キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」 シンデレラ編
Part4
114 :名無しさん@おーぷん :2014/10/01(水)22:35:21 ID:N66IBflzK
王子(美しい・・・なんて美しい女性だ・・・)
ティンカーベル「王子様!私の友達可愛いでしょ!」ヒョイ
シンデレラ「ティンクちゃん!王子様に失礼だよ!」
王子「気にすることはない。小さな妖精のお嬢さん、君のお友達はとても美しい。よければダンスにお誘いしたいのだが、君のお友達はそれを許してくれるかい?」
ティンカーベル「だって!どうする?王子様、一緒にダンス踊りたいって言ってくれてるよ?」ニコニコ
シンデレラ「あの、私、ダンスの心得がなくてですね・・・・・・」
王子「構わない。私がリードしよう、それも王子たる私の務め・・・・・・いや、男に生まれたのならば女性をリードするのは当然のことさ」
シンデレラ「でしたら・・・その、よろしくお願いします・・・」カァァ
王子「ありがとう。では、手を」スッ
ティンカーベル(うんうん!うまくいったね!シンデレラ頑張れー!)
115 :名無しさん@おーぷん :2014/10/01(水)22:44:51 ID:N66IBflzK
王子「そう、落ち着いて・・・うまく踊ろうとしなくてもいい。私に身を任せてくれてかまわない」スィースィー
シンデレラ「は、はい・・・」ギクシャクギクシャク
ムギュッ
シンデレラ「ご、ごめんなさい!足を踏んでしまって・・・」アセアセ
王子「大丈夫。美しいガラスの靴だ、君にとても似合っている」
シンデレラ「あ、ありがとうございます・・・」カァァ
・・・
貴族「キィィー!あの小娘、王子様といい雰囲気になっちゃってさ!」
貴族B「でも、なんだかお似合いに二人に見えない?」
貴族「まぁ・・・ね、悔しいけど・・・」
ティンカーベル(うんうん!だってシンデレラだもん!私の友達だもん!)フンス
116 :名無しさん@おーぷん :2014/10/01(水)23:00:21 ID:N66IBflzK
同時刻 城裏手、馬車置き場
キモオタ「お主もお疲れでござるなwwwもう一仕事がんばる前にお互いエネルギーチャージといきますかなwww」
馬「ヒヒーン!」スリスリ
キモオタ「んんwww我輩の夜食はスニッカーズですぞwwwこれで元気百倍ですぞwwwお主にはカロリーメイトを差し上げますぞwww」ドゥフコポォ
馬「ヒヒーン!ヒヒーン!」ムシャムシャ
キモオタ「慣れてくると可愛いもんでござるなwwwそういえば名前がなかったでござるなwww」
馬「ヒヒーン?」
キモオタ「そうでござるな・・・お主は」チラッ「雌でござるかwwwお主、我輩の尻に頭突きばかりしてましたからなwww菊門・・・ストレートすぎますなwww」
馬「ヒヒーン」ドスドス
キモオタ「んんwww冗談ですぞwww菊から取って、デイジーという名前はどうですかなwww」ドゥフコポォ
デイジー「ヒヒーン!ブルルル!」スリスリ
キモオタ「決まりですなwwwデイジー殿、もう1つカロリーメイト食いますかな?www」コポォ
ガサッ
117 :名無しさん@おーぷん :2014/10/01(水)23:13:18 ID:N66IBflzK
大臣「あの豚男は・・・・・・シンデレラとかいう小娘と一緒に居た男か」
大臣「取引からの帰り道に偶然見てしまったが・・・・・・」
大臣「あの立派な馬車がカボチャとネズミとは信じられん・・・・・・!」
・・・
キモオタ「ふたつめはポテト味にしますかなwww」ドゥフ
デイジー「ヒヒーン!」スリスリ
・・・
大臣「馬鹿が、貴様は今、魔法で作られた馬車を扱っておるのだぞ。もっと誇るべきことなのだ、それをあのような馬鹿面をしおって・・・」
大臣「是非とも我が物にしたいが人が多すぎる。人目に付かずに奪うのは不可能・・・それにあのシンデレラという娘のガラスの靴・・・」
大臣「靴だというのにガラス製、一目見ただけで解る美しさ。あの魔法具はなんとしても手に入れたい」
大臣「あのガラスの靴の力を杯で引き出せば・・・!クックック」スッ
118 :名無しさん@おーぷん :2014/10/01(水)23:23:57 ID:N66IBflzK
城内
王子「あなたと踊っていると時間がたつのを忘れてしまうな」スッスィー
シンデレラ「はい・・・王子様」カァァ
ティンカーベル(シンデレラ!そろそろまずいよ!)ヒソヒソ
シンデレラ「えっ?もうそんな時間?」ヒソヒソ
ティンカーベル(きっとキモオタはもう来てるよ!12時まであと15分、急がなきゃ間に合わないよ!)ヒソヒソ
シンデレラ「・・・王子様、ごめんなさい。私、もう帰らなければいけません」
王子「そんな、舞踏会はまだこれからだ。君とはもっと言葉を交わしたい」
シンデレラ「私もです、王子様のこともっと知りたいです。でも、ごめんなさい・・・!」ダッ
王子「待ってくれ!せめて名前を!」
シンデレラ「・・・・・・王子様、楽しい時間をありがとうございました」タッタッタッ
ティンカーベル(急いで!シンデレラ!)ヒソヒソ
シンデレラ「うんっ!」タッタッタッ
119 :名無しさん@おーぷん :2014/10/01(水)23:35:23 ID:N66IBflzK
城 入口 大階段
タッタッタッ
