2chまとめサイトモバイル

男「異世界来た」

Facebook Twitter LINE はてなブックマーク
Part4
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/03(日) 18:47:00.20 ID:mG9Veo1xO
男「じゃあそろそろ降ろして」
ゼブラ「わかった」パッ
男「うそだろ」ヒュウウウウウウウ
男「死んだなこれ」ヒュウウウウウウウ
男「アレだな死ぬ直前って時間が伸びるって本当なんだな。スタンド発現したかも」ヒュウウウウウウウ
男「思えば短い人生であった」ヒュウウウウウウウ
男「走馬灯が見えそう」ヒュウウウウウウウ
男「あーあ、いっぺんスカイダイブしてみたかったけど、こんな形で叶うとはなー」ヒュウウウウウウウ
男「まだ体力3縛りムジュラの仮面全クリしてないっつーの」ヒュウウウウウウウ
男「めぞん一刻もまだ11巻までしか読んでないし」ヒュウウウウウウウ
ゼブラ「すまん、ツッコミ待ちだった」ガシッ
男「おまっお前バカッお前バカ!本当バカ!」ウエエエエエエン
ゼブラ「さっきはこのくらい心細かったんだと教えたかった!」
男「死ぬほどの恐怖はなかっただろお前!」

79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/03(日) 22:13:10.44 ID:zJqvmlsxo
オニヤンマとどうやって交尾するんだろう

80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/03(日) 23:50:07.83 ID:7lW2yScEO
男「お前次しでかしたら羽もいじゃうぞコラァ!」
ゼブラ「も…もぐの?」ウルウル
男「もがねぇよコノヤロウ!」
ゼブラ「よかった…今夜の宿はどうするのだ?」
男「立ち直り早いなおい。お前が連れ出してくれたおかげでまた泊まれないやん?」
男「野宿やん?」
男「てことで寝るわ俺」
男「お前も早く寝ろよ」
ゼブラ「わかった……」

81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/04(月) 00:08:27.61 ID:ebcC0iWZO
パンイチのおじさん「朝だよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
男「ん…おはよトンボ太郎」
ゼブラ「誰がトンボ太郎だ」
男「悪い悪い」
ゼブラ「ほらサッサと支度しろ。西へ行くんだろ?」
男「はいはい」
空「すげぇ空」
ゼブラ「そういえば貴様はなんで西へ向かっているのだ?」
男「んーまあパワースポット巡りみたいな?」
ゼブラ「下らぬ。OLか!何でもかんでも自分磨きとかほざくOLか!」
男「るっせーな。勝手だろ」
男「それよかお前敬語使えよ敬語」
ゼブラ「私は尊敬するに値したものにしか敬意は払わぬ」
ゼブラ「ちなみに貴様のランクは今こんな感じだ」
S
A
B
C
D
E
(中略)
ニアZZZ
男「カンストしてるんですけど…!ランクカンストしてるんですけど…!」
ゼブラ「まあ頑張り次第で上げてやらんでもない」

82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/04(月) 00:27:56.40 ID:ebcC0iWZO
男「ん、地上に集落が見えるな」
ゼブラ「町というほどではない大きさだな」
男「飛びっぱなしでそろそろ疲れたろ。休もうぜ」
ゼブラ「……ランク2upだ」
男「軽っ」
海辺の村
漁師「よぉ、旅人とは珍しいな」
男「魚捕ってんすか」
漁師「たりめーだろ?漁師だぜ」
男「魚は虫ほど馬鹿でけぇのいないんだな……」
漁師「ん?沖見てみ」
巨大魚「……………」ザバァァァァァン
漁師「ありゃ捕れねーよ」
男「あぁ…」
ゼブラ「見ろ貴様!ヤドカリだぞヤドカリ!」
男「返してきなさいってうおおおおおおおでけえええええええ」


83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/04(月) 00:50:41.98 ID:dZ8YZg9qO

ゼブラ(CV:丹下桜)

84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/04(月) 00:57:52.29 ID:ebcC0iWZO
男「ていうか、休むつもりでいたのに大はしゃぎじゃん。埼玉県民かよ」
ゼブラ「サイタマケンミン……?仕方ないだろ、海なんか知らなかったんだから!」
男「まぁな」
男「じゃあ俺買い出ししてくっからそこで遊んでろよ」
ゼブラ「わかった!」
男「お金使えてよかった……」
男「干物みたいなのを大量に仕入れることが出来た」
???「……」
男「さて、海辺に戻るか」
スリ「いただきっ!」
男「コラ何をする」グイッ
スリ「いでててててててて」ギリギリギリギリ
男「こんな小さな村でスリたぁいい度胸だ。ポスターに似顔絵描いて村中に貼りまくってやる」
スリ「陰湿な仕返し考えつくなお前!」
スリ「困ってんだよ!サイフの半分だけでもくれ!」
男「スリの銀次かテメーはァ!」
スリ「スリの銀次……?桃鉄!?」
男「お前、もしかして」
スリ「ゆっゆっゆっ」
男「夢がふくらむ」
男・スリ「ゆっめたうぅ~ん」
スリ「アンタあっちの世界知ってんのか!?」
男「確認方法ウケる」

