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吉良吉影の奇妙な友情

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Part2
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 18:52:10.82 ID:RVa1tnXJ0
吉良は思う。
吉良「(『友達』…か。わたしのことをそういう風に話す奴はいた。
しかし、どいつもその目は『本気』ではなかった。だがどうだ、この少年の『目』は。
平和の象徴が鳩であるのと同様に、本気の象徴であるかのような『目』をしている)」
孝貴「うん。僕は…いや『僕達』は本気だよ」
吉良「(少年は『ジャンフランコ・フェレ』が好きだ。一緒に服を見るのも楽しいだろう。
また少女は『日の名残り』が好きだ。同じ感性を持つ者同士、語り合う機会を設けてみたくもある。
そもそも『考え方』も近い。色々と話をしてみるのは面白いかもしれない)」
孝貴「じゃあ…!友達になってくれるんだね!」
紗枝「ほんと?嬉しい……」
吉良「まったく、口に出したことに反応してくれ。友達か……まぁ勝手にしろ」

26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 18:57:59.68 ID:RVa1tnXJ0
少年「『ヨシカゲ』は社会人だよね?どんなお仕事をしてるの?」
吉良「おい!気安くその名前を呼ぶんじゃあないッ!」
少年「なんで?『友達』は名前で呼び合うってこと、僕知ってるよ」
吉良「……まぁいい、好きに呼べ。
(おかしい。この程度は構わないと思ってしまった。何か調子が狂う…)」
ゴゴゴゴゴゴ…

27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 19:10:47.96 ID:RVa1tnXJ0
吉良吉影は、『植物の心のように穏やかな生活』を送りたいと願っている。
しかしその願いは未だ叶えられるメドが立っていない。
承太郎達と出会ってからだ。
バイツァダストを身に着けた当時、その憂いは取り除かれたはずだった。
しかし『真の平穏』は未だ訪れない。
承太郎達との戦いが起こる『可能性』、それがある限りは。
そんな毎日にストレスを感じていたのだろう。
この少年と少女に自身の正体を知られたことが、
一種の『禁を犯した』ということが、吉良に『奇妙な安らぎ』をもたらし始めていた。

28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 19:19:23.66 ID:RVa1tnXJ0
少女「ヨシカゲはお仕事がとってもできるのね、すごいわ」
吉良「ヘンリー・フォードも言っていた。
小さな仕事に分けてしまえば、特に難しい仕事なんて何もない」
少年「すごいなああ~~。憧れちゃうよ」
吉良「君達に教えておこう。将来就職先に迷ったら、カメユーチェーンで勤めると良い。
カメユーチェーンはわたしが知る限り、社員にとって最高の会社だ。
福祉が充実しているとか、仕事量が少ないとか、そういった事ではない。
個人が責任を負うことなく、金銭を稼げる会社なのだよ。フフフ……」
少年「あれ、ちょっと悪い顔になってるよヨシカゲ?」
吉良「わたしの顔はずっとこれだ(…いや、一年前からだったかな?ハハハ)」

29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 19:29:30.15 ID:RVa1tnXJ0
時計の針が12時40分を指した。
『三十分ケイカシタ 第三ダンカイニ ウツル ユウジョウハ 「成熟」シタ』
吉良「!? また『声』だッ!?」
孝貴「どうしたのヨシカゲ?紗枝は何か聞こえた?」
紗枝「ううん、わたし達以外の『声』なんて聞こえない」
吉良「間違いない、誰かいるなッ!?
シアーハートアタックで索敵を……いや、駄目だ!『孝貴と紗枝』がいる中でそれはできない。
ん?……な、何と言った?今わたしはッ!この二人を『名前』で呼んだのかッ!?」
ゴゴゴゴゴゴ…
吉良「この感情は『おかしい』!
やはりこの公園、何かあるなッ!?声がしたのは全てあの『大樹』の方向!
キラークイーン『第一の爆弾』で大樹を吹き飛ばすッ!!」
『マテ ソレハコマル』


30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 19:36:21.22 ID:RVa1tnXJ0
吉良「待てだと?……やはりこの大樹がスタンド使いか?」
『ワタシハ 「スタンド使イ」 デハナイ スタンドソノモノ ダ』
吉良「同じだ。スタンドを爆破すれば、本体も爆破される」
『チガウチガウ ホンタイハ 何十年モ前ニ 死亡 シテイル
ワタシハ 一人歩キシテイル 「スタンド」ダ ドゥーユーアンダスタン?』
吉良「!? (ということは、意志を持った『スーパーフライ』のようなものか?)」
『ワタシノナハ 「グリーンガーデン」 能力ハ 「ユウジョウ」ヲ ハグクムコト』

