魔法使い「勇者がどうして『雷』を使えるか、知ってる?」
Part7
125 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/05/29(水) 00:56:19.25 ID:UJohCDjpo
淫魔「……それで、えっと……」
男「精液の事かな? いいよ。ちょっと休んでからベッドに行こうか」
淫魔「え、いいんですか? わたし、うまくお料理できなかったのに……」
男「作ってくれたのは変わりないだろ。……でもなぁ。ハァ…………」
淫魔「え?」
男「……正直、あまりノれないんだよなぁ」
溜め息をつくと、男は座ったまま、首から下げているロケットを開く。
その中には、ちょうど、目の前の彼女と同じくらいの見た目の少女の肖像があった。
淫魔「どなたですか、それ」
男「……俺の妹。今は…………いない、ね」
淫魔「あっ……え、その……ご、ごめんなさい」
男「いや、いいんだ。気にしないで」
淫魔「……もう、会えなくなっちゃったんですね」
男「え、いや生きてるけど?」
126 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/05/29(水) 00:57:43.24 ID:UJohCDjpo
淫魔「もーーーーっ! もぉーーーーーっ!!」
男「牛の真似かい? あの子も得意だったな」
淫魔「何なんですかあなたホントに!? っていうか『いない』ってどういう事ですか!?」
男「五年前に嫁いでったからさ」
淫魔「だったらいいじゃないですかわたしでも!」
男「だから、言ったじゃん。こんな子にすぐ発情する方が問題でしょ?」
淫魔「これでも三千歳超えてますよ!?」
男「いやー、見た目には関係ないねー。見た目子供なら子供だよ」
淫魔「…………」
男「だいたい、ロリコンじゃないのを褒められこそすれ、咎められるいわれは無いけど」
淫魔「くっ……!」
男「でもまぁ、行こうか。据え膳食わ『れ』ぬはなんとやら。ひとつよろしく」
127 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/05/29(水) 00:59:09.13 ID:UJohCDjpo
ベッドに戻り、男は仰向けに寝転がる。
にんまりと笑った淫魔がその上にそろそろと覆いかぶさり、寝巻のズボンを改めて下ろす。
外からは緩んだ雰囲気を一掃するような月光が差し込み、彼女の幼気な横顔を、『魔族』にふさわしく照らした。
淫魔「……ふふ、さぁーて……わたしの番ですよ」
月明かりを吸い込む金無垢の瞳が怪しく輝き、その手は、股布越しに逞しいモノを撫でる。
硬さはまだ宿っていないものの、小さな手には持て余す大きさが確実にある。
整った指先で先端を撫でられると、男の身体が小さく揺れた。
暫く、下着の向こうにあるモノを弄びながら、彼女の顔は、男の下腹部へ。
引き締まり、うっすらと割れた腹筋の目を舌先でなぞり、その真中にある臍へ垂れ落ちる雫のように向かう。
小さく切れ込む臍の周りを嘗め上げ、入り口をちろちろと舌先が這う。
びくん、と男の身体が跳ね上がりかけた。
それを見て取った彼女は、笑みをさらに深めて、片手を巧みに使って下着を太腿までおろし、
質量を僅かに増やしたモノを露出させた。
淫魔「かわいい、です。……おねーさんに任せとけば、もっときもちよくしてあげますよー?」
男は何も答えず、片手で顔を覆ったまま、震える。
彼女が下腹から口を離すと、唾液で濡れた腹筋が、てらてらと光る。
さながらそれは、濁りを浴びて放心する生娘にも似た姿だ。
淫魔「さて、もっと楽しみたいですけど……まず一回、出しちゃいましょーね?」
――――そして。
――――彼女の小さな唇が、ようやく望んだモノを包んだ。
128 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/05/29(水) 00:59:47.22 ID:UJohCDjpo
淫魔「……ふぁ……む、ちゅ……おっひい、れふ……」
男「っ……ふ、ぐ……うぅ……!」
淫魔「ひもひいい、れふか? ……ちゅ……、れる……ん、ふぅぅ……」
男「いょっ……! ほっ……!」
淫魔「……?」
男「はぁっ! いよぉっ!」
淫魔「…………ちゅ、ぐぷっ……れろ……」
男「セイッ! セイッ! セイッ!」
淫魔「ずちゅっ……じゅるるっ……ん、ふぇ……」
男「ソイヤ! ソイヤ! ソイヤ! ソイヤ!」
淫魔「ちょっと」
男「フレー! フレー! い・ん・ま! フレー! フレー! い・ん・ま!」
淫魔「ちょっと!!」
男「え?」
129 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/05/29(水) 01:01:36.15 ID:UJohCDjpo
