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勇者「真夏の昼の淫魔の国」

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Part3
67 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/09/02(月) 01:32:34.33 ID:v0w+SWf5o
「ひゃめ、へ……へーか……」
「人の部屋に忍び込んで、あげくベッドのド真ん中で熟睡しておいて『やめて』はないだろ」
「は、はなひへ……!」
「で、何? 言ってみるといい」
頬を抓っていた手を離すと、彼女はむっくりと起き上がり、ぺたんと座ったような状態で、俯き具合に語り出した。
その様子はどこか気恥ずかしそうで、同時に、少しいじけているようにも見える。
「……だって……Aちゃん、いないから……」
「いないから?」
「陛下の、事……ひとりじめ、できるかなって……思って」
枕元の光源に照らされた黄金の目は、どこか虚ろに、きょろきょろしている。
蒼い肌には赤みが差して、薄青い桃色に『紅潮』していた。
「で、待ってたら……眠くなった、と」
「…………はい。ごめんなさい」
「謝るな。……でも……今日は、本当に眠いんだ。疲れたんだよ」
「それなら、私がいい事してあげますっ!」
「うっ……!?」
しおらしくしていたのも束の間、文字通り『飛びかかって』きたサキュバスBに、押し倒されてしまった。
ベッドの感触を背骨に確かめたと思った時には、既に、彼女の手はベルトにかかってしまっていた。
直後――――下が涼しくなると同時に、「ふふっ」という、幼い笑い声が聴こえる。

68 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/09/02(月) 01:34:31.13 ID:v0w+SWf5o
「……えへへっ。すっごく美味しそうな匂いがしますー」
こちらの股間に顔を埋めた彼女の鼻息が、陰嚢に当たって、生ぬるく、くすぐったいような感覚を届けた。
しばし、香りを確かめているようで……段々と、彼女の長く確かめるような呼吸が
短く荒く変わっていくのが、もっとも敏感な部分に感じ取れる。
「お風呂、今日は入ってないんですね。……うれしいなぁ、美味しくしてきてくれて」
つるん、と陰嚢がすすり込まれるような奇妙な感覚がある。
身体を起こして見ようにも、金縛りがかかったように動けなかった。
「ん、ふふっ……袋、いっぱい……はみはみ、しちゃいますね。……ちょっと、しょっぱくて……おい、ひ……」
陰茎に鼻息がかかり、陰嚢の皮が暖かく蠢く彼女の唇に、吸い込まれていく。
内側に蠢く舌と、つるつるした歯の表面でしごかれる感触が何とも言えず。
皺が伸ばされていくうちに、腰が少しずつ軽くなっていくようだった。
「……お前……何、して……んっ……!」
「えへへへっ。おちんちんはまだ、後ですよー。下拵えが大事なんですっ」
「何……うっ!?」
次いで――――『ひとつ』が、彼女の小さな口に含まれるのが分かる。
飴玉をしゃぶるように口内で転がされて、ぺちゃぺちゃと湿った音を立てて、
彼女の吐息、そして自分の声から漏れ出る喘ぎと一体化していった。
さらに舌はなおも陰嚢の皺をひとつひとつ伸ばし、丁寧に舌先で刺激しながら愛撫を続けてくる。

69 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/09/02(月) 01:36:06.69 ID:v0w+SWf5o
「くぅっ……! う、ぉ……」
「はぁい、おしまい」
「っ……」
「で、つぎは……『もうひとつ』ですよー? ……あむっ」
転がしていた肉の飴玉を吐き出すと、同じように、もうひとつ残っていたものを口に含み、愛撫する。
疲労はそのワンストロークの度にどこかへ溶け流れていき、代わりに段々と、陰茎に力が流れていくのが伝わった。
数十秒から数分間、睾丸をねぶられて、それでも達する事は無く、ようやく口を離された。
「ぷはっ……。はぁい、そろそろ本番ですよ」
「……もう、好きに……しろっ……!」
「もちろん、好きにしちゃいますよー。……それにしても、やっぱり陛下のって大きいです。……お口に、入りきらないですよぅ」
果物でもしゃぶるかのように――――サキュバスBは、屹立したそれに横からかぶりついた。
同時に左手は唾液にまみれた陰嚢を、按摩でも施すように揉み解して、右手は亀頭の先端、鈴口を指先でちろちろと弄ぶ。
既に先走りで濡れていた亀頭に、その液を塗布するように指先が蠢く。
やや遅れて――――彼女も、横笛でもたしなむかのように、咥えたそれを舌技とともに撫でさする。
「ん、ふふっ……気持ちいーれふよね? こんなに膨らんひゃって……いっぱい、どぴゅどぴゅってしたいれふよね?」

