魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
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781 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/01(木) 02:56:05.55 ID:rHmt5IqKo
先端がほんの数mm、沈み込む。
跳ね返すような圧を感じつつ、どうにか裏筋の基点までを飲み込ませていく。
隣女王「…入り、ました……か…?」
勇者「…まだ、入り口だよ」
隣女王「そ…んん、なぁ……ふぁ…!」
ぎちぎちと締め付ける内部へ、愛液とカウパーをまとって更に進入する。
千切られそうなほどに締め付けられ、押し出そうとする圧力も強まる。
負けまいと突き込ませていけば、途中、彼女が大きく反応し、唇を噛み締めた。
目尻に浮かんだ涙が零れ落ち、枕へ落ちる。
ここから先へ進めば、彼女は大切なものを喪失する。
勇者には、それが分かった。
それでも、最早、了解を取るような真似はしない。
涙を滲ませて耐えようとする表情。
きゅっとシーツを掴み、爪を立てて気を紛らそうとする仕草。
いじましい姿を見ては、もう、彼女の心は変わらないという結論しか出ない。
彼女の中へ、更に押し進める。
ぷつり、という音が亀頭から伝わり、
愛液とも違う、熱い何かの温もりが、勇者自身を包んだ。
794 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/01(木) 21:32:27.47 ID:rHmt5IqKo
手応えを感じてからは、驚くほどスムーズに侵入を許した。
彼女は声にならないくぐもった叫びとともに、熱っぽい視線で勇者を見上げる。
隣女王「私……、もう……」
勇者「入ったよ。……頑張ったな」
隣女王「あ、あの……」
勇者「ん?」
隣女王「…も、もっと……動いて、下さいまし…」
勇者「いいのか?」
隣女王「……はい…」
女王が答えると、半ばまで埋まった肉棒を引っ張り出し、入り口近くまで引き戻す。
モノには奪われたばかりの神聖な血が絡み付き、愛液と交じって薄紅の糸を引く。
完全に抜け落ちてしまう直前――再び、叩きつける。
隣女王「んっ…ぐ、うぅぅ……!!」
奪われたばかりの処女膜の残滓には、未だ痛覚が残る。
傷跡を抉られるような痛みが彼女を襲った。
795 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/01(木) 21:46:12.36 ID:rHmt5IqKo
経験したこともない、身が裂けてしまいそうな痛み。
不揃いに大きな息をつき、少しでも痛みを逃がそうと試みる。
更に引き戻し、そして肉を掻き分けて奥まで入り込む。
隣女王「あぁんっ……!」
一瞬、内壁を擦られ、苦痛とも違う感覚が届けられた。
くすぐったさを更に押し進めたような、心臓にじかに伝わる、甘い電流のような。
彼女は、妙な声を漏らしてしまった事に驚き、戸惑う。
それも束の間、奥まで届いた瞬間に再び苦痛が襲う。
痛い。
確かに、痛い。
なのに、何故……今、刹那の快楽は何故?
黒い情念が燃え、悪魔の囁きを確かに感じる。
だが彼女の胸中には、未だ女王のプライドが燻っていた。
はしたなく求めるなんて、という理性。
もっと気持ちよくなりたい、という本能。
その二つが、今も尚戦っている。
796 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/01(木) 21:55:55.19 ID:rHmt5IqKo
勇者「…痛いのか?」
隣女王「あ、の……何か、変、なんです。…痛いのに。……気持ちいいんです……」
勇者「………そう、か」
体を前へ倒し、より深く体を密着させながら、唇を求めた。
勇者の細身でありながら絞られた肉体に、彼女の吸い付くような肌理の細かい肌が触れる。
屹立した乳首が押し潰されるようになり、じんわりとした快感が広がる。
人肌の温かさが、彼女の苦痛を心なしか散らすようだ。
そして、唇に感じる体温。
唇を吸われ、小さな水音が頭蓋に響いて聞こえる。
実質としてその音は大きくないが、彼女の耳には、
まるで部屋中に響き渡るような大胆な口付けをしているように聞こえた。
隣女王「んっ……ふ、ぅん………!」
口付けの間に、三度目の抽送。
内臓ごと引き抜かれるような感覚。
直後、先ほど感じたような刹那の快楽。
――いや、違う。
先ほどよりも、快楽の時間が僅かに長い。
代わりに、苦痛が薄れていく。
800 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/01(木) 22:13:46.10 ID:rHmt5IqKo
隣女王「ぷはっ……!…も、もっと……いっぱい……」
