神娘「我を呼んだか!」男「呼んでません」
Part20
650: ◆lwQY2qw84A:2013/10/20(日) 15:37:35 ID:z/pufPvQ
神娘「人の体を捨ててよかったことだな、うん」
男「割かし現金なんだね」
神娘「夢なんて昔に捨てた」
男「反応に困るんだが」
神娘「すまんな」
男「それにしても、服替えないの?」
神娘「一応神具と呼ばれる礼装だからな」
男「えっ、それそんなに大事な物なのかよ」
神娘「下位のではあるがな、これを着ていないと示しがつかんしな」
651: ◆lwQY2qw84A:2013/10/20(日) 15:39:19 ID:z/pufPvQ
男「すっかり下駄が染みついたなぁ、こっちも」パカッ
神娘「流石にそれで散策に出たら転ぶぞ」
男「その時は運動靴を履くさ、ここに置いてある」
神娘「手馴れたもんだな」
男「自分でも驚くほど適応してる、うん」
652:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/20(日) 16:02:02 ID:eBSNaq8k
???「俺に適応しろ…」
653: ◆lwQY2qw84A:2013/10/20(日) 17:15:50 ID:z/pufPvQ
神娘「うっ、寒い」
男「上着持ってきた」
神娘「助かる…」
男「神様って寒い暑いは感じるんだな」
神娘「悪いか」
男「いや、別に食べなくてもいい体だし」
神娘「寒暖を感じるのは季節を感じるのと同意、肌で感じるのもまた楽しからずや」
男「そんなもんか」
神娘「そんなもんだ」
654: ◆lwQY2qw84A:2013/10/20(日) 19:29:28 ID:z/pufPvQ
神娘「秋と言うのがこんなに寒いなんて忘れてた」ザカザカ
男「ふぅん」ザッザッ
神娘「冬の寒さはこれの日では無かった気がするな」
男「忘れたのか?」
神娘「…ずっと夏だったからな」
男「そうか」
655: ◆lwQY2qw84A:2013/10/20(日) 19:33:47 ID:z/pufPvQ
神娘「身を切るような寒い風、まるで時が止まった様な灰色の景色…そして雪」
男「…冬か」
神娘「厳しい冬を乗り越えてこそ、春が訪れる」
男「春?」
神娘「生命の春、冬の試練を乗り越した者のみが享受できる季節だよ」
男「知らないな」
神娘「いずれ訪れれば、二人で花見をしような」
男「楽しみだけど、そんな日が来るかな」
神娘「くるよ、きっと」
男「待っているよ、神様がそう言うなら」
656:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/20(日) 20:09:00 ID:mKMu8IXo
雪合戦だな
657: ◆lwQY2qw84A:2013/10/20(日) 20:17:53 ID:z/pufPvQ
神娘「あっ、しめじだ」
男「舞茸はあるかな」
神娘「外では舞茸の養殖が盛んらしいな」
男「んー、まあ一番馴染みのあると言うか」
神娘「実はきくらげもキノコの一種…生えてはないが」
男「ないのか」
神娘「探せばあるかもしれん、諦めるな」
男「…これって松茸?」
神娘「そうだが」
男「天然ものは大変高級なんだがね」
神娘「結構そこら辺に生えてるが」
男「まあ、うん、予想通りと言うか」
658: ◆lwQY2qw84A:2013/10/20(日) 22:10:55 ID:z/pufPvQ
男「大分取れたな」
神娘「帰るか、あ」
男「ん?」
神娘「鍋はあったっけ」
男「土鍋があった気がする」
神娘「出汁とか、昆布があった気がするが」
男「簡易台所にあったなー」
神娘「そう言えば正式な台所は無かったか」
男「元々本殿の中だからなー、台所がある方がおかしい」
神娘「作るか…」
男「木材には困らなさそうだから作れる気がする」
神娘「神の力で身体強化ぐらいなら出来そうだぞ」
男「頼んだ」
659: ◆lwQY2qw84A:2013/10/21(月) 00:00:27 ID:WonozZfM
神娘「……」ザカザカ
男「……」ザッザッ
ヒュルゥッ
神娘「…寒い」
男「寒いな」
神娘「懐かしい寒さだ」
男「うん」
神娘「昔は、こんな寒い日には皆が集まって…暖を取って」
男「うん」
神娘「…涙もろくなったな、私も」
男「神様」
神娘「うん?」
男「ここに居るさ、神様は一人じゃない」
神娘「…そうだな、そうだよな」
男「ああ、そうだよ」
660: ◆lwQY2qw84A:2013/10/21(月) 19:36:46 ID:WonozZfM
――――
グツグツ
神娘「……」スジュル
