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シンジ「アスカがドイツに帰るだって!?

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Part3
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/06(火) 23:53:41.56 ID:gBo7woZ00
ヒカリ「アスカのお別れパーティー?」
シンジ「うん、アスカが明々後日ドイツに帰っちゃうから明後日みんなでお別れパーティーでもできないかなって」
ヒカリ「私は賛成よ、でもどこでやるの?」
シンジ「ミサトさんの家、つまり僕たちの家でやるよ」
ヒカリ「分かったわ、ならしっかり準備しなくちゃね!」
シンジ「アスカへのサプライズにしたいから明後日アスカが帰ってくる前に飾り付けとかしなきゃいけないけどね」
シンジ「でも、トウジとか来てくれるかな?」
トウジ「ワイは行くで」
シンジ「わっ!トウジ!いつの間に?」
トウジ「ちょうど話し始めた辺りからここにおったわ」
トウジ「あの女の事はいけ好かんが...ここで行かんっちゅう選択肢も無いやろ」
シンジ「じゃあ来てくれるんだね?さっきケンスケは来てくれるって言ってたし、あとは..綾波か」
トウジ「げっ!あの女誘うんか?あいつ誘っても来るかわからんで、ここんとこずっと学校休んどるし」
シンジ「でも一応誘っとくよ、じゃあパーティーの話はこれで終わりだから!各自で用意とかよろしく!」
トウジ「おう!」
ヒカリ「うん」

47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/07(水) 19:11:02.75 ID:hr5Gi7h80
ーミサト宅ー
ミサト「たっだいまー」
シンジアスカ「おかえりなさい」
ミサト「あら2人で仲良く料理?良いわねー」
シンジ「そうなんですよ、僕が一緒に作りたいから無理言って一緒にやってもらってるんです」
ミサト「その割にはアスカ楽しそうじゃない」
アスカ「うるさい!」
シンジ「そうですよミサトさん、料理作ってるんだから邪魔しないでくださいよ」
ミサト「ならちょっち手伝おうか?」
アスカ「それこそ本当に邪魔よ!」

48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/07(水) 21:28:36.36 ID:hr5Gi7h80
ミサト「あらぁん言うじゃないの、アスカぁ?」
アスカ「何が悪いのよ!」
シンジ「まあまあ、落ち着いてよ、ミサトさんは手伝わなくていいですから」
ミサト「シンちゃんまでそんなこと言うの!?」
シンジ「僕はアスカと料理がしたいだけですよ」
ミサト「あらそう、じゃ、待ってるわね」
シンジ「さ、料理に戻ろうか」
アスカ「ええ、今日はハンバーグだもの、待ちきれないわ!」
シンジ「よーし、頑張るぞ!」
トントン
トントン
アスカ「シンジぃ~」ウルウル
シンジ「どうしたの?アスカ目が真っ赤だよ」
アスカ「玉ねぎが...目にしみるのよ~」ウルウル

49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/09(金) 23:51:02.20 ID:X9gZds/R0
シンジ「ははっ、本当アスカって面白いなぁ」
アスカ「何よ?バカにしてるの?」
シンジ「いや、全然」
アスカ「いいえ、バカにしてるわね、もういい!料理なんてやめよ、やめ」
シンジ「あっ!ちょっと待ってよアスカぁ」
アスカ「ふんっ!」プイッ
シンジ「はぁ、仕方ない..僕一人だけで作るか...アスカと作りたかったなぁ」ボソッ
トントン
トントン
アスカ「...」じー
トントン
トントントントン
アスカ「...」じー
アスカ(改めて見るとやっぱりシンジって料理するの上手ねぇ)
トントントントン
トントントントントントン
シンジ「ふう、あとは焼くだけだ...」
アスカ「じー」
シンジ「アスカ、声に出てるよ」
アスカ「出したのよ、気づいてもらうためにね」
シンジ「どうしてここに?部屋に戻ったんじゃ...」
アスカ「えっとね、やっぱりシンジと料理作りたくなっちゃって、だから、その、また一緒に作ってもいい?」

50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/09(金) 23:59:00.45 ID:X9gZds/R0
シンジ「もちろん!って言ってもあと焼くだけだけどね」
アスカ「見てたから知ってるわよ」
シンジ「じゃあ焼こうか」
ジュー
アスカ「ひゃっ!」
シンジ「大丈夫?火傷してない?油は熱いからさ」
アスカ「指だから大丈夫」フーフー
ジュー
ジュー
アスカ「出来た!!凄いいい香りねぇ」
シンジ「じゃあ並べちゃおっか」


51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/10(土) 13:37:31.42 ID:+vCg0hQt0
はよ結婚しろ