シンデレラ「ティンクちゃん!王子様は大丈夫?追いかけてきてないよね?もし魔法が解けるところ見られたら私・・・」
ティンカーベル「大丈夫!追いかけてきてるけど、貴族の女の人たちに囲まれてなかなか進めないみたい。追いつかれないよ、多分!」
シンデレラ「良かった・・・」
ティンカーベル「そうでもないよ!もう本当に時間がないよ!」
キモオタ「シンデレラ殿!ティンカーベル殿!」
ティンカーベル「キモオタ!すぐに出発するよ!」
カランッ
シンデレラ「いけないっ!ガラスの靴が・・・!」
ティンカーベル「いいよ!諦めよう!早くしないと魔法が解けちゃう!」
シンデレラ「うん・・・」
タッタッタッ
ドッサァー
キモオタ「んんwww駆け込み乗車はお止めいただきたいwww」
シンデレラ「はぁはぁ・・・・魔法は解けてない・・・間にあった・・!」
ティンカーベル「キモオタ!早く出発しよう!」
キモオタ「了解ですぞwwwいきますぞデイジー殿!www全速前進ですぞwww」
パカラパカラッ
120 :名無しさん@おーぷん :2014/10/01(水)23:48:51 ID:N66IBflzK
数分後
王子「はぁはぁ・・・間に合わなかったか・・・・・・」
王子「名も知らぬ姫君よ・・・・・・僕は君に恋をしてしまったようだ」
王子「もう君に会うことは叶わないのか・・・?君と話がしたい、もっと同じ時を一緒に過ごしたい」
大臣「・・・王子。このような場所でいかがなさいましたかな」
王子「大臣。私は今、運命の姫君との出会いを果たした。美しい、ガラスの靴を履いた姫君だ」
大臣「・・・!」
キラッ
王子「・・・これは!あの姫君のガラスの靴!」
大臣「なん・・・ですと・・・!」
王子「大臣!明日よりあの姫君の捜索を開始する!手掛かりはこのガラスの靴!この靴がピッタリと収まる娘こそあの姫君だ!」
大臣「・・・かしこまりました、すぐに人手を手配いたします」
王子「待っていてくれ、ガラスの靴の姫君よ!」
大臣(面倒なことになってしまった。あの娘の去り際に靴を奪うつもりだったが・・・王子はおそらくあのガラスの靴を私に渡そうとはしないだろう)
大臣(やむを得ん。私はあの娘の家を知っている。王子より早くあの娘を捕らえ、ガラスの靴のもう片方を奪い取る)
大臣(成功に多少の犠牲はつきものだ。私も手を汚したくはないがどうしても抵抗するようならば、あの娘──)
大臣(──シンデレラを殺す。)
121 :名無しさん@おーぷん :2014/10/01(水)23:50:47 ID:N66IBflzK
今日はおしまい。ちょっと間隔あきぎみになるけど週末には来たい
ぼちぼち進めるから、みてくれる方よろしくー
大臣の衝撃発言
シンデレラ編 次回に続くー
122 :名無しさん@おーぷん :2014/10/01(水)23:51:34 ID:L5lHISXOd
おつおつ〜
123 :名無しさん@おーぷん :2014/10/02(木)00:23:40 ID:XNrLWh74H
乙!
キモオタなのにかっこいい
ずっと見てるけどかなり好きだわ
124 :名無しさん@おーぷん :2014/10/02(木)07:37:44 ID:DtXYG0FHq
期待あげですぞwww
125 :名無しさん@おーぷん :2014/10/02(木)07:39:57 ID:ZzwOIv6R8
>>1の宅配受け取るときに無口になるのがリアルでワロタwwww
134 :名無しさん@おーぷん :2014/10/03(金)21:00:51 ID:E2gbYwX6a
深夜 シンデレラの部屋の前
キモオタ「シンデレラ殿、ティンカーベル殿、到着しましたぞwww」コポォ
シンデレラ「キモオタさん、ありがとうございました」ペコリ
キモオタ「二人とも魔法、解けてしまいましたなwwwんんwww残念ですなwww」
ティンカーベル「キモオタの服も元に戻っちゃったけど、改めて見るとアレな感じだよね!」ケラケラ
キモオタ「んんwwwティンカーベル殿手厳しいwww」
魔法使い「どうやら無事に戻れたようだね」スゥ
キモオタ「ドゥフwww急に現れるのはやめていただきたいwww」ドゥフ
135 :名無しさん@おーぷん :2014/10/03(金)21:11:17 ID:E2gbYwX6a
シンデレラ「魔法使いさん、すいません・・・私、帰り際にガラスの靴を落としてしまって・・・片方しかないんです」ペコリ
魔法使い「あぁ、構わないよ。あれにはまだ役割があるからね・・・」
シンデレラ「役割?」
キモオタ「んんwww0時になると魔法は解けるはずwwwシンデレラ殿のドレスはもとの洋服に戻って、なぜガラスの靴はそのままなのですかなwww」ドゥフ
ティンカーベル「本当だ!魔法が解けたならふつうの靴になるはずなのに!」ヒラヒラ
魔法使い「よほど王子とのダンスが楽しかったと見える。王子と離れたくないというシンデレラの強い想いがガラスの靴の魔力に上乗せされたんじゃな」
キモオタ「魔法使い殿、魔法を維持するのは強い精神力と強い想いと言ってましたなwww」
魔法使い「うむ、魔法をかけた術者の能力によるところも多いが強い想いによって魔力が増幅することはよくある」
魔法使い(王子と離れたくないシンデレラの強い想いがガラスの靴の魔力を高め、存在を留めさせた。結果、王子はそれを拾い、靴を手がかりにシンデレラを見つけ出すじゃろうな)
136 :名無しさん@おーぷん :2014/10/03(金)21:28:32 ID:E2gbYwX6a
