妹「お、お兄ちゃん・・・」不良兄「・・・クソが」
Part1
1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:04:37 ID:V3ZZJQ9I
ーー朝
ガチャッ
妹「あ、お兄ちゃん・・・おはよう」
不良兄「ッチ、朝から喋りかけんな」
妹「ご、ごめんなさい・・・」シュン
不良兄「クソッ、イライラする・・・!」
妹「・・・ごめんなさい」シュン・・・
2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:06:24 ID:V3ZZJQ9I
不良兄「テメェのその態度がイライラするっつってんだよ!」
妹「っ・・・ごめんなさい」ビクッ
不良兄「あーむかつく!おい飯は?」
妹「あ、もうすぐ・・・パン焼けるから・・・」
チン
妹「焼けたみたい、何塗る?」
不良兄「よこせ」
妹「・・・」オズオズ・・・スッ・・・
不良兄「ッチ」
3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:07:12 ID:V3ZZJQ9I
ーー学校
妹(お兄ちゃん、昔は優しかったのにな・・・)
妹(もう昔みたいにお話したりできないのかな)
妹(お兄ちゃんが高校に入ってからこわくなっちゃった)
妹(そして私も今年からお兄ちゃんと同じ高校の1年生)
妹(お兄ちゃんは3年生だから学校ではまだ会ったことないなあ)
妹(しかもお兄ちゃんからは学校の人に兄妹ってことはいうなって言われてるし)
4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:08:00 ID:V3ZZJQ9I
妹「・・・」ハァ・・・
妹友「どうしたの?妹ー、ため息なんてついちゃって」
妹「ううん、なんでもないよ」
妹友「兄さんのこと?」
妹「・・・何でもわかっちゃうんだね」
妹友「そりゃ小学校からずっと友達だからね、妹のことは大概わかるよ」
妹「ふふっ、そっか」
5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:09:45 ID:V3ZZJQ9I
妹友「で、兄さんがどうしたの?」
妹「お兄ちゃん、怖くなったなって」
妹友「あー、そうだね、何だか雰囲気変わって喋りかけずらくなっちゃったし」
妹「家でもほとんど喋ってくれないんだー、喋りかけたら怒られるし・・・」
妹友「そうなんだ、昔は仲よかったのにね」
6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:12:43 ID:V3ZZJQ9I
妹「うん、今そういうことを考えてたの」
妹友「そっか、きっといつかまた昔みたいに戻れるよ」
妹「そうだといいなあ」
妹友「あ、もうすぐ1限始まるし席戻るね」
妹「うん、また後でね」
7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:14:36 ID:V3ZZJQ9I
ーーー
ーー
ー
不良兄「あーだる」
不良A「今日はもうふけようぜ?」
不良B「まだ1限も始まってねーのに?」
不良兄「1限ってなんだっけ?」
不良C「体育だろ」
8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:16:45 ID:V3ZZJQ9I
不良兄B「は?俺パス」
不良A「俺も」
不良C「俺も」
不良兄「じゃ俺も」
不良B「屋上で寝ようぜ」
ーー屋上
不良A「やっぱここベスポジだな」
不良兄「全てがどうでもよくなってくるな」
不良C「だな」
12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:23:51 ID:9G15T9xc
突然の兄Bにワロタ
14 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:27:42 ID:V3ZZJQ9I
ごめん、msだw
>>8
不良B「は?俺パス」
不良A「俺も」
不良C「俺も」
不良兄「じゃ俺も」
不良B「屋上で寝ようぜ」
ーー屋上
不良A「やっぱここベスポジだな」
不良兄「全てがどうでもよくなってくるな」
不良C「だな」
9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:19:41 ID:V3ZZJQ9I
不良兄(このまま全て終わらねーかな)
不良兄(未来も希望も何にもねー)
不良兄(俺の生きる意味ってなんだ?)