85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/04(月) 05:35:57.70 ID:5nq8A7PaO
やべえ、いきなりゆっゆっゆっと振られてゆめタウンは俺言えないわ…
精進しなくては

86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/04(月) 07:11:37.72 ID:6GveiACso
というかゆめタウンを知らないわ

87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/04(月) 11:02:17.67 ID:XiYOdZ5zo
はいお前異世界人

88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/04(月) 12:54:09.28 ID:ebcC0iWZO
男「そうだけど」
スリ「そうかそうか!俺もよ、仕事中気づいたらここにいてよぉ…食いつなぐために望まぬスリ生活よ…」
男「……そっか」
スリ「ここから帰れる方法しらねぇか?」
男「知らん」
スリ「くっそ……やっぱそうだよなぁ……」
男「力になれそうにない。また会おう」
スリ「お、おいもう行っちまうのか?」
男「ああ」
男「一緒に行きたいとか言うんじゃねーよな」
スリ「その通りだ!!」
男「ならしょうがない……なっ!」バキッ
スリ「痛えええええ!!何しやがんだ!」
男「金困ってるからといって単純に悪事働くやつ信じるお仲間にできねーだろ。普通に働け」
男「今から駐在警備隊に引き渡してやらぁ」
スリ「チクショウ!!離せ!!」
男「んでその後ポスター制作する」
スリ「性悪!」

89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/04(月) 13:00:37.71 ID:ebcC0iWZO
男「あーいい大人が情けないったら」
男「……考えてみれば女さんに拾われなきゃ俺もああなっていたかもしれないのか」
男「女さん、ありがとな」
寛容さ が 高まった
女「ハッ!」
おばあさん「どうしたの?」
女「今男さんにプロポーズされた」
お爺さん「何そのお腹の子が蹴ったみたいなリアルタイム感」
男「いようゼブラ。そろそろ行こうぜ」
ゼブラ「ああ」
男「てか、何だそれ……」
ゼブラ「フナムシ」
フナムシ(2m級)「ウゾゾゾゾゾゾゾ」
男「返してきなさい!」
ゼブラ「嫌だ!うちで飼うんだ!」
男「家ねーだろお前」

90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/04(月) 13:02:21.78 ID:ebcC0iWZO
空「空っ」
ゼブラ「うう…フランソワーズ」
男「何がフランソワーズだよ」
ゼブラ「ランクだうん」

91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/07/04(月) 13:03:25.30 ID:ebcC0iWZO
男「また下がっちった」
男「おい、なんかでっかいのが飛んでるぞ」

92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/04(月) 13:22:38.62 ID:ebcC0iWZO
ゼブラ「あれは…軍の偵察虫だな」
ゼブラ「民間航空虫には関与してないと思うが」
男「なんかこっち見てるけど」
偵察虫『男殿!貴方は完全に包囲されています。速やかに投降しなさい』
ゼブラ「貴様何やらかしたんだ?」
ゼブラ「戦闘虫もわんさか飛んでるぞ」
男「……お前に無理はさせられない、事情はわからんが降ろう」
ゼブラ「見くびってもらっては」
男「いいんだ。相手の戦闘虫……だかもオニヤンマじゃねぇか」
ゼブラ「でも私は!」
男「ゼブラ!いいんだ。行こうぜ」
ゼブラ「男……」
女の子「やっと見つけましたわ」
男「お前かよォ!ちょっとシリアスな雰囲気作りが台無しじゃねぇか!!」
女の子「軍の観虫式に参加したついでに貴方を捕獲してもらおうと思いました」
男「手口えぐいよ!」
女の子「さあここは空の上。たっぷり私のことを教えてあげるわ」ニヤ
男「ヒエッ」
ゼブラ「だから私を信じろと言ったのだ」コソコソ
男「言ってねーよ。この窮地どうすっかなぁ」コソコソ
ゼブラ「いまからでも遅くない。合図したら飛べ」コソコソ
男「戦闘虫はどうする?」コソコソ
ゼブラ「もう飛行空母に格納された。第二次発虫までは時間かかるだろ」コソコソ
男「落としたら怒るからな」コソコソ
ゼブラ「落としたら怒るための脳髄もひき肉だぞ」
男「ブラックなジョークをやめろ」

