勇者「淫魔の国で風邪をひくとこうなる」
Part4
139 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/28(土) 00:23:56.00 ID:hgeX/z7To
*****
ーーーーどうして、こうなった。
ただそれだけの言葉が幾度も去来し、目の前の光景にかぶさって見えた。
堕女神「日が昇るまでです。いいですね?」
サキュバスC「ああ、いいぜ。……まずはアタシだ」
片や、下着姿の堕女神。
片や、同じく下着のサキュバスC。
二人はそれぞれ、白と黒の……色が反対ながらも、どこか似た意匠のものを身に着けていた。
恐らくは同種の色違い。
上は、レースで飾り立てたもので……サキュバスCも負けてはいないものの、軍配は堕女神に上がる。
下は側面を紐で結ぶタイプのもので、どちらもよく似合う。
特にサキュバスCの方は真鍮の義足が蝋燭の光を照り返し、どこかアンバランスで、背徳的で雅な光を放つようだった。
雪のように白い堕女神の脚線とはまた異なる色気は、この剣呑な寝室で見てすら引き寄せられる。
サキュバスC「うっわ……何だこれ、ガッチガチじゃん。お前、こんなんで一日過ごしたのかよ」
剥き出しにされていた、反り立つモノへまずサキュバスCが指先を触れた。
140 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/28(土) 00:25:23.87 ID:hgeX/z7To
勇者「っ……」
サキュバスC「相変わらず立派なモン持ってんじゃねーの。……なぁ、どうしたい?
どうして欲しいんだ? 舐めて欲しいか? 手がいいか? それとも……」
サキュバスCはーーーーいつになく嬉しそうに、蛇の囁くように問い詰めてくる。
指先は屹立をなぞり、身を乗り出すように覗き込んできて。
透明に近い水色の瞳は、淫魔そのものの魔力を宿していた。
堕女神「……陛下」
左手側、顔のすぐ近くでもう一つの声がした。
そちらへ顔を向けると、顎に、堕女神の指先が触れて、優しく引き寄せられる。
目を閉じた彼女の顔が近づき、唇が重ねられた。
堕女神「んっ……は、ふっ……っ!」
柔らかくほのかに湿った唇は、いつにもまして天上の味がした。
更に、彼女の方から舌を差し伸ばしてくるのが分かると、口の中で迎え入れ、もつれ合わせた。
舌をなぞり、唇を擦り合わせると彼女の身体がぴくぴくと跳ねる。
堕女神は特に唇の感覚が鋭敏で……時には、それだけで達してしまう事すらあった。
サキュバスC「……オイ、アタシの番だって……言ってたよな?」
堕女神「ん、ちゅっ……。ええ、ご自由にどうぞ。私はこちらで自由にしますので、お構いなく」
141 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/28(土) 00:26:00.70 ID:hgeX/z7To
サキュバスC「そうかよ。……じゃ、こっちだって遠慮しねェぞ」
面白くなさそうな表情は、すぐに露悪的なものへ変わる。
サキュバスCは息を深く吸い込むとーーーーそのままの勢いで、屹立したモノを喉の深くまで銜え込んだ。
勇者「くぁっ……!」
前触れもなく飲み込まれた、獲物だった。
何が起こったのか分からないまま、背筋を快感が走り抜けてーーーー堕女神とのキスから離れ、悶える。
唾液の糸が繋がりながら、天蓋を仰ぐ。
やがて視界を戻せば、そこにはーーーー
サキュバスC「ん、ふっ……ろーあ? ひもひ、いいらろ?」
142 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/28(土) 00:27:23.77 ID:hgeX/z7To
してやったり、といった表情で、銜えたまま上目遣いに見つめていた。
無作法にも“口の中に食べ物が入ったまま”喋る様子は、彼女の性格をそのまま表すようだ。
堕女神はそれを見て一瞬眉を顰め、気を取り直したように首筋を甘噛みしてくる。
痛いとも痒いともつかない奇妙なこそばゆさが薄い首の皮膚から伝わり、またしても背筋が震えた。
加えて彼女の手は頭を抱きかかえるように回され、右の耳介をこりこりと按摩するように指先を遊ばせてきた。
その指先には、ぬめりとーーーー微かな花の香りが漂う。
堕女神「……香油を持って参りましたので、御耳のマッサージでもいたしましょうか。お暇でしょう、し」