唇から一度逃れ、上気した笑みを浮かべてそれだけ言う。
最後まで言い切る前にはっとした表情をして目線を逸らした。
求めてしまった。
自分から、情けを求めてしまった。
それに気付いてか、彼女はもはや勇者を直視できない。
自分に向けられる視線を見るのが、恐ろしかったから。
彼は、何も言わなかった。
言わないかわりに、首筋に唇を這わせ、そのまま耳たぶへと移っていく。
隣女王「やっ……ぁ」
反対に、少しずつモノは抜かれていく。
そして、四度目。
隣女王「い、あっ……!」
更に伸びた、至福の時。
苦痛はもはや感じない。
凍てつくような快感が背筋を反って上りつめ、胸を震わせるような快感に襲われた。
801 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/01(木) 22:46:48.25 ID:rHmt5IqKo
五度、六度、七度と前後に規則正しく運動を始める。
突き込むたびに甘い声が耳をくすぐり、閉まりきらない口元からは唾液が漏れる。
はじめは狭くきつかった膣内も、驚くべきペースでこなれてきた。
泡立つ愛液には、薄く赤が混じって吐き出される。
少しずつ、少しずつ、開かれていた彼女の脚が閉じられていき、勇者の腰を固く挟み込む。
同時に両腕が胴に回されていく。
突く度に彼女の全身が強張り、背が跳ね、爪が勇者の背を浅く掻く。
先ほどまで喘いでいた彼女も、もはや声を出す事もできないのか、乱された息を漏らすのみ。
勇者が、一気に奥までを刺し貫く。
先端がぷにっとした柔らかく吸い付くものに触れたと思った瞬間、膣内が艶めかしく震え始める。
しぼり取るかのようにモノを締め付けながら、全体へ刺激を与え始めた。
触れたものが亀頭の先端にぴったりと張り付いて、暖かく湿った刺激をもたらす。
彼女は、先ほどから体を弓なりに反らし、声にならない叫びを上げる。
ゆるんだ尿道から断続的に飛沫を散らして、それでもなお秘所を締め付ける。
勇者はかろうじて達してはいないものの、それでも、危うい所での均衡を保つ。
気を抜けば、彼女の中に放ってしまいそうだ。
それだけはいくらなんでも、抵抗がある。
自分は王で、彼女は女王。
不用意に放つ訳にはいかないのだから。
802 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/01(木) 23:04:19.52 ID:rHmt5IqKo
隣女王「ッ……!!」
勇者「……気持ち、良かった?」
隣女王「………ッ……ァ……」
勇者「女王?」
隣女王「……」
勇者「…女王、聞こえて――」
手を伸ばした瞬間、視界が揺れる。
背中に柔らかい衝撃を感じて、気付けば、いつの間にか位置が逆転していた。
今度は自分が下になり、上には、女王が馬乗りになって。
勇者「……いったい?」
問いかけにも、彼女は答えない。
乱れた髪で表情は見えず、まるで状況が把握できない。
そのまま彼女は腰を沈め、再び勇者のモノを咥え込んでいく。
盛大に濡れた秘所は、もはや抵抗もなく容易く飲み込んでいった。
803 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/01(木) 23:18:52.24 ID:rHmt5IqKo
勇者「…じょ、女王って……!」
遠慮会釈なく、根元まで一気にくわえ込まれてしまう。
同時に、女王が背を反らせ、天を仰ぐようにして動きを止めた。
僅かに痙攣しているようだが、それも無理は無い。
達した直後の高まった状態で、再び奥まで迎え入れたのだから。
数秒後、再び動き始めた。
跨りながら、何度も上下に運動を繰り返す。
勇者「くっ…!や、やめ……ろ…!」
湿った肌の触れ合う音、ベッドのきしみ、切実な彼女の吐息、そして、上から犯される勇者の声。
月光を浴び、彼女の顔が一瞬だけ覗かせた。
その表情は、あどけなく真摯な「女王」ではない。
夢枕に立って精を搾り取り、命を吸い取る、恐ろしい恐ろしい魔族の一柱。
それを、人は「サキュバス」と呼び慣わす。
彼女は―――嗤っていた。
807 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/01(木) 23:43:33.04 ID:rHmt5IqKo
これが、本当に先ほどまで処女だった彼女の内部なのか。
絶えず内部がうねり、暖かい肉が勇者のモノにまとわりつく感覚。
加えて、横方向への腰の動きが更なる刺激を与える。
亀頭を全方位から不規則に刺激する、熱い感覚。
全体をぴったりと包み込み、離さずに蠢く魔性の秘壷。
隣女王「……か…?」
勇者「っ……な、何?」
隣女王「…気持ちいい、ですかぁ?私の中…」
勇者「…………!」
ゾッとするような、愉悦に満ちた声。
彼女は、愉しんでいる。
性行為を、ではない。
人外の快楽を与えられる、勇者の反応を。
