シンジ「強くてニューゲーム」
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806 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 20:47:47.88 ID:p0G5JXQv0
アスカ「バカシンジ!!あんたなんかだいっきらい!!」
シンジ「…………ごめん」
初号機『…………』ガーン
弐号機『…………』
アスカ「…謝らないでよ、謝ったってなんにもならないんだから…!!」
シンジ「…………」
初号機『…………』
弐号機『………………』
アスカ「っ!!ママ!?」ピクッ
シンジ「………おばさん」
弐号機『………………』
アスカ「……………う…」ジワッ
シンジ「…………」
アスカ「だって、だってぇ!!」ポロポロ
弐号機『……………』
シンジ「おばさん、アスカは悪くないよ、だから怒らないで?」
初号機『……………』
シンジ「母さんはにやにやしないで」
アスカ「ぅ…うぇ…ひっぐ…ママぁ…ぅぅ……」ポロポロ
807 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 21:04:35.72 ID:2g3T8EJw0
シンジ「……アスカ、そろそろ帰ろ?もう遅いし」
アスカ「……やだ、ママと居る」
初号機『…………』
シンジ「母さんかわいいとかいってないでちょっと黙ってて」
アスカ「ミサトなんかきらい、情けなくなった加持さんもみたくない、ママと一緒が良いもん…」
シンジ「……アスカ…」
アスカ「……シンジはママと一緒に居たくないの?あたしはずっと一緒にいたいからここに居る」
シンジ「…居たくない訳じゃないけどさ、ミサトさん達心配するよ?」
アスカ「そんなの知らないもん…ママが居れば良いもんあたしは」
シンジ「……おばさーん」
弐号機『……………』
アスカ「やだ!!」
シンジ「アスカ、おばさんの言う事聞きなよ、アスカはいい子なんでしょ?」
アスカ「………うぅ…だって…」
弐号機『……………』
シンジ「おばさんはずっとここに居るんだから、いつでも会えるでしょ、アスカ」
アスカ「……………わかった、言う通りにする…」グスッ
初号機『……………』
シンジ「…ああそう、女の子かわいいはわかったから、にやにやしないで母さん」
初号機『…………』ショボン
シンジ「……反抗期とかじゃないから」
808 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/25(水) 21:06:05.31 ID:4LJzTFN30
ユイ「(・v・)ニヤニヤ」
809 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/25(水) 21:19:30.45 ID:B7x4u/b3o
ニヨニヨ
810 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 21:27:11.78 ID:gZwpjLFU0
………
シンジ「…ただいま…ミサトさーん?」
ミサト「あ…シンジくん…お帰りなさい」
アスカ「…………」
ミサト「…アスカも、お帰りなさい」
アスカ「…………」タタタ
バタンッ
シンジ「………」
ミサト「……アスカに付いててくれたのね、ありがとシンジくん」
シンジ「…たまたまです、偶然同じ所に来てたから」
ミサト「…そう」
シンジ「帰り、遅くなってごめんなさい」
ミサト「シンジくんが悪い事すると思ってないし、今回はなんにも言わないわ」
シンジ「………そうですか」
ミサト「……ごめんね、私じゃ保護者として力不足よね」
シンジ「ミサトさんは良くしてくれてますよ」
ミサト「………ありがと、でもね、やっぱり私は貴方達の本当の家族にはなれないのかなって…今さらながらね…」
シンジ「………ミサトさんがお母さんっていうのは、確かに変ですね」
ミサト「………そうね」
シンジ「はい」
ミサト「…………」
シンジ「………」
ミサト(………せめてお姉さんって言って欲しかった…)
シンジ(…ミサトさんはおだて過ぎると駄目になるから言いませんよ)
811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/25(水) 21:28:53.85 ID:WajooqsT0
駄目になるってかもう駄目だろ
814 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 21:40:24.49 ID:yE8uNKg10
加持「…お、帰ったのかシンジくん」
シンジ「加持さん、はい、今帰ってきました」
ミサト「加持くん、おふろ沸いてる?シンジくんお風呂入らないと」
加持「沸いてるよ、シンジくん一緒に入る?」
シンジ「はい、良いですよ?」
加持「よし、ならさっそく入るか、男同士背中流しあってな♪」ポン
シンジ「じゃあ、タオル持ってきますから先入ってて下さい」
加持「ああ、そうするよ」
ミサト「…あんたもずいぶんとここに馴染んだわねぇー…びっくりするぐらい自然体で過ごしてんじゃないの」ジト
加持「郷に入れば郷に従えってね、無職ってのも悪くないさ」ニカッ