魔法使い「とにかくじゃ、靴のことは気にしなくてよい。それとキモオタ、馬車はもとのカボチャとネズミに戻すぞ」
ピンピルピーン
デイジー「チューチュー」トコトコ
キモオタ「んんwwwデイジー殿、なんという姿にwwwしかし、そのほうが愛嬌がありますぞwww」ドゥフ
魔法使い「ずいぶん懐いていたね、連れて行くなり好きにするといい」
キモオタ「我輩と一緒に来ますかな?wwwカロリーメイトならいつでも差し上げますぞwww」コポォ
デイジー「チューチュー」スリスリ
ティンカーベル「ねぇねぇ、そろそろ私たち帰らないと、あの嫌な感じのおねーさんたち帰って来るんじゃないかな?」
シンデレラ「きっと機嫌が悪いかも、王子様に声かけられてなかったら・・・」
ティンカーベル「じゃあ絶対だめだ!声かけられる訳ないもん!」
キモオタ「ちょwwwティンカーベル殿wwwひどいでござるぞwww」
シンデレラ「うふふ」ニコニコ
魔法使い「じゃあワシも帰るとしよう・・・と、キモオタよ」ボソッ
キモオタ「何でござるか?」
魔法使い「この話が消滅する異変はまだ見つかっておらぬようじゃな。これを渡しておく、困ったことがあればワシを呼べ」
キモオタ「メモ・・・魔法陣が書いてありますな・・・」
魔法使い「極めて弱い魔法じゃがな、これでワシと会話が出来る」
キモオタ「不思議アイテムキタコレwww」コポォ
魔法使い「シンデレラの身に危険が迫る可能性はまだある。お主等も注意して見ておくようにな」ヒュン
ティンカーベル「あ、消えちゃったね・・・私たちも帰ろう。キモオタ」
137 :名無しさん@おーぷん :2014/10/03(金)21:44:06 ID:E2gbYwX6a
・・・
少年「おばーちゃん!また絵本読んで!」
おばあちゃん「おやおや、お前は絵本が好きだねぇ・・・こっちへおいで」ニコニコ
少年「わーい!シンデレラ!シンデレラ!」
おばあちゃん「むかしむかし、シンデレラという女の子がおりました・・・」
少年「うんうん!」
おばあちゃん「・・・魔法使いはシンデレラの洋服をキレイなドレスに、靴をガラスの靴にしてあげました」
少年「魔法!僕も魔法使いたいなぁ」
おばあちゃん「・・・シンデレラは急いで走ります。途中でガラスの靴を片方落としてしまいましたが、拾っている時間はありません」
少年「間に合ってよかったね!」ニコニコ
おばあちゃん「そしてシンデレラは 」
少年「えっ?おばあちゃん?聞こえないよ?」
おばあちゃん「 でしたとさ。おしまい」
キモオタ(何故エンディングだけ聞き取れないのでござるか・・・?)
キモオタ(シンデレラのお話はハッピーエンドのはずでござろう?これは・・・もしや・・・)
・・・
ティンカーベル「キモオタ!早く起きて!大変だよ!シンデレラがいなくなっちゃった!」ケリッ
キモオタ「・・・なん、ですと!?」ガバァ
138 :名無しさん@おーぷん :2014/10/03(金)21:56:20 ID:E2gbYwX6a
ティンカーベル「さっきね!シンデレラのお家にこっそりいったの、昨日あの後おねーさんたちに嫌みいわれてないかなって心配になって!そしたら・・・!」ガクブル
キモオタ「シンデレラ殿は居なかった、ということですな?」
ティンカーベル「いつも綺麗だったお部屋、散らかってた!周りもよく見たよ!でも、おばさんもシンデレラ居ないって怒ってた!シンデレラがおばさんに黙って出かけるなんて思えないよ!きっと何かあったんだよ!」
キモオタ「ティンカーベル殿!落ち着くでありますぞ!おとぎ話が消失する予兆とはまさにこれではござらぬか!我々が食い止めねばなりませんぞ!」
ティンカーベル「・・・そうだね!頑張ろう!絶対にシンデレラを守るんだから!」
キモオタ「それでこそティンカーベル殿ですぞwwwまずは魔法使い殿に連絡するでござるよ、いやはやこんなに早くメモを使うことになるとはwww」
キュィィィン
魔法使いボイス「キモオタ、ずいぶん早い呼び出しだね。なにが起きた?」
キモオタ「シンデレラ殿が行方不明ですぞ!力を貸して頂きたい!」
139 :名無しさん@おーぷん :2014/10/03(金)21:58:33 ID:O43gVTUML
いつの間にか使命感を持って行動しているキモオタ好き
140 :名無しさん@おーぷん :2014/10/03(金)22:11:46 ID:E2gbYwX6a
同時刻 町外れの小屋
モゾモゾ
シンデレラ「・・・・・・ダメ、きつく縛ってあって・・・逃げられない」
仮面の男「・・・無駄だ。逃げられないように拘束するのだ。簡単には解けぬ」
シンデレラ「・・・・・・あなたが私をここに攫った犯人ですね?」
仮面の男「正確には私の部下が、だがな。だがそれは些細なことだ」
シンデレラ「私を攫っても、お母様は身代金なんて出してくれませんよ?」
仮面の男「金など要らぬ。私が欲しいのはお前のガラスの靴だ。そう、魔法使いの作りし、魔法の力を秘めたガラスの靴」
シンデレラ「なんで・・・その事を!」
仮面の男「豚男と妖精、魔法使いの助けで舞踏会へ行ったのだったな?そこで片方の靴を無くした。つまりもう片方は貴様が持っている」
シンデレラ「あなた・・・一体、誰なんですか?」
仮面の男「貴様の質問に答える必要はない。だが貴様は私の質問に答える必要がある、さもなければ豚男と妖精を殺す」
