キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」 不思議の国のアリス編
Part22
Part1<<
Part18
Part19
Part20
Part21
Part22
Part23
Part24
Part25
Part26
>>Part35
評価する!(2756)
キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」一覧に戻る
評価する!(2756)
キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」一覧に戻る
589 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/14(金)01:22:33 ID:Nx2
番外編更新します
本編の更新はちょい延期、週末の定期更新には間に合うと思うんで申し訳ないけどもうしばしお待ちを…
590 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/14(金)01:25:20 ID:Nx2
四月に節分ネタをやる事に躊躇などしない番外編『かぐやと豆』
ドロシー「今日は良いお天気だなぁ…」ポケー
玉龍「うおぉーっ!ドロシー!?のんびりしている場合じゃないッス!今日は節分だって言うのに丸腰じゃ危険ッスよ!?」ドタバタ
ドロシー「えっ、えっ!?玉龍ちゃん一体何事なの?せつぶん…?」
玉龍「とにかくこの煎り豆を渡しておくッス!悪鬼が出たら手首のスナップを利かせて投げつけるんスよ!左手は添えるだけッス!」ビュンビュンッ
かぐや「うふふっ、玉龍ずいぶんと楽しそうね」ウフフ
ドロシー「かぐやさん、節分って何ですか…?も、もしかして戦いの訓練みたいなものですか?」オドオド
かぐや「単なる行事よ、物騒なものじゃあないわ。簡単に言えば厄除けね、邪気が発生しやすいこの時期にイワシの頭や柊を飾ることで邪気を引き連れてくる悪鬼を追い払おうという風習よ」
ドロシー「そんな風習があるんですね…。もしかして、この煎り豆も厄除けに使うんですか?」
玉龍「そうッスよ!鬼は豆が苦手って話ッスからね!全力でぶつけて攻撃するッス!目ッス!目を狙うッス!」ヒュヒュッ
ドロシー「えっ、その話って本当?前に見たときは赤鬼さん普通にお豆食べてたけど…?」
玉龍「そこはまぁ個人差があるッスから!ちなみにこの煎り豆は投げて攻撃する他にも食べる事で邪気や病から身を守れると言われてるッス!まさに攻防一体ッスね!」
ドロシー「へー…じゃあ病気にならないようにいっぱい食べた方が良いのかな?」
かぐや「多ければいいというものじゃないのよ、それは年齢の数だけ食べるの。そうすることで丈夫な体を得られると言われているわ」
ドロシー「そうなんだ、なんだか面白い行事ですね」
玉龍「かぐやにも煎り豆をあげるッスからちゃんと年齢の数だけ食べるッス!お手軽に健康な体をゲットするッスよ!」スッ
かぐや「あら、ありがとう。それじゃあ年齢の数だから二十……」
孫悟空「おいおい、かぐや。節分豆は年齢の数だけ食うんだぜ、二十も食ったら食いすぎだろ?」ヒョコ
591 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/14(金)01:31:45 ID:Nx2
かぐや「あら悟空。私こう見えて二十越えているのよ?」
孫悟空「いやいや、そりゃあお前が『月の姫』だった頃の年齢だろ?今はこの日ノ本で赤ん坊からやり直してんだから『かぐや姫』の年齢だけ豆を食うのが筋だろ。ってなると…お前が食う分はこんだけだ」スッ
一 粒 。
ドロシー「な、なんで一粒なんですか…?もしかしてお二人喧嘩しているとか…?」ヒソヒソ
玉龍「違うッスよ。かぐやは月の民っすから人間とは成長速度が違うんスよ。だからじーさんが竹の中から見つけた赤ちゃんかぐやは三ヶ月くらいで年頃の娘に成長したんス。だから外見は大人ッスけどかぐやは実質一歳ちょいなんスよね」
ドロシー「へー…そうだったんだ」
かぐや「悟空、あなたの言い分も解るわ。だけど私の場合は少し特殊だから元の年齢だけ食べても良いんじゃないかしら?一粒なんて食べたんだか食べていないんだかわからないわ」
孫悟空「何言ってんだお前。この手の行事は疎かにしちゃあいけねぇ、キッチリやれってお師匠様も言っていたしな、ここは真面目に年齢分として一粒だけ豆を喰うべきだぜ」
かぐや「あのね悟空…私はこの行事を疎かにしているわけじゃないのよ。ただ一粒だけ食べたって仕方無いという事をーー」
孫悟空「ははぁん、なるほどな…さてはかぐや、煎り豆が好物だから少しでも多く食べてぇって事だな?」
かぐや「そうじゃないわ、悟空。私はただーー」
孫悟空「なんつぅか意外だけどよぉ、実はかぐやも結構食い意地はってんだな!食い意地はってるといやぁ猪八戒だが、オメェもなかなか良い勝負かもしれねぇな!ガッハッハ!」
かぐや「猪八戒と、良い勝負……?」カチン
ドロシー「か、かぐやさん…?なんだか目付きが怖いですけど…」
玉龍「あー…先輩やっちゃったッスね。うちは知らないッスよー…」
592 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/14(金)01:36:23 ID:Nx2
かぐや「……悟空の言う通りね。私はこの体では一年足らずしか生きていないのだから一粒だけ食べる事にするわ」ポリポリ
孫悟空「おう、それがいいぜぇ。食い意地はってるとロクな事ねぇからなぁ」ハハハ
かぐや「さて、次は悟空が歳の数だけ煎り豆を食べる番よ?」ヒョイッ
孫悟空「ん?俺は不老不死になっちまってるしわざわざ豆なんざ食わなくてもーー」
かぐや「駄目よ。この手の行事は疎かにしてはいけない、そうなんでしょう?それともお師匠様の教えを無視するのかしら…?」
孫悟空「どうした?お前、なんか怒ってねぇか…?」
かぐや「確か…不老不死になる前のあなたの寿命が342歳。それから天界で好き放題した期間が約100年と数十年…」ザラザラザラ…
孫悟空「お、おいかぐや…」
かぐや「それからお釈迦さまに破れて五行山に約500年封印されて…。お師匠様に助けられて天竺までの旅路で数年……」ザラザラザラ…
かぐや「はい、これがあなたが食べるべき煎り豆よ」ドッサリ
孫悟空「馬鹿お前…!煎り豆ばっかりこんなに食えるわけねぇだろ!千粒以上って……馬鹿お前!」
かぐや「あら?私に強いておきながら自分は食べないのね?流石、斉天大聖サマは格が違うわねぇ……?」ジロリ
孫悟空「……わぁったよ、食えば良いんだろ!?ったくよぉ……うぅ、口の中がパサツキやがる…。ドロシー、すまねぇが水くれねぇか?」モシャモシャ
ドロシー「あっはい、すぐに井戸水を汲んできますっ!」トテトテ
玉龍「かぐやって、キレると途端に感じ悪くなるッスよね…」
おしまい(週末にまたお会いしましょう!)
593 :名無しさん@おーぷん :2017/04/14(金)03:46:34 ID:7ye
お会いしましょう!!