808 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/02(金) 00:06:12.48 ID:PQnaktxSo
搾り上げられる。
その形容が、まさに当てはまった。
腰をくねらせながら上下動し、容赦なく男根を弄ばれる。
堪えきれずに声を漏らすたびに、彼女は満足そうに口元を歪ませる。
この状況とはいえ、彼女の未成熟な女陰は今もなお、きつい。
処女の締め付けに、まるで年経た淫魔のような、快楽を貪る腰使い、そして練られたような内部の感触。
肉ひだが吸い付き、子宮口が先端に貼り付き、ぶちゅぶちゅと音を立てながら加え込む、美しい割れ目。
愛液に濡れた銀の陰毛が輝き、しなやかな髪が揺れ、傍目には、息を呑むほどに美しい。
その実、勇者は堪え続ける。
気を抜けば今にも発射してしまいそうだ。
あまりに強烈すぎる快感に思考が遅れ始め、目の奥が時折暗転する。
出したい。
彼女の中に、ありったけを吐き出したい。
膣内を、穢してやりたい。
彼女は勇者のそんな心境を汲み取ったのか、更に激しく動き始める。
内側をきゅっと締め付けながら上へ動く。
そして、緩ませながら再び呑み込む。
牛の乳を搾る手のような動きで、精液を搾り取らんとしている。
810 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/02(金) 00:42:30.48 ID:PQnaktxSo
勇者「……あ……ううっ…」
人外の刺激に、もはや堪えられなかった。
呆気なく……いや、人間としては、淫魔を相手によくもった方だろう。
ひときわ強く締め付けられた瞬間、モノが震え、溜まった欲望を一気に吐き出す。
隣女王「ああん……熱い、です……!」
どくん、どくんと脈打つのを膣壁で感じながら、文字通り飲み込んでいく。
焼け付くように熱く、濃厚な精液が子宮を満たす。
さしもの彼女も、満ち足りた顔で一滴も零すまいと精道を揉み込むようにこすり上げる。
隣女王「…気持ちいい……気持ちいいです……」
終わりの無い脈動が、互いの意識を白く染め上げる。
勇者は、全てが溶け込んでしまうかのような、止め処なく続く絶頂と射精に。
女王は、全身を白く彩られ、心臓から脳天までを貫かれるかのような錯覚に。
812 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/02(金) 01:09:15.38 ID:PQnaktxSo
長すぎる射精を終えると、女王は、ぷつりと糸が切れたように勇者の胸板へ倒れ込んだ。
勇者には、彼女を気遣える余力は残されていなかった。
あまりに強すぎる快楽の余韻と、疲労感。
数多の怪物を倒し、旅を続けてきた勇者にすらも耐えられないほどの疲労。
さながら、命を吸われ、削られたかのような。
勇者「………くそ、……女王…?」
重くなった体を起こして、女王の髪へ触れる。
柔らかい銀色の髪が指先に、さらさらとした手触りを届けた。
隣女王「…………あ、れ……?私……?」
反応が意外なほどに早く返ってくる。
彼女の方も正気に戻ったらしく、その声色も、表情も、彼が良く知る女王のものだった。
勇者「……覚えて、ないのか?」
女王「…えっと……?なんで……私が、上に乗って……?」
勇者「…やっぱり?」
女王「それに………え?…なんで!?どうして……こんな……!?」
813 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/02(金) 01:22:11.35 ID:PQnaktxSo
秘所から、生温いものが出てくるのを感じて目を落とす。
白濁した液にしか見えなかったが、彼女にはそれが何か分かった。
隣女王「そんな…どうして……?」
勇者「……女王が、無理やり絞り取ったんだろ。俺は止めたのに」
隣女王「嘘……中に……出さ、れ……」
事態の深刻さに、女王は青ざめ、涙を零し始める。
彼が、無理やり膣内に出すようには思えない。
事情はともかく、中へ…精子を注ぎ込まれてしまったのだから。
それも、一国の女王が。
隣女王「……ぐすっ……ど、どうしよう……私……私……」
勇者「…本当に、何も覚えてないのか?」
彼女はふるふると首を振って答えた。
814 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/02(金) 01:42:12.89 ID:PQnaktxSo
勇者「……もしもの事があったら」
隣女王「……っ……ふっ……ひっく………」
勇者「…もしもの事があったら、結婚しよう」
隣女王「…えっ……?」
勇者「こういう責任の取り方は嫌いだ。……だが、種をつけて後は知らん、なんてのはもっと嫌なんだ」
隣女王「そん、な……早い、ですよ……」
勇者「もしも、の話だ。…もしも子供ができていたら、結婚しよう」
隣女王「………どう、答えれば……?」
勇者「約束する。そうなっても、領土を奪うような真似はしない。……君と、君の民を幸福に導くと誓う」
