神娘「我を呼んだか!」男「呼んでません」
Part21
681: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 22:19:40 ID:GM7JJw1M
―――――
神娘「こうして隣で誰かが寝るなんて久しぶりだな!」ハッハッハァ
男「お、おう」
神娘「まあ布団は別だがな」
男「(一緒だったらどうしようかと思った)」
神娘「残念だったな!」
男「テンション高いな神様」
神娘「そうか?」
男「うん」
神娘「…そうか」
682: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 22:29:48 ID:GM7JJw1M
神娘「なあ」
男「ん」
神娘「最近嫌な予感がするんだ」
男「嫌な予感?」
神娘「戦争の時に感じた気配、死の匂いがする」
男「なんだって!?」
神娘「近い将来何かが起こる、私には分かる」
男「…そうか」
神娘「怖いんだ」
男「そりゃ、死の匂いなんてしたら…」
神娘「違う?」
男「え?」
683: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 22:42:14 ID:GM7JJw1M
神娘「私はお前と離れるのが怖い」
男「そりゃ…唐突な告白か?」
神娘「分からん、ただ私にとって今一番交友関係の不快のは間違えなくお前だ」
男「こっちもだよ、そりゃ」
神娘「失うのが怖い、怖いんだ」
男「(…確かに、神様が居なくなるのは怖いな)」
神娘「私の中ではまだ、時々戦火に焼かれる者の声が聞こえるんだ」
神娘「噎び泣きが、怒号が、断末魔が、狂気の笑いがまだ聞こえるんだ…」
男「神様、そっち行くよ」ズリズリ
神娘「へっ?」
男「そのまま寝てりゃ良いからさ」ドスッ
神娘「神の布団に入ってくるなんて不届き者め」
男「罰してくれても構わんよ」
神娘「お前は私の神主だからな、この程度は許そう」
男「ありがたい」
684: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 23:07:26 ID:GM7JJw1M
男「ずっと居なくならないなんて、そんな事は言えない」
神娘「その程度、知っている」
男「知っていても、理解はできても、納得できない」
神娘「…っ」ギゥ
男「そんなこと知ってる、神様だけじゃないから」
神娘「私だけじゃない?」
男「神様と別れたくないよ、同じだ、同じなんだ」
神娘「…神主」
男「だから、約束しよう」
神娘「約束」
男「『いれる内は、一緒に居よう』って約束しよう」
神娘「いいのか?」
男「いいよ」
神娘「神との約束は高くつくぞ」
男「知ってる」
685:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 01:10:47 ID:DosJvN4U
不快になってるよい
支援
687: ◆lwQY2qw84A:2013/10/23(水) 17:48:18 ID:iFA1sV2A
>>685 ちょっとこのSS誤字多すぎんですけど…
誰だよこれ書いたの ぼこぼこにしてやるよ
誤字は仕様 そう言い切るだけの勇気はない
688:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 20:01:13 ID:MpGzxU0g
書く方は気にするが読む方は案外気にしないもんだよ
689:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 20:47:16 ID:8v0p38Nk
決め台詞さえミスらなければ問題ない
690: ◆lwQY2qw84A:2013/10/23(水) 21:43:18 ID:iFA1sV2A
目立たずsage進行か
”×人外”教を布教するためsageずに進行かちょっとした悩み
今日はsageでいきます
691: ◆lwQY2qw84A:2013/10/23(水) 23:32:57 ID:iFA1sV2A
神娘「…」
男「…心臓の音がする」
神娘「そう聞こえるだけだ」
男「動いてないのか?」
神娘「私が人間を止めた日に私は人間としては死んだから」
男「でも確かに、聞こえる」
神娘「また気づいていないのさ、私が死んだことに」
男「…そうか」
神娘「滑稽なもんだ、全部滑稽だ」
692: ◆lwQY2qw84A:2013/10/23(水) 23:45:54 ID:iFA1sV2A
神娘「私が護りたかったものは皆死んで、死んでも良かった私だけが生きている」
男「…そうか」
神娘「挙句私はお前に頼り切って生きている、自分では何もできない」
男「……」
神娘「何のための神だ、だれが為の神なんだ」
男「……」
神娘「私は、無力だ」
神娘「無力だ…」
693: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 00:35:31 ID:sbbvZof2
男「だったら、守ってよ」
神娘「誰を」
男「神様の神主を」
神娘「…お前を?」
男「そうだよ」
神娘「でも、私はお前に護られてばかりで」
