勇者「淫魔の国で風邪をひくとこうなる」
Part6
200 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/01(水) 01:03:23.47 ID:EpMJFFaXo
こんばんは
30分後ほどに投下開始したいと思います
サキュB場面なんて全然予定してなかったんだが、これもまた醍醐味ですね
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/01(水) 01:04:59.59 ID:TzWDt41VO
期待してる
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/01(水) 01:09:04.19 ID:HW1+SXdW0
もちろんサキュバスAも期待してる
203 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/01(水) 01:29:40.64 ID:EpMJFFaXo
では開始
>>194より
204 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/01(水) 01:31:56.95 ID:EpMJFFaXo
起き上がる事すら億劫な勇者の目の前に、小ぶりな桃尻が突き出される。
サキュバスB「ふふっ。陛下ってば、わたしのお尻……好きなんですよねー?」
声は、下半身の方から。
互い違いに覆いかぶさるように、サキュバスBは上からモノを見下ろして、跨るように勇者の顔の前に尻を差し出していた。
彼女が今朝着ていたのは、見慣れない形状の衣服だ。
上から下まで一枚成型され、伸縮する布のようなもので胸から股間までを包むそれはつるりとした質感と光沢を放ち、
淡いピンク色が蒼い肌とよく映えていた。
肌にぴったりと張り付く素材は乳房をくっきりと浮き立たせ、
足ぐりが腰まで切り込まれた扇情的な構造は、サキュバスBの小柄ながらも細くしなやかな脚線をさらに輝かせる。
そんな踊り子の衣装のようなデザインなのに、どこか活発な、
肢体の艶めかしさよりは身体の動き、ラインを際立たせる運動着のようにも見受けられた。
かつてカーニバルで見かけた軽業の芸人が似たものを着ていたが、露出度は遥かに高い。
205 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/01(水) 01:32:28.16 ID:EpMJFFaXo
見慣れない素材、見慣れない肌着をまとった彼女の小さな尻が今、目前にある。
臀部の谷間に股布が食い込み、隠そうともされないそこから、さながら南方のフルーツのように甘酸っぱい香りを振り撒く。
淫魔の放つものとは思えないほど爽やかでも、魅了するのは紛れもなくフェロモンそのものだ。
サキュバスB「触りたいですか? でも、まだダメですよー。先に、癒しちゃいますからね?」
言われなくても、そこまで器用に手は動かせない。
少し動かすだけでも倦怠感が酷く、そうする体力もない。
それを知ってか知らずか、サキュバスBは眼前で小さなヒップを振り立てながら、未だなお屹立するそれに口を寄せた。
206 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/01(水) 01:33:10.69 ID:EpMJFFaXo
サキュバスB「えへへっ。……Aちゃんの言ってたとおりだ。弱ってる陛下って、すっごくカワイイんですね」
その時とは意味合いが違う。
しかし、そんな事は些細なものだと言うように、幼気な淫魔は、唇を亀頭へ乗せた。
勇者「……っ!」
罅割れ一つない、暖かな唇での口づけ。
それは、依然として高まっているペニスには、少し刺激が強い。
思わず、たったそれだけの事でびくりと震えて、情けなく鈴口が開くのが分かる。
サキュバスB「あれ、もう“おつゆ”が出てきちゃいましたね? 待ちきれないよーって言ってますね、陛下のおちんちん」
勇者「仕方、ないだろ……! 朝から……そん、な……」
サキュバスB「それじゃ、いただきまーす。……はむっ」
再び、唇を被せられて……そのまま小さな口を割り開き、飲み込まれて行くのが分かる。
ずる、ずる、と半ばまでがサキュバスBの口内へ侵入し、咽頭に差し掛かる寸前で止まる。
行き場を失った舌がペニスの上側に這わされ、すぼめられた頬の粘膜の感触が冷たい。
そしてーーーー“魔法”が、かかる。
207 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/01(水) 01:33:37.19 ID:EpMJFFaXo
勇者(んっ、ぐっ、……あ……!)