143 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/28(土) 00:28:49.18 ID:hgeX/z7To
たっぷりと含みを持たせたまま、堕女神は言って……香油をまとった手で、右の耳を優しく解きほぐしてくれる。
触れてはいても、羽衣が触れるような絶妙な力の具合で。
たおやかな指先に耳たぶをなぞられ、軟骨を優しくほぐすようにこりこりと揉まれ、
耳元でぬめる香油の水音が心地よく眠気さえ誘う。
反対側の左耳は彼女の舌が這わされ、耳朶を唇で挟まれ、吸われ、
そして耳孔に向けて堕女神の細い息が吹きかけられた。
勇者「んっ……あっ……堕……」
ーーーー耳は、五感の内の一つを担う。
湿る粘膜を持つ目や鼻、唇と違って乾いたままで振動と空気の流れを拾って、感覚へと変える器官だ。
音は人のみならず獣や虫にとってすら貴重な情報であり、それを届ける敏感さは言うまでもない。
堕女神の指が蠢くたびに、身体の奥に滓のように残っていた疲れも、気だるさも、溶けていく。
脳の奥までとろんと蕩けさせるような、耳への愛撫。
負けじと繰り出される、モノへのサキュバスCの舌と唇。
144 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/28(土) 00:30:12.77 ID:hgeX/z7To
サキュバスC「んぶっ……く、ふっ……! お、ら……! いへっ……いっひあえ、ぉ……!」
殊更に音を立てるような、下品な口淫。
啜り込むような高い水音は、堕女神に溶かされている耳にそれでも飛び込んで来る。
ただただ無遠慮に、行儀悪くしゃぶるような口淫は、慈しむような堕女神のそれとも、
弄ぶようなサキュバスAとも、献身的なサキュバスBとも違う。
がぽ、がぽ、と間の抜けた音が響き、口を放すたびに、唇が置いてけぼりをくらって引っ張られ、ほんの一瞬だけすぼめたような顔になる。
いつも強気で底意地の悪い顔をしているサキュバスCは、それを止めればどこか頼りなく倦んだ美形に変わる。
それが、荒々しいフェラで崩れていくのはどこか退廃的でーーーー彼女の身に着ける、黒いレースの下着とも絶妙に噛み合った。
振り乱される銀髪が彼女の目にかかり、目元の表情が見えなくなるのもまた、それに拍車をかけた。
堕女神「んちゅっ……。どう、ですか? ……ふー……」
風を受けたような音がして、耳の奥に“女神”の吐息が吹きかけられた。
身体が粟立つようにぞくぞくとした快感は、ほんの一瞬、魂が抜け出てしまったと思うほどだ。
サキュバスCが根元まで銜え込むのとそれは同時でーーーー決定打がどちらであったのかは、分からない。
分からないまま、達してしまう。
勇者「っぐっ、うぅぅぅ! あっ……!」
145 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/28(土) 00:31:41.80 ID:hgeX/z7To
全てを振り払うようにびくびくと身体を震わせて、サキュバスCの口の中へ、いつ果てるとも分からない長い射精が撃ち込まれた。
彼女は、幾度もえずきながら喉を鳴らして、勝利の美酒を嗜むように、にやにやとした上目遣いのまま、飲み込んでいった。
やがてーーーー射精の波が終わると彼女は口を放し、拭い、舌で口の周りをぺろりと舐め上げてから、八重歯を覗かせながら訊ねた。
サキュバスC「へっ。……まずアタシに一点だな?」
堕女神「いえ。ーーーー私に入りました」
サキュバスC「あぁ!? フザけてんのか、てめェ!」
堕女神「私です。……ですよね、陛下?」
サキュバスC「いや、アタシだ! アタシの方が良かっただろ!?」
堕女神「陛下、ご決断を」
詰め寄ってくる二人を見て……虚脱感の余韻は、もう消えてなくなってしまった。
146 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/28(土) 00:32:13.65 ID:hgeX/z7To
今日の分終了です
ではまた明日
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/01/28(土) 00:33:11.54 ID:EZ9isKba0
乙ー
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/01/28(土) 00:36:54.62 ID:hMxK429O0
乙!