不良兄(毎日同じようなことの繰り返し)
不良兄(親父とお袋は海外出張、今は俺とアイツの二人暮らし)
不良兄(アイツは俺が小3の時に親父の再婚相手、今のお袋の連れ子としてやってきた)
不良兄(最近アイツを見てるとイライラする)
不良兄(・・・オドオドしやがって)
10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:21:52 ID:V3ZZJQ9I
不良兄「・・・だる」
不良A「どうした不良兄」
不良兄「いや、なんでもねーよ」
ーー放課後:下駄箱
妹友「さ、帰ろ」
妹「うん」
トテトテ・・・ドンッ
妹「いたっ」
11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:23:03 ID:V3ZZJQ9I
「ッチ、テメェどこみて歩いて・・・!」
妹「あっ!」
不良兄「・・・ッチ、クソが」
不良A「誰?知り合い?」
不良兄「あ?ちげーよ」
スタスタ
妹「・・・」グスッ
妹友「・・・今のどういうこと?」
13 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:25:47 ID:V3ZZJQ9I
ーー妹友の家
妹友「ふーん、そうだったんだ」
妹「・・・うん、お兄ちゃんに話しかけられないってつらいなー」グスッ
妹友「兄さんに言ってみれば?」
妹「ううん、そんなこといったらもっと怒られちゃう」
妹友「でも自分から言わないと何も変わらないよ?」
15 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:29:38 ID:V3ZZJQ9I
妹「これ以上・・・悪くなりたくないから」
妹友(急には変えられそうにないか)
妹友「そういえばさ、もう少しで妹の誕生日じゃない」
妹「あ、そういえばそうだった」
妹友「忘れてたの?」
妹「なんでだろ、最近ずっとお兄ちゃんのこと考えてたからかな」
16 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:30:58 ID:V3ZZJQ9I
妹友「そんなに好きなの?兄さんのこと」
妹「好きだよ」
妹友「そ、そんな真顔で言われても・・・」
妹「昔からずっと好き・・・」
妹友「あ、それを兄さんに直接言えばいいんだ!」
妹「え?」
17 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:32:32 ID:V3ZZJQ9I
妹友「だから今言った事を兄さんに言えばいいんだよ」
妹「そんなの・・・無理無理、無理だよー!」///
妹友「まあ急には無理だよねー」
妹「当たり前じゃん」///
妹友「そういえば妹の家のお父さんとお母さんが海外いってから、誕生日とかどうしてるの?」
妹「うーん、何も」
18 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:34:17 ID:V3ZZJQ9I
妹友「兄さん、おめでとうとか言ってくれないの?」
妹「うん、でも誕生日の日だけはあんまり怒らないかも」
妹友「そうなんだ?」
妹「朝起きて部屋のドア開けるとプレゼント置いてあるんだー」
妹友「え、信じられない、今のあの兄さんが?」
妹「うん、ほらこの髪留め、去年ドアの前に置いてあったやつ」
19 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:36:05 ID:V3ZZJQ9I
妹友「この髪留め、兄さんからのプレゼントだったんだ」
妹「すごく気に入ってるんだよね」
妹友「いつもつけてるもんね」
妹「ありがとうって言っても無視されたけどね」
妹友「ふーん、でも意外だなあ」
妹「何が?」
20 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:37:53 ID:V3ZZJQ9I
妹友「もっと兄さん妹に対して無関心かと思ってた」
妹「私もお兄ちゃんが怖くなった始めの年の時、ドアの前にプレゼント置いてあったとき
すごくうれしかったなー」
妹友「そっかそっか、妹は兄さんの誕生日の時何かしてるの?」
妹「毎回ケーキ作るんだけど、食べてくれない・・・」
妹友「えー、それはひどい!」
妹「でもね、朝冷蔵庫みたら、ケーキが一切れだけ食べてあるんだよね」ニヘヘ
21 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:39:53 ID:V3ZZJQ9I
妹友「・・・兄さんってさ、もしかしてツンデレ?」
妹「え?なんで?」
妹友「だってさりげなくプレゼント用意してるし、妹の見てないとこで妹の作った
ケーキ食べてるし」
妹「うーん、よくわかんない」
妹友「絶対ツンデレだって、兄さんも妹のこと案外好きかもよ?」
妹「そんなことない・・・と思う」・・・///