似た表現を探すのなら、旅の中で見つけた安らぎの泉に浸かった時が最も近い。
マナの祝福を受けて湧き出た暖かな泉は、そこに肌を浸すだけで、体力・魔力を限界まで回復し、疲労感を消し飛ばせた。
そればかりか充実感まで沸き起こり、気力も回復し……全ての悪い感情を忘れる事すらできた。
それほどの安らぎが、今ある。
身体に圧し掛かっていた疲労感は、サキュバスBとの繋がりの部分から吸い出されていく。
関節の痛みも和らぎ、肩の凝りも、首の痛みも淡雪のように消え去る。
堕女神とサキュバスCの間に散っていたものによる心労も、忘れられた。
サキュバスB「んぐっ……! ぶ、ふぇうぅ……はふっ……」
ごく、ごく、と喉を鳴らすサキュバスBは、苦しげに呻きながらも、モノから口を離す意思はない。
全てを飲み込み、吸い出し、癒すようにして……彼女は、“治療”を続ける。
腕にかかっていただるさは消えた。
これまでに無いほど、身体が軽い。
干乾びかけていた身体に、再び生気が戻ってくるのが実感できる。
やがて、治療、搾精の二つを兼ねた口淫が終わる。
サキュバスB「ん、……けぷっ。陛下、どうですか? お体、治っちゃいましたか?」
口の端から垂れた精液の雫を、いたずらっぽくぺろりと舐め取りながら、サキュバスBは振り向いて訊ねた。
208 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/01(水) 01:34:50.74 ID:EpMJFFaXo
サキュバスB「えへへへ。それじゃ……もうちょっとだけ、しちゃいましょっか?」
勇者「最初から、それが目的で……んぐっ!?」
サキュバスB「違いまーす。だって、陛下が……したそうなんですもんね」
勇者「っ、ん、ぶ……」
奇妙な肌着を着けたままの尻が下ろされてーー文字通り、顔を尻に敷かれた。
吸い込めば甘酸っぱさが肺の奥まで薫り、南国の花園にいるような錯覚にまで囚われた。
顔を押し潰すような事無い、絶妙な塩梅での騎乗。
まるで綿のような軽さと、酸い果実の匂いと、艶めかしい体温、悪戯な腰の振り。
それらが渾然一体となって、一瞬にして術中に落とされた。
サキュバスB「わたしのお尻で……陛下のこと、窒息させちゃうぞー?」
鼻の先が、肌着の股布をなぞる度に……“果汁”が沁み出してくるのが分かる。
蒼とピンク、淫魔の肌と下着の為すその世界に、視界が埋まる。
つるつるとした薄布一枚を隔てて、サキュバスBの秘部から匂いと蜜とが下りてくる。
吸い込めば吸い込むほど正気を蝕まれると分かっているのに、そこから呼吸するしかない。
逃げ場のない淫魔の媚香がぐりぐりとすり込まれーーーー息苦しさと相まって、遠くへ連れて行かれるような感覚だった。
209 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/01(水) 01:35:39.76 ID:EpMJFFaXo
サキュバスB「きゃっ!?」
勇者(意識、が……くそっ!)
思い切って、唇を突き出し、濡れて透けた秘部の割れ目を押した。
得意げに腰をくねらせていた彼女は一瞬硬直し、見た目相応の幼さを残した声で啼いた。
自由に動くようになった手を持ち上げて、小さな桃を捕まえ、
予想していた通りよく伸びる肌着の股布をずらして直にそこを露出させた。
サキュバスB「あ、あの……陛下? 怒ってます?」
勇者「いや。……怒ってなんかいない」
股布をずらした利き手はそのまま、左手で反対方向にぐっと尻肉を割り開く。
とろりと垂れた蜜と、その源泉。
そしてーーーー柔らかそうな、蕾までも覗けた。
サキュバスB「お、怒ってますよね、これ? 怒ってますよね!?」
人の顔の真上で騒ぐ彼女を戒めるように……舌を突き出し、秘裂を舐る。
ほのかな甘みすら感じる淫魔の蜜が舌を湿らせ、寝起きの清水のように喉を潤した。
210 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/01(水) 01:36:19.22 ID:EpMJFFaXo
サキュバスB「やっ! あ、そんな……! 舐め、ないで……くださ……!」
耳を貸すはずもなく、更に舌をねじり込む。
肉の洞穴に這わせた舌をつたって、口の周りまでもべたべたの“果汁”で汚されていく。
サキュバスB「や、だ……元気に、なりすぎ……ですって……!」
ついた膝を必死の支えにしながらも、サキュバスBは離れられない。
立ち上がる事もできず、体重を下ろしてしまう訳にもいかない。
ぷるぷると生まれたての小鹿のように震えて、その姿勢を、時にシーツの上に膝を滑らせ、また元の場所に少しずつ引き戻して。
その繰り返ししかできない。
立つ事も力を抜く事もできず、無防備なそこを舐られ続けるサキュバスBは、いつしか、甘く蕩けた目を虚空に晒していた。
サキュバスB「んっ……あ……なん、で……そんな……上手、なんですかぁ……ひゃうっ!」
勢い余って、後ろの蕾まで舌先がかすめた。
“邪神ダコ”の媚薬成分に中てられて貪った、不浄の孔。