淫魔「さっきから何なのそれ!?」
男「何って、応援の掛け声を……」
淫魔「そんなのいらない! ムードぶっ壊しだよ!?」
男「いや、何となく恥ずかしくてさ」
淫魔「普通にしてよ普通に!」
男「何だよ、盛り上げなきゃいけないと思ったのに」
淫魔「盛り上げの方向が違うの!」
男「…………わがままだな、もう。サキュバスってみんなこうなのか?」
淫魔「ホント、なんなんですかあなた!? ヤる気あるんですか!?」
男「あるから気合いを入れようと思ったんじゃないか」
淫魔「あのね、これでもわたしサキュバスなんですよ? お願いですから、ちゃんとせーえき下さいって」
男「正座したサキュバスに手コキされながら説教されるってすごい体験だなぁ」
淫魔「マジメにやってくださいっつってんでしょ!?」
男「……わかったわかった」
130 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/05/29(水) 01:02:48.05 ID:UJohCDjpo
――――それから、朝方。
淫魔「……こんなの、はじめてです」
男「面白かった?」
淫魔「面白さは求めてないですっ!」
男「退屈させまいとしてさ。ほら、メシって楽しく食べないと」
淫魔「出す直前に『イェーイ!』はないでしょ!? おそーじしてる最中に裏声でシャウトするし!」
男「いや、つい……クセで」
淫魔「お口でしてたら頭揺らして楽器弾くマネするし! わ、わたしの……しっぽに……へんな事するし……!」
男「目の前にプラプラしてたから、つい。でも尻尾ってそんなに?」
淫魔「っ……」
男「猫の尻尾の根元とか撫でると、ビクっとするよね。あんな感じ?」
淫魔「秘密ですっ!」
男「まぁ、それでもいいんだけどさ」
131 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/05/29(水) 01:04:28.67 ID:UJohCDjpo
淫魔「……ご馳走様でした。ともかく、ありがとーでした」
男「また来てくれるかなー?」
淫魔「…………」
男「何だよう、ノリ悪いなー」
淫魔「こんなに疲れた夜は初めてでした」
男「そういや、気付いてた? 最中に、めちゃくちゃ壁殴られてたよね」
淫魔「えっ!?」
男「ここ、壁薄いんだよ。でかい声出しすぎ」
淫魔「あ、あなたが出させるからじゃ……!」
男「ヒトのせいにしちゃいけない」
淫魔「ツッコミ役をさせないでくださいよ!」
男「突っ込まれてたのは君だけどね?」
淫魔「やかましいですっ! っていうかどうしてサキュバスに吸い取られてそんなに元気なんですか!?」
男「? いや、俺今すごいゲッソリしてると思うんだけど?」
淫魔「ぜんぜん変わってないよ! ツヤツヤだよ!」
132 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/05/29(水) 01:06:45.43 ID:UJohCDjpo
男「君こそちゃんと吸い取ったのかい? 真面目にやってよ」
淫魔「あなたが言いますか!?」
男「そもそも君ねぇ、甘えちゃダメだよ。もっと腕を、いや上と下のお口を磨かないとさ」
淫魔「え」
男「そもそもサキュバスだからってみんな無条件でメロメロになってくれる、と思うのが甘いんだ」
淫魔「え、えー……? わ、わかりましたぁ……」
男「そういう訳で、ほら、もっかい。起きて、ほら、ちゃんとする!」
淫魔「今!? もう一回ですかー!?」
男「そうだよ。今度はちゃんと集中する!」
淫魔「……分かりましたよ。でも、もう疲れたので……」
男「ならいつやるの?」
淫魔「……それはともかく、サキュバス慣れしすぎじゃないですか?」
133 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/05/29(水) 01:10:08.68 ID:UJohCDjpo
男「……え、そうかな?」
淫魔「そうですよ」
男「普通はどうなるものなのか分からないから。君の場合はどうなの」
淫魔「…………わ、わたしがずっとリードしてますよ? もう五回も十回も、立てなくなっちゃうくらい……」
男「本当は?」
淫魔「……本当です」
男「もう一度訊くよ。本当は?」
淫魔「…………途中からは逆転されちゃいます」
男「途中ってどこから」
淫魔「……相手の、方の……下着を脱がせちゃってから」
男「ハナっからじゃないか! 盛りすぎ!」
淫魔「お、おっきな声で言わないで! やめて!」
134 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/05/29(水) 01:11:36.48 ID:UJohCDjpo
