レイ「碇くん、あれとって」シンジ「はい」ミサト「……」
Part3
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/24(土) 01:55:53.50 ID:m26yZZhU0
アスカ『エコヒイキ!』
レイ『何』
アスカ『……零号機は私のバックアップ!!』
レイ『了解』
シンジ『綾波』
レイ『予備ケーブルはそこから西へ2400メートル』
シンジ『ありがとう』
アスカ『……』イラッ
シンジ『なに?』
アスカ『……なんでもないわよっ!』
シンジ『う、うん』
アスカ『作戦開始!!』
使徒「……」ヒョンヒョン
アスカ「ちっ!! ナナヒカリ!!」
シンジ『な、なに!?」
アスカ『……牽制しなさい! 早く!』
シンジ『ご、ごめん!!』ズガガガ
アスカ『このぉ!! 大人しくしてなさいよ!!』ガキィィン
使徒「……」ギィィン
アスカ『きゃっ!!』ズシャ
レイ『碇くん!』
シンジ『了解!!』ジャキイイイイィン
アスカ『くっ……』ムクッ
シンジ『式波! 今だ!』ガシッ
アスカ『うるっさい! アタシに命令しないで!!』ブワッ
アスカ『どぉおりゃあああああ!!』 バキィィン
ドオオオォォン……
シンジ『やった!!』
レイ『お疲れ様』
アスカ『……』
リツコ『お疲れ様。上出来ね。興味深いデータが取れたわ』
アスカ『ふ、ふん! 私一人なら15分以内なんて余裕だったけどね。こんなの訓練にもならないわ!』
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/24(土) 01:56:21.96 ID:m26yZZhU0
《更衣室》
レイ「……」ゴソゴソ…
アスカ「あー、もっとレベル上げてくれないかしらねー」
レイ「……レベル?」
アスカ「そうよ。あんなんじゃ私の腕が鈍っちゃうし」
レイ「でも……あれが適正だって、赤木博士が」
アスカ「アンタ達に合わせておいたら、私のレベルまで下がっちゃうでしょ?」
レイ「でも……あのプログラムの目的はエヴァどうしの連携の確認だわ」
アスカ「わ、わかってるわよ!」
レイ「……」
トントン…
シンジ『綾波?』
レイ「私は、あれでいい」
シンジ『式波はー?』
アスカ「何よ?」イラッ
レイ「飲み物」
アスカ「……ナナヒカリ、アレで」
シンジ『え? アレって?』
アスカ「……」イライラ
シンジ『あ、えっと……牛乳かな?』
アスカ「そうよ」
シンジ『わかったよ。用意しとく』
アスカ「……」
レイ「嬉しそうね」
アスカ「ば……バカ言ってんじゃないわよ!」
レイ「……」ニコ
アスカ(うっ……嬉しくなんかないっ!)ヒクヒク
アスカ(こんなことで……絶対、嬉しくなんかないんだからっ!!)
《休憩所》
シンジ「はい」
綾波「ありがとう」
シンジ「はい、式波」
アスカ「ん、んー……」
シンジ「え?」
アスカ「……あ、えと……あんがと、ナナヒカリ」
シンジ「い、いいよ別に」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/24(土) 01:56:50.91 ID:m26yZZhU0
アスカ「……」ゴクゴク
レイ「碇くん」
シンジ「今日はアレでいい?」
レイ「問題ないわ」
アスカ「なに? 今日のご、ご飯?」
レイ「?」
シンジ「いや、今日買って帰るアイスの話なんだ」
アスカ「そ、そうよね。そうじゃないかと思ったわよ」
レイ「行きましょう」
シンジ「うん。式波も行かない?」
アスカ「しょ、しょうがないわね」
レイ「今日は、あれがいい」
シンジ「この前も食べたじゃないか」
レイ「でも、あれは何度食べてもおいしいから」
シンジ「まあ、綾波が食べられるようになったのは、よかったかな」
アスカ「……ちょっと」
シンジ「なに?」
アスカ「お邪魔かしらー?」ヒクヒク
シンジ「な、何言ってるんだよ! 式波、アイスは嫌いだった?」
アスカ「嫌いなんて言ってないでしょ」
シンジ「じゃあ、一緒に行こう」
アスカ「わ、わかった……」
《コンビニ》
レイ「私はこれ」
シンジ「式波はどれがいい?」
