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のび太「ドラえもんが消えて、もう10年か……」

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Part8
402 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)20:55:51 ID:fIgM1MXCN
すごい上手いな…
即興じゃないんだろ?
そうだといってください

403 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)20:57:18 ID:86GXPO2P9
その道のプロと見た

409 :◆9XBVsEfN6xFl :2014/08/12(火)21:34:09 ID:HP3JlSZpP
>>403
プロじゃないです
プロット立てればもっと書きやすいですけど、ラフな感じでのほほんとしながら思いつくまま書いてます
ちなみに、もうすでに何度も、もっとこうすれば良かったと後悔中という……

412 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)21:44:03 ID:FLqI7U3HG
>>409
即興とか、もうね
完結してから、「実はこうしとけばよかった」談も聞きたいす

413 :◆9XBVsEfN6xFl :2014/08/12(火)21:44:58 ID:HP3JlSZpP
>>412
らじゃ
路線変更とか色々裏話ありますし


414 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)21:46:20 ID:FLqI7U3HG
>>413
やったあああああ!!
スゴい興味ある!!

415 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)21:47:56 ID:W9aBkHzVm
トイストーリーみたいなNG集希望

416 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)21:57:52 ID:3F6paiiHm
調べたらこの>>1、初日寝るまでに1万1000文字近く書いてたで
プロの速筆の方々に匹敵するレベル

417 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)21:58:32 ID:8rvQDkAVN
>>416それを調べるあんたもあんたや

420 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)22:02:11 ID:3F6paiiHm
>>417
だって気になるやん
その上面白いやん
何が言いたいのかというと凄い

421 :◆9XBVsEfN6xFl :2014/08/12(火)22:06:14 ID:HP3JlSZpP
「どうだ?会社の方は」
「普通ですよ。怒られてばかりですけど」
「そうだろうな。キミを部下に持つと、色々と苦労しそうだ」
「……やっぱり、そう見えますか?」
僕の言葉に、舞さんは声を上げて笑う。
「スマンスマン。ーーだが、上司はキミを可愛がってくれてるだろ?キミを邪魔とは思ってないよ」
(可愛がってくれてるかどうかは分からないけど、助けてくれることは多いかも………ってーー)
「なんで知ってるんですか?」
「ハハハ、知ってるわけじゃないよ。ただ、しずかが言ってたのが本当だとするなら、キミは誰かに嫌われたりすることの方が少ないだろうからな」
「は、はあ……」
「本当だぞ?何しろ、私もキミに好印象を持っている。……どうだ?ありがたいだろ?」
「………」
何だか恥ずかしくて、何も言えなかった。

422 :◆9XBVsEfN6xFl :2014/08/12(火)22:06:42 ID:HP3JlSZpP
そんな僕を見た舞さんは、一度笑みを浮かべた。
「……しずかはな、会社に入ったころから、キミのことを話してたよ」
「……僕のことを、ですか?」
「ああ。小さい頃からずっと一緒にいた男の子の話だ。ーーいつもはドジで、頼りなくて、オドオドしてて、見ていてほっとけなくなるそうだ」
「ははは……」
失笑が込み上げる。
「……でもな、困った時は一緒に悩んでくれて、悲しい時は一緒に泣いてくれて、嬉しい時は誰よりも喜んでくれる……そんなとても暖かくて、優しい男の子だそうだ」
「……買いかぶり過ぎですよ」
「謙遜することはない。事実、私もそう思う。……しずかがキミのことを話すときは、いつも幸せそうな顔をしていた。その顔は、しずかのどんな表情よりも、慈愛に満ちていたよ」
(……しずかちゃん……)
「ーーキミはきっと、近くにいる者を優しい気持ちにさせる人なんだろう。だから、キミの心に触れた人は、そこから離れようとはしない。キミという光の元に、いつまでもいたいと思ってしまうんだろうな。ハハ、ちょっとクサかったな」
「い、いえ……」
「キミは、それに対して自信を持っていいんだ。それはキミの、誇れることなんだ。……私は、そう思う」
「………」
「話が逸れてしまったな。……すまないが、私は仕事に戻らないといけない。まあ、なんもないところだけど、ゆっくりしていけ」
「は、はあ……」
「じゃあな、のび太……」
舞さんは、屋上を後にした。
残された僕は、舞さんの言葉に少し照れながらも、屋上から街を見下ろす。そして、手に持っていた缶コーヒーを一気に飲み干した。
少しだけ苦い。だけど、口の中には、とてもいい香りが広がっていた。

