幼馴染「……童貞、なの?」 男「」.
Part17
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:24:29.88 ID:DyoUjAOYo
部活はつつがなく終了した。帰りに近場のコンビニに寄ると、屋上さんと遭遇する。
「ひさしぶり」
屋上さんは小さく頷き返した。
彼女と少しだけ言葉を交わす。夏休みの前とたいして変わらないバカ話。
でも、会えないのはちょっと不便だ。
「携帯のアドレス教えてよ」
「いいけど」
頼んでみるとあっさり許可が出た。
「じゃあ今度メールするね!」
「その口調やめて」
屋上さんのメールアドレスを教えてもらった。
家に帰ってから屋上さんにメールをする。
屋上さんのメールの文面はそっけなかったが、その割には返信がすぐに来た。
どうでもいいメールを交換しあう。
メール文化は馴染めないけれど、悪くない。
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:25:05.12 ID:DyoUjAOYo
翌日、サラマンダーとマエストロが我が家にやってきた。
部屋に招き入れる。ごろごろと退屈な時間を過ごす。
「課題やってる?」
「やってない」
俺は嘘をついた。
三人でゲームをする。
すぐに飽きた。
「どっか行こうか?」
「暑い」
ですよね。
妹が友達と遊びに行ってしまったので、昼は自分たちでどうにかしなければならない。
昼過ぎに腹を空かせてファミレスに向かった。
後輩と遭遇する。
「最近良く会いますね」
後輩と同じ席に着いた。
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:25:31.53 ID:DyoUjAOYo
「ドリンクバーを奢ってやろう」
「あざす。いただきます」
後輩はくぴくぴとジュースを飲んだ。
「おまえ酒強そうだよね」
「めっちゃ弱いです」
親近感が沸く。
とりあえず昼食を注文した。
三人とも後輩とは知り合いだったので、話は弾む。
「いやー、暑いすね、最近」
「そうでもないだろ」
「そうですか?」
「そうでもない」
「そうでもないっすね」
会話はいつでも適当だ。
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:25:58.32 ID:DyoUjAOYo
「休みに入ってから毎日暇で仕方ないんですよ、ホントに」
「じゃあ俺と遊ぼう」
「いいですよ」
あっさりオーケーされた。
逆に困る。
「え、なにその。俺デートとか何着てけばいいかわかんないしあのあれ。ごめんなさいこの話はなかったことに」
思わず初デート前の中学生並に動揺する。
後輩はからから笑った。
その後バカ話で盛り上がりながら食事をとった。
後輩からCDを借りる約束をした。約束があるのは素敵なことです。
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:26:43.06 ID:DyoUjAOYo
家に帰ると幼馴染と妹と謎の少年がいた。
謎の少年。
「誰?」
「親戚の子」
幼馴染が分かりやすく説明してくれた。どうやら夏の間だけ遊びに来ている親戚の子らしい。
子供同士の方がいいだろうと面倒を任されたらしいが、さすがに歳の離れた異性との接し方なんて分からないという。
「それがなぜ俺の家に?」
「男の子同士の方が遊べるかと思って」
そんなわけがない。
子供の面倒なんて見たことないし、充実した子供時代を送った記憶なんてないし、ましてや友達なんていなかった。
少年に充実した夏のすごし方を提供しろと言われても荷が重過ぎる。
「協力するから!」
幼馴染に懇願される。
妹にジト目で睨まれる。
罪悪感。何も悪いことしてないのに。
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:27:15.75 ID:DyoUjAOYo
「分かった。おい少年、カブトムシ捕まえにいくぞ!」
「だるい」
シニカルな少年だった。
「一人でゲームやってるからいいです」
……なにこいつ。
「……タクミくんはインドア派で」
タクミくんと言うらしい。
扱いに迷っているうちに、沈黙が落ちる。
「あ、そう。えっと、じゃあ、なんかジュース飲む?」
「いただきます」
それっきり会話がなくなった。
ピコピコとDSに向かい合うタクミくん。
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:27:43.71 ID:DyoUjAOYo
「何やってんの? ゲーム」
彼はあからさまに面倒そうな表情をしながらゲーム画面をこちらに向けた。
俺の持ってる奴だった。
「対戦、しようゼッ!」
強引なテンションで誘う。
負けた。
「……あっれー?」
あっさり負けた。
完膚なきまでにやられた。
3タテだった。