70 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/09/02(月) 01:36:52.50 ID:v0w+SWf5o
もはや、声さえ出せない。
執拗な責めを受ける秘部から立ち上っていた淫の気が、下腹部で留まり――――今にも、爆ぜてしまいそうだ。
これ以上登ってこられたら――――気を保っていられるか、分からない。
そんなやせ我慢に、彼女は気付いたのか…………右手を段々と離して、吊り下がった遊具でも漕いではずみをつけるように。
往復する唇を、亀頭へと近づけていく。
左手による陰嚢の愛撫はなおも止まずに、指先が沈ませられるたびに、何度も、何度も『塔』が震える。
淫楽の破城槌で何度も打たれれば、その度に城門は大きく軋まされる。
亀頭に近づいては、一気に下がる。
少し近づいては、下がる。
その様子のひとつひとつが、極まりかけている淫塔の触感から、密に伝わる。
淫魔の熱い唾液に塗れた『自身』がひんやりとした空気に触れて、びきびきと反り立っていく。
炎の中で鍛たれ、冷水に浸され、その度に硬さと粘りを増していく刀身のように。
「こう見えても、わたしだってサキュバスなんですよ? それじゃ、いただきます♪」
横笛を奏でる動きが、縦笛に口をつける動きにすり替わった刹那――――
屹立した『自身』から脳天へと突き抜ける電流が、体の芯を焼いた。

71 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/09/02(月) 01:38:22.78 ID:v0w+SWf5o
「――――――――――ッ!!」
声にさえ、ならなかった。
肺が裏返って口から吐き出されてしまいそうなほどの勢いで、空気が鋭く流れ出て、
声帯を引っ掻いていったようにも思えて、喉がヒリついた。
体内に濁っていた気が、下腹部に殺到して――――爆発しそうなほど熱く滾った。
ほんの小さな鈴型の出口に荒れ狂う暴牛の群れのような淫気が昂り、無限に続く、溜めに溜めた放尿にも似た、
永く熱い快楽が精道を駆け抜けていく。
「んっ……くっ……! ごくっ……ごくん……っ……う、ぇ……」
『精』を吸われていく脱力感は、感じなかった。
むしろ、その逆――――出せば出すほど、彼女の口内に放てば放つほど、指先に至るまで活力が漲り、
疲れから来ていた眠気も遠くへ追いやられ、たっぷりと睡眠を取った後かのように、
脳にかかっていた羊雲が晴れ渡っていくようだった。
「ぷはっ……! 陛下、どーです? ご気分は」
口元から垂れた筋を拭って、にっこりと微笑みながら、彼女は訊ねる。
体のだるさが抜けて、嘘のように軽い。
暗闇の中でさえ、彼女の金色の目に湛えられた、得意げな笑顔が見て取れてしまう。
「サキュバスB。……何を……した?」
上体を起こして、向き合いながら訊き返す。


72 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/09/02(月) 01:39:50.42 ID:v0w+SWf5o
「へへっ。四千八百ある淫魔術のひとつですよ。
 精を搾り取るんじゃなく、体力を完全回復させちゃう効果があるんです」
「……すごいな。まるで……回復呪文、いや……『復活』だ」
「体力だけじゃなく魔力も回復、肩こり・首こり・腰痛・便秘等々、全部まとめて完治です。更に集中力アップに寝不足解消……」
「わかった、ちょっとこっちに来い」
「?」
「いいから、来るんだ」
ベッドに膝を立てて座ると、行儀の良い猫のような姿勢のサキュバスBに、手招きする。
すると彼女は手をついた姿勢でもぞもぞとシーツの上を移動し、少し困惑した表情を浮かべて、こちらの顔を見つめた。
「ありがとう、おかげで非常にスッキリした気分だ。お前のせいでな」
「い、いえ……そんな、お礼なんて。…………『せい』?」
「…………今度は、こっちの番だ」
「へっ……? あ、あの? 陛下……ちょっと、怖……うひっ!?」
じり、と距離を取ろうとした彼女の手を取って引き寄せ――――身体をねじりながら、今度は逆にベッドの上に投げ飛ばすように組み伏せた。
衝撃に思わず目をつぶった彼女の頭が、狙い澄ましたように枕に沈む。
「眠気もさっぱり消えたよ。どうもありがとう」
「ちょ、ちょっと? 待って、待って待って待って! 待ってくだ――――あっ!?」

