神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」
Part87
491: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/29(月) 22:51:44 ID:TavMzoVQ
テクテク
神使「も〜 どうするんですか・・・」
神様「だって、アレに捕まったら面倒だろ?」
神使「面倒ってそんな・・・ 元々の原因は私達ですから」
神様「宿に戻れないし、このまま次の所に行こうぜ〜」
神使「荷物がまだ宿にありますから戻りますよ。 それに宿泊費は前金で入れておりますから泊まらないと損です」
神様「え〜 マジかよ」
神使「長官さん達は1泊と言っていましたから、私達は明日宿に戻りましょう」
神様「今日はどうするの?」
神使「野宿とか?」
神様「申し訳ございませんが、そういうのは本当に勘弁していただけないでしょうか」
神使「では」
492: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/29(月) 22:53:20 ID:TavMzoVQ
テクテク
ピタッ
神使「本日はこちらにお世話になりましょう」
神様「まぁ・・・ 野宿よりはマシか・・・」ハァ
ガラガラ
神様「たでーま〜」
神使「おじゃまいたします」
キー子「最高神様、狛犬の神使さま。 お帰りなさいませ」ニコリ
幼女神「なんじゃ、夕飯は食べてしまったぞ? 食後の牡蠣アイスでも一緒に食べるか?」ニコッ
神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」
#15「神苑温泉」 ーEND
493: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/29(月) 22:54:22 ID:TavMzoVQ
2〜3回位の投下で終わる短いヤツをこの後で・・・
495: 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/05/30(火) 05:27:07 ID:1a../N3w
乙
もっともっと長く続けてくれよ
本当に楽しみにしてるんだ
496: 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/05/30(火) 17:44:39 ID:ilJdyMM.
俺も
497: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 19:33:47 ID:lr4svDw2
ーーー 深夜
神使「Zzz・・・」スヤスヤ
ゴソゴソ
神使「ん・・・」ムクッ
ゴソゴソ
神使「・・・神様?」ポー
498: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 19:34:46 ID:lr4svDw2
幼女神「・・・・・・」
神使「幼女神さま? あれ、神様は・・・」キョロキョロ
幼女神「少し位はアイツと間違えると思ったのにのぉ」ハァ
神使「そんな失礼はさすがに・・・」
幼女神「しかも、目覚めて早々アイツの心配か」
神使「あ、いえ。 そういう訳では・・・ すいません///」
幼女神「謝る必要はない。 本心なのであろう?」
神使「ぅ・・・///」
幼女神「アイツなら本殿にいる」
神使「こんな夜中に本殿で何を・・・」
幼女神「キー子へ祈祷や祭儀の作法を教えているようだ。 ワシのやり方は古いそうでのぉ」
神使「そうでしたか」
幼女神「・・・・・・」
499: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 19:35:40 ID:lr4svDw2
幼女神「この度は、この地の問題を解決してくれてありがとう」ドゲザ
神使「ちょ、幼女神さま! 止めて下さい」オロオロ
幼女神「それだけでなく、その・・・ ワシ自身の問題ごとまで解決してくれ何と礼を申したら良いか」
神使「私は何も・・・ 全部神様が一人で解決されたことですので。 私ではなく神様に」
幼女神「お前に礼を言えば同じであろうと思ってな」
神使「・・・直接お話しして頂いた方が神様も喜ぶと思いますよ?」
幼女神「ワシはこう見えてプライドが高いのじゃ」
神使「はぁ・・・」
幼女神「見たんまんま、と思っているのであろう」
神使「いえ、そんな事は・・・ すいません、心を読まれているので嘘は付けないですね・・・」
幼女神「読んでおらん」
神使「え?」
500: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 19:36:30 ID:lr4svDw2