これが夜が明けるまで続くのか…
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/01/28(土) 01:28:58.29 ID:o2J6Hgb+o
乙
勇者が受けにまわるときか
156 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/29(日) 00:58:51.75 ID:Y2eVxg/Vo
そして、今度は。
堕女神「……それでは、陛下。私がお務め致します」
ほんの数分ほどの小休止の後、堕女神が下着を脱ぎ捨て裸身となって、身を晒した。
今夜は二人きりでなく人目があり、しかもそれが……反りの合わない、サキュバスCのものだ。
自然、彼女は身構えてしまう。
がーーーー突き刺さる視線の性格は、はたから見ていても違った。
堕女神「……何ですか?」
サキュバスC「あ? え、アタシ……か? いや、別に……何も」
157 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/29(日) 00:59:42.21 ID:Y2eVxg/Vo
毒気は無かった。
それどころか、違う意味での生ぬるさを伴った、しかし悪くしたものではない視線だ。
サキュバスCは見とれてしまった事を不覚に思うように顔を背け、目頭を押さえた。
ベッドに寝そべったまま、先ほどのサキュバスCの野生的な口淫と堕女神の耳への繊細な愛撫の余韻をかき集めて浸っているも、
硬さはまだ失われていない。
それどころか、ますます高まってしまい……硬度も、大きさも、むしろ増した。
堕女神「それ、では……私が……吐き出させて、差し上げますね」
影の衣のような艶めく黒髪をなびかせ、堕女神は膝立ちのまま“入り口”にあてがい、少しずつーーーー腰を下ろした。
158 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/29(日) 01:00:16.23 ID:Y2eVxg/Vo
堕女神「んはぁ、あぁぁぁっ……! か、硬……い……!」
蜜に濡れていた秘部は、何の抵抗もなく、いつものようにそれを迎え入れた。
無数の濡れた肉の粒が一つ一つ、まるで意思を持つ生き物のように、“侵入者”を撫でる。
しかも今夜は淫魔の熱病の余韻か、感覚が鋭い。
屹立にまとわりつく肉のうねり、伝わる彼女の脈拍、そのひとつひとつまでも数え上げられてしまいそうなほどだ。
堕女神「んっ……ふふっ。私の、中……きっと……貴方の、形に……されてしまって、ますね。
もう、貴方だけの……もの、ですよ」
159 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/29(日) 01:01:00.31 ID:Y2eVxg/Vo
彼女が、そんな蠱惑的で熱っぽい事を口にするのは、もしかすると……“観客”への対抗意識がそうさせたのかもしれない。
ずぶっ、ずぶっ、と呑み込んでいく秘部はみっちりと隙間なく埋まって、広げられた膣口の肉は紙のように薄くなり、
引けば裂けてしまいかねないほどに見えた。
かすかに立ち、覗かせているクリトリスの色は……巻貝の中でつくられた桃色の真珠を思い出すように艶美を醸し出している。
堕女神「あ、んっ……! だ、駄目…… もう、まだ……そんな、イ……!」
まだ、七割。
残り三割がまだ入り切っていない状態のままーーーー彼女は、早くも迎えかけていた。
括約筋が収縮を繰り返して、きゅっ、と締め付けてくる感覚が……少しずつ、速まる。
160 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/29(日) 01:02:00.07 ID:Y2eVxg/Vo
堕女神「……! す、すみません……陛下……少し、だけ……落ち着かせて、くださ……」
サキュバスC「いや、そんな必要はねーな」
勇者「お前……何する、つもり……!」
サキュバスC「いいから、アタシに合わせな。さもなきゃ、折れちまうぞ。いいな? 3、2、ーー1、っと!」
堕女神「え!? 何、しーーーーきゃぁっ!?」
サキュバスCの合図に合わせて……慌てて、後ろへ引き倒された堕女神を追うように身を起こした。
そうされた彼女は、サキュバスCの胸に背中を預けるように寝かされ、それを正常位に近い姿勢で見下ろす事になった。
堕女神「……サキュバスC、何のおつもりですか?」
サキュバスC「なに……手伝ってやるよ。いや、邪魔された分のお返しかな?」
