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神様「科学の神様だ」

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Part9
185 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/17(日) 22:17:27 ID:FYeXTosE
男「失礼ですが今おいくつですか?」
神様「お前、本当に失礼だな」
女「ふふっ、68歳よ?」
男「はぁ? 60代の肌じゃないでしょ!」
神様「お前、もうだまってろ。でも本当に女は変わらず綺麗だ」
女「そ、そんなもったいないお言葉・・・ あ、ありがとうございます」
神様「そうか、女は私のところにいたときはまだ10代であったな」
女「はい」
男「そんなに若くても神官になれるんだ」
神様「大神官であるお前も同じではないか」

186 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/17(日) 22:18:59 ID:FYeXTosE
女「大!? 女神様?? えっ? えっ?」
神様「いや、私はもう女神と呼ばれるほどの存在では・・・」
神様「そうだ女よ」
女「はい」
神様「その・・・ 言いにくいのだが」
女「?」
神様「少し・・・ 手伝ってもらうことは出来るだろうか」
女「お手伝い・・・ ですか?」
神様「忙しいのは十分承知している。 だが・・・ 女の力を借りたい」
女「もちろんです。 そのために来たのですから」

187 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/17(日) 22:21:18 ID:FYeXTosE
神様「本当か!?」
女「私はまだ女神様の神官でも良いのですか?」
神様「それはこちらの台詞だ」
女「どうぞよろしくお願いいたします」
神様「立ち話も何だ、建物の中に入ろう」
店主「入れるんですか?」
神様「先日建物全てにエネルギーを入れた」
女「でも・・・ 懐かしいわ」
店主「あぁ、生きているうちにまたこの中に入れるとは思っていなかった」

188 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/17(日) 22:22:29 ID:FYeXTosE
神様「男よ、入り口を」
男「はいよ」
 ガチャ
男「どうぞ皆さん」ギィー
神様「神官と技術者、ついでに雑用。 数は少ないが役者は揃ったな」
男「おれ完全に雑用に格下げ?」
神様「皆・・・ お帰り」ニコッ

189 :以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/18(月) 00:36:17 ID:D5arpK9c
乙乙


190 :以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/18(月) 03:41:19 ID:2WUMI1sA
追い付いた
支援

191 :以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/18(月) 11:56:09 ID:jDqhnRdM
おー…なんか壮大になってきたwktk

192 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/18(月) 20:18:08 ID:ypcx/Ddo
ーーー研究所内
神様「私は店主と所内の設備を調べてくる。 すまないが女よ、少し待っていてくれ」
女「承知いたしました」
神様「男よ、部屋を綺麗にしておけ」
男「はいはい、分かりましたよ」
神様「本当に分かっているのか?」
男「はよ行けって」ヒラヒラ
神様「生意気なヤツめ。 店主よ、まず中央制御室からだ」
店主「はい」
 スタスタ

193 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/18(月) 20:22:07 ID:ypcx/Ddo
女「女神様にすごい扱いをなさるのね・・・」
男「そうですか?」
女「昔だったら間違いなく投獄よ?」フフッ
男「・・・・・・」
男「さ、さてと・・・ 片付けますかね」
女「お手伝いしますね」
 パッパッ
女「あんな女神様初めて見た」
男「あんな?」
女「昔はもっと威厳というか・・・ こんなフレンドリーじゃなかったわ」
男「いや、今でも十分怖いですどね・・・」

194 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/18(月) 20:23:58 ID:ypcx/Ddo
女「口調」
男「口調?」
女「女神様は立場上、私たちとは 一線を画す必要があったの」
男「まぁ一応は神様ですしね」
女「その壁がしゃべり方だった」
男「壁?」
女「上から目線の古くさいしゃべり方」クスッ
男「確かに」
女「当時はもっと威圧的で、もっとキツい口調だった」
男「ははっ。そう言えば最近少しまろやかになったかな」

195 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/18(月) 20:25:52 ID:ypcx/Ddo
女「誇って良いと思うわよ。 あなたには壁を作っていない証拠なんだから」
男「そうかなぁ?」
女「よほど貴方のことを信頼しているのね、大神官様」クスッ
男「ほかに適当なヤツがいなかっただけですよ」
女「女神様は冗談でも大神官なんて言葉は口にしない。 大先輩の神官が言うんだから間違いないわよ」
男「・・・・・・」
女「私が知る限り女神様の大神官は当時、いえ過去にも存在しなかったはず」
男「そうなんですか?」