93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/04(月) 16:37:45.56 ID:ftLQ+ax+O
女の子「先程から何を独り言を……」
男「くぅっバレてた」
ゼブラ「バレてたな」
ゼブラ「ていうか貴様、もう普通に旅の理由話せばいいんじゃないか?私も知らないし」
男「まぁそうなんだが、果たして信じてもらえるか…」
男「えーっと…君に話したいことあんだけど…」
女の子「けけけけけ結婚!?貴方と私では身分というものが違いますわ!結婚なんてとんでもない!まずあなたは私の家で働いてもらうわ!数日間調査した結果から言うと貴方は結構家事とか出来るみたいだから私の身の回りの世話でもやってもらおうかしら。私、実は朝が苦手なので、朝は優しく起こしてくれると嬉しいですわね。あ、あとご飯なんですが、やっぱり貴方にも私の花嫁修業手伝ってもらいたいから、料理はかわりばんこにやりましょう。貴方のご飯も味わいたいしね、当然よ。ですから、結婚などという話は諦めて?も、もちろんどうしてもーっというなら考え直さないこともありませんわ。結婚するならそうね…私の町は海が近いから海の見える夕日の素敵な丘とかで儀式を行うのはどうでしょう?きっと素敵だわ!子供は……いらないわ!ずーっとふたりで仲良く過ごすの。貴方は旅なんかやめて、私の元にいつもいつまでもいて、愛を私に注ぎ込んで…」
男「違うっす。結婚じゃないっす」
女の子「そうなの?では私の下僕になりたいのね?下僕というのはうちにはいないからわからないけど、どんなものかは知ってるわ。私がやりたいことを何でもや」
男「あーあーっとすいません。それでもない」

94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/04(月) 20:40:39.06 ID:uh5Bl6DJO
なにこれ楽しい
続き期待

95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/05(火) 01:19:37.73 ID:PKovEYo0O
男「かくかくしかじかで俺この世界が故郷じゃないんですよ」
女の子「なんと」
男「信じてくれんですか」
女の子「その目を見れば嘘ではないとわかります」
男「ありがてぇ」
女の子「では西の渓谷地帯に行ったら帰ってきて私の伴侶になるということですね?」
男「ん?」
女の子「ではすぐにでも行ってください!」ドンッ
男「え」ヒュウウウウウウウ
ゼブラ「男ォー!!!!」

96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/05(火) 02:56:27.52 ID:uKWwEUiEO
ゼブラ「くっ」ガッ
男「助かった」
ゼブラ「気にするな」
男「なんかとんでもない約束した気がするが、とりあえず西へ向かおう」
ゼブラ「うむ」

97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/05(火) 04:04:21.36 ID:mmpvy/eo0
トンボに萌える日が来るとは


98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/05(火) 04:18:34.03 ID:uKWwEUiEO
男「地上は……湿地帯か?」
ゼブラ「水耕地帯のようだな」
男「お前好きだろこういう環境」
ゼブラ「すごく好きだ」
男「良かったな。寄るか?まあ別に先を急ぐ旅でもないし」
ゼブラ「いや、何を言っているんだ?」
男「なんだ?」
ゼブラ「貴様はい、異世界?から来たんだろ?帰りたいだろ!故郷だぞ!」
ゼブラ「そんな悠長なことを言っていていいのか!?」
男「いーんだよ」
ゼブラ「何?」
男「俺はここに来る前はまぁいわゆる駄目な人間だった」
ゼブラ「今もだろ」
男「ハハッ、手厳しいな……」
男「俺、学校に通って、授業を聞いて、勉強した気になって、家で寝て、友達と適当に遊んで、将来うまくやってけんのかなーとかなんとか、不安を持ちつつも、口だけいろいろ偉そうなこと言って何もシなくて貴重な日々をすり減らすっていうかな」
男「でも、ここに来てからはちげーんだ。労働やらなんやらで毎日クタクタになんだよ。まあなんつーか、学やら特技は無くても日々を頑張って生きていけるんだなって」
男「もちろん俺の世界でもそれは変わらないんだろうけど、実感させてくれたのはここでの生活だった」
男「っと、話しすぎたな……お前にはよくわかんねーことだらけだろうけど、こんな真面目なこと言うの俺に似合わねーよな」
ゼブラ「男……」

99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/05(火) 16:19:05.27 ID:MOlbEFeno
思い出したようにシリアスぅ…

100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/05(火) 17:07:59.46 ID:Ld3/XZCf0
男「まあ別に急いでねーというのも本当だし、寄ってくか?な?」
ゼブラ「……わかった」
ゼブラ「でも君は私が責任を持って送り返してやる」
ゼブラ「それだけは絶対だ」
男「心強いこと…」
西の王国領 山間の村
農家「うわー旅人さん!?こんなとこまで何しに来てん?」
男「自分磨き」
農家「意識高いやつか!なんかよーわからんカタカナ使いたがる意識高いやつか!」
男「ここ泊まれるとこあります?」
農家「集会所が行事何も無いから泊まってもええよ」
農家「あ、後片付けはしてな?立つ鳥後濁さずや」
男「ありがたい」

101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/05(火) 17:37:38.52 ID:Ld3/XZCf0
集会所 夜
男「zzz」
ゼブラ「アホ面晒して寝おって…」
ゼブラ「私が人間だったらこのアホの少しは悩みを分かち合えたのだろうか…」
ゼブラ「……戯れ言を……私も休もう」

ショートストーリーの人気記事

神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」

神様の秘密とは?神様が叶えたかったこととは?笑いあり、涙ありの神ss。日常系アニメが好きな方におすすめ!

女「ハローハロー。誰かいませんか?どうぞ」

キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」

魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」

男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」

同僚女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」

妹「マニュアルで恋します!」

きのこの山「最後通牒だと……?」たけのこの里「……」

月「で……であ…でぁー…TH…であのて……?」

彡(゚)(゚)「お、居酒屋やんけ。入ったろ」