シンデレラ「そんな!2人には手を出さないで!友達なんです!」
仮面の男「私の質問に答えれば、二人には手出しせぬ。さぁ、質問の時間だ」
シンデレラ「・・・・・・」
仮面の男「片方のガラスの靴をどこに隠した?答えろ」
141 :名無しさん@おーぷん :2014/10/03(金)22:15:51 ID:E2gbYwX6a
短くてすまんが今日はおしまい。週末にまた進める
気がついたらキモオタがキモくない。
シンデレラ編次回に続く
142 :名無しさん@おーぷん :2014/10/03(金)22:17:38 ID:O43gVTUML
おつおつ〜
143 :名無しさん@おーぷん :2014/10/03(金)23:19:04 ID:RVxXJlcbE
おつ!
144 :名無しさん@おーぷん :2014/10/03(金)23:42:41 ID:VuysRXSGU
乙!
またいいところで続くかコポオ
焦らし上手でござるなwww
147 :名無しさん@おーぷん :2014/10/05(日)01:03:37 ID:XUtCm5X6S
シンデレラ「解りました!答えます!だから2人だけは・・・!」
仮面の男「それが懸命だ。聞き分けのいい奴は話が早くて助かる。さぁどこに隠した?」
シンデレラ「お姉さまに見つからないように私の部屋の・・・物置の奥の古いクローゼットにしまってあります」
仮面の男「そうか、おい!聞こえたな!直ちに回収へ迎え!」
部下「はっ!」
仮面の男「ガラスの靴の確認ができるまで貴様は拘束させてもらう。なに、余計なことをしなければ貴様も解放してやる」
シンデレラ「・・・・・・」
仮面の男「これで・・・強大な魔力が私のものに!」クックック
シンデレラ(ティンクちゃん・・・キモオタさん・・・!)
149 :名無しさん@おーぷん :2014/10/05(日)01:11:27 ID:XUtCm5X6S
街道
町のおばちゃん「聞きました?奥さん!」
町のマダム「聞きましたよ、昨晩の舞踏会で王子様に見初められた娘がいたんでしょう?」
町のおばちゃん「そうなのよぉ!それでどうやらその娘、帰り際に靴を落としていったみたいでね。王子様はその靴の持ち主を捜しに町にいらしてるそうよ!」
町のマダム「まぁ!そこまで!その娘が羨ましいわねぇー」
町のおばちゃん「私ももう30年若ければねぇ・・・」
パカラパカラッパカラパカラッ
町のマダム「あら、蹄の音。噂をすれば王子様かしら」ウフフ
パカラパカラッパカラパカラッ
キモオタ「ぶひいいいいぃぃぃぃ!www落ちるwww振り落とされますぞwww」パカラパカラッ
町のおばちゃん「今の・・・」
町のマダム「白馬に豚が・・・」
パカラパカラッパカラパカラッ
150 :名無しさん@おーぷん :2014/10/05(日)01:14:45 ID:4E01WPvE4
おばちゃん自重しるwww
151 :名無しさん@おーぷん :2014/10/05(日)01:23:22 ID:XUtCm5X6S
街道 馬上
キモオタ「ぶひぃぃぃぃ!www我輩、乗馬経験ないでありますぞwwwほかに手段無いのでござるかwww」パカラパカラッ
魔法使い「仕方がないじゃろう、ワシの魔法でシンデレラの居場所は特定できたが、普段は姿を消して移動しているだけでワシに空間移動の魔術は使えん」
デイジー「・・・ヒヒーン?」パカラパカラッ
ティンカーベル「『キモオタは私に乗るのは嫌なの?』だって、キモオタ!女の子を傷つけちゃだめだよ!」
キモオタ「ちょwwwそういう意味ではないのでござるがwwwもうwww限界www振り落とされるwww」パカラパカラッ
魔法使い「とにかくじゃ、シンデレラは何者かに誘拐された。おそらくガラスの靴じゃろうな・・・犯人の狙いは」
ティンカーベル「でもガラスの靴ってただの綺麗な靴でしょ?そんなに欲しいのかな?」
魔法使い「・・・ガラスで出来た靴なんぞ、今の人間の技術じゃ作れぬ。魔法によるものだと気がつけば、綺麗な靴などというレベルではない」
魔法使い「魔力で生み出された道具・・・魔法具には例え特別な能力が備わってなくとも存在価値がある、なにせ魔力の固まりじゃからな」
ティンカーベル「・・・悪い人の手に渡る前に何とかしないと!」
キモオタ「ぶひぃぃぃぃ!!」ドサァァ
ティンカーベル「あっ!キモオタが落馬した!」
152 :名無しさん@おーぷん :2014/10/05(日)01:26:55 ID:4E01WPvE4
キモオタwwwwww
王子(美しい・・・なんて美しい女性だ・・・)
ティンカーベル「王子様!私の友達可愛いでしょ!」ヒョイ
シンデレラ「ティンクちゃん!王子様に失礼だよ!」
王子「気にすることはない。小さな妖精のお嬢さん、君のお友達はとても美しい。よければダンスにお誘いしたいのだが、君のお友達はそれを許してくれるかい?」
ティンカーベル「だって!どうする?王子様、一緒にダンス踊りたいって言ってくれてるよ?」ニコニコ
シンデレラ「あの、私、ダンスの心得がなくてですね・・・・・・」
王子「構わない。私がリードしよう、それも王子たる私の務め・・・・・・いや、男に生まれたのならば女性をリードするのは当然のことさ」
シンデレラ「でしたら・・・その、よろしくお願いします・・・」カァァ
王子「ありがとう。では、手を」スッ
ティンカーベル(うんうん!うまくいったね!シンデレラ頑張れー!)