見た目は小さく閉じた、桃色の蕾なのに……する時には、彼女は根元までも銜え込む。
そんなーーーー“魔性”そのものだ。
211 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/01(水) 01:36:49.28 ID:EpMJFFaXo
サキュバスB「や、ぁ、待ってぇ……! そんな、とこ……嗅がないで、くださ……」
蕾を撫でる鼻息に彼女が反応するが、もう鼻腔に感覚は無い。
彼女の放つ、フェロモンを含んだ果実香を嗅ぎ続けた結果だ。
しかしそれが無かったとしても、彼女の身体はどこを嗅ぎ、どこを舐めたとしても穢さはない。
サキュバスB「も、もう……! いたずらばっかりする陛下には、お仕置きしちゃいますよ!?」
勇者「っ!」
やられてばかりでは、いられないーーーーとでも言うように、サキュバスBも反撃する。
未だ眼下にあるのは、そそりたつモノ。
下肢に力を入れて姿勢を保ちながら、落ちていく身を支えるようにして、小さな両手が掴んだ。
やがて、“落下”の途中で枝を掴めた彼女が、それを扱く。
だかその動きにキレはなく、絶え絶えの息でとりあえずそれを上下にしごく、無様な手淫でしかない。
勇者の舌が止まる事は無くーーーー更に深く、少女の秘裂を味わった。
212 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/01(水) 01:38:16.70 ID:EpMJFFaXo
サキュバスB「んにゃあああぁぁっ!! だめ、そんな……入り口、ちろちろ……しないでください、よぉ……ひっ!」
水音は、更に高まる。
もはやサキュバスBのそこは、泉そのものだ。
口ではそう言い、手では反撃していても……体は、サキュバスBの“女”は快楽を求めて、
勇者の顔に自らの蜜を塗りたくるように腰を前後させていく。
サキュバスB「あひっ、いい……気持ち、いい、からぁ……止まらない、、です……!」
とうとう、彼女の手も止まりーーーーずしり、と顔に体重が乗るのが分かる。
踏ん張りの利かなくなった脚は、それでもまだ多少力が残ってはいても、体重の多くを支え切れなくなった。
必然、視界が彼女の股間と、肌と、肌着で埋まり、酸素を求めて伸びた舌が更に深くサキュバスBの股穴を進んだ。
サキュバスB「あ、んっ! い、イくっ……イっちゃいますぅ! 陛下のお顔の上で……あぁぁぁぁんっ!!」
その身体がぶるぶると震え、鼻先に押し付けられた尻穴がひくひくと震え、
手を離したせいで戻る肌着が頬と尻たぶの間を濡れながら割り込み、元の位置に戻ろうとする。
サキュバスB「い、いっちゃい……ましたぁ……陛下のお顔に、乗っかった……ままで……え、えへへ……っ」
彼女がくたりと、こちらの下肢側に倒れて体重を預けた時、ようやく……その小さな桃の圧し掛かりから逃れて……空気を吸えた。
勇者(…………腹、減った……)
何はともあれ、ひとまず……彼女のおかげで、朝の景気は、確かについたのだった。
213 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/01(水) 01:39:07.07 ID:EpMJFFaXo
今日の分投下終了です
ではまた明日
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/01(水) 01:42:19.32 ID:QPm6JqpN0
乙!
サキュBの治療を受けてみたいわ…
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/01(水) 23:16:50.91 ID:sVp0hGUO0
乙
今更だけど就寝中の王のいる部屋に入りやすい環境はわりと危険もありそう、搾り取られる方面で
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/02(木) 00:25:06.84 ID:SDU+H3HS0
実はサキュBとのシーンが一番好きだったりする
217 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/02(木) 00:51:46.68 ID:ljWscWO/o
こんばんは、今日もやっていきたいと思います
>>212より
218 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/02(木) 00:55:01.81 ID:ljWscWO/o
*****
食堂へ行くと、堕女神の他……普段はいないサキュバスCまでが待っており、そればかりか、同じ食卓についていた。
それを対面から制するようにして、堕女神までも。
サキュバスC「……おい、一回分減ってんぞ? なんで?」
勇者「ぶっ!」
堕女神「そのようですね。朝から……まぁ、想像はつきましょう」
勇者(そうだ、回数が丸わかりなんだ……これ!)