73 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/09/02(月) 01:41:43.13 ID:v0w+SWf5o
彼女の背中に手を回して、ビスチェを留めていた紐を解いて緩んだ胸元を引き下ろすと、
幼気の残る面立ち、小さな背丈とは反するように膨らんだ乳房が、ぷるんと震えながら露わになった。
未だ消さないでいたランプの灯りに蒼肌が映えて、その中心点にある桃色は、すでに痛々しく尖っていた。
「……ち……違いますからね!? そんな、そんな……ぺろぺろしてて、興奮してきちゃった、なんて――――」
「俺は何も言ってない。……そうなのか。それじゃ……」
「んひぁっ――――!」
両手でそれぞれ、彼女の手首を押さえつけながら、まず右の乳房へ口を寄せる。
まずは麓へ舌を伸ばして、歩き回らせるかのように、しばし舐る。
乳肉は僅かに塩気があり、次いで、人のそれと変わらない汗の匂いの中に、クリームにも似た甘い香りが立ち上る。
「やめ、……そんなに、くんくんしないでください……汗くさい、ですから……」
「……いい匂いがするよ。汗くさくなんかない」
「う、うぅぅぅ……」
ひとしきり言葉を続けると、その舌を上らせて、先ほどの自身のように屹立した乳首へ至る。
乳輪の色づきを嘗め回している内にサキュバスBの吐息が漏れて、赤みを増した果実のように甘い韻律が混じってきた。

74 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/09/02(月) 01:43:16.08 ID:v0w+SWf5o
「っ……は、ぁ……うんっ……? そ、……な……おっぱい……いじ、め……ないでぇ……!」
ぴん、と乳首を舌で弾くたびに、彼女の背筋が硬くなる。
風に揺れる琴線のように、高くて美しい喘ぎが、そこに混じり合った。
そして一度舌を止め――――唇で、包み込むように彼女の乳首を含む。
「ひゃっ…あ、あぁぁぁぁぁぁんっ」
びくん、びくびく、びくっ!
と、サキュバスBの身体が爆ぜたように震えて、背が反れて、無防備な喉元が虚空を仰ぐ。
背が浮いたのを認めると両手を放し、左手を背中へ潜り込ませてから、残った右手で、彼女の左の乳首を強く摘んだ。
「ふ、ぁぁぁぁぁっ! ちくび……い、ぃ……!」
強く乳首を吸い立て、側面を摩擦させるように指先を蠢かせ、今度は逆に、彼女から全てを吸い取るように責める。
人間界のどこかで見かけた、獲物を『捕食』し溶かす植物の生態が脳裏を過ぎる。
吸い込んだ乳首を甘噛み、先端をちろちろと舌で嬲る。
張り詰めたそれはぷりぷりと硬くて、倒しても重りによって起き上がる玩具のように、弾力に溢れていた。
右手で触れているそれも同様で、触れれば触れる程、どこまでも硬く勃起していく。

75 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/09/02(月) 01:46:25.34 ID:v0w+SWf5o
「やっ……あ、ん……! 陛、下……お上手、すぎ……です……!」
「――――お前達に鍛えられた。……さて、次は……こっち、か?」
「あっ……」
次に、右手の愛撫を止め、口を離すと――――彼女の口から、喪失感の籠もった声が漏れ出る。
それから数秒と空けることなく――――ショートパンツの股間に指先を添えると、彼女の身体が再び震えた。
「まさか、漏らした……なんて事は」
「ち、違いますってばっ! おしっこじゃないです!」
「冗談さ、怒るな」
「っ……やっぱり、いじわる……です」
ショートパンツと、その下に穿いている下着を隔ててなお、指先が潤った。
押し込めば柔らかな感触があり、じゅぅ、と更に液が染み出てくる。
そこで、少し悪戯心を出して――――ショートパンツだけを、するすると脱がせていく。
尻の割れ目の上あたりに開いた尻尾用の穴と、脚を通す穴、三つから、奪い取る。
「あ、あの……? 陛下?」
「何だ?」
「ど、どうして……全部、脱がせ……て……」
「……さぁ、どうしてかな」
爪先、尾先から抜き取ると、サキュバスBの肉体は、ゆるんだビスチェと、やや飾り気のない下着のみの姿になった。
脚を閉じてもじもじとする仕草は、先ほどの『淫魔』の様とは似ても似つかない。