31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 19:47:21.41 ID:RVa1tnXJ0
吉良「『友情』だと?なるほど。これでここ一時間弱の不可解な点が、全て線になった」
『一ツ言ッテオク コノ能力ニ 「強制力」ハナイ
君ガ感ジタ ユウジョウハ 君達ノ才能ニ ヨルモノダ
スタンドノ才能 トドウヨウニ 君達ニハ ユウジョウノ才能 ガアッタノダ
ワタシハ 糸デ繋イダダケ 編ンダノハ 君達ジシンダ』
吉良「……」
孝貴「ヨシカゲ、さっきからどうしたんだろう?」
紗枝「ねえお兄ちゃん。『アレ』…どうしよう」
孝貴「紗枝はどうしたいの?」
紗枝「わたしはヨシカゲと話をしていたいわ。お兄ちゃんは?」
孝貴「僕も紗枝と同じだよ。どんなことになったっていい。初めて『友達』ができたんだから」

32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 19:53:43.32 ID:tOyXpco50
ふむふむ

33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 19:56:53.92 ID:RVa1tnXJ0
吉良は、このスタンドには『敵意』がないとわかった。
警戒心のなくなった吉良は、生まれて初めてある『感情』に直面していた。
『もっと話したい』
仲の良い友達と門限寸前まで遊んだり、話したこんだ時。
このような気持ちを持ったことが誰しも一度はあるだろう。
しかし、吉良吉影は違う。孝貴と紗枝も違う。
三人は生まれて初めて、この感情を感じ始めていた。

34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 20:05:50.15 ID:RVa1tnXJ0
時計の針は12時45分を指した。
公園には、三人の笑い声だけが響き渡っていた。
『楽しい』
吉良はそう思った。誰かと話をしていて、こんなに心安らぐことがあるとは…
吉良は、今まで体験したことのない心地良い時間を過ごしていた。
しかし、この時間はこれから突如消失することになる。
孝貴&紗枝「ゴホ!ゴホッ!?」
二人が同時にむせ始め、大量の血が口から吐き出された。

35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 20:12:06.82 ID:RVa1tnXJ0
吉良「お、おい!大丈夫か?急にどうしたんだ?」
孝貴「ほ、『発作』が始まってしまった…」
吉良「発作…?」
孝貴「うん。僕達……病気持ちでさ。ゴホ!ゴホッ!!」
また吐血をした。
苦悶の表情を二人が浮かべている。
吉良「薬はないのか?水が必要なら買ってくるが」
孝貴「薬は…家だよ。でも家はここから車で1時間半はかかる」

36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 20:22:37.38 ID:fJsouuRv0
吉良「1時間半だと!?そんなに遠いなら、なぜ普段から薬を持ち歩いていないんだ!?」
孝貴「持っていたけど…さっき盗られちゃったから」
吉良「さっき盗られた……?ハッ!
最初に不良が盗っていったバッグ――。あれかッ!?」
孝貴「うん」
吉良「確かに『大切なもの』と言っていたが、
ではなぜ私と喋っていた?早く家に帰っていれば…!」
紗枝「だってわたし、ヨシカゲと話をするのが楽しかったから…」
孝貴「僕も同じ。最初は殺されたくなかったからだけどね。でも本当に楽しかったなあ…」
吉良「……それでその薬がないと、この発作が続くとどうなる?」
孝貴「このままだと、多分僕達は30分もしない内に…」
孝貴「『死ぬ』」

37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 20:32:17.46 ID:fJsouuRv0
吉良「(死ぬ……だと!?)」
孝貴「ゴホッ!ゴホッ!!…はぁ…はぁ」
孝貴がまた吐血をした。
口を覆った手の半分以上の面積を、真っ赤な血が占める。
吉良「(馬鹿な。そんな事態だったとは…!
命よりも、わたしとの会話を優先したというのかッ!?ええい…
あのバッグを探すことも難しい、家も遠過ぎる。どうする?どうすれば…ハッ!)」
この現状を打破できるスタンド。
『治す』ことのできるスタンド。
奴なら…!
吉良「お前たち!少し待っていろ!『治せる』奴を連れてくるッ!」
吉良は公衆電話に向かって走り出す。
吉良「(『東方』だ、仗助の苗字は『東方』。番号を調べコールして……)」
トゥルルルル…トゥルルルル…ガチャ
「はい、東方です」

