シンジ「こうなったら、開き直ってやる・・・w」
Part6
Part1<<
Part2
Part3
Part4
Part5
Part6
Part7
Part8
Part9
Part10
>>Part43
評価する!(1099)
エヴァンゲリオンSS集一覧に戻る
評価する!(1099)
エヴァンゲリオンSS集一覧に戻る
157 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:02:55.46 ID:Y/XqNWcOo
シンジ「(と、ここでイタズラな突風が・・・w)」ヒュゥゥゥゥゥ
ピラッ
アスカ「キャァァァァ!スカートが!! 見たわねバカシンジ!」
シンジ「(やっぱり照れ隠しにビンタしてくるか・・・ここですかさず手を取って・・・)」
アスカ「キャッ!何するのよヘンタイ!離しなさ・・・」
シンジ「(ワンツースリー、ワンツースリー、クルッと回してターン!・・・っと)」
シンジ「おっとっと、風でよろけちゃったみたいだね?アスカ、大丈夫だった?」ニコッ
マヤ「(やだ・・・シンジ君、優雅な動き・・・それに紳士・・・)」ポッ
アスカ「何なのよコイツ・・・///」
158 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:03:40.06 ID:Y/XqNWcOo
シンジ「で、そちらの無精ヒゲの方は?」
加持「はじめましてシンジ君。ネルフ特殊監査部の加持リョウジ1尉だ。お噂はかねがね。宜しくな!」
シンジ「あぁ、貴方が加持さんですか!葛城さんからお話はかねがね・・・」
加持「何!?そ、そうか・・・今日は葛城の奴が来るって聞いてたんだが、予定が変わったのか?」
シンジ「あぁ、葛城1尉は、借金を7981万5323円・・・いや、今月の給料から
20万円天引きしたから、残り7961万5323円か・・・を背負ったショックで
寝込んでいます。400回払いで、完済まで33年掛かる計算ですね。
ボクが肩代わりしたので、利息が無い事だけは救いでしょうか。」
加持「はぁ!?(おいおい葛城、一体何やらかしたんだ・・・?って、そんな借金肩代わり
出来るなんて・・・碇財閥の力か?それとも碇司令がバックに付いてるのか??)」
アスカ「えぇぇ!? ミサト、一体何やってんのよ!!」
シンジ「本人の意思で背負った借金ですので、僕からは何とも言えませんが。まぁ色々あったんですよ。色々と。」
加持「そ、そうか・・・」
159 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:04:15.34 ID:Y/XqNWcOo
(艦橋にて)
艦長「フム、悪名高いネルフからどんな人間が来るかと思えば・・・可愛らしい御嬢さんに子供かね」
シンジ「お初にお目にかかります。ネルフ司令部所属、特務2佐の碇シンジと申します。
こちらは、ネルフ技術部の伊吹2尉です。」キリッ
マヤ「(シンジ君って英語ペラペラだったんだ・・・わたしが通訳しようと
思ってたのに・・・やるなぁ)伊吹2尉です。宜しくお願い致します。」
艦長「そ、その年で中佐とは・・・恐れ入った。子供だなんて言って済まなかったね」
シンジ「いえ、事実ですから。それで、例の物の受け取りですが・・・」
艦長「あぁ、あのオモチャかね?新横須賀港に入ってから引き渡そう。
それまでは我々が責任を持って護送する」フン
シンジ「はい、構いません。但し、道中、使徒に襲われた時は
ネルフにて作戦行動を行います。その際は是非ご協力頂きたく。」
艦長「あんなオモチャが役に立つものかね。我々
太平洋艦隊の力をみくびってもらっては困るな。」ハッハッハ
160 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:04:46.04 ID:Y/XqNWcOo
シンジ「そうですねぇ・・・情報が隠ぺいされているので、あまり細かい所はご存じないと思いますが・・・敵は
使徒という怪獣のようなものです。昔流行った、ガッジーラという日本映画をご存じありませんか?」
艦長「おぉぅ!ガッジーラかね!あれは子供の頃から好きでなぁ・・・
私はブルーレイを全部持っておるよ。個人的には、モッスゥラが一番好きだったな。
映画に出てくるリトルツインズの美声が忘れられないな。
♪モッスゥラー、ヤー♪モッスゥラー♪とな」ニコニコ
シンジ「そうですね、で、使徒というのはガッジーラみたいな
ものです。冗談みたいですが、本当の事なんです。
で、映画の中で、軍隊はガッジーラに勝てましたか?」
艦長「むぅ・・・言われてみれば・・・ボロ負けだったな・・・」
シンジ「いつの世も、怪獣に勝つのはオモチャみたいなヒーローって事ですよw
軍隊には軍隊の仕事があるんですから、怪獣の相手は任せてください。」
艦長「むぅ」
161 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:05:27.78 ID:Y/XqNWcOo
シンジ「ちなみに、艦長が大のガッジーラ好きと伺っておりましたので・・・
日本の映画博物館より、実際の映画撮影で使われた、本物の着ぐるみを何体か借りてきました」
艦長「何!それは本当かね!?」
シンジ「よろしければ、格納庫で記念撮影など如何ですか?兵隊の皆さんにもお好きな方
いらっしゃると思うので、映画のシーンとか再現できると思いますよ?」ニコニコ
艦長「うむ、なるほどな!まぁ、支援が必要な時は言ってくれたまえ。喜んで協力しよう。
おい副長!広報課のジェームズ曹長に、撮影機材フル装備で格納庫まで来るように伝えろ!
あと、館内放送で、『ガッジーラ友の会緊急集合』ともな!最優先命令だ!!
