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麗日「ガールズトーク?」

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Part2
22 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:44:51 pQijiXec
轟『落ち着け飯田、それもうプロポーズだぞ』
飯田『ハッ!いけない僕はなんて事を!!』
緑谷『ま、まぁ女子が聞いてる訳じゃないから大丈夫じゃないかな?』
峰田『わかんねーぞどっかで聞き耳立ててたり……』
轟『するわけないだろ、お前じゃあるまいし』
耳郎「……ごめん緑谷、轟。全部聞いてるんだ」
芦戸「ここに来てちょっと罪悪感が出てきたね……」
蛙吹「あら?誰か来たみたいね」

23 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:47:05 pQijiXec
尾白『あれ、お前らまだ帰ってなかったのか?』
常闇『てっきり着替え終わって帰っているものだと思ったが……』
上鳴『お?実はな今クラスメイトに気になる女子が居ないかって話しててさ』
峰田『若干一名暴走してたけどな』
飯田『そ、それに関してはすまなかった』
尾白『お前何言ったんだ……』
上鳴『だからお前らの気になる女子も聞かせてもらうぜ!』
尾白『何がだからなんだ……』
常闇『くだらないな』
峰田『おー?いいのか?あの爆豪だって言ったんだぞ?』
尾白『何っ!?爆豪が!!?』
常闇『こういった話題に一番興味のなさそうな爆豪が……』
爆豪『んだよ、文句あんのか!?』BOOM
峰田『爆豪が誰を言ったのか気になるならお前らも言わなきゃだめだぜー?』
尾白『た、確かにそれは気になるな……』

24 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:49:03 pQijiXec
常闇『ふむ……気になる女子といったか。それなら俺は麗日だな』
発目「大人気ですね麗日さん」
葉隠「いいなー私なんてまだ0だよー」
蛙吹「私も名前を挙げてもらってないわね」
八百万「確かに少し悔しいですわね……」
麗日「え、えー?」アタフタ

25 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:51:41 pQijiXec
上鳴『マジかよ、麗日大人気だな』
常闇『彼女は常に明るい。それは大地を照らす太陽のようなものだ』
常闇『闇に生きる俺は、その光にひかれているのかもしれない』
峰田『何言ってるかわかんねぇ……』
瀬呂『ちなみに爆豪も麗日の名前上げてたぜ』
常闇『そうか……お前も俺と同じか……』
爆豪『一緒にすんじゃねえよカラス野郎!!』
上鳴『よーしじゃあ次は尾白だな!』
尾白『えぇ?うーん……葉隠さんかな』
葉隠「一票入った!やったぁ!」
耳郎「えっ、これ票数制だったの!?」
発目「麗日さん3票、耳郎さん1票、芦田さん1票、葉隠さん1票ですね」
蛙吹「麗日ちゃんダントツね」
芦田「いいなーアタシなんか爆豪だから実質0票みたいなもんじゃん!」
麗日「こ、これは喜んでいいのか……」アハハ

26 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:53:46 pQijiXec
緑谷『尾白君葉隠さんと仲良いもんね』
尾白『う、うんそうだね。明るい所とか、ちょっと負けず嫌いの所とか、凄く女の子らしいというか』
上鳴『そうそうこれだよ!俺が期待していたのはこういう奴!!』
峰田『普通の話をさせたら尾白の右に出るものは居ないな!』
尾白『それむしろけなしてないか……』
上鳴『普通といえば瀬呂は居るのか?気になる奴』
瀬呂『俺?俺はまぁ……芦戸かなぁ……』
瀬呂『って普通といえばってなんだよ』
峰田『だってお前地味だろ?』
瀬呂『人が気にしていることを……』
上鳴『よーしこれであとは緑谷と轟だけだな!』
瀬呂『スルーかよ!?』ガーン


27 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:55:00 pQijiXec
芦戸「アタシの票っていったい……」
発目「まぁ、票は票ですし、これで一歩リードですよ」
上鳴『さぁーてまずは緑谷からだっ!!』
緑谷『えっ!?えぇ……僕はそんな……』
峰田『もうゲロッて楽になれよ!麗日みたいにさ!』
緑谷『峰田君それは麗日さんに失礼だよ……』
爆豪『あぁ!?デクテメェ……俺が言ったんだからつべこべ言わずにさっさと吐け!!』
緑谷『か、かっちゃん落ち着いて!一度冷静に……』
爆豪『俺はいつだって冷静だ!バカにすんじゃねぇデク!!』
轟『お前は一度冷静の単語の意味を辞典で引いてこい』
爆豪『あぁ!?バカにすんじゃねえぞ半分野郎!!』BOOM

