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はだしのラピュタ

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Part3
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/03(月) 11:37:39.30 ID:n07bOTKw0
ゲン「そ、そうじゃ! 生爪を剥がされ、歯を抜かれ、面白半分に女性器に一升瓶を叩き込まれるんじゃぞ!」ガタガタ
隆太「」ガタガタ
勝子「」ガタガタ
ムスビ「……無理矢理一升瓶を叩き込まれるシータ……///」
隆太「///」
ゲン「///」
勝子「ムスビ! それ以上なんか言うたらウチが許さんよ!」

55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/03(月) 11:46:32.62 ID:n07bOTKw0
***
その頃
ムスカ「よく眠れたかな?」
シータ「ゲン達は!? ゲン達に会わせて!」
ムスカ「流行りの服は嫌いですか?」
ムスカ「彼らなら安心したまえ。あれはどう考えてもあり得ない数の死線をくぐり抜けてきている。ちょっとやそっとじゃ死なんよ」
ムスカ「来たまえ。ぜひ見てもらいたいものがあるんだ」

56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/03(月) 11:48:02.41 ID:3LdA8uvJO
駄目だwww
いちいち吹くwww

57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/03(月) 11:55:02.66 ID:n07bOTKw0
***
ムスカ「入りたまえ」ギイイ
シータ「ハッ!」
シータ「これは……?」
ムスカ「凄まじい破壊力を持つ、ロボットの兵隊だよ」
ムスカ「こいつが空から降ってこなければ誰も信じなかっただろう」
ムスカ「こいつは地上で作られたものではない。この体が金属なのか粘土なのか、それすら我々の科学力では分からないんだ」

58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/03(月) 12:13:11.41 ID:n07bOTKw0
***
隆太「なんとか脱出する方法はないかのぅ……」
ムスビ「壁でも掘るか?」
ゲン「掘るにしたってシャベルがないといけんわい」
隆太「ピッキングなんてどうじゃ?」
ゲン「お前出来るんか?」
隆太「政兄ィのとこで色々学んどるけん。まぁ見よう見真似じゃわい」
ゲン「……ほいじゃが針金がないとどうにもならんわい」
隆太「兄ちゃんの学生服の金ボタンを叩いて伸ばすんじゃ」
ゲン「あぁ、それはダメじゃ」
隆太「なんでじゃ?」
ゲン「戦時中日本は金属不足じゃけん、金ボタンは陶器で代用されたんじゃ。わしらも金属のボタンに憧れとったがのぅ……」
隆太「なるへそ! 兄ちゃんはよう知っとるのぅ!」
ゲン「おつむの出来がお前とは違うわい」ガハハ
ムスビ「学の無いわしらには、これが金属なんか粘土なんかも分からんのぅ……」


59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/03(月) 12:33:05.42 ID:n07bOTKw0
***
ムスカ「ここを見てくれ」
シータ「!」
ムスカ「おびえることはない。こいつは初めから死んでいる」
シータ「……」
ムスカ「そこだ」
シータ「ハッ!」
ムスカ「同じ印が君の家の古い暖炉にもあった」
ムスカ「この石にもね」チャラッ
ムスカ「こいつは君の手にあるときにしか働かない」
シータ「ああ……」
ムスカ「石は持ち主を守り、いつの日にか天空のラピュタへ帰る時の道しるべとして君に受けつがれたんだ」
シータ「そんな! 私なんにも知りません! 石が欲しいならあげます! 私たちをほっといて!」