アスカ「……」キョロキョロ
シンジ「えーと」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/24(土) 01:57:18.83 ID:m26yZZhU0
レイ「碇くん」
シンジ「ご、ごめん。べつに式波を急かしてるわけじゃないよ」
レイ「ならいい」
アスカ「ナナヒカリ」
シンジ「なに?」
アスカ「……」ジーッ
シンジ「え……あの……そんなに見つめられても……」
アスカ「……っ」イラッ
シンジ「式波!? ど、どうしたの!?」
アスカ「……このアイスでいいわよ……」スッ
《ミサトのマンション》
レイ「碇くん?」
シンジ「ちゃんと入れとくよ」
レイ「ありがとう」
アスカ「はぁ……」
シンジ「式波は今、食べる?」
アスカ「……いい。アタシもあとで食べるから」
シンジ「そう」
レイ「……」スッ
シンジ「綾波」
レイ「ええ、お風呂掃除、きょうは私」
シンジ「綾波?」
レイ「わかってる。手袋はするから」
アスカ「……ナナヒカリ」
シンジ「牛乳?」
アスカ「違うわよ。ちょっとそこに座りなさいよ」
シンジ「う、うん」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/24(土) 01:57:44.24 ID:m26yZZhU0
アスカ「……」ジーッ
シンジ「え……な、なに?」
アスカ「ナナヒカリ」
シンジ「うん?」
アスカ「……はぁ……」イラッ
シンジ「あの……」
アスカ「アンタはいつ頃から最小限の会話でコミュニケーションが出来るようになったのよ?」
シンジ「え? 誰と?」
アスカ「エコヒイキ」
レイ「ごめんなさい、ペンペン。少しどいていてね」
シンジ「綾波と?」
アスカ「そうよ」
シンジ「そ、そう言われても……よくわからないんだけど……」
アスカ「……」
シンジ「前にミサトさんにも言われたけど……僕は……多分、綾波も意識してないから」
アスカ「マジ?」
シンジ「うん。式波は、その……」
アスカ「今日の模擬訓練でアイツは何も言ってないのに、アンタは了解って言ったわ」
シンジ「あ……」
アスカ「何で分かるのよ!」
シンジ「なんでだろう……? うーん……」
アスカ「アタシだって……」
シンジ「え?」
アスカ「な……『ナナヒカリ!』って言ったら、アタシが考えてることが通じて欲しいんだけど」
シンジ「し、式波……」
アスカ「何よ? 文句ある!?」
シンジ「そ、そんなこと……ごめん……」
アスカ「わかればいいのよ」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/24(土) 01:58:14.00 ID:m26yZZhU0
レイ「碇くん?」
シンジ「洗剤なら棚のところ」
レイ「ありがとう」
アスカ「……」ヒクッ
シンジ「ぼ、僕も努力するよ。式波のこと、もっと知りたいから」
アスカ「……アイツのときは、努力はしたの?」
シンジ「え……」
アスカ「……してないのね」イラッ
シンジ「……ごめん」
レイ「碇くん?」
シンジ「詰め替え用なら棚の奥にあるよ」
レイ「わかった」
アスカ「……っ」イライラ
シンジ「式波!?」
アスカ「おやすみっ」ドスドス…バタン
ミサト「たっだいまー」ガチャ
シンジ「はぁ……」
ミサト「どうしたの? ごはんはー?」
シンジ「それどころじゃないですよ……」
ミサト「え? なんかあったの?」
シンジ「それが……」
レイ「碇くん」
シンジ「ああ、お疲れ様」
レイ「なに?」
シンジ「うん……」
レイ「……無理もないわ」
ミサト「え!?」
シンジ「でも、どうしたらいいか、わかんないよ……」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/24(土) 01:58:45.49 ID:m26yZZhU0
レイ「碇くんは、気を配りすぎるから」
ミサト「ちょ……え? なにがあったの!? 言いなさい!! シンジくん!! なんでレイは理解したのよ!? ねえ!!」
《アスカの部屋》
アスカ(……何よ、ここに来た意味、ないじゃない!)