結局ーーサキュバスBの得意技でも、このカウントを全て消し切る事はできなかった。
一回分としてしかカウントされなかったのは、サキュバスAの予想通り。
サキュバスC「まァ、いいんだけどさ。それより朝飯食えよ、冷めんぞ」
堕女神「ええ、今朝は……恐縮ではありますが、私もご一緒いたします」
勇者「……ん、あぁ、でも……珍しいな。何でサキュバスCまで」
219 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/02(木) 00:55:32.64 ID:ljWscWO/o
サキュバスC「あ? 作るだけ作らして、食うなっつーのかお前」
勇者「え……作ってくれたのか? 朝」
サキュバスC「オメーら二人がいつまで経っても起きねえからだ。途中から起きたそいつも混ざったけどな」
堕女神「私が止めなければ、朝からリブステーキとワインが並んでいたところでしたけれど」
サキュバスC「いーじゃねーかよ。男は肉を食うモンだ。なぁ?」
勇者「いや……朝からはちょっとな」
サキュバスC「なっさけねェ。そんなんだから尻に敷かれんだよ」
堕女神「……誰が、誰にと?」
勇者「だから、朝からやめないか」
220 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/02(木) 00:56:34.84 ID:ljWscWO/o
しかし思ったよりも、緊張感は無い。
昨晩のように火花は散っていない。
一晩やり合い、吐き出すものは吐き出したのか、どちらも落ち着いて、しかし黙ったままではなくやり返す。
敵のようにではなく、憎まれ口を叩き合う仲と言った具合まで落ち着いていた。
それは昨晩を経てなのかーーーー朝だから互いにスイッチが入っていないのか、分からない。
堕女神「それと、陛下。明日には隣女王様がお着きに。早ければ朝にでも」
勇者「ああ、そうだったな。……このオムレツはどっちが? ふわっとしてて……溶けるみたいで。美味しい」
サキュバスC「あ、それアタシだよ」
勇者「え……!?」
サキュバスC「えっ、て何だよ。アタシを何だと思って……」
堕女神「……意外でした。確かにこれは絶品です。まさか……サキュバスCが……とは」
サキュバスC「ホメんなら普通にホメろや!」
221 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/02(木) 00:57:14.88 ID:ljWscWO/o
勇者「……それはともかく、今回は何の用事だったか」
堕女神「ちょうど、陛下が即位なされて一年経ちましたので。お祝いの言葉と……数日の滞在を予定し、会いたいと」
サキュバスC「チンコ勃ててるヤツに?」
勇者「うるさいな!」
堕女神「……その事ですが、どうも引っかかるのです」
サキュバスC「確かに、引っかかってて歩きづらそうだよな。早いトコ抜けよ、あと四百回以上」
堕女神「いえ、そうではなく……何故、こんな紋章でわざわざカウントダウンするのでしょう?」
勇者「……分かりやすくするためだろ?」
堕女神「胸騒ぎがするのです。もしそのカウントを使いきれなかったら……何かが起こるのかも、と」
222 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/02(木) 00:57:49.92 ID:ljWscWO/o
サキュバスC「一生勃たなくなるとかか?」
堕女神「確かにそれは、困……こほん。んっんっ……、もとい、それ、が維持され通しというのは……何らかの猶予時間なのかもしれません」
勇者「猶予……。確かに、俺も妙な予感はするよ」
堕女神「ひとまず、今日はお好きにお過ごし下さい」
勇者「いいのか?」
堕女神「良くはありませんが……私も、もう一度詳しく調べてみたいと思います。この病、かかった者がどうなるのか」
サキュバスC「オッケーオッケー。よし、そんじゃメシ食ったらアタシと」
堕女神「貴女はお引き取り下さい」
サキュバスC「じゃあ、“おーさま”が帰れっつったら帰るよ」
堕女神「この……!」
223 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/02(木) 00:58:37.36 ID:ljWscWO/o
勇者「……気持ちは嬉しいけど、俺は執務室にいるよ」
堕女神「え……?」
勇者「執務室にいる事にする。……それはそうと、サキュバスC。お前はどこで聞きつけた?」
サキュバスC「あ? サキュバスAのヤツだよ。城下で触れ回ってた」
勇者「やっぱりか」
サキュバスC「言いふらしてたもんで、つい……アタシの出番かな、って」
勇者「なんで」
サキュバスC「いいじゃんかよ少しぐらいさ。それとも何だ、五百回全部こいつにブチ込むつもりだったのか?」
勇者「指差すな、指」
堕女神「……わ、私としては……それでも、一向に……」
勇者「俺がもたないんだ!」
224 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/02(木) 00:59:42.55 ID:ljWscWO/o
サキュバスC「ま、いーや、それでも。じゃ、アタシは一旦家に帰るかな。またあそこに戻る準備もあるしさ」
勇者「戻るのか?」
サキュバスC「あぁ。ちょっとした別邸みてーなカンジかな、今はさ。ま、二週に一ぐらいでこっちには来るしな」
勇者「……そうか」
昨年の夏に訪れたーーーーというにはいささか語弊がある。
崖から落ちて、その先で見つけて介抱してくれたのが彼女だった。
そこで“ポチ”と出会って連れ帰り、冬になって城下町へしばし移り住んだ彼女と再会し、今がある。
サキュバスC「何だよ、寂しいのかー?」
勇者「少し」
サキュバスC「じゃあ最後にもう一回だけさせてやってもいいぜ?」
堕女神「……せめて朝から、それも朝食の場でそういった話はやめましょう」
サキュバスC「アタシらに取っちゃ、『昼は何食う?』ぐらいの話題だけどな」
225 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/02(木) 01:02:59.79 ID:ljWscWO/o
今日の分終わりです、続きはまた明日
次はサキュAになるかどうなるか、はてさて
実はセキュリティはわざとガバガバにされてる説
それではまた明日会いましょう
エロが書きたくて死にそうなんだ、こっちは
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/02(木) 01:05:02.72 ID:Vbs6PjLs0
乙
またサキュCが乙女になりそう
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/02(木) 01:05:09.29 ID:bEA6BATMo
乙、
思う存分書けばいいよ
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/02(木) 01:09:18.40 ID:/l0bYhqu0
乙!