ミサト「そこは悪いって思いなさいよ」
818 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 22:09:48.02 ID:PxktL3HI0
…カポーン
ペンペン「……くぁ」バシャバシャ
加持「………ふぅ、いい気持ちだ」
シンジ「おじさん臭いですね」ゴシゴシ
加持「ま、この歳ならおじさんだろうな、確かに」
シンジ「ミサトさんが怒りますよそんな事言うと」ザパッ
加持「私までおばさんになるでしょ!?って?」
シンジ「違いますよ、加持さんが自分をおじさんって認めてるからですよ」
加持「………ん、女心ってやつか、良くわからんな、こればっかりは歳をとっても理解出来る気がしない」
シンジ「僕もですよ」
ペンペン「くーぁーくぅー」バシャバシャ
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/25(水) 22:11:13.11 ID:duE2I7uw0
シンジくんの実質年齢はもっと上なんだろうな
821 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 22:25:18.33 ID:LeDmeUO80
加持「…女心…か、シンジくんも苦労してるクチ?」
シンジ「………そうかもしれないです」
加持「アドバイス、いる?」
シンジ「いりません、そっち関連で加持さんのアドバイスが役にたった試しがないんで」
加持「…こりゃ手厳しいね」
シンジ「加持さんはミサトさんにどうやって婚姻届けにハンコ押させるかだけ考えてて下さい」
加持「それも無理難題って所だね、葛城はプー太郎が大嫌いらしいからな」
シンジ「………」ジッ
加持「…ん?なんだ?」
シンジ「ミサトさんじゃなくて加持さん自身が嫌なんでしょ?情けないって思ってるから」
加持「………やれやれ、的確過ぎて反論すら浮かばんな…」
シンジ「……すいません、無理言ってるの僕なのに」
加持「良いさ、葛城に泣かれるよりは怒られていた方がよっぽどな…」
822 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 22:43:43.02 ID:p0G5JXQv0
シンジ「…正直に言いますとね、僕は加持さんがどうのこうのより、ミサトさんの為に加持さんに無職を強要してるだけです、加持さんが居なくなった後のミサトさんはあまり見たくないから」
加持「…わかってるよ」
シンジ「自分勝手なのはわかってるんです…でも、他にどうしようもないから」
加持「…シンジくん」
シンジ「………はい」
加持「どうしてもやり遂げなくちゃならないものがあるなら、男は犠牲なんて気にしたらいけない…俺も真実をつきとめようと命を掛けていたが、止められ、幸運にもあっさり真実を知る事が出来た今でもそれだけは間違っていなかったと思う」
シンジ「………」
加持「だから、後悔なんて今はしたら駄目だ、全て成し遂げてから、初めてすれば良い…後悔なんてした所で戻ってくるものなんて一度もないんだから」
シンジ「………はい」
824 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 22:56:18.41 ID:pE1IIepK0
>>822
後悔なんてしたところで戻ってくるものなんて一度もないんだから←×
後悔なんてしたところで戻ってくるものなんて一つもないんだから←○
823 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 22:52:34.47 ID:GPWVf8YW0
加持「…真実に代価が必要なら、俺は喜んで払うよ、どんなに高くともね」
シンジ「……………」
加持「…ま、格好つけてもその代価が失職なら安いのかな、しかも三食昼寝付き」
シンジ「かっこよさも払ってますね、根こそぎ」
加持「大丈夫、自覚はある」ニカッ
シンジ「………ここだけはミサトさんにホント申し訳ないと思う」
ペンペン「くぁ!!」ザパァン!!
825 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 23:00:48.54 ID:pE1IIepK0
………
…………
……………
…ママ
ママはずっと一緒だった
ずっと見てくれてる
あたしを守ってくれてる
ずっと、ずっと一緒だったんだ
…………
826 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 23:04:39.77 ID:7y31302x0
ママは…あたしのママはママを辞めてなんかなかった
あたしを捨ててなんかなかった
あたしをころしてなんて、なかった
ずっとあたしのママでいてくれていたんだ
あたしがわからなかっただけで
…………
………
……
827 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 23:12:30.27 ID:pE1IIepK0
どうしてわからなかった?
どうして気付いてあげられなかったの?
どうして教えてくれなかったの?
どうして?
