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堕女神「私を、『淫魔』にしてください」

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Part18
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 10:04:55.55 ID:iCg14ceAO
ポチとの出会い
ワルキューレのその後
ヴァルハラや主神との絡み
戦士僧侶魔法使いのその後
コーヒーの伏線
隣国関係
などなどまだまだ読みたい物がたくさんあるのにな
まぁまた半年、一年後にでも書いてくれたら嬉しい

433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/26(水) 19:16:04.43 ID:iXd/m8kIO
待て、>>1は>>189でワルキューレについては一応完結したが、それは後ほど
と言っている。
つまり... どういうことだってばよ

446 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/12/27(木) 02:10:32.22 ID:M3W3QwLVo
こんばんは
>>433の質問というか、お答えすると
ワルキューレ編とポチ編はどうも、見切り発車で書き始めて各キャラを掴めて無かった感があって……。
なので、あれらは個人的には「外伝」扱いにしたいところがあります。
読んで下さった皆さまには頭が上がらない思いがありますが……どうにも、納得できなくて。
勝手ながら、今回投下分『以降』を、正式な「後日談」にしたいと思います。
ポチは色々ともったいないので、 絶 対 に使いますが、ワルキューレは未定です。

455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/27(木) 07:07:42.65 ID:cFnmgjjwo
新しいポチさん書くとしても
ポチさんの何とも言えない無双感は残して欲しい
でもちょっとチートキャラっぽいから修正されちゃうのかしら

460 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/12/27(木) 19:50:54.17 ID:M3W3QwLVo
>>455
あの無敵感はどうにか残したまま調理しようと思います
それでは、おまけをちょっとだけ投下して、年を越えたらHTML化の依頼を出しますね
また半年待たせるような事はない……と思います。
では、ちょっとだけですが。


461 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/12/27(木) 19:51:30.88 ID:M3W3QwLVo
おまけ
就任から八日目、朝食後
堕女神「……ふふっ…」
鼻歌を交えながら、朝食の後片付けを行っていた。
二人きりの時間を思い起こし、口づけの感触を思い出し―――ときおり、指先で唇をなぞる。
唇に触れる度に心の奥から温もりがあふれて、一人きりの厨房で、思わず浮かれた表情をしてしまう。
勇者は執務室にて書類に目を通しながら、待っているはずだ。
今朝の報告を聞かせに行くのが、楽しみでたまらない。
なんでもないような会話をするのが、楽しみで仕方がない。
もしかするともう一度、キスをしてもらえるかもしれない。
ふと、その時―――戸口に気配を感じて、何気なく振り返る。
サキュバスB「あっ……!」
堕女神「……? どうしたのですか?」
サキュバスB「い、いえ…何でも……ない、です…よ……」
彼女はそれだけ言うと、さっと顔を引っ込め、走り去ってしまう。
堕女神「妙に、顔が赤かったような……?」

462 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/12/27(木) 19:51:57.91 ID:M3W3QwLVo
――――白い服を着て歩いている事で、ここまで視線を集めるものでしょうか?
朝から今までに、湧いた疑問はそれだ。
確かに喪に服すような黒衣を何十万年も着回してはいても。
ただ、それが白になったというだけでここまで使用人達が注目するものだろうか?
「何故白い服を着るようになったのですか」とも訊ねてはこない。
少しだけ、惚気るような返答を用意してはいるのに。
――――むしろ、その答えを誰かに教えたくて、仕方がないのに。
堕女神「うーん………?」
頭を捻って見ても、まるで分からない。
見られている事に気付いてそちらへ向いても、見つめてくる使用人はさっと目を逸らすだけ。
堕女神「……ひょっと…して……服の合わせ方が、おかしいのでしょうか……?」
靴も、きちんと合わせて……ぴかぴかに白くて、指先が覗くタイプのものを履いている。
おかしいとは、思えない。
サキュバスA「……あら、堕女神さん。どうかしましたの?」
角を曲がってすこし歩いた時、彼女とばったり出くわす。
考え事をしながら歩いていたのを、見つかったようだ。
気付いた時には、こちらより少しだけ背が高い彼女が、紫の瞳で間近に見つめていた。