後ろから堕女神を抱きかかえたまま、サキュバスCの手は、ふたつの果実へ伸びる。
161 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/29(日) 01:03:41.00 ID:Y2eVxg/Vo
堕女神「っ! な、何するん、です……あふぁっ……」
サキュバスC「うっわ……何だ、この重さ……ヤッベ……肩凝んねーのかよ? 足元とか見えねーだろ、こんなの……」
堕女神「や、め……!」
サキュバスC「スゲ……指埋まってんぞ。しかも、何だ……手に吸い付いてきて、離れね……やべェぞ、これ……」
まるで未知の物に触れるような、しかし見定めるような様子でサキュバスCは無防備な堕女神の乳房を揉みしだく。
口にするのはーーーー直接言えはしなかったが、勇者が思い浮かべていたものとほぼ同じだ。
それが無遠慮な彼女の口から、感心したように次々と放たれる。
耳のすぐ近くで、笑われるでもなく客観的に言われていく事で……堕女神の肌は紅潮していく。
堕女神「やだ、み、見ないで……見ないで、ください……陛下……!」
かぶりを振って、どうにか片手で顔を隠そうとするも、おぼつかない。
ちっとも顔を隠せないまま、更にサキュバスCの検分は続く。
162 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/29(日) 01:05:20.84 ID:Y2eVxg/Vo
サキュバスC「……ん、何だこれ? 右のデカパイの下……? こんなトコにあんのかよ。絶対見えねーだろ……」
サキュバスCは、目ざとくーーーー否、手ざとくそれを見つけ出す。
堕女神の右の乳房、その下。
脱いでいてさえ決して見えない、肌との境目に小さなほくろはある。
堕女神と勇者だけが知っていた、彼女の小さな秘密だ。
堕女神「や、ぁ……言わないで……言わないで、くださ……」
話を逸らしてやろうとしてーーーー残っていたモノの三割、いや衝撃で少し抜けた分の四割までを収めていく。
組み敷かれ、後ろから好き放題に乳房を揉まれたままの堕女神へ、介錯するように突き刺す。
堕女神「あぁぁっ! 陛、下……だめ、そんな……深いっ……ひゃぁぁ!」
サキュバスC「ははっ。元気だな、ほら、もっといい声で啼いてやれよ。ほら」
ぐにぐにと好き勝手に柔肉を揉まれる中、、サキュバスCの両人差し指の尖った爪が、乳房の突端ーーーー乳首に触れる。
つんつんと触れるたびに彼女の身体は小さく震えて、それがまたサキュバスCの嗜虐心に火をつけた。
163 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/29(日) 01:06:12.70 ID:Y2eVxg/Vo
サキュバスC「オイオイ、随分やらしーなァ? これじゃ……アタシらサキュバスの立場がねェだろ」
堕女神「や、めっ、て……! ちく、び……そんな……刺さ、ない……で……!」
サキュバスC「ほらほら、集中しろよ、“おーさま”。さっさと出しちまえ。じゃなきゃ、アタシもやめてやんねーぞ?」
勇者「……楽しそうだな、お前っ……うくっ!」
サキュバスCがそうする度に、締まりが強まる。
腰は動かせても、快感が高まり過ぎてほぼ何もできない。
抜けかけた腰に任せてぎこちなく動く事しかできないまま、ついにーーーー。
堕女神「きゃふ、あぁぁっ! 熱っ……こんな、いっぱ……い……っ!!」
十数回の脈動を終えてなおもやまない射精が、堕女神の中を焼いた。
どろどろに煮え立ち、行き場を失った精液は……押し出されるように、子宮口を通って彼女の中へ絞り込まれていった。
164 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/29(日) 01:06:46.35 ID:Y2eVxg/Vo
今日の分はこれで終いです
明日もまた会いましょう
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/01/29(日) 01:15:40.78 ID:ijVoSLPy0
乙
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/01/29(日) 01:15:56.73 ID:s8r7rAUso
乙
相変わらず堕女神がエロすぎる笑
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/01/29(日) 01:19:23.08 ID:r8Iw/4V40
乙!