そういや、サキュバスB以外は料理上手だったなー
勇者は勃ちっぱなしで隣国女王と会うのかな…
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/02(木) 01:24:04.87 ID:dsj7iP/f0
乙
隣女王覚醒が楽しみだな
こんばんは
30分後ほどに投下開始したいと思います
サキュB場面なんて全然予定してなかったんだが、これもまた醍醐味ですね
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/01(水) 01:04:59.59 ID:TzWDt41VO
期待してる
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/01(水) 01:09:04.19 ID:HW1+SXdW0
もちろんサキュバスAも期待してる
203 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/01(水) 01:29:40.64 ID:EpMJFFaXo
では開始
>>194より
204 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/01(水) 01:31:56.95 ID:EpMJFFaXo
起き上がる事すら億劫な勇者の目の前に、小ぶりな桃尻が突き出される。
サキュバスB「ふふっ。陛下ってば、わたしのお尻……好きなんですよねー?」
声は、下半身の方から。
互い違いに覆いかぶさるように、サキュバスBは上からモノを見下ろして、跨るように勇者の顔の前に尻を差し出していた。
彼女が今朝着ていたのは、見慣れない形状の衣服だ。
上から下まで一枚成型され、伸縮する布のようなもので胸から股間までを包むそれはつるりとした質感と光沢を放ち、
淡いピンク色が蒼い肌とよく映えていた。
肌にぴったりと張り付く素材は乳房をくっきりと浮き立たせ、
足ぐりが腰まで切り込まれた扇情的な構造は、サキュバスBの小柄ながらも細くしなやかな脚線をさらに輝かせる。
そんな踊り子の衣装のようなデザインなのに、どこか活発な、
肢体の艶めかしさよりは身体の動き、ラインを際立たせる運動着のようにも見受けられた。
かつてカーニバルで見かけた軽業の芸人が似たものを着ていたが、露出度は遥かに高い。
見慣れない素材、見慣れない肌着をまとった彼女の小さな尻が今、目前にある。
臀部の谷間に股布が食い込み、隠そうともされないそこから、さながら南方のフルーツのように甘酸っぱい香りを振り撒く。
淫魔の放つものとは思えないほど爽やかでも、魅了するのは紛れもなくフェロモンそのものだ。
サキュバスB「触りたいですか? でも、まだダメですよー。先に、癒しちゃいますからね?」
言われなくても、そこまで器用に手は動かせない。
少し動かすだけでも倦怠感が酷く、そうする体力もない。
それを知ってか知らずか、サキュバスBは眼前で小さなヒップを振り立てながら、未だなお屹立するそれに口を寄せた。
206 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/01(水) 01:33:10.69 ID:EpMJFFaXo
サキュバスB「えへへっ。……Aちゃんの言ってたとおりだ。弱ってる陛下って、すっごくカワイイんですね」
その時とは意味合いが違う。
しかし、そんな事は些細なものだと言うように、幼気な淫魔は、唇を亀頭へ乗せた。
勇者「……っ!」
罅割れ一つない、暖かな唇での口づけ。
それは、依然として高まっているペニスには、少し刺激が強い。
思わず、たったそれだけの事でびくりと震えて、情けなく鈴口が開くのが分かる。
サキュバスB「あれ、もう“おつゆ”が出てきちゃいましたね? 待ちきれないよーって言ってますね、陛下のおちんちん」
勇者「仕方、ないだろ……! 朝から……そん、な……」
サキュバスB「それじゃ、いただきまーす。……はむっ」
再び、唇を被せられて……そのまま小さな口を割り開き、飲み込まれて行くのが分かる。
ずる、ずる、と半ばまでがサキュバスBの口内へ侵入し、咽頭に差し掛かる寸前で止まる。
行き場を失った舌がペニスの上側に這わされ、すぼめられた頬の粘膜の感触が冷たい。
そしてーーーー“魔法”が、かかる。
207 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/01(水) 01:33:37.19 ID:EpMJFFaXo
勇者(んっ、ぐっ、……あ……!)