38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 20:47:26.97 ID:fJsouuRv0
吉良「もしもし、仗助はいるか?」
「あ?…おい、おっさん誰だ?まずはてめーが名乗れ。あんたが先によ」
吉良「(しまった!?焦り過ぎたか。今電話に出ているのが『仗助』だったとは…!
名前をどうする?川尻や偽名を使えば怪しまれる。『吉良』の名前はもってのほかだ)」
「おい、何黙ってるんスか。てめーの名前をよ、ホレッ!まず名乗りなよ」
吉良「……すまないが、名前は名乗れない。緊急の用があって仗助に電話をした」
「緊急ゥゥ~~?何だってんだよ?」
吉良「杜王町駅近くの『初公園(ういこうえん)』で、子供が二人死にそうなんだ。
特殊な病気で君にしか『治せない』。時間がもうない、すぐに来てくれ!」
「ああ~?おめー見知らぬ奴から電話があってよ、
今すぐ来てくれなんて言われたら…そりゃ『罠』だって思わねーか?」
吉良「それは思う。しかし真実なんだッ!仗助にしか治せない!
わたしだって自分でできるなら何とかしている!」
「話がよォ~~見えねーぜ。おめーは誰だ?何を企んでる?」
吉良「企んで等いない!」

39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 20:56:06.93 ID:fJsouuRv0
「(何だァ~こいつは。オレのクレイジーダイヤモンドは『病気は治せない』。
ただ『治せる』という能力自体は知っている。仲間でもねーのに。
…こいつもしや『吉良吉影』か?
でもだとしたらなぜこんな危険な行動に出る?
吉良は平穏を愛し、余計な関わり合いは極力しない男。その辻褄が合わねェー)」
吉良「頼む……『友達』の命がかかっているんだ…」
「…友達だと!?決まりだな!てめーは『吉良吉影』だと思ったが違う。
吉良は人を信用しない一匹狼だ。仲間や友達なんて最も信用していない。
親しい『友達』なんか絶対作らねーッ!おめー何者だコラァーーッ!!」
吉良「……!!クソッ!」
ガチャ!…ツーツー
吉良「おのれ…くそったれ仗助がッ!!こうなれば…」

40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 21:04:21.54 ID:fJsouuRv0
『バイツァダスト』は、
わたしの正体を知られたくない一心で発現した能力だ。
正体を知られる前の時間に戻す。
できるだろうか?いや、やらなければならない。
もう、『この方法しかない』
わたしと『出会い』、
『不良に絡まれ』、『薬を失くし』、
『発作を起こす』運命ならば……
わたしと、『出会わなければいい』

41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 21:15:41.03 ID:fJsouuRv0
ベンチに横たわる孝貴と紗枝。
地面にはいくつもの血の跡が見える。
何度も何度も吐血したのだろう。
孝貴「あ…ヨシカゲ。ゴホ!ゴホッ!」
吉良「(バイツァダストを使い、時間を戻す。
そこで運命を変えるしかない。二人の命を救うにはそれしかない)」
孝貴「…ヨシカゲ、それってどういうこと?『時間を戻す』?」
吉良「……」
孝貴「いつまで戻すんだよ?『僕達』と出会う前だって?
出会わなかったことにすれば、僕たちの発作は起こらない?」
紗枝「ゴホッ!ゴホッ!…はぁ…はぁ。ばか言わないで!
せっかく友達になれたのに!そんなことしちゃダメ!」
吉良「しかし、命がかかっている」
紗枝「わたしはこれで良いの!ううん、これ『が』良い!この思い出を持って死にたい!」
孝貴「僕もだ!初めて友達ができた!こんな幸せなことはもう起こらない!このまま死にたい!」

42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 21:19:23.21 ID:fJsouuRv0
――死ぬ?
いやに簡単に言うな。
まぁ死ぬのは確かに自由だ。
自分の人生の終わりを自分で決めてもいいだろう。
しかし……
それこそが、だ。やはり『子供』だな。
お前らが死んで、他の人間がどう思うかわかっちゃいない。
このわたしが『どう思うか』わかっちゃいない――

43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 21:26:16.14 ID:fJsouuRv0
ギュウッ
吉良が、二人を抱きしめた。
孝貴「え…?ヨ、ヨシカゲ!?」
紗枝「ど、どうしたの急に?」
吉良「……」
それは友愛に溢れた抱擁だった。
吉良は全ての神経を動員し、二人の温もりを感じていた。
二人もそれは同様だった。
スッ…
そして吉良は二人から離れると、
右手を突き出し、スイッチの準備に入った。
孝貴「!? ヨシカゲ……その右手。それで『スイッチ』を押すんだな!?」
吉良「……そうだ。スタンド使いでないお前達に止める術はない」
時計の針は12時58分を指している。
もう時間はない。
孝貴「ダメだ!スイッチを押させるなァーーーッ!!」
吉良「いいや、限界だ」