隣女王「…………」
勇者「今答えなくてもいい。……しかし、堕女神の奴、怒るだろうな」
815 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/02(金) 01:56:55.77 ID:PQnaktxSo
隣女王「堕女神……さん?」
勇者「…ああ、……そういえば、ちゃんと念押ししたよな?」
隣女王「はい。…ちゃんと彼女の部屋には見張りをつけて、窓の外にも同様に。何人たりとも通しません」
勇者「えっ?」
隣女王「えっ?」
勇者「……本当に?」
隣女王「はい。……蟻一匹通さぬように、きちんと」
勇者「…そう、か。いや、それならいいんだ」
隣女王「???」
816 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/02(金) 02:03:42.62 ID:PQnaktxSo
勇者「……どうする、もう一回するか?」
隣女王「………したい、ですけど」
勇者「ですけど?」
隣女王「…何か、すごく……疲れて……」
勇者「まぁ、無理もないか」
隣女王「申し訳ありません。このまま……眠っても、よろしいでしょうか」
勇者「ああ、…勿論」
隣女王「……暖かい、です。陛下の……体」
勇者「ああ、こっちも」
隣女王「…おやすみ……なさい、まし…」
声を細くさせながら、彼女は、勇者の隣で眠りに就く。
817 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/02(金) 02:15:44.57 ID:PQnaktxSo
堕女神「……う…ん、……ふ、うぅぅぅ……!!」
大股を開いた状態で拘束されながら、喘ぐ。
尻には淫魔の国の玩具が深く突き刺さり、幼い姿の淫魔に弄ばれて。
幼魔C「……あら、お姉ちゃん。もしかして、お尻が気持ちいいのかしら?」
言って、尻に入れられた、真珠が連なった形の玩具が一気に引き抜かれる。
口には球形の口枷が嵌められ、唾液を溢れさせながら、口を閉じる事はできない。
堕女神「ッ……ん、んうぅぅ~~~!」
排泄に酷似した強烈な快感に襲われ、みっともなく声を上げてしまう。
幼魔D「えへへ……気持ちいいでしょ?お尻。……次は、もっと太いのを入れましょうね」
幼魔E「そーだ。目隠ししてみたらどうかな?…何されるのか、わかんなくなっちゃって面白いかも」
幼魔D「うん、そーしよっか。……はい、動かないでね?」
小さな手にアイマスクが握られ、彼女の顔にかけられる。
視界を奪われた。
叫ぶ自由も、もがく自由も奪われた。
もう―――全てを、受け入れるしかない。
822 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/02(金) 02:35:27.90 ID:PQnaktxSo
幼魔C「うわっ……何、これ」
幼魔D「…大きすぎじゃない?それに、このイボイボ……」
幼魔E「大丈夫。……このお姉ちゃんすごくエッチだから、これぐらい入るよ」
声しか聞こえない。
それ故に、想像力に掻き立てられた恐怖が、彼女を襲う。
幼魔C「うん……どっちに入れる?」
幼魔D「だめだよ、喋っちゃ。……お姉ちゃんに聞こえちゃうよ」
幼魔E「……それじゃ、こっちに入れちゃおうか?……賛成の人、手ー上げて」
何秒か、後。
陰唇に、何かが押し当てられる。
二つの手が秘所に手をかけて大きく開かせ、中心へと、選ばれた玩具が突っ込まれる。
堕女神「ぐぐぅっ……ん、ふ……うぅぅぅぅ!んぅ!……っ~~~~!!」
涙が、アイマスクの隙間から染み出し、枕へと流れた。
824 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/02(金) 02:49:58.08 ID:PQnaktxSo
こうして、それぞれの夜は更けていく。
片や、少女の姿の淫魔達に弄ばれて。
片や、互いを求め合って。
残る時間は、あと二日。
二日後に、全ての答えが明らかになる。
……そして、夜が明けた。
825 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/02(金) 03:01:07.05 ID:PQnaktxSo
六日目
隣女王「……陛下、お目覚め下さい」
勇者「……ん?」
隣女王「朝です。どうかお目覚めを」
勇者「…ああ」
鈴を転がすような声に促され、体を起こす。
はっきりとしない目を擦って見ると、女王は既に服を着ているようだ。
勇者「……どこまでが現実なんだ」
隣女王「……昨夜……褥を、ともになさいました」
勇者「ああ。……それで、女王の中に……」
隣女王「お、お止めください……!」
827 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/02(金) 03:19:31.88 ID:PQnaktxSo