28 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:57:05 pQijiXec
上鳴『んじゃ轟の気になる奴喋ってくれよ』
轟『どうしてそうなるんだ』
上鳴『いやこのままじゃ緑谷口割りそうにないしさー』
峰田『ここまでがっちがちな緑谷の気になる奴とか気になるじゃん?』
緑谷『えぇ?そんな事は……』
飯田『ふむ、確かに俺も緑谷君の選ぶ人に興味はある』
緑谷『え?ちょ、飯田君?』
切島『俺も実は興味あるぜ』
緑谷『えぇ!?』
常闇『そうだな、状況判断や知識に長ける緑谷の選んだ相手となれば……』
瀬呂『あー、確かに緑谷みんなの事しっかり見てるしな』
緑谷『えぇぇ!!?』

29 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:58:12 pQijiXec
発目「あらあら流石緑谷さんですね!」
耳郎「うわっ、なんかハードルめっちゃ上がってるね」
葉隠「でもその気持ちちょっと分かるかも」
八百万「確かに轟さんや緑谷さんは特に真面目に選んでくださりそうですからね……」
蛙吹「少なくとも峰田ちゃんや上鳴ちゃんみたいな不純な動機で選んだりはしないでしょうからね」
麗日「そ、そうやね……」

30 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 00:59:28 pQijiXec
上鳴『という事だ、緑谷。お前の一票は重いぞ』
緑谷『ど、どうしてこんなことに……』
峰田『轟も気になるだろ?緑谷の好きな奴』
緑谷『す、好きな人にランクアップしている!?』
緑谷『って、いやいや轟君だって興味ある訳……』
轟『……』
緑谷『轟君?』
轟『……すまん緑谷』
緑谷『!?』
峰田『さぁ轟、お前も想い人を言うんだ!!』
轟『……想い人、っつーのとは少し違うが』
緑谷『えっ!?轟君!!?』
轟『……八百万と葉隠かな』

31 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 01:01:14 pQijiXec
八百万「!!」
葉隠「えぇ!?わ、私も!!?」
蛙吹「葉隠ちゃんがちょっと以外かしら」
耳郎「確かに……てっきり八百万だけかと……」
峰田『やはりヤオヨロッパイか……同志!』
轟『お前と一緒にするな』
瀬呂『八百万はまぁ……なんとなく分かるんだけどさ』
上鳴『葉隠が意外だな』
轟『……八百万は、同じ推薦生として純粋に尊敬している』
轟『アイツは派手な結果を残せていない事に不満があるらしいが、俺より成績だっていいし、
  状況判断力なら緑谷に引けだってとらない、凄い奴だ』
轟『そういう意味で俺はあいつを意識しているし、これからもうまく付き合っていきたいと思ってる』
緑谷『轟君……』

32 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 01:02:28 pQijiXec
八百万「あぅ……」シュー
耳郎(こんな八百万初めて見た……)
蛙吹「凄いわね轟ちゃん、よく見てるわ」
芦戸「いいなー私も轟に褒めて欲しいー」
上鳴『じゃ、じゃあ葉隠はどういった理由で?』
轟『……あいつには最初の訓練の時にだいぶキツイ目に合わせてしまった』
尾白『あぁ……あの時葉隠さん、素足だったからね』
緑谷『リカバリーガールが来るまで足の裏凍傷になっちゃってまともに歩けなかったんだよね……』
轟『正直やりすぎたと思ってるが、それでもあいつは変わらずに俺に接してくれているからな』
轟『姿は見えないが、あいつともいい付き合いをしたいと思っている』

33 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 01:04:01 pQijiXec
葉隠「うわっ、なんだろう?むず痒いな~」
耳郎(制服が空中で捩れているのって結構シュールな光景ね)
八百万「……」
蛙吹「八百万ちゃん?眉間にしわが寄っているわよ?」
八百万「い、いえ!そんな事はないですわ!」
八百万(なんででしょう……今胸が痛く……)
切島『お前……かっこいいじゃねぇか!』
常闇『轟、熱い男だな……』
轟『俺は俺が思ったことを言ったまでだ』
上鳴『さて、これで残るのは……』
峰田『緑谷だけだな!』
緑谷『うっ……』