男「関係ないよ、神様に信仰を捧げる代わりに神様が護ってくれればいいんだよ」
神娘「…神主」
男「悪い予感がするなら護ってくれ、頼む」
神娘「……」
男「神様」
694: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 00:44:44 ID:sbbvZof2
神娘「おい、人の子」
男「なんぞ」
神娘「私を誰だと思ってる、まさかただ人の形をした無能とは思っているまいな」
男「おう」
神娘「我は神、我は絶対の力」
神娘「信ずる者に加護を与え、戦の野に立つ者ぞ」
神娘「たかが人一人を護る事造作も無い、我を畏れよ、我を崇めよ」
神娘「…さすれば、私はお前を護ってやる」
男「そうか!」
神娘「ああ、護ってやるさ」
男「神様が居るなら安心だよ」
神娘「く、くく…まったくお前は時々妙な事を言う」
男「しゃーないだろ」
695: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 00:45:48 ID:sbbvZof2
神娘「人の子」
男「あん?」
神娘「ありがとう」
男「…おう」
神娘「さて、寝るか」
男「1人で寝れるか?」
神娘「馬鹿にするな」
男「安心した」
神娘「…はぁ」
696: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 01:04:42 ID:sbbvZof2
男「……」グゥ
神娘「…んー…」
男「……」
神娘「やっぱり、そうなのか?」
男「…むにゃ」
神娘「人は神に恋をできない」
男「………」
神娘「だが、その逆はそうとは限らんな」
男「……」ゴロン
神娘「…おやすみ、人の子」
697: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 01:07:38 ID:sbbvZof2
――――――
男「んー…良く寝た」
神娘「おう、起きたか」
男「神様ってこんな早く起きるのか」
神娘「元々寝る必要も無いからな」
男「ふぅん、便利なもんだ」
神娘「不便な所もあるがな」
男「えっ」
神娘「まあお前は気付くまい、あくまで人だからな」
男「含みのある言い方だなおい」ノビー
698: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 01:10:12 ID:sbbvZof2
神娘「神主、こっちを向け」
男「良いけど…なんでさ」
神娘「……ふーむ」ジーッ
男「なんなのさ」
神娘「うーん、もうちょっと眉が太くてきりっとしたのが好みだった気がするが…」
男「神様って起きて一番に人の顔の品評するのが趣味だったりするの?」
神娘「ふーむ」ジー
男「ちょっと、神様近い」
神娘「…趣味が変わったか?」
男「何の話!?」
699: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 01:16:13 ID:sbbvZof2
神娘「まあいい、ほらこれ」ズイ
男「なにこれ」
神娘「弁当」
男「買ってきたの?」
神娘「馬鹿言うな、作った」
男「えっ」
神娘「もしやお前、私が料理できないと思ったか?」
男「いや、何度か食べてるから美味いなとは思ってたけど」
神娘「なんだ、何が不満だ」
男「いや、でもこれ神様が造ったんだろ?」
神娘「そうだが」
男「…ありがたくいただきます」
神娘「栄養満点だ」
700: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 01:21:05 ID:sbbvZof2
男「そろそろ行ってくる…」スクッ
神娘「待て」
男「連れてかないぞ?」
神娘「そうではない」スッ
男「どうした」
神娘「握れ」
男「は?」
神娘「さっさと握れ」
男「お、おう」ニギッ
神娘「……」
男「……」
神娘「…よし、行っていいぞ」パッ
男「(何なんだ一体…)」
神娘「ふふん」
701: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 01:24:33 ID:sbbvZof2
遂に700行ったけどgdgd感半端ない
でも大分佳境に差し掛かったから普通に終わらせられそう
次はsage消そうか迷うけど気分で決めそう テヤンディ
P.S. どうでもいいけど死んだふりをしている蝉はブービートラップだと思う
702:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/24(木) 01:29:12 ID:u93U8tsA
乙
それは所謂セミファイナルって奴だな
705:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/24(木) 07:40:41 ID:59qIIbuI
gdgdでも神様が見られるなら例え火の中水の中
707:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/24(木) 08:17:21 ID:Vme5K3lk
(神様ってスカートなんです…?)
708:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/24(木) 09:32:48 ID:YMXcdE4.
(違うなら剥いてはかせればいいだろ)
709:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/24(木) 09:44:47 ID:BEEk1O2Y
なんか勝手に巫女服でイメージしてたわ
710: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 10:43:54 ID:0ihn31AE
外見についてはとやかく描写しないよ
これは各自の想像力を大事にしているのであって私が下手くそ極まりないから書けない訳じゃないよ
711:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/24(木) 12:14:48 ID:ECM3P2wk
神様はノーパンミニスカートだよ(大嘘)
712:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/24(木) 17:39:29 ID:.KcKOAf2
神娘様といったらピチピチの体操服&ブルマ姿に決まってるだろ……だろ?
713: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 20:31:09 ID:sbbvZof2
――――
友「よー、購買行こうぜー」
男「ああすまん、弁当持ってきてるんだ」
友「なんでいきなり」
男「悪いか」
友「確か1人暮らし始めたってな、それでか」
男「お、おう」ギクッ
714: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 20:44:16 ID:sbbvZof2
友「そっかー…お前も遂に一人暮らしか」
男「まあそうだな、うん」
友「お宅訪問すっか!」
男「やめてくれ!」
友「なんでだよ、問題か?」
男「うちはな、超ぼろいんだよ」
友「あっ…まあ、うん、強く生きろ」
男「(神様と暮らしてるなんて言える訳ないだろうが)」
715: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 20:46:58 ID:sbbvZof2
男「と言う訳で弁当だ」
友「ほほぉ、それにしてはやけに…和風だな?唐草模様か」
男「(神様の趣味か…)」
友「それではわが友の料理の腕を拝見…ぬぅっ!?」
716: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 20:56:27 ID:sbbvZof2
友「この色とりどりの野菜の盛り合わせ…」
友「なんとも食欲を誘う様な香り…」
友「そして男子にあるまじきバランスの良さ!」
友「『これはお前が作った弁当ではない』…そうだな?」
ザワ・・・ ザワ・・・
男「(…神様)」
友「なんだこれは!しかも母親が作る弁当にありがちな適度に手を抜いた感が無いな!」
男「(気合入れて作りすぎだぞ!)」
友「友よ、いや…場合によってお前は敵だぞ」
男「違うって、彼女じゃないって」
友「ええい白々しいぞ!」
717: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 21:15:50 ID:sbbvZof2
友「誰のだ!この弁当誰に作ってもらった!」グワシグワシ
男「うるせー!」
友「畜生!いつの間にか彼女なんて作りやがったのか!」
男「彼女じゃないって言ってるだろうが!」
友「でも弁当作ってくれるなんてお前それ確実に好意持たれてるぞ」
男「…なんだと」
友「気付いてやれよ…」
男「(そうなのか?そう言う事なのか?)」
718: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 22:17:11 ID:sbbvZof2
友「でも美味そうだなそれ」
男「美味いぞ、うん」
友「羨ましいな」
男「だろう?」
友「ちくしょ…呪われてしまえ」
男「やーだよ」
719: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 22:55:53 ID:sbbvZof2
―――――
男「ただいま神様」
神娘「おかえり神主」バッ
男「なんだ、腕を広げて」
神娘「おかえりの抱擁だ」
男「はい?」
神娘「早くしろ、待たすな」
男「え、あ、ああ」ギュゥ
神娘「良し」
男「なにがだ」
―――――
神娘「こうして隣で誰かが寝るなんて久しぶりだな!」ハッハッハァ
男「お、おう」
神娘「まあ布団は別だがな」