・・・じゃあ、私はちょっと格納庫に」イソイソ
シンジ「行ってらっしゃいませーw」
マヤ「(シンジ君、やるなぁ・・・あの着ぐるみはそういう意味だったのかぁ)」
アスカ「なにこれ」
162 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:06:10.85 ID:Y/XqNWcOo
加持「じゃ、じゃあ食堂にでも行って一休みするかい?」
アスカ「わたしお腹すいた!パフェ食べたい!加持さんオゴってぇ~」
加持「仕方ないなぁ。あ、シンジ君と、そちらの可憐な御嬢さんにもご馳走しようかな」
シンジ「ありがとうございます。では行きましょうか。あ、それと・・・」
加持「何だい?」
シンジ「(伊吹2尉はボクが狙ってるので、手ぇ出さないでくださいね・・・
さもなくば、例のバイトの件バラしますよ?僕、全部知ってますからw)」ボソ
加持「えっ」
シンジ「あ、僕、お手洗い行きたいんで、先に食堂行っててください。後から合流しますので。では!」タッタッタ
加持「 」ポカーン
アスカ「加持さん、アイツ何て言ったの?声小さくて聞こえなかったんだけど」
加持「あっ、ああ、美少女に好かれてて羨ましいですね、このこのっ!だってさ」ハハ
アスカ「フン!当たり前でしょ!加持さんの大人の魅力が分かってるのは私だけだもん」フフン
マヤ「(・・・このおっさん、残念な子に好かれて可哀想だなぁ。まぁ私には関係ないけど。ていうか、無精ヒゲがフケツ・・・)」
163 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:07:20.37 ID:Y/XqNWcOo
(加持の居室にて)
シンジ「お、アダムちゃんの入ったケース発見!」
シンジ「そして、この水筒に入っているLCLをATフィールドでちょちょいと細工して・・・
ほい、絶対にバレないパチモノが出来ましたよ~~~っと」
シンジ「・・・いつか事実をバラす日が来たら・・・『すり替えておいたのさっ!』
ってセリフを絶対言わなきゃなwwwやっべ、超楽しみwwwww『愛と正義の味方・・・スパイダーマッ!』ってねwwwwww」
シンジ「って、本物のアダムちゃんどうしようかな・・・ええぃ、ままよ!LCLに溶かして飲むか!」パシャッ
シンジ「ゴクゴクゴクゴク・・・うぇぇ・・・マズい・・・もう一杯!は絶対に要らないな」ゲッソリ
シンジ「・・・食堂行くか」
164 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:07:49.17 ID:Y/XqNWcOo
(しばらくして)
アスカ「ちょっとアンタ!一緒に来なさい!」
シンジ「ん?何かな?」
アスカ「見せたいものがあるのよ!」
シンジ「水色・・・の縞パンならさっき見せてもらったけど?」ニコニコ
アスカ「ッ! あんたバカぁ!?この変態!ド変態!違うわよ!私の弐号機見せてやるって言ってるの!」
シンジ「はいはい、わかりましたよ。ボクは『笑わない猫』に建前を取られてるから、ついつい・・・ね。 な~んちゃって~wwwww」
アスカ「(・・・調子狂うわねぇ・・・気持ち悪い)」
165 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:08:23.33 ID:Y/XqNWcOo
アスカ「どう?これが私の弐号機よ!アンタの初号機と違って・・・」
シンジ「うーん、ツノが生えてないね。所詮はプロダクションモデルかぁ。
コスト削減・合理化で、遊び心を忘れてしまった機体・・・魂のこもっていない工業製品だね。
(まぁ、君のママの魂はコアに入ってるんですけどねwww)」
アスカ「・・・・・・っ!ちょっと、アンタなに言っ」ドォォォォォォン
アスカ「キャアアアアアアアア!!」ヨロッ
シンジ「・・・来たか。あれ多分使徒の攻撃だよ。どうする?」
アスカ「・・・チャーンス!」ニヤリ
166 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:09:03.84 ID:Y/XqNWcOo
(ガギエル襲来)
シンジ「(やっぱりこうなるのね)・・・」ハァ
アスカ「いいこと?アンタはエントリープラグの中で、私の活躍をよーく見ておきなさい!」
シンジ「よし、じゃあ作戦を説明するね」
アスカ「ちょっと!人の話聞きなさいよ!」
シンジ「ボクがATフィールドを展開して、空母までの道を作るから、起動したら空母に移動。
マヤさんが電源ソケット用意してくれてるから、速やかに弐号機に接続。ここまではOK?」
アスカ「だから人の話を聞きなs」
シンジ「その後、アスカが攻撃を担当。プログナイフで使徒のコアを攻撃。使徒はコアが弱点なんだ。
赤い珠みたいなヤツね。で、僕はATフィールドを張って防御を担当。
使徒がATフィールドを張った場合は中和も担当するね。」
アスカ「だから人のはn」
シンジ「あ、逆でもいいけど、ATフィールド張れるの?」
アスカ「そんなの訓練でも成功した事ないわよ!そもそもATフィールドの
張り方なんてだれも教えてくれなかったわよ!」
シンジ「あー、ドイツ支部の司令と、本部の碇司令(笑)は犬猿の仲だからねぇ。
お互いにツマラナイ意地張って、肝心な情報共有しないとか笑えるよねw
じゃ、予定通り行くよ。起動シーケンス始めて。言語は日本語でもドイツ語でも英語でもいいよ。」
アスカ「・・・・・・」ハァ
167 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:10:35.45 ID:Y/XqNWcOo
シンジ「あー、テステス!艦長、マヤさん、聞こえますか?」
マヤ「シンジ君!弐号機に乗ってるの?惣流さんは!?」