似た表現を探すのなら、旅の中で見つけた安らぎの泉に浸かった時が最も近い。
マナの祝福を受けて湧き出た暖かな泉は、そこに肌を浸すだけで、体力・魔力を限界まで回復し、疲労感を消し飛ばせた。
そればかりか充実感まで沸き起こり、気力も回復し……全ての悪い感情を忘れる事すらできた。
それほどの安らぎが、今ある。
身体に圧し掛かっていた疲労感は、サキュバスBとの繋がりの部分から吸い出されていく。
関節の痛みも和らぎ、肩の凝りも、首の痛みも淡雪のように消え去る。
堕女神とサキュバスCの間に散っていたものによる心労も、忘れられた。
サキュバスB「んぐっ……! ぶ、ふぇうぅ……はふっ……」
ごく、ごく、と喉を鳴らすサキュバスBは、苦しげに呻きながらも、モノから口を離す意思はない。
全てを飲み込み、吸い出し、癒すようにして……彼女は、“治療”を続ける。
腕にかかっていただるさは消えた。
これまでに無いほど、身体が軽い。
干乾びかけていた身体に、再び生気が戻ってくるのが実感できる。
やがて、治療、搾精の二つを兼ねた口淫が終わる。
サキュバスB「ん、……けぷっ。陛下、どうですか? お体、治っちゃいましたか?」
口の端から垂れた精液の雫を、いたずらっぽくぺろりと舐め取りながら、サキュバスBは振り向いて訊ねた。
208 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/01(水) 01:34:50.74 ID:EpMJFFaXo
サキュバスB「えへへへ。それじゃ……もうちょっとだけ、しちゃいましょっか?」
勇者「最初から、それが目的で……んぐっ!?」
サキュバスB「違いまーす。だって、陛下が……したそうなんですもんね」
勇者「っ、ん、ぶ……」
奇妙な肌着を着けたままの尻が下ろされてーー文字通り、顔を尻に敷かれた。
吸い込めば甘酸っぱさが肺の奥まで薫り、南国の花園にいるような錯覚にまで囚われた。
顔を押し潰すような事無い、絶妙な塩梅での騎乗。
まるで綿のような軽さと、酸い果実の匂いと、艶めかしい体温、悪戯な腰の振り。
それらが渾然一体となって、一瞬にして術中に落とされた。
サキュバスB「わたしのお尻で……陛下のこと、窒息させちゃうぞー?」
鼻の先が、肌着の股布をなぞる度に……“果汁”が沁み出してくるのが分かる。
蒼とピンク、淫魔の肌と下着の為すその世界に、視界が埋まる。
つるつるとした薄布一枚を隔てて、サキュバスBの秘部から匂いと蜜とが下りてくる。
吸い込めば吸い込むほど正気を蝕まれると分かっているのに、そこから呼吸するしかない。
逃げ場のない淫魔の媚香がぐりぐりとすり込まれーーーー息苦しさと相まって、遠くへ連れて行かれるような感覚だった。
209 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/01(水) 01:35:39.76 ID:EpMJFFaXo
サキュバスB「きゃっ!?」
勇者(意識、が……くそっ!)
思い切って、唇を突き出し、濡れて透けた秘部の割れ目を押した。
得意げに腰をくねらせていた彼女は一瞬硬直し、見た目相応の幼さを残した声で啼いた。
自由に動くようになった手を持ち上げて、小さな桃を捕まえ、
予想していた通りよく伸びる肌着の股布をずらして直にそこを露出させた。
サキュバスB「あ、あの……陛下? 怒ってます?」
勇者「いや。……怒ってなんかいない」
股布をずらした利き手はそのまま、左手で反対方向にぐっと尻肉を割り開く。
とろりと垂れた蜜と、その源泉。
そしてーーーー柔らかそうな、蕾までも覗けた。
サキュバスB「お、怒ってますよね、これ? 怒ってますよね!?」
人の顔の真上で騒ぐ彼女を戒めるように……舌を突き出し、秘裂を舐る。
ほのかな甘みすら感じる淫魔の蜜が舌を湿らせ、寝起きの清水のように喉を潤した。
210 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/01(水) 01:36:19.22 ID:EpMJFFaXo
サキュバスB「やっ! あ、そんな……! 舐め、ないで……くださ……!」
耳を貸すはずもなく、更に舌をねじり込む。
肉の洞穴に這わせた舌をつたって、口の周りまでもべたべたの“果汁”で汚されていく。
サキュバスB「や、だ……元気に、なりすぎ……ですって……!」
ついた膝を必死の支えにしながらも、サキュバスBは離れられない。
立ち上がる事もできず、体重を下ろしてしまう訳にもいかない。
ぷるぷると生まれたての小鹿のように震えて、その姿勢を、時にシーツの上に膝を滑らせ、また元の場所に少しずつ引き戻して。
その繰り返ししかできない。
立つ事も力を抜く事もできず、無防備なそこを舐られ続けるサキュバスBは、いつしか、甘く蕩けた目を虚空に晒していた。
サキュバスB「んっ……あ……なん、で……そんな……上手、なんですかぁ……ひゃうっ!」
勢い余って、後ろの蕾まで舌先がかすめた。
“邪神ダコ”の媚薬成分に中てられて貪った、不浄の孔。
見た目は小さく閉じた、桃色の蕾なのに……する時には、彼女は根元までも銜え込む。
そんなーーーー“魔性”そのものだ。
211 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/01(水) 01:36:49.28 ID:EpMJFFaXo
サキュバスB「や、ぁ、待ってぇ……! そんな、とこ……嗅がないで、くださ……」
蕾を撫でる鼻息に彼女が反応するが、もう鼻腔に感覚は無い。
彼女の放つ、フェロモンを含んだ果実香を嗅ぎ続けた結果だ。
しかしそれが無かったとしても、彼女の身体はどこを嗅ぎ、どこを舐めたとしても穢さはない。
サキュバスB「も、もう……! いたずらばっかりする陛下には、お仕置きしちゃいますよ!?」