ママの脱け殻をママだとずっと思ってたから?
ちがう
ママの脱け殻を土に埋めたから?
…ちがう
ママが弐号機の中に居るって、知らなかったから?
そうかもしれない
ママが、ママの姿をしてないなんて考えもしなかったから?
たぶん、そうだ…
…………
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/25(水) 23:17:47.49 ID:C78IEAqwo
パイプ椅子が見えるな……
829 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 23:20:31.17 ID:Sbq1k++C0
なら、どうしてママはエヴァの中にいるの?
…………
ママの心は、どうしてママの身体から離れたの?
…………
ママがエヴァの部品になっているのは何故?
………………………………。
ママにこんな酷い事をしたのは誰だ
ママをあたしから取り上げたのは誰だ
ママをヒトから外れさせたのは誰だ
許さない、絶対に許さない。
殺してやる
必ず、ママに酷い事した奴みんな、みんな殺してやる。
830 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 23:28:51.85 ID:GPWVf8YW0
予 告
テーンテテーテテーテテテテーテテーテーンテテーテテー♪
真実に触れ、憎悪に支配されるアスカ
弐号機が憎しみの咆哮を上げるとき、その楔は解き放たれ…その力は未知の使徒すら寄せ付けなかった。
そして、シンジは…
次回「せめて、人間らしく」
この次も!!サービスサービス!!(テーテン♪)
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/25(水) 23:30:12.24 ID:oeE81+ZZo
アスカがまるでヒロインかのように可愛い
833 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 23:32:17.86 ID:5l24bBn60
ねる
そろそろ佳境ではあるが残りレス数で終わる気がしない、まあ、アルミサエルぐらいで区切れれはいいや次アラエルだけど
834 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/25(水) 23:32:44.14 ID:+5zHCEl7o
乙
851 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/26(木) 22:24:47.51 ID:h0E5aeVQ0
………
リツコ「…………」
マヤ「…凄いですね、シンジくんに匹敵するシンクロ率ですよ、アスカ…」
リツコ「ええ、そうね…」
アスカ『…………』
ミサト(………シンジくんに匹敵、か…アスカにもなにか、シンジくんと同じ領域に達するきっかけがあったようね…)
ミサト(……だとすれば、この前のテストの時の騒動か…)
リツコ「…他の子は問題点無しね、順調に上がっている」
シンジ『………』
綾波『…………』
カヲル『………』
マヤ「シンジくんが182.1%、アスカが181.9%…レイが45.3%で渚くんが63.7%…成長率で言うなら渚くんも優秀ですね、二ヶ月程でこれだけシンクロ率が伸びるなんて」
リツコ「確かにね、でも予想の範囲内の成長でしかないわ」
ミサト(…リツコも感覚マヒしてるわね、まあ仕方ないんでしょうけど)
マリ「…あの、わたしは?」
852 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/26(木) 22:45:09.76 ID:uGQeGcwb0
マリさんいつまで居るんです?
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/26(木) 22:57:41.01 ID:h5xcocfro
マリかわいいぺろぺろ
854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/26(木) 22:59:02.79 ID:LkMN9qJDO
コネニートさん…
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/26(木) 23:06:44.98 ID:axRTwj09o
メガネはいらない子
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/26(木) 23:20:40.58 ID:pXtb2Y4do
いやまて、もしかしたら後にマリの大活躍が・・・ないな
857 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/26(木) 23:52:04.80 ID:Fhx7aNRt0
まあマリは本体がメガネだから
873 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/27(金) 23:17:49.97 ID:jEHBd/Q30
………
シンジ「……………」
カヲル「…シンジくん、どうかしたの?」
シンジ「…ちょっと考え事」
カヲル「困ってるなら相談にのるけど」
シンジ「……いや、大丈夫だよカヲルくん、心配してくれてありがとう」
カヲル「大丈夫ならいいけど…」
