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はだしのラピュタ

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Part6
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/04(火) 22:34:31.52 ID:bTJQQQkj0
ヤッ!? ナンジャアレハ!
ドーラ「!」
ゴリアテジャ! マシタニオルゾ!
ドーラ「面舵逃げろォ!」
ゴリアテ「」ドンッ ドンッ ーーーーΘ))

128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 00:26:59.63 ID:3knDVwtL0
***
将軍「ムスカッ! 何故追わんッ!? 逃がすと厄介だぞ!!」
ムスカ「雲の中では無駄骨です。手は打ちます」
ムスカ「どうせ奴らは遠くへは逃げません。航海は極めて順調ですよ」
将軍(ムスカの奴……いったい何を企んでいるんだ? 突然ぼんぼんのついたニット帽をかぶりだすし……)
ムスカ(ラピュタの科学力なら、私の死に絶えた毛根を甦らすことも可能なはずだ……)
ムスカ(放射能めッ! 許せんッ!!)ポロポロ

129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 00:28:35.55 ID:LhA+OgNd0
禿wwwwww

130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 00:49:01.51 ID:3knDVwtL0
ドーラ「予想より針路が北だった……」
ドーラ「ゲン、時間がない。よく聞きな」
ドーラ「ゴリアテに振りきられたらおしまいだ。お前は目がいい。見張り台だけ雲から出して追跡する」
ゲン「どうするんじゃ?」
ドーラ「その見張り台は凧になる。中にハンドルがあるだろう」
ゲン「あったぞ」
ドーラ「時計まわりに回しな」
ゲン「うんせうんせ」キュルキュル
ドーラ「フックがかかったら上のハンドルを回せば翼がひらく」
隆太「これじゃこれじゃ」グルングルン
ドーラ「ひらいたらワイヤーを張りな。操縦は体でおぼえるんだ!」

131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/05(水) 01:05:44.73 ID:3knDVwtL0
ドーラ「シータと勝子、そこにいるね」
シータ「はい」
勝子「なんね?」
ドーラ「お前たちは戻っておいで」
シータ「何故?」
ドーラ「! 何故ってお前達は女の子だよ?」
シータ「あら、おばさまだって女よ」
隆太「あれはもう女じゃないわい。図体のでかいババアじゃ」ガハハ
ドーラ「隆太ッ! 聞こえてるよッ!」
シータ「それにやれお国のためだ、バンザイバンザイと言って夫や息子を喜んで戦場へ送り出す女にも責任の一端は……」
ドーラ「誰だいッ! シータにそういう思想を植え付けたのはッ!」クワッ


132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 01:10:13.75 ID:LhA+OgNd0
www

133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 01:20:37.58 ID:3knDVwtL0
シータ「それから私、山育ちで眼が良いの。ゲンもそうしろって」
ドーラ「ハッハッハッハ! ……上がったら伝声菅は使えないよ。中に電話があるから……」
ジリリリ
ドーラ「!」ガチャッ
オサルノオケツハマッカデゴザル
ドーラ「ゲンッ! イタズラに使うんじゃないよッ!」
ゲン「ガハハ! 言うたった! 言うたった!」

134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 01:28:47.16 ID:3knDVwtL0
***
ゲン「ばあさん、でかい雲が近づいて来るぞ」
ドーラ「雲?」
ゲン「……ああ、大きな雲じゃ……。大きな……」
ルイ(あ、また原子爆弾の話になるぞコレ……)
ゲン「……思い出すのぅ……8月6日の青空に浮かぶ大きなキノコ雲を……ッ!」
ルイ(そら来た……)ハァー

135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 01:40:04.35 ID:3knDVwtL0
ドーラ「そ、それはきっと龍の巣だよ! 入った途端バラバラになっちまう!」アセアセ
シャルル(ママ、うまい! 何とか話題を逸らした!)ナイスッ
ゲン「そうじゃ……。バラバラになったガラスの破片が体中に突き刺さり、鮮血で真っ赤に染まった人間を、わしは何人も見てきたんじゃ……」
ルイ(そしてこいつは上手いこと話を戻した!)クソッ!