幼女神「そんなことより、お前に頼みがある」
神使「私にですか?」
幼女神「受け取ってもらいたい物がある」
神使「?」
幼女神「本来はアイツに渡すべき物なのだが」
神使「もしかして、神様が受け取ってくれないというやつですか!?」
幼女神「そうじゃ」
神使「しかし、それを渡してしまうと幼女神さまが・・・」
幼女神「今の最高神に渡せばな。 だがお前は違う、お前に渡してもワシは消えん」
神使「そんな大切な物を、私なんかがお預かりするというのは身分不相応かと」
501: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 19:37:16 ID:lr4svDw2
幼女神「いいや、お前になら安心して渡せる。 出来れば生涯アイツの身近にいるお前に預かってもらいたい」
神使「・・・・・・」
幼女神「ずっと一緒にいるのであろう?」
神使「・・・・・・///」
幼女神「案ずるな。 爆発したり、道中かさばるような物でもない」
神使「しかし・・・」
幼女神「頼む。 アイツが信頼し、心許すお前に頼みたいのだ」
神使「・・・・・・。 承知いたしました、お受けいたします」フカブカ
幼女神「よし、そのまま楽にしておれ」
神使「?」
ポワン ポワン
幼女神「終わった」
502: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 19:38:15 ID:lr4svDw2
神使「何か頭の中に・・・ 祝詞・・・ いや呪文でしょうか? なんですかこれ?」
幼女神「最後の言霊」
神使「最後の・・・ 言霊?」
幼女神「唱える者の願いを何でも叶えるそうじゃ」
神使「願い・・・」
幼女神「あぁ、何でも叶う。 この世をゼロにすることさえ出来る」
神使「え!?」
幼女神「その代わり、唱えた者の存在は消えるがの」
神使「命と引き換えの願い・・・ ということですか?」
幼女神「と、言われているがワシも知らん。 使ったことないしな」
神使「・・・・・・」
503: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 19:39:11 ID:lr4svDw2
幼女神「呪文の意味が理解できぬ。 意味を理解しないと唱えても効果はないみたいじゃ」
神使「と言いますか、これ発音自体分からないのですが・・・」
幼女神「そうじゃろ? ワシも分からん。 まぁこの先あいつも必要になる事などないと思うが」
神使「だと良いんですが、教えてしまうと面白がって使いかねませんからね・・・」
幼女神「あいつもそこまでアホではなかろうに」ハハハッ
神使「私の命にかえても守り通します。 それこそ墓まで持っていく覚悟で」
幼女神「賢明じゃ」
幼女神「これでワシの役目は終わったな。 はぁ〜・・・ いざ消えるとなると少し寂しいな」フッ
神使「!? 幼女神さま! 先ほど渡しても消えないと!!」
幼女神「プッ! 引っかかった〜 本気にした? ビックリくりした?」ウヒャヒャ
神使「・・・・・・」
504: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 19:39:43 ID:lr4svDw2
幼女神「安心しろ。 ワシなら大丈夫じゃ」
神使「この雰囲気でそういう冗談は勘弁して下さい」ホッ
幼女神「すまぬ。 さて、少しキー子の様子でも見てくるか」ヨイショ
神使「お供してもよろしいでしょうか?」
幼女神「もちろんじゃ、行こうではないか」
505: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 21:37:38 ID:lr4svDw2
ーーー 本殿前
♪〜
幼女神「なんじゃ? この音は」
神使「巫女舞ですね。 神様はキー子さんに巫女舞も教えているのでしょうか?」
幼女神「そういえば、あのガキは昔から踊るのが好きじゃったからのぉ」
もっと前に! 足が伸びすぎ! 少ししゃがむ位の感じで!
は、はい!
神使「随分とスパルタですね・・・」
幼女神「あのガキがこんなに熱心になるとは珍しいの」
神使「邪魔してもアレですし、こっそり覗いてみましょうか」
幼女神「そうじゃの」
506: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 21:38:14 ID:lr4svDw2
ソォー
神様「そんなんじゃ男どもを悩殺できないって! もっと襦袢見せて!! もっと肌出して!!」
キー子「え〜っ!?」
神使・幼女神「・・・・・・」
神様「良い? 男達の視線を真っ赤な襦袢からその白い肌に向けさせる感じを意識しーーー」
ガラガラ
バンッ!