シンジ(………アスカ大丈夫かな…まずい方向に行かなければいいけど…)
カヲル「そういえば、惣流さん凄いね、短期間であそこまでシンクロ率が上がるなんて」
シンジ「え、ああ…そうだね…」
カヲル「…あんまり歓迎してないみたいだね?どうして?」
シンジ「…いろいろとね、難しいんだ」
カヲル「悩んでるのって惣流さんの事かな?言いたくないみたいだから詳しくは聞かないけどね」
シンジ「…ごめんカヲルくん」
カヲル「謝る必要なんてないよ、僕が関わったらダメな事なんだろうからね」
シンジ(…カヲルくんが知るにはほんの少し早いからね、ごめん)
シンジ(……今はアスカだ、アスカが最悪な方向に向かわないようになんとかしなくちゃ…)
シンジ(……聞く耳持ってくれないからかなりハードだけど)ゲンナリ
874 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/27(金) 23:21:05.12 ID:jEHBd/Q30
第拾弐話
せ
め
て
、人間らしく
877 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/27(金) 23:36:12.39 ID:s6vYUG4r0
アスカ「………ん、ファースト」スタスタ
綾波「……なに?」
アスカ「別に、なんでもないわよ」
綾波「そう」
アスカ「そうよ」
綾波「…………」
アスカ「…………」
綾波「…………」
アスカ「…………」
綾波「…………」
アスカ「…………」
綾波「…………」
アスカ「あんたさ、何者?」
綾波「…どうして?」
アスカ「あんたからバカシンジと同じ匂いがすんのよ」
綾波「…碇くんと、同じ?」
アスカ「最近気付いたのよ、バカシンジとあんた、似た者同士だわ」
綾波「……よく、わからない」
アスカ「…あっそ、まあどうでも良い事だけど」
878 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/27(金) 23:49:57.06 ID:dytF1sHZ0
綾波「……碇くんと同じ…」
アスカ「…なに?なんか思う所でもあるわけ?」
綾波「……わからない、けど…私と碇くんは違う」
アスカ「なんでよ?」
綾波「碇くんは碇くんで、私は私だから」
アスカ「……ふーん?」
綾波「…………」
アスカ「…質問を変えるわ」
綾波「なに?」
アスカ「あんたはどこまで知ってる、エヴァの事、ネルフの事、あたし達が何故パイロットに選ばれたのかって事」
綾波「どうしてそんな事聞くの?」
アスカ「…良いから答えろ、殴るわよ?」グイッ
綾波「……私の知ってる事はあなたとあまり違いは無いと思う、碇司令や赤木博士から受けた説明と、配布されたマニュアルの知識だけ」
アスカ「……嘘じゃないわよね?」
綾波「嘘なんかつく理由、ないもの」
アスカ「…………そう、ならいいわ、悪かったわね」
綾波「別に、いい」
アスカ「バカシンジ!!あんたなんかだいっきらい!!」
シンジ「…………ごめん」
初号機『…………』ガーン
弐号機『…………』
アスカ「…謝らないでよ、謝ったってなんにもならないんだから…!!」
シンジ「…………」
初号機『…………』
弐号機『………………』
アスカ「っ!!ママ!?」ピクッ
シンジ「………おばさん」
弐号機『………………』
アスカ「……………う…」ジワッ
シンジ「…………」
アスカ「だって、だってぇ!!」ポロポロ
弐号機『……………』
シンジ「おばさん、アスカは悪くないよ、だから怒らないで?」
初号機『……………』
シンジ「母さんはにやにやしないで」
アスカ「ぅ…うぇ…ひっぐ…ママぁ…ぅぅ……」ポロポロ
807 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 21:04:35.72 ID:2g3T8EJw0
シンジ「……アスカ、そろそろ帰ろ?もう遅いし」
アスカ「……やだ、ママと居る」
初号機『…………』
シンジ「母さんかわいいとかいってないでちょっと黙ってて」
アスカ「ミサトなんかきらい、情けなくなった加持さんもみたくない、ママと一緒が良いもん…」
シンジ「……アスカ…」
アスカ「……シンジはママと一緒に居たくないの?あたしはずっと一緒にいたいからここに居る」
シンジ「…居たくない訳じゃないけどさ、ミサトさん達心配するよ?」
アスカ「そんなの知らないもん…ママが居れば良いもんあたしは」
シンジ「……おばさーん」
弐号機『……………』
アスカ「やだ!!」
シンジ「アスカ、おばさんの言う事聞きなよ、アスカはいい子なんでしょ?」
アスカ「………うぅ…だって…」
弐号機『……………』
シンジ「おばさんはずっとここに居るんだから、いつでも会えるでしょ、アスカ」
アスカ「……………わかった、言う通りにする…」グスッ
初号機『……………』
シンジ「…ああそう、女の子かわいいはわかったから、にやにやしないで母さん」
初号機『…………』ショボン
シンジ「……反抗期とかじゃないから」
808 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/25(水) 21:06:05.31 ID:4LJzTFN30
ユイ「(・v・)ニヤニヤ」
809 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/25(水) 21:19:30.45 ID:B7x4u/b3o
ニヨニヨ