勇者「っ!」
やられてばかりでは、いられないーーーーとでも言うように、サキュバスBも反撃する。
未だ眼下にあるのは、そそりたつモノ。
下肢に力を入れて姿勢を保ちながら、落ちていく身を支えるようにして、小さな両手が掴んだ。
やがて、“落下”の途中で枝を掴めた彼女が、それを扱く。
だかその動きにキレはなく、絶え絶えの息でとりあえずそれを上下にしごく、無様な手淫でしかない。
勇者の舌が止まる事は無くーーーー更に深く、少女の秘裂を味わった。
212 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/01(水) 01:38:16.70 ID:EpMJFFaXo
サキュバスB「んにゃあああぁぁっ!! だめ、そんな……入り口、ちろちろ……しないでください、よぉ……ひっ!」
水音は、更に高まる。
もはやサキュバスBのそこは、泉そのものだ。
口ではそう言い、手では反撃していても……体は、サキュバスBの“女”は快楽を求めて、
勇者の顔に自らの蜜を塗りたくるように腰を前後させていく。
サキュバスB「あひっ、いい……気持ち、いい、からぁ……止まらない、、です……!」
とうとう、彼女の手も止まりーーーーずしり、と顔に体重が乗るのが分かる。
踏ん張りの利かなくなった脚は、それでもまだ多少力が残ってはいても、体重の多くを支え切れなくなった。
必然、視界が彼女の股間と、肌と、肌着で埋まり、酸素を求めて伸びた舌が更に深くサキュバスBの股穴を進んだ。
サキュバスB「あ、んっ! い、イくっ……イっちゃいますぅ! 陛下のお顔の上で……あぁぁぁぁんっ!!」
その身体がぶるぶると震え、鼻先に押し付けられた尻穴がひくひくと震え、
手を離したせいで戻る肌着が頬と尻たぶの間を濡れながら割り込み、元の位置に戻ろうとする。
サキュバスB「い、いっちゃい……ましたぁ……陛下のお顔に、乗っかった……ままで……え、えへへ……っ」
彼女がくたりと、こちらの下肢側に倒れて体重を預けた時、ようやく……その小さな桃の圧し掛かりから逃れて……空気を吸えた。
勇者(…………腹、減った……)
何はともあれ、ひとまず……彼女のおかげで、朝の景気は、確かについたのだった。
213 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/01(水) 01:39:07.07 ID:EpMJFFaXo
今日の分投下終了です
ではまた明日
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/01(水) 01:42:19.32 ID:QPm6JqpN0
乙!
サキュBの治療を受けてみたいわ…
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/01(水) 23:16:50.91 ID:sVp0hGUO0
乙
今更だけど就寝中の王のいる部屋に入りやすい環境はわりと危険もありそう、搾り取られる方面で
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/02(木) 00:25:06.84 ID:SDU+H3HS0
実はサキュBとのシーンが一番好きだったりする
217 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/02(木) 00:51:46.68 ID:ljWscWO/o
こんばんは、今日もやっていきたいと思います
>>212より
218 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/02(木) 00:55:01.81 ID:ljWscWO/o
*****
食堂へ行くと、堕女神の他……普段はいないサキュバスCまでが待っており、そればかりか、同じ食卓についていた。
それを対面から制するようにして、堕女神までも。
サキュバスC「……おい、一回分減ってんぞ? なんで?」
勇者「ぶっ!」
堕女神「そのようですね。朝から……まぁ、想像はつきましょう」
勇者(そうだ、回数が丸わかりなんだ……これ!)
結局ーーサキュバスBの得意技でも、このカウントを全て消し切る事はできなかった。
一回分としてしかカウントされなかったのは、サキュバスAの予想通り。
サキュバスC「まァ、いいんだけどさ。それより朝飯食えよ、冷めんぞ」
堕女神「ええ、今朝は……恐縮ではありますが、私もご一緒いたします」
勇者「……ん、あぁ、でも……珍しいな。何でサキュバスCまで」
219 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/02(木) 00:55:32.64 ID:ljWscWO/o
サキュバスC「あ? 作るだけ作らして、食うなっつーのかお前」
勇者「え……作ってくれたのか? 朝」
サキュバスC「オメーら二人がいつまで経っても起きねえからだ。途中から起きたそいつも混ざったけどな」
堕女神「私が止めなければ、朝からリブステーキとワインが並んでいたところでしたけれど」
サキュバスC「いーじゃねーかよ。男は肉を食うモンだ。なぁ?」
勇者「いや……朝からはちょっとな」
サキュバスC「なっさけねェ。そんなんだから尻に敷かれんだよ」
堕女神「……誰が、誰にと?」
勇者「だから、朝からやめないか」
しかし思ったよりも、緊張感は無い。
昨晩のように火花は散っていない。
一晩やり合い、吐き出すものは吐き出したのか、どちらも落ち着いて、しかし黙ったままではなくやり返す。
敵のようにではなく、憎まれ口を叩き合う仲と言った具合まで落ち着いていた。
それは昨晩を経てなのかーーーー朝だから互いにスイッチが入っていないのか、分からない。