勇者「堕女神はまだ寝てるのか?」
服を着ながら、訊ねる。
腰に剣を差して立ち上がり、体をほぐして。
隣女王「そのようです」
勇者「……起こしにいこうか」
隣女王「はい、陛下」
勇者「……女王、だよな?本当に」
隣女王「…?」
勇者「いや、なんでもない。行こう」
隣女王「はい」
先端がほんの数mm、沈み込む。
跳ね返すような圧を感じつつ、どうにか裏筋の基点までを飲み込ませていく。
隣女王「…入り、ました……か…?」
勇者「…まだ、入り口だよ」
隣女王「そ…んん、なぁ……ふぁ…!」
ぎちぎちと締め付ける内部へ、愛液とカウパーをまとって更に進入する。
千切られそうなほどに締め付けられ、押し出そうとする圧力も強まる。
負けまいと突き込ませていけば、途中、彼女が大きく反応し、唇を噛み締めた。
目尻に浮かんだ涙が零れ落ち、枕へ落ちる。
ここから先へ進めば、彼女は大切なものを喪失する。
勇者には、それが分かった。
それでも、最早、了解を取るような真似はしない。
涙を滲ませて耐えようとする表情。
きゅっとシーツを掴み、爪を立てて気を紛らそうとする仕草。
いじましい姿を見ては、もう、彼女の心は変わらないという結論しか出ない。
彼女の中へ、更に押し進める。
ぷつり、という音が亀頭から伝わり、
愛液とも違う、熱い何かの温もりが、勇者自身を包んだ。
794 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/01(木) 21:32:27.47 ID:rHmt5IqKo
手応えを感じてからは、驚くほどスムーズに侵入を許した。
彼女は声にならないくぐもった叫びとともに、熱っぽい視線で勇者を見上げる。
隣女王「私……、もう……」
勇者「入ったよ。……頑張ったな」
隣女王「あ、あの……」
勇者「ん?」
隣女王「…も、もっと……動いて、下さいまし…」
勇者「いいのか?」
隣女王「……はい…」
女王が答えると、半ばまで埋まった肉棒を引っ張り出し、入り口近くまで引き戻す。
モノには奪われたばかりの神聖な血が絡み付き、愛液と交じって薄紅の糸を引く。
完全に抜け落ちてしまう直前――再び、叩きつける。
隣女王「んっ…ぐ、うぅぅ……!!」
奪われたばかりの処女膜の残滓には、未だ痛覚が残る。
傷跡を抉られるような痛みが彼女を襲った。
795 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/01(木) 21:46:12.36 ID:rHmt5IqKo
経験したこともない、身が裂けてしまいそうな痛み。
不揃いに大きな息をつき、少しでも痛みを逃がそうと試みる。
更に引き戻し、そして肉を掻き分けて奥まで入り込む。
隣女王「あぁんっ……!」
一瞬、内壁を擦られ、苦痛とも違う感覚が届けられた。
くすぐったさを更に押し進めたような、心臓にじかに伝わる、甘い電流のような。
彼女は、妙な声を漏らしてしまった事に驚き、戸惑う。
それも束の間、奥まで届いた瞬間に再び苦痛が襲う。
痛い。
確かに、痛い。
なのに、何故……今、刹那の快楽は何故?
黒い情念が燃え、悪魔の囁きを確かに感じる。
だが彼女の胸中には、未だ女王のプライドが燻っていた。
はしたなく求めるなんて、という理性。
もっと気持ちよくなりたい、という本能。
その二つが、今も尚戦っている。
796 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/01(木) 21:55:55.19 ID:rHmt5IqKo
勇者「…痛いのか?」
隣女王「あ、の……何か、変、なんです。…痛いのに。……気持ちいいんです……」
勇者「………そう、か」
体を前へ倒し、より深く体を密着させながら、唇を求めた。
勇者の細身でありながら絞られた肉体に、彼女の吸い付くような肌理の細かい肌が触れる。
屹立した乳首が押し潰されるようになり、じんわりとした快感が広がる。
人肌の温かさが、彼女の苦痛を心なしか散らすようだ。
そして、唇に感じる体温。
唇を吸われ、小さな水音が頭蓋に響いて聞こえる。
実質としてその音は大きくないが、彼女の耳には、
まるで部屋中に響き渡るような大胆な口付けをしているように聞こえた。
隣女王「んっ……ふ、ぅん………!」
口付けの間に、三度目の抽送。
内臓ごと引き抜かれるような感覚。
直後、先ほど感じたような刹那の快楽。
――いや、違う。
先ほどよりも、快楽の時間が僅かに長い。
代わりに、苦痛が薄れていく。
800 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/01(木) 22:13:46.10 ID:rHmt5IqKo
隣女王「ぷはっ……!…も、もっと……いっぱい……」
唇から一度逃れ、上気した笑みを浮かべてそれだけ言う。
最後まで言い切る前にはっとした表情をして目線を逸らした。