艦長「あー・・ゴホンゴホン」
マヤ「あっ!すみません。失礼いたしました。///」
艦長「敵は水中をものすごい速さで自由自在に疾走している。碇中佐、あれが使徒かね?」
シンジ「そうです艦長!エヴァンゲリオンで迎撃させてください!ここは一つ、共同戦線と行きませんか?」
艦長「もちろんだよ。人類を守るのは、君達も私たちも同じだよ。それに・・・本物のガッジーラ達と対面させてもらえた恩もあるしな・・・」
シンジ「ありがとうございます!パイロット2名は既にエヴァンゲリオン弐号機に搭乗しています。
この後、空母に乗り移り、電源接続したいと思います。取り急ぎ、使徒相手に煙幕を張ってください。
攻撃すると被害が増えるので、直接の手出しはヤメてください。マヤさん、ソケットの準備はいいですか?」
168 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:11:14.64 ID:Y/XqNWcOo
マヤ「大丈夫!時間が無くてテストできてないけど、私を信じて!」
シンジ「マヤさんを疑った事なんて、人生で一度もありませんよ。では、出撃します!」
マヤ「シンジ君・・・///」ウルッ
副長「あっ、VTOL機が発進しようとしています!おい!敵前逃亡は射殺だぞ!!」
加持「あーすみません。緊急で届ける荷物があるので、先に日本まで行かせてもらいます。
マヤちゃん、アスカ、シンジ君、生きて帰ってこいよ~」ゴォォォォォォォ
アスカ「に、逃げた・・・」
マヤ「(キッモ!名前で呼ばれた!まじキッモ!!)・・・フケツ。」イラッ
169 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:11:46.68 ID:Y/XqNWcOo
シンジ「無事起動したみたいだね。じゃあATフィールド展開するよ」ブゥゥゥゥン
アスカ「いったいどうやって・・・まぁいいわ。後でじっくり聞くわ。アンタは私の華麗な戦いをみてなさい。」
シンジ「はいはい。早く行こうか。」
アスカ「・・・(こいつムカツク!)」
170 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:12:44.98 ID:Y/XqNWcOo
アスカ「あ・・・あれが使徒!?なんちゅうブッサイクな造形・・・」キモッ
シンジ「そんなこといいから、コアを探しなよ。赤い珠ね。赤いヤツ。」
アスカ「そんなの見当たらないわよ!」
シンジ「じゃあ、体の中とかじゃない?」
アスカ「あ!口の中になんか赤い物が見えた!」
シンジ「じゃあ、華麗に攻撃してもらおうかな。エレガントな戦い、期待してるよ」
アスカ「フフン!言われなくてもわかってるわよ!プログナイフ装備ッ!!」ヴィィィィィィィ
マヤ「シンジ君!惣流さん!敵使徒がエヴァに気付いたみたい。直線コースで来るわ!」
アスカ「このアスカ様にまっかせなさい!それっ!って、キャァァァァーーー!」
シンジ「うわーーー飲み込まれるーーーーーー」
マヤ「シンジ君!!」
アスカ「(・・・なにこの差別。私の心配はしてくれないっての?)」
171 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:13:22.74 ID:Y/XqNWcOo
シンジ「あーあ、使徒に飲み込まれちゃったよ。『女の子はエレガントにっ!』ってねwwwww」
アスカ「(・・・さっきから、元ネタがぜんっぜんわからねぇ)」
シンジ「じゃあ、作戦ね」
アスカ「この状況で何が出来るってのよ!」
シンジ「そうだなぁ・・・目からビーム!かなぁ。弐号機は目がいっぱいあるから強力じゃないかな」
アスカ「ハァ?」
シンジ「じゃ、見ててね。『目からビーム!!』」ビィィーー チュドォォォォォン!!
ガギエル「(死ーーーん)」
アスカ「ぇー」
172 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:13:53.85 ID:Y/XqNWcOo
(戦い終わって)
アスカ「ちょっとシンジ!さっきのはどうやったのよ!?」
シンジ「アスカ、エヴァがイメージで動く事は知ってる?」
アスカ「そんなの常識じゃない!」
シンジ「君は常識にとらわれすぎて、頭が固いんだよ。その年で大学
出てるって事は、どうせ勉強と訓練漬けの毎日だったんでしょ?」
アスカ「そうよ!私はエリートよ!あたりまえじゃない!」
シンジ「その点、ボクはアニメや映画や特撮をたくさん見て
育ったからね。常識にとらわれない発想が可能なのさ。」
アスカ「ハァ?アニメ!?映画ァ!?」
173 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:14:24.77 ID:Y/XqNWcOo
シンジ「まぁ、ダマされたと思って、アニメ見てイメトレしてごらんよ。そうだなぁ・・・『ベルセルク』とかいいかもね」
アスカ「ふむふむ」
シンジ「主人公が、ものすごい剣をふりまわして戦うんだ。弐号機向けの
ソニックブレイブに似てるから、戦い方をイメージしやすいかも。それにね・・・」
アスカ「それに?」
シンジ「ヒロインの女の子が、君の声にそっくりなんだ。きっと、親しみがもてると思うよw」
アスカ「なにそれ」
シンジ「まぁ、百聞は一見にしかず・・・一度見てみる事だね。」
174 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:15:00.48 ID:Y/XqNWcOo
マヤ「シンジ君!」
シンジ「あ、マヤさん」
マヤ「びっくりさせないでよ・・・使徒に飲み込まれた時・・・もうダメかと思った・・・」グスッ
シンジ「・・・マヤさんは、僕の事信じてないんですか?