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:28:12.12 ID:DyoUjAOYo
今度は妹が対戦を挑む。
なぜか勝利した。
「……あれ? こいつなんか俺と妹で態度違わない? ね、おかしくない?」
「子供だから、子供だから」
言いながらも、幼馴染の目は俺が弱いだけだと言っているようだった(そういえば妹には勝ったことがない)。
負けられねえ、と思った。
「おいタクミ! てめえもう一回だ!」
鼻息荒く勝負を挑むが、連敗記録を塗り替えただけだった。
その後、夕方まで彼と勝負を続けたが、かろうじて接戦までは持ち込めても結局敗北した。
「ちくしょう! 今度来たときには叩きのめしてやるからな!」
タクミくんは苦笑していた。
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:29:11.73 ID:DyoUjAOYo
夜、炭酸が飲みたくなってコンビニに行く。
妹と一緒に家を出た。アイスを切らしたらしい。
帰り際、一人で歩く後輩を見かけた。
どこへいっていたのかを訊ねると、適当に町をうろついていたのだという。
「女の子が夜道を一人で歩くんじゃありません」
コンビニ帰りに送っていくことにする。
「送り狼の方が怖いんですけど」
何かを言われていたが気にしないことにした。
妹を先に家に帰して、後輩の家を目指す。
歩いてみると結構距離があったが、さりとて遠すぎるというほどでもない。
「あ、CDですか?」
後輩は手を打ち鳴らして言った。
「そう。ついでだから」
別に慌てるほどの用事ではないが、次にいつ会えるかも分からないのだ。
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:29:47.65 ID:DyoUjAOYo
「携帯のアドレス教えてくれれば話が早くて済むのに」
「鳴らない携帯なんて持ち歩きませんよ」
「だから俺が鳴らすというのに」
後輩は気まずそうに苦笑した。
彼女の家につく頃には、周囲は薄暗くなっていた。
それでも、その家の大きさはよく分かった。
「でけえな」
「広いだけですよ」
広いのがすごいと言っているのだが。
なんかやたらとでかい家だった。
後輩は気にするでもなく広い庭を通過していく。日本的庭園。飛び石。和、な木々。
和。
なぜだか萎縮する。
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:31:03.49 ID:DyoUjAOYo
後輩は俺を客間に取り残して部屋から出て行った。
どうしろというのか。
落ち着かずに周囲を見渡してみる。
余計落ち着かなくなった。
そういえば幼馴染以外の女子の家にあがるなんて人生で初めてだった。
緊張する。
不意に扉が開いた。
後輩が戻ってきたのかと思ったが、違った。
『ちい姉』だった。
彼女は変な顔で俺を見た。驚いているようにも見える。
言葉もなく扉が閉められる。
なぜ?
もう一度開けられる。
奇妙な間があった。
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:31:35.46 ID:DyoUjAOYo
「……なんでいるの?」
どこかで聞いたことがある声だと思った。
見上げる。
赤い眼鏡。下ろした髪。
「……あれ?」
屋上さんだった。
「お邪魔してます」
挨拶をする。
「……はあ」
互いにわけも分からず見つめ合う。素直におしゃべりできない。
「なぜ屋上さんがここに?」
「私の家だから」
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:32:11.96 ID:DyoUjAOYo
混乱する。
でもすぐに分かった。
ーー妹が二人。
ーー姉と妹がひとりずついる。面倒見がいい。頼られ体質。
「……あー」
気付く。
ありえない偶然だった。
少しして屋上さんの背後から後輩がやってくる。
「何やってんの? ちい姉」
ちい姉=屋上さん、だった。
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:33:01.80 ID:DyoUjAOYo
その日は後輩からCDを受け取って帰った。なんだか気まずいまま。屋上さんとは少しも言葉を交わさなかった。
でもよくよく考えると負い目に思うことは何もないし、距離を置くような理由もない。
なぜか話しかけづらいだけで。
家に帰ってからメールをしておいた。
なんかごめん、と謝る。なぜか。
こっちこそ、と返信がくる。なぜか。
なぜか謝りあっていた。
髪型が違うのと、眼鏡があるかないかだけで、人って印象が変わるんだな、と奇妙な納得。
その日はなんだか落ちつかない気分のまま眠った。
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/08/01(月) 15:28:22.15 ID:Wn9zsvkqo
「」. が気になるが…大丈夫さ、そうだろ?