594 :名無しさん@おーぷん :2017/04/14(金)14:46:18 ID:YMG
グレーテル(幼女)だけに飽き足らずかぐや姫(1歳ちょい)にまでフォーカスをあてるなんてやっぱり…
595 :名無しさん@おーぷん :2017/04/14(金)22:10:41 ID:wPi
一歳に手を出すなんて節操なしだなぁ
596 :名無しさん@おーぷん :2017/04/16(日)02:24:49 ID:Iqs
イッチのロリコン疑惑待ったなし
597 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)00:45:37 ID:WND
(ヤバい、本編を更新しないとおかしい流れになりつつある)
本編更新しまーす!
599 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)00:50:11 ID:WND
キモオタ「待つでござるアリス殿!我輩の話はまだ終わっておりませんぞ!」ダダッ
ドロシー「ま、待ってくださいキモオタさん!私も一緒n」
巨大な青い鳥(以下、青い鳥)「行かせやしないぞ!アリスさんの為にもお前達をここで足止めする!それが僕の役目だァ!!」バッサー
キモオタ「ぐぬぅっ…!邪魔をしないでいただきたい!」
青い鳥「散々アリスさんや僕の邪魔をしてきたのはお前じゃあないか!文句があるなら力ずくで僕を倒して見せろ!もっとも今の僕はちっぽけな小鳥じゃあない、恐れられるべき怪鳥だ!」
青い鳥「魔法薬『力太郎』と巨大化するキノコのおかげで僕はこの姿と力を手に入れた!もう僕を止められるものなんか何もない!どんな敵だろうと、運命だろうと!」
ブルゥォォォォォォォ!!!
キモオタ「ぐぬぬ…!アリス殿の思惑通りになってしまうでござるが、やはりここは我々でファミチキ殿を倒して進むしかないでござるかーー」
ヘンゼル「キモオタお兄さんはつくづく馬鹿正直だね。なんであの化物の相手しようなんて発想になるかな」バッ
キモオタ「ヘンゼル殿!」
ヘンゼル「化物の相手は化物に任せればいいんだ。出でよ銀貨の魔獣!あの怪鳥を食い止めろ!」ガキン!ガキン!
銀貨の魔獣「ガルァァァ!!」ビュバッ
青い鳥「クソォ…火打ち箱の魔獣か!人間に従うしかできない魔獣なんかに負けてたまるかァ!!」ビュオッ
ガキィィン!!
ヘンゼル「ここは僕達が食い止める!キモオタお兄さんやみんなはアリスを追うんだ!」
600 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)00:52:42 ID:WND
キモオタ「助かったでござるヘンゼル殿!さぁドロシー殿、アリス殿の所まで案内してくだされ!」タタッ
ドロシー「わ、わかりました…!」タッタッ
赤ずきん「赤鬼、人魚姫、私達も急ぎましょう」スタッ
赤鬼「おう!あっちにはまだ仲間が何人もいる、少しでも戦力まとめてぶつからねぇとな!」
人魚姫の声『りょーかーい!でっかい犬とでっかい鳥の戦いとか見た事無いから興味あるけど…あいつ倒すのが先だもんねー』スゥー
青い鳥「そう簡単に突破されてたまるか!防衛部隊!投石部隊!あいつらが城に向かうのを止めるんだ!」
ビル「言われなくたってそのつもりだぜ青い鳥の旦那ァ!俺達みてぇな脇役がアリスの役に立てる最大の好機、見逃すわけねぇぜェ!!」
ザザッ
キモオタ「ぬぅっ!あの者…トカゲでござるか?いやそれよりも一人で我々を止めるつもりとは……まさか相当な強者では!?」
ビル「ヘヘッ…察しが良いねェ。俺様は『一番槍のビル』!!防衛部隊一の強者だァ!さぁさぁ侵入者共ォ!死にたくねぇ奴は下がっていやが…ブベラッ!」ドサッ
ズダーン
赤ずきん「先を急ぐわよ」タッタッタッ
赤鬼「容赦ねぇなお前…。つぅかなんだったんだアイツ……」タッタッタッ
「おい、ビルがやられたぞ。本当にあいつはクッソつかえねぇな……」
「いいよいいよ、わかってた事だし誰も期待してないから。それに侵入者共は僕達投石舞台が止めればいいだけだ」
「そうだな。【不思議の国のアリス】で鍛えた投石の腕、存分に発揮してやろうじゃないか。総員、投石準備ー!!」
「ひとまずは手押し車一杯!総員、投石始めェーー!!」
ビュンビュンビュンビュンビュンビュン
601 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)00:55:14 ID:WND
ヒューッ ドスドスドス!!
赤鬼「おいおい…まるで石の雨じゃねぇか!これじゃあ強引に進む事もできねぇぞ!?」バシッバシッ
キモオタ「地味な攻撃でござるが下手すれば大ダメージでござるしな…。赤ずきん殿があの投石を全て撃ち落とせるというのなら話は別でござるが…」サッ
赤ずきん「無茶を言わないで。そんな事をするならあの脇役達を一匹ずつ倒した方がずっと効率的よ」ササッ
人魚姫の声『そうはいってもさー、結構な数居るからどっちにしろ相当足止め食らうと思うんですけどー…』
裸王「皆の者!ここはひとまず散開するのだ!一か所に固まっていては集中攻撃を受けてしまうぞ!」
玉龍「とにかくこの脇役達を始末しない事にはどうにもこうにもならないッス!そうッスよね?先輩!っと、まずはまとめて三匹撃破ッスー!」シュバッ ザシュッ
孫悟空「チィッ…数が多すぎる!こいつらを一匹一匹潰してたんじゃあアリスを倒すなんてとてもじゃねぇがーー」ビュ シュバッ
グレーテル「ねぇお千代ちゃん……私の魔法で、全部焼き払ったらどうかな……?」
司書「この状況じゃ味方まで巻き添えにしちゃうから難しいかな。でもこのままじゃ…」
ヘンゼル「クッ…実力は銀貨の魔獣の方が上のハズなのに苦戦してる…。空を飛べる相手だと有利に運べないか」クッ
銀貨の魔獣「ガルルゥ……」ジリジリ
青い鳥「空からは怪鳥の僕が襲い、陸地は防衛部隊と投石舞台の攻撃!お前達はここで何もできずにやられるんだ!アリスさんの所にたどり着くことさえできずに!」
青い鳥「でも念には念を入れよう。今でも十分だけど、もっともっと戦力を増やせば…お前達なんかあっという間にズタボロだ!」バサッ
バラバラバラバラ……
602 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)00:57:23 ID:WND
バラバラバラバラ……
キモオタ「……っ!ファミチキ殿が空からばら撒いているアレはまさしくトランプ…!これはマズイですぞ!?」
司書「ヘンゼル!魔獣さんにお願いして宙を舞うトランプを少しでも減らせない!?あの数が全て兵隊になって降りてきたりしたら…!」
ヘンゼル「わかった!銀貨の魔獣!あのトランプを一枚でも多く斬り裂け!」
銀貨の魔獣「ガルル…ガルルァ!!」ザシュザシュッ
ズダーンズダーン
赤ずきん「……駄目、数が多すぎる!とてもじゃあ無いけど撃ち落とせない!キモオタ!あなたもサイリウムの魔法で撃ち落としなさい!」ズダーンズダーン
キモオタ「承知でござる!しかし二人がかりでも撃ち落とせる量ではーー」フリフリ
ボウンボウンボウンッ
「Target Lock-on」
「Attack staeted…」
「……Ready」
ドロシー「あ、あわわ…青い鳥さんと、この世界の住民だけでも大変なのに、こんなにトランプ兵が増えちゃったら…」アワワ…
キモオタ「ぐぬぬ…こうなってはもう四の五の言っていられないでござる!全力で応戦してさっさと突破するほかありませんぞ!」
青い鳥「できるもんならやってみろ!この戦力差でお前達にできる事なんて何もないんだ!潔く諦めて倒されろ!」
605 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)01:01:39 ID:WND
青い鳥「投石舞台は防衛部隊と共に白兵戦にかかれ!そしてトランプ兵と共に一気に侵入者共を叩き潰すぞ!」
ウオオオォォォォ!!