76 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/09/02(月) 01:47:52.59 ID:v0w+SWf5o
強引に――――それでいて優しく、ゆっくりと、却下するように彼女の脚を開かせ、膝裏に両手を割り入れる。
左右に大きく開かれ、白くて紐飾りのついた下着、その股間部分の布が引かれて薄くなる。
じわりと染みをつくった股布が牝の香りを漂わせ、
彼女の姿とアンバランスに立ち上り、中てられたように、『自身』が再起した。
「も、もしかして……このまま……する、んですか……?」
答える代わりに――――股の部分を横にずらして、彼女の驚く顔をまっすぐ見ながら、先端を宛がう。
熱く湿った柔襞が待ちかねたように亀頭を押し包み、そのまま、誘い込むかのように――沈んでいく。
「うっん……! は、入って……きちゃい……ます……! 陛下のっ……が……」
媚肉の洞穴にずぶずぶと沈む感触は――――流石に、淫魔のものだ。
入り口はきつく、中は柔く絞るようで、最後、押し当たった部分は、濃厚な口づけを施すように離してくれない。
抜くだけで抵抗がかかり、入る時は、誘惑されるようにスムーズに奥まで押し入る。
「ひゃぁっ……? あ、ん……おっき、くて……中、が……けずられ、ちゃ……」
「……動く、ぞ」
「んっ……んぅぁぁぁんっ!」

77 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/09/02(月) 01:49:48.97 ID:v0w+SWf5o
内側の肉に縋り付かれながら引き抜くと、サキュバスBの顔が、切なく、泣きそうな刹那の表情を見せる。
全部が抜けかけた所で再び突き入れると、にゅるにゅるとした触感が自身を包んで、
やがて子宮口に無遠慮な接吻をもたらした亀頭が熱く痺れた。
「え、へへ……今日、は……陛下、独り占め……です」
彼女の笑顔は、どこまでも眩しく無垢で、どこまでも淫らだった。
少女のような姿だからこそ、そこに宿った淫悦が底知れない背徳をもたらす。
大人になりきってはいなくても、彼女は――――『淫魔』として、一廉で。
そして――――夢見がちな、少女でもある。
「それじゃ、今日は……こう、しようか」
繋がったまま、彼女の腰に手を差し入れ、背筋と膝の踏ん張りで抱き起こす。
拍子抜けするほど軽くて、向かい合って抱えて座る姿勢に移ると、押し潰されていた翼が『のび』をするように蠢き、再び畳まれた。
「えっ……こう、って……んにっ!?」
向かい合って繋がったまま、両手を、彼女の浮いた尻へと差し伸べる。
左手で尾の根元を掴まえると、獣が逆毛を立てるのに似て、翼がいっぱいに開く。
そして、残った右手で後ろの窄まりを探り当て、中指で入り口を塞ぐ。
「やぅっ……! しっぽ、と……お尻、は……やめてって……言った、じゃないです……かぁ……!」
「……やめろと言われて、誰がやめると思う?」
「んっ……! やだぁ……! しっぽ、根元……しこしこ、って……しない、でぇ……く、あぁっ!」

78 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/09/02(月) 01:51:08.80 ID:v0w+SWf5o
男根にそうするように、やや硬く、とても短い毛で覆われた上質な絨毯のような手触りの尻尾をしごき上げてやると、
彼女の背筋が少しずつ反れていった。
執務室で逢ったあの『伴』にも似た動きで翼が開閉し、ランプの灯りで影を作る。
窓辺に移った影は、それだけを見れば、『淫魔』に搾取を受ける男のものだ。
尻の窄みへ中指を突き入れると、ろくに潤滑液さえ用意しなかったのに――――ぬるり、と第二の関節までが滑り込んだ。
内側は煮詰まった糖蜜のように熱くて湿り気があり、襞の感触が蛇の消化器にも似て、
まるで指が溶かされるような感覚だった。
襞を伸ばすように指先を曲げれば、そのたびに、彼女の小さな唇から悩ましい吐息が漏れた。
「お前……体温、高いんだな」
そう言ってやると、彼女は一瞬でかぁっと赤くなって、抗議をするように、こちらの鎖骨に顔を沈めた。
「へ、陛下の……」
「?」
「陛下の、…………、ばか。そういうの、言わないで……ください。恥ずかしくて、死んじゃいます」
「どうもからかいたくなるよ。……それじゃ、動く、から」
「…………」
こくり、と頷いたのを皮切りに、下から突き上げるように抽挿を始める。
尻穴を弄ぶ中指に人差し指を加え、そちらも同じく出し入れさせながら――――激しく。