810 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 21:27:11.78 ID:gZwpjLFU0
………
シンジ「…ただいま…ミサトさーん?」
ミサト「あ…シンジくん…お帰りなさい」
アスカ「…………」
ミサト「…アスカも、お帰りなさい」
アスカ「…………」タタタ
バタンッ
シンジ「………」
ミサト「……アスカに付いててくれたのね、ありがとシンジくん」
シンジ「…たまたまです、偶然同じ所に来てたから」
ミサト「…そう」
シンジ「帰り、遅くなってごめんなさい」
ミサト「シンジくんが悪い事すると思ってないし、今回はなんにも言わないわ」
シンジ「………そうですか」
ミサト「……ごめんね、私じゃ保護者として力不足よね」
シンジ「ミサトさんは良くしてくれてますよ」
ミサト「………ありがと、でもね、やっぱり私は貴方達の本当の家族にはなれないのかなって…今さらながらね…」
シンジ「………ミサトさんがお母さんっていうのは、確かに変ですね」
ミサト「………そうね」
シンジ「はい」
ミサト「…………」
シンジ「………」
ミサト(………せめてお姉さんって言って欲しかった…)
シンジ(…ミサトさんはおだて過ぎると駄目になるから言いませんよ)
駄目になるってかもう駄目だろ
814 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 21:40:24.49 ID:yE8uNKg10
加持「…お、帰ったのかシンジくん」
シンジ「加持さん、はい、今帰ってきました」
ミサト「加持くん、おふろ沸いてる?シンジくんお風呂入らないと」
加持「沸いてるよ、シンジくん一緒に入る?」
シンジ「はい、良いですよ?」
加持「よし、ならさっそく入るか、男同士背中流しあってな♪」ポン
シンジ「じゃあ、タオル持ってきますから先入ってて下さい」
加持「ああ、そうするよ」
ミサト「…あんたもずいぶんとここに馴染んだわねぇー…びっくりするぐらい自然体で過ごしてんじゃないの」ジト
加持「郷に入れば郷に従えってね、無職ってのも悪くないさ」ニカッ
ミサト「そこは悪いって思いなさいよ」
818 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 22:09:48.02 ID:PxktL3HI0
…カポーン
ペンペン「……くぁ」バシャバシャ
加持「………ふぅ、いい気持ちだ」
シンジ「おじさん臭いですね」ゴシゴシ
加持「ま、この歳ならおじさんだろうな、確かに」
シンジ「ミサトさんが怒りますよそんな事言うと」ザパッ
加持「私までおばさんになるでしょ!?って?」
シンジ「違いますよ、加持さんが自分をおじさんって認めてるからですよ」
加持「………ん、女心ってやつか、良くわからんな、こればっかりは歳をとっても理解出来る気がしない」
シンジ「僕もですよ」
ペンペン「くーぁーくぅー」バシャバシャ
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/25(水) 22:11:13.11 ID:duE2I7uw0
シンジくんの実質年齢はもっと上なんだろうな
821 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 22:25:18.33 ID:LeDmeUO80
加持「…女心…か、シンジくんも苦労してるクチ?」
シンジ「………そうかもしれないです」
加持「アドバイス、いる?」
シンジ「いりません、そっち関連で加持さんのアドバイスが役にたった試しがないんで」
加持「…こりゃ手厳しいね」
シンジ「加持さんはミサトさんにどうやって婚姻届けにハンコ押させるかだけ考えてて下さい」
加持「それも無理難題って所だね、葛城はプー太郎が大嫌いらしいからな」
シンジ「………」ジッ
加持「…ん?なんだ?」
シンジ「ミサトさんじゃなくて加持さん自身が嫌なんでしょ?情けないって思ってるから」
加持「………やれやれ、的確過ぎて反論すら浮かばんな…」
シンジ「……すいません、無理言ってるの僕なのに」
加持「良いさ、葛城に泣かれるよりは怒られていた方がよっぽどな…」
822 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 22:43:43.02 ID:p0G5JXQv0
シンジ「…正直に言いますとね、僕は加持さんがどうのこうのより、ミサトさんの為に加持さんに無職を強要してるだけです、加持さんが居なくなった後のミサトさんはあまり見たくないから」
加持「…わかってるよ」
シンジ「自分勝手なのはわかってるんです…でも、他にどうしようもないから」
加持「…シンジくん」
シンジ「………はい」
加持「どうしてもやり遂げなくちゃならないものがあるなら、男は犠牲なんて気にしたらいけない…俺も真実をつきとめようと命を掛けていたが、止められ、幸運にもあっさり真実を知る事が出来た今でもそれだけは間違っていなかったと思う」
シンジ「………」
加持「だから、後悔なんて今はしたら駄目だ、全て成し遂げてから、初めてすれば良い…後悔なんてした所で戻ってくるものなんて一度もないんだから」
シンジ「………はい」
824 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 22:56:18.41 ID:pE1IIepK0
>>822