52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/10(土) 22:53:06.81 ID:kflL96Mc0
シンジアスカ「いただきます!」
アスカ「おいしい!」モグモグ
シンジ「ほんとだね、やっぱり料理って楽しいなぁ」
アスカ「私も...楽しかったわ」
シンジ「なら良かった...って、あれ?なんか忘れてるような...」
ミサト「私よ」
アスカ「そういえば...いたわね」
ミサト「そういえば、じゃないでしょう?一応この家の主なのよ」
シンジ「ミサトさんの分も用意してありますよ、座ってください」
ミサト「みんなでご飯食べたいところだけど遠慮しとくわ、こんないい雰囲気の二人の邪魔をするのは忍びないし...」
アスカ「...//」
ミサト「それに明日の準備もあるしね、シンちゃん?」
アスカ「明日!?何よそれ!」
ミサト「教えな~い」
アスカ「ミサト!もういいわ!シンジ、教えなさいよぉー」ペシペシ
シンジ「わっ、痛いよ、叩いても言わないからね!」
アスカ「どうしても言わないつもりね?もういいわ、私すねるもん」プイッ
シンジ(可愛い//)

53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/11(日) 19:08:43.38 ID:VRkLwZA00
シンジ「ごめんよアスカ~」
アスカ「ふんっ!」
シンジ「ミサトさん部屋戻ったし、許してよ」
アスカ「ふんっ!」
シンジ「残ってるハンバーグ冷めちゃうよ、すねてないで食べようよ」
アスカ「ふんっ!」
シンジ「もう、食べないならこうしてやる...」
アスカ「...?」
シンジ「あーん」
アスカ「....」パクッ
シンジ「もう一丁!あーん」
アスカ「....」パクッ

54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/13(火) 22:02:22.19 ID:ncz+oFDKO
翌日
アスカ「シンジ!早く食べなさい!出るわよ!」
シンジ「まだ時間あるじゃないか」
アスカ「最後の登校なのよ?早く行かないと損じゃない!」
シンジ「ははっ、そうだね、アスカらしいや」
アスカ「早く食べなさい!」
....
シンジアスカ「行ってきます!」
ミサト「行ってらっしゃい」
バタン
シンジ「それにしてもアスカ、変わったよね」
アスカ「なによ?私はいつだって私よ!」
シンジ「いやぁ、なんて言うか、前より可愛くなったなぁって」
アスカ「っ//」カァァッ
シンジ「ごめん、アスカ、気持ち悪かったよね?」
アスカ「ええ、最っ高に気持ち悪かったわ」
シンジ「ごめん...でも悪気はなかったんだよ」
アスカ「でも、言われて悪い気はしなかったわね」
シンジ「...」ポッ
アスカ「それに、変わったのはシンジも、でしょ?」
シンジ「...?」
アスカ「もう、鈍いわねぇ」

55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/15(木) 00:27:19.62 ID:sItKqY+b0
アスカ「到着!あら、全然人いないわね」
シンジ「そりゃそうだよ、だってホームルームまで40分以上あるんだから」
アスカ「で、居るのは、ヒカリだけ?」
トウジ「ワイもいるで」
アスカ「一番いらないやつが...」
トウジ「なんやと!ワイはなぁ、自分がドイツに帰るゆうから今日早く来たんやぞ!」
アスカ「そうなの?でも生憎様、私はあなたに早く来て欲しいとはこれっぽっちも思ってなかったわ」
アスカ「まだ、相田の方がマシね」
トウジ「くそ失礼なやっちゃなぁ、これだから可愛ないっちゅうんや」
アスカ「あらそう、私はあなたと違ってラブレターとか沢山貰ってるけどね」
トウジ「ワイはそんなもん要らん!」
アスカ「負け惜しみね、自分がモテないからって私まで巻き込むんじゃないわよ!」
アスカ「言っとくけどモテないやつに可愛くないって言われても何とも思わないわよ」
トウジ「もうええわ!やっぱり自分とワシは合わへん」
トウジ「もう、センセと永遠に夫婦ごっこでもしとれや!」
シンジアスカ「夫婦じゃない!」

56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/15(木) 15:44:32.54 ID:0YWJwNod0
もうお前ら結婚しろ

57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/17(土) 14:16:41.42 ID:auE9GMFJO
ガラッ
ケンスケ「おはよう....あれ?何でこんなに険悪な雰囲気に」
シンジ「いつものやつだよ」
ケンスケ「なるほどねぇ」
アスカ「ムキーッ、言ったわねぇ!こんの関西人かぶれがぁ!」
トウジ「何やねん!自分の方こそゲルマン人かぶれやないか!」
ケンスケ「まあまあ、落ち着けよトウジ、式波は今日でさいごなんだぞ、気持ちよく送り出してやろうぜ」
トウジ「そうやな、すまんかった式波」
アスカ「許してあげるわ、バカ鈴原くぅん」
トウジ「わしゃあ我慢ならんぞ、ケンスケ」ピキピキ
ケンスケ「抑えて、抑えて」