僕は、マヤさんのこと信じてましたよ。実際、電源ソケットは完璧でした。」
マヤ「えっ、そんな事は・・・」ブンブン
シンジ「いえ、いいんです。僕、マヤさんに信じてもらえるよう、
これからも一生懸命頑張りますね。僕の事・・・何があっても信じていてください」ニコッ
マヤ「うん!(クゥゥゥゥ-)」
シンジ「あ、ひょっとしてお腹すいてます?w」
マヤ「・・・やだ・・・恥ずかしい///」
シンジ「そういえば、お弁当まだでしたね。一緒に食べましょうか?」
マヤ「・・・うん///」コクコク
175 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:15:49.53 ID:Y/XqNWcOo
マヤ「あれ?そういえば水筒2つ持ってなかった?」
シンジ「え?あぁ、使徒が襲ってきた衝撃で海に落としちゃいました。
あ、でも、安心してください!紅茶の方だったので大丈夫です!コーヒーは死守しました!w」
マヤ「そっかぁ・・・じゃあ、お弁当のお礼に、戻ったら、私が代わりの水筒買ってあげる!」
シンジ「そんな、悪いですよー」
マヤ「いいからいいから。今日の思い出に・・・ねっ?今度一緒に買いに行こっ!」
シンジ「・・・! じゃ、じゃあ、お願いします。あ、でも・・・」
マヤ「でも?」
シンジ「ボク、好みにうるさいので、気に入ったのが見つかるまで、色んな店に
寄りますよ?1日がかりになっちゃうかもしれません。それでもいいですか?」
マヤ「もちろん!なんだかデートみたいだねっ♪」
シンジ「そうですね!」フフフ
アスカ「(完全に空気かよ、アタシ・・・)」
176 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:17:12.09 ID:Y/XqNWcOo
(ネルフにて)
アスカ「ハロー!ミサト!久しぶり!!!」
ミサト「・・・・・・あぁ、アスカね。オヒサ」ドヨーン
アスカ「えっ・・・あのバカみたいに明るいミサトはどこに行ったのよ・・・」
ミサト「お金が無いの・・・」
アスカ「ハァ?」
ミサト「もう・・・3週間も・・・えびちゅ飲んでないの・・・」
アスカ「えびちゅ??」
ミサト「ご飯はネルフの食堂で食べられるけど・・・お酒が手に入らないの・・・」
アスカ「ンなもん飲まなくても生きていけるわよ!バカねぇ。アル中じゃあるまいし」
ミサト「はん・・・ガキに何がわかるってのよ・・・」
177 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:17:53.56 ID:Y/XqNWcOo
アスカ「ガキですってぇ!?シンジに聞いたわよ。アンタ途方もない借金背負ったんですってね」
ミサト「ぜんぶあいつが悪いのよ・・・碇シンジ・・・ただでさえ30%減俸なのに・・・
その上毎月20万円を強制天引き・・・残るお金なんて子供の小遣い以下よ・・・
私は一生タダ働き確定よ・・・私はネルフの奴隷じゃないっつーの・・・・・・。
しかもその借金のせいで、サラ金からも借りられない・・・もう詰みよ・・・」
アスカ「お金がないなら、コッソリバイトすれば?」
ミサト「私、一応国際公務員よ・・・」
アスカ「バレなきゃいいのよ。それに・・・」
ミサト「それに?」
アスカ「飲み屋で働けば、お客さんからお酒オゴってもらえるんじゃないの?映画とかドラマではそんなシーンあったわよ?」
ミサト「ハッ・・・!?アスカ!それ、ナイスアイd」キュピーン
178 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:18:23.87 ID:Y/XqNWcOo
シンジ「やってもいいですけど、クビですよ。ク・ビ♪」
ミサト「いっ、碇2佐・・・」フルフル
シンジ「おお、ようやく上官への口のきき方を覚えたみたいですね。いい傾向ですよ、葛城1尉。その調子です。」
ミサト「ハ、ハイ・・・」
シンジ「日向さんに聞きましたよ。有給もとらせてくれたし、労もねぎらってくれた。
書類仕事も不得手ながら、何とか頑張ってるそうじゃないですか」
ミサト「もう、それしかありませんから・・・」ウツムキ
シンジ「(スッ)」
ミサト「・・・これは?」
シンジ「僕からの個人的なボーナスです」
ミサト「えっ」
179 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:19:01.15 ID:Y/XqNWcOo
シンジ「3万円入っています。お酒を飲もうと、借金返済に使おうと、
葛城1尉の自由に使って下さい。毎日切り詰めてたら、息が詰まっちゃうでしょ?」
ミサト「いっ・・・碇2佐・・・あ、ありがとうございます・・・」ウルッ
シンジ「まぁ、お酒飲んでもいいですけど、節制してくださいね。
これで明日遅刻でもしたら、僕に対する裏切りですよ。」ハハハ
ミサト「ありがとうございます・・・!ありがとうございます・・・!」ウルッ
アスカ「・・・もう飼いならされた犬ね」ハァ
シンジ「あ、一つだけ条件が」
ミサト「な、なんでしょうか・・・」
シンジ「ペンペンに、新鮮な魚でも食べさせてあげてください。
食堂の残飯くらいしかあげてないんでしょ。食堂のオバちゃんに聞きましたよ。」