今宵の堕女神は一層エロい…
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/01/29(日) 01:22:03.65 ID:SNku+VEBO
毎日乙
この組み合わせも良いものだ
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/01/29(日) 02:05:37.50 ID:pqKvfX7A0
乙
この2人たまらんですね
*****
ーーーーどうして、こうなった。
ただそれだけの言葉が幾度も去来し、目の前の光景にかぶさって見えた。
堕女神「日が昇るまでです。いいですね?」
サキュバスC「ああ、いいぜ。……まずはアタシだ」
片や、下着姿の堕女神。
片や、同じく下着のサキュバスC。
二人はそれぞれ、白と黒の……色が反対ながらも、どこか似た意匠のものを身に着けていた。
恐らくは同種の色違い。
上は、レースで飾り立てたもので……サキュバスCも負けてはいないものの、軍配は堕女神に上がる。
下は側面を紐で結ぶタイプのもので、どちらもよく似合う。
特にサキュバスCの方は真鍮の義足が蝋燭の光を照り返し、どこかアンバランスで、背徳的で雅な光を放つようだった。
雪のように白い堕女神の脚線とはまた異なる色気は、この剣呑な寝室で見てすら引き寄せられる。
サキュバスC「うっわ……何だこれ、ガッチガチじゃん。お前、こんなんで一日過ごしたのかよ」
剥き出しにされていた、反り立つモノへまずサキュバスCが指先を触れた。
140 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/28(土) 00:25:23.87 ID:hgeX/z7To
勇者「っ……」
サキュバスC「相変わらず立派なモン持ってんじゃねーの。……なぁ、どうしたい?
どうして欲しいんだ? 舐めて欲しいか? 手がいいか? それとも……」
サキュバスCはーーーーいつになく嬉しそうに、蛇の囁くように問い詰めてくる。
指先は屹立をなぞり、身を乗り出すように覗き込んできて。
透明に近い水色の瞳は、淫魔そのものの魔力を宿していた。
堕女神「……陛下」
左手側、顔のすぐ近くでもう一つの声がした。
そちらへ顔を向けると、顎に、堕女神の指先が触れて、優しく引き寄せられる。
目を閉じた彼女の顔が近づき、唇が重ねられた。
堕女神「んっ……は、ふっ……っ!」
柔らかくほのかに湿った唇は、いつにもまして天上の味がした。
更に、彼女の方から舌を差し伸ばしてくるのが分かると、口の中で迎え入れ、もつれ合わせた。
舌をなぞり、唇を擦り合わせると彼女の身体がぴくぴくと跳ねる。
堕女神は特に唇の感覚が鋭敏で……時には、それだけで達してしまう事すらあった。
サキュバスC「……オイ、アタシの番だって……言ってたよな?」
堕女神「ん、ちゅっ……。ええ、ご自由にどうぞ。私はこちらで自由にしますので、お構いなく」
141 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/28(土) 00:26:00.70 ID:hgeX/z7To
サキュバスC「そうかよ。……じゃ、こっちだって遠慮しねェぞ」
面白くなさそうな表情は、すぐに露悪的なものへ変わる。
サキュバスCは息を深く吸い込むとーーーーそのままの勢いで、屹立したモノを喉の深くまで銜え込んだ。
勇者「くぁっ……!」
前触れもなく飲み込まれた、獲物だった。
何が起こったのか分からないまま、背筋を快感が走り抜けてーーーー堕女神とのキスから離れ、悶える。
唾液の糸が繋がりながら、天蓋を仰ぐ。
やがて視界を戻せば、そこにはーーーー
サキュバスC「ん、ふっ……ろーあ? ひもひ、いいらろ?」
142 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/28(土) 00:27:23.77 ID:hgeX/z7To
してやったり、といった表情で、銜えたまま上目遣いに見つめていた。
無作法にも“口の中に食べ物が入ったまま”喋る様子は、彼女の性格をそのまま表すようだ。
堕女神はそれを見て一瞬眉を顰め、気を取り直したように首筋を甘噛みしてくる。
痛いとも痒いともつかない奇妙なこそばゆさが薄い首の皮膚から伝わり、またしても背筋が震えた。
加えて彼女の手は頭を抱きかかえるように回され、右の耳介をこりこりと按摩するように指先を遊ばせてきた。