男「……」ゴクリ
グツグツグツ
神娘「…もういいか?」
男「駄目だ、まだ煮えていない」
グツグツグツ
神娘「ちょっとだけ」
男「駄目だ」
グツグツグツグツ
神娘「……なあ」
男「駄目」
神娘「ぬぅーっ!」
661: ◆lwQY2qw84A:2013/10/21(月) 19:42:40 ID:WonozZfM
神娘「まさか貴様に”鍋奉行”の素質があったとは…」
男「鍋奉行?」
神娘「鍋の事になると途端に口やかましくなる輩の事だ!」
男「こうした方が美味いと思うんだが」
神娘「うぐぅっ」
男「神様堪え性ないと駄目だぞ?」
神娘「うぐっ…」
男「…ん、そろそろかな」
神娘「そうか!」パァッ
男「……」
神娘「…貴様、今私の事を馬鹿にしたな?」
男「いや、滅相も無い」
662:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/21(月) 20:27:38 ID:OaFsNQ/k
神様最近可愛すぎ
663:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/21(月) 21:32:30 ID:HKG.Et8o
龍さんとか亀さんをお招きしても良いんですよ?(チラッチラッ
664: ◆lwQY2qw84A:2013/10/21(月) 21:37:25 ID:WonozZfM
神娘「ええいまったく!お前は最近不遜すぎるぞ!」パクパク
男「さーせんしたー」パクパク
神娘「第一な、お前は神主であって私は神だぞ」
男「さいで」
神娘「もっと敬いをもってだな」
男「あーん」
神娘「んむっ、ん…美味い!」
男「肉が無いと物足りないと思ったけどそんな事も無かったな」
神娘「だろう?」エッヘン
665:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/21(月) 21:44:43 ID:Rnw6Mcwo
俺にも少しください…
666:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/21(月) 23:11:30 ID:SwePPXZ2
肉が無いのは胸の事だろ!いい加減にしろ!
667: ◆lwQY2qw84A:2013/10/21(月) 23:18:10 ID:WonozZfM
男「こうして鍋をつつくのも中々良いな、うん」
神娘「そりゃ、昔はこうして親睦を深めたものだ」
男「あ、それ取るなよ」
神娘「早い者勝ちだ馬鹿者」
男「じゃあこっち貰った」
神娘「ちぃっ」
男「早い者勝ちだ」
668: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 18:09:08 ID:GM7JJw1M
700ぐらいで終わると思ったら終わらないっぽいです それと今回からsage進行で
669: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 18:11:43 ID:GM7JJw1M
神娘「ふむふむ」モッチャモッチャ
男「美味いな」ムグムグ
神娘「やっぱりこうでないとな、茸しか入ってないが」
男「野菜は買ってくるべきだったな」
神娘「概ね同意する」
男「お、もう食べ終わるか」
神娘「うどんでも作ろう、うどん」
男「お、いいなそれ」
670: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 18:37:00 ID:GM7JJw1M
―――――
男「食ったな」
神娘「いやぁ、食った食った」
男「それにしても神様はよく食うなぁ」
神娘「お前が食わなさすぎだ」
男「そんな事も無いと思うけど」
神娘「もっと食え 健康で居ろ」
男「お前は親か」
神娘「なってもいいぞ」
男「えっ」
神娘「と言うより人は皆神の子だぞ」
男「あ、そう…うん」
神娘「甘えてきていいのだぞ!」
男「(どう反応していいんだこれは)」
671:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:46:33 ID:tWejWmOA
俺は神娘様の乳で育てられたのか…
672: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 18:59:34 ID:GM7JJw1M
神娘「神主、一緒に月を見よう」
男「月?」
神娘「ここから月が見れるんだ」
男「…あ、本当だ」
神娘「いつもは暗くなる前に帰るからな、お前」
男「帰されるんだがな」