神様「!?」ビクッ
507: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 21:39:00 ID:lr4svDw2
幼女神「おい」
神様「あれ〜 幼女ちゃん・・・ 神使さんも一緒で・・・」タラタラ
神使「神様? 巫女舞にそんな振りはございませんよね?」
神様「・・・・・・」
幼女神「何を悩殺させるって?」
神様「・・・・・・」
幼女神「勅令口呪符霊不〜」ポワン ポワン
ゴゴゴゴゴ
神様「ちょ、お前それマズいって! ダメだよマジモンじゃねーかよ!!」アワアワ
508: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 21:41:19 ID:lr4svDw2
ーーー 数十分後
神様「・・・・・・」ゲッソリ
幼女神「ったく、何をしておるのじゃお前は」ハァ
神様「いや、キー子ちゃんが効率よく神力徴収が出来るようにと思いまして・・・」
神使「神様・・・ いくら何でもあれは・・・」
幼女神「祭儀の作法を教えるのではなかったのか?」
神様「教えたよ!」
キー子「神ちゃんさまからは一通り教えて頂き、時間が余ったので他の物をと私からお願いしただけですので」
神使「キー子さん、別に庇わなくても良いですよ?」
神様「いや待てよ! 基本形は本当に全部教えたって!」
509: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 21:42:05 ID:lr4svDw2
幼女神「キー子は他に何を教えてもらったのじゃ?」
キー子「そうですね・・・ 神ちゃんさまの有り難いお札を作成して神力徴収の際に神々の皆さんにお配りする案を」
幼女神「無料か?」
キー子「1枚500円です。 でも凄いんです! 神ちゃんさまが半分この神社に初穂料を寄付してくれると仰ってくれまして!」
幼女神「・・・・・・」ピクッ
神様「ぁ、キー子ちゃん? あんまりそこら辺は・・・」
キー子「あと、神ちゃんさまグッズの案も色々頂きました!」
幼女神「そうかそうか」ニコッ
神様「・・・・・・」
510: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 21:42:51 ID:lr4svDw2
幼女神「勅令口呪符霊不〜」ポワン ポワン
ゴゴゴゴゴ
神様「だからそれダメだって! おい犬ころ! 逃げるぞ」ガシッ
神使「ちょ、神様!?」ズルズル
神様「あれくらったら意識失うぞ!」ダダダダッ
バリバリバリバリ
神様「犬ころ! もたもたするなー!」ダダダダッ
神使「私、関係ないのに何でー」タッタッタッ
幼女神「二度と足を踏み入れるな! この出来損ないの最高神がー!!」
テクテク
神使「も〜 どうするんですか・・・」
神様「だって、アレに捕まったら面倒だろ?」
神使「面倒ってそんな・・・ 元々の原因は私達ですから」
神様「宿に戻れないし、このまま次の所に行こうぜ〜」
神使「荷物がまだ宿にありますから戻りますよ。 それに宿泊費は前金で入れておりますから泊まらないと損です」
神様「え〜 マジかよ」
神使「長官さん達は1泊と言っていましたから、私達は明日宿に戻りましょう」
神様「今日はどうするの?」
神使「野宿とか?」
神様「申し訳ございませんが、そういうのは本当に勘弁していただけないでしょうか」
神使「では」
492: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/29(月) 22:53:20 ID:TavMzoVQ
テクテク
ピタッ
神使「本日はこちらにお世話になりましょう」
神様「まぁ・・・ 野宿よりはマシか・・・」ハァ
ガラガラ
神様「たでーま〜」
神使「おじゃまいたします」
キー子「最高神様、狛犬の神使さま。 お帰りなさいませ」ニコリ
幼女神「なんじゃ、夕飯は食べてしまったぞ? 食後の牡蠣アイスでも一緒に食べるか?」ニコッ
神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」
#15「神苑温泉」 ーEND
493: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/29(月) 22:54:22 ID:TavMzoVQ
2〜3回位の投下で終わる短いヤツをこの後で・・・
495: 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/05/30(火) 05:27:07 ID:1a../N3w
乙
もっともっと長く続けてくれよ
本当に楽しみにしてるんだ
496: 以下、名無しが深夜にお送りします :2017/05/30(火) 17:44:39 ID:ilJdyMM.