58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/19(月) 03:39:13.66 ID:LzJSGPEm0
キーンコーンカーンコーン
アスカ「もう6時間目か、いつも退屈で長く感じる授業なのに、今日はあっという間ね」
シンジ「...そうだね、僕もそう思うよ」
アスカ「終わっちゃうんだなぁ、私の中学生活」
アスカ「まだ14歳だってのにさ」
シンジ「向こうでは中学校行かないの?」
アスカ「私はもう大学を出ているの、今更中学校なんて通ったら笑いものだわ」
シンジ「そうか、じゃあ次の授業が本当に最後の授業なんだね」
アスカ「そうなるわね」

59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/20(火) 00:15:23.51 ID:b97gfGpZ0
キーンコーンカーンコーン
アスカ「終わったのね」
シンジ「そうだね、帰りのホームルームも終わったし」
アスカ「大体なんなのよ、最後の授業だってのに歴史なんてぇ、セカンドインパクトがなによ!」
シンジ「まあまあ、落ち着いてよ、そういえば僕は今日アスカと一緒に帰れないや」
アスカ「はぁ!?」
シンジ「まぁ、トウジが家まで送ってくれるらしいから大丈夫だよ」
アスカ「一緒に帰れないのも、わけわからないけど、鈴原が家まで送ってくれるってのはもっとわけがわからないわ!」
シンジ「とにかく!僕は一緒に帰れないから!」
アスカ「もういい!シンジのバカ!信じらんない!」プイッ

60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/21(水) 01:09:44.79 ID:Vi8KBH1C0
シンジ「ただいま!」
ミサト「おかえりー、あら?友達と一緒なの?アスカは?」
シンジ「言ったじゃないですか、今日はアスカの為にパーティーをやるんですよ」
ミサト「そういえば言ってたわね、私何も準備してないわ...」
シンジ「大丈夫ですよ、飾り付けとかは僕たちがやるんで」
ミサト「なら私は料理をすればいいのね?」
シンジ「作らなくていいです!僕たちが作るんで」
ミサト「なら、何をすれば」
ヒカリ「今日みんなでアスカにプレゼントをするんですけど、そのプレゼントを買ってきたらどうですか?」
ミサト「そうね、そうさせてもらうわ、シンちゃん後はヨロシクね」
シンジ「はい」

61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/23(金) 22:18:34.42 ID:UI2mNGxf0
そのころ
アスカ「何で私があんたなんかと...」トボトボ
トウジ「ワシとて一緒に帰りたいわけやないわ!」
アスカ「なら1人で帰れば?道違うでしょ?私を送る必要なんてないのよ」
トウジ「そんなんアカン、頼まれとるし、それに女1人で帰らせるほど腐っちゃおらんわ!」
アスカ「ふふっ、変なの」ニコッ
トウジ「なんや、可愛いところあるやないか」
アスカ「アンタにはないけどね」
トウジ「ワシは男や!可愛いわけあるか!」
アスカ「カッコよくもない」
トウジ「けっ!」

62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/28(水) 01:02:25.80 ID:We/nJO0o0
アスカ「そういえば、寄りたいところあるんだけど」
トウジ「別にかまへんけど、何するんや?」
アスカ「なんでも良いでしょ!」
トウジ「どうせ、センセにプレゼントでもするんやろ?」
アスカ「...ち、ちがうわよ!」
トウジ「図星やな」
アスカ「ムキー!」

63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/28(水) 01:13:20.03 ID:We/nJO0o0
ーミサト宅ー
シンジ「ふぅ、準備はこれで終わり!あとはアスカを待つだけだ」
ヒカリ「そうね、今日でアスカとお別れかぁ、明日学校あるから見送りは行けないし」
シンジ「僕は行こうと思ってるけど、皆そういうわけにはいかないよね」
ピーンポーン
シンジ「アスカかな?出てくるよ」
ヒカリ「お願いするわ」
ガチャッ
シンジ「はーい、って綾波ぃっ!?来てくれたんだ」
レイ「ええ、碇君が来て欲しいって言ってくれたから」
シンジ「なんか、嬉しいな、綾波がこういうの来てくれるって思ってなかったから」
レイ「そう」
ケンスケ「なになに?綾波が来たのか、残念だったな碇、式波じゃなくて」
シンジ「別に残念なんかじゃないよ、綾波が来てくれたことはアスカにとっても嬉しいことだと思うから」
ケンスケ「それにしても、あいつら遅いなぁ、トウジは何やってんだか」

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