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勇者「淫魔の国で風邪をひくとこうなる」

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Part16
612 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/03/04(土) 05:39:43.63 ID:atTaj141o
*****
サキュバスB「あっ、陛下。探してたんですよ? ……これ、どうぞ」
ある日の午後、廊下を歩いている時にサキュバスBから風変わりな物を渡された。
勇者「……? 何だ?」
サキュバスB「ほら、この間の隣女王陛下と“お風呂でぬるぬるえっち”した時の……忘れてないですよね?」
勇者「あー……あれか。……むぅ」
隣女王に性教育を施す、という名目で三人で行った、あの退廃的、堕落的な行為の事だ。
妙な空気のベッドの上に横たわり、媚薬分を含んだ粘性の液体に全身を包んでーーーーそして後処理に苦慮した、あの出来事。
結局その後に“実践”を行ってしまったから、今後二度とできないだろうと思われた。
無類の快楽、苦々しい思い出、口惜しさ。
色々と含んだ感情が表情に出て、唇を引き結んだまま、黙り込んで少々波打たせる事しかできない。
サキュバスB「いや、受け取ってくださいってば。なんですか、そのビミョーすぎる反応!?」
勇者「あ、あぁ……うん、うむ」

613 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/03/04(土) 05:40:17.06 ID:atTaj141o
受け取ったのは、瓶とも革袋とも違う、片手の中に納まる奇妙な材質の容器だった。
形状は瓶のようであっても、握れば凹む、つるつる、ぺこぺこ、とした手触りは初めてのものだ。
煙のかかったような半透明の内部には、微かな桃色の液体が半ばまで満たされているのが見えた。
勇者「……なんで?」
サキュバスB「え? 余ったからですけど」
勇者「お前は使わないのか?」
サキュバスB「んー……。あれ、気持ちよかったですけど……一回すれば満足かなー、って思って」
勇者「勝手に飽きてヒトに押し付けるなよ」
サキュバスB「あ……それとも陛下、またやりたいです?」
勇者「いや……」
サキュバスB「いや、って事ないでしょう。とにかくそれ差し上げますから、何かの時にでもどうぞ。それじゃ!」
勇者「あ、おいっ! 待て!」
一方的にそれを押し付けてサキュバスBは小走りで去ってしまい、
およそ用途の思い付かない“淫具”を持たされてただ一人残され、呆然と勇者はそれを見つめた。
勇者「何に使えって……?」

614 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/03/04(土) 05:40:52.75 ID:atTaj141o
*****
動きづらい数日間を過ごした今だからこそ、ありがたみの分かる事もある。
それを教えてくれた地下牢の恩人へ礼の品を届けに行けば、その恩人ーーーーローパーは、触手の一本を蛇状に変化させてまず一本、銜えた。
ポチ『もう持ってきてくれたのか? ……ありがとうよ』
勇者「なぁ……それ、本当に吸えるのか?」
ポチ『ああ、もちろんだ。久々だよ』
吸い口は、尖らせた触手で斜めに切り落とされた。
火は、地下牢の壁にかかっている燭台へおもむろに触手を伸ばし……“自ら”に燃え移らせてから、着火した。
勇者「熱くないのか」
ポチ『熱いさ。我慢してるに決まっているだろ』
勇者「言えば火種くらいはやるぞ?」
ポチ『よせよ。“王様”に火をつけさせるような間抜けじゃない』
勇者「……そう」

615 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/03/04(土) 05:41:59.58 ID:atTaj141o
ポチ『それはそうと……お前さん、もったいない事をしたなぁ』
勇者「はぁ?」
ポチ『お前さんの事情を知ってから、城下町の連中は期待してたんだぜ。狐の女将さんも、
    お前さんに“もふもふ膝枕手コキ”がしたかったらしいんだ』
勇者(……何だ、その……魅惑的な?)
ポチ『だがまぁ、しなくて正解かもな。あれを味わってしまうと、女将さんの膝でしか眠れなくなっちまうそうだ』
勇者「…………」
ポチ『後は、城下のラミアのおっかさんもだ。“粉砕開放骨折ホールド”という全治三ヶ月の禁断の体位が……』
勇者「それは攻撃? 攻撃だろ?」
ポチ『女は魔物さ。笑って許してやるもんだ』
勇者「確かに魔物だけどさ!」
ポチ『まぁ、いいじゃあねぇか。……ところで、あんたもどうだい、一本?』
勇者「俺はやめておく。……ん?」