男「しかし、なぜそうなるんだい」
淫魔「…………さぁ?」
男「見栄っ張りだけど実はマヌケだったり、無根拠にお姉さんぶろうとするところかな」
淫魔「ひどくないですかそれ!?」
男「いや、見たまんま。……でもまぁ、それでやっていけてるんだから武器になってるんじゃないの」
淫魔「……それでも普段はもっとバリバリいけてるんですよ?」
男「おいおい、まるで俺がおかしいみたいに……」
淫魔「お口でしてるときに合いの手入れる人はおかしいのっ!」
男「そうかなー。……それじゃ、また……来てくれよ。久々に、楽しかったからさ」
淫魔「え……?」
男「……今度は、応援歌を考えておくよ。譜面付きで」
淫魔「そんなのいらないよ! 感動して損したよ!」
135 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/05/29(水) 01:13:36.36 ID:UJohCDjpo
男「ともかく、そろそろ日が昇るよ」
淫魔「あぁぁもう! 文句がまだ半分も言えてないよ!」
男「じゃ、次って事で。お互い次は頑張ろう」
淫魔「絶対がんばる事が違うよね!? 次は一体何するつもりなの!?」
男「何って……ナニじゃないの?」
淫魔「そうじゃないよ! そうだけど! 歌ったり変な声上げるのやめて!」
男「変な声なら君も出した。『うにゃああぁぁぁぁ!』って叫びながらイッたじゃないか」
淫魔「あっ……あれは、その……もういいです! また今度!」
男「おみやげ持って来てねー」
淫魔「そんなのないよ! さよーなら!」
男「……次回は部屋に赤い染料まみれの女物の服とか仕込んでおこう。ビックリするかな」
完
136 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/05/29(水) 01:15:15.69 ID:UJohCDjpo
短編一つめ、投下終了です
台詞を多めに実験してみた
あと二つはシリアスめなのでご容赦を
それでは、また~
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/29(水) 01:27:00.57 ID:kF5q95Li0
あれ、淫魔との一夜の話のハズなのに
興奮しないで、爆笑してしまったぞ!?
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/29(水) 17:06:28.93 ID:WX7x2puDO
ふぅ……
と賢者になりにきたのに笑い転げた
何をいってるのかわからねぇとおもうが乙
淫魔「……それで、えっと……」
男「精液の事かな? いいよ。ちょっと休んでからベッドに行こうか」
淫魔「え、いいんですか? わたし、うまくお料理できなかったのに……」
男「作ってくれたのは変わりないだろ。……でもなぁ。ハァ…………」
淫魔「え?」
男「……正直、あまりノれないんだよなぁ」
溜め息をつくと、男は座ったまま、首から下げているロケットを開く。
その中には、ちょうど、目の前の彼女と同じくらいの見た目の少女の肖像があった。
淫魔「どなたですか、それ」
男「……俺の妹。今は…………いない、ね」
淫魔「あっ……え、その……ご、ごめんなさい」
男「いや、いいんだ。気にしないで」
淫魔「……もう、会えなくなっちゃったんですね」
男「え、いや生きてるけど?」
126 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/05/29(水) 00:57:43.24 ID:UJohCDjpo
淫魔「もーーーーっ! もぉーーーーーっ!!」
男「牛の真似かい? あの子も得意だったな」
淫魔「何なんですかあなたホントに!? っていうか『いない』ってどういう事ですか!?」
男「五年前に嫁いでったからさ」
淫魔「だったらいいじゃないですかわたしでも!」
男「だから、言ったじゃん。こんな子にすぐ発情する方が問題でしょ?」
淫魔「これでも三千歳超えてますよ!?」
男「いやー、見た目には関係ないねー。見た目子供なら子供だよ」
淫魔「…………」
男「だいたい、ロリコンじゃないのを褒められこそすれ、咎められるいわれは無いけど」
淫魔「くっ……!」
男「でもまぁ、行こうか。据え膳食わ『れ』ぬはなんとやら。ひとつよろしく」
127 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/05/29(水) 00:59:09.13 ID:UJohCDjpo
ベッドに戻り、男は仰向けに寝転がる。
にんまりと笑った淫魔がその上にそろそろと覆いかぶさり、寝巻のズボンを改めて下ろす。
外からは緩んだ雰囲気を一掃するような月光が差し込み、彼女の幼気な横顔を、『魔族』にふさわしく照らした。