463 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/12/27(木) 19:52:39.96 ID:M3W3QwLVo
堕女神「……私の、服……おかしい……ですか……?」
サキュバスA「?」
堕女神「その……似合って、いないのでしょうか」
サキュバスA「…いえ、よくお似合いですわ。……私でも、ちょっと"味見"したくなりそうなほど」
舌をぺろりと嘗め上げた彼女に気付くと、尻に、彼女の手が回され―――撫でられてしまう。
堕女神「やっ……!」
サキュバスA「ふふ、かわいい……。どうかしら? お庭に、誰も来ない場所がございますのよ……?」
顎先を優しく持ち上げながら、彼女はこちらを覗きこんでくる。
紫の瞳に怪しげな光が灯り、吸い込まれかけ―――その時、はっと意識が取り戻された。
堕女神「かっ……からかわないでください!」
サキュバスA「御冗談ですってば。勤務中です。……ですが、もしもその気なら……いつでも、私の部屋に来て下さいね?」
堕女神「……失礼します!」

464 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/12/27(木) 19:53:12.42 ID:M3W3QwLVo
――――彼女に聞いたのが、間違いだった。
足早に執務室へと向かい、ドアを開け――窓辺の机で厚めの台帳を開いて目を落とす"彼"の傍へ。
勇者「…遅かったな。何かあったのか?」
堕女神「いえ、何も」
勇者「なら、いいんだ」
堕女神「……あの、陛下………」
勇者「ん?」
堕女神「……つかぬ事を伺いますが、朝から……使用人達に、変な目で見られる事は?」
勇者「そんなの無いけど。変な目?」
堕女神「…その……もしかして……昨日の声が、漏れていた……とか」
結ばれた喜びと、淫らな言葉をいくつも吐き出して乱れた痴態を思い出し、喉が震えてしまう。
頬といわず首といわず、体全てが熱に浮かされ、火がついてしまいそうだ。
勇者「………いや、ないだろう。扉も壁も厚いし、使用人の部屋から俺の寝室はかなり離れてる。窓も二重だ」

465 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/12/27(木) 19:53:41.38 ID:M3W3QwLVo
その言葉に得心して、少し経ち―――執務室から離れて、昼食の準備をするべく、厨房を目指した。
考えれば考える程―――使用人たちの態度の理由が、全く分からない。
堕女神「…服でも、……声でも、ない?」
厨房に着き、下味をつけておいた薄切りの牛肉を取り出しながら、更に考える。
並行して他の品目の準備をしていると、覚えのある気配を、またしても戸口に感じる。
サキュバスB「………!」
堕女神「…サキュバスB。こちらへ来なさい」
サキュバスB「えっ!?」
名を呼ぶと、彼女はいたずらを見つかった子供のように、おずおずと厨房へ入り、目の前に来た。
堕女神「……別に、怒ったりとかそういう事はしません。……何故、皆は私を見て、どこかよそよそしい態度を?」
サキュバスB「…………」
堕女神「…教えてください。お願いします」
サキュバスB「……じゃ、言います……ね……」

466 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/12/27(木) 19:54:20.13 ID:M3W3QwLVo
堕女神「……それでは、どうぞ」
サキュバスB「んー……お肌、出すのも……場合によるって……いうか……」
今まで見た事の無いような困った顔をしながら、小さなサキュバスは、一所懸命に言葉を選んでいるように続けた。
堕女神「……いまいち、掴めないのですが?」
サキュバスB「…えっとえっと……その、"痕"になるって……知ってました?」
堕女神「"痕"?……私の身体に、傷でもありましたか?」
サキュバスB「傷っていうか……その……ちょっとだけ、違う……ような……」
持って回った言い回しに、苛立ちが募る。
それでもつとめて冷静に、委縮させないように言葉を選び、問う。
堕女神「……率直に言って下さい。怒りませんから」
サキュバスB「え、えっと……それじゃ……」
堕女神「はい」
サキュバスB「…お胸とか、首のとことか……"ちゅー"された痕、いっぱい残ってます」