136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 01:42:11.69 ID:LhA+OgNd0
空気がww

137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/05(水) 01:49:08.58 ID:Pe20rTXKo
ゲンがちょっとうざい戦前生まれの爺さんみたいな扱いにwwwwwwwwww

138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 01:52:57.36 ID:3knDVwtL0
***
龍の巣・内部
ビュオオオオオオオオオオオオオオオオ
シータ「キャアアアア!!」
ゴオオオオオオオオオオオオ
ゲン「……そして黒い雨が降って来たんじゃ……放射能をたっぷり含んだ……黒い雨が……ッ!」
隆太「あんちゃん! さすがに今はピカの日を振り返っとる場合じゃないぞ!」アレー
ムスビ「ほうじゃ! だいたいもう、電話も向こうにつながっとらんじゃろ!」ヒー
勝子「シータ! 皆! この紐を体に結ぶんよッ!」
ビュオオオオオオオオオオオオオ

139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 17:53:56.87 ID:3knDVwtL0
***
ラピュタ
ピチチチ チュンチュン
ゲン「う、うーん……」
ゲン「……ハッ!」
ゲン「! ど、どこじゃここは!?」
シータ「あ、ゲンが気がついたわ!」
隆太「あんちゃん! 早う起きて見てみい! 凄いぞ!」
ムスビ「とうとうわしらはラピュタに辿り着いたんじゃ!」
勝子「み、みんな急かしたらいけんよ。頭を打っとるかもしれんけん」
ゲン「わ、わしなら大丈夫じゃ……。それにしても……スゴイ景色じゃのぅ……。雲が下に見えるぞ」
シータ「本当にこんな島が空に浮かんでいるなんて……。信じられないわ」

140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/05(水) 18:00:18.94 ID:3knDVwtL0
ムスビ「まるで天国にでも来てしまったみたいじゃのう」
シータ「……それよりおばさま達は大丈夫かしら……?」
隆太「ババアたちはきっと、もっと高いところで安らかに眠っとるわい」ガハハ
ゲン「あのばあさんなら問題ないじゃろう……。とりあえず探しに行くか」

141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/05(水) 18:11:13.48 ID:3knDVwtL0
ズシーン ズシーン
ムスビ「やッ!? 留置所で暴れ回っとったロボットがやって来たぞ!」
ロボット「」ズシーン ズシーン
勝子「きっとシータを出迎えに来たんよ」
シータ「でも私、飛行石持ってないわ」
隆太「こんな足場の悪いところをノコノコやってくるとはアホじゃのう……」
ゲン「まったくじゃ」ドカッ
ロボット「」ヒュー ↓↓↓↓
シータ「」
ゲン「落ちおったぞ」
隆太「あっけないのう」
シータ「」

142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 18:29:12.59 ID:3knDVwtL0
***
ムスビ「それにしてもラピュタは広いわい。もうかなり歩いとるぞ」テクテク
勝子「本当におばさんたちはどこ行ったんね……」テクテク
シータ「あっ! 皆見て! 町があるわ!」
ゲン「本当じゃ! かなり栄えとったみたいだぞ」
隆太「それにあんちゃん、空が見えるぞ? 建物の中のはずなのにのう」
シータ「こんなに立派な町がどうして滅んだのかしら……。科学だってずっと進んでいたのに……」
ゲン「……おそらく進み過ぎたんじゃ……。進み過ぎた科学は、今度はおどれ自信を滅ぼしてしまうんじゃ……」
ムスビ「皮肉なもんよのう……。生活を良くするはずの科学が、逆に人を殺してしまうんじゃからのう……」

143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 18:31:14.62 ID:LhA+OgNd0
ロボットおとしてんじゃねえよwwww

144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/05(水) 18:35:17.92 ID:3knDVwtL0
***
ゲン「それにしても困ったのう……。ばあさんたちが見つからんことにはわしら帰れんぞ」テクテク
ドッガーーーーーーッン!!!!!!!!!!!!!!!!!
隆太「な、なんじゃ今の爆音は!?」
ムスビ「こっちじゃ!!」ダッ

145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 18:48:13.76 ID:3knDVwtL0
***
ゲン「裏側は崩れとったんか……」スッ
隆太「アッ! 見てみい! タイガーモス号がやられとるぞ!」
シータ「おばさま達、無事だといいんだけど……」
ムスビ「む! シータ、あそこじゃ!」ビッ
シータ「ああっ! 皆捕まってるわ!」
ゲン「そう言えば海賊は捕まったらすぐ縛り首になると聞いたことがあるぞ」
シータ「大変ッ!」
隆太「当然と言えば当然じゃ。今まで略奪ばかりしとったんじゃ。殺されても文句は言えんわい」
ムスビ「ほうじゃのう」
シータ「」
勝子「皆何を言っとるんね! 早う助けんと取り返しがつかんよッ!」
ゲン「わしらもあのばあさんらに助けて貰うたんじゃ。恩を返さんといけんわい」ダッ