赤鬼「こうなったら覚悟決めるしかねぇ!オイラが道を切り開く!赤ずきんは援護してくれ!」
赤ずきん「えぇ、背中は私に任せなさい」ガチャッ
裸王「この裸王に力比べを挑むとはその意気や良し!さぁ磨き抜かれし筋肉の躍動をその目に焼き付けよ!」マッスル
ヘンゼル「銀貨の魔獣!お千代とグレーテル、それと僕を背中に乗せてくれ!」
銀貨の魔獣「ガルゥッ!」ヒョイヒョイッ
ヘンゼル「キモオタお兄さんとドロシーは…距離が遠すぎる!キモオタお兄さん!ドロシーを頼むよ!」
キモオタ「ガッテン承知!とはいえこの数相手ではいつまでもつやら…いやいや、悩んでも仕方ないですな!まずは桃太郎殿の刃で敵を一掃しますぞ!」フリフリ
玉龍「先輩、これマズくないッスか!?このままじゃああの時の…【西遊記】の二の舞ッス!」
孫悟空「あぁ…だがそいつだけは避けねぇとお師匠様に申し訳が立たねぇ!こっから反撃と行くぞ!ついて来れるな玉龍?」バッ
玉龍「モチのロンッス!うちは先輩についていくって決めてるッスから!天竺だろうとベッドの上だろうとお供するッスよ!」ドヤァ
孫悟空「…そんだけ軽口が叩けるってならまだまだ余裕って事だな。さぁて、遅れずに付いてきやがれ玉龍!」ヒュバッ
青い鳥「何か策があるような口ぶりだけど、無駄だ!多勢に無勢なんだ、お前達にこの大軍を退ける力なんかありゃあしない!」
孫悟空「ハッ、テメェ元々は小鳥なんだろ?巨大化する時に脳みそだけデカくすんの忘れたんじゃあねぇのか?」ハハッ
青い鳥「こいつ…!僕を馬鹿にして……絶対に許さないからな!こいつを一番にぶちのめせトランプ兵共!いくら強かろうがこの数の優位を覆せやしない!」バッサバッサッ
孫悟空「やっぱり忘れてやがるな?数にものを言わせて戦うってのは何もテメェの専売特許じゃあねぇんだぜ?」
ブチッ フーッ
孫悟空「さぁ湧いて出てきやがれ俺の分身!遠慮するこたぁねぇ、思う存分暴れやがれぇ!!」
607 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)01:06:08 ID:WND
パラパラ…ムクムクッ
分身悟空達「「「うおおぉぉぉ!!任せやがれぇぇ!!俺ぇ!」」」シュババッ
青い鳥「そうか分身…!でもまだこっちの方が圧倒的に優位なんだ、少し数が増えたくらい…」
孫悟空「おいおい、誰がこれで終わりだなんて言ったんだ?」ブチッ フーッ
分身悟空第二弾「「「ウキキッ!ウッキィィィッ!!」」」サルサルサル
青い鳥「なんだって!?まだ…っ!?」
孫悟空「さぁて、もう一丁いっとくかぁ!!」ブチッ フーッ
分身悟空第三段「「「うっほほーーい!モンキィィィーマジーック!!!」」」ガンダーラッ
青い鳥「まさかこんなに数が増やせるなんて…!アリスさんそんなこと教えてくれなかったぞ!?」クッ
孫悟空「ヘッ、一度に出し過ぎると分身の精度が落ちちまうからやりたかねぇんだが…四の五の言ってられねぇ。それに多少精度は落ちちまったとしてもーー」
孫悟空「暴れ猿の名に、三蔵法師の守護者の名に恥じねぇ戦いは出来るぜ?」ニヤッ
青い鳥「クゥッ…!怯むな怯むな!実態があろうと所詮は妖術だ!一匹ずつ潰していけばいい!」
ウオオオォォォッ
裸王「おぉ…!噂には聞いていたがあれが孫悟空の分身…!なんと凄まじい魔法だろうか…!」マッチョ
キモオタ「この流れに乗ってこの者共を一気に蹴散らしますぞ!」シュババッ
孫悟空「おっとその必要は無ぇ!この脇役共とトランプ兵は俺と分身、そして玉龍が引き受ける!」
孫悟空「キモオタと他の連中は先に城に行ってろ!とっととアリスの奴をぶちのめして全て終わらせちまえ!」ニッ
608 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)01:12:00 ID:WND
キモオタ「なんですと!?いくら分身が居ようともこの敵の数…悟空殿とはいえ厳しいのでは!?」シュババッ
孫悟空「だからって全員でこいつら相手にしてたらじりじり消耗しちまうだけだ!何人かがこいつ等の相手をして、残った奴らでアリスを叩くってのがこの状況じゃあ一番だ!」
孫悟空「そうなりゃあ残るのは俺と玉龍が適任だ。言っちゃあ悪ぃがテメェ等とは戦いの年季ってもんが違うからなぁ!」
ヘンゼル「待ってくれ、だったら僕が残る!この中で一番強い悟空さんがアリスの相手をせずにこんな連中の相手をする必要なんかないじゃないか」
玉龍「わかってないッスねー。ヘンゼルが残って倒されでもしたら城に向かった奴等は完全に挟み撃ちになるんスよ?そうなったら目も当てられないッス」ヒュヒュッ
ヘンゼル「……」クッ
孫悟空「仲間の背中を守るのは一番強い奴の使命ってな!俺と玉龍ならこいつ等を一匹たりとも城に流しやしねぇ、仏に誓ってだ」
孫悟空「それにテメェ等はアリスを止める為に散々修業やら何やらしてきたんだろ?だったらあいつをぶちのめす役目は譲ってやらぁ!」
キモオタ「…わかりましたぞ!ここは悟空殿の策に乗るでござる!ここは任せて他の者はアリスを追いますぞ!」
ブルゥォォォォォォッ!!