トントン
アスカ「うっさいわね!」
ミサト「えっと、ご飯できたわよー?」
アスカ「わかったわよっ!」
ミサト「アスカ……大丈夫?」
アスカ「何よ」
ミサト「……宿舎に戻ってもいいのよ?」
アスカ「……」
ミサト「あ、誤解しないでね! 別にあなたが迷惑だからとか、そういうのじゃ……!!」オロオロ
アスカ「ばっ馬鹿にしないでよ! 気を使われてることくらい、分かるわよっ!」
ミサト「え……」
アスカ「いま行くわよ」
ミサト「そ、そう」
《リビング》
シンジ「式波……」
アスカ「変に気を回すんじゃないわよ。……大丈夫だから」
シンジ「そう……ならいいんだ」
アスカ「フン!」
レイ「碇くん」
シンジ「はい」スッ
レイ「ありがとう」
ミサト「えっ、レイ、唐揚げ食べられるの!?」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/24(土) 01:59:12.62 ID:m26yZZhU0
レイ「少しなら」
ミサト「いつの間に……」
シンジ「綾波、野菜ばっかりでしたし」
レイ「少しくらい食べた方がいいと言われたから」
ミサト「そうだけど……急に食べるようになったら、太るわよー?」
レイ「問題、ありません」
アスカ「……」
シンジ「式波?」
アスカ「あ、頼むわ」
シンジ「うん」
レイ「おいしい……」
ミサト「よかったわね、シンちゃん」
シンジ「はい、式波。お茶」コトッ
アスカ「ありがと」ズズ…
アスカ(……あれ?)
シンジ「綾波」
綾波「おいしい」
シンジ「でも、食べ過ぎるとお腹こわすよ」
綾波「気を付ける」
シンジ「また作るから」
アスカ(アタシ……ナナヒカリと、ちゃんと会話してなかったわよね……?)
《数十分後》
レイ「……」スック…
シンジ「綾波」
レイ「まだあるわ。無くなりそうなのは……あれ」
シンジ「わかった」
アスカ「ナナヒカリ」
シンジ「え?」
アスカ「……」ジーッ
シンジ「し、式波……?」
アスカ「……」ズイッ
シンジ「あ、あの……」アセッ
ミサト「あらアスカ、シンちゃんにキスーー」
シンジ「え? あっ!」
アスカ「ばっ!……んなわけないでしょうが!!」
ミサト「……」
:
:
アスカ『エコヒイキ!』
レイ『何』
アスカ『……零号機は私のバックアップ!!』
レイ『了解』
シンジ『綾波』
レイ『予備ケーブルはそこから西へ2400メートル』
シンジ『ありがとう』
アスカ『……』イラッ
シンジ『なに?』
アスカ『……なんでもないわよっ!』
シンジ『う、うん』
アスカ『作戦開始!!』
使徒「……」ヒョンヒョン
アスカ「ちっ!! ナナヒカリ!!」
シンジ『な、なに!?」
アスカ『……牽制しなさい! 早く!』
シンジ『ご、ごめん!!』ズガガガ
アスカ『このぉ!! 大人しくしてなさいよ!!』ガキィィン
使徒「……」ギィィン
アスカ『きゃっ!!』ズシャ
レイ『碇くん!』
シンジ『了解!!』ジャキイイイイィン
アスカ『くっ……』ムクッ
シンジ『式波! 今だ!』ガシッ
アスカ『うるっさい! アタシに命令しないで!!』ブワッ
アスカ『どぉおりゃあああああ!!』 バキィィン
ドオオオォォン……
シンジ『やった!!』
レイ『お疲れ様』
アスカ『……』
リツコ『お疲れ様。上出来ね。興味深いデータが取れたわ』
アスカ『ふ、ふん! 私一人なら15分以内なんて余裕だったけどね。こんなの訓練にもならないわ!』
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/24(土) 01:56:21.96 ID:m26yZZhU0
《更衣室》
レイ「……」ゴソゴソ…
アスカ「あー、もっとレベル上げてくれないかしらねー」
レイ「……レベル?」
アスカ「そうよ。あんなんじゃ私の腕が鈍っちゃうし」
レイ「でも……あれが適正だって、赤木博士が」
アスカ「アンタ達に合わせておいたら、私のレベルまで下がっちゃうでしょ?」
レイ「でも……あのプログラムの目的はエヴァどうしの連携の確認だわ」
アスカ「わ、わかってるわよ!」
レイ「……」
トントン…
シンジ『綾波?』
レイ「私は、あれでいい」
シンジ『式波はー?』
アスカ「何よ?」イラッ
レイ「飲み物」
アスカ「……ナナヒカリ、アレで」
シンジ『え? アレって?』
アスカ「……」イライラ
シンジ『あ、えっと……牛乳かな?』
アスカ「そうよ」
シンジ『わかったよ。用意しとく』
アスカ「……」
レイ「嬉しそうね」
アスカ「ば……バカ言ってんじゃないわよ!」
レイ「……」ニコ
アスカ(うっ……嬉しくなんかないっ!)ヒクヒク
アスカ(こんなことで……絶対、嬉しくなんかないんだからっ!!)