後悔なんてしたところで戻ってくるものなんて一度もないんだから←×
後悔なんてしたところで戻ってくるものなんて一つもないんだから←○
823 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 22:52:34.47 ID:GPWVf8YW0
加持「…真実に代価が必要なら、俺は喜んで払うよ、どんなに高くともね」
シンジ「……………」
加持「…ま、格好つけてもその代価が失職なら安いのかな、しかも三食昼寝付き」
シンジ「かっこよさも払ってますね、根こそぎ」
加持「大丈夫、自覚はある」ニカッ
シンジ「………ここだけはミサトさんにホント申し訳ないと思う」
ペンペン「くぁ!!」ザパァン!!
825 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 23:00:48.54 ID:pE1IIepK0
………
…………
……………
…ママ
ママはずっと一緒だった
ずっと見てくれてる
あたしを守ってくれてる
ずっと、ずっと一緒だったんだ
…………
826 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 23:04:39.77 ID:7y31302x0
ママは…あたしのママはママを辞めてなんかなかった
あたしを捨ててなんかなかった
あたしをころしてなんて、なかった
ずっとあたしのママでいてくれていたんだ
あたしがわからなかっただけで
…………
………
……
827 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 23:12:30.27 ID:pE1IIepK0
どうしてわからなかった?
どうして気付いてあげられなかったの?
どうして教えてくれなかったの?
どうして?
ママの脱け殻をママだとずっと思ってたから?
ちがう
ママの脱け殻を土に埋めたから?
…ちがう
ママが弐号機の中に居るって、知らなかったから?
そうかもしれない
ママが、ママの姿をしてないなんて考えもしなかったから?
たぶん、そうだ…
…………
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/25(水) 23:17:47.49 ID:C78IEAqwo
パイプ椅子が見えるな……
829 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 23:20:31.17 ID:Sbq1k++C0
なら、どうしてママはエヴァの中にいるの?
…………
ママの心は、どうしてママの身体から離れたの?
…………
ママがエヴァの部品になっているのは何故?
………………………………。
ママにこんな酷い事をしたのは誰だ
ママをあたしから取り上げたのは誰だ
ママをヒトから外れさせたのは誰だ
許さない、絶対に許さない。
殺してやる
必ず、ママに酷い事した奴みんな、みんな殺してやる。
830 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/25(水) 23:28:51.85 ID:GPWVf8YW0
予 告
テーンテテーテテーテテテテーテテーテーンテテーテテー♪
真実に触れ、憎悪に支配されるアスカ
弐号機が憎しみの咆哮を上げるとき、その楔は解き放たれ…その力は未知の使徒すら寄せ付けなかった。
そして、シンジは…
次回「せめて、人間らしく」
この次も!!サービスサービス!!(テーテン♪)
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/25(水) 23:30:12.24 ID:oeE81+ZZo
アスカがまるでヒロインかのように可愛い
ねる
そろそろ佳境ではあるが残りレス数で終わる気がしない、まあ、アルミサエルぐらいで区切れれはいいや次アラエルだけど
834 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/25(水) 23:32:44.14 ID:+5zHCEl7o
乙
851 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/26(木) 22:24:47.51 ID:h0E5aeVQ0
………
リツコ「…………」
マヤ「…凄いですね、シンジくんに匹敵するシンクロ率ですよ、アスカ…」
リツコ「ええ、そうね…」
アスカ『…………』
ミサト(………シンジくんに匹敵、か…アスカにもなにか、シンジくんと同じ領域に達するきっかけがあったようね…)
ミサト(……だとすれば、この前のテストの時の騒動か…)
リツコ「…他の子は問題点無しね、順調に上がっている」
シンジ『………』
綾波『…………』
カヲル『………』
マヤ「シンジくんが182.1%、アスカが181.9%…レイが45.3%で渚くんが63.7%…成長率で言うなら渚くんも優秀ですね、二ヶ月程でこれだけシンクロ率が伸びるなんて」
リツコ「確かにね、でも予想の範囲内の成長でしかないわ」
ミサト(…リツコも感覚マヒしてるわね、まあ仕方ないんでしょうけど)
マリ「…あの、わたしは?」
852 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/26(木) 22:45:09.76 ID:uGQeGcwb0
マリさんいつまで居るんです?