青い鳥「やらせないって言ったはずだ!ここで役目を全うできなかったんじゃあ僕はあの頃と変わらないただの平和の象徴になり下がってしまう…それだけは絶対に駄目だ!」
青い鳥「おとぎ話最強がなんだ!龍の子がなんだ!どれだけ分身が居ようが…僕達は絶対に勝ってアリスさんの役に立って見せるんだ!」バッサバサーッ
孫悟空「俺の妖術を目にして怯まねぇってのは褒めてやるぜ、だが手加減するかどうかってのはまた別の話だ!全力で行くぜ玉龍!伸びろォ…如意棒ォォォ!!」シュババッ
玉龍「オッケーッス!玉龍ちゃんの秘めたる実力、存分にさらけ出すッスよぉー!!」シャキーン
609 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)01:15:49 ID:WND
キモオタ「皆の者!今のうちに一気に城まで駆け進みますぞぉー!!行きますぞドロシー殿!」ドスドスドス
ドロシー「は、はい!で、でもやっぱり敵が多すぎて、これじゃ皆さんと合流する事ができないです……きゃあっ!」ズサッ
グイッ
ビル「ヘヘッ…さっきは後れを取っちまったがこのビル様はただじゃあ倒れねぇ…!裏切り者のお前がいなけりゃあそいつは城の中で迷うしかねぇはずだ!」
ドロシー「は、放して…!」
ビル「放さねぇ…!お前達を城に向かわせる訳にゃあいかねぇんだ!俺達は脇役だがアリスの願いを叶えたいって気持ちは同じだ、お前らの様な侵入者に好き勝手させる訳にゃあいかねぇ…べぶっ!」ドサッ
ズダーン
ドロシー「あ、ありがとう…赤ずきんちゃん…!」
赤ずきん「礼は要らないわ。それより、この状況じゃあ合流するなんて無理よ。戦力を分散することになってしまうけど…今近くに居る者同士でアリスの元に向かうしかないわ」
赤鬼「あぁ、それがいいだろうな。オイラは赤ずきんと人魚姫で城に向かう!」
人魚姫の声『うんうん!私は二人としか会話できないしそーしたほーがいいっぽいね』
ワーワー
ヘンゼル「僕はお千代とグレーテルを連れて城に向かう。銀貨の魔獣に乗ったままならなんとか突っ切れそうだ」
グレーテル「今は離ればなれになっちゃうけど……みんなで頑張ってアリスをかまどにしようね……?」
司書「二人の事は任せてください!でも、そうなると裸王様がお一人で進むことに…」
ワーワー
裸王「うむっ!案ずるな!この裸王、一人とて一切問題無い!アリスの元まで一気に突き進んでくれよう!」マッスル
610 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)01:19:30 ID:WND
キモオタ「ならば我輩はこのままドロシー殿と進みますぞ!」
「させるか!あの裏切り者をまず殺すんだ!あいつは城の内部構造を知っているぞ!」
「あいつさえ殺せば他の連中はアリスの居場所の見当もつかないはずだ!他の連中は後回しにしてドロシーを狙え!殺せ!」
ドロシー「ううっ…私が狙われてる…!怖い…怖いよ…追いつかれたら殺されちゃう……きゃあっ!」ズサーッ
キモオタ「ドロシー殿!?大丈夫でござるか!?」
「しめた!あいつ転んだぞ!今がチャンスだ、この隙に攻めかかれ!」
「手間を掛けさせやがって…所詮あいつは魔法具も何も持っていないただの小娘だ、恐れる事はねぇ!やっちまえ!」
ドロシー(うぅ…。頑張って皆の役に立とうと思ったけど、やっぱり私足手まといだ…)ジワッ
ヘンゼル「立って!立つんだドロシー!君は何も持ってないわけじゃあないだろう!こんなところで諦めてどうするんだ!」
ドロシー「ヘンゼル君…」
ヘンゼル「聞かせてくれ!君にはアリスが言っていた『お気に入りの場所』とやらがどこなのかわかるんだろう!?アリスはこの城のどこに居る?僕達はどこに向かえばいい!?」
ヘンゼル「それを知っているのは君だけだ!君が諦めたらアリスを倒せない!勇気を出すんだ、ドロシー!」
ドロシー「そうだよ、そうだよね…私は決めたんだ。皆と一緒に戦うって、こんなところで諦めてたら送り出してくれたかかしやライオンに叱られちゃうよね…」スクッ
「あの子供余計な事を…!今すぐにドロシーを止めろ!アリスの居場所を口にさせるわけにはいかない!」
「裏切り者め…!これで死ねぇぇぇ!!」ビュバッ
ザッ
「こいつ…避けただと!?」
ドロシー「あ、アリスちゃんは…アリスが一番気に入っている場所は王座の間です!だからきっと、今もそこに居るはずです!」
611 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)01:23:31 ID:WND
ドロシー「王座の間は城の奥の奥…とても高い場所にあるけれど、その階までたどり着ければすぐにわかります!その階はほとんど王座の間に使われていますから!」
赤ずきん「王座の間…!とにかく上の階を目指していけばいいのね?」
ドロシー「はいっ!何処からお城に入ってもたどり着く事は出来ます!いくつも階段があるけど、お城の中央の方へ続く階段だけを探して上って行けばいずれはその階にたどり着けます!細かい道順は案内できなくて…ごめんなさい!」
裸王「問題無いぞドロシーよ!この広大な城からアリスを探す事を考えれば、その情報は事情に有益!」マッチョ
キモオタ「勇気出せましたなドロシー殿www」
ヘンゼル「これで僕達はアリスの元にたどり着ける!君のおかげだ、ありがとうドロシー」
ドロシー「う、うん…!頑張ろうね…!」タッタッタッ
「えぇい…!あの小娘余計な事を…!投石用意だ!今からでも連中をーー」
分身悟空第一段「やらせねぇぞぉ!テメェ等の相手は俺だァ!!」シュバッ
分身悟空第二弾「ウキキッ、ウッキキー!!」サルサル
分身悟空第三段「うほほーい!マッチャアキィィィー!!」マチャアキ
「ぐおぉっ!邪魔をしやがって化け猿が…!」ズサー
孫悟空「なに余所見してやがんだぁ?分身じゃあ物足りねぇってなら俺が直接相手してやってもいいんだぜ?」ニッ
玉龍「先輩、超カッコイイッス〜!惚れ直すッスー!抱いて欲しいッスー!」
孫悟空「玉龍!テメェ戦いに集中しろ!さぁて、あいつらは城に向かった!こっからが本領発揮だぜぇ!!うおおおぉぉぉっ!!」ウッキィー
・・・
612 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)01:34:01 ID:WND
今日はここまで 不思議の国のアリス編次回に続きます
レスありがとう!次回、誰と戦う食べ裸得る王位っっlになるうのか
613 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)01:35:25 ID:WND
盛大に誤字った
誰と誰が戦う事になるうのか決まりますよー!
次回をお楽しみに
614 :名無しさん@おーぷん :2017/04/17(月)01:45:09 ID:WvI
トカゲのビル二回撃たれてて草
616 :名無しさん@おーぷん :2017/04/18(火)00:50:57 ID:VI3
乙です!
赤ずきんがナチュラルにドロシー助けるところ好きだ…!