616 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/03/04(土) 05:43:09.83 ID:atTaj141o
階段を下りてくる、重い足音。
思わずそちらに目をやると、照らされた人影は、足音に見合わず小さい。
やがて、白金髪の貫頭衣の少女ーーーー人間に変身した姿のナイトメアが、バスケットを片手に提げて現れた。
ナイトメア「……何でいるの?」
勇者「ポチに礼を。……お前こそ、何でこんな所に」
ナイトメア「誰も外に出ないからヒマ。お昼はここで食べる」
彼女は、勇者の前を通り過ぎてから、ポチの牢屋に対面する壁に背を預け、ぺたんと座って、バスケットの中身を漁る。
出てきたのは生のままの、彼女の前腕ほどもある人参だ。
ナイトメア「……いただきます」
白く、小さな歯列が……ごり、ごり、と音を立てて人参を咀嚼し、飲み込む。
またたく間にそれは半分ほどまで彼女の胃に消え、口の周りに食べかすが付着した。
ナイトメア「なに、見てる?」
勇者「いや……」
ナイトメア「……それとも、一緒に食べる?」
勇者「いや、遠慮する」

617 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/03/04(土) 05:44:14.50 ID:atTaj141o
ナイトメア「ところで、何話してたの?」
まるで祝祭の揚げ菓子を銜えて食べる子供のように、人参の茎を口からはみ出させながらナイトメアが訊ねた。
ポチ『……旦那のかかった厄介なアレについてだよ、ナの字』
ナイトメア「ああ……なんだ、あれのこと?」
勇者「何で知ってんだよ!」
ナイトメア「ポチから聞いた。のべつまくなし? 乾くひま、なかった? ビーストモード?」
勇者「お前が言うか……。ところで、お前は……」
ナイトメア「興味ない」
勇者「え?」
ナイトメア「馬とエッチしたいの? 変態」
勇者「……お前……」
続けて取り出した人間の頭ほどある葉野菜の塊をぼりぼりと噛みながら、何の興味もなさそうな眠たげな眼で彼女はそうまで言った。
馬の姿が本来、とだけあって……とにかく、彼女は勇者に対して冷たかった。
ポチ『もったいねぇな。あん時の旦那ときたら馬並みだったってのに……』
ナイトメア「おおきさよりも空気づくりが大事」
勇者「…………」
人外の一頭と一匹になじられながら、勇者は居心地悪く、ここへ足を運んだ事を後悔する事になった。
やがてーーーー夜。

618 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/03/04(土) 05:44:41.63 ID:atTaj141o
*****
執務室での残務を終えると、時計は就寝時刻近くを差した。
書類とペンを片付け、寝室へ向かうと……扉を開けた直後、外から声がかかる。
立っていたのは、就寝用の薄衣に身を包んだーーーー
勇者「堕女神、どうしたんだ? ……いや、その、ごめん。勝手に切り上げて……その」
堕女神「……陛下。貴方は、このところ……私を小言ばかりと思っておいででは?」
勇者「…………いや、そんな……」
濃紺の薄衣と、そこから真っ直ぐに伸びる白く艶やかな肢体が目映く映る。
口ではそうふくれるように言いながらも、怒っている様子はない。
勇者「……入るか?」
堕女神「ええ。失礼いたします」
扉を開け、室内へ導き入れると……そこで、就寝時刻を示す鐘が、廊下のどこかの時計から響き渡った。
寝室に通された堕女神は、そのまま……押し切るように、勇者をベッドの上まで押しやった。

619 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/03/04(土) 05:45:07.76 ID:atTaj141o
*****
堕女神「ん、はむっ……ふ、ぅぅ……ちゅっ……!」
時にして、十分近く。
堕女神の様子は、妙だ。
勢いを付けるように、一方的に唇を押し付け、貪るようにことさら水音を立てて、歯列ひとつひとつを磨くように舌を差し入れてきた。
息継ぎにも困るような長い口づけを経て……ようやく、離れる。
勇者「っ……は……! 堕……」
堕女神「す、すみません……陛下、つい……その……夢中、に」
堕女神に押し倒される姿のまま、靴も脱げていない。
ベッド縁に座った直後、こうなったのだ。
彼女の顔には緊張がまだある。
何かを誤魔化すか、もしくは勢い付けるようにか……それはまだ、定かでない。
勇者「いったい……どうしたんだ?」
堕女神「……あ、う……」
いつになくーーーー歯切れが悪い。
日中のはっきりとした物言いの彼女とも、いつもの夜とも違う……おかしな様子だった。