堕女神「それと、陛下。明日には隣女王様がお着きに。早ければ朝にでも」
勇者「ああ、そうだったな。……このオムレツはどっちが? ふわっとしてて……溶けるみたいで。美味しい」
サキュバスC「あ、それアタシだよ」
勇者「え……!?」
サキュバスC「えっ、て何だよ。アタシを何だと思って……」
堕女神「……意外でした。確かにこれは絶品です。まさか……サキュバスCが……とは」
サキュバスC「ホメんなら普通にホメろや!」
221 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/02(木) 00:57:14.88 ID:ljWscWO/o
勇者「……それはともかく、今回は何の用事だったか」
堕女神「ちょうど、陛下が即位なされて一年経ちましたので。お祝いの言葉と……数日の滞在を予定し、会いたいと」
サキュバスC「チンコ勃ててるヤツに?」
勇者「うるさいな!」
堕女神「……その事ですが、どうも引っかかるのです」
サキュバスC「確かに、引っかかってて歩きづらそうだよな。早いトコ抜けよ、あと四百回以上」
堕女神「いえ、そうではなく……何故、こんな紋章でわざわざカウントダウンするのでしょう?」
勇者「……分かりやすくするためだろ?」
堕女神「胸騒ぎがするのです。もしそのカウントを使いきれなかったら……何かが起こるのかも、と」
222 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/02(木) 00:57:49.92 ID:ljWscWO/o
サキュバスC「一生勃たなくなるとかか?」
堕女神「確かにそれは、困……こほん。んっんっ……、もとい、それ、が維持され通しというのは……何らかの猶予時間なのかもしれません」
勇者「猶予……。確かに、俺も妙な予感はするよ」
堕女神「ひとまず、今日はお好きにお過ごし下さい」
勇者「いいのか?」
堕女神「良くはありませんが……私も、もう一度詳しく調べてみたいと思います。この病、かかった者がどうなるのか」
サキュバスC「オッケーオッケー。よし、そんじゃメシ食ったらアタシと」
堕女神「貴女はお引き取り下さい」
サキュバスC「じゃあ、“おーさま”が帰れっつったら帰るよ」
堕女神「この……!」
223 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/02(木) 00:58:37.36 ID:ljWscWO/o
勇者「……気持ちは嬉しいけど、俺は執務室にいるよ」
堕女神「え……?」
勇者「執務室にいる事にする。……それはそうと、サキュバスC。お前はどこで聞きつけた?」
サキュバスC「あ? サキュバスAのヤツだよ。城下で触れ回ってた」
勇者「やっぱりか」
サキュバスC「言いふらしてたもんで、つい……アタシの出番かな、って」
勇者「なんで」
サキュバスC「いいじゃんかよ少しぐらいさ。それとも何だ、五百回全部こいつにブチ込むつもりだったのか?」
勇者「指差すな、指」
堕女神「……わ、私としては……それでも、一向に……」
勇者「俺がもたないんだ!」
224 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/02(木) 00:59:42.55 ID:ljWscWO/o
サキュバスC「ま、いーや、それでも。じゃ、アタシは一旦家に帰るかな。またあそこに戻る準備もあるしさ」
勇者「戻るのか?」
サキュバスC「あぁ。ちょっとした別邸みてーなカンジかな、今はさ。ま、二週に一ぐらいでこっちには来るしな」
勇者「……そうか」
昨年の夏に訪れたーーーーというにはいささか語弊がある。
崖から落ちて、その先で見つけて介抱してくれたのが彼女だった。
そこで“ポチ”と出会って連れ帰り、冬になって城下町へしばし移り住んだ彼女と再会し、今がある。
サキュバスC「何だよ、寂しいのかー?」
勇者「少し」
サキュバスC「じゃあ最後にもう一回だけさせてやってもいいぜ?」
堕女神「……せめて朝から、それも朝食の場でそういった話はやめましょう」
サキュバスC「アタシらに取っちゃ、『昼は何食う?』ぐらいの話題だけどな」
225 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/02/02(木) 01:02:59.79 ID:ljWscWO/o
今日の分終わりです、続きはまた明日
次はサキュAになるかどうなるか、はてさて
実はセキュリティはわざとガバガバにされてる説
それではまた明日会いましょう
エロが書きたくて死にそうなんだ、こっちは
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/02(木) 01:05:02.72 ID:Vbs6PjLs0
乙
またサキュCが乙女になりそう
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/02(木) 01:05:09.29 ID:bEA6BATMo
乙、
思う存分書けばいいよ
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/02(木) 01:09:18.40 ID:/l0bYhqu0
乙!
そういや、サキュバスB以外は料理上手だったなー
勇者は勃ちっぱなしで隣国女王と会うのかな…
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/02(木) 01:24:04.87 ID:dsj7iP/f0
乙
隣女王覚醒が楽しみだな
勇者「淫魔の国で風邪をひくとこうなる」
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