619 :名無しさん@おーぷん :2017/04/19(水)23:53:34 ID:a3B
盛大な誤字に草
王位っっlってwどんな予測変換ww
番外編更新します
本編の更新はちょい延期、週末の定期更新には間に合うと思うんで申し訳ないけどもうしばしお待ちを…
590 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/14(金)01:25:20 ID:Nx2
四月に節分ネタをやる事に躊躇などしない番外編『かぐやと豆』
ドロシー「今日は良いお天気だなぁ…」ポケー
玉龍「うおぉーっ!ドロシー!?のんびりしている場合じゃないッス!今日は節分だって言うのに丸腰じゃ危険ッスよ!?」ドタバタ
ドロシー「えっ、えっ!?玉龍ちゃん一体何事なの?せつぶん…?」
玉龍「とにかくこの煎り豆を渡しておくッス!悪鬼が出たら手首のスナップを利かせて投げつけるんスよ!左手は添えるだけッス!」ビュンビュンッ
かぐや「うふふっ、玉龍ずいぶんと楽しそうね」ウフフ
ドロシー「かぐやさん、節分って何ですか…?も、もしかして戦いの訓練みたいなものですか?」オドオド
かぐや「単なる行事よ、物騒なものじゃあないわ。簡単に言えば厄除けね、邪気が発生しやすいこの時期にイワシの頭や柊を飾ることで邪気を引き連れてくる悪鬼を追い払おうという風習よ」
ドロシー「そんな風習があるんですね…。もしかして、この煎り豆も厄除けに使うんですか?」
玉龍「そうッスよ!鬼は豆が苦手って話ッスからね!全力でぶつけて攻撃するッス!目ッス!目を狙うッス!」ヒュヒュッ
ドロシー「えっ、その話って本当?前に見たときは赤鬼さん普通にお豆食べてたけど…?」
玉龍「そこはまぁ個人差があるッスから!ちなみにこの煎り豆は投げて攻撃する他にも食べる事で邪気や病から身を守れると言われてるッス!まさに攻防一体ッスね!」
ドロシー「へー…じゃあ病気にならないようにいっぱい食べた方が良いのかな?」
かぐや「多ければいいというものじゃないのよ、それは年齢の数だけ食べるの。そうすることで丈夫な体を得られると言われているわ」
ドロシー「そうなんだ、なんだか面白い行事ですね」
玉龍「かぐやにも煎り豆をあげるッスからちゃんと年齢の数だけ食べるッス!お手軽に健康な体をゲットするッスよ!」スッ
かぐや「あら、ありがとう。それじゃあ年齢の数だから二十……」
孫悟空「おいおい、かぐや。節分豆は年齢の数だけ食うんだぜ、二十も食ったら食いすぎだろ?」ヒョコ
591 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/14(金)01:31:45 ID:Nx2
かぐや「あら悟空。私こう見えて二十越えているのよ?」
孫悟空「いやいや、そりゃあお前が『月の姫』だった頃の年齢だろ?今はこの日ノ本で赤ん坊からやり直してんだから『かぐや姫』の年齢だけ豆を食うのが筋だろ。ってなると…お前が食う分はこんだけだ」スッ
一 粒 。
ドロシー「な、なんで一粒なんですか…?もしかしてお二人喧嘩しているとか…?」ヒソヒソ
玉龍「違うッスよ。かぐやは月の民っすから人間とは成長速度が違うんスよ。だからじーさんが竹の中から見つけた赤ちゃんかぐやは三ヶ月くらいで年頃の娘に成長したんス。だから外見は大人ッスけどかぐやは実質一歳ちょいなんスよね」
ドロシー「へー…そうだったんだ」
かぐや「悟空、あなたの言い分も解るわ。だけど私の場合は少し特殊だから元の年齢だけ食べても良いんじゃないかしら?一粒なんて食べたんだか食べていないんだかわからないわ」
孫悟空「何言ってんだお前。この手の行事は疎かにしちゃあいけねぇ、キッチリやれってお師匠様も言っていたしな、ここは真面目に年齢分として一粒だけ豆を喰うべきだぜ」
かぐや「あのね悟空…私はこの行事を疎かにしているわけじゃないのよ。ただ一粒だけ食べたって仕方無いという事をーー」
孫悟空「ははぁん、なるほどな…さてはかぐや、煎り豆が好物だから少しでも多く食べてぇって事だな?」
かぐや「そうじゃないわ、悟空。私はただーー」
孫悟空「なんつぅか意外だけどよぉ、実はかぐやも結構食い意地はってんだな!食い意地はってるといやぁ猪八戒だが、オメェもなかなか良い勝負かもしれねぇな!ガッハッハ!」
かぐや「猪八戒と、良い勝負……?」カチン
ドロシー「か、かぐやさん…?なんだか目付きが怖いですけど…」
玉龍「あー…先輩やっちゃったッスね。うちは知らないッスよー…」
592 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/14(金)01:36:23 ID:Nx2
かぐや「……悟空の言う通りね。私はこの体では一年足らずしか生きていないのだから一粒だけ食べる事にするわ」ポリポリ
孫悟空「おう、それがいいぜぇ。食い意地はってるとロクな事ねぇからなぁ」ハハハ
かぐや「さて、次は悟空が歳の数だけ煎り豆を食べる番よ?」ヒョイッ
孫悟空「ん?俺は不老不死になっちまってるしわざわざ豆なんざ食わなくてもーー」
かぐや「駄目よ。この手の行事は疎かにしてはいけない、そうなんでしょう?それともお師匠様の教えを無視するのかしら…?」
孫悟空「どうした?お前、なんか怒ってねぇか…?」
かぐや「確か…不老不死になる前のあなたの寿命が342歳。それから天界で好き放題した期間が約100年と数十年…」ザラザラザラ…
孫悟空「お、おいかぐや…」
かぐや「それからお釈迦さまに破れて五行山に約500年封印されて…。お師匠様に助けられて天竺までの旅路で数年……」ザラザラザラ…
かぐや「はい、これがあなたが食べるべき煎り豆よ」ドッサリ
孫悟空「馬鹿お前…!煎り豆ばっかりこんなに食えるわけねぇだろ!千粒以上って……馬鹿お前!」
かぐや「あら?私に強いておきながら自分は食べないのね?流石、斉天大聖サマは格が違うわねぇ……?」ジロリ
孫悟空「……わぁったよ、食えば良いんだろ!?ったくよぉ……うぅ、口の中がパサツキやがる…。ドロシー、すまねぇが水くれねぇか?」モシャモシャ
ドロシー「あっはい、すぐに井戸水を汲んできますっ!」トテトテ
玉龍「かぐやって、キレると途端に感じ悪くなるッスよね…」
おしまい(週末にまたお会いしましょう!)
593 :名無しさん@おーぷん :2017/04/14(金)03:46:34 ID:7ye
お会いしましょう!!
グレーテル(幼女)だけに飽き足らずかぐや姫(1歳ちょい)にまでフォーカスをあてるなんてやっぱり…
595 :名無しさん@おーぷん :2017/04/14(金)22:10:41 ID:wPi
一歳に手を出すなんて節操なしだなぁ
596 :名無しさん@おーぷん :2017/04/16(日)02:24:49 ID:Iqs
イッチのロリコン疑惑待ったなし
597 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)00:45:37 ID:WND
(ヤバい、本編を更新しないとおかしい流れになりつつある)
本編更新しまーす!