求めてしまった。
自分から、情けを求めてしまった。
それに気付いてか、彼女はもはや勇者を直視できない。
自分に向けられる視線を見るのが、恐ろしかったから。
彼は、何も言わなかった。
言わないかわりに、首筋に唇を這わせ、そのまま耳たぶへと移っていく。
隣女王「やっ……ぁ」
反対に、少しずつモノは抜かれていく。
そして、四度目。
隣女王「い、あっ……!」
更に伸びた、至福の時。
苦痛はもはや感じない。
凍てつくような快感が背筋を反って上りつめ、胸を震わせるような快感に襲われた。
五度、六度、七度と前後に規則正しく運動を始める。
突き込むたびに甘い声が耳をくすぐり、閉まりきらない口元からは唾液が漏れる。
はじめは狭くきつかった膣内も、驚くべきペースでこなれてきた。
泡立つ愛液には、薄く赤が混じって吐き出される。
少しずつ、少しずつ、開かれていた彼女の脚が閉じられていき、勇者の腰を固く挟み込む。
同時に両腕が胴に回されていく。
突く度に彼女の全身が強張り、背が跳ね、爪が勇者の背を浅く掻く。
先ほどまで喘いでいた彼女も、もはや声を出す事もできないのか、乱された息を漏らすのみ。
勇者が、一気に奥までを刺し貫く。
先端がぷにっとした柔らかく吸い付くものに触れたと思った瞬間、膣内が艶めかしく震え始める。
しぼり取るかのようにモノを締め付けながら、全体へ刺激を与え始めた。
触れたものが亀頭の先端にぴったりと張り付いて、暖かく湿った刺激をもたらす。
彼女は、先ほどから体を弓なりに反らし、声にならない叫びを上げる。
ゆるんだ尿道から断続的に飛沫を散らして、それでもなお秘所を締め付ける。
勇者はかろうじて達してはいないものの、それでも、危うい所での均衡を保つ。
気を抜けば、彼女の中に放ってしまいそうだ。
それだけはいくらなんでも、抵抗がある。
自分は王で、彼女は女王。
不用意に放つ訳にはいかないのだから。
802 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/01(木) 23:04:19.52 ID:rHmt5IqKo
隣女王「ッ……!!」
勇者「……気持ち、良かった?」
隣女王「………ッ……ァ……」
勇者「女王?」
隣女王「……」
勇者「…女王、聞こえて――」
手を伸ばした瞬間、視界が揺れる。
背中に柔らかい衝撃を感じて、気付けば、いつの間にか位置が逆転していた。
今度は自分が下になり、上には、女王が馬乗りになって。
勇者「……いったい?」
問いかけにも、彼女は答えない。
乱れた髪で表情は見えず、まるで状況が把握できない。
そのまま彼女は腰を沈め、再び勇者のモノを咥え込んでいく。
盛大に濡れた秘所は、もはや抵抗もなく容易く飲み込んでいった。
803 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/01(木) 23:18:52.24 ID:rHmt5IqKo
勇者「…じょ、女王って……!」
遠慮会釈なく、根元まで一気にくわえ込まれてしまう。
同時に、女王が背を反らせ、天を仰ぐようにして動きを止めた。
僅かに痙攣しているようだが、それも無理は無い。
達した直後の高まった状態で、再び奥まで迎え入れたのだから。
数秒後、再び動き始めた。
跨りながら、何度も上下に運動を繰り返す。
勇者「くっ…!や、やめ……ろ…!」
湿った肌の触れ合う音、ベッドのきしみ、切実な彼女の吐息、そして、上から犯される勇者の声。
月光を浴び、彼女の顔が一瞬だけ覗かせた。
その表情は、あどけなく真摯な「女王」ではない。
夢枕に立って精を搾り取り、命を吸い取る、恐ろしい恐ろしい魔族の一柱。
それを、人は「サキュバス」と呼び慣わす。
彼女は―――嗤っていた。
807 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/01(木) 23:43:33.04 ID:rHmt5IqKo
これが、本当に先ほどまで処女だった彼女の内部なのか。
絶えず内部がうねり、暖かい肉が勇者のモノにまとわりつく感覚。
加えて、横方向への腰の動きが更なる刺激を与える。
亀頭を全方位から不規則に刺激する、熱い感覚。
全体をぴったりと包み込み、離さずに蠢く魔性の秘壷。
隣女王「……か…?」
勇者「っ……な、何?」
隣女王「…気持ちいい、ですかぁ?私の中…」
勇者「…………!」
ゾッとするような、愉悦に満ちた声。
彼女は、愉しんでいる。
性行為を、ではない。
人外の快楽を与えられる、勇者の反応を。
808 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/02(金) 00:06:12.48 ID:PQnaktxSo
搾り上げられる。
その形容が、まさに当てはまった。
腰をくねらせながら上下動し、容赦なく男根を弄ばれる。
堪えきれずに声を漏らすたびに、彼女は満足そうに口元を歪ませる。