60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/03(月) 12:39:48.84 ID:n07bOTKw0
ムスカ「君はラピュタを宝島か何かのように考えているのかね?」
ムスカ「ラピュタはかつておそるべき科学力で天空にあり、全地上を支配した恐怖の帝国だったのだ!」
ムスカ「そんなものがまだ空中をさまよっているとしたら、平和にとってどれだけ危険なことか君にもわかるだろう」
ムスカ「私に協力してほしい」
ムスカ「飛行石にラピュタの位置を示させる呪文を、君は知っているはずだ」
シータ「本当に知らないんです! ゲン達に会わせて……」
ムスカ「私は手荒なことはしたくないが、あの少年の運命は君が握っているんだよ」
シータ「えっ?」
ムスカ「君が協力してくれるのなら、あの少年を自由の身にしてやれるんだ」
ムスカ「リュシータ…トエル・ウル・ラピュタ」
シータ「どうしてそれを?」ハッ
ムスカ「ウルはラピュタ語で王。トエルは真。君はラピュタの正当な王位継承者、リュシータ王女だ」

61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/03(月) 12:51:04.32 ID:n07bOTKw0
***
ゲン「腹が減ったのぅ……」
隆太「あの時シータの食っとったそばを分けてもらえばよかったわい」グルルル
ムスビ「わしはシータがすすりよったそばを、反対側からすすりたかったわい……」
隆太「///」
ゲン「///」
勝子「またムスビはいらんことを言いよんね! ええ加減、怒るよ!」
ムスビ「もう怒っとるじゃないか……」
警察「出ろ!」ガチャン
ゲン「やッ! シータッ!」
シータ「ゲン! 皆! ケガは!?」
ゲン「わしらは大丈夫じゃ! シータはどうなんじゃ!? 拷問とか受けんかったか!?」

62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/03(月) 13:08:25.88 ID:iywPWgAAO
天才か

63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/03(月) 13:10:51.60 ID:n07bOTKw0
ムスカ「中岡君、君たちを誤解していた。許してくれたまえ」
ゲン「おどりゃ、許せと言われて簡単に許してくれるなら警察なんかいらんわい! 戦争もおきんわい!」バキッ!
ムスカ「グエッ!」ドシャッ!
隆太「何が許してくれたまえじゃ、バーカ! お高くとまりやがって!」ペッ
ムスカ「ほ、本当に誤解していたんだ……! 君たちが海賊からこの子を守るために奮戦してくれたとは知らなかったんだ!」ヨロヨロ
ゲン「シータはおどれらから逃げようとしとったじゃないか! ふざけたことを抜かすな!」バキッ! バキッ!
ムスカ「うぐっ!」ポタッ ポタッ
黒眼鏡「大佐ッ!?」
ムスカ「……大丈夫だ……手荒な真似はしたくなかったが、これは致し方ないようだね……」フラフラ
ムスカ「とりあえず、話を聞いて貰おうか……」チャッ
ゲン「わしをなめるなッ!」パカーン!
ムスカ「ギエエエエ!!」
ゲン「撃鉄も下ろしとらんハジキが怖くて喧嘩なんかできるか! おどれがわしに挑むなんて10年早いんじゃッ!」
ムスカ「」ギギギ

64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/03(月) 13:32:35.63 ID:J4Toi38u0
ムスカwwww

65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/03(月) 13:32:54.22 ID:LzFpgjAAO
ゲンの圧倒的スペック

66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/03(月) 13:35:30.27 ID:n07bOTKw0
シータ「ゲン! お願いがあるの!」
ゲン「な、なんじゃ?」
シータ「ラピュタのことは忘れて欲しいの」
ゲン「なんじゃ、ラピュタって?」
シータ「」
ムスビ「ほ、ほらゲン! お前が言うとったじゃないか、飛行石の結晶がどうとかの……」
ゲン「お、おお! 忘れとったわい! ほうじゃ、ラピュタじゃ! ほいでシータはラピュタに何かしらの関係があるんじゃった!」
ムスカ「そ、そのことでシータさんには我々に協力してもらうことになったのだよ……。だから君たちh」ハァッハァッ
ゲン「おどれは勝手に抜かすな!」バキッ!
ムスカ「」ギギギ