その指先には、ぬめりとーーーー微かな花の香りが漂う。
堕女神「……香油を持って参りましたので、御耳のマッサージでもいたしましょうか。お暇でしょう、し」
143 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/28(土) 00:28:49.18 ID:hgeX/z7To
たっぷりと含みを持たせたまま、堕女神は言って……香油をまとった手で、右の耳を優しく解きほぐしてくれる。
触れてはいても、羽衣が触れるような絶妙な力の具合で。
たおやかな指先に耳たぶをなぞられ、軟骨を優しくほぐすようにこりこりと揉まれ、
耳元でぬめる香油の水音が心地よく眠気さえ誘う。
反対側の左耳は彼女の舌が這わされ、耳朶を唇で挟まれ、吸われ、
そして耳孔に向けて堕女神の細い息が吹きかけられた。
勇者「んっ……あっ……堕……」
ーーーー耳は、五感の内の一つを担う。
湿る粘膜を持つ目や鼻、唇と違って乾いたままで振動と空気の流れを拾って、感覚へと変える器官だ。
音は人のみならず獣や虫にとってすら貴重な情報であり、それを届ける敏感さは言うまでもない。
堕女神の指が蠢くたびに、身体の奥に滓のように残っていた疲れも、気だるさも、溶けていく。
脳の奥までとろんと蕩けさせるような、耳への愛撫。
負けじと繰り出される、モノへのサキュバスCの舌と唇。
サキュバスC「んぶっ……く、ふっ……! お、ら……! いへっ……いっひあえ、ぉ……!」
殊更に音を立てるような、下品な口淫。
啜り込むような高い水音は、堕女神に溶かされている耳にそれでも飛び込んで来る。
ただただ無遠慮に、行儀悪くしゃぶるような口淫は、慈しむような堕女神のそれとも、
弄ぶようなサキュバスAとも、献身的なサキュバスBとも違う。
がぽ、がぽ、と間の抜けた音が響き、口を放すたびに、唇が置いてけぼりをくらって引っ張られ、ほんの一瞬だけすぼめたような顔になる。
いつも強気で底意地の悪い顔をしているサキュバスCは、それを止めればどこか頼りなく倦んだ美形に変わる。
それが、荒々しいフェラで崩れていくのはどこか退廃的でーーーー彼女の身に着ける、黒いレースの下着とも絶妙に噛み合った。
振り乱される銀髪が彼女の目にかかり、目元の表情が見えなくなるのもまた、それに拍車をかけた。
堕女神「んちゅっ……。どう、ですか? ……ふー……」
風を受けたような音がして、耳の奥に“女神”の吐息が吹きかけられた。
身体が粟立つようにぞくぞくとした快感は、ほんの一瞬、魂が抜け出てしまったと思うほどだ。
サキュバスCが根元まで銜え込むのとそれは同時でーーーー決定打がどちらであったのかは、分からない。
分からないまま、達してしまう。
勇者「っぐっ、うぅぅぅ! あっ……!」
145 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/28(土) 00:31:41.80 ID:hgeX/z7To
全てを振り払うようにびくびくと身体を震わせて、サキュバスCの口の中へ、いつ果てるとも分からない長い射精が撃ち込まれた。
彼女は、幾度もえずきながら喉を鳴らして、勝利の美酒を嗜むように、にやにやとした上目遣いのまま、飲み込んでいった。
やがてーーーー射精の波が終わると彼女は口を放し、拭い、舌で口の周りをぺろりと舐め上げてから、八重歯を覗かせながら訊ねた。
サキュバスC「へっ。……まずアタシに一点だな?」
堕女神「いえ。ーーーー私に入りました」
サキュバスC「あぁ!? フザけてんのか、てめェ!」
堕女神「私です。……ですよね、陛下?」
サキュバスC「いや、アタシだ! アタシの方が良かっただろ!?」
堕女神「陛下、ご決断を」
詰め寄ってくる二人を見て……虚脱感の余韻は、もう消えてなくなってしまった。
146 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/28(土) 00:32:13.65 ID:hgeX/z7To
今日の分終了です
ではまた明日
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/01/28(土) 00:33:11.54 ID:EZ9isKba0
乙ー
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/01/28(土) 00:36:54.62 ID:hMxK429O0
乙!