神娘「言うな、時々ここの時間は私の予期しない速さで進む」
男「そうなのか」
神娘「安定している時は外と同じだけ進むようにしている、お前が取り残されることないように」
男「ありがとう?」
神娘「当然の事よ」
673: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 19:03:08 ID:GM7JJw1M
神娘「こうして月を見ると、あれだな」
男「うん?」
神娘「……いやいい、今更終わった事だ」
男「…そうか」ウトウト
神娘「眠いか?」
男「少し…」
神娘「よし、じゃあここに横になれ」ポンポン
男「うん?」
神娘「膝枕してやる」
男「……(不意打ち過ぎるだろこれ)」
神娘「さあさあ遠慮するな、減らんから」
男「…じゃ、遠慮なく」ドサ
神娘「神に膝枕される人は珍しいぞ」カカ
男「…恥ずかしい」
674: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 19:58:04 ID:GM7JJw1M
神娘「月が見えるな」
男「うん、綺麗だ」
神娘「真ん丸で美味しそうだな」
男「神様」
神娘「なんだ」
男「月が綺麗ですね」
神娘「そういうのは人に言え、神に言う言葉ではない」
男「なんだばれてたか」
神娘「さり気なく馬鹿にしているな?」
男「めっそうもない」
675:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 20:20:46 ID:DbvHvauQ
ちゃっかり告白する男さんマジ漢
676: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 21:05:54 ID:GM7JJw1M
神娘「人か」ナデナデ
男「撫でないでくれ」
神娘「減るもんじゃない」
男「まあそうだが」
神娘「お前はもうちょい私に頼れ」
男「えー」
神娘「助けられてばかりだ」
男「そんな大仰な事はしてない」
神娘「…いや、確かに助けられてばかりだ」
677: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 21:30:07 ID:GM7JJw1M
神娘「お前に力をもらった」
神娘「お前が私の過去を断ち切った」
神娘「お前は外の知識を私に持ってきた」
神娘「この森に季節を齎した」
神娘「全てお前のおかげだ」
男「……どうも」
678: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 21:46:49 ID:GM7JJw1M
神娘「……」ナデナデ
男「妙な気分だ」
神娘「ん?」
男「初めて会った時は、こんな事されるなんて思っても無かった」
神娘「そりゃ、私もだよ」
男「そっか」
神娘「なんか迷い込んできた人間、その程度だった」
男「自分のことながら酷い言い草だ」
神娘「ついでに利用できないかと考えたよ」
男「本当に酷いな」
神娘「だろう?」
679: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 21:51:18 ID:GM7JJw1M
神娘「だが私はお前の誠意に触れた、お前は私に信仰を捧げた」
男「役目だからな、それが」
神娘「神主の役を継いだ、そしてこうして私の隣に居る」
男「それは…役目なのかな」
神娘「さあ、どうだろうな」
男「なんだそれ」
神娘「神主にもいろいろいると言う事だよ」
男「そっか」
680: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 22:03:20 ID:GM7JJw1M
神娘「そろそろ寝るか」
男「それがいい…あ」
神娘「ん?」
男「布団ってある?」
神娘「…どうだったか」
男「と言うより神様って普段寝るの?」
神娘「寝ないな、うん」
男「えー…」
神娘「あ、でも一応の為に布団が」
男「一組しかないと言うベタな展開とか」
神娘「いや、結構ある」
男「あるんかい」
神娘「来客とかいるからな、龍とか」
男「成程」
神娘「人の体を捨ててよかったことだな、うん」
男「割かし現金なんだね」
神娘「夢なんて昔に捨てた」
男「反応に困るんだが」
神娘「すまんな」
男「それにしても、服替えないの?」
神娘「一応神具と呼ばれる礼装だからな」
男「えっ、それそんなに大事な物なのかよ」
神娘「下位のではあるがな、これを着ていないと示しがつかんしな」
651: ◆lwQY2qw84A:2013/10/20(日) 15:39:19 ID:z/pufPvQ