ミサト「ハイ・・・その通りです・・・」
シンジ「(と、ここでイタズラな突風が・・・w)」ヒュゥゥゥゥゥ
ピラッ
アスカ「キャァァァァ!スカートが!! 見たわねバカシンジ!」
シンジ「(やっぱり照れ隠しにビンタしてくるか・・・ここですかさず手を取って・・・)」
アスカ「キャッ!何するのよヘンタイ!離しなさ・・・」
シンジ「(ワンツースリー、ワンツースリー、クルッと回してターン!・・・っと)」
シンジ「おっとっと、風でよろけちゃったみたいだね?アスカ、大丈夫だった?」ニコッ
マヤ「(やだ・・・シンジ君、優雅な動き・・・それに紳士・・・)」ポッ
アスカ「何なのよコイツ・・・///」
158 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:03:40.06 ID:Y/XqNWcOo
シンジ「で、そちらの無精ヒゲの方は?」
加持「はじめましてシンジ君。ネルフ特殊監査部の加持リョウジ1尉だ。お噂はかねがね。宜しくな!」
シンジ「あぁ、貴方が加持さんですか!葛城さんからお話はかねがね・・・」
加持「何!?そ、そうか・・・今日は葛城の奴が来るって聞いてたんだが、予定が変わったのか?」
シンジ「あぁ、葛城1尉は、借金を7981万5323円・・・いや、今月の給料から
20万円天引きしたから、残り7961万5323円か・・・を背負ったショックで
寝込んでいます。400回払いで、完済まで33年掛かる計算ですね。
ボクが肩代わりしたので、利息が無い事だけは救いでしょうか。」
加持「はぁ!?(おいおい葛城、一体何やらかしたんだ・・・?って、そんな借金肩代わり
出来るなんて・・・碇財閥の力か?それとも碇司令がバックに付いてるのか??)」
アスカ「えぇぇ!? ミサト、一体何やってんのよ!!」
シンジ「本人の意思で背負った借金ですので、僕からは何とも言えませんが。まぁ色々あったんですよ。色々と。」
加持「そ、そうか・・・」
159 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:04:15.34 ID:Y/XqNWcOo
(艦橋にて)
艦長「フム、悪名高いネルフからどんな人間が来るかと思えば・・・可愛らしい御嬢さんに子供かね」
シンジ「お初にお目にかかります。ネルフ司令部所属、特務2佐の碇シンジと申します。
こちらは、ネルフ技術部の伊吹2尉です。」キリッ
マヤ「(シンジ君って英語ペラペラだったんだ・・・わたしが通訳しようと
思ってたのに・・・やるなぁ)伊吹2尉です。宜しくお願い致します。」
艦長「そ、その年で中佐とは・・・恐れ入った。子供だなんて言って済まなかったね」
シンジ「いえ、事実ですから。それで、例の物の受け取りですが・・・」
艦長「あぁ、あのオモチャかね?新横須賀港に入ってから引き渡そう。
それまでは我々が責任を持って護送する」フン
シンジ「はい、構いません。但し、道中、使徒に襲われた時は
ネルフにて作戦行動を行います。その際は是非ご協力頂きたく。」
艦長「あんなオモチャが役に立つものかね。我々
太平洋艦隊の力をみくびってもらっては困るな。」ハッハッハ
160 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:04:46.04 ID:Y/XqNWcOo
シンジ「そうですねぇ・・・情報が隠ぺいされているので、あまり細かい所はご存じないと思いますが・・・敵は
使徒という怪獣のようなものです。昔流行った、ガッジーラという日本映画をご存じありませんか?」
艦長「おぉぅ!ガッジーラかね!あれは子供の頃から好きでなぁ・・・
私はブルーレイを全部持っておるよ。個人的には、モッスゥラが一番好きだったな。
映画に出てくるリトルツインズの美声が忘れられないな。
♪モッスゥラー、ヤー♪モッスゥラー♪とな」ニコニコ
シンジ「そうですね、で、使徒というのはガッジーラみたいな
ものです。冗談みたいですが、本当の事なんです。
で、映画の中で、軍隊はガッジーラに勝てましたか?」
艦長「むぅ・・・言われてみれば・・・ボロ負けだったな・・・」
シンジ「いつの世も、怪獣に勝つのはオモチャみたいなヒーローって事ですよw
軍隊には軍隊の仕事があるんですから、怪獣の相手は任せてください。」
艦長「むぅ」
161 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:05:27.78 ID:Y/XqNWcOo
シンジ「ちなみに、艦長が大のガッジーラ好きと伺っておりましたので・・・
日本の映画博物館より、実際の映画撮影で使われた、本物の着ぐるみを何体か借りてきました」
艦長「何!それは本当かね!?」
シンジ「よろしければ、格納庫で記念撮影など如何ですか?兵隊の皆さんにもお好きな方
いらっしゃると思うので、映画のシーンとか再現できると思いますよ?」ニコニコ
艦長「うむ、なるほどな!まぁ、支援が必要な時は言ってくれたまえ。喜んで協力しよう。
おい副長!広報課のジェームズ曹長に、撮影機材フル装備で格納庫まで来るように伝えろ!
あと、館内放送で、『ガッジーラ友の会緊急集合』ともな!最優先命令だ!!