599 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)00:50:11 ID:WND
キモオタ「待つでござるアリス殿!我輩の話はまだ終わっておりませんぞ!」ダダッ
ドロシー「ま、待ってくださいキモオタさん!私も一緒n」
巨大な青い鳥(以下、青い鳥)「行かせやしないぞ!アリスさんの為にもお前達をここで足止めする!それが僕の役目だァ!!」バッサー
キモオタ「ぐぬぅっ…!邪魔をしないでいただきたい!」
青い鳥「散々アリスさんや僕の邪魔をしてきたのはお前じゃあないか!文句があるなら力ずくで僕を倒して見せろ!もっとも今の僕はちっぽけな小鳥じゃあない、恐れられるべき怪鳥だ!」
青い鳥「魔法薬『力太郎』と巨大化するキノコのおかげで僕はこの姿と力を手に入れた!もう僕を止められるものなんか何もない!どんな敵だろうと、運命だろうと!」
ブルゥォォォォォォォ!!!
キモオタ「ぐぬぬ…!アリス殿の思惑通りになってしまうでござるが、やはりここは我々でファミチキ殿を倒して進むしかないでござるかーー」
ヘンゼル「キモオタお兄さんはつくづく馬鹿正直だね。なんであの化物の相手しようなんて発想になるかな」バッ
キモオタ「ヘンゼル殿!」
ヘンゼル「化物の相手は化物に任せればいいんだ。出でよ銀貨の魔獣!あの怪鳥を食い止めろ!」ガキン!ガキン!
銀貨の魔獣「ガルァァァ!!」ビュバッ
青い鳥「クソォ…火打ち箱の魔獣か!人間に従うしかできない魔獣なんかに負けてたまるかァ!!」ビュオッ
ガキィィン!!
ヘンゼル「ここは僕達が食い止める!キモオタお兄さんやみんなはアリスを追うんだ!」
600 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)00:52:42 ID:WND
キモオタ「助かったでござるヘンゼル殿!さぁドロシー殿、アリス殿の所まで案内してくだされ!」タタッ
ドロシー「わ、わかりました…!」タッタッ
赤ずきん「赤鬼、人魚姫、私達も急ぎましょう」スタッ
赤鬼「おう!あっちにはまだ仲間が何人もいる、少しでも戦力まとめてぶつからねぇとな!」
人魚姫の声『りょーかーい!でっかい犬とでっかい鳥の戦いとか見た事無いから興味あるけど…あいつ倒すのが先だもんねー』スゥー
青い鳥「そう簡単に突破されてたまるか!防衛部隊!投石部隊!あいつらが城に向かうのを止めるんだ!」
ビル「言われなくたってそのつもりだぜ青い鳥の旦那ァ!俺達みてぇな脇役がアリスの役に立てる最大の好機、見逃すわけねぇぜェ!!」
ザザッ
キモオタ「ぬぅっ!あの者…トカゲでござるか?いやそれよりも一人で我々を止めるつもりとは……まさか相当な強者では!?」
ビル「ヘヘッ…察しが良いねェ。俺様は『一番槍のビル』!!防衛部隊一の強者だァ!さぁさぁ侵入者共ォ!死にたくねぇ奴は下がっていやが…ブベラッ!」ドサッ
ズダーン
赤ずきん「先を急ぐわよ」タッタッタッ
赤鬼「容赦ねぇなお前…。つぅかなんだったんだアイツ……」タッタッタッ
「おい、ビルがやられたぞ。本当にあいつはクッソつかえねぇな……」
「いいよいいよ、わかってた事だし誰も期待してないから。それに侵入者共は僕達投石舞台が止めればいいだけだ」
「そうだな。【不思議の国のアリス】で鍛えた投石の腕、存分に発揮してやろうじゃないか。総員、投石準備ー!!」
「ひとまずは手押し車一杯!総員、投石始めェーー!!」
ビュンビュンビュンビュンビュンビュン
601 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)00:55:14 ID:WND
ヒューッ ドスドスドス!!
赤鬼「おいおい…まるで石の雨じゃねぇか!これじゃあ強引に進む事もできねぇぞ!?」バシッバシッ
キモオタ「地味な攻撃でござるが下手すれば大ダメージでござるしな…。赤ずきん殿があの投石を全て撃ち落とせるというのなら話は別でござるが…」サッ
赤ずきん「無茶を言わないで。そんな事をするならあの脇役達を一匹ずつ倒した方がずっと効率的よ」ササッ
人魚姫の声『そうはいってもさー、結構な数居るからどっちにしろ相当足止め食らうと思うんですけどー…』
裸王「皆の者!ここはひとまず散開するのだ!一か所に固まっていては集中攻撃を受けてしまうぞ!」
玉龍「とにかくこの脇役達を始末しない事にはどうにもこうにもならないッス!そうッスよね?先輩!っと、まずはまとめて三匹撃破ッスー!」シュバッ ザシュッ
孫悟空「チィッ…数が多すぎる!こいつらを一匹一匹潰してたんじゃあアリスを倒すなんてとてもじゃねぇがーー」ビュ シュバッ
グレーテル「ねぇお千代ちゃん……私の魔法で、全部焼き払ったらどうかな……?」
司書「この状況じゃ味方まで巻き添えにしちゃうから難しいかな。でもこのままじゃ…」
ヘンゼル「クッ…実力は銀貨の魔獣の方が上のハズなのに苦戦してる…。空を飛べる相手だと有利に運べないか」クッ
銀貨の魔獣「ガルルゥ……」ジリジリ
青い鳥「空からは怪鳥の僕が襲い、陸地は防衛部隊と投石舞台の攻撃!お前達はここで何もできずにやられるんだ!アリスさんの所にたどり着くことさえできずに!」
青い鳥「でも念には念を入れよう。今でも十分だけど、もっともっと戦力を増やせば…お前達なんかあっという間にズタボロだ!」バサッ
バラバラバラバラ……
602 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)00:57:23 ID:WND
バラバラバラバラ……
キモオタ「……っ!ファミチキ殿が空からばら撒いているアレはまさしくトランプ…!これはマズイですぞ!?」
司書「ヘンゼル!魔獣さんにお願いして宙を舞うトランプを少しでも減らせない!?あの数が全て兵隊になって降りてきたりしたら…!」
ヘンゼル「わかった!銀貨の魔獣!あのトランプを一枚でも多く斬り裂け!」
銀貨の魔獣「ガルル…ガルルァ!!」ザシュザシュッ
ズダーンズダーン
赤ずきん「……駄目、数が多すぎる!とてもじゃあ無いけど撃ち落とせない!キモオタ!あなたもサイリウムの魔法で撃ち落としなさい!」ズダーンズダーン
キモオタ「承知でござる!しかし二人がかりでも撃ち落とせる量ではーー」フリフリ
ボウンボウンボウンッ
「Target Lock-on」
「Attack staeted…」
「……Ready」
ドロシー「あ、あわわ…青い鳥さんと、この世界の住民だけでも大変なのに、こんなにトランプ兵が増えちゃったら…」アワワ…
キモオタ「ぐぬぬ…こうなってはもう四の五の言っていられないでござる!全力で応戦してさっさと突破するほかありませんぞ!」
青い鳥「できるもんならやってみろ!この戦力差でお前達にできる事なんて何もないんだ!潔く諦めて倒されろ!」
605 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)01:01:39 ID:WND
青い鳥「投石舞台は防衛部隊と共に白兵戦にかかれ!そしてトランプ兵と共に一気に侵入者共を叩き潰すぞ!」
ウオオオォォォォ!!