俺も
ーーー 深夜
神使「Zzz・・・」スヤスヤ
ゴソゴソ
神使「ん・・・」ムクッ
ゴソゴソ
神使「・・・神様?」ポー
498: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 19:34:46 ID:lr4svDw2
幼女神「・・・・・・」
神使「幼女神さま? あれ、神様は・・・」キョロキョロ
幼女神「少し位はアイツと間違えると思ったのにのぉ」ハァ
神使「そんな失礼はさすがに・・・」
幼女神「しかも、目覚めて早々アイツの心配か」
神使「あ、いえ。 そういう訳では・・・ すいません///」
幼女神「謝る必要はない。 本心なのであろう?」
神使「ぅ・・・///」
幼女神「アイツなら本殿にいる」
神使「こんな夜中に本殿で何を・・・」
幼女神「キー子へ祈祷や祭儀の作法を教えているようだ。 ワシのやり方は古いそうでのぉ」
神使「そうでしたか」
幼女神「・・・・・・」
499: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 19:35:40 ID:lr4svDw2
幼女神「この度は、この地の問題を解決してくれてありがとう」ドゲザ
神使「ちょ、幼女神さま! 止めて下さい」オロオロ
幼女神「それだけでなく、その・・・ ワシ自身の問題ごとまで解決してくれ何と礼を申したら良いか」
神使「私は何も・・・ 全部神様が一人で解決されたことですので。 私ではなく神様に」
幼女神「お前に礼を言えば同じであろうと思ってな」
神使「・・・直接お話しして頂いた方が神様も喜ぶと思いますよ?」
幼女神「ワシはこう見えてプライドが高いのじゃ」
神使「はぁ・・・」
幼女神「見たんまんま、と思っているのであろう」
神使「いえ、そんな事は・・・ すいません、心を読まれているので嘘は付けないですね・・・」
幼女神「読んでおらん」
神使「え?」
500: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 19:36:30 ID:lr4svDw2
幼女神「そんなことより、お前に頼みがある」
神使「私にですか?」
幼女神「受け取ってもらいたい物がある」
神使「?」
幼女神「本来はアイツに渡すべき物なのだが」
神使「もしかして、神様が受け取ってくれないというやつですか!?」
幼女神「そうじゃ」
神使「しかし、それを渡してしまうと幼女神さまが・・・」
幼女神「今の最高神に渡せばな。 だがお前は違う、お前に渡してもワシは消えん」
神使「そんな大切な物を、私なんかがお預かりするというのは身分不相応かと」
501: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 19:37:16 ID:lr4svDw2
幼女神「いいや、お前になら安心して渡せる。 出来れば生涯アイツの身近にいるお前に預かってもらいたい」
神使「・・・・・・」
幼女神「ずっと一緒にいるのであろう?」
神使「・・・・・・///」
幼女神「案ずるな。 爆発したり、道中かさばるような物でもない」
神使「しかし・・・」
幼女神「頼む。 アイツが信頼し、心許すお前に頼みたいのだ」
神使「・・・・・・。 承知いたしました、お受けいたします」フカブカ
幼女神「よし、そのまま楽にしておれ」
神使「?」
ポワン ポワン
幼女神「終わった」
502: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 19:38:15 ID:lr4svDw2
神使「何か頭の中に・・・ 祝詞・・・ いや呪文でしょうか? なんですかこれ?」
幼女神「最後の言霊」
神使「最後の・・・ 言霊?」
幼女神「唱える者の願いを何でも叶えるそうじゃ」
神使「願い・・・」
幼女神「あぁ、何でも叶う。 この世をゼロにすることさえ出来る」
神使「え!?」
幼女神「その代わり、唱えた者の存在は消えるがの」
神使「命と引き換えの願い・・・ ということですか?」
幼女神「と、言われているがワシも知らん。 使ったことないしな」
神使「・・・・・・」
503: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 19:39:11 ID:lr4svDw2
幼女神「呪文の意味が理解できぬ。 意味を理解しないと唱えても効果はないみたいじゃ」
神使「と言いますか、これ発音自体分からないのですが・・・」
幼女神「そうじゃろ? ワシも分からん。 まぁこの先あいつも必要になる事などないと思うが」
神使「だと良いんですが、教えてしまうと面白がって使いかねませんからね・・・」
幼女神「あいつもそこまでアホではなかろうに」ハハハッ
神使「私の命にかえても守り通します。 それこそ墓まで持っていく覚悟で」
幼女神「賢明じゃ」
幼女神「これでワシの役目は終わったな。 はぁ〜・・・ いざ消えるとなると少し寂しいな」フッ
神使「!? 幼女神さま! 先ほど渡しても消えないと!!」
幼女神「プッ! 引っかかった〜 本気にした? ビックリくりした?」ウヒャヒャ
神使「・・・・・・」
504: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 19:39:43 ID:lr4svDw2
幼女神「安心しろ。 ワシなら大丈夫じゃ」
神使「この雰囲気でそういう冗談は勘弁して下さい」ホッ
幼女神「すまぬ。 さて、少しキー子の様子でも見てくるか」ヨイショ
神使「お供してもよろしいでしょうか?」
幼女神「もちろんじゃ、行こうではないか」
505: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 21:37:38 ID:lr4svDw2
ーーー 本殿前
♪〜
幼女神「なんじゃ? この音は」
神使「巫女舞ですね。 神様はキー子さんに巫女舞も教えているのでしょうか?」
幼女神「そういえば、あのガキは昔から踊るのが好きじゃったからのぉ」
もっと前に! 足が伸びすぎ! 少ししゃがむ位の感じで!