67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/03(月) 13:50:11.02 ID:n07bOTKw0
ゲン「このサングラスの言うとることは本当か!?」
シータ「ほ、本当よ……。協力することにしたの。だから私のことも忘れて」
ゲン「おどりゃ、嘘を抜かすな! 悲しそうな顔をしとるじゃないか! わしらはお前のためにどこにだって一緒に逃げてやるぞ!」
シータ「で、でも協力しなければこの世界が大変なことになるのよ!」
ゲン「馬鹿たれ! ピカよりも恐ろしいものがこの世にあるか!」
ムスカ「き、君の言っているピカとは、原子爆弾のことかね……?」グフッ
ゲン「? ほ、ほうじゃ!」
ムスカ「ラピュタの雷は原子爆弾よりも恐ろしいのだよ……」
ゲン「そのラピュタの雷には放射能があるんか!?」
ムスカ「い、いや……放射能はないと思うが……」

68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/03(月) 14:03:10.45 ID:n07bOTKw0
ゲン「ピカの本当の恐ろしさは放射能なんじゃッ! ピカが落ちてから3年も経つというのに、未だにバタバタと人が苦しんで死んでいきよるんじゃぞ!」
ムスカ「す、すまない……今のは言葉の綾だ……」ビクビク
ゲン「昨日まで元気に働きおったやつが、突然血を吐いてぽっくりじゃ! 皆苦しんで死んでいったんじゃ!」
ムスカ「……」
ゲン「わしのお母ちゃんも原爆症でいつ死んでしまうかわからんのじゃぞ! この怖さがおどれに分かるんか!!」
ムスカ「ひっ……!」
ゲン「実際に原爆を喰らったこともない、見たこともないやつが! 簡単に口先だけで恐ろしさを語るなッ!」
ムスカ「しゅ、しゅみまひぇんでひた……」ジョボボボ
ゲン「」ハァッハァッ
隆太「」
勝子「」
ムスビ「」
しーん

69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/03(月) 14:05:35.23 ID:J4Toi38u0
原爆のが上かww

70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/03(月) 14:35:31.48 ID:n07bOTKw0
シータ「と、とにかく! ラピュタだってとても危険なの! だから……!」
ゲン「ほんならわしらも協力してやるわい」
ムスカ「へ?」
ゲン「協力してやる言うたんじゃ。危険な兵器はこの世から無くさんといけんわい」
ムスカ「だがこれは政府が極秘裏に……」
ゲン「馬鹿たれ! そんな危険な兵器を一つの国が所有したらもっと大変なことになるわい!」
隆太「ほうじゃ! 極秘裏にアメリカがピカを開発した結果がこれじゃ!」
ムスカ「う、うぅ……」
ゲン「ん? さては貴様ら、それが目当てか!」
ムスカ(うぅ……ただの子供にほとんど言い当てられてしまった……)
ゲン「おどれ許さんぞ! 貴様ら大人の勝手で一体どれだけの子供が死んだと思うとるんじゃ!」
隆太「兄ちゃん、コイツやっぱりぶち殺そう!」

71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/03(月) 14:48:12.76 ID:n07bOTKw0
ムスカ「……調子に乗るのもそこまでだ」スッ
警察「」ジャキッ
ゲン「!」
隆太「!」
勝子「!」
ムスビ「!」
シータ「!」
ムスカ「拳の強さが力の強さだとでも思っているのかね?」ハァッハァッ
シータ「や、やめて!」
隆太「あ、兄ちゃん……こいつらカービン銃を持っとるぞ……」アワアワ
ゲン「た、ただの日本の警察じゃないわい……。こいつらの国の軍部がバックについとるようじゃ……」ガクガク
ムスビ「あんなので撃たれたら蜂の巣じゃぞ……」ブルブル
勝子「う、ウチら、死ぬるん……?」ビクビク
ムスカ「君たちがここで手を引くなら見逃してやろう。我々としても子どもを殺すのはあまり気持ちのいいものではないからね」
シータ「お願い! ゲン! 私のことは忘れて!」ポロポロ
ゲン「う、うぅ……」

72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/03(月) 14:52:53.66 ID:n07bOTKw0
***
ゲン「」トボトボ
隆太「」トボトボ
勝子「」トボトボ
ムスビ「」トボトボ
朴「ゲン! さっき話してた女の子は無事か……?」タッタッ
ゲン「……もう、無理なんじゃ……」
朴「ゲン……」