620 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/03/04(土) 05:45:42.31 ID:atTaj141o
靴を脱ぎ、ベッドの中央へ上る準備をしてから、堕女神を抱き寄せるように、左手は背を、右手は下肢、太ももへ伸ばす。
かすかに震えた堕女神は、身を任せるように力を抜き、耳を胸板へ預けた。
そのまま、更に数分。
ようやくーーーー意を決したのか、堕女神が口を開く。
堕女神「……陛下。今宵は……その……」
何も、返事はしない。
恐らく今、堕女神はとてもしらふで切り出せないような事を口走る。
下手に相槌を打てば、それは引っ込められてしまうからだ。
堕女神「その、聞き及びました。噂で……サキュバス、Bと……」
彼女の手が、右手に重なる。
やがて、それは薄衣の裾の中へと導かれ、レースの下着に覆われた尻を撫でるように誘われた。
引き続き……返答は、しない。
堕女神「……私にも、教えてはいただけませんか?」
意味するところを分かりかね、思わず、背へ回した左手に力を込めた。
微かに震えた堕女神は、そのまま。
胸板の上にはっきりと顔が熱くなるのを直接に伝えながら、言葉にする。
掴まれたままの右手が、尻の谷間をなぞらされた。
堕女神「…………私の、初めてを……もうひとつ、だけ……陛下に……」
ようやくーーーー彼女の意図が、掴めた。

621 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/03/04(土) 05:46:19.66 ID:atTaj141o
それではまた明日だ、これが終わったらHTML化を出す予定
では

622 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/03/04(土) 05:54:32.00 ID:xyxsVc3Ko

終わっちゃうのか………寂しいなぁ

623 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/03/04(土) 09:52:02.99 ID:F87hFSNvO
乙乙
ナイトメアちゃんのジト目足コキとかもふもふ膝枕手コキのシーンが無い……だと…

626 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/03/05(日) 04:02:01.84 ID:vlF93ORKo
>>623
足コキ(ただし体重400kg超)なんて俺には危なくて書けないんだ……玉ヒュン過ぎて
それでは始める

627 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/03/05(日) 04:03:46.51 ID:vlF93ORKo
*****
堕女神「んっ……う、あ……あぁ、はぅ……っ!」
薄い寝間着を脱がせ、下着姿にさせ、今度は押し倒して責め立てる。
隔てるもののなくなった上半身には、圧倒するような質量を備えた双房が揺れる。
どちらの突端も、自らの告白による早まった興奮のせいか、すでに硬くしこっていた。
隣女王の楚々としてなだらかな美丘とも違い、どこまでも白く、頭ほどもある、口に含んでも含み切れない二つの巨丘。
堕女神「あんっ! ん、うぅう……そんな、吸、っては……いけ、ませ……!」
しかし、鈍いという事も無く……感覚がみっちりと詰まっているかのようで、揉み転がしても、唇の力の限り吸っても、
下乳の肌と触れ合う部分を舐めて、ちゅぱちゅぱと吸いつけて痕を残しても、彼女の喉は甘えて震えた。
幾度味わおうとも、決してその甘美さが衰える事は無い。
この世界で、勇者だけが、淫魔の国の王だけが味わえる、至上の果実だ。
堕女神「ふっ、うっ……! へ、陛下……胸、そんな……感覚、が、おかしくなって……しまいます……!」
むろん、胸だけを苛めているわけではない。
右手は彼女の下着の隙間から差し入れ、ぐちぐちと湿らせた音とともに、股間の柔肉にも愛撫の手を休めていない。
堕女神「あぅっ!」
その感覚に慣れさせてから……不意打ちに、蜜をまとった中指で後ろの窄まりをぬるりと撫でた。
弾みできゅっとそこが絞られるのが分かり、集中するように切れ込んだ皺が深くなるのが指の感覚で分かる。