115 :名無しさん@おーぷん :2014/10/01(水)22:44:51 ID:N66IBflzK
王子「そう、落ち着いて・・・うまく踊ろうとしなくてもいい。私に身を任せてくれてかまわない」スィースィー
シンデレラ「は、はい・・・」ギクシャクギクシャク
ムギュッ
シンデレラ「ご、ごめんなさい!足を踏んでしまって・・・」アセアセ
王子「大丈夫。美しいガラスの靴だ、君にとても似合っている」
シンデレラ「あ、ありがとうございます・・・」カァァ
・・・
貴族「キィィー!あの小娘、王子様といい雰囲気になっちゃってさ!」
貴族B「でも、なんだかお似合いに二人に見えない?」
貴族「まぁ・・・ね、悔しいけど・・・」
ティンカーベル(うんうん!だってシンデレラだもん!私の友達だもん!)フンス
116 :名無しさん@おーぷん :2014/10/01(水)23:00:21 ID:N66IBflzK
同時刻 城裏手、馬車置き場
キモオタ「お主もお疲れでござるなwwwもう一仕事がんばる前にお互いエネルギーチャージといきますかなwww」
馬「ヒヒーン!」スリスリ
キモオタ「んんwww我輩の夜食はスニッカーズですぞwwwこれで元気百倍ですぞwwwお主にはカロリーメイトを差し上げますぞwww」ドゥフコポォ
馬「ヒヒーン!ヒヒーン!」ムシャムシャ
キモオタ「慣れてくると可愛いもんでござるなwwwそういえば名前がなかったでござるなwww」
馬「ヒヒーン?」
キモオタ「そうでござるな・・・お主は」チラッ「雌でござるかwwwお主、我輩の尻に頭突きばかりしてましたからなwww菊門・・・ストレートすぎますなwww」
馬「ヒヒーン」ドスドス
キモオタ「んんwww冗談ですぞwww菊から取って、デイジーという名前はどうですかなwww」ドゥフコポォ
デイジー「ヒヒーン!ブルルル!」スリスリ
キモオタ「決まりですなwwwデイジー殿、もう1つカロリーメイト食いますかな?www」コポォ
ガサッ
117 :名無しさん@おーぷん :2014/10/01(水)23:13:18 ID:N66IBflzK
大臣「あの豚男は・・・・・・シンデレラとかいう小娘と一緒に居た男か」
大臣「取引からの帰り道に偶然見てしまったが・・・・・・」
大臣「あの立派な馬車がカボチャとネズミとは信じられん・・・・・・!」
・・・
キモオタ「ふたつめはポテト味にしますかなwww」ドゥフ
デイジー「ヒヒーン!」スリスリ
・・・
大臣「馬鹿が、貴様は今、魔法で作られた馬車を扱っておるのだぞ。もっと誇るべきことなのだ、それをあのような馬鹿面をしおって・・・」
大臣「是非とも我が物にしたいが人が多すぎる。人目に付かずに奪うのは不可能・・・それにあのシンデレラという娘のガラスの靴・・・」
大臣「靴だというのにガラス製、一目見ただけで解る美しさ。あの魔法具はなんとしても手に入れたい」
大臣「あのガラスの靴の力を杯で引き出せば・・・!クックック」スッ
118 :名無しさん@おーぷん :2014/10/01(水)23:23:57 ID:N66IBflzK
城内
王子「あなたと踊っていると時間がたつのを忘れてしまうな」スッスィー
シンデレラ「はい・・・王子様」カァァ
ティンカーベル(シンデレラ!そろそろまずいよ!)ヒソヒソ
シンデレラ「えっ?もうそんな時間?」ヒソヒソ
ティンカーベル(きっとキモオタはもう来てるよ!12時まであと15分、急がなきゃ間に合わないよ!)ヒソヒソ
シンデレラ「・・・王子様、ごめんなさい。私、もう帰らなければいけません」
王子「そんな、舞踏会はまだこれからだ。君とはもっと言葉を交わしたい」
シンデレラ「私もです、王子様のこともっと知りたいです。でも、ごめんなさい・・・!」ダッ
王子「待ってくれ!せめて名前を!」
シンデレラ「・・・・・・王子様、楽しい時間をありがとうございました」タッタッタッ
ティンカーベル(急いで!シンデレラ!)ヒソヒソ
シンデレラ「うんっ!」タッタッタッ
城 入口 大階段
タッタッタッ
シンデレラ「ティンクちゃん!王子様は大丈夫?追いかけてきてないよね?もし魔法が解けるところ見られたら私・・・」
ティンカーベル「大丈夫!追いかけてきてるけど、貴族の女の人たちに囲まれてなかなか進めないみたい。追いつかれないよ、多分!」
シンデレラ「良かった・・・」
ティンカーベル「そうでもないよ!もう本当に時間がないよ!」
キモオタ「シンデレラ殿!ティンカーベル殿!」
ティンカーベル「キモオタ!すぐに出発するよ!」
カランッ
シンデレラ「いけないっ!ガラスの靴が・・・!」
ティンカーベル「いいよ!諦めよう!早くしないと魔法が解けちゃう!」
シンデレラ「うん・・・」
タッタッタッ
ドッサァー
キモオタ「んんwww駆け込み乗車はお止めいただきたいwww」
シンデレラ「はぁはぁ・・・・魔法は解けてない・・・間にあった・・!」
ティンカーベル「キモオタ!早く出発しよう!」
キモオタ「了解ですぞwwwいきますぞデイジー殿!www全速前進ですぞwww」
パカラパカラッ
120 :名無しさん@おーぷん :2014/10/01(水)23:48:51 ID:N66IBflzK