34 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 01:05:39 pQijiXec
上鳴『ここまで来たんだ。今更逃げるのはナシだぜ!!』
発目「おっ!遂に緑谷さんの番ですね」
耳郎「緑谷ご愁傷様ね……」
麗日(き、気になる……)ドキドキ
飯田『最後は緑谷君か』
常闇『ふむ、僭越ながら俺も興味がある』
爆豪『興味はねーけどさっさと言え』
轟『すまない緑谷、俺も興味あるんだ』
緑谷『い、いいんだ轟君……僕も逃げ切れるとは思ってなかったから……』
緑谷『ふぅ……えぇっと、ぼ、僕の気になる人は』
緑谷『その、麗日さんとあす……梅雨ちゃんかな』

35 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 01:07:20 pQijiXec
発目「おぉ、麗日さんと蛙吹さんに入った!」
麗日(や、やった!)
麗日(ってやったってなんだ私!?)アワアワ
耳郎「麗日さんはまぁ、いつも一緒にいるから分かるけれど……」
葉隠「蛙吹さんがちょっと以外だね」
蛙吹「そうね。私も正直名前が出るとは思わなかったわ」

36 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 01:10:11 pQijiXec
上鳴『麗日に蛙吹?』
飯田『麗日君は何となくわかるが……』
瀬呂『蛙吹ってのが意外だな』
緑谷『えぇ?そ、そうかな?』
尾白『だってお前、あんまり蛙吹と一緒にいるのは見ないから……』
緑谷『あはは……』
上鳴『で?蛙吹が好きな理由はなんなんだ?』
緑谷『え!?あっ、いや好きというか憧れ?というか……』
峰田『んん?どゆこと?』

37 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 01:14:24 pQijiXec
緑谷『……USJの時の事なんだけど、僕は蛙吹さんと峰田君と一緒に水害エリアに飛ばされたよね?』
峰田『あ、あぁ……あの時はお前が冷静だったおかげで助かったぜ』
緑谷『違うんだ峰田君。ホントの事言うと……あの時僕は凄く焦ってたし、怖かったんだ』
緑谷『君の言った通りさ、この前まで中学生だった僕たちが、いきなり命の危険にさらされて……
   冷静でなんて、いられなかった』
緑谷『でも、梅雨ちゃんは凄く冷静で……。梅雨ちゃんだって怖かったはずだと思うんだ。
   けれど僕たちをしっかり諭してくれて、だからこそ僕はあの時動くことが出来た』
緑谷『勿論峰田君も僕の策に乗ってくれて、全力で支援してくれた。
   あの時は、あのチームだったからこそ勝てたんだと自信持って言えるよ』
緑谷『でも、作戦がうまくいったのも、僕があの作戦を思いついたのも、
   もとを辿れば梅雨ちゃんが隣で僕をサポートしてくれたからこそなんだ』
緑谷『梅雨ちゃんは僕よりずっと皆を見ているよ。皆の良い所を知っているし、それを肯定してくれるんだ』
緑谷『僕の周りにそういう人ってあんまり居なかったから……その、憧れてるっていうか……
   もっといろいろ教えて欲しいし、仲良くしたいなって思うんだ』
切島『お、おぉ……緑谷お前アツいぜ!』ガシッ
飯田『やはり緑谷君だね。僕なんかではまだまだ敵わないな』フフッ
緑谷『え?ええ?』

38 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 01:16:13 pQijiXec
発目「な、なんという熱弁……これには私もビックリですよ」
耳郎「なんというか……緑谷って飯田とは違った意味で真面目ね」
葉隠「轟君に引けを取らないね!」
芦戸「いいなー」
蛙吹「……流石に買いかぶりすぎよ緑谷ちゃん」
発目「と、言いつつ口が少し緩んでいますよ」
蛙吹「それは言わないでちょうだい……ケロ」
八百万(蛙吹さんが頬を赤らめるなんて)
麗日(嬉しそうやなぁ……)
上鳴『よ、よし!次は麗日について話そうぜ!』
飯田『麗日君とはよく一緒にお昼も食べているからな』
切島『そういえばお前らなんでそんなに仲がいいんだ?』
飯田『それは入試試験の時にだな、麗日君が瓦礫に足を挟まれて動けなくなった時に緑谷君が彼女を救けたんだ』
緑谷『お、大げさだよ飯田君……』