男「すっかり下駄が染みついたなぁ、こっちも」パカッ
神娘「流石にそれで散策に出たら転ぶぞ」
男「その時は運動靴を履くさ、ここに置いてある」
神娘「手馴れたもんだな」
男「自分でも驚くほど適応してる、うん」
652:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/20(日) 16:02:02 ID:eBSNaq8k
???「俺に適応しろ…」
653: ◆lwQY2qw84A:2013/10/20(日) 17:15:50 ID:z/pufPvQ
神娘「うっ、寒い」
男「上着持ってきた」
神娘「助かる…」
男「神様って寒い暑いは感じるんだな」
神娘「悪いか」
男「いや、別に食べなくてもいい体だし」
神娘「寒暖を感じるのは季節を感じるのと同意、肌で感じるのもまた楽しからずや」
男「そんなもんか」
神娘「そんなもんだ」
654: ◆lwQY2qw84A:2013/10/20(日) 19:29:28 ID:z/pufPvQ
神娘「秋と言うのがこんなに寒いなんて忘れてた」ザカザカ
男「ふぅん」ザッザッ
神娘「冬の寒さはこれの日では無かった気がするな」
男「忘れたのか?」
神娘「…ずっと夏だったからな」
男「そうか」
神娘「身を切るような寒い風、まるで時が止まった様な灰色の景色…そして雪」
男「…冬か」
神娘「厳しい冬を乗り越えてこそ、春が訪れる」
男「春?」
神娘「生命の春、冬の試練を乗り越した者のみが享受できる季節だよ」
男「知らないな」
神娘「いずれ訪れれば、二人で花見をしような」
男「楽しみだけど、そんな日が来るかな」
神娘「くるよ、きっと」
男「待っているよ、神様がそう言うなら」
656:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/20(日) 20:09:00 ID:mKMu8IXo
雪合戦だな
657: ◆lwQY2qw84A:2013/10/20(日) 20:17:53 ID:z/pufPvQ
神娘「あっ、しめじだ」
男「舞茸はあるかな」
神娘「外では舞茸の養殖が盛んらしいな」
男「んー、まあ一番馴染みのあると言うか」
神娘「実はきくらげもキノコの一種…生えてはないが」
男「ないのか」
神娘「探せばあるかもしれん、諦めるな」
男「…これって松茸?」
神娘「そうだが」
男「天然ものは大変高級なんだがね」
神娘「結構そこら辺に生えてるが」
男「まあ、うん、予想通りと言うか」
658: ◆lwQY2qw84A:2013/10/20(日) 22:10:55 ID:z/pufPvQ
男「大分取れたな」
神娘「帰るか、あ」
男「ん?」
神娘「鍋はあったっけ」
男「土鍋があった気がする」
神娘「出汁とか、昆布があった気がするが」
男「簡易台所にあったなー」
神娘「そう言えば正式な台所は無かったか」
男「元々本殿の中だからなー、台所がある方がおかしい」
神娘「作るか…」
男「木材には困らなさそうだから作れる気がする」
神娘「神の力で身体強化ぐらいなら出来そうだぞ」
男「頼んだ」
659: ◆lwQY2qw84A:2013/10/21(月) 00:00:27 ID:WonozZfM
神娘「……」ザカザカ
男「……」ザッザッ
ヒュルゥッ
神娘「…寒い」
男「寒いな」
神娘「懐かしい寒さだ」
男「うん」
神娘「昔は、こんな寒い日には皆が集まって…暖を取って」
男「うん」
神娘「…涙もろくなったな、私も」
男「神様」
神娘「うん?」
男「ここに居るさ、神様は一人じゃない」
神娘「…そうだな、そうだよな」
男「ああ、そうだよ」
660: ◆lwQY2qw84A:2013/10/21(月) 19:36:46 ID:WonozZfM
――――
グツグツ
神娘「……」スジュル
男「……」ゴクリ
グツグツグツ
神娘「…もういいか?」
男「駄目だ、まだ煮えていない」
グツグツグツ
神娘「ちょっとだけ」
男「駄目だ」
グツグツグツグツ
神娘「……なあ」
男「駄目」
神娘「ぬぅーっ!」
661: ◆lwQY2qw84A:2013/10/21(月) 19:42:40 ID:WonozZfM
神娘「まさか貴様に”鍋奉行”の素質があったとは…」
男「鍋奉行?」
神娘「鍋の事になると途端に口やかましくなる輩の事だ!」
男「こうした方が美味いと思うんだが」
神娘「うぐぅっ」
男「神様堪え性ないと駄目だぞ?」
神娘「うぐっ…」
男「…ん、そろそろかな」
神娘「そうか!」パァッ
男「……」
神娘「…貴様、今私の事を馬鹿にしたな?」
男「いや、滅相も無い」
662:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/21(月) 20:27:38 ID:OaFsNQ/k
神様最近可愛すぎ
663:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/21(月) 21:32:30 ID:HKG.Et8o
龍さんとか亀さんをお招きしても良いんですよ?(チラッチラッ
664: ◆lwQY2qw84A:2013/10/21(月) 21:37:25 ID:WonozZfM
神娘「ええいまったく!お前は最近不遜すぎるぞ!」パクパク
男「さーせんしたー」パクパク
神娘「第一な、お前は神主であって私は神だぞ」
男「さいで」
神娘「もっと敬いをもってだな」
男「あーん」
神娘「んむっ、ん…美味い!」
男「肉が無いと物足りないと思ったけどそんな事も無かったな」
神娘「だろう?」エッヘン
665:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/21(月) 21:44:43 ID:Rnw6Mcwo
俺にも少しください…
666:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/21(月) 23:11:30 ID:SwePPXZ2
肉が無いのは胸の事だろ!いい加減にしろ!
667: ◆lwQY2qw84A:2013/10/21(月) 23:18:10 ID:WonozZfM
男「こうして鍋をつつくのも中々良いな、うん」
神娘「そりゃ、昔はこうして親睦を深めたものだ」
男「あ、それ取るなよ」
神娘「早い者勝ちだ馬鹿者」
男「じゃあこっち貰った」
神娘「ちぃっ」
男「早い者勝ちだ」
668: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 18:09:08 ID:GM7JJw1M
700ぐらいで終わると思ったら終わらないっぽいです それと今回からsage進行で
669: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 18:11:43 ID:GM7JJw1M
神娘「ふむふむ」モッチャモッチャ
男「美味いな」ムグムグ
神娘「やっぱりこうでないとな、茸しか入ってないが」
男「野菜は買ってくるべきだったな」
神娘「概ね同意する」
男「お、もう食べ終わるか」
神娘「うどんでも作ろう、うどん」
男「お、いいなそれ」
―――――
男「食ったな」
神娘「いやぁ、食った食った」
男「それにしても神様はよく食うなぁ」
神娘「お前が食わなさすぎだ」
男「そんな事も無いと思うけど」
神娘「もっと食え 健康で居ろ」
男「お前は親か」
神娘「なってもいいぞ」
男「えっ」
神娘「と言うより人は皆神の子だぞ」
男「あ、そう…うん」
神娘「甘えてきていいのだぞ!」
男「(どう反応していいんだこれは)」
671:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 18:46:33 ID:tWejWmOA
俺は神娘様の乳で育てられたのか…
672: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 18:59:34 ID:GM7JJw1M
神娘「神主、一緒に月を見よう」
男「月?」
神娘「ここから月が見れるんだ」
男「…あ、本当だ」
神娘「いつもは暗くなる前に帰るからな、お前」
男「帰されるんだがな」
神娘「言うな、時々ここの時間は私の予期しない速さで進む」
男「そうなのか」
神娘「安定している時は外と同じだけ進むようにしている、お前が取り残されることないように」
男「ありがとう?」
神娘「当然の事よ」
673: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 19:03:08 ID:GM7JJw1M
神娘「こうして月を見ると、あれだな」
男「うん?」
神娘「……いやいい、今更終わった事だ」
男「…そうか」ウトウト
神娘「眠いか?」
男「少し…」
神娘「よし、じゃあここに横になれ」ポンポン
男「うん?」
神娘「膝枕してやる」
男「……(不意打ち過ぎるだろこれ)」
神娘「さあさあ遠慮するな、減らんから」
男「…じゃ、遠慮なく」ドサ
神娘「神に膝枕される人は珍しいぞ」カカ
男「…恥ずかしい」
674: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 19:58:04 ID:GM7JJw1M