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/26(木) 22:57:41.01 ID:h5xcocfro
マリかわいいぺろぺろ
854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/26(木) 22:59:02.79 ID:LkMN9qJDO
コネニートさん…
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/26(木) 23:06:44.98 ID:axRTwj09o
メガネはいらない子
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/26(木) 23:20:40.58 ID:pXtb2Y4do
いやまて、もしかしたら後にマリの大活躍が・・・ないな
857 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/09/26(木) 23:52:04.80 ID:Fhx7aNRt0
まあマリは本体がメガネだから
873 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/27(金) 23:17:49.97 ID:jEHBd/Q30
………
シンジ「……………」
カヲル「…シンジくん、どうかしたの?」
シンジ「…ちょっと考え事」
カヲル「困ってるなら相談にのるけど」
シンジ「……いや、大丈夫だよカヲルくん、心配してくれてありがとう」
カヲル「大丈夫ならいいけど…」
シンジ(………アスカ大丈夫かな…まずい方向に行かなければいいけど…)
カヲル「そういえば、惣流さん凄いね、短期間であそこまでシンクロ率が上がるなんて」
シンジ「え、ああ…そうだね…」
カヲル「…あんまり歓迎してないみたいだね?どうして?」
シンジ「…いろいろとね、難しいんだ」
カヲル「悩んでるのって惣流さんの事かな?言いたくないみたいだから詳しくは聞かないけどね」
シンジ「…ごめんカヲルくん」
カヲル「謝る必要なんてないよ、僕が関わったらダメな事なんだろうからね」
シンジ(…カヲルくんが知るにはほんの少し早いからね、ごめん)
シンジ(……今はアスカだ、アスカが最悪な方向に向かわないようになんとかしなくちゃ…)
シンジ(……聞く耳持ってくれないからかなりハードだけど)ゲンナリ
874 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/27(金) 23:21:05.12 ID:jEHBd/Q30
第拾弐話
せ
め
て
、人間らしく
877 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/27(金) 23:36:12.39 ID:s6vYUG4r0
アスカ「………ん、ファースト」スタスタ
綾波「……なに?」
アスカ「別に、なんでもないわよ」
綾波「そう」
アスカ「そうよ」
綾波「…………」
アスカ「…………」
綾波「…………」
アスカ「…………」
綾波「…………」
アスカ「…………」
綾波「…………」
アスカ「あんたさ、何者?」
綾波「…どうして?」
アスカ「あんたからバカシンジと同じ匂いがすんのよ」
綾波「…碇くんと、同じ?」
アスカ「最近気付いたのよ、バカシンジとあんた、似た者同士だわ」
綾波「……よく、わからない」
アスカ「…あっそ、まあどうでも良い事だけど」
878 : ◆TDMjmouVqg :2013/09/27(金) 23:49:57.06 ID:dytF1sHZ0
綾波「……碇くんと同じ…」
アスカ「…なに?なんか思う所でもあるわけ?」
綾波「……わからない、けど…私と碇くんは違う」
アスカ「なんでよ?」
綾波「碇くんは碇くんで、私は私だから」
アスカ「……ふーん?」
綾波「…………」
アスカ「…質問を変えるわ」
綾波「なに?」
アスカ「あんたはどこまで知ってる、エヴァの事、ネルフの事、あたし達が何故パイロットに選ばれたのかって事」
綾波「どうしてそんな事聞くの?」
アスカ「…良いから答えろ、殴るわよ?」グイッ
綾波「……私の知ってる事はあなたとあまり違いは無いと思う、碇司令や赤木博士から受けた説明と、配布されたマニュアルの知識だけ」
アスカ「……嘘じゃないわよね?」
綾波「嘘なんかつく理由、ないもの」
アスカ「…………そう、ならいいわ、悪かったわね」
綾波「別に、いい」
シンジ「強くてニューゲーム」
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