数分後
王子「はぁはぁ・・・間に合わなかったか・・・・・・」
王子「名も知らぬ姫君よ・・・・・・僕は君に恋をしてしまったようだ」
王子「もう君に会うことは叶わないのか・・・?君と話がしたい、もっと同じ時を一緒に過ごしたい」
大臣「・・・王子。このような場所でいかがなさいましたかな」
王子「大臣。私は今、運命の姫君との出会いを果たした。美しい、ガラスの靴を履いた姫君だ」
大臣「・・・!」
キラッ
王子「・・・これは!あの姫君のガラスの靴!」
大臣「なん・・・ですと・・・!」
王子「大臣!明日よりあの姫君の捜索を開始する!手掛かりはこのガラスの靴!この靴がピッタリと収まる娘こそあの姫君だ!」
大臣「・・・かしこまりました、すぐに人手を手配いたします」
王子「待っていてくれ、ガラスの靴の姫君よ!」
大臣(面倒なことになってしまった。あの娘の去り際に靴を奪うつもりだったが・・・王子はおそらくあのガラスの靴を私に渡そうとはしないだろう)
大臣(やむを得ん。私はあの娘の家を知っている。王子より早くあの娘を捕らえ、ガラスの靴のもう片方を奪い取る)
大臣(成功に多少の犠牲はつきものだ。私も手を汚したくはないがどうしても抵抗するようならば、あの娘──)
大臣(──シンデレラを殺す。)
121 :名無しさん@おーぷん :2014/10/01(水)23:50:47 ID:N66IBflzK
今日はおしまい。ちょっと間隔あきぎみになるけど週末には来たい
ぼちぼち進めるから、みてくれる方よろしくー
大臣の衝撃発言
シンデレラ編 次回に続くー
122 :名無しさん@おーぷん :2014/10/01(水)23:51:34 ID:L5lHISXOd
おつおつ〜
123 :名無しさん@おーぷん :2014/10/02(木)00:23:40 ID:XNrLWh74H
乙!
キモオタなのにかっこいい
ずっと見てるけどかなり好きだわ
124 :名無しさん@おーぷん :2014/10/02(木)07:37:44 ID:DtXYG0FHq
期待あげですぞwww
125 :名無しさん@おーぷん :2014/10/02(木)07:39:57 ID:ZzwOIv6R8
>>1の宅配受け取るときに無口になるのがリアルでワロタwwww
134 :名無しさん@おーぷん :2014/10/03(金)21:00:51 ID:E2gbYwX6a
深夜 シンデレラの部屋の前
キモオタ「シンデレラ殿、ティンカーベル殿、到着しましたぞwww」コポォ
シンデレラ「キモオタさん、ありがとうございました」ペコリ
キモオタ「二人とも魔法、解けてしまいましたなwwwんんwww残念ですなwww」
ティンカーベル「キモオタの服も元に戻っちゃったけど、改めて見るとアレな感じだよね!」ケラケラ
キモオタ「んんwwwティンカーベル殿手厳しいwww」
魔法使い「どうやら無事に戻れたようだね」スゥ
キモオタ「ドゥフwww急に現れるのはやめていただきたいwww」ドゥフ
135 :名無しさん@おーぷん :2014/10/03(金)21:11:17 ID:E2gbYwX6a
シンデレラ「魔法使いさん、すいません・・・私、帰り際にガラスの靴を落としてしまって・・・片方しかないんです」ペコリ
魔法使い「あぁ、構わないよ。あれにはまだ役割があるからね・・・」
シンデレラ「役割?」
キモオタ「んんwww0時になると魔法は解けるはずwwwシンデレラ殿のドレスはもとの洋服に戻って、なぜガラスの靴はそのままなのですかなwww」ドゥフ
ティンカーベル「本当だ!魔法が解けたならふつうの靴になるはずなのに!」ヒラヒラ
魔法使い「よほど王子とのダンスが楽しかったと見える。王子と離れたくないというシンデレラの強い想いがガラスの靴の魔力に上乗せされたんじゃな」
キモオタ「魔法使い殿、魔法を維持するのは強い精神力と強い想いと言ってましたなwww」
魔法使い「うむ、魔法をかけた術者の能力によるところも多いが強い想いによって魔力が増幅することはよくある」
魔法使い(王子と離れたくないシンデレラの強い想いがガラスの靴の魔力を高め、存在を留めさせた。結果、王子はそれを拾い、靴を手がかりにシンデレラを見つけ出すじゃろうな)
136 :名無しさん@おーぷん :2014/10/03(金)21:28:32 ID:E2gbYwX6a
魔法使い「とにかくじゃ、靴のことは気にしなくてよい。それとキモオタ、馬車はもとのカボチャとネズミに戻すぞ」
ピンピルピーン
デイジー「チューチュー」トコトコ
キモオタ「んんwwwデイジー殿、なんという姿にwwwしかし、そのほうが愛嬌がありますぞwww」ドゥフ
魔法使い「ずいぶん懐いていたね、連れて行くなり好きにするといい」
キモオタ「我輩と一緒に来ますかな?wwwカロリーメイトならいつでも差し上げますぞwww」コポォ
デイジー「チューチュー」スリスリ
ティンカーベル「ねぇねぇ、そろそろ私たち帰らないと、あの嫌な感じのおねーさんたち帰って来るんじゃないかな?」
シンデレラ「きっと機嫌が悪いかも、王子様に声かけられてなかったら・・・」
ティンカーベル「じゃあ絶対だめだ!声かけられる訳ないもん!」