淫魔「……ふふ、さぁーて……わたしの番ですよ」
月明かりを吸い込む金無垢の瞳が怪しく輝き、その手は、股布越しに逞しいモノを撫でる。
硬さはまだ宿っていないものの、小さな手には持て余す大きさが確実にある。
整った指先で先端を撫でられると、男の身体が小さく揺れた。
暫く、下着の向こうにあるモノを弄びながら、彼女の顔は、男の下腹部へ。
引き締まり、うっすらと割れた腹筋の目を舌先でなぞり、その真中にある臍へ垂れ落ちる雫のように向かう。
小さく切れ込む臍の周りを嘗め上げ、入り口をちろちろと舌先が這う。
びくん、と男の身体が跳ね上がりかけた。
それを見て取った彼女は、笑みをさらに深めて、片手を巧みに使って下着を太腿までおろし、
質量を僅かに増やしたモノを露出させた。
淫魔「かわいい、です。……おねーさんに任せとけば、もっときもちよくしてあげますよー?」
男は何も答えず、片手で顔を覆ったまま、震える。
彼女が下腹から口を離すと、唾液で濡れた腹筋が、てらてらと光る。
さながらそれは、濁りを浴びて放心する生娘にも似た姿だ。
淫魔「さて、もっと楽しみたいですけど……まず一回、出しちゃいましょーね?」
――――そして。
――――彼女の小さな唇が、ようやく望んだモノを包んだ。
128 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/05/29(水) 00:59:47.22 ID:UJohCDjpo
淫魔「……ふぁ……む、ちゅ……おっひい、れふ……」
男「っ……ふ、ぐ……うぅ……!」
淫魔「ひもひいい、れふか? ……ちゅ……、れる……ん、ふぅぅ……」
男「いょっ……! ほっ……!」
淫魔「……?」
男「はぁっ! いよぉっ!」
淫魔「…………ちゅ、ぐぷっ……れろ……」
男「セイッ! セイッ! セイッ!」
淫魔「ずちゅっ……じゅるるっ……ん、ふぇ……」
男「ソイヤ! ソイヤ! ソイヤ! ソイヤ!」
淫魔「ちょっと」
男「フレー! フレー! い・ん・ま! フレー! フレー! い・ん・ま!」
淫魔「ちょっと!!」
男「え?」
129 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/05/29(水) 01:01:36.15 ID:UJohCDjpo
淫魔「さっきから何なのそれ!?」
男「何って、応援の掛け声を……」
淫魔「そんなのいらない! ムードぶっ壊しだよ!?」
男「いや、何となく恥ずかしくてさ」
淫魔「普通にしてよ普通に!」
男「何だよ、盛り上げなきゃいけないと思ったのに」
淫魔「盛り上げの方向が違うの!」
男「…………わがままだな、もう。サキュバスってみんなこうなのか?」
淫魔「ホント、なんなんですかあなた!? ヤる気あるんですか!?」
男「あるから気合いを入れようと思ったんじゃないか」
淫魔「あのね、これでもわたしサキュバスなんですよ? お願いですから、ちゃんとせーえき下さいって」
男「正座したサキュバスに手コキされながら説教されるってすごい体験だなぁ」
淫魔「マジメにやってくださいっつってんでしょ!?」
男「……わかったわかった」
――――それから、朝方。
淫魔「……こんなの、はじめてです」
男「面白かった?」
淫魔「面白さは求めてないですっ!」
男「退屈させまいとしてさ。ほら、メシって楽しく食べないと」
淫魔「出す直前に『イェーイ!』はないでしょ!? おそーじしてる最中に裏声でシャウトするし!」
男「いや、つい……クセで」
淫魔「お口でしてたら頭揺らして楽器弾くマネするし! わ、わたしの……しっぽに……へんな事するし……!」
男「目の前にプラプラしてたから、つい。でも尻尾ってそんなに?」
淫魔「っ……」
男「猫の尻尾の根元とか撫でると、ビクっとするよね。あんな感じ?」
淫魔「秘密ですっ!」
男「まぁ、それでもいいんだけどさ」
131 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/05/29(水) 01:04:28.67 ID:UJohCDjpo
淫魔「……ご馳走様でした。ともかく、ありがとーでした」
男「また来てくれるかなー?」
淫魔「…………」
男「何だよう、ノリ悪いなー」
淫魔「こんなに疲れた夜は初めてでした」
男「そういや、気付いてた? 最中に、めちゃくちゃ壁殴られてたよね」
淫魔「えっ!?」
男「ここ、壁薄いんだよ。でかい声出しすぎ」
淫魔「あ、あなたが出させるからじゃ……!」
男「ヒトのせいにしちゃいけない」
淫魔「ツッコミ役をさせないでくださいよ!」
男「突っ込まれてたのは君だけどね?」
淫魔「やかましいですっ! っていうかどうしてサキュバスに吸い取られてそんなに元気なんですか!?」