《休憩所》
シンジ「はい」
綾波「ありがとう」
シンジ「はい、式波」
アスカ「ん、んー……」
シンジ「え?」
アスカ「……あ、えと……あんがと、ナナヒカリ」
シンジ「い、いいよ別に」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/24(土) 01:56:50.91 ID:m26yZZhU0
アスカ「……」ゴクゴク
レイ「碇くん」
シンジ「今日はアレでいい?」
レイ「問題ないわ」
アスカ「なに? 今日のご、ご飯?」
レイ「?」
シンジ「いや、今日買って帰るアイスの話なんだ」
アスカ「そ、そうよね。そうじゃないかと思ったわよ」
レイ「行きましょう」
シンジ「うん。式波も行かない?」
アスカ「しょ、しょうがないわね」
レイ「今日は、あれがいい」
シンジ「この前も食べたじゃないか」
レイ「でも、あれは何度食べてもおいしいから」
シンジ「まあ、綾波が食べられるようになったのは、よかったかな」
アスカ「……ちょっと」
シンジ「なに?」
アスカ「お邪魔かしらー?」ヒクヒク
シンジ「な、何言ってるんだよ! 式波、アイスは嫌いだった?」
アスカ「嫌いなんて言ってないでしょ」
シンジ「じゃあ、一緒に行こう」
アスカ「わ、わかった……」
《コンビニ》
レイ「私はこれ」
シンジ「式波はどれがいい?」
アスカ「……」キョロキョロ
シンジ「えーと」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/24(土) 01:57:18.83 ID:m26yZZhU0
レイ「碇くん」
シンジ「ご、ごめん。べつに式波を急かしてるわけじゃないよ」
レイ「ならいい」
アスカ「ナナヒカリ」
シンジ「なに?」
アスカ「……」ジーッ
シンジ「え……あの……そんなに見つめられても……」
アスカ「……っ」イラッ
シンジ「式波!? ど、どうしたの!?」
アスカ「……このアイスでいいわよ……」スッ
《ミサトのマンション》
レイ「碇くん?」
シンジ「ちゃんと入れとくよ」
レイ「ありがとう」
アスカ「はぁ……」
シンジ「式波は今、食べる?」
アスカ「……いい。アタシもあとで食べるから」
シンジ「そう」
レイ「……」スッ
シンジ「綾波」
レイ「ええ、お風呂掃除、きょうは私」
シンジ「綾波?」
レイ「わかってる。手袋はするから」
アスカ「……ナナヒカリ」
シンジ「牛乳?」
アスカ「違うわよ。ちょっとそこに座りなさいよ」
シンジ「う、うん」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/24(土) 01:57:44.24 ID:m26yZZhU0
アスカ「……」ジーッ
シンジ「え……な、なに?」
アスカ「ナナヒカリ」
シンジ「うん?」
アスカ「……はぁ……」イラッ
シンジ「あの……」
アスカ「アンタはいつ頃から最小限の会話でコミュニケーションが出来るようになったのよ?」
シンジ「え? 誰と?」
アスカ「エコヒイキ」
レイ「ごめんなさい、ペンペン。少しどいていてね」
シンジ「綾波と?」
アスカ「そうよ」
シンジ「そ、そう言われても……よくわからないんだけど……」
アスカ「……」
シンジ「前にミサトさんにも言われたけど……僕は……多分、綾波も意識してないから」
アスカ「マジ?」
シンジ「うん。式波は、その……」
アスカ「今日の模擬訓練でアイツは何も言ってないのに、アンタは了解って言ったわ」
シンジ「あ……」
アスカ「何で分かるのよ!」
シンジ「なんでだろう……? うーん……」
アスカ「アタシだって……」
シンジ「え?」
アスカ「な……『ナナヒカリ!』って言ったら、アタシが考えてることが通じて欲しいんだけど」
シンジ「し、式波……」
アスカ「何よ? 文句ある!?」