しかし始めの苦しさはちょっと楽しかったです
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:34:19.46 ID:DyoUjAOYo
つづく
>>404
スレタイをミスらないようにファイル名からコピペしたら拡張子部分を消し損ねただけです
風邪ひいた
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:39:10.87 ID:pGOoS8yDO
>>1乙
お大事に
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:58:40.08 ID:ZaH5z7leo
乙
身体は大事にしろよ
部活はつつがなく終了した。帰りに近場のコンビニに寄ると、屋上さんと遭遇する。
「ひさしぶり」
屋上さんは小さく頷き返した。
彼女と少しだけ言葉を交わす。夏休みの前とたいして変わらないバカ話。
でも、会えないのはちょっと不便だ。
「携帯のアドレス教えてよ」
「いいけど」
頼んでみるとあっさり許可が出た。
「じゃあ今度メールするね!」
「その口調やめて」
屋上さんのメールアドレスを教えてもらった。
家に帰ってから屋上さんにメールをする。
屋上さんのメールの文面はそっけなかったが、その割には返信がすぐに来た。
どうでもいいメールを交換しあう。
メール文化は馴染めないけれど、悪くない。
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:25:05.12 ID:DyoUjAOYo
翌日、サラマンダーとマエストロが我が家にやってきた。
部屋に招き入れる。ごろごろと退屈な時間を過ごす。
「課題やってる?」
「やってない」
俺は嘘をついた。
三人でゲームをする。
すぐに飽きた。
「どっか行こうか?」
「暑い」
ですよね。
妹が友達と遊びに行ってしまったので、昼は自分たちでどうにかしなければならない。
昼過ぎに腹を空かせてファミレスに向かった。
後輩と遭遇する。
「最近良く会いますね」
後輩と同じ席に着いた。
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:25:31.53 ID:DyoUjAOYo
「ドリンクバーを奢ってやろう」
「あざす。いただきます」
後輩はくぴくぴとジュースを飲んだ。
「おまえ酒強そうだよね」
「めっちゃ弱いです」
親近感が沸く。
とりあえず昼食を注文した。
三人とも後輩とは知り合いだったので、話は弾む。
「いやー、暑いすね、最近」
「そうでもないだろ」
「そうですか?」
「そうでもない」
「そうでもないっすね」
会話はいつでも適当だ。
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:25:58.32 ID:DyoUjAOYo
「休みに入ってから毎日暇で仕方ないんですよ、ホントに」
「じゃあ俺と遊ぼう」
「いいですよ」
あっさりオーケーされた。
逆に困る。
「え、なにその。俺デートとか何着てけばいいかわかんないしあのあれ。ごめんなさいこの話はなかったことに」
思わず初デート前の中学生並に動揺する。
後輩はからから笑った。
その後バカ話で盛り上がりながら食事をとった。
後輩からCDを借りる約束をした。約束があるのは素敵なことです。
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:26:43.06 ID:DyoUjAOYo
家に帰ると幼馴染と妹と謎の少年がいた。
謎の少年。
「誰?」
「親戚の子」
幼馴染が分かりやすく説明してくれた。どうやら夏の間だけ遊びに来ている親戚の子らしい。
子供同士の方がいいだろうと面倒を任されたらしいが、さすがに歳の離れた異性との接し方なんて分からないという。
「それがなぜ俺の家に?」
「男の子同士の方が遊べるかと思って」
そんなわけがない。
子供の面倒なんて見たことないし、充実した子供時代を送った記憶なんてないし、ましてや友達なんていなかった。
少年に充実した夏のすごし方を提供しろと言われても荷が重過ぎる。
「協力するから!」
幼馴染に懇願される。
妹にジト目で睨まれる。
罪悪感。何も悪いことしてないのに。
「分かった。おい少年、カブトムシ捕まえにいくぞ!」
「だるい」
シニカルな少年だった。
「一人でゲームやってるからいいです」
……なにこいつ。
「……タクミくんはインドア派で」
タクミくんと言うらしい。
扱いに迷っているうちに、沈黙が落ちる。
「あ、そう。えっと、じゃあ、なんかジュース飲む?」
「いただきます」
それっきり会話がなくなった。
ピコピコとDSに向かい合うタクミくん。
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:27:43.71 ID:DyoUjAOYo
「何やってんの? ゲーム」
彼はあからさまに面倒そうな表情をしながらゲーム画面をこちらに向けた。
俺の持ってる奴だった。
「対戦、しようゼッ!」
強引なテンションで誘う。
負けた。
「……あっれー?」
あっさり負けた。
完膚なきまでにやられた。
3タテだった。
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:28:12.12 ID:DyoUjAOYo
今度は妹が対戦を挑む。
なぜか勝利した。
「……あれ? こいつなんか俺と妹で態度違わない? ね、おかしくない?」
「子供だから、子供だから」