キモオタ「ちょwwwティンカーベル殿wwwひどいでござるぞwww」
シンデレラ「うふふ」ニコニコ
魔法使い「じゃあワシも帰るとしよう・・・と、キモオタよ」ボソッ
キモオタ「何でござるか?」
魔法使い「この話が消滅する異変はまだ見つかっておらぬようじゃな。これを渡しておく、困ったことがあればワシを呼べ」
キモオタ「メモ・・・魔法陣が書いてありますな・・・」
魔法使い「極めて弱い魔法じゃがな、これでワシと会話が出来る」
キモオタ「不思議アイテムキタコレwww」コポォ
魔法使い「シンデレラの身に危険が迫る可能性はまだある。お主等も注意して見ておくようにな」ヒュン
ティンカーベル「あ、消えちゃったね・・・私たちも帰ろう。キモオタ」
137 :名無しさん@おーぷん :2014/10/03(金)21:44:06 ID:E2gbYwX6a
・・・
少年「おばーちゃん!また絵本読んで!」
おばあちゃん「おやおや、お前は絵本が好きだねぇ・・・こっちへおいで」ニコニコ
少年「わーい!シンデレラ!シンデレラ!」
おばあちゃん「むかしむかし、シンデレラという女の子がおりました・・・」
少年「うんうん!」
おばあちゃん「・・・魔法使いはシンデレラの洋服をキレイなドレスに、靴をガラスの靴にしてあげました」
少年「魔法!僕も魔法使いたいなぁ」
おばあちゃん「・・・シンデレラは急いで走ります。途中でガラスの靴を片方落としてしまいましたが、拾っている時間はありません」
少年「間に合ってよかったね!」ニコニコ
おばあちゃん「そしてシンデレラは 」
少年「えっ?おばあちゃん?聞こえないよ?」
おばあちゃん「 でしたとさ。おしまい」
キモオタ(何故エンディングだけ聞き取れないのでござるか・・・?)
キモオタ(シンデレラのお話はハッピーエンドのはずでござろう?これは・・・もしや・・・)
・・・
ティンカーベル「キモオタ!早く起きて!大変だよ!シンデレラがいなくなっちゃった!」ケリッ
キモオタ「・・・なん、ですと!?」ガバァ
138 :名無しさん@おーぷん :2014/10/03(金)21:56:20 ID:E2gbYwX6a
ティンカーベル「さっきね!シンデレラのお家にこっそりいったの、昨日あの後おねーさんたちに嫌みいわれてないかなって心配になって!そしたら・・・!」ガクブル
キモオタ「シンデレラ殿は居なかった、ということですな?」
ティンカーベル「いつも綺麗だったお部屋、散らかってた!周りもよく見たよ!でも、おばさんもシンデレラ居ないって怒ってた!シンデレラがおばさんに黙って出かけるなんて思えないよ!きっと何かあったんだよ!」
キモオタ「ティンカーベル殿!落ち着くでありますぞ!おとぎ話が消失する予兆とはまさにこれではござらぬか!我々が食い止めねばなりませんぞ!」
ティンカーベル「・・・そうだね!頑張ろう!絶対にシンデレラを守るんだから!」
キモオタ「それでこそティンカーベル殿ですぞwwwまずは魔法使い殿に連絡するでござるよ、いやはやこんなに早くメモを使うことになるとはwww」
キュィィィン
魔法使いボイス「キモオタ、ずいぶん早い呼び出しだね。なにが起きた?」
キモオタ「シンデレラ殿が行方不明ですぞ!力を貸して頂きたい!」
139 :名無しさん@おーぷん :2014/10/03(金)21:58:33 ID:O43gVTUML
いつの間にか使命感を持って行動しているキモオタ好き
140 :名無しさん@おーぷん :2014/10/03(金)22:11:46 ID:E2gbYwX6a
同時刻 町外れの小屋
モゾモゾ
シンデレラ「・・・・・・ダメ、きつく縛ってあって・・・逃げられない」
仮面の男「・・・無駄だ。逃げられないように拘束するのだ。簡単には解けぬ」
シンデレラ「・・・・・・あなたが私をここに攫った犯人ですね?」
仮面の男「正確には私の部下が、だがな。だがそれは些細なことだ」
シンデレラ「私を攫っても、お母様は身代金なんて出してくれませんよ?」
仮面の男「金など要らぬ。私が欲しいのはお前のガラスの靴だ。そう、魔法使いの作りし、魔法の力を秘めたガラスの靴」
シンデレラ「なんで・・・その事を!」
仮面の男「豚男と妖精、魔法使いの助けで舞踏会へ行ったのだったな?そこで片方の靴を無くした。つまりもう片方は貴様が持っている」
シンデレラ「あなた・・・一体、誰なんですか?」
仮面の男「貴様の質問に答える必要はない。だが貴様は私の質問に答える必要がある、さもなければ豚男と妖精を殺す」
シンデレラ「そんな!2人には手を出さないで!友達なんです!」
仮面の男「私の質問に答えれば、二人には手出しせぬ。さぁ、質問の時間だ」
シンデレラ「・・・・・・」
仮面の男「片方のガラスの靴をどこに隠した?答えろ」
141 :名無しさん@おーぷん :2014/10/03(金)22:15:51 ID:E2gbYwX6a
短くてすまんが今日はおしまい。週末にまた進める
気がついたらキモオタがキモくない。
シンデレラ編次回に続く
おつおつ〜
143 :名無しさん@おーぷん :2014/10/03(金)23:19:04 ID:RVxXJlcbE
おつ!