467 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/12/27(木) 19:55:11.92 ID:M3W3QwLVo
堕女神「…はっ……!?」
気付いた時には駆け出し―――ぽかんと口を開けたサキュバスBをその場に残したまま、廊下へ出ていた。
手近な壁にかかった鏡を探し当て、その中に身を映す。
堕女神「っ……! こ、こんな……に……!」
首筋にいくつも。乳房から鎖骨にかけても。二の腕、肩にまでも。
彼の唇で吸われた痕が赤く、いくつも、いくつも。
堕女神「も、もしかして……このせいで……?」
何故、気付かなかったのか。
ひとえに―――初めての、夜だったから。
自室で鏡に映りながら服を着たのに、気分のせいで目が曇っていた。
堕女神「……」
サキュバスA「…ひょっとして、気付いていませんでしたの?」
堕女神「な、何故……教えてくれなかったのですか!!」
サキュバスA「いや、あまりにも堂々としてらしたので、見せびらかしているものとばかり」
言うと、彼女は―――白地に、舞い飛ぶ蝶が刺繍されたストールを差し出してきた。

468 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/12/27(木) 19:55:54.16 ID:M3W3QwLVo
堕女神「これは…?」
サキュバスA「………着替えるのも、お嫌でしょう?」
堕女神「…………」
見透かされているようだが、不快では無かった。
彼女は、微笑みながら、ストールを巻いてくれた。
その世話焼きな姿は、初めて出会った"サキュバス"に―――とても、よく似ていて。
サキュバスA「……はい、よくお似合いですわ。これで、大丈夫。見えません」
堕女神「…お気遣い……まことに、ありがとうございます」
サキュバスA「これぐらい、気遣いにも入りませんことよ。…さ、それは差し上げますから、昼食の準備に」
堕女神「……そうでしたね。それでは、失礼いたします」

469 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/12/27(木) 19:56:22.97 ID:M3W3QwLVo
昼過ぎ、洗濯場
サキュバスB「……ねぇ、Aちゃん」
サキュバスA「なぁに?」
サキュバスB「本当は気付いてたんでしょ? ちゅーマーク」
サキュバスA「あんなの気付かない訳ないじゃない」
サキュバスB「じゃ、なんで教えてあげなかったの?」
サキュバスA「なんだ、そんな事?」
サキュバスB「わたしが言う事になったんだよ。何で教えたげなかったのさ?」
サキュバスA「……そんなの、面白いからに決まってるじゃない」
終わり

470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/27(木) 19:59:30.32 ID:P6X9kdxJo
gj

471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/27(木) 20:17:40.79 ID:4M1xBM8Ho
乙!
ワロタww

472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/27(木) 20:26:20.45 ID:1KRnqgR/o
だめがみかわええよー

473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/27(木) 21:15:05.20 ID:oYSnXXXCo
かわいすぎわろた

474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/27(木) 21:33:21.83 ID:uWakAymio
うーん世界一かわいい

475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/27(木) 21:35:05.22 ID:hTTHEhy40
堕女神もサキュコンビも好きだ
当然勇者もな
乙っす


490 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/12/29(土) 01:19:42.42 ID:lxWS8y9/o
おまけのおまけに
サキュバスAと遊んだチェスと、
Bと隣女王がやってたカードゲームの設定だけ投下しておきます

491 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/12/29(土) 01:21:19.94 ID:lxWS8y9/o
"淫魔式チェス"
淫魔の国で盛んに遊ばれているボードゲームの一種。
ルールや駒などはチェスのそれと同一だが、黒と白で駒の形状が違う。
ゲーム中の駒には意思があり、手で指さずとも、命令するだけで自分で動く事も可能。
白は人間世界を現しており、黒は魔界の存在を現す。
たとえば白の「ナイト」は清廉な女騎士の姿をしているが、
黒の「ルーク」はローパーの姿をしている。
このチェスの駒は地方ごとに特色があり、同じ駒でも外見が違う場合があり、このローカル性も流行の一因である。
例えば一般的なルールでは黒のポーンはオークだが、ある地方では数匹で固まったゴブリンであったりする。
特異な点として、相手の駒を奪った場合、駒同士が邂逅し、様々な寸劇が繰り広げられる。
白が黒を奪った場合は、苦戦の末に相手の駒を討つ。
その逆なら、黒が白を蹂躙、凌辱する。
それも毎回パターンがランダムな為、淫魔達はお茶を飲みながらこれを観察するのが好きである。
チェックメイトは存在せず、キングを取る事でゲームが完結する。
投了する事は可能。
・駒の形状(基本)