39 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 01:18:29 pQijiXec
発目「なんと!それは初耳ですね!!」
耳郎「えっ、あんた達そんな事あったの!?」
葉隠「私達別のブロックだったから全然気づかなかった……」
麗日「え、えっと……」
蛙吹「まぁ、緑谷ちゃんならそうするでしょうね」
芦戸「あー確か……」
轟『確か先生たちが話していたの聞いた事あるな、あのデカいロボットぶっとばした奴がいるって』
爆豪『テメェだったのか……デクッ!!』ギリッ
切島『そうそう!あれ凄かったよな!!』
飯田『僕もその場には居たんだが……情けない事に自分の身可愛さに逃げたよ』
飯田『だが緑谷君は違ったんだ。僕が振り向いたときには既に、彼はあのロボットに向かって飛んでいたんだ』

40 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 01:19:34 pQijiXec
緑谷『あ、あれは体が勝手に動いただけなんだ……』
常闇『考えるより先に体が動いたか……』
峰田『おいらだったら考えるより先に逃げるね!』
瀬呂『お前実はすごい奴なんじゃ……』
緑谷『そんな事ないよ!それに僕も麗日さんに救けてもらっちゃったし……』
上鳴『うーんって事はあれか?自分の救けた相手だから印象深いって……』
緑谷『違うよ』
緑谷『麗日さんは、僕の名前に意味を与えてくれた人だから……かな』

41 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 01:20:52 pQijiXec
発目「名前の意味?」
麗日(あっ……それって……)
切島『名前?あーそう言えば最初の訓練の時も何か言ってたな……』
緑谷『うん。僕の「デク」ってあだ名、もともとかっちゃんが付けたんだ』
爆豪『……』
飯田『それは僕も聞いたよ、蔑称……だったんだよな?』
切島『何!?本当か爆豪!!』
爆豪『……何もできねぇ奴だからデク。間違っちゃねぇだろ』
緑谷『僕もこう呼ばれるのは嫌だったんだ。けれど、麗日さんが言ってくれたんだ』
緑谷『頑張れって感じがするから、私は好きだって』
麗日「デク君……」
蛙吹「麗日ちゃんの言葉が、よっぽどうれしかったのね」
八百万「あのヒーローネームにそんな理由が……」
葉隠「なんかロマンチックだね!」


42 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 01:26:21 pQijiXec
緑谷『だから僕は麗日さんもだけれど、かっちゃんにも感謝しているんだ』
爆豪『あぁ?』
切島『え?だって蔑称だったんじゃ……』
緑谷『それでも、かっちゃんがこの名前を付けてくれなかったら僕はきっとこの名前を名乗れなかったから』
緑谷『だから……ありがとう。かっちゃん』
爆豪『……チッ』
緑谷『それと僕は……麗日さんの事、クラスメイトとしても凄く尊敬しているんだ』
緑谷『雄英祭の時もかっちゃんにズルしないで自分の力で戦いたいって、
   敢えて僕にかっちゃんの事を聞かないで戦ったんだ』
緑谷『だから僕も……轟君と全力で戦いたいと思ったんだ』
轟『……』
緑谷『きっと麗日さんが居なかったら、僕は轟君に勝つ為に本気を出させないで勝つ事を選んでたと思う』
緑谷『……麗日さんが真っ直ぐ前を向いているから、僕も真っ直ぐ前を見たいと思うんだ』
緑谷『麗日さんは僕にとってその……大事な友達だし、尊敬するヒーローでもあるんだ』

43 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 01:28:52 pQijiXec
発目「アツいですね!」
芦戸「なんか聞いてる私たちまで顔熱くなってくるね!」
耳郎「なんかちょっと見直したわ……」
蛙吹「麗日ちゃん大丈夫?」
八百万「いくらなんでも熱弁し過ぎですわ……」
葉隠「えー?私は男の子らしくていいと思うけれどなー」
麗日(どうしよう……)
麗日(口が……吊り上がって戻らへん!)ニヘラ

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