赤鬼「こうなったら覚悟決めるしかねぇ!オイラが道を切り開く!赤ずきんは援護してくれ!」
赤ずきん「えぇ、背中は私に任せなさい」ガチャッ
裸王「この裸王に力比べを挑むとはその意気や良し!さぁ磨き抜かれし筋肉の躍動をその目に焼き付けよ!」マッスル
ヘンゼル「銀貨の魔獣!お千代とグレーテル、それと僕を背中に乗せてくれ!」
銀貨の魔獣「ガルゥッ!」ヒョイヒョイッ
ヘンゼル「キモオタお兄さんとドロシーは…距離が遠すぎる!キモオタお兄さん!ドロシーを頼むよ!」
キモオタ「ガッテン承知!とはいえこの数相手ではいつまでもつやら…いやいや、悩んでも仕方ないですな!まずは桃太郎殿の刃で敵を一掃しますぞ!」フリフリ
玉龍「先輩、これマズくないッスか!?このままじゃああの時の…【西遊記】の二の舞ッス!」
孫悟空「あぁ…だがそいつだけは避けねぇとお師匠様に申し訳が立たねぇ!こっから反撃と行くぞ!ついて来れるな玉龍?」バッ
玉龍「モチのロンッス!うちは先輩についていくって決めてるッスから!天竺だろうとベッドの上だろうとお供するッスよ!」ドヤァ
孫悟空「…そんだけ軽口が叩けるってならまだまだ余裕って事だな。さぁて、遅れずに付いてきやがれ玉龍!」ヒュバッ
青い鳥「何か策があるような口ぶりだけど、無駄だ!多勢に無勢なんだ、お前達にこの大軍を退ける力なんかありゃあしない!」
孫悟空「ハッ、テメェ元々は小鳥なんだろ?巨大化する時に脳みそだけデカくすんの忘れたんじゃあねぇのか?」ハハッ
青い鳥「こいつ…!僕を馬鹿にして……絶対に許さないからな!こいつを一番にぶちのめせトランプ兵共!いくら強かろうがこの数の優位を覆せやしない!」バッサバッサッ
孫悟空「やっぱり忘れてやがるな?数にものを言わせて戦うってのは何もテメェの専売特許じゃあねぇんだぜ?」
ブチッ フーッ
孫悟空「さぁ湧いて出てきやがれ俺の分身!遠慮するこたぁねぇ、思う存分暴れやがれぇ!!」
607 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)01:06:08 ID:WND
パラパラ…ムクムクッ
分身悟空達「「「うおおぉぉぉ!!任せやがれぇぇ!!俺ぇ!」」」シュババッ
青い鳥「そうか分身…!でもまだこっちの方が圧倒的に優位なんだ、少し数が増えたくらい…」
孫悟空「おいおい、誰がこれで終わりだなんて言ったんだ?」ブチッ フーッ
分身悟空第二弾「「「ウキキッ!ウッキィィィッ!!」」」サルサルサル
青い鳥「なんだって!?まだ…っ!?」
孫悟空「さぁて、もう一丁いっとくかぁ!!」ブチッ フーッ
分身悟空第三段「「「うっほほーーい!モンキィィィーマジーック!!!」」」ガンダーラッ
青い鳥「まさかこんなに数が増やせるなんて…!アリスさんそんなこと教えてくれなかったぞ!?」クッ
孫悟空「ヘッ、一度に出し過ぎると分身の精度が落ちちまうからやりたかねぇんだが…四の五の言ってられねぇ。それに多少精度は落ちちまったとしてもーー」
孫悟空「暴れ猿の名に、三蔵法師の守護者の名に恥じねぇ戦いは出来るぜ?」ニヤッ
青い鳥「クゥッ…!怯むな怯むな!実態があろうと所詮は妖術だ!一匹ずつ潰していけばいい!」
ウオオオォォォッ
裸王「おぉ…!噂には聞いていたがあれが孫悟空の分身…!なんと凄まじい魔法だろうか…!」マッチョ
キモオタ「この流れに乗ってこの者共を一気に蹴散らしますぞ!」シュババッ
孫悟空「おっとその必要は無ぇ!この脇役共とトランプ兵は俺と分身、そして玉龍が引き受ける!」
孫悟空「キモオタと他の連中は先に城に行ってろ!とっととアリスの奴をぶちのめして全て終わらせちまえ!」ニッ
608 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)01:12:00 ID:WND
キモオタ「なんですと!?いくら分身が居ようともこの敵の数…悟空殿とはいえ厳しいのでは!?」シュババッ
孫悟空「だからって全員でこいつら相手にしてたらじりじり消耗しちまうだけだ!何人かがこいつ等の相手をして、残った奴らでアリスを叩くってのがこの状況じゃあ一番だ!」
孫悟空「そうなりゃあ残るのは俺と玉龍が適任だ。言っちゃあ悪ぃがテメェ等とは戦いの年季ってもんが違うからなぁ!」
ヘンゼル「待ってくれ、だったら僕が残る!この中で一番強い悟空さんがアリスの相手をせずにこんな連中の相手をする必要なんかないじゃないか」
玉龍「わかってないッスねー。ヘンゼルが残って倒されでもしたら城に向かった奴等は完全に挟み撃ちになるんスよ?そうなったら目も当てられないッス」ヒュヒュッ
ヘンゼル「……」クッ
孫悟空「仲間の背中を守るのは一番強い奴の使命ってな!俺と玉龍ならこいつ等を一匹たりとも城に流しやしねぇ、仏に誓ってだ」
孫悟空「それにテメェ等はアリスを止める為に散々修業やら何やらしてきたんだろ?だったらあいつをぶちのめす役目は譲ってやらぁ!」
キモオタ「…わかりましたぞ!ここは悟空殿の策に乗るでござる!ここは任せて他の者はアリスを追いますぞ!」
ブルゥォォォォォォッ!!