ポーン=蜂起した素朴な村娘 ナイト=女騎士 ビショップ=シスター クイーン=ドレスに身を包んだ気品ある女王
ルーク=豪放な女戦士 キング=男装の麗人

ポーン=悪辣なオーク ナイト=暗黒騎士 ビショップ=魔族の魔術師 クイーン=典型的なサキュバス
ルーク=ローパー キング=差し手によって変化

492 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/12/29(土) 01:23:43.13 ID:lxWS8y9/o
黒→白の基本的なパターンは
ポーン
・普通にレイプ。周囲に他のポーンがある場合はレイプに参加し、終了と同時に配置に戻る。平均所要時間10~30分
ナイト
・相手の服を剥ぎ取り無理やり犯す。顔面を殴りつけたり首を絞めたり、暴力的で凄惨。平均所要時間15分前後
・アナル専門
ビショップ
・魔術をかけ、相手に自慰行為をさせる。そのままエスカレートし、64分の1の確率でローブ内から無数の蟲を召喚、産卵。
・平均所要時間25分前後
クイーン
・ねっとりどっぷり
・平均所要時間40分前後
・超低確率で、凌辱した駒に魔族の紋章が浮き上がり、淫魔として転生する演出が起こる
ルーク
・説明不要
・平均所要時間10~35分
・レアパターンとして「脳姦」を行う
キング
・プレイヤーにより違い、勇者の場合は不明

493 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/12/29(土) 01:25:11.94 ID:lxWS8y9/o
"淫魔のカードゲーム"
淫魔の国で広く流行している、カードを用いた遊び。
三万種類以上が存在し今も尚新しいカードが続々と登場している。
サキュバスBをはじめ、城内で働く者達にもプレイヤーは多い。
雑貨屋、書店などありとあらゆる場所で購入でき、城下町には対戦スペースを備えた専門店もある。
基本的には10枚一組で外袋に入って売られており、子どもの小遣いでも手が届く。
淫魔式チェスと違って視覚的な盛り上がりは無いが、その戦略性と高次でまとまったゲームバランスは奥深く、
デッキ一つで行うオーソドックスなゲームから、
最大四十個のデッキを同時に使って特殊な結界内で行う超エキスパートルールまでがあり、
このゲームのために千年単位を費やす者も少なくはない。
カードは特殊な材質で作られており、防水・防炎・折れにも強く、さすがに数千年経つと劣化はするものの、
簡単な魔法をかけ直す事で再び輝きを取り戻す事ができる。
基本の構成は、ユニット(駒)として扱う様々な能力を秘めた"モンスターカード"、
モンスターやフィールドに対してさらに多様な影響を与える"マジックカード"、
相手の行動に対してカウンターとして発動する"トラップカード"の三種からなり、
その他にもさまざまな種類のカードが存在する。
余談としてサキュバスBの所有する「触手王キング・ローパー」のカードは超レアカードであり、
広大な淫魔の国にすら片手の指程度しか存在せず、手に入るのなら全財産払おうという者も珍しくない。
ちなみにサキュバスAは十年ほど前に急に熱が冷め、全てのカードを売り払って辞めた。

494 : ◆1UOAiS.xYWtC :2012/12/29(土) 01:27:21.17 ID:lxWS8y9/o
以上です
続きの具体的な構想はまだですが、とりあえずは今いるキャラを掘り下げたいと思います
それでは、また次回会いましょうー
重ね重ね、愛読いただきいつもありがとうございます

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