44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 21:27:16.84 ID:fJsouuRv0
友情とは何だ?
よくわからない。
それを失うとどうなる?
想像すらできない。
では、この二人がこのまま死んでしまったら……
それは、『嫌』だ。
紗枝「……ゴホゴホッ!!はぁ…はぁ…。大丈夫!わたし大丈夫だからッ!」
左足に紗枝がしがみついている。涙と鼻水で顔がぐちゃぐちゃだ。
孝貴は咳き込みながらも、わたしの右手に真っ赤な両手を伸ばしている。
孝貴「ゴホ!ゴホッ!はぁ…はぁ…。
僕も大丈夫だ!なぁやめろよ!言うこと聞けよ!僕達…『友達』じゃないかーーーッ!!」
あぁ、『そう』だ。
だから――
吉良「……押すね!」
カチッ。
吉良の親指が人差し指に触れ、スイッチが起動した。


45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 21:28:04.42 ID:fJsouuRv0
時計の針は12時ちょうどを指している。
吉良はサンジェルマンの紙袋をゴミ箱に捨て、
駅に向かって商店街を歩いていた。
「今日のカツサンドも美味だった」
そんな事を考えていると、
ふと背後に言い表せない『奇妙な感覚』を感じた。
しかし吉良は振り向かずに、そのまま真っ直ぐ歩き出す。
吉良の横を、少年と少女が通り過ぎた。
吉良は少年と目が合う。
少年「ねぇねぇ。あのおじさん、今僕たちを見てニヤっとしたよ!
すぐに目を逸らしたけど」
少女「なんで?」
少年「わかんない。『良かった、間に合った』って『考えてた』。
ますますわかんないや」
少女「なんか気持ちわるいねー」
二人はキャハハと笑いながら歩いていく。
二人はもう、後ろを振り返ることはなかった。
少年と少女の姿が見えなくなるまで、吉良は二人の背中を眺めていた。
吉良「これで……私の正体を知る者はいなくなったな」
≪吉良吉影の奇妙な友情 -完-≫

46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 21:29:12.46 ID:fJsouuRv0
オリジナルスタンド名『グリーンガーデン』
本体は数十年以上前に死亡したインヴェルディーレというイタリア人男性。職業は庭師。
彼が旅行中にこの公園を訪れた際、大樹に彼のスタンド能力が宿った。
大樹はアヌビス神のように意志を持っており、
スタンド使いである吉良にはその『声』が聞こえている。
名前の由来は『Laura Mvula』の楽曲『Green Garden』に由来。
なおインヴェルディーレはイタリア語で『緑(色)になる』という意味。
<能力>
射程距離内(公園内)の人間の内、
『誕生日』や『何らかの好み』、『考え方』が合う者同士の友情を育む。
必ず育むわけではなく、あくまでそのキッカケを与えるに過ぎない。
スタンドの才能と同様に、友情の才能がなければそれは開花しない。
また、射程距離外に出ようと、育まれた友情が失われることはない。
(喧嘩をしたり疎遠になることで失われることはある)
共通項が1つかつ10分程で「役に立つ友情」を育み、
共通項が2つかつ20分程で「目的志向の友情」を育み、
共通項が3つ以上かつ30分以上で文字通りの「友情」に至る(成熟)。
※心理学者のヘルプ・ゴールトバーグによる友情の三段階を参照。

47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 21:30:06.85 ID:fJsouuRv0
『初公園(ういこうえん)』について
正式名称は杜王友愛公園。地元の人からは『初公園(ういこうえん)』と呼ばれ親しまれている。
※友愛(ゆうあい)→ユーアイ→UI→うい→初
勿論、この話だけの架空の公園です。何も設定を生かすことなく終わりましたが…
『バイツァダストの解釈』について
※ジョジョの疑問スレまとめWiki、より参照
バイツァダストは『仕掛ける際の効果』と、『仕掛けた後の効果』が違う。
初めの朝、早人は一連の出来事を覚えておらず、吉良はバイツァダストについての知識を持っていた。
女の人に仕掛けた(と思ってた)時も吉良は、①「自分が記憶を持って巻き戻ったことに疑問を持っていない」
さらに初回巻き戻りの際、②「早人が繰り返しにより死んでない」
結論。仕掛ける際の効果は、
『吉良のみ記憶を持ったまま時間が巻き戻る+巻き戻る前の再現が起こることはない』

今回はこの仕掛ける際の効果を適用。
その為時を戻した後も吉良が少年達との記憶を持ち、かつ発作が起こらない未来に変わった。
という流れです。

48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 21:31:57.93 ID:fJsouuRv0
最後までご覧頂き、誠にありがとうございました。
それでは。

49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 21:32:01.24 ID:fIUxRJkWo


50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/10(金) 21:37:09.80 ID:IAm9Hplso

切ないが、心に沁みる良い話だったな…

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