鬼「い、いや・・・しかしだな」
赤ずきん「・・・赤鬼、察しなさい」ボソッ
赤鬼「・・・・・・そう言うことか、わかった」
ティンカーベル「・・・キモオタ」
キモオタ「なんですかなwwwティンカーベル殿www」
ティンカーベル「帰ったら、またピザ頼もうね!今度はたっくさんこれでもかってほどタバスコかけるよ!もう涙とかでちゃうくらいだよ!」
キモオタ「んんwwwそれはいいですなwww」
ティンカーベル「・・・つらい役割押し付けて、ごめんね」ボソッ
キモオタ「なんのなんのwwwでは後ほどにwww」コポォ

492 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/20(土)22:02:51 ID:DNL
・・・
深夜
マッチ売り「・・・スヤスヤ」
キモオタ(赤ずきん殿が察してくれて助かりましたな・・・)
キモオタ(口には出さないですがな・・・言ってしまえばここからはマッチ売り殿の死を待つだけ・・・それも手出しできず、ただ死にゆくマッチ売り殿のそばにいるだけ・・・)
キモオタ(黒幕が手出しする可能性がある以上必要な役割でござるし、それに・・・)
キモオタ(我輩自身、マッチ売り殿のそばにいてあげたかったのでござる。ただの自己満足でござるが・・・)
ユラユラ・・・ユラユラ・・・
キモオタ(んんwww雪までwwwこれはwww)
キモオタ(・・・冷えてきましたな)
マッチ売り「・・・おにいちゃん?」
キモオタ「・・・マッチ売り殿、目が覚めましたかな?」
マッチ売り「・・・いいよ?ここにいなくてもいいよ?おにいちゃんは暖かくしてていいんだよ?」
キモオタ「いやいや、マッチ売り殿と一緒にいたいのでござるよ。イヤでござるかなwww」
マッチ売り「ううん、イヤじゃないよ。だったらお願いする、それなら寂しくないもんね」ブルブル
キモオタ(この震えは寒さのせいですかな・・・それとも・・・)

493 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/20(土)22:12:50 ID:DNL
キモオタ「・・・・・・」
マッチ売り「・・・・・・おにいちゃん」
キモオタ「・・・・・・なんですかな」
マッチ売り「・・・・・・ご飯食べてるとき、お兄ちゃん言ってたよね。いろんなおとぎ話が消えないようにティンクちゃんと旅してるって」
キモオタ「言いましたぞ、それがどうかしましたかな?」
マッチ売り「・・・あのね、おにいちゃんは私のお話がみんなが幸せになるお手伝いできてるよって言ってくれたよね?だからね、そんなおとぎ話を守ってくれるおにいちゃんはもっとすごいよね!」
キモオタ「・・・マッチ売り殿。そういってもらえると嬉しいですなwww」
マッチ売り「・・・私、ずっとずっと応援するよ。おにいちゃんの事」
キモオタ「・・・マッチ売り殿」ジワッ
マッチ売り「だから頑張ってね、おにいちゃん。おとぎ話が消えちゃわないように・・・みんなのこと助けてあげてね?」
キモオタ「もちろんですぞ!マッチ売り殿、約束するでござる・・・もう二度とおとぎ話を消滅させませんぞ」ボロボロ
マッチ売り「うん。約束だよ・・・?」ニコッ

494 :◆oBwZbn5S8kKC :2014/12/20(土)22:22:26 ID:DNL
マッチ売り「司書のお姉さんのお話だと・・・私がマッチをこするとおばあちゃんが迎えにきてくれるのかな?」
キモオタ「・・・・・・そうでござるな」
マッチ売り「・・・そうだ、おにいちゃんにお礼しないといけないね」ニコッ
キモオタ「夕飯の・・・ですかな?いいですぞ、そんなことは・・・」
マッチ売り「ううん、ずっと一緒にいてくれたお礼・・・私がおにいちゃんにあげられるのはこれしかないけど・・・」
スッ
キモオタ「これは・・・マッチですな」
マッチ売り「一束しかないけど・・・このマッチが、おにいちゃんの役に立ったらいいなって思うんだ」
キモオタ「・・・大切にするでござる!ありがとうでござるよ、マッチ売り殿!」
マッチ売り「・・・うん。じゃあ、残りのマッチに火をつけなきゃ・・・」
キモオタ「・・・・・・」
マッチ売り「シンデレラお姉ちゃんに孤児院のことありがとうって言っておいてね。あとティンクちゃんと私のかわりしてくれた女の子にもありがとうって、言っててくれる・・・?」
キモオタ「もちろんですぞ、もちろんですぞ!」
マッチ売り「おにいちゃん」
キモオタ「・・・・・・」
マッチ売り「ありがとうね」ニコッ
シュボッ

495 :名無しさん@おーぷん :2014/12/20(土)22:25:47 ID:32l
あ、ああ.... (泣)

496 :名無しさん@おーぷん :2014/12/20(土)22:31:44 ID:Hi1
うう・・・

ショートストーリーの人気記事

神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」

神様の秘密とは?神様が叶えたかったこととは?笑いあり、涙ありの神ss。日常系アニメが好きな方におすすめ!

女「ハローハロー。誰かいませんか?どうぞ」

キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」

魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」

男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」

同僚女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」

妹「マニュアルで恋します!」

きのこの山「最後通牒だと……?」たけのこの里「……」

月「で……であ…でぁー…TH…であのて……?」

彡(゚)(゚)「お、居酒屋やんけ。入ったろ」