22 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:55:32 ID:V3ZZJQ9I
妹友「あれ、もうこんな時間じゃん、妹帰らなくていいの?」
妹「あ、早く帰ってご飯作らないと」
妹友「うん、それじゃまた明日ね」
ーーー
ーー
ー
ガチャッ
妹「・・・ただいま」
不良兄「・・・ッチ」
23 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:56:32 ID:V3ZZJQ9I
妹「・・・今からご飯作るね」
妹「お兄ちゃん、何か食べたいものとか・・・ある?」
不良兄「うるせーな、はやく作れよ!」
妹「ごめんなさい・・・」シュン・・・グスッ
不良兄「っ・・・ッチ」
妹「できたよ」コトン
不良兄「・・・」ガタッ
24 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:58:38 ID:5mnCX4xU
こんな可愛い妹がいるのにグレるなんて
25 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 18:02:29 ID:V3ZZJQ9I
妹「・・・いただきます」
不良兄「・・・」ガツガツ
妹(なんだかんだいっていつも一緒に食べてるけど、お兄ちゃん私と一緒で嫌じゃないのかな)
不良兄「おい、なにガンくれてんだよ?」
妹「え?あ、ごめんなしゃいっ!」アタフタ
不良兄「何だよ、俺の顔になんかついてんのかよ?」
妹「ううん!違うよ、何でもないよ!」
不良兄「ッチ・・・意味わかんねーわ、お前」
26 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 18:17:39 ID:V3ZZJQ9I
妹「・・・ごめんなさい」
不良兄「・・・言いたい事あるなら言ってみろよ」
妹「え、その・・・」
不良兄「あるんだろ?早く言えよ」
妹「お兄ちゃん」ジー
不良兄「・・・何だよ」
27 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 18:18:24 ID:V3ZZJQ9I
妹「いつも私とご飯食べてくれてありがとう」
不良兄「・・・は?」
妹「それが言いたかったの・・・片付けるね」
トテトテ
不良兄「あ、おい!」
不良兄(意味わかんねえ)
28 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 18:25:33 ID:V3ZZJQ9I
妹「お兄ちゃん、お風呂開いたよ」
不良兄(こいつ、さっきのどういう意味なんだよ)
妹「お兄ちゃん?」
不良兄「うるせーな、わかってるわ」
妹「ごめんないs」
不良兄「いちいち謝るな!」
妹「ごm、あ、うん」
不良兄「ッチ」
ーー朝
ガチャッ
妹「あ、お兄ちゃん・・・おはよう」
不良兄「ッチ、朝から喋りかけんな」
妹「ご、ごめんなさい・・・」シュン
不良兄「クソッ、イライラする・・・!」
妹「・・・ごめんなさい」シュン・・・
2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:06:24 ID:V3ZZJQ9I
不良兄「テメェのその態度がイライラするっつってんだよ!」
妹「っ・・・ごめんなさい」ビクッ
不良兄「あーむかつく!おい飯は?」
妹「あ、もうすぐ・・・パン焼けるから・・・」
チン
妹「焼けたみたい、何塗る?」
不良兄「よこせ」
妹「・・・」オズオズ・・・スッ・・・
不良兄「ッチ」
3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:07:12 ID:V3ZZJQ9I
ーー学校
妹(お兄ちゃん、昔は優しかったのにな・・・)
妹(もう昔みたいにお話したりできないのかな)
妹(お兄ちゃんが高校に入ってからこわくなっちゃった)
妹(そして私も今年からお兄ちゃんと同じ高校の1年生)
妹(お兄ちゃんは3年生だから学校ではまだ会ったことないなあ)
妹(しかもお兄ちゃんからは学校の人に兄妹ってことはいうなって言われてるし)
4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:08:00 ID:V3ZZJQ9I
妹「・・・」ハァ・・・
妹友「どうしたの?妹ー、ため息なんてついちゃって」
妹「ううん、なんでもないよ」
妹友「兄さんのこと?」
妹「・・・何でもわかっちゃうんだね」
妹友「そりゃ小学校からずっと友達だからね、妹のことは大概わかるよ」
妹「ふふっ、そっか」
5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:09:45 ID:V3ZZJQ9I
妹友「で、兄さんがどうしたの?」
妹「お兄ちゃん、怖くなったなって」