男「? いや、俺今すごいゲッソリしてると思うんだけど?」
淫魔「ぜんぜん変わってないよ! ツヤツヤだよ!」
132 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/05/29(水) 01:06:45.43 ID:UJohCDjpo
男「君こそちゃんと吸い取ったのかい? 真面目にやってよ」
淫魔「あなたが言いますか!?」
男「そもそも君ねぇ、甘えちゃダメだよ。もっと腕を、いや上と下のお口を磨かないとさ」
淫魔「え」
男「そもそもサキュバスだからってみんな無条件でメロメロになってくれる、と思うのが甘いんだ」
淫魔「え、えー……? わ、わかりましたぁ……」
男「そういう訳で、ほら、もっかい。起きて、ほら、ちゃんとする!」
淫魔「今!? もう一回ですかー!?」
男「そうだよ。今度はちゃんと集中する!」
淫魔「……分かりましたよ。でも、もう疲れたので……」
男「ならいつやるの?」
淫魔「……それはともかく、サキュバス慣れしすぎじゃないですか?」
133 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/05/29(水) 01:10:08.68 ID:UJohCDjpo
男「……え、そうかな?」
淫魔「そうですよ」
男「普通はどうなるものなのか分からないから。君の場合はどうなの」
淫魔「…………わ、わたしがずっとリードしてますよ? もう五回も十回も、立てなくなっちゃうくらい……」
男「本当は?」
淫魔「……本当です」
男「もう一度訊くよ。本当は?」
淫魔「…………途中からは逆転されちゃいます」
男「途中ってどこから」
淫魔「……相手の、方の……下着を脱がせちゃってから」
男「ハナっからじゃないか! 盛りすぎ!」
淫魔「お、おっきな声で言わないで! やめて!」
134 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/05/29(水) 01:11:36.48 ID:UJohCDjpo
男「しかし、なぜそうなるんだい」
淫魔「…………さぁ?」
男「見栄っ張りだけど実はマヌケだったり、無根拠にお姉さんぶろうとするところかな」
淫魔「ひどくないですかそれ!?」
男「いや、見たまんま。……でもまぁ、それでやっていけてるんだから武器になってるんじゃないの」
淫魔「……それでも普段はもっとバリバリいけてるんですよ?」
男「おいおい、まるで俺がおかしいみたいに……」
淫魔「お口でしてるときに合いの手入れる人はおかしいのっ!」
男「そうかなー。……それじゃ、また……来てくれよ。久々に、楽しかったからさ」
淫魔「え……?」
男「……今度は、応援歌を考えておくよ。譜面付きで」
淫魔「そんなのいらないよ! 感動して損したよ!」
135 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/05/29(水) 01:13:36.36 ID:UJohCDjpo
男「ともかく、そろそろ日が昇るよ」
淫魔「あぁぁもう! 文句がまだ半分も言えてないよ!」
男「じゃ、次って事で。お互い次は頑張ろう」
淫魔「絶対がんばる事が違うよね!? 次は一体何するつもりなの!?」
男「何って……ナニじゃないの?」
淫魔「そうじゃないよ! そうだけど! 歌ったり変な声上げるのやめて!」
男「変な声なら君も出した。『うにゃああぁぁぁぁ!』って叫びながらイッたじゃないか」
淫魔「あっ……あれは、その……もういいです! また今度!」
男「おみやげ持って来てねー」
淫魔「そんなのないよ! さよーなら!」
男「……次回は部屋に赤い染料まみれの女物の服とか仕込んでおこう。ビックリするかな」
完
136 : ◆1UOAiS.xYWtC :2013/05/29(水) 01:15:15.69 ID:UJohCDjpo
短編一つめ、投下終了です
台詞を多めに実験してみた
あと二つはシリアスめなのでご容赦を
それでは、また~
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/29(水) 01:27:00.57 ID:kF5q95Li0
あれ、淫魔との一夜の話のハズなのに
興奮しないで、爆笑してしまったぞ!?
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/29(水) 17:06:28.93 ID:WX7x2puDO
ふぅ……
と賢者になりにきたのに笑い転げた
何をいってるのかわからねぇとおもうが乙
魔法使い「勇者がどうして『雷』を使えるか、知ってる?」
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