神娘「月が見えるな」
男「うん、綺麗だ」
神娘「真ん丸で美味しそうだな」
男「神様」
神娘「なんだ」
男「月が綺麗ですね」
神娘「そういうのは人に言え、神に言う言葉ではない」
男「なんだばれてたか」
神娘「さり気なく馬鹿にしているな?」
男「めっそうもない」
675:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/22(火) 20:20:46 ID:DbvHvauQ
ちゃっかり告白する男さんマジ漢
676: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 21:05:54 ID:GM7JJw1M
神娘「人か」ナデナデ
男「撫でないでくれ」
神娘「減るもんじゃない」
男「まあそうだが」
神娘「お前はもうちょい私に頼れ」
男「えー」
神娘「助けられてばかりだ」
男「そんな大仰な事はしてない」
神娘「…いや、確かに助けられてばかりだ」
677: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 21:30:07 ID:GM7JJw1M
神娘「お前に力をもらった」
神娘「お前が私の過去を断ち切った」
神娘「お前は外の知識を私に持ってきた」
神娘「この森に季節を齎した」
神娘「全てお前のおかげだ」
男「……どうも」
678: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 21:46:49 ID:GM7JJw1M
神娘「……」ナデナデ
男「妙な気分だ」
神娘「ん?」
男「初めて会った時は、こんな事されるなんて思っても無かった」
神娘「そりゃ、私もだよ」
男「そっか」
神娘「なんか迷い込んできた人間、その程度だった」
男「自分のことながら酷い言い草だ」
神娘「ついでに利用できないかと考えたよ」
男「本当に酷いな」
神娘「だろう?」
679: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 21:51:18 ID:GM7JJw1M
神娘「だが私はお前の誠意に触れた、お前は私に信仰を捧げた」
男「役目だからな、それが」
神娘「神主の役を継いだ、そしてこうして私の隣に居る」
男「それは…役目なのかな」
神娘「さあ、どうだろうな」
男「なんだそれ」
神娘「神主にもいろいろいると言う事だよ」
男「そっか」
680: ◆lwQY2qw84A:2013/10/22(火) 22:03:20 ID:GM7JJw1M
神娘「そろそろ寝るか」
男「それがいい…あ」
神娘「ん?」
男「布団ってある?」
神娘「…どうだったか」
男「と言うより神様って普段寝るの?」
神娘「寝ないな、うん」
男「えー…」
神娘「あ、でも一応の為に布団が」
男「一組しかないと言うベタな展開とか」
神娘「いや、結構ある」
男「あるんかい」
神娘「来客とかいるからな、龍とか」
男「成程」
神娘「我を呼んだか!」男「呼んでません」
Part1<< Part16 Part17 Part18 Part19 Part20 Part21 Part22 Part23 Part24 >>Part30
評価する!(947)
ショートストーリーの人気記事
神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」
神様の秘密とは?神様が叶えたかったこととは?笑いあり、涙ありの神ss。日常系アニメが好きな方におすすめ!
→記事を読む
女「ハローハロー。誰かいませんか?どうぞ」
→記事を読む
キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」
→記事を読む
魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
→記事を読む
男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」
→記事を読む
同僚女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」
→記事を読む
妹「マニュアルで恋します!」
→記事を読む
きのこの山「最後通牒だと……?」たけのこの里「……」
→記事を読む
月「で……であ…でぁー…TH…であのて……?」
→記事を読む
彡(゚)(゚)「お、居酒屋やんけ。入ったろ」
→記事を読む