シンジ「そ、そんなこと……ごめん……」
アスカ「わかればいいのよ」
レイ「碇くん?」
シンジ「洗剤なら棚のところ」
レイ「ありがとう」
アスカ「……」ヒクッ
シンジ「ぼ、僕も努力するよ。式波のこと、もっと知りたいから」
アスカ「……アイツのときは、努力はしたの?」
シンジ「え……」
アスカ「……してないのね」イラッ
シンジ「……ごめん」
レイ「碇くん?」
シンジ「詰め替え用なら棚の奥にあるよ」
レイ「わかった」
アスカ「……っ」イライラ
シンジ「式波!?」
アスカ「おやすみっ」ドスドス…バタン
ミサト「たっだいまー」ガチャ
シンジ「はぁ……」
ミサト「どうしたの? ごはんはー?」
シンジ「それどころじゃないですよ……」
ミサト「え? なんかあったの?」
シンジ「それが……」
レイ「碇くん」
シンジ「ああ、お疲れ様」
レイ「なに?」
シンジ「うん……」
レイ「……無理もないわ」
ミサト「え!?」
シンジ「でも、どうしたらいいか、わかんないよ……」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/24(土) 01:58:45.49 ID:m26yZZhU0
レイ「碇くんは、気を配りすぎるから」
ミサト「ちょ……え? なにがあったの!? 言いなさい!! シンジくん!! なんでレイは理解したのよ!? ねえ!!」
《アスカの部屋》
アスカ(……何よ、ここに来た意味、ないじゃない!)
トントン
アスカ「うっさいわね!」
ミサト「えっと、ご飯できたわよー?」
アスカ「わかったわよっ!」
ミサト「アスカ……大丈夫?」
アスカ「何よ」
ミサト「……宿舎に戻ってもいいのよ?」
アスカ「……」
ミサト「あ、誤解しないでね! 別にあなたが迷惑だからとか、そういうのじゃ……!!」オロオロ
アスカ「ばっ馬鹿にしないでよ! 気を使われてることくらい、分かるわよっ!」
ミサト「え……」
アスカ「いま行くわよ」
ミサト「そ、そう」
《リビング》
シンジ「式波……」
アスカ「変に気を回すんじゃないわよ。……大丈夫だから」
シンジ「そう……ならいいんだ」
アスカ「フン!」
レイ「碇くん」
シンジ「はい」スッ
レイ「ありがとう」
ミサト「えっ、レイ、唐揚げ食べられるの!?」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/24(土) 01:59:12.62 ID:m26yZZhU0
レイ「少しなら」
ミサト「いつの間に……」
シンジ「綾波、野菜ばっかりでしたし」
レイ「少しくらい食べた方がいいと言われたから」
ミサト「そうだけど……急に食べるようになったら、太るわよー?」
レイ「問題、ありません」
アスカ「……」
シンジ「式波?」
アスカ「あ、頼むわ」
シンジ「うん」
レイ「おいしい……」
ミサト「よかったわね、シンちゃん」
シンジ「はい、式波。お茶」コトッ
アスカ「ありがと」ズズ…
アスカ(……あれ?)
シンジ「綾波」
綾波「おいしい」
シンジ「でも、食べ過ぎるとお腹こわすよ」
綾波「気を付ける」
シンジ「また作るから」
アスカ(アタシ……ナナヒカリと、ちゃんと会話してなかったわよね……?)
《数十分後》
レイ「……」スック…
シンジ「綾波」
レイ「まだあるわ。無くなりそうなのは……あれ」
シンジ「わかった」
アスカ「ナナヒカリ」
シンジ「え?」
アスカ「……」ジーッ
シンジ「し、式波……?」
アスカ「……」ズイッ
シンジ「あ、あの……」アセッ
ミサト「あらアスカ、シンちゃんにキスーー」
シンジ「え? あっ!」
アスカ「ばっ!……んなわけないでしょうが!!」
ミサト「……」
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