147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 19:26:59.75 ID:3knDVwtL0
***
兵士「将軍ッ! 街の突入口が開きました」
兵士「ご覧ください、中は宝の山です!」ジャラッ
将軍「な、なんと……!」
ルイ「すげえ……」
将軍「フフフ、どうだ、欲しいか?」
将軍「お前らにはたっぷり縄をくれてやる」
将軍「本国にラピュタ発見の報告をしたか?」
ムスカ「これからです」
将軍「せいぜい難しい暗号を組むんだな!」
兵士「うほほ」ウンセウンセ
兵士「すげえや!」ウンセウンセ
将軍「コラーッ! ネコババするなぁーッ!!」 


148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/05(水) 19:40:18.24 ID:3knDVwtL0
ムスカ「馬鹿どもにはいい目くらましだ」ツカツカ
***
ゲン「ばあさんのところまではどうやって行ったもんかのう」ウーン
シータ「見て、ゲン」
ゲン「やッ!?」
兵士「せーのッ!」ドゴーン
兵士「運び出せぇッ!」
兵士「発破!」カチッ
ッバーーーーーーーーーーーーーッン!!!!!
シータ「ひどい……」
ゲン「凄いのう……。宝の山じゃ……」ゴクリ
隆太「あんちゃん、ババアには宝なんか要らんと言うてしもうたが、やっぱり貰おう!」
ゲン「あれだけあればお母ちゃんにいい薬が買えるわい」
ムスビ「ほいじゃがアイツらが居るとどうにもならんのう……」
シータ「」
ゲン「そのうち隙をうかがって、わしらも手に入れてやるわい。アイツらだけにええ思いはさせんぞ……!」

149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 20:27:38.13 ID:3knDVwtL0
隆太「それにあのサングラスのおっさんも気になるのう」
ゲン「あのおっさん、ラピュタを軍事利用するつもりじゃけん、放ってはおけんわい」
ゲン「よく分からんが、あの飛行石が鍵じゃ。何とか取り返さんと……」
隆太「スリなら任しとけ!」
シータ「で、でも飛行石を取り返しても私、どうしたらいいか……」
シータ「ハッ! あの言葉……」
ゲン「そう、あの言葉……『怨』じゃ……」
シータ「何それ……」
隆太「違うみたいじゃのう、あんちゃん……」

150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 20:53:07.78 ID:3knDVwtL0
***
ゲン「……下からまわれそうじゃ」スッ
ムスビ「ほいじゃが結構な幅があるぞ?」
隆太「ひとまずわしが跳ぶわい」
勝子「隆太、危ないよッ!」
隆太「こんなもん、賭場荒らしに比べたら屁の河童よ!」
隆太「東京ブギウギ!」タッタッタ
隆太「ヤーーッ!!」バーンッ!
隆太「ふんッ!」ダンッ
隆太「ほれ見い! 何ともないぞ!」
シータ(も、もはや人の身体能力じゃない……)
ゲン「ガハハハ! 鐘が鳴ります、キンコンカ~ン! ハイハイ!」ピョーン
ゲン「おりゃ」ダンッ
シータ(ゲンに至っては助走もつけずに……!)ビクッ

151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 21:01:39.50 ID:3knDVwtL0
ゴゴゴゴッ
ゲン「やッ!? 崩れるぞッ!」ゲッ!
隆太「うわあい! あんちゃんの馬鹿たれ! あんちゃんのせいだぞ!」ガシッ
ゲン「長い年月が経ってもろくなっとったんじゃ! 落ちたら死ぬるぞッ!」ガシッ
シータ「ああッ!」
シータ(神様……ッ!)
ゲン「うんせうんせ」ヒョイッ
隆太「ふぅ、危なかったわい」ドッコイセ
シータ「」

152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/05(水) 21:16:17.41 ID:3knDVwtL0
***
ムスカ「コレだ……」ツカツカ つ飛行石
壁「」フィン
黒眼鏡「おおッ!」
***
ゲン「しかし困ったぞ。シータやムスビや勝子と引き離されてしもうた……」
隆太「おーい! おどれらは別の道を探せや!」
シータ「!」
***
オーイ! オドレラハベツノミチヲサガセヤ!
黒眼鏡「! アイツだッ!」スチャッ
黒眼鏡「」ズガーーーーン
ゲン「ひっ! 撃ってきやがったぞ!」
隆太「おどれ!」ズガーーン ズガーーン

153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/05(水) 21:27:02.54 ID:hNQ/Hsq60
銃撃戦wwwwww

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