は、はい!
神使「随分とスパルタですね・・・」
幼女神「あのガキがこんなに熱心になるとは珍しいの」
神使「邪魔してもアレですし、こっそり覗いてみましょうか」
幼女神「そうじゃの」
506: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 21:38:14 ID:lr4svDw2
ソォー
神様「そんなんじゃ男どもを悩殺できないって! もっと襦袢見せて!! もっと肌出して!!」
キー子「え〜っ!?」
神使・幼女神「・・・・・・」
神様「良い? 男達の視線を真っ赤な襦袢からその白い肌に向けさせる感じを意識しーーー」
ガラガラ
バンッ!
神様「!?」ビクッ
507: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 21:39:00 ID:lr4svDw2
幼女神「おい」
神様「あれ〜 幼女ちゃん・・・ 神使さんも一緒で・・・」タラタラ
神使「神様? 巫女舞にそんな振りはございませんよね?」
神様「・・・・・・」
幼女神「何を悩殺させるって?」
神様「・・・・・・」
幼女神「勅令口呪符霊不〜」ポワン ポワン
ゴゴゴゴゴ
神様「ちょ、お前それマズいって! ダメだよマジモンじゃねーかよ!!」アワアワ
508: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 21:41:19 ID:lr4svDw2
ーーー 数十分後
神様「・・・・・・」ゲッソリ
幼女神「ったく、何をしておるのじゃお前は」ハァ
神様「いや、キー子ちゃんが効率よく神力徴収が出来るようにと思いまして・・・」
神使「神様・・・ いくら何でもあれは・・・」
幼女神「祭儀の作法を教えるのではなかったのか?」
神様「教えたよ!」
キー子「神ちゃんさまからは一通り教えて頂き、時間が余ったので他の物をと私からお願いしただけですので」
神使「キー子さん、別に庇わなくても良いですよ?」
神様「いや待てよ! 基本形は本当に全部教えたって!」
509: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 21:42:05 ID:lr4svDw2
幼女神「キー子は他に何を教えてもらったのじゃ?」
キー子「そうですね・・・ 神ちゃんさまの有り難いお札を作成して神力徴収の際に神々の皆さんにお配りする案を」
幼女神「無料か?」
キー子「1枚500円です。 でも凄いんです! 神ちゃんさまが半分この神社に初穂料を寄付してくれると仰ってくれまして!」
幼女神「・・・・・・」ピクッ
神様「ぁ、キー子ちゃん? あんまりそこら辺は・・・」
キー子「あと、神ちゃんさまグッズの案も色々頂きました!」
幼女神「そうかそうか」ニコッ
神様「・・・・・・」
510: ◆8YCWQhLlF2 :2017/05/30(火) 21:42:51 ID:lr4svDw2
幼女神「勅令口呪符霊不〜」ポワン ポワン
ゴゴゴゴゴ
神様「だからそれダメだって! おい犬ころ! 逃げるぞ」ガシッ
神使「ちょ、神様!?」ズルズル
神様「あれくらったら意識失うぞ!」ダダダダッ
バリバリバリバリ
神様「犬ころ! もたもたするなー!」ダダダダッ
神使「私、関係ないのに何でー」タッタッタッ
幼女神「二度と足を踏み入れるな! この出来損ないの最高神がー!!」
神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」
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