妹友「あー、そうだね、何だか雰囲気変わって喋りかけずらくなっちゃったし」
妹「家でもほとんど喋ってくれないんだー、喋りかけたら怒られるし・・・」
妹友「そうなんだ、昔は仲よかったのにね」
妹「うん、今そういうことを考えてたの」
妹友「そっか、きっといつかまた昔みたいに戻れるよ」
妹「そうだといいなあ」
妹友「あ、もうすぐ1限始まるし席戻るね」
妹「うん、また後でね」
7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:14:36 ID:V3ZZJQ9I
ーーー
ーー
ー
不良兄「あーだる」
不良A「今日はもうふけようぜ?」
不良B「まだ1限も始まってねーのに?」
不良兄「1限ってなんだっけ?」
不良C「体育だろ」
8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:16:45 ID:V3ZZJQ9I
不良兄B「は?俺パス」
不良A「俺も」
不良C「俺も」
不良兄「じゃ俺も」
不良B「屋上で寝ようぜ」
ーー屋上
不良A「やっぱここベスポジだな」
不良兄「全てがどうでもよくなってくるな」
不良C「だな」
12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:23:51 ID:9G15T9xc
突然の兄Bにワロタ
14 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:27:42 ID:V3ZZJQ9I
ごめん、msだw
>>8
不良B「は?俺パス」
不良A「俺も」
不良C「俺も」
不良兄「じゃ俺も」
不良B「屋上で寝ようぜ」
ーー屋上
不良A「やっぱここベスポジだな」
不良兄「全てがどうでもよくなってくるな」
不良C「だな」
9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:19:41 ID:V3ZZJQ9I
不良兄(このまま全て終わらねーかな)
不良兄(未来も希望も何にもねー)
不良兄(俺の生きる意味ってなんだ?)
不良兄(毎日同じようなことの繰り返し)
不良兄(親父とお袋は海外出張、今は俺とアイツの二人暮らし)
不良兄(アイツは俺が小3の時に親父の再婚相手、今のお袋の連れ子としてやってきた)
不良兄(最近アイツを見てるとイライラする)
不良兄(・・・オドオドしやがって)
10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:21:52 ID:V3ZZJQ9I
不良兄「・・・だる」
不良A「どうした不良兄」
不良兄「いや、なんでもねーよ」
ーー放課後:下駄箱
妹友「さ、帰ろ」
妹「うん」
トテトテ・・・ドンッ
妹「いたっ」
11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:23:03 ID:V3ZZJQ9I
「ッチ、テメェどこみて歩いて・・・!」
妹「あっ!」
不良兄「・・・ッチ、クソが」
不良A「誰?知り合い?」
不良兄「あ?ちげーよ」
スタスタ
妹「・・・」グスッ
妹友「・・・今のどういうこと?」
13 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:25:47 ID:V3ZZJQ9I
ーー妹友の家
妹友「ふーん、そうだったんだ」
妹「・・・うん、お兄ちゃんに話しかけられないってつらいなー」グスッ
妹友「兄さんに言ってみれば?」
妹「ううん、そんなこといったらもっと怒られちゃう」
妹友「でも自分から言わないと何も変わらないよ?」
15 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:29:38 ID:V3ZZJQ9I
妹「これ以上・・・悪くなりたくないから」
妹友(急には変えられそうにないか)
妹友「そういえばさ、もう少しで妹の誕生日じゃない」
妹「あ、そういえばそうだった」
妹友「忘れてたの?」
妹「なんでだろ、最近ずっとお兄ちゃんのこと考えてたからかな」
16 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:30:58 ID:V3ZZJQ9I
妹友「そんなに好きなの?兄さんのこと」
妹「好きだよ」
妹友「そ、そんな真顔で言われても・・・」
妹「昔からずっと好き・・・」
妹友「あ、それを兄さんに直接言えばいいんだ!」
妹「え?」
17 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:32:32 ID:V3ZZJQ9I
妹友「だから今言った事を兄さんに言えばいいんだよ」
妹「そんなの・・・無理無理、無理だよー!」///
妹友「まあ急には無理だよねー」
妹「当たり前じゃん」///
妹友「そういえば妹の家のお父さんとお母さんが海外いってから、誕生日とかどうしてるの?」