この状況とはいえ、彼女の未成熟な女陰は今もなお、きつい。
処女の締め付けに、まるで年経た淫魔のような、快楽を貪る腰使い、そして練られたような内部の感触。
肉ひだが吸い付き、子宮口が先端に貼り付き、ぶちゅぶちゅと音を立てながら加え込む、美しい割れ目。
愛液に濡れた銀の陰毛が輝き、しなやかな髪が揺れ、傍目には、息を呑むほどに美しい。
その実、勇者は堪え続ける。
気を抜けば今にも発射してしまいそうだ。
あまりに強烈すぎる快感に思考が遅れ始め、目の奥が時折暗転する。
出したい。
彼女の中に、ありったけを吐き出したい。
膣内を、穢してやりたい。
彼女は勇者のそんな心境を汲み取ったのか、更に激しく動き始める。
内側をきゅっと締め付けながら上へ動く。
そして、緩ませながら再び呑み込む。
牛の乳を搾る手のような動きで、精液を搾り取らんとしている。
810 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/02(金) 00:42:30.48 ID:PQnaktxSo
勇者「……あ……ううっ…」
人外の刺激に、もはや堪えられなかった。
呆気なく……いや、人間としては、淫魔を相手によくもった方だろう。
ひときわ強く締め付けられた瞬間、モノが震え、溜まった欲望を一気に吐き出す。
隣女王「ああん……熱い、です……!」
どくん、どくんと脈打つのを膣壁で感じながら、文字通り飲み込んでいく。
焼け付くように熱く、濃厚な精液が子宮を満たす。
さしもの彼女も、満ち足りた顔で一滴も零すまいと精道を揉み込むようにこすり上げる。
隣女王「…気持ちいい……気持ちいいです……」
終わりの無い脈動が、互いの意識を白く染め上げる。
勇者は、全てが溶け込んでしまうかのような、止め処なく続く絶頂と射精に。
女王は、全身を白く彩られ、心臓から脳天までを貫かれるかのような錯覚に。
812 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/02(金) 01:09:15.38 ID:PQnaktxSo
長すぎる射精を終えると、女王は、ぷつりと糸が切れたように勇者の胸板へ倒れ込んだ。
勇者には、彼女を気遣える余力は残されていなかった。
あまりに強すぎる快楽の余韻と、疲労感。
数多の怪物を倒し、旅を続けてきた勇者にすらも耐えられないほどの疲労。
さながら、命を吸われ、削られたかのような。
勇者「………くそ、……女王…?」
重くなった体を起こして、女王の髪へ触れる。
柔らかい銀色の髪が指先に、さらさらとした手触りを届けた。
隣女王「…………あ、れ……?私……?」
反応が意外なほどに早く返ってくる。
彼女の方も正気に戻ったらしく、その声色も、表情も、彼が良く知る女王のものだった。
勇者「……覚えて、ないのか?」
女王「…えっと……?なんで……私が、上に乗って……?」
勇者「…やっぱり?」
女王「それに………え?…なんで!?どうして……こんな……!?」
813 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/02(金) 01:22:11.35 ID:PQnaktxSo
秘所から、生温いものが出てくるのを感じて目を落とす。
白濁した液にしか見えなかったが、彼女にはそれが何か分かった。
隣女王「そんな…どうして……?」
勇者「……女王が、無理やり絞り取ったんだろ。俺は止めたのに」
隣女王「嘘……中に……出さ、れ……」
事態の深刻さに、女王は青ざめ、涙を零し始める。
彼が、無理やり膣内に出すようには思えない。
事情はともかく、中へ…精子を注ぎ込まれてしまったのだから。
それも、一国の女王が。
隣女王「……ぐすっ……ど、どうしよう……私……私……」
勇者「…本当に、何も覚えてないのか?」
彼女はふるふると首を振って答えた。
814 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/02(金) 01:42:12.89 ID:PQnaktxSo
勇者「……もしもの事があったら」
隣女王「……っ……ふっ……ひっく………」
勇者「…もしもの事があったら、結婚しよう」
隣女王「…えっ……?」
勇者「こういう責任の取り方は嫌いだ。……だが、種をつけて後は知らん、なんてのはもっと嫌なんだ」
隣女王「そん、な……早い、ですよ……」
勇者「もしも、の話だ。…もしも子供ができていたら、結婚しよう」
隣女王「………どう、答えれば……?」
勇者「約束する。そうなっても、領土を奪うような真似はしない。……君と、君の民を幸福に導くと誓う」
隣女王「…………」
勇者「今答えなくてもいい。……しかし、堕女神の奴、怒るだろうな」
815 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/02(金) 01:56:55.77 ID:PQnaktxSo
