2chまとめサイトモバイル

千尋「お尻を触られた!」 ハク「ちゃいまんねん! ちゃいまんねん!」

Facebook Twitter LINE はてなブックマーク
Part2
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/18(日) 22:22:34.73 ID:Rqb2wMJZ0
ーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーー
ハク「……お呼びですか」
湯婆婆「今日からその子が働くよ。世話をしな」
ハク「はい。……名はなんという?」
千尋「え? ち……あ、千です」
ハク「では千、来なさい」スタスタ

34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/18(日) 22:32:10.83 ID:Rqb2wMJZ0
***
千尋「ハク、あの……」
ハク「無駄口を聞くな。それから私のことはハク様、いや、ご主人様とよべ」
千尋「ご、ごしゅじ?」
ハク「あと語尾には~にゃん♠をつけろ。精一杯かわいくだぞ」
千尋「……」
ハク「もう一つ要望があるとすればこのネコミミをだな……」
千尋「……」ギュウウウウ
ハク「痛たたたたたたた!!!! や、やっぱハク様で! ハク様でお願いします!」
千尋「よく聞こえない」ギュウウウウ
ハク「プライベートではハクでいいです! 公共の場でだけハク様ってことでお願いしまああああ!!!!!」
千尋「……」パッ
ハク(うぅ……わし専用のメイド喫茶の夢がぁ……)シュン

35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/18(日) 22:44:23.92 ID:Rqb2wMJZ0
***
従業員「いくら湯婆婆様のおっしゃりでも……」
従業員「人間は困ります……」
ハク「既に契約されたのだ」
従業員「なんと……」
千尋「よろしくお願いします」
湯女「私らのところには寄こさないでおくれ」
湯女「人間臭くてかなわんわい」
ハク「ここの物を三日も食べれば匂いは消えよう。というか私はこの匂いが大好きだ」スンスン ハァハァ
千尋(た、耐えろアタシ~)///

36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/18(日) 23:10:52.37 ID:Rqb2wMJZ0
ハク「もし使い物にならなければ焼こうが煮ようが好きにするがいい。でも煮たり焼いたりする前には必ず私の部屋に連れてくること。もちろんすっぽんぽんで。さぁ、仕事に戻れ! リンはどこだ!」
リン「えぇーっ! あたいにおしつけんのかよ!」
ハク「手下を欲しがっていたな」
従業員「そうそう。リンが適役だぞ!」
リン「えーっ!」
ハク「千、行け」
千尋「はいっ」

37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/18(日) 23:13:12.70 ID:Rqb2wMJZ0
リン「やってらんねぇよ! 埋め合わせはしてもらうからね!」
従業員「早よ行け」
リン「ふん! ……来いよ」スタスタ


39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/18(日) 23:20:40.02 ID:Rqb2wMJZ0
***
リン「おまえ、上手くやったなぁ!」
千尋「え?」
リン「お前とろいからさ、心配してたんだよ! ハクとかに尻なでまわされてんじゃねえかって!」
千尋「……」
リン「ん? どうした?」
千尋「な、なんでもありましぇん……ぐすっ……」ポロポロ
リン「な、泣いてんのか?」アタフタ
千尋「泣いてないでしゅ……ぶぇ、ぶぇえ~ん……」シクシク
リン「……参ったな……」ポリポリ

40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/18(日) 23:27:23.70 ID:Rqb2wMJZ0
***
早朝
ハク「千尋、千尋」
千尋「……ら、乱暴しないで……」ムニャムニャ
ハク「千尋、早く起きないとホントに乱暴しちゃうぞ?」
千尋「むにゃ……ん!? ハク?」ハッ
ハク「橋のところにおいで。お父さんとお母さんに会わせてあげる」

41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/18(日) 23:37:52.41 ID:Rqb2wMJZ0
***
プギィー ピギィー
千尋「お父さん! お母さん! アタシよ! ……せ、千よ! お父さん! お母さん!」
千尋「……病気かな……怪我してる?」オロオロ
ハク「いや、お腹がいっぱいで寝ているんだよ。人間だったころのことは今は忘れている」
千尋「うっ……お父さん! お母さん! きっと助けてあげるから! あんまり太っちゃだめだよ! 食べられちゃうからね!」
ハク「話は変わるけどさ、ベーコンといっしょにブロッコリー炒めたらすごく美味しいって知ってた? 上からマヨネーズと胡椒かけんの。激うま」
千尋「今、なんでそんな話するの!?」キーッ
ハク「す、すまない……豚を見てたらお腹空いてきちゃって……」
千尋「アタシのお父さんとお母さんなんだって!!」ムキーッ