言いながらも、幼馴染の目は俺が弱いだけだと言っているようだった(そういえば妹には勝ったことがない)。
負けられねえ、と思った。
「おいタクミ! てめえもう一回だ!」
鼻息荒く勝負を挑むが、連敗記録を塗り替えただけだった。
その後、夕方まで彼と勝負を続けたが、かろうじて接戦までは持ち込めても結局敗北した。
「ちくしょう! 今度来たときには叩きのめしてやるからな!」
タクミくんは苦笑していた。
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:29:11.73 ID:DyoUjAOYo
夜、炭酸が飲みたくなってコンビニに行く。
妹と一緒に家を出た。アイスを切らしたらしい。
帰り際、一人で歩く後輩を見かけた。
どこへいっていたのかを訊ねると、適当に町をうろついていたのだという。
「女の子が夜道を一人で歩くんじゃありません」
コンビニ帰りに送っていくことにする。
「送り狼の方が怖いんですけど」
何かを言われていたが気にしないことにした。
妹を先に家に帰して、後輩の家を目指す。
歩いてみると結構距離があったが、さりとて遠すぎるというほどでもない。
「あ、CDですか?」
後輩は手を打ち鳴らして言った。
「そう。ついでだから」
別に慌てるほどの用事ではないが、次にいつ会えるかも分からないのだ。
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:29:47.65 ID:DyoUjAOYo
「携帯のアドレス教えてくれれば話が早くて済むのに」
「鳴らない携帯なんて持ち歩きませんよ」
「だから俺が鳴らすというのに」
後輩は気まずそうに苦笑した。
彼女の家につく頃には、周囲は薄暗くなっていた。
それでも、その家の大きさはよく分かった。
「でけえな」
「広いだけですよ」
広いのがすごいと言っているのだが。
なんかやたらとでかい家だった。
後輩は気にするでもなく広い庭を通過していく。日本的庭園。飛び石。和、な木々。
和。
なぜだか萎縮する。
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:31:03.49 ID:DyoUjAOYo
後輩は俺を客間に取り残して部屋から出て行った。
どうしろというのか。
落ち着かずに周囲を見渡してみる。
余計落ち着かなくなった。
そういえば幼馴染以外の女子の家にあがるなんて人生で初めてだった。
緊張する。
不意に扉が開いた。
後輩が戻ってきたのかと思ったが、違った。
『ちい姉』だった。
彼女は変な顔で俺を見た。驚いているようにも見える。
言葉もなく扉が閉められる。
なぜ?
もう一度開けられる。
奇妙な間があった。
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:31:35.46 ID:DyoUjAOYo
「……なんでいるの?」
どこかで聞いたことがある声だと思った。
見上げる。
赤い眼鏡。下ろした髪。
「……あれ?」
屋上さんだった。
「お邪魔してます」
挨拶をする。
「……はあ」
互いにわけも分からず見つめ合う。素直におしゃべりできない。
「なぜ屋上さんがここに?」
「私の家だから」
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:32:11.96 ID:DyoUjAOYo
混乱する。
でもすぐに分かった。
ーー妹が二人。
ーー姉と妹がひとりずついる。面倒見がいい。頼られ体質。
「……あー」
気付く。
ありえない偶然だった。
少しして屋上さんの背後から後輩がやってくる。
「何やってんの? ちい姉」
ちい姉=屋上さん、だった。
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:33:01.80 ID:DyoUjAOYo
その日は後輩からCDを受け取って帰った。なんだか気まずいまま。屋上さんとは少しも言葉を交わさなかった。
でもよくよく考えると負い目に思うことは何もないし、距離を置くような理由もない。
なぜか話しかけづらいだけで。
家に帰ってからメールをしておいた。
なんかごめん、と謝る。なぜか。
こっちこそ、と返信がくる。なぜか。
なぜか謝りあっていた。
髪型が違うのと、眼鏡があるかないかだけで、人って印象が変わるんだな、と奇妙な納得。
その日はなんだか落ちつかない気分のまま眠った。
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/08/01(月) 15:28:22.15 ID:Wn9zsvkqo
「」. が気になるが…大丈夫さ、そうだろ?
しかし始めの苦しさはちょっと楽しかったです
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:34:19.46 ID:DyoUjAOYo
つづく
>>404
スレタイをミスらないようにファイル名からコピペしたら拡張子部分を消し損ねただけです
風邪ひいた
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:39:10.87 ID:pGOoS8yDO
>>1乙
お大事に
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/02(火) 11:58:40.08 ID:ZaH5z7leo
乙
身体は大事にしろよ
幼馴染「……童貞、なの?」 男「」.
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