426 :◆9XBVsEfN6xFl :2014/08/12(火)22:26:25 ID:HP3JlSZpP
会社を後にした僕だったが、結局肝心の用件は終わっていなかった。
何しろしずかちゃんは不在だったわけだし。
出張からいつ帰るかも聞き忘れてしまっていた僕は、ただしずかちゃんからの返信を待つことにした。
ケータイを開けば、否が応でも気が付くだろう。
とぼとぼ歩いて家に帰っていたが、ふと、ケータイの着信がけたたましく鳴り始めた。
取り出して見てみれば、パネルには“花賀咲子”の名前が。
(なんだろ……)
気になった僕は、とりあえず電話に出ることにした。
「もしもし」
『もしもしのび太くん?今、電話大丈夫?』
「うん。大丈夫だけど……どうしたの?」
『ええとね……その……』
電話の向こうで、咲子さんは煮え切らない口調で何かを言おうとしていた。
(……?なんだろう……)
不思議に思っていると、電話口で深呼吸する音が。そして……
『……あのね、今晩、時間ある?』
「え?ああ、うん。時間あるよ」
『じゃあさ……ご飯、食べない?』
「食べに行くの?いいよ」
『そうじゃなくて!ええと……』
再び、モジモジモード突入。あまり急かすのも悪いから、黙って彼女の言葉を待つ。
しばらく待っていると、彼女はようやく、用件を伝えて来た。
『……私の家に、食べに来ない?』
「………へ?」

427 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)22:29:35 ID:8rvQDkAVN
初夜くるか!?

428 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)22:33:15 ID:b90VcnVE3
ついにのび太の夜の射撃技術が試される

434 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)22:43:04 ID:sdP4LUyBU
しずかちゃんルートは
確実にないと思う
それって咲子を捨てるってことやん
もう付き合うてるしそっち行ったら伸びたじゃないやろ

435 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)22:45:12 ID:lrdO44jUU
のび太がただの畜生になってまうやろ>しずかちゃんルート

436 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)22:45:21 ID:Remfl5nbc
後二転三転くらいするかもしれないじゃないか

437 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)22:45:27 ID:Oas0vyFmR
てか咲子さんは被害者になる想像しかできない

438 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)22:46:13 ID:TvtWGyISp
いくらここで言っても>>1は自在に物語の方向性変えられるから意味ない


441 :◆tRZ1JSBHm. :2014/08/12(火)22:48:19 ID:OWgDqacda
黙って見てな!wwww

439 :◆9XBVsEfN6xFl :2014/08/12(火)22:46:52 ID:HP3JlSZpP
「こ、ここが……!!」
とある住宅街の一角にあるマンション……僕は、その前に立っていた。
さしずめ王様に褒美をもらう前の勇者か、はたまた魔王との戦いを目前に控えた勇者か……
どちらしても、僕は勇者という器ではないのだが。
それはいいとして、なぜか急に自宅に招かれることに。
彼女情報によると、実家は他所にあるらしく、現在はルームシェアをして住んでいるとか。
そして同居人が今日は仕事で遅くなるため、一人で食べるのも寂しいし、せっかくだから一緒にどう?的な話の流れとなったわけだ。
……ちなみに、それを理解するのに、数十分を要していた。極度の恥ずかしがり屋症候群に陥った彼女の言葉は、中々解読が困難なのだ。
「……さて、行くか……」
生唾を飲み込み、僕はその場所に侵攻した。
マンションはオートロック式であったため、エントランスにあるインターホンで彼女の部屋の番号を押す。
『ーーはぁい』
彼女の声だ。
「ええと……の、のび太だけど……」
『あ!い、いらっしゃい!ちょっと待ってねーーー』
彼女の言葉に続き、自動ドアが開く。
『……いいよ。入ってきて』
「おじゃまします……」
まだ彼女の部屋についたわけではないのに、なぜかそう言ってしまった僕は、やはり緊張しているのだろうか。
何はともあれ、僕はついに彼女の部屋へと向かうことになったのだった。