73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/03(月) 14:55:21.22 ID:QtxbwYQj0
ムスビとムスカを空目してしまうwwwwww


74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/03(月) 16:16:15.79 ID:n07bOTKw0
***
ゲン「はぁ……」トボトボ
ワイワイガヤガヤ
ムスビ「ん? 何の音じゃ?」
隆太「むッ! わしらの家に誰か居るようじゃぞ!」
ゲン「浮浪児が迷い込んだんかもしれんのぅ」
隆太「勝手に上がりやがって!」
ゲン「そう怒るな。困った時はお互い様じゃ」

75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/03(月) 16:28:17.42 ID:n07bOTKw0
隆太「こらぁ! 誰に断っt」ギイッ!
ドーラ「ちょっと借りてるよ、坊や」ムシャムシャ
ゲン「おどれら!!」
シャルル「ひぃっ!」ビクッ
ルイ「やっぱこいつらの家はやめようよ、ママ!」ガクガク
アンリ「殺されちゃうよ!」ブルブル
ドーラ「なーに、ちょっと上がらせてもらってるだけじゃないか。食いもんでもあるかと思えば、出てきたのは芋の切れ端だけ」ムシャムシャ
隆太「そ、そんな肉やチーズ、どこから持ってきたんじゃ!?」
ドーラ「あたしらの船ン中だよ。欲しいかい?」ホレッ
隆太「なにっ! くれるんか!? 兄ちゃん、こいつら意外と良いやつらじゃぞ!」
ゲン「馬鹿たれ! 食いもんにつられる奴があるかっ!」ゴチン

76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/03(月) 18:12:15.83 ID:n07bOTKw0
ドーラ「それで? 金でも貰って手を引けって言われたのかい? それでも男かい! ええ!?」
ゲン「金ごときで手を引くか! サングラスのおっさんをシゴウしとったらライフルを突きつけられたんじゃ!」
隆太「ついでにおっさんの財布をちょろまかしただけじゃ、馬鹿たれ!」
ルイ(スゲェ……)ビクビク
ドーラ「はん! 結局ノコノコ帰って来てんじゃないかい!」
ゲン「おどりゃ、勝手抜かすな! おどれらだってシータを狙っとるじゃないか!」
ドーラ「あたりまえさね! 海賊が財宝を狙ってどこが悪い!」
ゲン「馬鹿たれ! 人は助け合って生きていかんと死ぬるんじゃ! おどれらは鮫島と一緒じゃ!」
アンリ(誰だ、鮫島って……)
シャルル(っていうかママ相手に一歩も引かないところがスゲェ……)

77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/11/03(月) 19:00:16.46 ID:n07bOTKw0
ジリリリリ
ドーラ「!」バッ
ドーラ「」ツートントントンツートントン
ムスビ(ゲン、何じゃあれは?)
ゲン(おそらく無線を傍受しとるんじゃ……)
ドーラ「ヘヘヘ 暗合を変えたってムダだよ。……飛行船艦を呼びよせたな」
ドーラ「娘を乗せて出発する気だ。急がないと手が出せなくなる」バッ
ドーラ「出かけるよ! いつまで食べてるんだい!」
ルイ「は、はいママ!」
隆太「シータをさらいに行くんか?」
ドーラ「嫁はいらねぇ。飛行石さ」
隆太「ほいじゃがわしが飛行石持っても飛べんかったぞ」
ドーラ「……つまりあの娘がいないとただの石ってことかい」
ゲン「ほうかもしれんわい」
ゲン「ばあさん、わしらも連れてってくれんか? シータを助けたいんじゃ。頼むよ!」
ドーラ「甘ったれんじゃないよ! そういうことは自分の力でやるもんだ」

78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/03(月) 19:02:21.86 ID:JVWYZZAVO
ゲンすげぇwwwwww
もう勝てるきしかしねぇわ

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