これが夜が明けるまで続くのか…
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/01/28(土) 01:28:58.29 ID:o2J6Hgb+o
乙
勇者が受けにまわるときか
156 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/29(日) 00:58:51.75 ID:Y2eVxg/Vo
そして、今度は。
堕女神「……それでは、陛下。私がお務め致します」
ほんの数分ほどの小休止の後、堕女神が下着を脱ぎ捨て裸身となって、身を晒した。
今夜は二人きりでなく人目があり、しかもそれが……反りの合わない、サキュバスCのものだ。
自然、彼女は身構えてしまう。
がーーーー突き刺さる視線の性格は、はたから見ていても違った。
堕女神「……何ですか?」
サキュバスC「あ? え、アタシ……か? いや、別に……何も」
157 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/29(日) 00:59:42.21 ID:Y2eVxg/Vo
毒気は無かった。
それどころか、違う意味での生ぬるさを伴った、しかし悪くしたものではない視線だ。
サキュバスCは見とれてしまった事を不覚に思うように顔を背け、目頭を押さえた。
ベッドに寝そべったまま、先ほどのサキュバスCの野生的な口淫と堕女神の耳への繊細な愛撫の余韻をかき集めて浸っているも、
硬さはまだ失われていない。
それどころか、ますます高まってしまい……硬度も、大きさも、むしろ増した。
堕女神「それ、では……私が……吐き出させて、差し上げますね」
影の衣のような艶めく黒髪をなびかせ、堕女神は膝立ちのまま“入り口”にあてがい、少しずつーーーー腰を下ろした。
158 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/29(日) 01:00:16.23 ID:Y2eVxg/Vo
堕女神「んはぁ、あぁぁぁっ……! か、硬……い……!」
蜜に濡れていた秘部は、何の抵抗もなく、いつものようにそれを迎え入れた。
無数の濡れた肉の粒が一つ一つ、まるで意思を持つ生き物のように、“侵入者”を撫でる。
しかも今夜は淫魔の熱病の余韻か、感覚が鋭い。
屹立にまとわりつく肉のうねり、伝わる彼女の脈拍、そのひとつひとつまでも数え上げられてしまいそうなほどだ。
堕女神「んっ……ふふっ。私の、中……きっと……貴方の、形に……されてしまって、ますね。
もう、貴方だけの……もの、ですよ」
159 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/29(日) 01:01:00.31 ID:Y2eVxg/Vo
彼女が、そんな蠱惑的で熱っぽい事を口にするのは、もしかすると……“観客”への対抗意識がそうさせたのかもしれない。
ずぶっ、ずぶっ、と呑み込んでいく秘部はみっちりと隙間なく埋まって、広げられた膣口の肉は紙のように薄くなり、
引けば裂けてしまいかねないほどに見えた。
かすかに立ち、覗かせているクリトリスの色は……巻貝の中でつくられた桃色の真珠を思い出すように艶美を醸し出している。
堕女神「あ、んっ……! だ、駄目…… もう、まだ……そんな、イ……!」
まだ、七割。
残り三割がまだ入り切っていない状態のままーーーー彼女は、早くも迎えかけていた。
括約筋が収縮を繰り返して、きゅっ、と締め付けてくる感覚が……少しずつ、速まる。
160 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/29(日) 01:02:00.07 ID:Y2eVxg/Vo
堕女神「……! す、すみません……陛下……少し、だけ……落ち着かせて、くださ……」
サキュバスC「いや、そんな必要はねーな」
勇者「お前……何する、つもり……!」
サキュバスC「いいから、アタシに合わせな。さもなきゃ、折れちまうぞ。いいな? 3、2、ーー1、っと!」
堕女神「え!? 何、しーーーーきゃぁっ!?」
サキュバスCの合図に合わせて……慌てて、後ろへ引き倒された堕女神を追うように身を起こした。
そうされた彼女は、サキュバスCの胸に背中を預けるように寝かされ、それを正常位に近い姿勢で見下ろす事になった。
堕女神「……サキュバスC、何のおつもりですか?」
サキュバスC「なに……手伝ってやるよ。いや、邪魔された分のお返しかな?」
後ろから堕女神を抱きかかえたまま、サキュバスCの手は、ふたつの果実へ伸びる。
161 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/29(日) 01:03:41.00 ID:Y2eVxg/Vo