妹「うーん、何も」
18 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:34:17 ID:V3ZZJQ9I
妹友「兄さん、おめでとうとか言ってくれないの?」
妹「うん、でも誕生日の日だけはあんまり怒らないかも」
妹友「そうなんだ?」
妹「朝起きて部屋のドア開けるとプレゼント置いてあるんだー」
妹友「え、信じられない、今のあの兄さんが?」
妹「うん、ほらこの髪留め、去年ドアの前に置いてあったやつ」
19 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:36:05 ID:V3ZZJQ9I
妹友「この髪留め、兄さんからのプレゼントだったんだ」
妹「すごく気に入ってるんだよね」
妹友「いつもつけてるもんね」
妹「ありがとうって言っても無視されたけどね」
妹友「ふーん、でも意外だなあ」
妹「何が?」
20 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:37:53 ID:V3ZZJQ9I
妹友「もっと兄さん妹に対して無関心かと思ってた」
妹「私もお兄ちゃんが怖くなった始めの年の時、ドアの前にプレゼント置いてあったとき
すごくうれしかったなー」
妹友「そっかそっか、妹は兄さんの誕生日の時何かしてるの?」
妹「毎回ケーキ作るんだけど、食べてくれない・・・」
妹友「えー、それはひどい!」
妹「でもね、朝冷蔵庫みたら、ケーキが一切れだけ食べてあるんだよね」ニヘヘ
妹友「・・・兄さんってさ、もしかしてツンデレ?」
妹「え?なんで?」
妹友「だってさりげなくプレゼント用意してるし、妹の見てないとこで妹の作った
ケーキ食べてるし」
妹「うーん、よくわかんない」
妹友「絶対ツンデレだって、兄さんも妹のこと案外好きかもよ?」
妹「そんなことない・・・と思う」・・・///
22 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:55:32 ID:V3ZZJQ9I
妹友「あれ、もうこんな時間じゃん、妹帰らなくていいの?」
妹「あ、早く帰ってご飯作らないと」
妹友「うん、それじゃまた明日ね」
ーーー
ーー
ー
ガチャッ
妹「・・・ただいま」
不良兄「・・・ッチ」
23 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:56:32 ID:V3ZZJQ9I
妹「・・・今からご飯作るね」
妹「お兄ちゃん、何か食べたいものとか・・・ある?」
不良兄「うるせーな、はやく作れよ!」
妹「ごめんなさい・・・」シュン・・・グスッ
不良兄「っ・・・ッチ」
妹「できたよ」コトン
不良兄「・・・」ガタッ
24 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 17:58:38 ID:5mnCX4xU
こんな可愛い妹がいるのにグレるなんて
25 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 18:02:29 ID:V3ZZJQ9I
妹「・・・いただきます」
不良兄「・・・」ガツガツ
妹(なんだかんだいっていつも一緒に食べてるけど、お兄ちゃん私と一緒で嫌じゃないのかな)
不良兄「おい、なにガンくれてんだよ?」
妹「え?あ、ごめんなしゃいっ!」アタフタ
不良兄「何だよ、俺の顔になんかついてんのかよ?」
妹「ううん!違うよ、何でもないよ!」
不良兄「ッチ・・・意味わかんねーわ、お前」
26 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 18:17:39 ID:V3ZZJQ9I
妹「・・・ごめんなさい」
不良兄「・・・言いたい事あるなら言ってみろよ」
妹「え、その・・・」
不良兄「あるんだろ?早く言えよ」
妹「お兄ちゃん」ジー
不良兄「・・・何だよ」
27 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 18:18:24 ID:V3ZZJQ9I
妹「いつも私とご飯食べてくれてありがとう」
不良兄「・・・は?」
妹「それが言いたかったの・・・片付けるね」
トテトテ
不良兄「あ、おい!」
不良兄(意味わかんねえ)
28 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/17(金) 18:25:33 ID:V3ZZJQ9I
妹「お兄ちゃん、お風呂開いたよ」
不良兄(こいつ、さっきのどういう意味なんだよ)
妹「お兄ちゃん?」
不良兄「うるせーな、わかってるわ」
妹「ごめんないs」
不良兄「いちいち謝るな!」
妹「ごm、あ、うん」
不良兄「ッチ」
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