42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/18(日) 23:44:52.34 ID:Rqb2wMJZ0
千尋「うぅ……」ポロポロ
ハク「これは隠しておきな」つ千尋の服
千尋「あ、これ! 捨てられちゃったかと思ってた……」
ハク「帰るときにいるだろう?」
千尋「なんでよだれまみれなのかは敢て聞かないけど……。これ、お別れ会のときにもらったカード。……ちひろ? 千尋ってアタシの名だわ!」

43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/18(日) 23:50:01.99 ID:Rqb2wMJZ0
ハク「湯婆婆は相手の名を奪って支配するんだ。いつもは千でいて、本当の名前はしっかり隠しておくんだよ」
千尋「私、もう取られかけてた。千になりかけてたもん」
ハク「名を奪われると、帰り道が分からなくなるんだよ。私はどうしても思い出せないんだ」
千尋「ハクの本当の名前?」
ハク「うん。トム=クルーズかブラッド=ピットのどっちかだったような気がするんだけど……」
千尋「……それ、多分イジリー岡田か三遊亭小遊三の間違いだと思う」

44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/18(日) 23:55:57.10 ID:Rqb2wMJZ0
ハク「でも不思議だね。自分の名前は思い出せないのに、千尋の名前は覚えていた。……お食べ、まだご飯を食べていなかったろ」
千尋「食べたくない……」
ハク「千尋の元気が出るようにまじないをかけて作ったんだ。お食べ」
千尋「ま、まさか!」ガシッ スンスン つハクの手
ハク「だ、大丈夫! オナニーした手でおにぎり握ったりとか、そういうことはしないから!」
千尋「な、ならいいんだけど……」

46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/19(月) 00:01:55.49 ID:7kbny5kZ0
千尋「……」モグモグ
千尋「……ん、ん……」モグモグ ポロポロ
千尋「う、うわああああん!! ひっく! うああああん!!!」モグモグ ポロポロ
ハク「つらかったろう。さあ、お食べ」
千尋「うああああん!!! うええええん!!」モグモグ ポロポロ

47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/19(月) 00:16:16.49 ID:7kbny5kZ0
***
ハク「一人で帰れるね?」
千尋「うん。ハク、ありがとう。アタシ頑張るね」
ハク「この辺は変な奴も出るから、気を付けて帰るんだよ」
千尋「は、ハクが言わないでよ……」

48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/19(月) 00:46:44.09 ID:7kbny5kZ0
***
リン「どこ行ってたんだよ、千! 心配したんだぞ?」
千「ごめんなさい」
リン「ていうか服がヨレヨレじゃねえか。何してたんだ?」
千「え? あ、ホントだ……。あれ、アタシ何してたんだろ……。おにぎり食べて……一旦記憶が途切れて……そしてハクと別れて……。ん? なんで記憶が?」
リン「なんだ、この白いヌルヌル? うわ、くっせー!」
千(あの、おにぎり……。もしかして……)ワナワナ

51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/19(月) 01:00:57.93 ID:7kbny5kZ0
***
千尋「説明してくれる?」
ぼっこぼこのハク「あのですね……元気になるまじないにはですね……眠気を催す副作用がですね……」ゼハーゼハー
千尋「おにぎりに睡眠薬混ぜたとこまではわかるから、そのあと何したかを教えて」
ぼこハク「……ええとですね……取り敢えず挿入はしてないです……」ゼハーゼハー
千尋「うん。やってたら殺してた」
ぼこハク「……た、たまたま胸とかお尻にですね……手がぶつかってですね……」ゼハーゼハー
千尋「うん。……で?」
ぼこハク「……な、なんかこう、私の龍がですね……口から白煙を吐いてですね……は、ハクだけに……」ゼハーゼハー
千尋「……何か言いたいこととかある?」
ぼこハク「……も、もう殴らないで……」ゼハーゼハー

54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/19(月) 01:08:30.20 ID:LpTgC7U4o
アウトー

55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/19(月) 01:13:56.59 ID:7kbny5kZ0
ーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーーーーー
千尋「アタシはそのとき初めて汚されました……」
リン「」
釜爺「」
湯婆婆「」
ハク「あ、あの……反省してます……」

56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/19(月) 01:20:50.10 ID:7kbny5kZ0
千尋「布団に潜り込んで泣きました。声をあげて泣きました……」
リン「……あの時の嗚咽にはそんな理由が……」ワナワナ
釜爺「……おい……釜土にくべてやるからちょっと来い……」フルフル
湯婆婆「八つ裂きにしてやる……」ブルブル
ハク「あ、あの……ホント反省してます……」ガクガク

57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/19(月) 01:38:34.50 ID:7kbny5kZ0
千尋「それからも度々ハクのセクハラは続きました。エレベーター内でのボディータッチ、入浴時の覗き、仕事着の一時的な紛失……。数えればキリがありません」
釜爺「おにぎり事件に至ってはセクハラっちゅうか、ほとんどレイプじゃねえか……」
リン「もう何も言えねぇよ……」
湯婆婆「……」