79 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/09/02(月) 01:53:14.48 ID:v0w+SWf5o
「あ……あんっ! ひゃっ……う、んっ……! おし、りぃ……ずぼずぼ、しないで……ぇ……!」
視界には、天蓋付のベッドも、窓も、他の家具も映っていない。
開かれた翼が、抱卵するように、二人だけの世界に閉じ込めてしまっていたからだ。
抱き締めてくる細腕、絡ませてくる両脚、閉じ込めてくる両翼。
それは例えば夜を照らす灯りに惹かれ、壁にしがみつく三対の肢だ。
求めるのは、『光』であると同時に、『ぬくもり』かもしれない。
少しでも長く、安らかにいられるように。
日差しの下、花畑を舞い飛ぶ甘美な夢を見て眠るかのように。
気付けば、彼女の体を、左手で抱き締めていた。
右手と『自身』で責めたてながら、その体を、離したくなかった。
離せば、『失う』ような気さえした。
もう一度、サキュバスBの顔を見つめる。
気付いたのか、彼女もどこか虚ろに潤んだ瞳を向けてきて、そして、ゆっくりと閉じる。
そして――――――
「んっ……んぅぅぅぅっ」
口づけを交わす寸前に、彼女は絶頂を迎えてしまった。
全身の筋肉が硬直してこちらの身体を締め付け、秘部、尻穴の両方も同じく締め付けられた。
「ぷ、はっ……! 中にっ……中に、出してくださいっ……イ、って……ます、からぁ……どぴゅ、どぴゅっ、って……ぇ……いっぱい、くださぁい……!」
必死の囁きと同じくして。
――――――彼女の奥に開いた雌蕊へ、精を放った。

80 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/09/02(月) 01:57:29.18 ID:v0w+SWf5o
今日の分投下終了です
少し遅れたのは、寝ちまったからです申し訳ない
気温17度でビアガーデン飲みってどうなんだろうな、涼しくてちょうどよかったけど
それではまた明日

81 :以下、新鯖からお送りいたします :2013/09/02(月) 02:01:05.83 ID:26E5iqpj0
ついにこのシリーズの現行スレを拝む日が来たっ…!
エロい文章力がハンパない。

82 :以下、新鯖からお送りいたします :2013/09/02(月) 02:03:34.69 ID:AhD2EPqH0
乙です!

103 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/09/03(火) 01:05:43.15 ID:4UUpVNZro
「堕女神。……君に、暇をやろうと思うんだ」
翌朝、朝食の席でそう言うと――――彼女の顔が、みるみるうちに青ざめていくのが見て取れた。
「っ……!? わ、わた……私が、何か……そ、粗相を……して、しまいました、ですか?」
もつれた舌のせいで発音が途切れ、彼女らしからぬ狼狽ぶりだ。
赤と黒の目は目まぐるしく動いて、潤みも増してきている。
「待て、何か誤解してないか?」
「え?」
「つまり……君に、休日を」
「休日……」
付け足すと堕女神はいささか安堵した表情を浮かべて、少ししてから、再び曇らせた。
「しかし……その間、陛下はどうなさるのです?」
「……執務室で、妙なものを見つけてね」
「とは?」
「…………まぁ、見てみるといい」
テーブルの上に一枚の羊皮紙を広げると、堕女神がそれを覗き込んだ。
ほんの少し屈んだ拍子に、胸の谷間が覗けて――――つい目がいきそうになるが、抑える。
「地図、でしょうか?」
「ああ。見えるか? 王都の南東、わりと近く。ここに……目印がある」
「……これは、先代の……筆跡?」
精緻に描かれた王都近辺の地図、その横に一文が加えられている。
それはどう見ても、およそ人間界に存在しない体系の文字だった。

104 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/09/03(火) 01:07:25.02 ID:4UUpVNZro
「やっぱり、そうか。横に何か書いてるようだけど、俺には読めない」
「これは魔族の言語です。……淫魔の間でも、最近は使われなくなりましたが」
「見せてもらった先代女王の手記も、全て人類の文字だったのに。……何と書いてある」
堕女神は、気難しげな顔をしたまま、その文字を注視していた。
やがて――――息を呑んでから、呟いた。
「『淫魔の王よ、これを手にしたのなら、すぐにこの地へ来るように』と」
何者かに突き動かされる感覚は、この世界へやってきて久々だった。
人を使う事はあっても、『使われる』事などもうないと思っていた。
――――――『使命感』も。
「……俺は、ここへ行ってみる。馬の手配をしてくれ」
「お一人で……でしょうか? 伴をつけさせましょうか」
「イヤ。……先代の女王は、恐らく毎年、ここへ行っていた筈だ。一人で」
「直感でしょうか?」
「『勇者』としての」
「何かが起こる事も、直感していますね?」
「それでも先代は、必ず帰って来ていた」
「……仰せの通り」
「済まないな」
「いえ。……幸い、ご公務も近頃は少なくなられましたし、昨日の分を終わらせられたのなら、八、九日は空くかと」
「なら、明日にでも発つ。旅の支度をしてくれ」
「はい。しかし…………」
「?」

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