・・・じゃあ、私はちょっと格納庫に」イソイソ
シンジ「行ってらっしゃいませーw」
マヤ「(シンジ君、やるなぁ・・・あの着ぐるみはそういう意味だったのかぁ)」
アスカ「なにこれ」
加持「じゃ、じゃあ食堂にでも行って一休みするかい?」
アスカ「わたしお腹すいた!パフェ食べたい!加持さんオゴってぇ~」
加持「仕方ないなぁ。あ、シンジ君と、そちらの可憐な御嬢さんにもご馳走しようかな」
シンジ「ありがとうございます。では行きましょうか。あ、それと・・・」
加持「何だい?」
シンジ「(伊吹2尉はボクが狙ってるので、手ぇ出さないでくださいね・・・
さもなくば、例のバイトの件バラしますよ?僕、全部知ってますからw)」ボソ
加持「えっ」
シンジ「あ、僕、お手洗い行きたいんで、先に食堂行っててください。後から合流しますので。では!」タッタッタ
加持「 」ポカーン
アスカ「加持さん、アイツ何て言ったの?声小さくて聞こえなかったんだけど」
加持「あっ、ああ、美少女に好かれてて羨ましいですね、このこのっ!だってさ」ハハ
アスカ「フン!当たり前でしょ!加持さんの大人の魅力が分かってるのは私だけだもん」フフン
マヤ「(・・・このおっさん、残念な子に好かれて可哀想だなぁ。まぁ私には関係ないけど。ていうか、無精ヒゲがフケツ・・・)」
163 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:07:20.37 ID:Y/XqNWcOo
(加持の居室にて)
シンジ「お、アダムちゃんの入ったケース発見!」
シンジ「そして、この水筒に入っているLCLをATフィールドでちょちょいと細工して・・・
ほい、絶対にバレないパチモノが出来ましたよ~~~っと」
シンジ「・・・いつか事実をバラす日が来たら・・・『すり替えておいたのさっ!』
ってセリフを絶対言わなきゃなwwwやっべ、超楽しみwwwww『愛と正義の味方・・・スパイダーマッ!』ってねwwwwww」
シンジ「って、本物のアダムちゃんどうしようかな・・・ええぃ、ままよ!LCLに溶かして飲むか!」パシャッ
シンジ「ゴクゴクゴクゴク・・・うぇぇ・・・マズい・・・もう一杯!は絶対に要らないな」ゲッソリ
シンジ「・・・食堂行くか」
164 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:07:49.17 ID:Y/XqNWcOo
(しばらくして)
アスカ「ちょっとアンタ!一緒に来なさい!」
シンジ「ん?何かな?」
アスカ「見せたいものがあるのよ!」
シンジ「水色・・・の縞パンならさっき見せてもらったけど?」ニコニコ
アスカ「ッ! あんたバカぁ!?この変態!ド変態!違うわよ!私の弐号機見せてやるって言ってるの!」
シンジ「はいはい、わかりましたよ。ボクは『笑わない猫』に建前を取られてるから、ついつい・・・ね。 な~んちゃって~wwwww」
アスカ「(・・・調子狂うわねぇ・・・気持ち悪い)」
165 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:08:23.33 ID:Y/XqNWcOo
アスカ「どう?これが私の弐号機よ!アンタの初号機と違って・・・」
シンジ「うーん、ツノが生えてないね。所詮はプロダクションモデルかぁ。
コスト削減・合理化で、遊び心を忘れてしまった機体・・・魂のこもっていない工業製品だね。
(まぁ、君のママの魂はコアに入ってるんですけどねwww)」
アスカ「・・・・・・っ!ちょっと、アンタなに言っ」ドォォォォォォン
アスカ「キャアアアアアアアア!!」ヨロッ
シンジ「・・・来たか。あれ多分使徒の攻撃だよ。どうする?」
アスカ「・・・チャーンス!」ニヤリ
166 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:09:03.84 ID:Y/XqNWcOo
(ガギエル襲来)
シンジ「(やっぱりこうなるのね)・・・」ハァ
アスカ「いいこと?アンタはエントリープラグの中で、私の活躍をよーく見ておきなさい!」
シンジ「よし、じゃあ作戦を説明するね」
アスカ「ちょっと!人の話聞きなさいよ!」
シンジ「ボクがATフィールドを展開して、空母までの道を作るから、起動したら空母に移動。
マヤさんが電源ソケット用意してくれてるから、速やかに弐号機に接続。ここまではOK?」
アスカ「だから人の話を聞きなs」
シンジ「その後、アスカが攻撃を担当。プログナイフで使徒のコアを攻撃。使徒はコアが弱点なんだ。
赤い珠みたいなヤツね。で、僕はATフィールドを張って防御を担当。
使徒がATフィールドを張った場合は中和も担当するね。」
アスカ「だから人のはn」
シンジ「あ、逆でもいいけど、ATフィールド張れるの?」
アスカ「そんなの訓練でも成功した事ないわよ!そもそもATフィールドの
張り方なんてだれも教えてくれなかったわよ!」
シンジ「あー、ドイツ支部の司令と、本部の碇司令(笑)は犬猿の仲だからねぇ。
お互いにツマラナイ意地張って、肝心な情報共有しないとか笑えるよねw
じゃ、予定通り行くよ。起動シーケンス始めて。言語は日本語でもドイツ語でも英語でもいいよ。」
アスカ「・・・・・・」ハァ
167 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:10:35.45 ID:Y/XqNWcOo
シンジ「あー、テステス!艦長、マヤさん、聞こえますか?」
マヤ「シンジ君!弐号機に乗ってるの?惣流さんは!?」
艦長「あー・・ゴホンゴホン」
マヤ「あっ!すみません。失礼いたしました。///」