628 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/03/05(日) 04:04:12.90 ID:vlF93ORKo
勇者「力……抜いて。まず、慣らさないと……」
堕女神「はい……こう、でしょうか……?」
指を当てたままでいると、ひくひくと震える後ろの門が、警戒を解く小動物のように緩んでいくのが分かった。
鍵を開いた“門”へ、再び引き戻した指で堕女神自身の蜜を掬いとってから、もう一度指先を押し当てた。
堕女神「んっ……」
彼女の喉から空気が漏れる。
それとともに、指の最初の関節までが、後孔へ吸い込まれていった。
まだ入り口ゆえ、門に挟まれている感覚の方が強い。
熱くうねるような肉にも、とろとろに湿り蠢く感覚もない。
それこそ、まるで……遠巻きに侵入者を見るように、彼女の内の肉は指先を恐る恐る迎えていた。
更に、押しすすめ……二つ目の関節までを、うずめていく。
堕女神「ふあぁっ!!」
びくんっーーーーと、彼女の身体が大きく揺れた。
勇者「すまない、痛かったか……?」
堕女神「い、い、え……ただ、変な……感覚、が……しただけで……痛みでは……」
身体の震えたはずみで前髪がひと房、堕女神の目の前へ垂れる。
同時に、口の端に一筋の唾液が漏れて、顎との中間に玉を浮かべていた。

629 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/03/05(日) 04:04:42.07 ID:vlF93ORKo
そのまま一時、なじませるように、それ以上侵入させる事無く、膣側へ向けて幾度か指を折り曲げながら、きつく締めた肉蕾をこじる。
葡萄酒の杯を回し、空気に触れさせる時の動きと似ていた。
事実、指を動かす余裕を持たせるたびに、彼女の後ろの孔へ空気を触れさせ、なじませ、その“味”をーーーー変化させているようなものだ。
堕女神「はう、ぅぅ……きゃひっ! ……そん、な……中、こね、回しては……やっ……!」
勇者「……痛いのか?」
堕女神「ちがっ……何だか、へんな……感じで……背筋、ぞくぞくっ、して……きひっ!?」
未だ、余裕は指一本分。
ずるずると指を抜き取ると、彼女の声が明らかな快感の艶を帯びた。
爪の半ばまで抜ければ、再びずぶずぶと埋め込んでいく。
今度は、抵抗は薄い。
まとわせた蜜のおかげで、スムーズに指が入り……二つ目の関節まで、すんなりと飲み込まれてしまった。
堕女神「やっ、あっ……陛、下……そんな……」
更にそのまま二度、三度、入り口を磨くように指を抽挿する。
握り締めた枕には皺がより、堕女神の口から後を追うように唾液の筋が流れた。
穿いたままのショーツは前からの蜜が盛大にあふれたせいで、単なるびしょ濡れの布へと変わっていた。
勇者「……もう、脱がせてもいいかな」
それを結ぶ、左右の紐を余った左手でやや苦心させながら解く。
濡れて締まったせいでやや摩擦が増していたものの、解く事はできた。
そしてーーーーどろどろに壊れたように蜜を噴き出す淫裂と、はしたなく指を埋めさせた女神の美肛が晒された。

630 : ◆1UOAiS.xYWtC :2017/03/05(日) 04:05:16.56 ID:vlF93ORKo
指を抜き取ると、あれだけ出し入れを行ったのにもかかわらず、きゅっとすかさず締められた。
怯えた生き物の巣穴のように……そこは、再び綴じられる。
せめて、両手で腿を掴んで左右に押し広げ……赤ん坊の姿勢のように、開脚させた。
堕女神「い、いや……そんな、見ないで……恥ずかしい……」
まじまじとした視線を感じてか、彼女の声は曇る。
幾度も交わり、幾度も見た。
もはや彼女の膣孔は勇者のモノの形に掘り込まれて刻まれているのに。
それはきっとこれから行う、ひどく恥じ入るべき淫らな行いを思い、恥じているのかもしれない。
彼女の後ろの蕾は、控えめに見ても美しかった。
鮮やかなピンク色であるばかりか、すり鉢状に刻まれた皺も美しく黄金律を描くようだった。
上から流れ込む蜜を受け、照る様は……まるで、砕いた宝石を散らしたような輝きに満ちていた。
これから、するのだ。
彼女のその穴を。
優しさ故に堕ちた女神の、もう一つの“純潔”を奪いーーーー滾った欲望のはけ口にするのだ。
股間に、むくむくと起き上がりを感じる。
淫魔熱の後遺症のようなメリハリのないそれではなく、あくまで自らの意思すら超えた本能のもと、天意のように。
だが、先に引き寄せられたのは肉の剣ではない。
ーーーー舌、だった。

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