445 :◆9XBVsEfN6xFl :2014/08/12(火)22:54:56 ID:HP3JlSZpP
(ここが、彼女の部屋……)
部屋の前に立ち尽くす。目の前に扉があるのに、凄まじく遠くに感じる。
どうやら僕は、相当緊張しているようだ。
それもそうだろう。しずかちゃん以外の部屋に入るのは、これが初めてだった。
ちなみに、しずかちゃんの部屋も、中学に入ってからは入ってはいない。
そう言う意味では、女性の部屋に入ること自体が、初めてと言えるのかもしれない。
おそるおそる呼び鈴を押す。
「ーーは、はい!ちょっと待ってーー!!」
中から玄関に、小走りする音が響いて来る。
そして……
「お待たせ!!」
ドアは内側から勢いよく開かれた!!
ーーー僕の顔にぶつかりながら……
少し、ドアに近付き過ぎていたようだ。
「ああ!ごめん!……大丈夫?」
悶絶する僕を心配する彼女に、とりあえず痛みに耐えて笑顔を見せた。
「……う、うん。大丈夫だよ」
「………」
彼女は、僕の顔を見つめる。
「……のび太くん……」
「え?な、なに?」
「ーー鼻血出てるよ!!」
「え?ーーーーああああ!!」
二人でギャーギャー騒ぎながら、すぐさま家に上がり込み、止血をした。
……初めて彼女の部屋に訪れた僕は、いきなり、鼻血の治療をすることになった。
(か、カッコ悪い……)

450 :◆9XBVsEfN6xFl :2014/08/12(火)23:08:11 ID:HP3JlSZpP
「……ホントにゴメンね……大丈夫?」
治療を終えた彼女は、申し訳なさそうに声を出す。
「いや、そもそも僕が悪いんだし。心配かけてゴメンね」
「ううん。大したケガじゃなくて本当に良かった……」
そう言って、彼女は胸を撫で下ろした。
そこでようやく、彼女の部屋を見渡してみる。
部屋は、実に女の子らしい部屋だった。家の至る所に、ぬいぐるみが置かれている。きちんと掃除も行き届いているし、散らかってる様子は一切ない。
部屋の中では、仄かに甘い香りが広がる。どうやったらこんな香りが充満するのか、ぜひ知りたいところだ。
その香りの中には、何やら不思議な香りが混じっていた。
「ん?この香り……」
「うん。もう料理出来てるよ」
そう嬉しそうに話すと、彼女は小走りでキッチンへと向かう。
そして皿を取り出し、よそおい始めた。
そのキッチンで、僕のためにいそいそと料理を作る彼女の姿を想像しただけで、なんだか幸せな気持ちになる。
「ーーお待たせ」
準備が終わったところで、彼女は少し恥ずかしそうにそう呟いた。
「こ、これは……!!」
目の前にテーブルには、所狭しと料理が並ぶ。どれもこれも美味しそうだ。美味しそうだが……!!
(す、凄まじい量だ……!!)
テーブルは中々広い。そこに隙間なく埋められた料理の数々。これは、何人分だろうか……
「いっぱい作ったから、たくさん食べていいよ!」
嬉しそうに話す彼女。嬉しいさ。それは嬉しいけど、ちょっと食べきれそうにはない。
それでも、彼女が一生懸命作ってくれたものだ。
僕は、残さず食べることを決意する。まさに、決死の覚悟だった。