艦長「敵は水中をものすごい速さで自由自在に疾走している。碇中佐、あれが使徒かね?」
シンジ「そうです艦長!エヴァンゲリオンで迎撃させてください!ここは一つ、共同戦線と行きませんか?」
艦長「もちろんだよ。人類を守るのは、君達も私たちも同じだよ。それに・・・本物のガッジーラ達と対面させてもらえた恩もあるしな・・・」
シンジ「ありがとうございます!パイロット2名は既にエヴァンゲリオン弐号機に搭乗しています。
この後、空母に乗り移り、電源接続したいと思います。取り急ぎ、使徒相手に煙幕を張ってください。
攻撃すると被害が増えるので、直接の手出しはヤメてください。マヤさん、ソケットの準備はいいですか?」
168 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:11:14.64 ID:Y/XqNWcOo
マヤ「大丈夫!時間が無くてテストできてないけど、私を信じて!」
シンジ「マヤさんを疑った事なんて、人生で一度もありませんよ。では、出撃します!」
マヤ「シンジ君・・・///」ウルッ
副長「あっ、VTOL機が発進しようとしています!おい!敵前逃亡は射殺だぞ!!」
加持「あーすみません。緊急で届ける荷物があるので、先に日本まで行かせてもらいます。
マヤちゃん、アスカ、シンジ君、生きて帰ってこいよ~」ゴォォォォォォォ
アスカ「に、逃げた・・・」
マヤ「(キッモ!名前で呼ばれた!まじキッモ!!)・・・フケツ。」イラッ
169 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:11:46.68 ID:Y/XqNWcOo
シンジ「無事起動したみたいだね。じゃあATフィールド展開するよ」ブゥゥゥゥン
アスカ「いったいどうやって・・・まぁいいわ。後でじっくり聞くわ。アンタは私の華麗な戦いをみてなさい。」
シンジ「はいはい。早く行こうか。」
アスカ「・・・(こいつムカツク!)」
170 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:12:44.98 ID:Y/XqNWcOo
アスカ「あ・・・あれが使徒!?なんちゅうブッサイクな造形・・・」キモッ
シンジ「そんなこといいから、コアを探しなよ。赤い珠ね。赤いヤツ。」
アスカ「そんなの見当たらないわよ!」
シンジ「じゃあ、体の中とかじゃない?」
アスカ「あ!口の中になんか赤い物が見えた!」
シンジ「じゃあ、華麗に攻撃してもらおうかな。エレガントな戦い、期待してるよ」
アスカ「フフン!言われなくてもわかってるわよ!プログナイフ装備ッ!!」ヴィィィィィィィ
マヤ「シンジ君!惣流さん!敵使徒がエヴァに気付いたみたい。直線コースで来るわ!」
アスカ「このアスカ様にまっかせなさい!それっ!って、キャァァァァーーー!」
シンジ「うわーーー飲み込まれるーーーーーー」
マヤ「シンジ君!!」
アスカ「(・・・なにこの差別。私の心配はしてくれないっての?)」
171 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:13:22.74 ID:Y/XqNWcOo
シンジ「あーあ、使徒に飲み込まれちゃったよ。『女の子はエレガントにっ!』ってねwwwww」
アスカ「(・・・さっきから、元ネタがぜんっぜんわからねぇ)」
シンジ「じゃあ、作戦ね」
アスカ「この状況で何が出来るってのよ!」
シンジ「そうだなぁ・・・目からビーム!かなぁ。弐号機は目がいっぱいあるから強力じゃないかな」
アスカ「ハァ?」
シンジ「じゃ、見ててね。『目からビーム!!』」ビィィーー チュドォォォォォン!!
ガギエル「(死ーーーん)」
アスカ「ぇー」
172 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:13:53.85 ID:Y/XqNWcOo
(戦い終わって)
アスカ「ちょっとシンジ!さっきのはどうやったのよ!?」
シンジ「アスカ、エヴァがイメージで動く事は知ってる?」
アスカ「そんなの常識じゃない!」
シンジ「君は常識にとらわれすぎて、頭が固いんだよ。その年で大学
出てるって事は、どうせ勉強と訓練漬けの毎日だったんでしょ?」
アスカ「そうよ!私はエリートよ!あたりまえじゃない!」
シンジ「その点、ボクはアニメや映画や特撮をたくさん見て
育ったからね。常識にとらわれない発想が可能なのさ。」
アスカ「ハァ?アニメ!?映画ァ!?」
173 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:14:24.77 ID:Y/XqNWcOo
シンジ「まぁ、ダマされたと思って、アニメ見てイメトレしてごらんよ。そうだなぁ・・・『ベルセルク』とかいいかもね」
アスカ「ふむふむ」
シンジ「主人公が、ものすごい剣をふりまわして戦うんだ。弐号機向けの
ソニックブレイブに似てるから、戦い方をイメージしやすいかも。それにね・・・」
アスカ「それに?」
シンジ「ヒロインの女の子が、君の声にそっくりなんだ。きっと、親しみがもてると思うよw」
アスカ「なにそれ」
シンジ「まぁ、百聞は一見にしかず・・・一度見てみる事だね。」
174 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:15:00.48 ID:Y/XqNWcOo
マヤ「シンジ君!」
シンジ「あ、マヤさん」
マヤ「びっくりさせないでよ・・・使徒に飲み込まれた時・・・もうダメかと思った・・・」グスッ
シンジ「・・・マヤさんは、僕の事信じてないんですか?