隣女王「堕女神……さん?」
勇者「…ああ、……そういえば、ちゃんと念押ししたよな?」
隣女王「はい。…ちゃんと彼女の部屋には見張りをつけて、窓の外にも同様に。何人たりとも通しません」
勇者「えっ?」
隣女王「えっ?」
勇者「……本当に?」
隣女王「はい。……蟻一匹通さぬように、きちんと」
勇者「…そう、か。いや、それならいいんだ」
隣女王「???」
816 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/02(金) 02:03:42.62 ID:PQnaktxSo
勇者「……どうする、もう一回するか?」
隣女王「………したい、ですけど」
勇者「ですけど?」
隣女王「…何か、すごく……疲れて……」
勇者「まぁ、無理もないか」
隣女王「申し訳ありません。このまま……眠っても、よろしいでしょうか」
勇者「ああ、…勿論」
隣女王「……暖かい、です。陛下の……体」
勇者「ああ、こっちも」
隣女王「…おやすみ……なさい、まし…」
声を細くさせながら、彼女は、勇者の隣で眠りに就く。
817 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/02(金) 02:15:44.57 ID:PQnaktxSo
堕女神「……う…ん、……ふ、うぅぅぅ……!!」
大股を開いた状態で拘束されながら、喘ぐ。
尻には淫魔の国の玩具が深く突き刺さり、幼い姿の淫魔に弄ばれて。
幼魔C「……あら、お姉ちゃん。もしかして、お尻が気持ちいいのかしら?」
言って、尻に入れられた、真珠が連なった形の玩具が一気に引き抜かれる。
口には球形の口枷が嵌められ、唾液を溢れさせながら、口を閉じる事はできない。
堕女神「ッ……ん、んうぅぅ~~~!」
排泄に酷似した強烈な快感に襲われ、みっともなく声を上げてしまう。
幼魔D「えへへ……気持ちいいでしょ?お尻。……次は、もっと太いのを入れましょうね」
幼魔E「そーだ。目隠ししてみたらどうかな?…何されるのか、わかんなくなっちゃって面白いかも」
幼魔D「うん、そーしよっか。……はい、動かないでね?」
小さな手にアイマスクが握られ、彼女の顔にかけられる。
視界を奪われた。
叫ぶ自由も、もがく自由も奪われた。
もう―――全てを、受け入れるしかない。
822 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/02(金) 02:35:27.90 ID:PQnaktxSo
幼魔C「うわっ……何、これ」
幼魔D「…大きすぎじゃない?それに、このイボイボ……」
幼魔E「大丈夫。……このお姉ちゃんすごくエッチだから、これぐらい入るよ」
声しか聞こえない。
それ故に、想像力に掻き立てられた恐怖が、彼女を襲う。
幼魔C「うん……どっちに入れる?」
幼魔D「だめだよ、喋っちゃ。……お姉ちゃんに聞こえちゃうよ」
幼魔E「……それじゃ、こっちに入れちゃおうか?……賛成の人、手ー上げて」
何秒か、後。
陰唇に、何かが押し当てられる。
二つの手が秘所に手をかけて大きく開かせ、中心へと、選ばれた玩具が突っ込まれる。
堕女神「ぐぐぅっ……ん、ふ……うぅぅぅぅ!んぅ!……っ~~~~!!」
涙が、アイマスクの隙間から染み出し、枕へと流れた。
824 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/02(金) 02:49:58.08 ID:PQnaktxSo
こうして、それぞれの夜は更けていく。
片や、少女の姿の淫魔達に弄ばれて。
片や、互いを求め合って。
残る時間は、あと二日。
二日後に、全ての答えが明らかになる。
……そして、夜が明けた。
825 : ◆1UOAiS.xYWtC :2011/12/02(金) 03:01:07.05 ID:PQnaktxSo
六日目
隣女王「……陛下、お目覚め下さい」
勇者「……ん?」
隣女王「朝です。どうかお目覚めを」
勇者「…ああ」
鈴を転がすような声に促され、体を起こす。
はっきりとしない目を擦って見ると、女王は既に服を着ているようだ。
勇者「……どこまでが現実なんだ」
隣女王「……昨夜……褥を、ともになさいました」
勇者「ああ。……それで、女王の中に……」
隣女王「お、お止めください……!」
勇者「堕女神はまだ寝てるのか?」
服を着ながら、訊ねる。
腰に剣を差して立ち上がり、体をほぐして。
隣女王「そのようです」
勇者「……起こしにいこうか」
隣女王「はい、陛下」
勇者「……女王、だよな?本当に」
隣女王「…?」
勇者「いや、なんでもない。行こう」
隣女王「はい」
魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
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