144 :名無しさん@おーぷん :2014/10/03(金)23:42:41 ID:VuysRXSGU
乙!
またいいところで続くかコポオ
焦らし上手でござるなwww
147 :名無しさん@おーぷん :2014/10/05(日)01:03:37 ID:XUtCm5X6S
シンデレラ「解りました!答えます!だから2人だけは・・・!」
仮面の男「それが懸命だ。聞き分けのいい奴は話が早くて助かる。さぁどこに隠した?」
シンデレラ「お姉さまに見つからないように私の部屋の・・・物置の奥の古いクローゼットにしまってあります」
仮面の男「そうか、おい!聞こえたな!直ちに回収へ迎え!」
部下「はっ!」
仮面の男「ガラスの靴の確認ができるまで貴様は拘束させてもらう。なに、余計なことをしなければ貴様も解放してやる」
シンデレラ「・・・・・・」
仮面の男「これで・・・強大な魔力が私のものに!」クックック
シンデレラ(ティンクちゃん・・・キモオタさん・・・!)
149 :名無しさん@おーぷん :2014/10/05(日)01:11:27 ID:XUtCm5X6S
街道
町のおばちゃん「聞きました?奥さん!」
町のマダム「聞きましたよ、昨晩の舞踏会で王子様に見初められた娘がいたんでしょう?」
町のおばちゃん「そうなのよぉ!それでどうやらその娘、帰り際に靴を落としていったみたいでね。王子様はその靴の持ち主を捜しに町にいらしてるそうよ!」
町のマダム「まぁ!そこまで!その娘が羨ましいわねぇー」
町のおばちゃん「私ももう30年若ければねぇ・・・」
パカラパカラッパカラパカラッ
町のマダム「あら、蹄の音。噂をすれば王子様かしら」ウフフ
パカラパカラッパカラパカラッ
キモオタ「ぶひいいいいぃぃぃぃ!www落ちるwww振り落とされますぞwww」パカラパカラッ
町のおばちゃん「今の・・・」
町のマダム「白馬に豚が・・・」
パカラパカラッパカラパカラッ
150 :名無しさん@おーぷん :2014/10/05(日)01:14:45 ID:4E01WPvE4
おばちゃん自重しるwww
151 :名無しさん@おーぷん :2014/10/05(日)01:23:22 ID:XUtCm5X6S
街道 馬上
キモオタ「ぶひぃぃぃぃ!www我輩、乗馬経験ないでありますぞwwwほかに手段無いのでござるかwww」パカラパカラッ
魔法使い「仕方がないじゃろう、ワシの魔法でシンデレラの居場所は特定できたが、普段は姿を消して移動しているだけでワシに空間移動の魔術は使えん」
デイジー「・・・ヒヒーン?」パカラパカラッ
ティンカーベル「『キモオタは私に乗るのは嫌なの?』だって、キモオタ!女の子を傷つけちゃだめだよ!」
キモオタ「ちょwwwそういう意味ではないのでござるがwwwもうwww限界www振り落とされるwww」パカラパカラッ
魔法使い「とにかくじゃ、シンデレラは何者かに誘拐された。おそらくガラスの靴じゃろうな・・・犯人の狙いは」
ティンカーベル「でもガラスの靴ってただの綺麗な靴でしょ?そんなに欲しいのかな?」
魔法使い「・・・ガラスで出来た靴なんぞ、今の人間の技術じゃ作れぬ。魔法によるものだと気がつけば、綺麗な靴などというレベルではない」
魔法使い「魔力で生み出された道具・・・魔法具には例え特別な能力が備わってなくとも存在価値がある、なにせ魔力の固まりじゃからな」
ティンカーベル「・・・悪い人の手に渡る前に何とかしないと!」
キモオタ「ぶひぃぃぃぃ!!」ドサァァ
ティンカーベル「あっ!キモオタが落馬した!」
152 :名無しさん@おーぷん :2014/10/05(日)01:26:55 ID:4E01WPvE4
キモオタwwwwww
キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」 シンデレラ編
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