196 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/18(月) 20:27:51 ID:ypcx/Ddo
女「でも驚いたわ。今の女神様が本当のお姿なのかもね」フフッ
男「どういうことです?」
女「私が神官になって間もない頃、大失敗しちゃったことがあってね。 私の命もここまでかぁって思った」
男「そんな大げさなぁ」
女「神託の順番を間違えたの、影響は世界規模だったわ」
女「女神様の部屋に入ったら、他の者は出て行け!処分は私が下す!って。 私、恐怖で何も言うことが出来なくて」

198 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/18(月) 20:30:28 ID:ypcx/Ddo
~~~ 回想
若女「この度は女神様の信用を傷つける行為をしてしまい申し訳ございません。どのような罰もお受けいたします」ドゲザ
女神「二人きりで話をするのは初めてだな。 いつもありがとう」
若女「女神様?」ハッ
女神「今回の失敗は気にするな、と言ったら嘘になるが・・・」
女神「誰にでもある。 次から気をつければ良い。 だから頭を上げてくれ」ニコッ
若女「ありがとうございます」
女神「しかしケジメは必要だ、罰は受けてもらうぞ?」ニヤッ
若女「・・・はい」ブルッ
~~~

199 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/18(月) 20:32:36 ID:ypcx/Ddo
女「その時初めて女神様のお優しい顔を見たわ」
男「へぇ~、いい奴じゃん神様。 で罰は受けたんですか?」
女「丸1日寝ずに朝まで女神様とゲームを・・・ それが罰」
男「ははっ、神様らしいや。 ゲーム好きだもんなぁ」
女「後で聞いた話だけど神官はみんな女神様とゲームをしたらしいわ。 秘密にしろって言われてたらしいけど」クスッ
男「神様ったら神壇の裏にゲーム機いっぱい隠し持ってるんですよ?」
女「神壇の裏?」
男「そうそう、オーバーテクノロジーはダメだとか偉そうに言っておきながら」
男「自分では未来からゲーム機の設計図取り出して技術者に作らせたみたいです」

200 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/18(月) 20:34:13 ID:ypcx/Ddo
女「神壇に上がったことがあるの?」
男「えぇ、大神官に任命する! とか格好いい台詞を言うためだけですけどね」
女「・・・・・・」キョトン
男「どうしたんです?」
女「そう、神壇に・・・」
男「?」
女「いくら大神官でも神壇にまでは登れないのよ?」
男「そうなんですか? 神殿は見られないって事は聞きましたけど」

201 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/18(月) 20:35:51 ID:ypcx/Ddo
女「ふふっ、神殿も見えるのね。 失礼だけどお歳は?」
男「17歳です」
女「そう」ニコッ
男「?」
女「さて、掃除はこんなもんで大丈夫でしょう」
男「えっ? あぁ・・・ そうですね」
女「夕飯、何が食べたいものある?」
男「作ってくれるんですか?」
女「もちろん」

202 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/18(月) 20:38:39 ID:ypcx/Ddo
 スタスタ
神様「おぉ、綺麗になったな」
店主「見違えるようだ」
神様「女よ、ありがとう」
女「女神様! そんな勿体ないお言葉」
男「え? オレは?」
神様「どうせ片付けたのはほとんど女であろうが」
神様「女よ、そんなに畏まるな。 なんなら神ちゃんとでも呼んで良いぞ?」
女「・・・・・・」

203 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/18(月) 20:40:44 ID:ypcx/Ddo
男「神ちゃん、女さんが夕飯を作ってくれるんだって」
神様「あ゛? お前は神様と呼べ」
店主「久々の手料理、これは楽しみだ」
神様「うむ」
男「神様食べられないじゃん」
神様「女の料理は見た目も最高なのだ、それだけで満足だ」
女「で、では買い物に行って参ります」
神様「いや、外にいる官僚に言って買ってこさせろ」
男「官僚さんがスーパーでジャガイモとか買うの? 可哀想」
神様「後で官僚達にも料理を馳走してやれば良い」
女「はい」

204 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/19(火) 07:39:13 ID:SPv0KEJU
ーーー 夕食
男「うゎ、うまそう」
女「彩り野菜のビーフシチュー クリーム多め です」
男「神様が言ってた通り見た目もすごい綺麗」
女「ありがとう」ニコッ
 スタスタ
店主「良い匂いがすると思ったら・・・ コレはうまそうだ」
女「女神様を呼んでまいります」