僕は、マヤさんのこと信じてましたよ。実際、電源ソケットは完璧でした。」
マヤ「えっ、そんな事は・・・」ブンブン
シンジ「いえ、いいんです。僕、マヤさんに信じてもらえるよう、
これからも一生懸命頑張りますね。僕の事・・・何があっても信じていてください」ニコッ
マヤ「うん!(クゥゥゥゥ-)」
シンジ「あ、ひょっとしてお腹すいてます?w」
マヤ「・・・やだ・・・恥ずかしい///」
シンジ「そういえば、お弁当まだでしたね。一緒に食べましょうか?」
マヤ「・・・うん///」コクコク
175 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:15:49.53 ID:Y/XqNWcOo
マヤ「あれ?そういえば水筒2つ持ってなかった?」
シンジ「え?あぁ、使徒が襲ってきた衝撃で海に落としちゃいました。
あ、でも、安心してください!紅茶の方だったので大丈夫です!コーヒーは死守しました!w」
マヤ「そっかぁ・・・じゃあ、お弁当のお礼に、戻ったら、私が代わりの水筒買ってあげる!」
シンジ「そんな、悪いですよー」
マヤ「いいからいいから。今日の思い出に・・・ねっ?今度一緒に買いに行こっ!」
シンジ「・・・! じゃ、じゃあ、お願いします。あ、でも・・・」
マヤ「でも?」
シンジ「ボク、好みにうるさいので、気に入ったのが見つかるまで、色んな店に
寄りますよ?1日がかりになっちゃうかもしれません。それでもいいですか?」
マヤ「もちろん!なんだかデートみたいだねっ♪」
シンジ「そうですね!」フフフ
アスカ「(完全に空気かよ、アタシ・・・)」
176 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:17:12.09 ID:Y/XqNWcOo
(ネルフにて)
アスカ「ハロー!ミサト!久しぶり!!!」
ミサト「・・・・・・あぁ、アスカね。オヒサ」ドヨーン
アスカ「えっ・・・あのバカみたいに明るいミサトはどこに行ったのよ・・・」
ミサト「お金が無いの・・・」
アスカ「ハァ?」
ミサト「もう・・・3週間も・・・えびちゅ飲んでないの・・・」
アスカ「えびちゅ??」
ミサト「ご飯はネルフの食堂で食べられるけど・・・お酒が手に入らないの・・・」
アスカ「ンなもん飲まなくても生きていけるわよ!バカねぇ。アル中じゃあるまいし」
ミサト「はん・・・ガキに何がわかるってのよ・・・」
アスカ「ガキですってぇ!?シンジに聞いたわよ。アンタ途方もない借金背負ったんですってね」
ミサト「ぜんぶあいつが悪いのよ・・・碇シンジ・・・ただでさえ30%減俸なのに・・・
その上毎月20万円を強制天引き・・・残るお金なんて子供の小遣い以下よ・・・
私は一生タダ働き確定よ・・・私はネルフの奴隷じゃないっつーの・・・・・・。
しかもその借金のせいで、サラ金からも借りられない・・・もう詰みよ・・・」
アスカ「お金がないなら、コッソリバイトすれば?」
ミサト「私、一応国際公務員よ・・・」
アスカ「バレなきゃいいのよ。それに・・・」
ミサト「それに?」
アスカ「飲み屋で働けば、お客さんからお酒オゴってもらえるんじゃないの?映画とかドラマではそんなシーンあったわよ?」
ミサト「ハッ・・・!?アスカ!それ、ナイスアイd」キュピーン
178 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:18:23.87 ID:Y/XqNWcOo
シンジ「やってもいいですけど、クビですよ。ク・ビ♪」
ミサト「いっ、碇2佐・・・」フルフル
シンジ「おお、ようやく上官への口のきき方を覚えたみたいですね。いい傾向ですよ、葛城1尉。その調子です。」
ミサト「ハ、ハイ・・・」
シンジ「日向さんに聞きましたよ。有給もとらせてくれたし、労もねぎらってくれた。
書類仕事も不得手ながら、何とか頑張ってるそうじゃないですか」
ミサト「もう、それしかありませんから・・・」ウツムキ
シンジ「(スッ)」
ミサト「・・・これは?」
シンジ「僕からの個人的なボーナスです」
ミサト「えっ」
179 :ぬるヲタ ◆dUus/Rvcpw70 :2013/08/20(火) 22:19:01.15 ID:Y/XqNWcOo
シンジ「3万円入っています。お酒を飲もうと、借金返済に使おうと、
葛城1尉の自由に使って下さい。毎日切り詰めてたら、息が詰まっちゃうでしょ?」
ミサト「いっ・・・碇2佐・・・あ、ありがとうございます・・・」ウルッ
シンジ「まぁ、お酒飲んでもいいですけど、節制してくださいね。
これで明日遅刻でもしたら、僕に対する裏切りですよ。」ハハハ
ミサト「ありがとうございます・・・!ありがとうございます・・・!」ウルッ
アスカ「・・・もう飼いならされた犬ね」ハァ
シンジ「あ、一つだけ条件が」
ミサト「な、なんでしょうか・・・」
シンジ「ペンペンに、新鮮な魚でも食べさせてあげてください。
食堂の残飯くらいしかあげてないんでしょ。食堂のオバちゃんに聞きましたよ。」
ミサト「ハイ・・・その通りです・・・」
シンジ「こうなったら、開き直ってやる・・・w」
Part1<< Part2 Part3 Part4 Part5 Part6 Part7 Part8 Part9 Part10 >>Part43
評価する!(1099)
エヴァンゲリオンSS集一覧に戻る
ショートストーリーの人気記事
神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」
神様の秘密とは?神様が叶えたかったこととは?笑いあり、涙ありの神ss。日常系アニメが好きな方におすすめ!
→記事を読む
女「ハローハロー。誰かいませんか?どうぞ」
→記事を読む
キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」
→記事を読む
魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
→記事を読む
男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」
→記事を読む
同僚女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」
→記事を読む
妹「マニュアルで恋します!」
→記事を読む
きのこの山「最後通牒だと……?」たけのこの里「……」
→記事を読む
月「で……であ…でぁー…TH…であのて……?」
→記事を読む
彡(゚)(゚)「お、居酒屋やんけ。入ったろ」
→記事を読む