59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/19(月) 01:45:27.14 ID:7kbny5kZ0
リン「だ、だけどよ! ハクが瀕死のとき、なんでお前は助けたりしたんだよ! あのままほっといたら死んでただろ?」
千尋「そ、それは……」
ハク「わからんか? 愛だ、愛!」
釜爺「てめえが言うなああああああああ!!!!!!!!!!!」バキッ!
リン「てめえのは愛じゃねえ! 立場が弱くて都合のいい部下と下半身に上半身がくっついているだけの上司の関係じゃねえか!」


60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/19(月) 01:59:43.51 ID:7kbny5kZ0
千尋「敢て助けた理由を述べるならば、義理です。アタシもハクに命を助けられましたから。これで貸し借り0になると思ったんです」
釜爺「だ、だからコイツが苦団子を喰ってハンコと一緒にお前さんのパンツ吐きだしたときもお前さんは耐えたんだな……?」
千尋「はい。こうしてハクと一緒に銭婆様のところから帰ってきたとき、アタシはこのことを黙ったまま、もとの世界に帰るつもりでした。しかし、最後の別れに差し掛かって尚、アタシのお尻をなで回すのを一向にやめないハクに対して、とうとうアタシの堪忍袋の尾が切れました。湯婆婆様! どうかこのハク、いえ、ミギハヤミコハクヌシに死よりも重い罰を!」

62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/19(月) 02:18:47.21 ID:7kbny5kZ0
リン「ミギハヤミコハクヌシに地獄の苦しみを!」
釜爺「ミギハヤミコハクヌシに絶え間ない苦しみを!」
油屋一同「「「ミギハヤミコハクヌシに罰を!!!!」」」
どんどこどんどこどんどこどんどこ
ハク「やめろ! やめてくれ! 許してくれ!」
どんどこどんどこどんどこどんどこ
湯婆婆「判決を言い渡す……」
どんどこどんどこどんどこどんどこ
ハク「」
どんどこどんどこどんどこどんどこ
湯婆婆「有罪! この湯婆婆専用、終身性奴隷の刑に処す!!!!!!」
ハク「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/19(月) 02:24:23.22 ID:7kbny5kZ0
***
ハク「うわあああ!」ガバッ
ピーチクチク ピチチチチチ
ハク「こ、ここは!?」
千尋「随分うなされていたけど、大丈夫?」
ハク「ゆ、夢?」ハァッハァッ
千尋「ハクったら突然『やっぱり私もおにぎりを食べたい』とか言って、食べた途端に眠っちゃうんだもん。ふふっ、変なハク」

65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/19(月) 02:45:54.41 ID:7kbny5kZ0
ハク「わ、私としたことが......。ということは千尋の告白もすべて夢か......」ホッ
千尋「アタシの告白?」
ハク「い、いや、なんでもない。とにかく夢でよかった......」サワサワ
千尋「あ......」///
ハク「どうした? 抵抗しないのか?」サワサワ
千尋「う、嬉しいの、知ってるくせに......」///
ハク「そうだった、そうだった。千尋はエッチな子だったね」サワサワ
千尋「え、エッチなんかじゃ、あんっ、ないっ!」///
ハク(そう、本当の千尋は決して拒みはしない。......わしの言うことを何でもきく、従順な女やねん......)サワサワ ニヤリ

67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/19(月) 02:54:30.80 ID:7kbny5kZ0
ハク(ただ、夢の中で自分の本当の名前を思い出したような気がするのだが……)
ハク(ま、べつにええんよ……)
おしまい

68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/05/19(月) 02:55:43.79 ID:516NGoBt0
スタジオズブリの同人誌的なノリだったな

69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/19(月) 03:22:49.46 ID:pLUgRMfSO
おつ。死ぬほどどうでもいい事だけどニギハヤミコハクヌシだ
めっさ面白かったwwww是非次回作を

71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/19(月) 06:08:13.93 ID:aTQtqYBxo
まさかのハク勝利エンド
乙 笑わせてもらった

73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/19(月) 09:50:13.93 ID:LbdUUTyo0
まずタイトルからよかった
おもしろい

ショートストーリーの人気記事

神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」

神様の秘密とは?神様が叶えたかったこととは?笑いあり、涙ありの神ss。日常系アニメが好きな方におすすめ!

女「ハローハロー。誰かいませんか?どうぞ」

キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」

魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」

男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」

同僚女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」

妹「マニュアルで恋します!」

きのこの山「最後通牒だと……?」たけのこの里「……」

月「で……であ…でぁー…TH…であのて……?」

彡(゚)(゚)「お、居酒屋やんけ。入ったろ」