451 :◆9XBVsEfN6xFl :2014/08/12(火)23:19:41 ID:HP3JlSZpP
まず先に、スープを一口すする。
「………」
「………どう?」
「うん!凄く美味しい!」
「ホント!?良かったぁ……」
スープはかなりの美味。だがしかし、見た目はコンソメスープなのに、味は全然違っているのはなぜだろうか。これぞ、咲子さん流ギャップ料理ということか。
以前作ってくれた雑炊もそんな感じだったしなぁ……まあ、普通にかなり美味しいから、細かいことは気にしないでおこう。
僕はとにかく、目の前の料理を食べ続けた。
あまりガッツくと引かれそうではあったから、普通のペースで食べる。
彼女も食べてはいたが、どちらかと言うと、食べる僕の姿を見ることが多かった。そして時折視線が合うと、幸せそうに微笑み。
その顔を見ると、思わず僕も笑みがこぼれていた。
……とはいえ、かなりきつくなってきた。
料理はまだ半分ほど残っている。正直、これだけ食べれただけでも大善戦だ。
(張り切って作ったんだろうなぁ……)
そう思うと、ますます残すわけにはいかない。
ーー時に男は、多少無理をしてでも、やらなければならないことがある。それが、男のアイデンティティー。
ペースは崩さず、とにかく食べ続けた。美味しいこともあり、食は中々進む。苦しさを我慢すれば。
しばらく食べたところで、彼女は感心するように声を出した。
「のび太くん、思ったよりも食べるんだね!残ったらタッパーに入れて持って帰ってもらおうって思ってたけど、その必要はなさそうだね」
(なぬっ!?タッパーとな!?)
……どうやら、食べ残ること前提の量だったようだ。
それを知った僕は、すぐさま白旗を上げた。

452 :◆9XBVsEfN6xFl :2014/08/12(火)23:27:02 ID:HP3JlSZpP
「……ご馳走様。とても美味しかったよ」
「そう言ってくれると嬉しいな。片付けまで手伝ってくれて、本当にありがとう」
二人で皿を洗いながら、そう話す。
食器洗いは彼女担当。拭いてしまう担当は僕。
共同作業により、片付けはスムーズに終えることが出来た。
食後は、彼女が用意してくれたコーヒーでティータイム。テーブルに座り、雑談を交わす。
僕らは色々なことを話した。職場のこと、休みの日のこと。会話は弾み、時間も忘れていた。
「ーーあ!もうこんな時間!」
「……ほんとだ。全然気が付かなかった」
時計の針は、間もなく日付が変わる時間となっていた。
彼女は、進む時計の秒針を、どこか名残惜しそうに見つめる。どうやら、もっと話したいようだった。
「……もう少し、話そうか」
「え?で、でも、遅くなっちゃうし……」
「少しくらいなら大丈夫だよ」
「……ありがとう。のび太くん、やっぱり優しいね……」
そう言うと、彼女は笑みを浮かべながら、コーヒーのカップを見つめた。

453 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)23:38:41 ID:vjY9aXNjF
そろそろアップ始めるかな(意味深)

456 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)23:41:14 ID:cU2Up46ye
しかし冷静に考えれば浮気と糾弾されても仕方が無い

457 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)23:45:22 ID:Oas0vyFmR
俺も射撃訓練の準備始めとくか…………

458 :◆9XBVsEfN6xFl :2014/08/12(火)23:46:48 ID:HP3JlSZpP
「私ね、今、本当に幸せなんだ。こうやってのび太くんに料理作ってあげれたし」
「……咲子さん……」
「実はね、私の料理食べた男の人、のび太くんが初めてなんだよ?」
「そうなの?」
「うん。私、昔から料理を手伝ってたんだ。お母さんの真似をして、お姉ちゃんに味見してもらって……いつか、大好きな人に作ってあげたい……そう思ってたんだ」
(……ということは、あのギャップ料理は、そこで培われたのか……)
「だから、今その夢が叶って、とても幸せなの。……ありがとう、のび太くん。私、あなたと出会えて良かった……」
そう話す彼女は、目に涙を浮かべていた。自分の気持ちを素直に表現し、今僕に見せている。それが、とても嬉しかった。
「……僕も、咲子さんと出会えて良かったよ……」
「のび太くん……」
「………」
「………」
部屋は、静まり返っていた。
時計の針だけが音をならす空間の中、目の前に座る彼女は、目を閉じたーーーー
(ーーーーッ!!!こ、これはーーーー!!!)
「………」
(ま、間違いないーーーGOサインだ……!!)
迫る、緊張の瞬間……

459 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)23:47:38 ID:Oas0vyFmR
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

460 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)23:47:50 ID:BehHgP6sG
はよはよはよはよ

461 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)23:49:04 ID:b90VcnVE3
のび太の射撃技術なら一発で命中だろ(ゲス顔)

462 :名無しさん@おーぷん :2014/08/12(火)23:55:50 ID:0NeCLMP3U
夜の射撃大会 スタート?!w

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