堕女神「っ! な、何するん、です……あふぁっ……」
サキュバスC「うっわ……何だ、この重さ……ヤッベ……肩凝んねーのかよ? 足元とか見えねーだろ、こんなの……」
堕女神「や、め……!」
サキュバスC「スゲ……指埋まってんぞ。しかも、何だ……手に吸い付いてきて、離れね……やべェぞ、これ……」
まるで未知の物に触れるような、しかし見定めるような様子でサキュバスCは無防備な堕女神の乳房を揉みしだく。
口にするのはーーーー直接言えはしなかったが、勇者が思い浮かべていたものとほぼ同じだ。
それが無遠慮な彼女の口から、感心したように次々と放たれる。
耳のすぐ近くで、笑われるでもなく客観的に言われていく事で……堕女神の肌は紅潮していく。
堕女神「やだ、み、見ないで……見ないで、ください……陛下……!」
かぶりを振って、どうにか片手で顔を隠そうとするも、おぼつかない。
ちっとも顔を隠せないまま、更にサキュバスCの検分は続く。
162 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/29(日) 01:05:20.84 ID:Y2eVxg/Vo
サキュバスC「……ん、何だこれ? 右のデカパイの下……? こんなトコにあんのかよ。絶対見えねーだろ……」
サキュバスCは、目ざとくーーーー否、手ざとくそれを見つけ出す。
堕女神の右の乳房、その下。
脱いでいてさえ決して見えない、肌との境目に小さなほくろはある。
堕女神と勇者だけが知っていた、彼女の小さな秘密だ。
堕女神「や、ぁ……言わないで……言わないで、くださ……」
話を逸らしてやろうとしてーーーー残っていたモノの三割、いや衝撃で少し抜けた分の四割までを収めていく。
組み敷かれ、後ろから好き放題に乳房を揉まれたままの堕女神へ、介錯するように突き刺す。
堕女神「あぁぁっ! 陛、下……だめ、そんな……深いっ……ひゃぁぁ!」
サキュバスC「ははっ。元気だな、ほら、もっといい声で啼いてやれよ。ほら」
ぐにぐにと好き勝手に柔肉を揉まれる中、、サキュバスCの両人差し指の尖った爪が、乳房の突端ーーーー乳首に触れる。
つんつんと触れるたびに彼女の身体は小さく震えて、それがまたサキュバスCの嗜虐心に火をつけた。
163 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/29(日) 01:06:12.70 ID:Y2eVxg/Vo
サキュバスC「オイオイ、随分やらしーなァ? これじゃ……アタシらサキュバスの立場がねェだろ」
堕女神「や、めっ、て……! ちく、び……そんな……刺さ、ない……で……!」
サキュバスC「ほらほら、集中しろよ、“おーさま”。さっさと出しちまえ。じゃなきゃ、アタシもやめてやんねーぞ?」
勇者「……楽しそうだな、お前っ……うくっ!」
サキュバスCがそうする度に、締まりが強まる。
腰は動かせても、快感が高まり過ぎてほぼ何もできない。
抜けかけた腰に任せてぎこちなく動く事しかできないまま、ついにーーーー。
堕女神「きゃふ、あぁぁっ! 熱っ……こんな、いっぱ……い……っ!!」
十数回の脈動を終えてなおもやまない射精が、堕女神の中を焼いた。
どろどろに煮え立ち、行き場を失った精液は……押し出されるように、子宮口を通って彼女の中へ絞り込まれていった。
164 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/01/29(日) 01:06:46.35 ID:Y2eVxg/Vo
今日の分はこれで終いです
明日もまた会いましょう
乙
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/01/29(日) 01:15:56.73 ID:s8r7rAUso
乙
相変わらず堕女神がエロすぎる笑
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/01/29(日) 01:19:23.08 ID:r8Iw/4V40
乙!
今宵の堕女神は一層エロい…
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/01/29(日) 01:22:03.65 ID:SNku+VEBO
毎日乙
この組み合わせも良いものだ
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/01/29(日) 02:05:37.50 ID:pqKvfX7A0
乙
この2人たまらんですね
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