205 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/19(火) 07:40:31 ID:SPv0KEJU
男「いや執務室でしょ? 大声で呼べば聞こえますよ」
女「そんな失礼な・・・」
 ガチャ
男「神様~ ごはんできたよ~」
神様「せめて呼びに来い、横着者が」パッ
男「うわ、早っ!」
神様「お~、彩り野菜のビーフシチュー クリーム多め か!」
男「なんでそこまで正確な名前を・・・」
神様「さて、では皆で頂くとしよう」
一同「いただきます!」


206 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/19(火) 07:41:54 ID:SPv0KEJU
神様「さて、食事しながらで良いので聞いてくれ」
男「作戦会議?」クチャ クチャ
神様「食べながら口を開くな」
男「え? 今、良いって言ったじゃん」ゴクン
神様「食べながら喋れと言っていない、あほ」
男「あほって・・・」

207 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/19(火) 07:43:38 ID:SPv0KEJU
神様「今月末、正確には31日14時に次元越境粒子により大きな場の乱れが発生する」
女「次元越境粒子・・・」
神様「あぁ、今の科学では検出することすら不可能な事象だ」
店主「どのような影響が」
神様「自由電子を用いた様々な物が一瞬にして機能を停止する」
店主「そんな! 電子を使ったって、全部じゃないですか」
男「人間には影響ないの?」
神様「この粒子は水で大きく減衰するため影響はほとんどないと言って良いだろう」
女「原因は」
神様「高周波電磁波照射装置」
女「・・・オーロラプログラム?」
神様「あぁ」

208 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/19(火) 07:45:22 ID:SPv0KEJU
店主「ちょっと待って下さい。 HAARPがそこまでの威力を持つとは思えないのですが」
神様「このシステム自体には何の問題もないが、CP67という増波素子を組み込んだチップに問題がある」
店主「CP67?」
神様「BSC・・・ ブレインズシーケンス社が開発中の増波素子だ」
女「BSC?!」
店主「まさか!」
神様「・・・・・・」

209 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/19(火) 07:46:34 ID:SPv0KEJU
神様「CP67は40年ほど前に開発されたCP1が元となっている」
男「神様がボッチになった後に出来たってわけか・・・」
神様「そう・・・ いや、隔離されたと言え」
男「同じじゃん」
 バチッ
男「うひゃい!」ビクッ

210 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/19(火) 07:48:12 ID:SPv0KEJU
神様「世界システムというのは知っているか?」
女「ニコラテスラですか?」
神様「あぁ、その際に原型が開発されたのだが神託で止めた経緯がある」
店主「世界システムの開発が止まったのは神託が理由だったんですか・・・」
神様「BSCが40年前に開発したCP1は110年前にテスラが開発した物と全く同じだ」
男「40年前に出来た物が、すでに100年以上前にもあったってこと?」
神様「そういう事だ」
男「偶然にしては変だよね」

211 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/19(火) 07:49:54 ID:SPv0KEJU
神様「鋭いな。 BSCが開発したCP1はニコラの物を参考に作られている」
店主「しかし、神託で止めたものがなぜ・・・」
神様「神託記録に記載された資料を基に複製されたと思われる」
女「まさか、神託記録が漏れていると?」
神様「残念だが・・・ 私が記載したダミー回路がそのまま追加されている」
女「神託記録は神官以外扱えないはずです」
神様「・・・・・・」
神様「神託記録がBSCに漏れ、それを元にCP67まで開発されたのは間違いない」

212 : ◆8YCWQhLlF2:2016/01/19(火) 07:52:38 ID:SPv0KEJU
店主「しかし何故あいつらはCP67の開発など・・・」
神様「アカシック接続に大きく関わる素子だ」
店主「まさか、CP67を使ってアカシックと接続するのが目的・・・」
神様「うむ。 しかし現状ではアカシックの存在確認がギリギリであろう」
女「しかも副作用の方が大きいと・・・」
神様「CP67を用い長期間電磁放射が行われると次元構造に大きなダメージが起こる」
店主「それが原因で越境粒子が飛びだしてくる訳ですか」
神様「そうだ。 次元崩壊が起こると思われる場所は全部で6カ所」
女「6カ所・・・」
神様「各施設で運用されている照射装置内のCP67を一斉に破壊し尚且つ痕跡を残さないようにしたい」

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