男「(一緒だったらどうしようかと思った)」
神娘「残念だったな!」
男「テンション高いな神様」
神娘「そうか?」
男「うん」
神娘「…そうか」
682: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 22:29:48 ID:GM7JJw1M
神娘「なあ」
男「ん」
神娘「最近嫌な予感がするんだ」
男「嫌な予感?」
神娘「戦争の時に感じた気配、死の匂いがする」
男「なんだって!?」
神娘「近い将来何かが起こる、私には分かる」
男「…そうか」
神娘「怖いんだ」
男「そりゃ、死の匂いなんてしたら…」
神娘「違う?」
男「え?」
683: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 22:42:14 ID:GM7JJw1M
神娘「私はお前と離れるのが怖い」
男「そりゃ…唐突な告白か?」
神娘「分からん、ただ私にとって今一番交友関係の不快のは間違えなくお前だ」
男「こっちもだよ、そりゃ」
神娘「失うのが怖い、怖いんだ」
男「(…確かに、神様が居なくなるのは怖いな)」
神娘「私の中ではまだ、時々戦火に焼かれる者の声が聞こえるんだ」
神娘「噎び泣きが、怒号が、断末魔が、狂気の笑いがまだ聞こえるんだ…」
男「神様、そっち行くよ」ズリズリ
神娘「へっ?」
男「そのまま寝てりゃ良いからさ」ドスッ
神娘「神の布団に入ってくるなんて不届き者め」
男「罰してくれても構わんよ」
神娘「お前は私の神主だからな、この程度は許そう」
男「ありがたい」
684: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 23:07:26 ID:GM7JJw1M
男「ずっと居なくならないなんて、そんな事は言えない」
神娘「その程度、知っている」
男「知っていても、理解はできても、納得できない」
神娘「…っ」ギゥ
男「そんなこと知ってる、神様だけじゃないから」
神娘「私だけじゃない?」
男「神様と別れたくないよ、同じだ、同じなんだ」
神娘「…神主」
男「だから、約束しよう」
神娘「約束」
男「『いれる内は、一緒に居よう』って約束しよう」
神娘「いいのか?」
男「いいよ」
神娘「神との約束は高くつくぞ」
男「知ってる」
685:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 01:10:47 ID:DosJvN4U
不快になってるよい
支援
>>685 ちょっとこのSS誤字多すぎんですけど…
誰だよこれ書いたの ぼこぼこにしてやるよ
誤字は仕様 そう言い切るだけの勇気はない
688:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 20:01:13 ID:MpGzxU0g
書く方は気にするが読む方は案外気にしないもんだよ
689:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/23(水) 20:47:16 ID:8v0p38Nk
決め台詞さえミスらなければ問題ない
690: ◆lwQY2qw84A:2013/10/23(水) 21:43:18 ID:iFA1sV2A
目立たずsage進行か
”×人外”教を布教するためsageずに進行かちょっとした悩み
今日はsageでいきます
691: ◆lwQY2qw84A:2013/10/23(水) 23:32:57 ID:iFA1sV2A
神娘「…」
男「…心臓の音がする」
神娘「そう聞こえるだけだ」
男「動いてないのか?」
神娘「私が人間を止めた日に私は人間としては死んだから」
男「でも確かに、聞こえる」
神娘「また気づいていないのさ、私が死んだことに」
男「…そうか」
神娘「滑稽なもんだ、全部滑稽だ」
692: ◆lwQY2qw84A:2013/10/23(水) 23:45:54 ID:iFA1sV2A
神娘「私が護りたかったものは皆死んで、死んでも良かった私だけが生きている」
男「…そうか」
神娘「挙句私はお前に頼り切って生きている、自分では何もできない」
男「……」
神娘「何のための神だ、だれが為の神なんだ」
男「……」
神娘「私は、無力だ」
神娘「無力だ…」
693: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 00:35:31 ID:sbbvZof2
男「だったら、守ってよ」
神娘「誰を」
男「神様の神主を」
神娘「…お前を?」
男「そうだよ」
神娘「でも、私はお前に護られてばかりで」
男「関係ないよ、神様に信仰を捧げる代わりに神様が護ってくれればいいんだよ」
神娘「…神主」
男「悪い予感がするなら護ってくれ、頼む」