青い鳥「やらせないって言ったはずだ!ここで役目を全うできなかったんじゃあ僕はあの頃と変わらないただの平和の象徴になり下がってしまう…それだけは絶対に駄目だ!」
青い鳥「おとぎ話最強がなんだ!龍の子がなんだ!どれだけ分身が居ようが…僕達は絶対に勝ってアリスさんの役に立って見せるんだ!」バッサバサーッ
孫悟空「俺の妖術を目にして怯まねぇってのは褒めてやるぜ、だが手加減するかどうかってのはまた別の話だ!全力で行くぜ玉龍!伸びろォ…如意棒ォォォ!!」シュババッ
玉龍「オッケーッス!玉龍ちゃんの秘めたる実力、存分にさらけ出すッスよぉー!!」シャキーン
609 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)01:15:49 ID:WND
キモオタ「皆の者!今のうちに一気に城まで駆け進みますぞぉー!!行きますぞドロシー殿!」ドスドスドス
ドロシー「は、はい!で、でもやっぱり敵が多すぎて、これじゃ皆さんと合流する事ができないです……きゃあっ!」ズサッ
グイッ
ビル「ヘヘッ…さっきは後れを取っちまったがこのビル様はただじゃあ倒れねぇ…!裏切り者のお前がいなけりゃあそいつは城の中で迷うしかねぇはずだ!」
ドロシー「は、放して…!」
ビル「放さねぇ…!お前達を城に向かわせる訳にゃあいかねぇんだ!俺達は脇役だがアリスの願いを叶えたいって気持ちは同じだ、お前らの様な侵入者に好き勝手させる訳にゃあいかねぇ…べぶっ!」ドサッ
ズダーン
ドロシー「あ、ありがとう…赤ずきんちゃん…!」
赤ずきん「礼は要らないわ。それより、この状況じゃあ合流するなんて無理よ。戦力を分散することになってしまうけど…今近くに居る者同士でアリスの元に向かうしかないわ」
赤鬼「あぁ、それがいいだろうな。オイラは赤ずきんと人魚姫で城に向かう!」
人魚姫の声『うんうん!私は二人としか会話できないしそーしたほーがいいっぽいね』
ワーワー
ヘンゼル「僕はお千代とグレーテルを連れて城に向かう。銀貨の魔獣に乗ったままならなんとか突っ切れそうだ」
グレーテル「今は離ればなれになっちゃうけど……みんなで頑張ってアリスをかまどにしようね……?」
司書「二人の事は任せてください!でも、そうなると裸王様がお一人で進むことに…」
ワーワー
裸王「うむっ!案ずるな!この裸王、一人とて一切問題無い!アリスの元まで一気に突き進んでくれよう!」マッスル
610 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)01:19:30 ID:WND
キモオタ「ならば我輩はこのままドロシー殿と進みますぞ!」
「させるか!あの裏切り者をまず殺すんだ!あいつは城の内部構造を知っているぞ!」
「あいつさえ殺せば他の連中はアリスの居場所の見当もつかないはずだ!他の連中は後回しにしてドロシーを狙え!殺せ!」
ドロシー「ううっ…私が狙われてる…!怖い…怖いよ…追いつかれたら殺されちゃう……きゃあっ!」ズサーッ
キモオタ「ドロシー殿!?大丈夫でござるか!?」
「しめた!あいつ転んだぞ!今がチャンスだ、この隙に攻めかかれ!」
「手間を掛けさせやがって…所詮あいつは魔法具も何も持っていないただの小娘だ、恐れる事はねぇ!やっちまえ!」
ドロシー(うぅ…。頑張って皆の役に立とうと思ったけど、やっぱり私足手まといだ…)ジワッ
ヘンゼル「立って!立つんだドロシー!君は何も持ってないわけじゃあないだろう!こんなところで諦めてどうするんだ!」
ドロシー「ヘンゼル君…」
ヘンゼル「聞かせてくれ!君にはアリスが言っていた『お気に入りの場所』とやらがどこなのかわかるんだろう!?アリスはこの城のどこに居る?僕達はどこに向かえばいい!?」
ヘンゼル「それを知っているのは君だけだ!君が諦めたらアリスを倒せない!勇気を出すんだ、ドロシー!」
ドロシー「そうだよ、そうだよね…私は決めたんだ。皆と一緒に戦うって、こんなところで諦めてたら送り出してくれたかかしやライオンに叱られちゃうよね…」スクッ
「あの子供余計な事を…!今すぐにドロシーを止めろ!アリスの居場所を口にさせるわけにはいかない!」
「裏切り者め…!これで死ねぇぇぇ!!」ビュバッ
ザッ
「こいつ…避けただと!?」
ドロシー「あ、アリスちゃんは…アリスが一番気に入っている場所は王座の間です!だからきっと、今もそこに居るはずです!」
611 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)01:23:31 ID:WND
ドロシー「王座の間は城の奥の奥…とても高い場所にあるけれど、その階までたどり着ければすぐにわかります!その階はほとんど王座の間に使われていますから!」
赤ずきん「王座の間…!とにかく上の階を目指していけばいいのね?」
ドロシー「はいっ!何処からお城に入ってもたどり着く事は出来ます!いくつも階段があるけど、お城の中央の方へ続く階段だけを探して上って行けばいずれはその階にたどり着けます!細かい道順は案内できなくて…ごめんなさい!」
裸王「問題無いぞドロシーよ!この広大な城からアリスを探す事を考えれば、その情報は事情に有益!」マッチョ
キモオタ「勇気出せましたなドロシー殿www」
ヘンゼル「これで僕達はアリスの元にたどり着ける!君のおかげだ、ありがとうドロシー」
ドロシー「う、うん…!頑張ろうね…!」タッタッタッ
「えぇい…!あの小娘余計な事を…!投石用意だ!今からでも連中をーー」
分身悟空第一段「やらせねぇぞぉ!テメェ等の相手は俺だァ!!」シュバッ
分身悟空第二弾「ウキキッ、ウッキキー!!」サルサル
分身悟空第三段「うほほーい!マッチャアキィィィー!!」マチャアキ
「ぐおぉっ!邪魔をしやがって化け猿が…!」ズサー
孫悟空「なに余所見してやがんだぁ?分身じゃあ物足りねぇってなら俺が直接相手してやってもいいんだぜ?」ニッ
玉龍「先輩、超カッコイイッス〜!惚れ直すッスー!抱いて欲しいッスー!」
孫悟空「玉龍!テメェ戦いに集中しろ!さぁて、あいつらは城に向かった!こっからが本領発揮だぜぇ!!うおおおぉぉぉっ!!」ウッキィー
・・・
612 :◆oBwZbn5S8kKC :2017/04/17(月)01:34:01 ID:WND
今日はここまで 不思議の国のアリス編次回に続きます
レスありがとう!次回、誰と戦う食べ裸得る王位っっlになるうのか
盛大に誤字った
誰と誰が戦う事になるうのか決まりますよー!
次回をお楽しみに
614 :名無しさん@おーぷん :2017/04/17(月)01:45:09 ID:WvI
トカゲのビル二回撃たれてて草
616 :名無しさん@おーぷん :2017/04/18(火)00:50:57 ID:VI3
乙です!
赤ずきんがナチュラルにドロシー助けるところ好きだ…!
619 :名無しさん@おーぷん :2017/04/19(水)23:53:34 ID:a3B
盛大な誤字に草
王位っっlってwどんな予測変換ww
キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」 不思議の国のアリス編
Part1<< Part18 Part19 Part20 Part21 Part22 Part23 Part24 Part25 Part26 >>Part35
評価する!(2756)
キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」一覧に戻る
ショートストーリーの人気記事
神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」
神様の秘密とは?神様が叶えたかったこととは?笑いあり、涙ありの神ss。日常系アニメが好きな方におすすめ!
→記事を読む
女「ハローハロー。誰かいませんか?どうぞ」
→記事を読む
キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」
→記事を読む
魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
→記事を読む
男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」
→記事を読む
同僚女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」
→記事を読む
妹「マニュアルで恋します!」
→記事を読む
きのこの山「最後通牒だと……?」たけのこの里「……」
→記事を読む
月「で……であ…でぁー…TH…であのて……?」
→記事を読む
彡(゚)(゚)「お、居酒屋やんけ。入ったろ」
→記事を読む