神娘「……」
男「神様」
694: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 00:44:44 ID:sbbvZof2
神娘「おい、人の子」
男「なんぞ」
神娘「私を誰だと思ってる、まさかただ人の形をした無能とは思っているまいな」
男「おう」
神娘「我は神、我は絶対の力」
神娘「信ずる者に加護を与え、戦の野に立つ者ぞ」
神娘「たかが人一人を護る事造作も無い、我を畏れよ、我を崇めよ」
神娘「…さすれば、私はお前を護ってやる」
男「そうか!」
神娘「ああ、護ってやるさ」
男「神様が居るなら安心だよ」
神娘「く、くく…まったくお前は時々妙な事を言う」
男「しゃーないだろ」
695: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 00:45:48 ID:sbbvZof2
神娘「人の子」
男「あん?」
神娘「ありがとう」
男「…おう」
神娘「さて、寝るか」
男「1人で寝れるか?」
神娘「馬鹿にするな」
男「安心した」
神娘「…はぁ」
696: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 01:04:42 ID:sbbvZof2
男「……」グゥ
神娘「…んー…」
男「……」
神娘「やっぱり、そうなのか?」
男「…むにゃ」
神娘「人は神に恋をできない」
男「………」
神娘「だが、その逆はそうとは限らんな」
男「……」ゴロン
神娘「…おやすみ、人の子」
697: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 01:07:38 ID:sbbvZof2
――――――
男「んー…良く寝た」
神娘「おう、起きたか」
男「神様ってこんな早く起きるのか」
神娘「元々寝る必要も無いからな」
男「ふぅん、便利なもんだ」
神娘「不便な所もあるがな」
男「えっ」
神娘「まあお前は気付くまい、あくまで人だからな」
男「含みのある言い方だなおい」ノビー
698: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 01:10:12 ID:sbbvZof2
神娘「神主、こっちを向け」
男「良いけど…なんでさ」
神娘「……ふーむ」ジーッ
男「なんなのさ」
神娘「うーん、もうちょっと眉が太くてきりっとしたのが好みだった気がするが…」
男「神様って起きて一番に人の顔の品評するのが趣味だったりするの?」
神娘「ふーむ」ジー
男「ちょっと、神様近い」
神娘「…趣味が変わったか?」
男「何の話!?」
699: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 01:16:13 ID:sbbvZof2
神娘「まあいい、ほらこれ」ズイ
男「なにこれ」
神娘「弁当」
男「買ってきたの?」
神娘「馬鹿言うな、作った」
男「えっ」
神娘「もしやお前、私が料理できないと思ったか?」
男「いや、何度か食べてるから美味いなとは思ってたけど」
神娘「なんだ、何が不満だ」
男「いや、でもこれ神様が造ったんだろ?」
神娘「そうだが」
男「…ありがたくいただきます」
神娘「栄養満点だ」
700: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 01:21:05 ID:sbbvZof2
男「そろそろ行ってくる…」スクッ
神娘「待て」
男「連れてかないぞ?」
神娘「そうではない」スッ
男「どうした」
神娘「握れ」
男「は?」
神娘「さっさと握れ」
男「お、おう」ニギッ
神娘「……」
男「……」
神娘「…よし、行っていいぞ」パッ
男「(何なんだ一体…)」
神娘「ふふん」
701: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 01:24:33 ID:sbbvZof2
遂に700行ったけどgdgd感半端ない
でも大分佳境に差し掛かったから普通に終わらせられそう
次はsage消そうか迷うけど気分で決めそう テヤンディ
P.S. どうでもいいけど死んだふりをしている蝉はブービートラップだと思う
乙
それは所謂セミファイナルって奴だな
705:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/24(木) 07:40:41 ID:59qIIbuI
gdgdでも神様が見られるなら例え火の中水の中
707:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/24(木) 08:17:21 ID:Vme5K3lk
(神様ってスカートなんです…?)
708:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/24(木) 09:32:48 ID:YMXcdE4.
(違うなら剥いてはかせればいいだろ)
709:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/24(木) 09:44:47 ID:BEEk1O2Y
なんか勝手に巫女服でイメージしてたわ
710: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 10:43:54 ID:0ihn31AE
外見についてはとやかく描写しないよ
これは各自の想像力を大事にしているのであって私が下手くそ極まりないから書けない訳じゃないよ
711:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/24(木) 12:14:48 ID:ECM3P2wk
神様はノーパンミニスカートだよ(大嘘)
712:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/24(木) 17:39:29 ID:.KcKOAf2
神娘様といったらピチピチの体操服&ブルマ姿に決まってるだろ……だろ?
713: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 20:31:09 ID:sbbvZof2
――――
友「よー、購買行こうぜー」
男「ああすまん、弁当持ってきてるんだ」
友「なんでいきなり」
男「悪いか」
友「確か1人暮らし始めたってな、それでか」
男「お、おう」ギクッ
714: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 20:44:16 ID:sbbvZof2
友「そっかー…お前も遂に一人暮らしか」
男「まあそうだな、うん」
友「お宅訪問すっか!」
男「やめてくれ!」
友「なんでだよ、問題か?」
男「うちはな、超ぼろいんだよ」
友「あっ…まあ、うん、強く生きろ」
男「(神様と暮らしてるなんて言える訳ないだろうが)」
715: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 20:46:58 ID:sbbvZof2
男「と言う訳で弁当だ」
友「ほほぉ、それにしてはやけに…和風だな?唐草模様か」
男「(神様の趣味か…)」
友「それではわが友の料理の腕を拝見…ぬぅっ!?」
716: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 20:56:27 ID:sbbvZof2
友「この色とりどりの野菜の盛り合わせ…」
友「なんとも食欲を誘う様な香り…」
友「そして男子にあるまじきバランスの良さ!」
友「『これはお前が作った弁当ではない』…そうだな?」
ザワ・・・ ザワ・・・
男「(…神様)」
友「なんだこれは!しかも母親が作る弁当にありがちな適度に手を抜いた感が無いな!」
男「(気合入れて作りすぎだぞ!)」
友「友よ、いや…場合によってお前は敵だぞ」
男「違うって、彼女じゃないって」
友「ええい白々しいぞ!」
717: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 21:15:50 ID:sbbvZof2
友「誰のだ!この弁当誰に作ってもらった!」グワシグワシ
男「うるせー!」
友「畜生!いつの間にか彼女なんて作りやがったのか!」
男「彼女じゃないって言ってるだろうが!」
友「でも弁当作ってくれるなんてお前それ確実に好意持たれてるぞ」
男「…なんだと」
友「気付いてやれよ…」
男「(そうなのか?そう言う事なのか?)」
718: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 22:17:11 ID:sbbvZof2
友「でも美味そうだなそれ」
男「美味いぞ、うん」
友「羨ましいな」
男「だろう?」
友「ちくしょ…呪われてしまえ」
男「やーだよ」
719: ◆lwQY2qw84A:2013/10/24(木) 22:55:53 ID:sbbvZof2
―――――
男「ただいま神様」
神娘「おかえり神主」バッ
男「なんだ、腕を広げて」
神娘「おかえりの抱擁だ」
男「はい?」
神娘「早くしろ、待たすな」
男「え、あ、ああ」ギュゥ
神娘「良し」
男「なにがだ」
神娘「我を呼んだか!」男「呼んでません」
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